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Ustad Noor Bakhsh - Jingul (LP)Hive Mind Records
¥3,796
Sonny SharrockやMoulay Ahmed El Hassaniなどを始めとした偉人による傑作のみならず、第三世界の知られざる新鋭音楽家による作品まで幅広く手がけるブライトン拠点の要チェック・レーベル〈Hive Mind Records〉による最新物件!個人的にも昨年度かなり注目していた作品です。日本の「大正琴」をパキスタンの音楽家たちが改良し民族楽器としたとされるBenjuの名手Ustad Noor Bakhshによってデジタル・リリースされていた昨年度のソロ傑作『Jingul』が奇跡のアナログ化。その表題は、彼の家によく訪れる鳥にちなんで「ジングル」と名付けられたとのことであり、アフリカ、ペルシャ、アラビアとの歴史的な親密さを呼び起こす幻想的な音楽に仕上げられています。

Tirzah - trip9love...??? (Gold Vinyl LP+DL)Domino
¥4,086
インディー〜R&B〜エレクトロニック〜エクスペリメンタルとジャンルを横断する独自のスタイルで高く評価を集めるティルザ (Tirzah)が、ミカチュー名義でも活躍し、映画『アンダー・ザ・スキン』や『ジャッキー』を手がけた映画音楽家としても知られるミカ・レヴィをプロデューサーに迎えた最新作『trip9love…???』を〈Domino〉よりリリース。
このアルバムは、二人の自宅スタジオとロンドン南東部およびケント州のさまざまな場所で書かれ、レコーディングされた。
およそ1年かけて何度かレコーディング・セッションを行った後、ついに彼らが追い求めたい思うサウンドが輪郭を表したという。
収録された楽曲は、一つのビートの上にピアノのループを乗せ、ディストーションを加え、ロマンティックなヴォーカルの主旋律を使って作られた。詩は、現実と想像の両方の愛をテーマにしている。スピード感、つながり、類似性から、このレコードは1曲のように感じられ、ある瞬間の日記のようでもあり、1つのサウンドに魅了され、それにしたがって進むことが重要だったという。『trip9love…』の作品性は、そういった制作状況そのものが反映されている。

Yo La Tengo - This Stupid World (Clear Blue Vinyl 2LP)Matador Records
¥3,929
長きに渡る活動の軌跡はまさにUSオルタナ〜インディの理想形とも言えるヨ・ラ・テンゴが、話題となった奈良美智とのコラボレーションEPを挟んで最新アルバム『This Stupid World』を〈Matador〉よりリリース!
4年ぶり実に16作目となる本作はメンバーによるセルフ・プロデュースで制作され、ほぼすべての曲で3人が同時に演奏しており、ここ数年のヨ・ラ・テンゴのアルバムの中で最もライブ感のある作品に仕上がった。
アルバムの世界へと没入を誘う7分を超えるオープナー「Sinatra Drive Breakdown」から、初期の人気曲にしてオルタナ・クラシック「Tom Courtenay」、「Sugarcube」を彷彿とさせる先行シングル「Fallout」、そして荘厳なストリングスのドローンとダビーなリズム・トラックの中で諸行無常の諦観と楽観を歌ったジョージアの歌声が深い余韻を残す終曲「Miles Away」までヨ・ラ・テンゴらしい数々の音の旅路を刻んだ全9曲を収録。ヨ・ラ・テンゴらしく時代を超越するのではなく、時間に逆らう内省的な音楽がリスナーひとりひとりに寄り添う珠玉の一枚が再び誕生した。
4年ぶり実に16作目となる本作はメンバーによるセルフ・プロデュースで制作され、ほぼすべての曲で3人が同時に演奏しており、ここ数年のヨ・ラ・テンゴのアルバムの中で最もライブ感のある作品に仕上がった。
アルバムの世界へと没入を誘う7分を超えるオープナー「Sinatra Drive Breakdown」から、初期の人気曲にしてオルタナ・クラシック「Tom Courtenay」、「Sugarcube」を彷彿とさせる先行シングル「Fallout」、そして荘厳なストリングスのドローンとダビーなリズム・トラックの中で諸行無常の諦観と楽観を歌ったジョージアの歌声が深い余韻を残す終曲「Miles Away」までヨ・ラ・テンゴらしい数々の音の旅路を刻んだ全9曲を収録。ヨ・ラ・テンゴらしく時代を超越するのではなく、時間に逆らう内省的な音楽がリスナーひとりひとりに寄り添う珠玉の一枚が再び誕生した。

