NEW ARRIVALS

1245 products

Showing 49 - 72 of 161 products
View
161 results
Don Caballero - American Don (CD)
Don Caballero - American Don (CD)Touch and Go Records
¥2,365

ドラマー Damon Cheの爆発的かつ変則的なドラミングでも知られる、アメリカ・ピッツバーグ出身のインストゥルメンタル・マスロックの代表的バンド Don Caballero の4作目にして、マスロック史に残る金字塔とされる名盤『American Don』。ギター2本+ドラムによる複雑なポリリズム、変拍子を多用した緻密な構造、それでいてメロディアスで開放感のあるサウンドは轟音よりも繊細な構築美が印象的で、前作までの荒々しいエネルギーから一転、より洗練されたポストロック的アプローチが際立つ作品となっている。

Charles Joseph Smith -  Collected Works and War of the Martian Ghosts (3CD+Booklet)Charles Joseph Smith -  Collected Works and War of the Martian Ghosts (3CD+Booklet)
Charles Joseph Smith - Collected Works and War of the Martian Ghosts (3CD+Booklet)Sooper Records
¥3,969

シカゴを拠点に活動した独学の作曲家で、ピアノを中心に膨大な量の楽曲を書き、自分の頭の中にある物語世界を音楽で表現していたアウトサイダー作曲家 Charles Joseph Smith。子どもの想像力と大人の作曲技法が混ざったような独特の世界観を持ち、音楽業界やアカデミックな世界の外側で誰にも知られることもなくひたすら自分の世界を作り続けた彼の、特に異彩を放つ楽曲をまとめた決定的アーカイブ『Charles Joseph Smith – Collected Works and War of the Martian Ghosts』。クラシック、SF、ミニマル、電子音楽、そして彼独自のストーリーテリングが混ざり合う非常にユニークな音楽性で、伝統的なクラシックの語法をベースにしながらも、構造は独特で、反復や奇妙なフレーズが続く。どこか懐かしく、しかし奇妙に歪んだ音の風景はどこにも属さない個人的なもの。頭の中の宇宙をそのまま音にしたような、唯一無二のアウトサイダー作品。

David Jackman - Mausoleum 霊廟 (CD)
David Jackman - Mausoleum 霊廟 (CD)Siren Records
¥1,714

「2023〜2025年にかけて、Die Stadtより全8作の “Organum Electronics Subscription Series” を発表したDavid Jackman。その展開をさらに推し進める形で制作された最新作が『Mausoleum』です。
 
本作は “Organum Electronics Subscription Series” の延長線上にありつつ、長年のリスナーであれば再生直後から『HORII』や『RASA』を想起するような感覚を覚えるはずです。音の配置、重低音の扱い、そして作品全体を推進する独特の時間感覚には、初期作品から一貫して受け継がれてきたDavid Jackmanの本質が息づいています。
 
タンプーラ、幾重にも重ねられた重低音のドローン、教会の鐘やゴング、そして雲間から差し込む光のように現れる高音域のオルガン。これらの音は、鳴るべき瞬間と置かれるべき位置を厳密に見極めたうえで構築されています。近年の作品群に通じる緻密なサウンドデザインを備えながらも、本作は決して過去の再現ではありません。
 
ロスコの絵画やモートン・フェルドマンの作品にも通じるようなコンセプチュアルな性格を持ちながらも、本作は反復や変奏としてではなく、一つの独立した作品として強い存在感を放っています。そこには、変わらぬ作家性と、作品ごとに新たな形を模索し続ける姿勢とが共存しています。
 
本作を特別なものにしているのは、その完成度の高さです。David Jackmanの作品は本来エンターテインメントを目的としたものではありませんが、ここでは精密に制御された速度感と構築性が高い次元で結実し、結果として純粋な音楽作品としての魅力を獲得しています。
 
その意味で『Mausoleum』は、近年のDavid Jackman作品における一つの到達点と呼ぶことのできる作品です。同時に、随所にはこれまでとはわずかに異なる方向へ向かおうとする兆しも見え、今後の展開を予感させます。過去から続く作家性の集大成でありながら、新たな変化の起点でもある、本作はその両面を内包した作品です。
 
