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カリフォルニア出身、ロンドン拠点に活動する多分野にわたるアーティストであり、〈Stroboscopic Artefacts〉主宰のLucyや米国ミニマリスト・レジェンド、Charlemagne Palestineらとの仕事や自身のレーベル〈Eaux〉の運営でも目覚しい活躍を残すRroseことSeth Horvitz。ドイツ・ミュンヘン出身のLindsey Wangによって構想された、学際的な音楽とアートのプロジェクトであるPolygoniaとのコラボ・ミニアルバム『Dermatology』が登場。2022年にRroseのトラックがPolygoniaのDJセットリストに他のどのアーティストよりも頻繁に登場している事に気が付いたRroseがこれまで一度も会った事が無かったにも関わらず、連絡を取り、その互いに共鳴し合うサウンド・アプローチから生まれた繋がりから発展した超意欲的な作品(元々、Polygoniaがテクノに興味を持ったのはフェスティバルでのRroseの演奏がきっかけでした。)互いの出会いの場となった、ダンスフロアへ焦点を合わせながら、両者の音楽的なアプローチの特徴となっている、精神へ作用するようなドローン・サウンド、複雑で強靭なポリリズム、容赦ない変調を注入した、屈折的ミニマル/エクスペリメンタル・テクノ全6曲を収録。

ドローン・ミュージックの伝説的なヴォーカリゼーション・グループ、Prima Materiaにも参加していたイタリアの実験音楽家/マルチ奏者であり、〈WERGO〉の名シリーズ〈Spectrum〉からもモダン・クラシカル/アンビエントの傑作『Two Views Of The Amazon』を送り出していたレジェンド、Roberto Laneri。2021年には約10年ぶりの新作『South Of No Border』をリリースしていた彼が2024年度最新アルバムとなる『Magister Perotinus Meets The Jedi Masters』を同国の名門〈Black Sweat Records〉よりアナログ・リリース。スコアの非常に厳格な作曲法と倍音のリズム配置により、ハーモニック・ボーカルの分野における自身の正式な研究の道をさらに先鋭化。夢の中で、最高のディスカントールと呼ばれた12世紀の作曲家・マギステル・ペロティヌスがジェダイ・マスターと呼ばれる高次の存在と接触し、声楽芸術の秘密を教わったという神秘的な体験にインスピレーションを得て制作された作品となっており、La Monte YoungやPhill Niblockとも並ぶ圧倒的なドローン・サウンドを展開しています!

