Techno / House
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CelerことWill LongとのアンビエントxハウスなコラボCDは弊店でもメガ・ヒットでおなじみです。90年代、ニューヨークのトランスセクシュアル系クラブで活躍し、現在日本を拠点に活動しながら世界中を飛び回り、ハウス・ミュージックを切り口にアーティスティックな音楽展開を続けるカリスマDJ、Terre Thaemlitz(=DJ Sprinkles)。DJ SprinklesとMark Fellのコラボレーション12インチと『Complete Spiral EP』セッションからの未発表アウトテイク10曲を収録した編集盤2枚組CD。テーリ氏自身の手によるカスタム・パッケージ仕様。新聞紙に印刷した4x4パネル・ポスター(472mm x 472mm)インサートが付属。※プレス時より盤面裏にモアレ状の跡がついております。これは元からとなり、レーベル全ての在庫が同じ状態となります。予めご了承の上、ご購入をお願いいたします。
視聴-dj sprinkles & mark fell incomplete insight (2012-2015)(Excerpt 1)
視聴-dj sprinkles & mark fell incomplete insight (2012-2015)(Excerpt 2)
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視聴-dj sprinkles & mark fell incomplete insight (2012-2015)(Excerpt 10)

BLAWANことジェイミー・ロバーツは、長年にわたってエレクトロニック・ミュージック界で高い評価を受けてきた。独自のサウンドづくりに対して非常に几帳面な姿勢を貫いており、南ヨークシャーのポスト工業都市・バーンズリーで育つ中で、10代の頃に出会った音楽的影響を絶えず作品に取り入れている。14歳の頃からウジ虫農場で働き始め、そのとき耳にしていた業務用ミートグラインダーの金属音から、音楽的なインスピレーションを得たと言う。メタル・バンドでの演奏経験を経て、リーズの伝説的な会場・West Indian Centreを訪れる中で、エレクトロニック・ミュージックの多様なスペクトラムに触れ、音楽的な視野を広げていった。
2010年代初頭に〈Hinge Finger〉や〈Hessle Audio〉といったカルト的レーベルからのEPリリースをきっかけにBLAWANとしてのキャリアをスタートすると、批評家たちから高い評価を受け、その後もソロ活動では、常に実験を重ねながら音楽の境界線を押し広げてきた。一方で、イギリスのプロデューサー・Pariahとの共同作業も継続。ライヴ・テクノ・アクトのKarennや、メタルに影響を受けたバンド・Persher、さらにはレーベル〈Voam〉まで、数々のプロジェクトを共に展開。本作『SickElixir』は、そんな彼の唯一無二で革新的なアーティストとしての立ち位置を、さらに確固たるものにする。
ベルリン、リーズ、パリ、リスボンで制作された全14曲入りの本作は、彼にとって最も個人的な作品であり、音楽や自己に対するスタンスを示すマニフェストでもある。喪失に対する深い悲しみや、家族の問題、人生の激動を原動力に、近作EPのサウンドをさらに発展させ、混沌としつつも緻密に構築された音の世界へとリスナーを引き込んでいく。過去を見つめながらも、未来への大胆なビジョンを描き出す本作は、アルバム全体に通底する激しさと内省的な要素が感じ取れる。BLAWANは、他の誰とも交わらないスタイルで独自の道を突き進んでいる。
6月26日発売予定(変更となりました)。 Atom TMの数ある別名義のひとつSenor Coconutによるカルト作『El Baile Aleman』が25年ぶりにヴァイナル再発。本作は「クラフトワークをカヴァーするならチャチャチャかデスメタルで」という半ば冗談の発想から生まれた作品で、Kraftwerkの電子的ミニマリズムをトロピカルな想像力で再構築。チャチャチャ、マンボ、クンビアがグリッチやブレイクビーツと交錯する独創的なサウンドを提示した。2000年の日本初リリース時にはFlorian Schneiderの耳にも届き話題に。今回は2022年リマスター音源からカッティング。
南アフリカのクワイト黎明期を象徴する1994年の名作『Mix To Groove』が正規リマスター再発。Doctor HouseことNelson Phetole Mohaleは、80年代から数々のアーティストのバックを支え、南ア・ハウスの基盤を作り上げた重要人物。本作は、彼が独自のスタイルを確立したタイミングで生まれた作品であり、クワイトがストリートの音楽として形を成し始めた時代の空気をそのまま閉じ込めている。全編を貫くのは、クワイト特有のスロウで重心の低いビートで、乾いたドラムマシンの質感、太く沈み込むベースライン、ミニマルな反復が生み出す独特の揺らぎは、ハウスともヒップホップとも異なる独自の間の感覚を持っている。Doctor Houseの語りのようなヴォーカルがその隙間にゆったりと乗り、音楽というより生活のリズムに近いグルーヴが印象的。gqomやamapianoへと続く系譜の原点を体験できる一枚。
伝説のレゲエシンガー達を現代に召喚してきたMark ErnestusとMoritz von Oswaldによるドリーム・プロジェクト、Rhythm & SoundのTikimanとの初期カタログを網羅した98年名盤。底なしに深く響く無機質なトラックに、Tikimanのボーカルが木霊するベルリン最深瞑想的ダブ傑作。