ジャケットおよびCDディスクのデザインは、これまでと同じくJonathan Colecloughが担当しています。本作はOrganum Electronics名義でもDavid Jackman名義でもなく、単に“Jackman”名義で発表されています。さらにジャケットには、背(スパイン)部分を除き名前すら記されていません。反復されるのは『Mausoleum』という語の表記のみであり、作品そのものを前面に置くという姿勢がより明確に示されています。
 
政治的主張や個人的メッセージを前景化することなく、ただ音そのものを提示し、その構築と運動を徹底して追求すること。その簡潔さと厳格さの中にこそ、David Jackmanという作家の揺るぎない姿勢が表れています。」

Everyone Asked About You - Never Leave (CD)
Everyone Asked About You - Never Leave (CD)Numero Group
¥1,795

90年代後半、アーカンソー州リトルロックのDIYシーンで活動し、エモ、インディポップの隠れた名バンドとして語り継がれてきたEveryone Asked About Youによる、25年ぶりの新録音源『Never Leave』。制作は 2024年4月の皆既日食のタイミングで行われ、中年になった自分たちの人生を13分で総括するような作品と語られており、彼らの代名詞である、男女ツインボーカル、透明感のあるギター、軽やかなエモにほんのり甘いシンセポップのニュアンスはそのままに、大人になった今の生活がそのまま刻まれている。全4曲はどれもテンション高く、「中年にはもう時間がない」というテーマを象徴するように無駄のないアレンジで一気に駆け抜ける。青春の記憶を抱えたまま大人になったバンドが、もう一度あの頃の自分たちと向き合う、懐かしさと痛み、そして優しさが同居する、エモ・リバイバルの中でも特に印象に残る一枚。

Soichi Terada - Asakusa Light (CD)
Soichi Terada - Asakusa Light (CD)RUSH HOUR
¥3,037

ジャパニーズ・ディープ・ハウス・レジェンド、寺田創一による6年ぶりのリリースにして、フル・アルバムとしては実に25年以上ぶりに当たる超超注目なハウス・ミュージック・アルバムがオランダの大聖地〈Rush Hour〉から登場。1990年代から2000年代初頭にかけて自身のレーベル〈Far East Recording〉からリリースされた作品をHuneeのキュレーションでまとめた『Sounds From The Far East』をRush Hourよりリリースし、再び脚光を浴びることになった寺田氏。この反響と新たな関心へと後押しされ、スタジオに戻った彼が1年半を費やしてレコーディングした待望の最新作『Asakusa Light』。1990年代の作品と同じシンセサイザーとドラムマシンを使って制作されたこのアルバムは、寺田自身の完璧なバック・カタログだけでなく、Burrell BrothersやBen Cenac(Dream 2 Science、Sha-Lor)など、彼と同世代のアーティストたちの作品をも思い起こさせる、楽しくてカラフル、そして、何よりも人生を肯定するハウス・ミュージックのコレクションとして仕上がっています。「30年前の自分の気持ちを思い出そうとしたんだけど、やってみたら超難しくてね。」 「5年前の自分がどう思っていたかもわからないし、心の新陳代謝は思ったより早いようです。昔のMIDIデータを掘り起こしたり、昔の経験を思い出して作曲したりと、いろいろな方法を試しました。ラッシュアワーの力を借りて、30年前の自分が持っていた心の光のようなものを見つけました。見つけた心の光を『浅草ライト』というニックネームにしました。」

KMRU - Kin (CD)KMRU - Kin (CD)
KMRU - Kin (CD)Editions Mego
¥2,897

Fennesz参加!ケニア・ナイロビ出身でベルリンを拠点に活動するサウンドアーティストJoseph KamaruことKMRUによる最新作『Kin』が2020年の代表作『Peel』に引き続き〈Editions Mego〉から登場!フィールドレコーディングと電子音響を融合させた独自のスタイルをさらに深化させたもので、故ピーター・レーバーグとの「『Peel』の続編はどんな音になるのか」というディスカッションから始まり、2021年初頭にナイロビで制作が開始。若き日にギターで奏でた音を想起させるディストーションをテーマに、従来よりもノイジーで荒々しいアプローチを追求した本作は、レーバーグの死により一時中断を余儀なくされながらも2022年に再開され、完成へと至った。Fenneszを迎えた「Blurred」は、MEGO/Editions Megoの系譜に連なる現代エレクトロニック・ミュージックの最前線を体現し、さらに「We Are」ではAphex Twinを彷彿とさせるサウンドを展開。KMRUの進化を鮮烈に刻み込んだ作品。

