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Bill MacKay & Ryley Walker - Land of Plenty (LP)Bill MacKay & Ryley Walker - Land of Plenty (LP)
Bill MacKay & Ryley Walker - Land of Plenty (LP)Drag City
¥3,667

シカゴの2人のギタリストBill MacKay & Ryley Walkerによる共演作『Land of Plenty』。2015年1月にローカル・クラブWhistlerで行われたレジデンシー公演をそのまま収めたライブ録音。もともと出会ってからまだ1年ほどのタイミングだったが、すでに互いの音楽的な感覚が自然にかみ合い、直感的なやり取りが繰り広げられている。ブルース、フォーク、ジャズ、さらにはインド音楽まで、多様な影響を取り込みながら、6弦、12弦、レキントギターなど複数の楽器を使い分け、音と音を縫い合わせるように演奏を展開。ひとりがフレーズを差し出せば、もうひとりが応答し、そこから新しい流れが生まれる、という具合に、即興と作曲的な感覚が同じ場所で共存している。それぞれのギターの輪郭はくっきりしつつも、2人が共有している空間やテンションが生々しく伝わってくる、アコースティック・ギターによるデュオ作品の中でも特に躍動感とスリルに満ちた記録と言うべき一枚。

石橋英子 Eiko Ishibashi - The Dream My Bones Dream (LP)石橋英子 Eiko Ishibashi - The Dream My Bones Dream (LP)
石橋英子 Eiko Ishibashi - The Dream My Bones Dream (LP)Drag City
¥3,497
絶妙な音楽性と深い情感に満ちた音盤。星野源、突然段ボール、Ogre You Asshole、坂本慎太郎、Jim O'Rourkeなどなど、もはやアンダーグラウンド/コンテンポラリーな音楽の枠を超え、名だたるアーティストをサポートしてきた日本が誇る名SSWこと石橋英子。〈Drag City〉から発表した6枚目のソロ・アルバム『The Dream My Bones Dream』。ポップ・ミュージックの野心と陶酔を探求してきたこれまでの歌入りレコードとは一線を画す劇的な一作であり、自身の父親が亡くなった際の遺品整理で発見された、今まで生前にあまり触れられる事のなかったという、父親の子供時代の写真たちからインスパイアされたアルバム。ジム・オルークによるミックス。
Nuno Canavarro - Plux Quba (LP)Nuno Canavarro - Plux Quba (LP)
Nuno Canavarro - Plux Quba (LP)DRAG CITY
¥3,362

ジム・オルークの〈Moikai〉レーベルからその第1弾としてCD再発が敢行されていた名盤が待望のリプレス!1988年に〈Ama Romanta〉から発売されたオリジナル盤は6万円以上の高値を付けている、ポルトガルの作曲家、Nuno Canavarroによる不朽の名作『Plux Quba 』がアナログ再発!Carlos Maria Trindade とのニューエイジ傑作『Mr. Wollogallu』でも知られる人物!実に30年前の作品ながら、アブストラクト~アンビエント~カットアップのコラージュというシンプルな手法により、IDMが浸透した現代にも違和感なく溶け込む逸品。Christoph Heemannを始めとして、多くの実験作家を魅了したニカ・ニューエイジの先駆的作品にして、現代のリスニングの楽しみを彩る、完全に異質なサウンドスケープ盤。

Babytalk & Watussi - Shaking Moving Dancing People (2LP)
Babytalk & Watussi - Shaking Moving Dancing People (2LP)DFA Records
¥5,368