大阪を拠点に活動するDJ/プロデューサー Mori Ra が大阪のレコードショップ/レーベル ISC Records で行ったライブセットをそのままパッケージしたテープ。彼が世界的に評価されている、和モノ・ディスコ/バレアリック再構築のセンスが、ライブならではの流れの中で濃密に展開される。民謡の影、シティポップの残り香、コズミックな浮遊感、それらが自然に連なり、ひとつの流れを形作っている。
関西を拠点に活動し、日本のテクノ黎明期を支えた山本アキヲと佐脇興英による日本のテクノ/アンビエント/IDMユニット Tanzmuzik の1994年の名盤『Sinsekai』。YMO的なリリカルさと欧米テクノのミックスによる独自の音楽性を持ち、柔らかく幻想的なサウンドスケープがアルバム全体を包み込んでいる。1994年のリリース当時から「日本テクノの嚆矢」とされ、幻の名盤として語り継がれてきた作品が、リマスターによって音質を現代的にアップデートし、さらにシングルやコンピ収録曲を追加して待望の再発!

ベルリン・ダブテクノの礎を築いたVainqueurが、1995〜1997年に残した音源をまとめたアーカイブ作品『Reductions 1995–1997』。MaurizioのM-SeriesやBasic Channelのカタログと並び、ダブテクノというジャンルの骨格を形作った最重要トラック群が、Chain Reactionの12インチ群とElevations CDから選ばれた名曲に加え、未発表だった「Antistatic II」、そして「Antistatic」の初アナログ化を含め、LP3枚組で20年以上ぶりの完全な形での再発。どの曲も、Vainqueurが追求した音を削ることで深度を増す”という哲学が貫かれている。メロディも装飾も極限まで削ぎ落とし、キック、低域、残響、空間。その最小限の要素だけで巨大な世界を築き上げる。音数は少ないのに、空間の密度は異様に高く、動かないのに前へ進むような、ベルリン・ダブテクノ特有の重力がある。90年代の空気をそのまま閉じ込めながら、今聴いてもなお新鮮な引き算の深み。

2008年以来、18年ぶりのヴァイナル・リイシュー。2025年にはEU&USツアーを予定。
(前略)
「頭のなかで完璧なトラックが鳴っているんだ。だけど、それを具体化するのはとても困難なんだ。なぜなら……」
かつてオウテカは言った。「それはつねに変化しているから」
たしかにその通り、彼らのアルバムやシングルはその軌跡なのだろう。オウテカは、いまだ変化するその自らの頭で鳴っている断片をアルバムというカタチで表現しているのだろう。僕は2001年に、『Confield』のライナーノートで、「オウテカは“慣らされてしまったことへの服従”に抵抗する」と記したけれど、もはや“抵抗”どころではない。オウテカはこの15年、あたかも自らの音楽性で自らを隔離=『Quaristice』するかのような栄誉ある孤独を選び、彼らの芸術性を完璧なまでに世間に認めさせたのだ。リスナーに評価されるのではなく、リスナーの耳をテストすると喩えられるところまでいったわけだ。(中略) ショーンは『Quaristice』というタイトルに意味はないと言うけれど、しかし多くの人は考えてしまうだろう。この音世界はダンスフロアからもサイケデリックからも、あるいは現代音楽からも“隔離”されていると。
「“現在”にいることが重要だと気付いたんだ」ショーンは言う。「聴き直したり、昔の音源を聴いてそれについて
考えたりはいっさいしない。だって20年前の自分がどんな人間だったかも覚えてないんだから!」
オウテカらしい、素晴らしい言葉じゃないか。
野田努 (Quaristice国内盤ライナーノーツより一部抜粋)