Eli Keszler - Icons (2LP)LuckyMe Records
¥4,400
ニューヨークを拠点とするパーカッショニスト/作曲家/サウンド・アーティストのイーライ・ケスラー。これまでに、〈Empty Editions〉、〈ESP Disk〉、〈PAN〉、〈Shelter Press〉といった先鋭的なエレクトロニック・ミュージックのレーベルからリリースを重ね、前作『Stadium』ではBoomkatのアルバム・オブ・ザ・イヤーに選出された。また、ワンオートリックス・ポイント・ネヴァーことダニエル・ロパティンが手がけたサフディ兄弟の傑作『Uncut Gems』のスコアへの参加や、ローレル・ヘイローとのコラボレーション、Dasha Nekrasova監督の長編映画「The Scary of Sixty First」のオリジナル・スコアの作曲など活動の幅を広げ続ける彼が、最新作『Icons』を〈LuckyMe〉よりリリース。

Burial - Dreamfear/Boy Sent From Above (12")XL Recordings
¥2,222
2006年の傑作デビュー・アルバム『Burial』、そして「今世紀の最重要エレクトロニック・ミュージック作品」として最大級の賞賛を獲得した2007年のセカンド・アルバム『Untrue』という2つの金字塔を打ち立て、未だにその正体や素性が不明ながらも、多くの音楽ファンを魅了し、また多くのアーティストに影響を与えてきたBurial。2022年には実に15年ぶりとなる長編作品『Antidawn』をリリースし新たな次元へと到達するなか、突如〈XL Recordings〉より最新トラックを数量限定12インチでリリース。

Osmo Lindeman - Electronic Works (2LP+CD)Sähkö Recordings
¥5,694
Mika Vainio (Pan Sonic) & Tommi Grönlund (Freq_Out)が創設したフィンランド地下音楽最大級の聖地こと〈Sähkö Recordings〉からは、同国の作曲家、Osmo Lindemanのこれまでほとんど知られてこなかった電子音楽作品に光を当てたアルバム『Electronic Works』がアナログ・リリース。1950年代にモダン・クラシカルの作曲家として活動を開始し、60年代まではジャズ・ピアニストとしても活動、その後自宅での電子音楽の制作を開始した同氏による幻の作品を記録した、大胆不敵な実験に満ちた初めてのアルバム!Morton SubotnickやDaphne Oramといった先駆者たちのビザールな電子音とも比較できるだけでなく、Mika Vainio & Ilpo VäisänenというPan Sonicの2人へと継承されていったフィンランド地下の実験精神の前身とも言える一作。

Frankie B - Pressure Me (12")333
¥3,166
〈Death Is Not The End〉のサブレーベルこと〈333〉からは、ロンドンのクラッパムの〈Fashion's A Class Studio〉にてミックスされ、1986年初頭に〈Ital Stuff〉レーベルからリリースされたFrankie BことFranklyn BernardによるUKデジタル・ダブの稀少な名盤『Pressure Me』が奇跡のアナログ・リイシュー!Dixie Peachがヴォーカル・ハーモニーで参加したこのトラックは85年後半に録音されたもので、サウスロンドンの〈A Class Studio〉にて猛烈なダブ・サイドと共にミックスダウンされた作品。アウトサイダーな空気感の漂う、天然なアヴァンギャルド・ダブ作品としてレコメンドします!