DFA Studios黄金期を支えたエンジニア、Eric Broucekが残した自主レーベル作品をまとめたコンピレーション『Shaking Moving Dancing People』。DFA Studiosは2000年代初頭、LCD SoundsystemやThe Raptureといったバンドを中心にニューヨークのダンス・パンク/インディ・ディスコ・シーンを牽引したスタジオで、その洗練された音像の裏には常にBroucekの存在があった。2003年から2008年にかけて数多くの12インチやアルバムの録音・ミックスを手掛け、レーベルの基盤を支えたが、彼自身の作品はDFAからではなく、〈Stickydisc Recordings〉という小さな自主レーベルからひっそりと発表されていた。Babytalk名義の2枚と、Morgan WileyとのユニットWatussi名義の1枚で構成されるこれらの楽曲は、DFA的な煌びやかさよりもずっとラフでミニマル、時に奇妙に歪んだ感覚を持ち、洗練されたインディ・ディスコにとってのアウトサイダーとさえ感じられる。長らく入手困難だった音源が、James Murphyの監修により今回初めてまとまった形で再発。DFAサウンドの影に潜んでいた、時代から切り離されたようなダンス・トラック群を掘り起こす一枚となっている。

doseone & Steel Tipped Dove - All Portrait, No Chorus (LP)
doseone & Steel Tipped Dove - All Portrait, No Chorus (LP)Backwoodz Studioz / Rhymesayers
¥4,783

アンダーグラウンド・ヒップホップのベテランMCでありcLOUDDEADのメンバーとしても知られるdoseoneと、NYのプロデューサーSteel Tipped Doveによるコラボレーション・アルバム『All Portrait, No Chorus』。本作はdoseoneがなんとShrapKnelの音源に強い刺激を受けたことをきっかけとして、Doveから受け取ったビートパックをもとに一気に楽曲制作が進められ、その後、Andrew Broderがターンテーブルで加わり、さらにOpen Mike Eagle、Myka 9、M. Sayyid、Fatboi Sharif、そしてbilly woodsといった異才たちをゲストに迎えて完成に至った。アルバムは重厚かつ変則的なリズム、サイケデリックな断片、ジャジーで映画的なサウンドを縫い合わせた多彩なビートに、doseoneが鋭くねじれたフローを乗せることで独特の緊張感を生み出している。特にbilly woodsとの共演曲「Wasteland Embrace」は本作の白眉で、cLOUDDEAD時代を思わせるdoseoneの言葉のアクロバティクスとDoveのサイケデリックなサウンドが溶け合っている。アルバム全体を通じて、過去をなぞるのではなく常に前進する推進力が強く感じられ、〈Backwoodz Studioz / Rhymesayers〉の系譜に連なる実験精神と、アンダーグラウンド・ヒップホップの新たな可能性を切り開く意志が鮮明に刻まれた傑作。

The Dwarfs Of East Agouza - Sasquatch Landslide (LP)The Dwarfs Of East Agouza - Sasquatch Landslide (LP)
The Dwarfs Of East Agouza - Sasquatch Landslide (LP)Constellation
¥3,671

180g重量盤。エジプト・カイロ在住のMaurice Louca、Sam Shalabi、Alan BishopによるトリオThe Dwarfs of East Agouzaの2025年作『Sasquatch Landslide』が〈Constellation Records〉より登場。フリージャズ、クラウトロック、エジプトの伝統音楽シャービー、ノイズ、北アフリカのリズムなどが融合した、即興性とトランスシーなグルーヴを特徴とする、エジプトの地下音楽シーンを代表する彼らのアルバムは、濃厚で不思議な音の洪水に身を委ねるような、刺激的なサイケデリック・ミュージック。彼らの音像は、霧がかった、ぼやけたような印象を与えるが、ぼやけているのはディテールの欠如ではなく、むしろ細部が横に広がって光の群れが舞うような感覚で、テンポやビートはずれたり跳ねたりしながら、オルガンやギター、サックスがゆるやかに絡み合う。明確な中心もなく、全てが滑らかにスライドしつつ、全ての音はどこか中途半端な位置で立ち現れる。こうした音のずれや遊びが作品全体に独特の浮遊感や不安定さをもたらしている。エクスタシーを超えた陶酔感とでもいうべき、サイケデリックな音の世界が広がる。時間や空間の感覚が解き放たれていくような鮮烈な一枚!!