2005年以来、20年ぶりのヴァイナル・リイシュー。2025年にはEU&USツアーを予定。
進化し続けるエレクトロニック・ミュージックの先達であり、孤高の存在としてその動向が常に注目され続けるオウテカ。
枯渇することのない無限の才能と、変わることなき探究心。
いまだかつて誰も到達しえなかった美しき超絶音。
アンタイトルド(untitled)ではなくて、アンティルテッド(untilted)である。 いかにもオウテカらしいタイトルだ。「いつものよう に、タイトルに意味はない」 と彼らは言うけれど、ちょっとした心理の虚を突いたり、条件反射的な連想を逆手に とって文脈をすげ替えてしまったりする術 に、彼らは実に長けている。オウテカは 独創的で挑戦的な革新主義者ではあるけれど、同時に遊び心も備えた観察者でもあっ て、字面だけで安易に判断して 「あ、次のアルバムのタイトルは“アンタイトルド” なのね」と素直に思い込んでしまっていた筆者のような勘違い野郎のことを、影できっ とにやにやしなが ら見ていることだろう。二枚前のアルバム『コンフィールド』で、 オウテカのサウンドはずいぶん変わったといわれているけれど、そういう意味では根 本的な 部分は、まったく変わっていない。むしろこの8枚目のフル・アルバムは、彼 らに拭い去れない影響を刻みつけてきた音楽を、『コンフィールド』以降の地平の中 で、再びはっきりと浮かび上がらせるような作品である。つまり、エレクトロやアシッ ド・ハウスなんかの、ファンキーなエレクトロニック・ミュージックのことだ。
(中略)
中でもとりわけ、オウテカとヒップホップを巡る議論は未だ絶えることのない話題 のひとつだ。この『アンティルテッド』にも、アルバム冒頭の「LCC」や15分以上に 渡る大作「Sublimit」などに、その有効な答えがちらちら覗いている。時にはヒップ ホップと自分たちとの距離感覚を、はぐらかすこともあったりした彼らだが、『アン ティルテッド』に関してはルーツに対する愛情を包み隠そうとはしない。言葉に力を 込めてショーンはこう答えている。「“Tour De France”に“Hip Hop Bee Bop”や “The Message”“Step Off”。今でも本当に大好きだよ。タイムレスなのか、ノス タルジアなのか分からないけど、とにかく好きなんだ。僕らがビートを作る時は、そ の要素が必 ず無意識に入ってるんじゃないかな。僕らの音楽からそれが聞こえてこ ない時なんてないくらい」
(中略)
さて、とはいえ『アンティルテッド』は、もちろん懐古的なものでない。決して 『キアスティック・スライド』に戻ってしまったわけでもないし、あの『lp5』や 「ep7」のパート2でもない。『コンフィールド』はオウテカの新たな出口だった。 『lp5』と「ep7」で確立した評価の高みに甘んじることなく、そこから踏み出すこと が試みられていたもので、このアルバムもまた、過去のオウテカを振り切ろうとしている。
(中略)