Flocks (LP)Mais Um
¥4,066
OKI DUB AINU BANDのOKIやHowie Leeも作品をリリースしているロンドンのレーベル〈Mais Um〉から新物件が到着!〈Edition Telemark〉や〈Ants〉〈Unseen Worlds〉などに作品を残すドイツのドローンの名手Werner Durandと、ドゥルパドの名シンガーAmelia Cuniとのコラボ作品をDurandと共に〈Aguirre Records〉から昨年末に発表しているUli Hohmannが新たに結成したデュオ”Flocks”によるセルフ・タイトル・デビュー・アルバム。クラウトロックやジョン・ハッセルの「第4世界」の美学から影響を受けた、伝統的なサウンドと実験的なサウンドの間を行き来するイマジナリーな音楽風景を描いたサイケデリック・ドローン/エクスペリメンタル・トライバル作品!180g重量盤仕様。

Aya Metwalli & Calamita - Al Saher (LP)Zehra
¥4,066
レバノンの革新的前衛即興集団Karkhanaのメンバーにして、同国のアンダーグラウンド・シーンでも最も活動的なミュージシャンでもあるTony EliehとSharif Sehnaoui、そしてレバノン人ドラマーのMalek Rizkallahからなるエクスペリメンタル・ロック・グループ、Calamitaが、同じくベイルート拠点のエジプト人シンガーAya Metwalliとコラボレーションした最新アルバム『Al Saher』が、The Master Musicians Of Jajouka作品の再発も手掛けていたベルリンのレーベル〈Zehra〉よりアナログ・リリース。「エジプトの声」として知られるOum Kalthoumの歌を出発点に、フリー・ジャズと即興、パンク・ロックとOum Kalthoumの有り得なかった融合を企図した破格のオリエンタル・アヴァン・ロック作品!Anne Taegertの手によるマスタリング&カッティング仕様。180g重量盤。
Jana Winderen - The Blue Beyond (LP)Touch
¥4,793
同氏の久々のLP作品です!電子音響の名門〈Touch〉や〈Ash International〉に無数の作品を残すだけでなく、C.M.Von Hausswolffの創設したサウンドインスタレーション・プロジェクト、Freq_Outにも参加した事も知られる女性実験音楽家大御所Jana Winderenによる最新アルバム『The Blue Beyond』がアナログ・リリース。〈Audemars Piguet Contemporary〉から委嘱された2019年の2つの作品「Du Petit Risoud Aux Profondeurs Du Lac De Joux」と「The Art Of Listening」から構成される一枚。アヴァンギャルドな浅瀬系フィルレコ/アンビエント傑作!限定1000部。

山崎ハコ Hako Yamasaki - 綱渡り Tsunawatari (LP)We Release Whatever The Fuck We Want
¥4,984
意外な所に目を付けてきました!日本の70年代のフォークを代表するカルト・シンガーソングライターにして、女優、ライターとしても活躍していた稀代の才能・山崎ハコが1976年に国内の伝説的インディーズ・レーベル〈Elec Records〉に残したセカンド・アルバム『綱渡り』が〈WRWTFWW Records〉より公式アナログ再発。自身の代表的なデビュー作『飛・び・ま・す』に続くパーフェクトな作品であり、心の苦い痛みの美しさを不滅の描いた不滅のサイケデリック・フォーク大傑作。180g重量盤。

Anenon - Moons Melt Milk Light (LP)Tonal Union
¥4,794
〈Non Projects〉レーベルの創設者であり、LAを拠点に活動。Matthewdavidとのコラボレーションや〈Friends Of Friends〉などからの作品も知られるBrian Allen Simonのソロ・プロジェクトAnenonによる5年ぶりのフルレングス・スタジオ・アルバム『Moons Melt Milk Light』が〈Tonal Union〉から登場。これまでの作品とは大きく異なる内容で、エレクトロニクスを廃し、点描的なピアノや木管楽器、フィールド・レコーディングを中心にアレンジされた、還元的でほぼ完全にアコースティックなアプローチによる先鋭的アンビエント・ジャズ/モダン・クラシカル作品に仕上げられています。限定500部。