ナイジェリア・ラゴスを拠点に活動する音楽家Ibukun Sundayが、好評を博した2枚のデジタル・リリースに続き、〈Phantom Limb〉から初のフィジカル・フルレングスLP『Harmony / Balance』をリリース!Ibukun Sundayは、アンビエントと西アフリカ音楽という、珍しい組み合わせの文化の間に巧みに身を置いており、複雑で内省的な作風だが、本作も、彼の母国ナイジェリアで録音されたフィールド・レコーディングとスワミでありハレ・クリシュナの創始者であるA.C.バクティヴェーダンタ、バガヴァッド・ギーターという古代の哲学や聖典と混ざり合い、重く黙示録的な陰鬱さと光輝くパッセージが魅力的なコントラストをなしている。Kali Malone、William Basinski、KMRUに通ずる瞑想的なドローンを基調とつつ、常に静かな恍惚の喜びに溢れた好内容!
トランペット、三味線、タブラ、エレクトロニクスの即興セッションが光の陰影と濃淡を生む。それはJ.A.K.A.M.の手によって時間と空間の池泉となり、音の借景となって映し出される。
Chee Shimizu
J.A.K.A.M.主宰レーベルCROSSPOINTから2012年に発表されたトルコ・イスタンブールのバンド、YAKAZA ENSEMBLEの作品に伴う2015年の日本ツアーにおける共演バンドとして集結した4人のミュージシャン、クリストファー・フライマン(トランペット)、坂田淳(三味線)、広本雄次(タブラ)、KND(エレクトロニクス)。彼らが2018年から2022年にかけて京都のライブ・ベニューやスタジオで行った8時間にも及ぶインプロヴァイズド・セッションの録音をJ.A.K.A.M.(JUZU a.k.a. MOOCHY)が解体再構築し、ひとつの音楽として紡ぎ上げたのが本作である。作品化に際してインスピレーションを得るべく京都御所を訪れたJ.A.K.A.M.は、木々や花々がまるで「自然」そのもののように見立てられた庭園の眺望に、彼らの即興演奏のなかに潜む「自然」の美との共通性を見出し、庭師のように緻密な細工を施しながらアレンジとミックスを行った。時間とともに移ろいゆく自然の変化を、音楽というある種普遍的な時空に閉じ込めることで、「庭園音楽」とでも言うべき極めてユニークな作品が完成した。
ZEN ENSEMBLE :
Trumpet : Christopher Fryman
第二次世界大戦中に英国マンチェスターで生まれカナダで育ち、その後オーストラリア、パプアニューギニア、東京を経由し、30年前より京都に移り住む。 映画、テレビ、劇場で40年間働き、その後フィルム事業から引退し、作曲家・トランペット奏者としてもジャズバンド、ジプシー音楽、フリーインプロヴィゼーション、舞踏音楽などを手がけている。
Shamisen : Atsushi Sakata a.k.a. 東京月桃三味線
三味線奏者、音楽家。
2008年、日本の風土に根差した土着的な音楽を志し、東京を拠点に活動を開始する。 2012年、拠点を京都に移し、自然に寄り沿い四季折々の機微を感じながら、自給農を通じて土と向き合う生活を創作活動の基盤とする。 2013年、竹山流津軽三味線を修得。以降、日本各地の⺠謡、新内、⻑唄などの古典三味線音楽や東アジアの伝統音楽に学ぶ。 先人達の魂の結晶ともいえる様々な伝統文化や信仰を介して、土着の精神文化や洗練された美意識を学び糧としている。 国内外の様々な舞台、神社仏閣、路上、自然の中などで幅広く演奏活動を展開し、様々な音楽家との共演も重ね現代に息づく独自の三味線音楽を創造している。
Tabla : Yuuji Hiromoto
ソロ活動をメインに活動中のタブラ奏者。1995年に渡印。バラナシスタイルのタブラを始める。1999年頃からインド、ドイツで本格的に演奏活動を開始。その後はインド古典音楽だけでなく、様々なジャンルのアーティストと交流し、独自の音を模索し、展開を重ね、関西を中心に積極的なライブ活動を行っている。
EFX : Tadashi Kondo a.k.a. KND
SOFT、Kobeta Piano、KOKENSHOW、EUTRO、UCND、Final Drop、Goo Choki Paa等のメンバーとして活動する電子音楽家/プロデューサー。 映像作品、ライブドローイングやプロジェクションマッピングなど、他分野のアーティストとのセッションや制作を重ね、サウンドエンジニアとしても数多くの名盤に関わっている。
Art Work & Design : QOTAROO
高校生の頃よりハウスミュージックのDJとして活動を開始。20代の頃のナイトクラブでのブッキングマネージャーの経験とBruningManの体験を経て、独学でグラフィック表現を学び始める。それ以降、クラブ・音楽カルチャーに根ざした活動を続け、れまでに様々なミュージシャン/DJのアルバムカバーや日本各地のアンダーグラウンドパーティーのフライヤーなど、膨大な数の音楽関連のアートワーク/グラフィックデザイン/アートディレクションを手がけてきた。
「QOTAROOはグラフィックアーティスト/デザイナーであり、ゼロ年代の関西のパーティーシーンを牽引してきたひとりでもある。CLUB ZINGでブッキング・マネージャーとして数々のパーティーをオーガナイズしてきた彼は、そこで得たイマジネーションをデザインに落とし込み、ダンスフロアとグラフィック・デザインを循環させている。「フライヤーやジャケットを作る時は、色をメロディー/形をグルーヴに置き換えて、聴覚から視覚への翻訳だと思ってやってる」と言う彼の言葉通り、DJが音を放つ瞬間に込められた気持ちや音の振動を、QOTAROOはとても親密に自然に表現する。「音を見る。光を聞く」。この感覚こそがQOTAROOのデザインの醍醐味なのだ。 」