Jana Irmert & 7038634357 - Portals / Rope (LP)Jana Irmert & 7038634357 - Portals / Rope (LP)
Jana Irmert & 7038634357 - Portals / Rope (LP)Portraits GRM
¥3,183

Jana Irmert と 7038634357 によるスプリット作 『Portals / Rope』。Irmert の「Portals」は、ブラジルとコロンビアのアマゾン熱帯雨林で録音された音だけを素材に構成された作品で、人間の耳には届かない超音波や水中の響き、無数の昆虫やカエル、コウモリやイルカの活動音を使用し、森の奥に潜む見えない世界を音楽として提示している。耳を澄ませば、森の奥底に広がる異界的な音の網が浮かび上がる。Irmert の手つきは博物学的でもドキュメンタリー的でもなく、あくまで個人的かつ詩的に自然界の音を再構成してゆく。7038634357 の「Rope」は、タイトル通りロープをイメージの軸にしている。ロープが撚り合った繊維で張力を保つように、音も複数の層やテクスチャが組み合わさり、緊張感と支え合う構造を作り出している。結び目や摩擦がロープを支えるように、旋律や音のアクセントが聴き手の感覚に引っ掛かりを与え、全体の張り詰めたけれど崩れない空気を生んでいる。

C418 - Minecraft Volume Alpha (CD)
C418 - Minecraft Volume Alpha (CD)Ghostly International
¥1,962

未体験の方はこの機会にぜひ。ニューエイジ/アンビエント・リスナーにも必聴の一枚!ドイツのミュージシャン/作曲家のDaniel Rosenfeldが変名C418で残した『マインクラフト』の画期的サントラ盤『Minecraft - Volume Alpha』がアナログ・リプレス。壮大なサウンドトラックと鮮やかなサウンドデザインを作り上げ、マインクラフトのボクセルベースの世界へと新たな命を吹き込んだ、ビートレスで繊細なエレクトロニック・ミュージック大傑作!エリック・サティやブライアン・イーノとも比較される繊細なピアノとまばらなアンビエントモチーフによる穏やかで幻想的なサウンドスケープは恍惚ものです。

billy woods - Today, I Wrote Nothing (10 Year Anniversary Reissue) (CD)
billy woods - Today, I Wrote Nothing (10 Year Anniversary Reissue) (CD)Backwoodz Studioz/Rhymesayers Entertainment
¥2,384

billy woodsの2015年作『Today, I Wrote Nothing』が、リリースから10年を経てリイシュー。本作は彼の広大なディスコグラフィの中でも、最も実験的でスケッチ的な傑作で、リリース当時はBlockheadとの共作『Dour Candy』や、『Race Music』に続くリリースだったが、両作の延長ではなく、むしろ構成もテーマもバラバラな断片のコレクション。全24曲は、ジャズの埃っぽいループ、幽霊のようなソウルのサンプル、軋むフィールド録音にラップを乗せた、詩的な断章集のようだが、暗いムード、孤独、不安、暴力といったモチーフが通底し、woods特有の知性と皮肉がにじんでいる。政治でも社会でもなく、もっと私的で、曖昧で、日記的なwoodsの一面がここにある。ロードムービー的な閉塞感と、死や失望の予感が漂う、くすんだ断章形式のヒップホップ。

PremRock - Did You Enjoy Your Time Here…? (LP)PremRock - Did You Enjoy Your Time Here…? (LP)
PremRock - Did You Enjoy Your Time Here…? (LP)Backwoodz Studioz/Rhymesayers Entertainment
¥4,891

人生そのものを振り返るような、あるいは刹那的な快楽や人間関係の余韻にも重ねられる、そんな多義的なニュアンスを抱えたまま、淡々と、しかし鋭いラップが響くPremRockの最新作 『Did You Enjoy Your Time Here…?』。本作は2021年の『Load Bearing Crow’s Feet』の流れを汲みつつ、BlockheadやELUCID、YUNGMORPHEUS、Small Professorら多彩なプロデューサー陣が作る土台を長年の盟友Willie Greenが全体を編み上げることで作品全体に統一感を生み出し、billy woods、Pink Siifu、Cavalier、Nappy Ninaら豪華ゲストが単なる客演以上に深く共鳴し、曲ごとに異なる角度でアルバムのテーマを掘り下げている。ブーンバップの流れを汲んだ骨太なビートが基盤にしつつ、単調にはならず、曲ごとにアングルを変えてアブストラクトからソウルフル、さらにはノワール映画的な雰囲気まで横断する。そこにPremRockの抑制されたフロウが乗ることで、派手さではなく言葉と空気感の余韻が引き立てられている。全体として、時間の重みや生の意味を問いかける詩的な旅のような雰囲気があり、PremRock流の存在論的ヒップホップとも言うべき内容となっている。同時に、深く考え込ませるにも関わらず、不思議と聴き心地がよく、そのことが聴く者を立ち止まらせ、より深く問いを突きつける一枚。

