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英WIRE誌のアルバム・オブ・ザ・イヤーを獲得し、主要メディアが絶賛したデビュー・アルバム『Quarantine』やエクスペリメンタル・テクノ作『Chance of Rain』などのアルバムを通し、高度なスキルと独創性を兼ね備えたポスト・インターネット世代の代表的アーティストとして注目を集めるローレル・ヘイローが、2015年に【Honest Jon's】からリリースされたアルバム『In Situ』を経て、再び【Hyperdub】に復帰した2017年発表のアルバム。 会田誠の『切腹女子高生』をアートワークに使用したことも話題となった初作以来となるヴォーカル作『Dust』を完成させた。
本作の作曲作業は、実験的な科学技術を使った作品、電子音楽やパフォーミング・アーツの発表/研究/作品制作の他、ワークショップやトークなどを行う施設として設立されたメディア&パフォーミング・アーツ・センター、通称EMPACで行われた。そこで制作されたデモをもとに、昨年【Warp】からデビューを果たし、ポストFKAツイッグスとして注目を集めるラフォーンダー、サウス・ロンドンのシンガー兼プロデューサーであるクラインをはじめ、ジュリア・ホルター、マックスD、$hit and$hineのクレイグ・クラウス、Zsのメンバーであるサックス奏者サム・ヒルマーのソロ名義ダイアモンド・テリファイアー、NYの新鋭マイケル・ベハリーら気鋭ミュージシャンとともに不定形アンサンブルで構築。
三半規管を惑わすイカれたシンセ・レイヤーとブリッブリなベースラインにヴォーカルと叩きものが舞うポスト・インターネット時代のテクノ・ポップ「Jelly」を筆頭に、原点回帰を図りながらハイグレードな電子音の屑をインプロヴァイズし、モーダルなカットアップと洗練されたソングライティングでネクスト・レヴェルへと到達した怪作。
グライムスに続くポスト・インターネット世代の次なる刺客!ディーン・ブラント・アンド・インガ・コープランド(ハイプ・ウィリアムス)に続 いて<Hyperdub>が送り込むのは、2011年にリリースされた『Hour Logic』が多くの媒体から絶賛されたブルックリンの女性プロデューサー、ローレル・ヘイロー!
ハイプ・ウィリアムスやジェームス・フェラーロのリリースで現在、最も注目されているレーベルのひとつ<Hippos in Tanks>からリリースされたデビューEP『King Felix EP』たった一枚で頭角を現し、グライムスやゾラ・ジーザス、ナイトウェーヴと並ぶインディ・ミューズとして瞬く間に注目を集める。さらに、同レーベルか らリリースされた『Hour Logic』は<WARP>の初期A.I.シリーズやデトロイト・テクノへの憧憬が透けて見えるドラマティックなテクノ/エレクトロ・サウンドへシフトし、その評価を確固たるものにした。ブリアル擁するUKインディ・レーベルの名門 <Hyperdub>からリリースされる本作は、ドリーミーなシンセ・レイヤーのオーロラ群を彼女の生々しい歌声が時に力強く、時にレイヤーのひとつとして存在しながらアルバム全体を侵食する一方で、その下ではオウテカがアナログ機材で遊んでるような変態ローファイ・ファンクや、脈打つ低音がフィジカルなグルーヴも顔をみせる。USインディーのドローンでチルなトレンドに沿いながら、彼女の自由な音楽遍歴が見事に結実したアルバムは、リスナーをなんともいえない叙情感の中へ誘うヴォーカル・アンビエント" Light + Space"で幕を閉じる。時代の閉塞感をスクリューして引き延ばした酩酊感も最高だが、彼女のインナースペースは世界中のベッドルームをドラマティックに包み込むだろう。ジャケットは日本の現代美術家、会田誠氏の『切腹女子高生』を使用!
2006年の傑作デビュー・アルバム『Burial』、そして「今世紀の最重要エレクトロニック・ミュージック作品」として最大級の賞賛を獲得した2007年のセカンド・アルバム『Untrue』という2つの金字塔を打ち立て、未だにその正体や素性が不明ながらも、多くの音楽ファンを魅了し、また多くのアーティストに影響を与えてきたブリアル。
その圧倒的なまでにオリジナルなサウンドでゼロ年代を代表するアーティストとして君臨する彼が、2022年1月に15年ぶりに発売した長編作品『Antidawn』に続く3曲入りEP『Streetlands』を12インチでリリース。
一聴してブリアルの作品だとわかるテクスチャー、アンビエント的作品であり、その深遠なサウンドは他とは一線を画しており、EP作品ながらも30分を超える唯一無二の世界を作り出している。