V.A. - Spirit Of France (Deluxe Edition) (CD)
V.A. - Spirit Of France (Deluxe Edition) (CD)SPIRITMUSE RECORDS
¥3,634

70〜80年代フランス・アンダーグラウンドのスピリチュアル・ジャズ、ディープ・フォーク、アヴァンギャルド、サイケデリアを横断しながら、未再発、自主制作、極めてレアな音源を丁寧に集めた2LP『Spirit Of France (Deluxe Edition)』。収録アーティストはRémy Couvez、Workshop De Lyon、Jef Gilson、Structures Sonores Lasry-Baschet、Ghédalia Tazartèsなど、ジャンルに属することを望まなかったと説明される個性派ばかり。洞窟での録音、イビサの屋外録音、自作楽器の使用など、特異な制作背景がそのまま音像に刻まれているのも本作の魅力。サックスやクラリネットの陰影あるトーン、タブラや民族打楽器の土着的なリズム、ハーディ・ガーディや金属的な自作楽器の倍音が交差し、多文化的なサウンドが広がる。自由度の高いフランス・アンダーグラウンドの精神を現代に鮮やかに蘇らせた充実のコンピレーション。

Cosmic Vibrations, Dwight Trible - Pathways & Passages (CD)Cosmic Vibrations, Dwight Trible - Pathways & Passages (CD)
Cosmic Vibrations, Dwight Trible - Pathways & Passages (CD)SPIRITMUSE RECORDS
¥3,897

LAジャズの精神性を象徴するヴォーカリストDwight Tribleを中心に、ウェストコーストの精鋭たちが集結したグループCosmic Vibrationsによる、初アルバム『Pathways & Passages』。Tribleの声は、歌というより祈りのエネルギーそのもの。深い倍音を含んだフレーズが、Derf Reklawのコンガ、Pablo Calogeroのサックス、Christopher Garciaの多層的パーカッションと重なり、精神世界へ向かうような上昇感を生む。アンサンブルが呼吸するように音を差し出し合い、曲がゆっくりと成長していくような有機的な流れが印象的。伝統曲「Motherless Child」の再解釈は本作のハイライトで、ゴスペルの魂とジャズの即興性が自然に交差する名演。Trible の声が持つ祈りと嘆きの両面が強く表れ、アルバムの精神的中心として機能している。LAジャズの精神性・即興性・宇宙的広がりを結晶化した現代スピリチュアル・ジャズの代表作。  

Surya Botofasina - Ashram Sun (Deluxe Edition) (CD)Surya Botofasina - Ashram Sun (Deluxe Edition) (CD)
Surya Botofasina - Ashram Sun (Deluxe Edition) (CD)SPIRITMUSE RECORDS
¥3,334

Alice Coltraneの精神性を現代に継ぐ音楽家として注目を集めるSurya Botofasinaの2ndアルバム『Ashram Sun』。スピリチュアル・ジャズ、アンビエントの重要人物Carlos Niñoプロデュース、Nate Mercereau、Angel Bat Dawid、Mia Doi Toddなど、現代スピリチュアル・ジャズシーンを象徴する面々が集結した本作は、新たな潮流と共鳴しながら、その源流の一つでもあるAlice Coltraneの思想と実践を現代へと接続した重要作。即興演奏を基盤としながら、清らかなキーボードの響き、浮遊するパーカッション、祈りにも似たヴォーカルが折り重なり、瞑想的で生命力に満ちた、アンビエント、ニューエイジ等が自然に溶け合うディープリスニングな音世界を形成。