イギリス・マンチェスターのレフトフィールド・エレクトロニック作家Leoによる、実験ダブステップ、レフトフィールド・トライバルテクノを収録したアルバム『Dissipating Heavily』が、世界各地の尖鋭的作家を選りすぐってきたAndrew Lyster主宰のマンチェスターの先鋭的名所〈YOUTH〉よりアナログ・リリース!洗練されたサウンドデザイン、アトモスフィア、そして印象主義的な手法を操るLeoは、ダブステップ、ダンスホール、ガラージなどを蒸留し、その微量な要素まで溶解させ、骨格的な残留物や蒸気を、まるで元の形の亡霊のように残す。ダンス・ミュージックの過去の亡霊が濃厚に漂うマンチェスターの空気から、彼自身のサウンドを紡ぎ出すために費やした共同スタジオ・セッションの結果とも言える、突然変異的な全8曲!
ソウルからサーフ・ロック、シンフォニック・ポップまで目まぐるしく移り変わる力強く活気に満ちた一枚!1999年に結成されたフィラデルフィア拠点のアメリカのインディ・ロック・バンド、Dr. Dogによる6年ぶりのフルレングスにして、11枚目のスタジオ・アルバムとなるセルフタイトル作品が〈We Buy Gold Records〉からアナログ・リリース。ペンシルバニア州の森にあるベーシストのToby Leamanの叔父の小屋で奏でられたセッションから生まれたエキサイティングで自由なサイケ・ロック・アルバム。
自らを「スピリチュアルとエモのタッチを加えたインディ・ロック」と表現する、オーストラリアのインディ/スラッカー・ロック・バンド、Armlockによる3年ぶりとなるニュー・アルバム『Seashell Angel Lucky Charm』が到着。バンドの2枚目の正式なリリースであり、USインディ名門〈Run For Cover Records〉での初のリリースであるこのアルバムは、インディ・ロックのレンズを通して、ソングライターの実験的な電子音楽のルーツを披露したスロウコア/ドリーム・ポップの秀逸な作品に仕上がっています。
90年代のLAシューゲイザー・バンド、Medicineの創設メンバーとしても知られるだけでなく、近年は〈Beats In Space Records〉や〈Good Morning Tapes〉からも優れた作品を送り出していたEddie Ruschaによるソロ・プロジェクト、E Ruscha Vによる最新アルバム『Seeing Frequencies』が〈Fourth Sounds〉から堂々リリース。バレアリックから宇宙音楽、第四世界のアンビエント・スタイルを取り入れた、優しく夢見心地であり、パステルカラーの淡い魅力に溢れる幻想的ニューエイジ・エレクトロニクス作品!


マラウイのデュオ、Madalitso Bandによる3作目『Ma Gitala』が〈Bongo Joe〉から登場!これまでのライブ感溢れる録音とは異なり、初めてスタジオ制作に挑戦した意欲作。それでも彼らのトレードマークである手作りのババトーン(1弦ベース)、ギター、絡み合う歌声によるシンプルかつ力強いグルーヴは健在。バンジョー音楽、クウェラ、ゴスペル、アフリカン・フォークを土台に、ミニマルながら鮮やかなアコースティック・トランスを展開し、今回の作品では重ねられたボーカルや遊び心あるパーカッション、親しい仲間たちの参加による新たな表情も加わっている。記憶の断片や日常の小さな喜びが編み込まれたような楽曲群は、彼らの音楽が単なるフォークロアではなく、今を生きる音楽であることを強く印象づける。道ばたから始まった彼らの音楽は、ステージへ、そして世界のフェスへと広がったが、底抜けの明るさと内省的な雰囲気を併せ持った本作は、そんな旅路の途中でふと立ち止まり、あらためて自分たちの原点を見つめ直したような作品のように思えてくる。

ニュージャージー出身のプロデューサーJWordsと、ブルックリンのラッパー/ヴォーカリストmaassaiからなるエクスペリメンタル・エレクトロニック・ヒップホップ・デュオ、H31Rが2020年にリリースされた彼女たちの異例のデビュー・アルバム『ve-loc-i-ty』に続くアルバム『HeadSpace』を<Big Dada>からリリース!
ヒップホップとエレクトロニックの特異な融合にジャズ、ジューク、ジャージー・クラブなどのテイストが組み込まれた前作同様、『HeadSpace』はあらゆるジャンルを超越し、猛スピードで駆け抜ける全14曲!硬質なベースやグルーヴィーなドラム、癖のあるメロディーが共鳴する「Glitch In Time」から、Maassaiによるスポークンワードのようなラップが己を見つめる「Reflection」まで、彼女たちのこれまでの成長と洗練されたケミストリーが際立つ一枚。アメリカ東海岸の若きデュオによるアヴァンギャルド・エレクトロニック・ヒップホップが満を持して完成!