『アンティルテッド』は、『ドラフト7.30』と『コンフィールド』を踏まえた上で、 アレンジの面でより自由度を増して制作されたものだ。(中略)なにしろこのアルバム には、MPCで走らせたシーケンスさえもが埋め込まれていて、「実は、ライヴでラッ プトップを使うのは好きじゃないんだ。もっと言うと、ラップトップを音楽で使うの もあまり好きじゃない(笑)」などと冗談めかしたセリフがショーンの口から出るく らいで、もともと使えるものは何でも試してきた彼らであるということを差し引いて も、大幅な変化が環境面に導入されている。しかし(中略)彼らは機材のダウングレー ドを計っているのではない。それを使ってサウンドを、次に進めることが重要なのだ、 とうぜん。アルバムでの、『コンフィールド』以降彼らが推し進めてきたシフトチェ ンジである先の、“複雑さへと向かうベクトルの変化”によって導かれたディティー ルへの執拗なこだわりはもはや圧巻で、成果はこそかしこに溢れている。だが、エレ クトロやMPCなんかのキーワードが再浮上してきたからなのかどうか、しかしそれ以 上に『アンティルテッド』には、非常にうっすらとだがどこか楽しげで何故だか軽や かな感覚さえあるのだ。
(後略)
text by 西山伸基(Headz/Fader)
日本盤アルバム封入のライナー・ノーツより一部抜粋、加筆。
2026年リプレス!ハウス・ミュージック界のマイルス・デイヴィス。シカゴ~ディープなハウス界隈の名仕事の数々で知られる大重鎮ことLarry Heard (1960-)によるMr. Fingers名義で24年振りのフルアルバムとなる2018年発表の名作。シカゴ・ディープ・ハウスのクラシックとしてあまりにも先駆的なダンス・サウンドのいつの時代でも普遍的な美しさを放っています。
一家に一枚!長年レア化していた大人気なトリプルパック作品が自身のレーベル〈Alleviated Records〉から待望の公式再発!Mr. Fingersとしても名高いシカゴハウスのレジェンド、Larry Heardによる01年の大傑作『Love's Arrival』の2026年度リプレス盤をストックしました。Brett Dancerが主宰するブルックリンのハウス・レーベル〈Track Mode〉からリリースされていた作品であり、ディープ・ハウスの名作として長年愛されてきた7枚目のスタジオ・アルバム。
デジタル・ダンスホールとUKアンダーグラウンド実験音楽の隙間に生まれた、オルタナティヴな音楽。英国を拠点に1980年代半ば~後半に活動。〈On-U Sound〉と契約を逃し、音源を残すことが出来なかったものの、〈Downwards〉主宰のRegisを80年代当時熱狂させていたという、伝説のポスト・パンク/インダストリアル・レゲエ・バンドReducer。ジャマイカ音楽史を変えた名リディム「Sleng Teng」を再構築した’86年ディスコ・ミックス・ヴァージョンなど全3曲のアーカイブ音源を収録した強力シングルがブリストル・レフトフィールドを代表する名門〈Bokeh Versions〉より到着。デジタル・ダンスホール黎明期を象徴するCasio MT-40のプリセット音を軸に、当時のサウンドシステム文化の空気を濃厚に呼び戻すかのような鮮烈な楽曲群!反復するリズムとローエンドの揺らぎが現代的な解釈と結びつき、オリジナルの革新性をそのまま保持しつつも、より長尺で恍惚感を増したサイケデリックな仕上がりに。デジタル革命の記念碑をアップデートした、全てのレゲエ~ダブ~ダンスホール愛好家必携の一枚です!