Dubkasm - Transformed In Dub (CD)
Dubkasm - Transformed In Dub (CD)SUFFERAHS CHOICE
¥2,564

ブリストルのルーツ、ダブ・デュオDubkasmが、2009年作『Transform I』を自ら徹底的にダブワイズした公式ダブ・アルバム『Transformed In Dub』。深く沈むサブベース、余白を活かした空間処理、メロディカやナイヤビンギ的要素が点描のように浮かぶ、スピリチュアルでミニマルなダブ作品。ブリストルの重低音文化とルーツ・レゲエの精神性が融合し、オリジナルの骨格を保ちながらも、より深い瞑想へと沈み込むような音世界を構築している。リミックス集も作られた名盤を、ダブの職人自身が、夜の静寂の中でただミキシング・コンソールと向き合い、フェーダーを絞り、スプリングリバーブを飛ばして、音の余白だけで精神の深淵を覗き込んだような、孤高のミニマリズム。

Dubkasm - Transform I - Remixed (CD)
Dubkasm - Transform I - Remixed (CD)SUFFERAHS CHOICE
¥2,564

ブリストルのルーツ、ダブ・ユニットDubkasmの2009年作『Transform I』を、同地のベース・ミュージック勢が総参加で再構築したリミックス・アルバム。Pinch、Peverelist、RSD、Appleblim & Gatekeeper、Gemmy、Guidoなど、当時のブリストル・ダブステップ、ベース・シーンを象徴するアーティストが集結。Pinchの4つ打ちを取り入れた硬質でストイックなダンス仕様、RSDのラガ色の強いトリッピーな低音処理、Peverelistのミニマルで妖しい反復性、Appleblim & Gatekeeperの深い残響と空間性など、ルーツ・レゲエの精神性と先鋭的な低音処理が交差するハイブリッドなサウンドを展開。原曲のスピリチュアルなムードを残しつつ、ダンスフロア仕様の重低音、ミニマルな反復、深い空間処理など、リミキサーごとの個性が鮮烈に刻まれている当時のブリストル・ダブステップ、ベース・ミュージック・シーンの狂気的なまでの充実度と、ルーツ・ダブの精神性が高次元で融合した一枚。

Sir Richard Bishop - Hillbilly Erotica (CD)Sir Richard Bishop - Hillbilly Erotica (CD)
Sir Richard Bishop - Hillbilly Erotica (CD)Drag City
¥2,321

Sun City Girlsのギタリストとして知られるSir Richard Bishopが、前作『Hillbilly Ragas』に続いて提示する最新作『Hillbilly Erotica』。 John Faheyが名付けたアメリカン・プリミティヴの系譜に連なりながら、より野性的で土着的なアメリカ音楽の影を探る、独自の再解釈を施した作品で、アコースティック・ギター1本、オーバーダブなし、ほぼ全曲が即興という極端なシンプルさの中で、文化の断片を縫い合わせるように音を紡いでいく。ヒルビリー、ブルースの素朴な語法を下敷きにしながら、ラーが、中東旋法、独自の野性的なフレーズが入り混じる。本人が語るように、夜の森から抜け出して朝の光が差すような瞬間がある一方で、その光の裏にはすぐ闇が潜んでいる。静けさと緊張が同居する、官能的なギターの風景。

OM - Variations on a Theme (CD)OM - Variations on a Theme (CD)
OM - Variations on a Theme (CD)Drag City
¥2,321

Sleepのリズム隊だったAl CisnerosとChris HakiusによるOMの2005年デビュー作『Variations on a Theme』。 編成はベース、ドラム、声のみという極端なミニマリズムが逆に、音の重さと精神性を極限まで研ぎ澄ませている。21分に及ぶ「On the Mountain at Dawn」をはじめ、各曲は長尺の反復を軸に構築され、歪んだベースが祈りのリズムのように上下する振動を生み出す。低域はただ重いだけでなく、身体の奥に直接響くような感触を持ち、Chris Hakiusのドラムは一定のテンポを保ちながら微細に揺れ、ベースの波に呼吸のような推進力を与えている。声はメロディを歌うというより、マントラとして配置され、巨大な低域の波の中に精神的な指標のように浮かぶ。Sleep の遺伝子を受け継ぎながら、OMが独自の精神性と低域美学を確立した出発点。