Kenny Segal & K-the-I??? - Genuine Dexterity (Dark Mistress Vinyl LP)Kenny Segal & K-the-I??? - Genuine Dexterity (Dark Mistress Vinyl LP)
Kenny Segal & K-the-I??? - Genuine Dexterity (Dark Mistress Vinyl LP)Backwoodz Studioz/Rhymesayers Entertainment
¥4,783

Kenny SegalとK-the-I???による『Genuine Dexterity』は、Segalの柔軟かつ緻密なプロダクションとK-the-I???の独特なフロウと語彙の妙がジャンルの枠を軽々と飛び越えて、前衛性とヒップホップのグルーヴを同時に味わえる作品となっている。K-the-I???ことKiki Ceacは、00年代半ばの実験的ヒップホップの波を牽引した存在で、Project Blowed周辺とも交流があったが、Kenny Segalとの本格的な共作は意外にも今回が初めて。Segalが送ったビートにKikiが応じたことからアルバム制作へと発展した。Armand HammerやOpen Mike Eagle、Fatboi Sharifら錚々たる面々がゲストとして参加しているが、作品の核にいるのはあくまでK-the-I???本人。10年ぶりのアルバムとなる本作では、以前の荒々しい叫びはやや影を潜め、より落ち着いたトーンと洗練されたフロウを見せつつも、複雑な言葉運びの妙は健在。Segalの巧みなサウンドデザインに導かれ、K-the-I???の多面的な表現が自在に展開されていく。実験精神と職人的な緻密さが交差する充実した一枚。

Mei Semones - Animaru (CS)Mei Semones - Animaru (CS)
Mei Semones - Animaru (CS)Bayonet Records
¥1,848

ミシガン州アナーバー出身、ニューヨークのブルックリンをベースに活動し、バークリー音楽大学でジャズを中心にギター演奏を学んだというSSW、Mei Semonesは日本人の母を持ち、これまでもリリックや曲名に日本語を取り入れた作品をリリースしており、日本でも大人気だが、ジョン・ローズボロとの名曲「三月の水」カバーや、昨年リリースのEP『KABUTOMUSHI』でも話題となった彼女の待望のフル・アルバム『Animaru』がついにリリース!インディー・ロック、ボサノヴァ、ジャズ、チェンバー・ポップを融合させた音楽性はそのままに、彼女の音楽が本来持っているロマンスや柔らかな感情を呼び起こすだけに留まらず、アコースティック・ギターの素朴な響きにメイのヴォーカル心地よく乗っているかと思えばふとした瞬間に、ストリングスと複雑なギターのリズムが織り成すオーケストラのうねりへと変化するような、より奥深い表現へと積極的に音楽的な挑戦を試みた一枚!

Mei Semones - Tsukino (CS)Mei Semones - Tsukino (CS)
Mei Semones - Tsukino (CS)Bayonet Records
¥1,848

日本人の母を持つ、ミシガン州アナーバー出身、ニューヨーク・ブルックリン拠点の女性ギタリスト/シンガーソングライターであり、ジャズやブラジル音楽、J-Popなど多様な影響源を独自の音楽世界に落とし込んできたMei Semonesによる2022年に発表していたEP『Tsukino 月の』がUSインディ名門〈Bayonet Records〉からカセットで登場!ジャズやMPBなどの影響を受けたインディー・ポップ/フォークのアーティストとして極めて稀有な仕上がりであり、愛らしく珠玉の一枚。ジャズとしての魂を洗う清々しさと、インディ・ミュージックに遍在する、ポエティックで柔らかい感性を存分に発揮した、日本語詞の可愛らしさまで抱えた作品。