伝説のソウル・シンガー、Ural Thomasの85歳の誕生日を記念して、<Cairo Records>と<The Albina Music Trust>が氏の70年にわたる音楽キャリアに捧げるLP、7インチ、36ページの12×12フルカラーブック、5枚のポストカード、新聞の折り込み、11×17のポスター、そして美しいインナースリーブからなるトリビュート『Nat-Ural』をリリース!80年代後半〜90年代初頭の8トラック・レコーディングで、シンセサイザー、ドラム・マシーン、ヴォーカル・オーヴァーダブのコーラス、ギター、ベース、ドラムを含むフル・バンド体制によるウラルの自宅で録音されたものが今回初めてLP化!7インチには、ウラルが1960年代初頭に近所の子供たちと自宅で録音した2曲を収録。ウラルのロングインタビュー、彼の同世代のミュージシャンへのインタビュー、そして大量の素晴らしい写真が掲載されたブックレットも、ソウル・シンガーの伝説としての彼の全キャリアを網羅するような見応えある内容!
土の匂いがするような素朴で独特な感性に根ざした音楽性が魅力的なフォーク・シンガー、Michael Hurleyの1975年に〈Folkways Records〉より発表されていた記念すべきデビュー作『First Songs』。本作は内面の声に耳を傾けた、静かで表現力豊かなアルバムで、ブルースや古いアパラチア音楽の影響を感じさせつつも、どこかユーモラスで幻想的な歌詞世界、ゆらゆらと頼りないようで芯のある歌声、ギターとバンジョーの素朴な響きが不思議な説得力を持って迫ってくる。収録曲には、彼の後年の代表曲のひとつ「Werewolf」の原型ともいえるような寓話的な楽曲や、淡々としたなかに奇妙な詩情が漂うナンバーが並ぶ。そのどれもが当時主流だったフォークの流れとは一線を画しており、奇才とも異端とも評される彼の音楽がデビュー作にして完成していたことが分かる。ライナーノーツにはHurley自身の略歴や歌詞も収録されており、彼の世界観により深く触れられる一枚。朴訥としながらもどこか異世界めいた、不思議な温もりに包まれる名作。
最近この世を去ったレゲエ・シーンのレジェンドたちであるAswadのドラマーとして知られるAngus “Drummie Zeb” Gayeと、不屈のUKサウンドマン、Mighty Zulu Warrior Jah Shakaの残した歴史的遺産へと敬意を表したトリビュート作品が、アメリカのダブレーベル〈Ital Counselor Records〉より登場。 Chris Lane (Dub Organiser、Fashion Records)、Soothsayer Horns、Inyaki BDFに加え、新しい〈IC〉コラボレーターであるGil Cang (Riz Records、Tuff Scout Records) が参加した内容となっています。

日野皓正の1981年作『Double Rainbow』の冒頭を飾った楽曲「Merry Go Round」はロンドンのジャズダンス・シーンの黎明期でフロアを沸かせた伝説の一曲。日本のジャズ・フュージョン全盛期を象徴するような猛者たちが集い、ベースを軸にした猛スピードのグルーヴで、聴く者をサイケ・ジャズの渦へと引きずりこむ。その名曲を、Takumi Moriyaが現代の視点からヘヴィでファンキーに再構築し、8分間の爆走ジャズに仕上げたトリビュート作。B面では、Matthew Herbertのレーベルから登場した注目アーティストNikNakが、スペーシーで未来的なジャズ×ベースのリミックスを披露。過去と現在が織りなす、ダンスフロア直行の強力な1枚。ハービー ハンコック、ドン・エイリアス、ハービー メイソン、スティーヴ・グロスマン等、豪華メンバーが参加。
RSD2024リリース。マルチ奏者のMichael Waddedが1979年にマンチェスターで結成したワールド・ミュージック・コレクティヴであり、実に200人以上もの演奏家と仕事を共にしてきたSuns of Arqa。Peter Gabrielによって、〈World of Music and Dance〉フェスティバル(WOMAD)にも見出された彼らが1983年に〈Antler Records〉からリリースした荘厳な2枚目にしてトライバル・ダブ傑作アルバム『Wadada Magic』がアナログ再発。トライバル・ダブから初期電子音楽、プロト・ウェイヴ、グローバル・ビートまでもが変幻自在の万華鏡のような音景色を魅せるミュータント・ディスコの珠玉の名作!