LEENALCHI - Here Comes That Crow (CD)LEENALCHI - Here Comes That Crow (CD)
LEENALCHI - Here Comes That Crow (CD)Luaka Bop
¥3,373

韓国の語り歌パンソリの語り口を、太いベースラインとミニマルなグルーヴに重ねる独自のスタイルで世界的に注目を集めるLEENALCHIの魅力を6曲に凝縮した国際版タイトル『Here Comes That Crow』。パンソリ的な語り歌がベースの反復と絡み合いながらリズムそのものを形づくる構造を中心に、声のレイヤーが跳ねるように重なり、ミニマルなのに躍動的なポップ感が際立つ。電子音と生音が混ざり合い、未来的サイケ・ポップの質感の「Bird」やタイトル曲「Here Comes That Crow」、 低域の反復がじわじわと広がり、声の層が増えていく構造が心地よい長尺トラック「Ultimate Prescription」などを収録した、語り歌とベースグルーヴという革新的スタイルを世界向けに再提示する韓国ポップの新しい形。

Jasmine Myra - Where Light Settles (CD)Jasmine Myra - Where Light Settles (CD)
Jasmine Myra - Where Light Settles (CD)Gondwana Records
¥2,935

イングランド・リーズを拠点とする女性サックス奏者/作曲家/バンド・リーダーであり、北イングランドのジャズ・シーンでも有数の若手として期待されるJasmine Myraによる最新作『Where Light Settles』。前作『Horizons』『Rising』で高く評価されたチェンバー・スピリチュアル・ジャズ路線をさらに発展させた、大編成アンサンブルによるシネマティックなジャズ作品。ストリングス、ハープ、ヴィブラフォン、フルート、ギターなど13人編成のアンサンブルを一室で同時録音することで、空気感まで含めた豊かな響きを獲得。痛みと希望、影と光といった 二面性をテーマに、静けさの中からゆっくりと光が差し込むような構成で、ストリングスの柔らかな揺らぎ、ハープのきらめき、ヴィブラフォンの透明感が重なり、映画のワンシーンのように情景が立ち上がる。Myraのアルトサックスは前面に出すぎず、アンサンブルの中で語り手のように静かに佇む。自然の光や風景を思わせる、Gondwana新世代を象徴する穏やかで美しいチェンバー・ジャズ。

Cocanha - Flame Folclòre (CD)
Cocanha - Flame Folclòre (CD)Les Disques Bongo Joe
¥2,789

フランス南部、オクシタニア地方を拠点に活動する女性デュオCocanha による、声とタンバリンを中心にしたミニマルな編成で、オクシタン語のフォークロアを、懐古ではなく、今を生きる表現として再構築したアルバム『Flame Folclòre』。複数声部のポリフォニーが渦を巻き、弦付きタンバリンの深いパルスが身体を揺らす。反復の中で徐々に熱を帯びていく構造は、伝統音楽でありながらミニマルで身体的なトランス感のあるサウンド。プロデュースにはRosalíaやLee Ranaldoを手がけるRaül Refreeが参加し、声の近さや打楽器の生々しさを際立たせた緊張感のある音像を作り上げている。古い旋律と新しいテキストを組み合わせ、フォークロアを組み直す、現行フォークの最前線。

Caterina Barbieri & Bendik Giske - At Source (CD)Caterina Barbieri & Bendik Giske - At Source (CD)
Caterina Barbieri & Bendik Giske - At Source (CD)light-years
¥2,789

イタリアの電子音楽家Caterina Barbieriと、ノルウェーのサックス奏者Bendik Giskeによる初の共同名義作『At Source』。Barbieriのモジュラー・シンセと、Giskeの身体そのものを楽器化するかのような拡張サックス奏法が純粋な対話として記録されたミニマルなアンビエント作品。ふたりの関係は2019年の共演から始まり、ICA Milanoでのレジデンシーやライブを経て深化。Barbieriの幾何学的なアルペジオと、Giskeの息づかい、キー音、摩擦音まで含む生々しいサックスが音が生まれる瞬間を探るように交差する。宇宙的スケールと親密な身体性が同居するサウンドスケープは、Barbieriの近年の作品群とも、Giskeのソロ作とも異なる第三の領域を切り開く充実作。