Lady Wray -  Cover Girl (CS)Lady Wray -  Cover Girl (CS)
Lady Wray - Cover Girl (CS)Big Crown Records
¥1,785

ソウルフルで華やか、そして自己肯定感に満ちたLady Wrayのサード・アルバム『Cover Girl』が〈Big Crown Records〉より登場。プロデューサーのLeon Michelsとの長年の信頼関係のもとで制作され、60〜70年代のソウルやディスコ、90年代のR&Bやヒップホップ、さらに彼女のルーツであるゴスペルがブレンドされた、祝祭感あふれる一枚になっている。リード曲「You’re Gonna Win」は、ゴスペル・ディスコの熱気と自信に満ちたメッセージが炸裂するフロア向けの一曲。その他にも、プリンスに通じるようなファンキーなミッドテンポ「Be a Witness」、自己回復と再生をテーマにしたタイトル曲「Cover Girl」など、パーソナルな物語と豊かな音楽性が交錯する。Lady WrayことNicole Wrayは、90年代後半から活動を続けるシンガーで、長いキャリアと幾多の試練を経て今なお進化を続けている。『Cover Girl』はその歩みの集大成とも言える内容で、音楽的にも精神的にも「いまが一番いい」と本人が語る通り、力強くて美しい自己表現が詰まったアルバムになっている。

Drop Nineteens - White Dress b/w White Dress (demo) (7")
Drop Nineteens - White Dress b/w White Dress (demo) (7")Wharf Cat Records
¥1,798

Drop Nineteensにとって大きな節目となった本年。1992年の名作『Delaware』に先立つ幻のデモ音源集『1991』がついに公式リリース、初期作品として改めて注目を浴び、Pitchforkにも「アメリカン・シューゲイザーの先駆的存在としての評価を確立した」と評された。今回はそれに続いて、初の7インチ作品『White Dress』が登場。Lana Del Reyの名バラードをカバーしており、オリジナルのエモーショナルな美しさを残しつつ、Drop Nineteensらしいノイズと儚さが溶け合ったシューゲイザー的解釈に仕上がっている。B面にはそのデモ版を収録し、荒削りながらも彼らのアレンジの核心が伝わる作り。

William Basinski - Lamentations (2LP)William Basinski - Lamentations (2LP)
William Basinski - Lamentations (2LP)Temporary Residence Limited
¥4,564
無限にして永遠に続くグリーフワークの新たな幕開け。John CageやSteve Reich、Brian Enoといった前衛的なヒーローたちの命脈やテープ・ミュージックの伝統を継承し、イージーリスニング〜ファッショナブルになるずっと前のミューザックまであらゆるものをサンプリング、スロウでメランコリックな倍音を通じてスクリュー・ミュージックやヴェイパーウェイヴさえも予言してきたパイオニアにして、アンビエント史に名を残すであろうNYの伝説的ドローン作家、William Basinski。自身が1979年に録音したアーカイブ音源からのテープ・ループを用いて作曲した20年代初となる最新アルバムが〈Temporary Residence〉から登場!これまでの多くの作品と同様に「死と腐敗」をテーマにした深遠な瞑想音楽ながら、02年の代表作『Disintegration Loops』以降のどの作品よりも深く悲しみの弧が描かれた、メランコリックかつ喪失感の蒸気のような異形のスクリュー・ミュージック。The Caretaker〜Natural Snow Buildings〜Grouper辺りのファンももちろん必携です!
Félicia Atkinson / Richard Chartier - Ni envers ni endroit que cette roche brûlante (Pour Georgia O’Keeffe) / Recurrence.Expansion  (LP)Félicia Atkinson / Richard Chartier - Ni envers ni endroit que cette roche brûlante (Pour Georgia O’Keeffe) / Recurrence.Expansion  (LP)
Félicia Atkinson / Richard Chartier - Ni envers ni endroit que cette roche brûlante (Pour Georgia O’Keeffe) / Recurrence.Expansion (LP)Portraits GRM
¥3,086
フランス地下音楽最大級の聖地こと当店お馴染み〈Shelter Press〉の共同運営者にして傑出した実験的作品の数々を残してきた女性作家、Félicia Atkinsonと、音響系レーベル大名門〈LINE〉のオーナーであり、    Pinkcourtesyphoneとしても知られるRichard Chartierが〈Portraits GRM〉に捧げるスプリット・アルバムが満を持して到来!メキシコシティの住居とGeorgia O’Keeffeの絵画からインスピレーションを得て、創造性について瞑想したアトキンソン側、フィードバック・トーンとドローンから広々とした音環境を構築したシャルティエ側ともに傑出したドローン/エレクトロアコースティック作品に仕上がっています。〈Shelter Press〉が〈Editions Mego〉からサブレーベルの運営を引き継いだ後も気合いの入ったプロダクションに仕上がっており、Stephen O’Malleyがスリーヴ・デザインを担当、Giuseppe Ielasiによるマスタリング仕様、Andreas Kauffeltの手による〈Schnittstelle〉にてレースカットとバックアップも万全です。限定1000部。
MF DOOM - Operation: Doomsday (2LP)
MF DOOM - Operation: Doomsday (2LP)Rhymesayers Entertainment
¥5,126