ロンドン拠点のDJ ojoが〈Blank Mind〉からリリースするデビュー・アルバム『Total internal reflection』。クリアなシンセと空間音響デザインが際立ち、没入感の高いミニマルなサウンドを、4/4のダンスビートからブロークンビーツまで幅広く変化しつつ、全体を通してトライバルでアクロバティックなポリリズムを維持した深みのあるリズム構造が支える。グルーヴは一貫性を保ちながらも常に揺らぎを含んでおり、ハウスとダブ・テクノへの愛情を、軽やかで思慮深いタッチで表現した一枚。
ロンドンを拠点とする深い音響探求を続けてきた電子音楽家/プロデューサーScott Fraserが25年の歳月をかけて完成させた初のフル・アルバムで、デトロイト・エレクトロからダブ・テクノ、インダストリアルまでを横断する、深くパーソナルな電子音楽の旅『Expanded』。Roland TR-606とSpace Echoを中心に構築された、アナログ機材の温かみと緻密なプログラミング、Basic Channel的な胎動感あるダブ・テクノ、デトロイト・エレクトロのソウルフルな響き、ブレイクビートやグリッチーなIDMなどが混在。Andrew WeatherallのDJプレイを彷彿とさせる、ダビーでエッジの効いた音像には、Body Hammerなどのロンドン地下クラブシーンでの個人的な経験が反映されている。Scott Fraserが自身の音楽的ルーツとコミュニティへの愛を込めて完成させた音による手紙であり、クラブと内省が交錯する濃密な作品。
シカゴ・ハウスの巨匠 Marshall Jefferson による瞑想的なアンビエント・ハウス大作と、フランスのベテラン Joakim による2種類のリミックスを収録した『Yellow Meditation For The Dance Generation inc. Joakim remixes』。Ian “Snowy” Snowballとのコラボレーションから生まれた作品で、太極拳や瞑想の要素を反映。Jefferson自身の語りが収録され、心地よくメディテーティブなアンビエント・ハウス。もともとはロン・ハーディーら一部のDJにしか渡されなかった未発表音源が、長尺作品として進化、正式にリリース!シカゴ・ハウスの歴史的文脈と現代的なスピリチュアル音楽を同時に体感できるユニークな一枚!
Deepchord~Echospace周辺の活動で知られるSteven Hitchellによる別名義、Intrusionの金字塔『Seduction of Silence』。2008年に登場し、2014年にはCD2枚組へ拡張された本作から、後半ディスクを中心に初めてヴァイナル化された待望のエディションが〈echospace [detroit]〉より登場。ディープ・ダブテクノの幻影を漂わせる"A Night To Remember"や"Under The Ocean"、Deadbeatの名作ミックス『Radio Rothko』にも収録された"Tswana Dub (Phase90 Restructure)"といった象徴的楽曲に加え、これまで見過ごされてきた"Love In Lofi"や"Never Forget"なども収録。ニューヨークでのライヴ・テイク"Kingston’s Burning Dub"も含め、アーカイヴ的価値と圧倒的な音響体験を兼ね備えた内容。リマスタリングはPoleことStefan Betkeが担当し、深遠な響きにさらなる奥行きを与えています!