Sun Ra - Somewhere Over The Rainbow (2CD)Sun Ra - Somewhere Over The Rainbow (2CD)
Sun Ra - Somewhere Over The Rainbow (2CD)STRUT
¥3,227

1970年代後半、Sun Ra and His Arkestraはアメリカ中西部を中心に精力的なツアーを行い、そのステージは、ジャズの歴史、宇宙的な意思、儀式性が渾然一体となった、他に類を見ないライブ体験として語り継がれている。本作『Somewhere Over The Rainbow』は、1977年インディアナ州ブルーミントンでの公演を収めたライブ盤で、その当時の達成と多層的な音楽性をそのまま封じ込めている。「Take The “A” Train」「Gone With The Wind」などのスタンダード曲が収録されているが、それらは原曲の枠を軽々と飛び越え、スウィング、フリージャズ、アフロフューチャリズム、コズミック・ブルースがひとつの流れの中で連続する変容の音楽へと姿を変える。とりわけタイトル曲「Over The Rainbow」は、穏やかなメロディを保ちながらも、電子オルガンやミニムーグの宇宙的響きも相まって、別の次元に接続されたスタンダードとでも言うべき独特の世界。Marshall Allen、Danny Ray Thompson、Michael Rayら主要メンバーが参加した編成は、多層的な渦を形成し、ステージ全体が儀式のような熱気に包まれていく。スタンダード曲の再解釈とコズミック・ジャズが同じステージで呼吸する、歴史と未来が同時に鳴っている瞬間を鮮明に感じられる一枚。

Darryl Jenifer -  The Weather Channel (CD)Darryl Jenifer -  The Weather Channel (CD)
Darryl Jenifer - The Weather Channel (CD)Org Music
¥1,987

9月中旬再入荷。Jack DeJohnette、John Medeski、Karl Berger、Lenny White、Ben Perowskyなど、ジャズ界の重鎮が多数参加。ハードコア史に名を刻むBad Brainsの共同創設者で、ベーシスト、Darryl Jeniferによる最新インストゥルメンタル作品 『The Weather Channel』。2010年のソロ作『In Search of Black Judas』以来となる、十数年ぶりのソロ名義アルバム。ジャズの即興性と、Darryl Jeniferが持つパンク、ダブの精神性を軸にした深いグルーヴと多層的な音像がアルバム全体を貫いている。Bad Brainsのエネルギーをそのまま持ち込むのではなく、スピリットを抽出し、ジャズの言語で再翻訳したようなアプローチで、空間処理の効いたダブ、鍵盤が描くサイケデリックな感覚、デジョネットらが生み出すしなやかなリズム、それらが重なり合い、ジャズ、フュージョン、ダブ、サイケ、パンクが交差する探求的なサウンド。Bad Brainsの名曲『Sacred Love』『Re-Ignition』の再構築版を含む意欲作。 

V.A. - When There Is No Sun (CD)V.A. - When There Is No Sun (CD)
V.A. - When There Is No Sun (CD)OMNI SOUND
¥3,158

Sun Raの精神世界を、現代エレクトロニックの視点から再構築する〈Omni Sound〉の新シリーズ 『When There Is No Sun』。キュレーションを務めるのは巨匠、Ricardo Villalobos。Underground Resistance、Calibre、A Guy Called Gerald、Chez Damier & Ben Vedrenなど最前線の面々が名を連ねる豪華シリーズ。『Living Sky』の録音素材や、Sun Raの詩集『My Words Are Music』のテキストをもとに、各アーティストはそこから断片的な音や言葉を抽出し、自らの軌道へと引き寄せながら新たなサウンドへと変換。ジャズ、テクノ、ハウス、ポエトリー、アフロフューチャリズム。そのすべてを横断しながら、Sun Raの遺産を過去のものとして保存するのではなく、未来へ向かう創造的なエネルギーとして解き放つ意欲作。「別の世界は存在する」というSun Raの約束を、現代のダンスミュージックが鮮やかに証明する一枚。