1月中旬再入荷。謎めいたメタルマスクの下に、アンダーグラウンドの伝説となる器量を隠し持つヒーロー。MF DOOMの正式なデビュー作にして、後にアンダーグラウンドラップの最も偉大な声となる謎の人物を再登場させた『Operation: Doomsday』がアナログ再発!DOOMの悲劇的な過去、個人的な興味、大胆な創造性を合一した歴史的傑作。巧みなライムや驚くべきスキームは、風景の中で際立ち、アニメのテーマソング、80年代のソウル、ラップのクラシックなど、彼が触れてきたあらゆるサウンドは、真新しくシュールなものに再解釈されています。どんな困難にも負けず、自分に賭す力を証明するカルト傑作。

Ozean (White Vinyl 12")
Ozean (White Vinyl 12")Numero Group
¥3,554
1月中旬再入荷。My Bloody Valentineを始めとした渦巻くようなディストーションと圧倒的な音量に傾倒する英国のシューゲイザー・バンドたちに触発されたカリフォルニア州サンノゼで活動していた幻のバンド、”Ozean”。わずか2回のライブを行っただけで解散してしまった彼らが1991年に発表したセルフタイトルのデモカセットがリマスタリング仕様で45RPM盤にプレス!天上世界への眼差しを強く感じさせる幻想的で耽美なシューゲイズ/ドリーム・ポップの珠玉の名曲を3曲収めた素晴らしい一枚となっています。
Universal Order of Armageddon (Ultra Clear Vinyl 2LP)
Universal Order of Armageddon (Ultra Clear Vinyl 2LP)Numero Group
¥4,783

1992年から1994年という短命な活動期間に米国のポスト・ハードコア・バンドであるUniversal Order Of Armageddonが残したレアな7インチや12インチ作品をリマスタリング仕様で網羅したコンピレーション・アルバムが2枚組で登場。懲罰的なリフ、シンコペーションのブレイクビーツ、恐ろしい金切り声の激しい大渦の中でメリーランド州アナポリスから飛び出します。オリジナルのセッションテープからリミックス&リマスタリング。ゲートフォールド・ジャケット仕様。24ページにも及ぶ豪華ブックレットが付属。

Charlie Megira - Tomorrow's Gone (Green Vinyl 2LP)Charlie Megira - Tomorrow's Gone (Green Vinyl 2LP)
Charlie Megira - Tomorrow's Gone (Green Vinyl 2LP)Numero Group
¥4,783