Munjebel - Demi-Monde (12")Mesma Records
¥3,063
ニューヨークとフランス・パリを拠点に活動しているダンス/エクスペリメンタル・レーベルの〈Mesma Records〉からは、Royer (Lobster Theremin, Closer) & Aurèle (Demi-Monde, Rinse, Cracki)からなる要注意なコラボ・プロジェクト、MunjebelによるデビューEPがアナログで登場。Jon Hassellの第4世界にバレアリック、ニューエイジ、そして、レフトフィールドなダンス観が奥地世界で溶け合う、オーガニックなエレクトロニック・ミュージック作品。
Victor Cavini - Japan (LP)Be With Records
¥4,098
これぞ、琴"FUNK”!50種類もの楽器を弾きこなし、生涯で3000曲を超える多様な作品を映画やゲーム音楽などに提供してきた作曲家、指揮者、編曲家として知られるドイツの巨匠、Gerhard Trede (1913-1996)。同氏がライブラリー音源用名義で用いていたVictor Caviniとして、Klaus Netzle創設の[Selected Sound]に残した激レア作品がリマスター仕様で初のヴァイナル復刻!西洋人によるみごとすぎる和楽器の演奏!「Japan」という表題通り、日本の伝統的な管楽器や弦楽器と西洋のインストゥルメントのコンビネーションによる斬新なコンポジション14曲を収めた知られざる傑作。日本の琴や尺八にシンセサイザーを織り交ぜ、雅楽 meets ニューエイジとも言える異界の音場を顕現させた"PICTURES OF JAPAN"から、三味線とエレキギターが織りなすオブスキュア・ダーク・サイケ"PICTURES OF JAPAN III"竹笛や木琴などを交えた絶品エスノ・ジャズ・ファンク"PICTURES OF JAPAN XIII"など粒揃いの楽曲が目白押し!これは素晴らしい。Rino de Filippi「Oriente Oggi」やGiancarlo Barigozzi「Oriente」などを始め、オリエンタルなライブラリー作品が好きな人も必携!
Maxine Funke - Seance (Red Transparent Vinyl LP)A Colourful Storm
¥3,787
オーストラリア・メルボルン拠点の名門レーベル〈A Colourful Storm〉から今年度重要物件が登場。当店でもこれまで何度か紹介してきたニュージーランドの女性ミュージシャンであり、伝説的エクスペリメンタル・ロック・バンド”$100 Band”にも参与していたMaxine Funkeによる最新アルバムがアナログ・リリース。オープニングを飾る”Fairy Baby”と”Homage”での官能的にして探求的な音からアメリカン・プリミティヴ・フォークの亡霊を宿したような”Quiet Shore”まで、極上のサウンドスケープを記録した繊細な夢物語に。針を落とせば瞬く間に聞き惚れます。まさにニュージーランドで最も非凡な声。これは全音楽好きに強力推薦したい一枚!インサート付属。

Koki Nakano - Oceanic Feeling (LP+DL)No Format!
¥3,794
自身のクラシック作品と電子音をミックスし、ダンスと音楽の関係を発展させた20年作『Pre-Choreographed』に続く形で、日本のピアニスト、Koki Nakanoが2022年に〈No Format〉から発表した最新アルバム『Oceanic Feeling』。フランスの作家であり音楽家でもあったRomain Rollandが1927年に残した語句からその名をとったアルバムであり、"Oceanic Feeling"とは、永遠の感覚、外界全体と一体になる感覚」と表現しています。静かな躍動と気品に満ち溢れたモダン・クラシカル/エレクトロニカの傑作!
Aksak Maboul - Ex-Futur Album (LP)Crammed Discs
¥3,794
本作は80年~83年に制作されたものの"アクサク・マブール"名義ではポップ過ぎる内容であるため今日までお蔵入りにされていたアルバム。 ハネムーン・キラーズの看板娘でありモデル出身のヴェロニク・ヴィンセントのドリーミィなボーカルを加え、アクサク・マブールの3作目として制作された作品は、ジャンルを超越した80年代当時にしては時代を先取りしすぎたエクスペリメンタル・エレクトロ・ポップな内容となった為、発表のチャンスを得ないまま時が過ぎていった。しかし30年経った今これらの曲が明らかに現代に受け入れられる類の音楽だと再認識、アルバムの本編はカセットテープから起こしたものやデモやラフ・ミックスから、最低限のヴォーカルのオーバー・ダブやミックス等の編集を忠実に施し、それ以外の余計な手は加えられず出来るだけ当時のありのままの形でお届けすることにした。
内容はヴェロニクによる愛らしく親しみやすい歌とアクサク・マブール特有の遊び心と毒気のある楽曲が調和した、ポップス、アフリカ音楽、中東音楽、ダブ、ジャズ&フランス・シャンソン等が混在するアヴァン・ポップ。
内容はヴェロニクによる愛らしく親しみやすい歌とアクサク・マブール特有の遊び心と毒気のある楽曲が調和した、ポップス、アフリカ音楽、中東音楽、ダブ、ジャズ&フランス・シャンソン等が混在するアヴァン・ポップ。