Kahil El'Zabar's Ethnic Heritage Ensemble -Let The Spirit Out, Live At "mu" London (CD)
Kahil El'Zabar's Ethnic Heritage Ensemble -Let The Spirit Out, Live At "mu" London (CD)SPIRITMUSE RECORDS
¥3,310

現代におけるスピリチュアル・ジャズの意義を改めて示す、圧巻のドキュメント。スピリチュアル&アフリカン・ジャズの巨匠Kahil El’Zabarが率いるEthnic Heritage Ensembleによる、2024年ロンドンmuでの二夜を収めたライブ作品 『Let The Spirit Out』。El’Zabarのカリンバやパーカッションが空間を揺らし、アフリカン・ポリリズムの躍動が全編を貫く、儀式的でトランス感のあるスピリチュアル・ジャズ。即興演奏がひとつの流れとなり、演奏者と聴衆、個と共同体の境界が溶けていくような体験。力強く、開放的で、そして深い癒しに満ちたサウンドは、半世紀以上にわたり独自の表現を追求してきたEl’Zabarの真骨頂と言える、重要ライブ作品。

Sun Ra & His Arkestra -  Celestial Love (CD)
Sun Ra & His Arkestra - Celestial Love (CD)Modern Harmonic
¥3,296

Sun Raが1982年にニューヨークVariety Studiosで行った後期セッションの中でも、特に柔らかい側面が際立つ作品、『Celestial Love』。Sun Raの宇宙的フリージャズのイメージとは少し異なり、スウィング、ブルース、スタンダード曲の再構築が中心。「Sophisticated Lady」「Sometimes I'm Happy」「Smile」など、デューク・エリントンや古典ジャズへの敬意が強く表れた選曲が特徴的。

Super Static Fever  -  Silent Dynamic Torture (CD)
Super Static Fever - Silent Dynamic Torture (CD)Numero Group
¥1,946

1993年、カリフォルニア州サンノゼ郊外で結成されたオルタナティブ・シューゲイザー・バンドSuper Static Fever。活動期間わずか2年、数回のライヴのみで消え去った彼らは、Melvinsばりのスラッジ、Swervedriverのメロディックな轟音、後期Black Flagの爆音主義をミックスしたような音楽性で、熱気こもる85年製フォード・エコノラインの車内で鳴っていそうな、荒くれて煙たい音を鳴らしていた。バンドの解散後、25年ものあいだ放置されていた未完成テープを、唯一の条件としてスティーヴ・アルビニがミックスし復活、大名門〈Numero〉流石の仕事となった。90年代 DIYシーン特有の壊れかけのコンピューターやVHS的なノイズ感、粗いチップボードのパッケージまで含めて、存在自体が奇跡というべき代物となっている。「これはそもそも存在すべきではなかった」。そんな危うさごとパッケージされた、幻の遺産。

Michael Gregory Jackson - Clarity (feat. Oliver Lake, David Murray & Wadada Leo Smith) (CD)
Michael Gregory Jackson - Clarity (feat. Oliver Lake, David Murray & Wadada Leo Smith) (CD)Moved By Sound
¥3,270

1977年に自主レーベルから発表された、NYロフトジャズの最重要人物たちが集結した歴史的録音であり、Michael Gregory Jacksonのデビュー作『Clarity』。22歳の若きジャクソンが、Oliver Lake、David Murray、Wadada Leo Smithという錚々たるメンバーを迎え、アコースティックギターを中心に、フォーク、フリージャズ、室内楽的アンサンブルを大胆に融合。ジャクソンの繊細なアコースティックギターが中心にありながら、そこにLakeのフルート/サックス、Murrayの太く荒々しいテナー、Wadada Leo Smithの鋭いトランペットが交錯する。静けさと緊張が総挙する、室内楽的なフリージャズといった趣で、70年代ロフトシーンの自由な空気がそのまま刻まれている。本人公認の新規リマスターで、オリジナルの音像を丁寧に磨き上げた決定版。

Recently viewed