限定グリーン・カラーヴァイナル仕様。Meditationsベストセラー!アウトサイダー・ミュージックの聖典「Songs in the Key Of Z」にも未掲載!! これぞ、現代のミステリー...未だにその多くが謎に包まれているイスラエル出身の詩人/ロカビリー・アーティストであり、44歳でこの世を去った夭逝のアウトサイダー・ミュージシャン、Charlie Megira。50年代後半から60年代初頭にかけて、ポピュラー・ミュージックから遠く離れた場所でひっそりと活動していた彼の15年間という短い足取りを記録した初のコンピレーション・アルバムが[Numero]から登場!! これまでリリースされた音源の殆どが現在入手困難/高騰状態となっている知られざる音楽家、Charlie Megiraが遺した貴重音源を24曲に渡って収録したダブル・パック。EKOのギター1本を携え、トレードマークのブラック・タキシードへと身を包み、ドローンからサイケ、サーフ・ロック、ゴス・ロック、そのどれとも分類不能な恐るべきサウンドを披露。並みではとても奏でられる響きじゃありません...!! インターネットが世界中へと行き渡った現代でも未だ全貌が解明されていなかったMegiraの数奇な経歴を掲載したブックレットが付属。大推薦!!

Astrid Sonne - Great Doubt (ECO Color Vinyl LP)
Astrid Sonne - Great Doubt (ECO Color Vinyl LP)Escho
¥4,556

2024年度最高峰のアート・ポップ/モダン・クラシカル作品!デンマークの作曲家Astrid Sonneの3枚目のフル・アルバム『Great Doubt』が、IceageやLissなどのリリースも知られる同国のインディペンデント・シーンを代表する名門〈Escho〉から登場。高く評価されているそのディスコグラフィーを通して、電子楽器とアコースティック楽器の試みを通して、様々なムードを注意深く作り上げてきた人物。本作では、これらのスキルがより洗練された事で、今度は作曲者自身のボーカルが前面にはっきりと現れたものとなっています。

Emahoy Tsege Mariam Gebru - Souvenirs (Gold Vinyl LP)Emahoy Tsege Mariam Gebru - Souvenirs (Gold Vinyl LP)
Emahoy Tsege Mariam Gebru - Souvenirs (Gold Vinyl LP)Mississippi Records
¥3,671
Meditationsでもベストセラーな1960年代から活動するエチオピアの修道女/ピアニスト/作曲家のEmahoy Tsege Mariam Gebru。Erik Satie等の西洋音楽とアフリカの大地の鼓動と瞑想が混ざり合った、女性版Dollar Brandと称したい伝説的な人物が残した初のヴォーカル・アルバムが登場。1977年から1985年にかけて、政治的な激動と混乱の中で作られた、深遠で深く感動的なホーム・カセット・レコーディング作品。ラジカセに向かって直接歌われ、その純粋なピアノが添えられた、知恵、喪失、服喪、追放の歌。アジスアベバの実家で暮らしていたときに書かれ、録音された内容で、愛するエチオピアを離れるときの心の痛み、1974年の革命とそれに続く祖国の赤色テロへの反省、そしてエルサレムへの将来の亡命の予感を歌う、生誕100周年盤!
Pale Jay - Low End Love Songs (Storm Cloud Grey LP)Pale Jay - Low End Love Songs (Storm Cloud Grey LP)
Pale Jay - Low End Love Songs (Storm Cloud Grey LP)Karma Chief Records
¥3,554

昨年の初のフルレングス『Bewilderment』が大変秀逸な内容だった、Carole King、William Onyeaborなど、幅広いソングライターの影響を受けているというジャズ・ヴォーカリスト、ピアニストのPale Jayによる最新アルバム『Low End Love Songs』が当店お馴染み〈Colemine〉傘下の〈Karma Chief Records〉からアナログ・リリース。前作から早一年、たった4週間で作り上げたという、カタルシスと喜びに満ちたアルバム!ラテンからの豊穣な影響が浸透し、ソウル・ミュージックのルーツに新しいリズムとテクスチャーのレイヤーを追加したような、複雑で豊かな構成のインディ・ソウル作品に仕上げられています。

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