かつてProject Pablo名義で活動していたカナダ・モントリオールのプロデューサーPatrick Hollandによる、2015年のカルト的ハウス・アルバム『I Want To Believe』が、〈Verdicchio Music Publishing〉から初のヴァイナル・リイシュー。本作は、当時〈1080p〉からカセットとデジタルでリリースされ、〈Mood Hut〉周辺のアーティストと並び称される浮遊感あるハウス作品として高く評価されてきた。アンビエント的な空間性とバレアリックなメロディ、アナログ的な温かみのあるビートが融合し、柔らかなグルーヴを展開。代表曲「Sky Lounge」や「Movin’ Out」など、感傷的で夢見心地なトラックが並び、Patrick Hollandの初期の音楽的ヴィジョンを再確認できる一枚となっている。アナログテープレコーダーによるシンセや気の抜けたパーカッション、キーボードの繊細なフラッターが随所に散りばめられ、全体を通して感情や空間に寄り添う質感があり、クラブユースのハウスという枠を超えて、ライフスタイルに寄り添う音楽となっており、キッチンでもリビングでも心地よく響く、イージー・リスニングなダンス・ミュージック名作。

ニュージーランド出身、現在はロンドンを拠点に活動する兄弟デュオ Chaos In The CBD の待望のデビュー・アルバム。ジャズ、アンビエント、R&B、バレアリック、ソウルフル・ハウスの影響を受けた、スピリチュアルで多層的なディープ・ハウス作品で、大ヒットEP『Midnight In Peckham』で見せたムーディな世界観を引き継ぎながら、今作では初めてライブ楽器やヴォーカルとのコラボレーションも導入している。BlazeのJosh Milan、Stephanie Cooke、Lee Pearson Jr.、さらにUKグライムのNovelistまでがゲスト参加しており、90年代ハウスの美学やクラブ文化への深い敬意を根底に持ちながらも、同時に海、砂、森、鳥、魚という自然との共生をテーマとした帰郷と郷愁の音楽でもある。「ニュージーランドは、バレアリック的な感覚があるけれど、パーティじゃなく自然に包まれているという意味だ」と語る彼らの音は、まさにビーチからアフターパーティ、深夜のクラブまでを流れるサウンドトラック。
先鋭的英国のテクノ・プロデューサー、ShiftedこもGuy Brewerが"Carrier"名義で放つ最新作『FATHOM』が、Perko主宰の〈FELT〉よりリリース。ミニマルな構造の中にドラムンベースのリズムを再構築し、金属的な質感と抽象的なサウンドデザインが融合した全4曲を収録。幻覚的な抽象性を帯びたグリッチ・プログラミングと霧のようなアトモスフィアが特徴的な"FATHOM"や粘性のあるベースと点滅するパルスが印象に残る"The Cusp"、有機的なディテールが際立つ"Trooper"など、IDM、実験的テクノ、アブストラクト・エレクトロニカの愛好者にとって、現代的なリズムとサウンドの探求が詰まった一枚!
〈Leaving Records〉や〈Peoples Potential Unlimited〉〈LI.E.S.〉などからの作品も知られるプロデューサーであり、LAアンダーグラウンドの伝説的存在であるBenedekと、UKのミニマル・テクノ職人Tom Carruthers による、90年代の影と2020年代の感覚が自然に溶け合う一枚『Process 9』。Carruthers の硬質でストイックなミニマル・ビートに、Benedek の持つアナログ感とメロウな質感が重なり、冷たさと温かさが同時に立ち上がる独特のグルーヴを生み出している。ローファイで少し曇った音像は、90年代のデトロイトやシカゴの空気を思わせながらも、細部の作り込みは完全に現代的。懐かしいのに新しく、無駄を削ぎ落とした反復の中に微妙な揺らぎと温度が潜む。

イタリアのダブ・テクノ・デュオBabe RootsによるセルフタイトルLP収録の楽曲を、気鋭のプロデューサーたちが再構築したモダン・ダブテクノの傑作リミックス集『Babe Roots – Remixes EP (12")』。ミニマルで深いベースが印象的なステッパーズ・ダブ「Work Hard (DB1 Remix)」、スモーキーで幽玄なダブ・テクノ「Jah Nuh Dead (Forest Drive West Remix)」、DeepChord直系のディープ・ダブ・グルーヴ「Bless Me (Mike Schommer Remix)」、原曲の精神性を保ちつつ、より瞑想的に再構築した「Sufferation Time (Babe Roots Remix)」など、DB1、Felix K、Forest Drive West、Mike Schommerたちによるリワークに加え、Babe Roots自身によるセルフ・リミックスも収録。Rhythm & SoundやDeepChordの系譜に連なる現代的なダブ・テクノを象徴するアルバム。

ドイツのエレクトロニック・シーンを長年に渡って牽引してきた名門〈Kompakt〉からは、そのボスであるWolfgang Voigtの大人気名義”GAS”の最初のセルフタイトル・アルバムがアナログ・リイシュー。1996年に聖地〈Mille Plateaux〉から最初にリリースされて以来、オリジナルの形では入手出来ないでいた本作が、Wolfgang Voigtの最も謎めいた、奇抜なプロジェクトのデビュー・フルレングスとしてこの度完全復刻リリース。90年代中盤の、ダブ・テクノの全盛期で産み落とされた、果てしなく広大であり瞑想的な力に満ちた、チルアウト・ミュージックの極点と呼ぶべきアンビエント名作!

大名門〈KOMPAKT〉主宰、Wolfgang Voigtによる大人気アンビエント・プロジェクト、GASが、大名門〈Mille Plateaux〉からリリースした98年の初期傑作「Königsforst」が180g重量盤でヴァイナル再発!凄まじい深度です。まるで、William Basinski meets DUB TECHNO・・・・得体さえも分からない何かが心の闇の中で蠢いているような、そして、それが今にも這い上がってくるような、不可思議なドープネスが立ち込める大傑作ダブ/アンビエント。恐るべき孤高の宇宙観へと到達したマスターピースです!