清水靖晃 Yasuaki Shimizu - Music For Commercials (LP+DL)Crammed Discs
¥3,794
Crammed Discsに名を刻む清水靖晃の大名盤が再発!早すぎた実験立体電子音響、1987年に残した極上の常若エッセンシャル・アンビエントが復活です!
作曲家、サキソフォン奏者、総合的な音楽制作者として多岐に及ぶ活動を続ける清水靖晃が1980年代に「お買い物芸術への敬意」としてまとめたCM音楽作品集が、ついにリマスター盤でリイシューされた。日本経済が上がり調子だったその時代、世界に名だたる大企業のCM音楽にも先進性が求められていたが、それを見事に体現していたのが清水の音楽だった。当時の最先端の機材を用いて、革新的で先見性の高いサウンドを目指し具現化したそれは、いま聴いても全く色褪せていない。これぞ日本が世界に誇る音楽文化遺産のひとつだ!
清水靖晃(Yasuaki Shimizu)/作曲家、サキソフォン奏者、総合的な音楽制作者として様々な領域で活動を展開。これまでに約40枚のアルバムを発表。取り分け、1980年代にリリースした『案山子』や『ミュージック・フォー・コマーシャルズ』、バンド「マライア」の『うたかたの日々』は再評価著しく、清水が残した音楽に共鳴する若い世代が欧米を中心に拡大している。1990年代後半、バッハ作品をテナーサキソフォンで演奏・録音した試みで日本レコード大賞企画賞受賞。2007年のサキソフォネッツ『ペンタトニカ』では儚くも懐かしく官能的な五音音階作品を収録。また、様々なアーティストへの楽曲提供や編曲、プロデュースを手がける一方、NHKドラマ『夏目漱石の妻』(16年)、『みをつくし料理帖』(17年)などの映像作品音楽制作も多数。アカデミー賞にノミネートされた米国ドキュメンタリー映画『キューティー&ボクサー』(13年)で、シネマ・アイ・オナーズでオリジナル作曲賞を受賞した。
作曲家、サキソフォン奏者、総合的な音楽制作者として多岐に及ぶ活動を続ける清水靖晃が1980年代に「お買い物芸術への敬意」としてまとめたCM音楽作品集が、ついにリマスター盤でリイシューされた。日本経済が上がり調子だったその時代、世界に名だたる大企業のCM音楽にも先進性が求められていたが、それを見事に体現していたのが清水の音楽だった。当時の最先端の機材を用いて、革新的で先見性の高いサウンドを目指し具現化したそれは、いま聴いても全く色褪せていない。これぞ日本が世界に誇る音楽文化遺産のひとつだ!
清水靖晃(Yasuaki Shimizu)/作曲家、サキソフォン奏者、総合的な音楽制作者として様々な領域で活動を展開。これまでに約40枚のアルバムを発表。取り分け、1980年代にリリースした『案山子』や『ミュージック・フォー・コマーシャルズ』、バンド「マライア」の『うたかたの日々』は再評価著しく、清水が残した音楽に共鳴する若い世代が欧米を中心に拡大している。1990年代後半、バッハ作品をテナーサキソフォンで演奏・録音した試みで日本レコード大賞企画賞受賞。2007年のサキソフォネッツ『ペンタトニカ』では儚くも懐かしく官能的な五音音階作品を収録。また、様々なアーティストへの楽曲提供や編曲、プロデュースを手がける一方、NHKドラマ『夏目漱石の妻』(16年)、『みをつくし料理帖』(17年)などの映像作品音楽制作も多数。アカデミー賞にノミネートされた米国ドキュメンタリー映画『キューティー&ボクサー』(13年)で、シネマ・アイ・オナーズでオリジナル作曲賞を受賞した。
V.A. - For The Love Of You (2LP)Athens Of The North
¥4,189
DJ FryerことEuan Fryerの主宰のもと、レアなソウル~ファンク、ディスコ、レアグルーヴを軸に審美眼感じる発掘リリースを続けてきたエディンバラの名門レーベル〈Athens Of The North〉からは、Leon WareやMtume、Archie Bell、The Gap Band、Lowrell、Prince、The Isley Brothersらが残したソウル/R&B黄金期の名曲たちをラヴァーズ・ロック・カヴァーした極上の一枚!大勢のミュージシャンやシンガー、プロデューサーたちの助けを借りながら、2年もの歳月をかけてプロジェクトを実現させたという壮大なコンピレーション・アルバムが到来。どこまでもスウィートに、ほのかに色香匂う傑作ラヴァーズ・ロック・カヴァー集。現在入手困難な希少音源も数多く収録。これは手放しでお薦めの絶品!
Fennesz - Endless Summer (2LP)Editions Mego
¥5,266
シューゲイズするグリッチ/アンビエントな電子音楽の巨星として多くの聴衆を惹き付け続けるオーストリア出身の名作家Christian Fenneszによる大人気プロジェクトであり、坂本龍一やジム・オルーク、David SylvianなどとのコラボレーションでもおなじみのFennesz。2001年に名門〈Mego〉から発表した世紀の傑作『Endless Summer』の2021年度リプレス盤!〈Mego〉を率いてきた偉才Pitaが亡き今、残されていた最後のリリース群の一角に当たるリイシュー作品となります。Fenneszの人気を確固たるものとした金字塔的な3rdアルバムであり、グリッチ・エレクトロニクスと、異郷なノスタルジア&センチメンタルが溶け合う電子音響を代表する珠玉の一枚。10年の再発アナログ盤と同内容で、日本盤CDオンリーだった”Ohne Sonne”、”47 Blues”に加え、”Happy Audio”のエクステンデット・ヴァージョンを収録。ゲートフォールド・ヴァイナル仕様。

Pan•American - In Daylight Dub (LP)Foam On A Wave
¥4,066
Jan Jelenik、Fennesz、Vladislav Delayのファンにもレコメンド!ポスト・ロック名バンドLabradfordのフロントマンであるMark Nelsonによるソロ・プロジェクトであり、主に〈Kranky〉からの傑作の数々で知られるPan•Americanのリッチで脈打つアンビエント/ダブ・テクノを集めたコンピレーション・アルバム『In Daylight Dub』がアナログ・リリース。〈(K-RAA-K)³〉に〈Veritcal Form〉〈BSI Records〉といった各地のレーベルからリリースされたEP作品からの楽曲をリマスタリング仕様で収録。近年、彼の音楽はますますパーソナルで内省的なものとなっており、最新作『The Patience Fader』に代表されるように、よりオーガニックなサウンドに回帰しています。
V.A. - Longing for the Shadow: Ryūkōka Recordings, 1921-1939 (LP)Death Is Not The End
¥4,487
凄いのが出ました。戦前のブルースから移民の音楽、南米のフォルクローレを始め、各地の骨董音楽を掘り起こす一大名所〈Death Is Not The End〉からは、日本のレコード産業の黎明期に日本の伝統音楽や古典音楽と西洋のクラシックやジャズ、ブルースを取り入れて発展した「流行歌」の豊穣な録音の数々をフィーチャーした画期的なコンピレーション・アルバムがヴァイナルで登場!2018年に発売され当店でも大人気だった小唄勝太郎に続く和物企画で、戦後のアメリカ占領下で西洋のポップミュージックの影響を受ける前に、西欧との文化的な融合がポピュラー・ソングにも反映され始めていたことを示す、心に残るユニークなサウンドを収録したものとなっています。これは日本人なら一度は触れておきたい一作です。

Ambiance II Fusion - Come Touch Tomorrow (LP)Freestyle Records
¥4,216
LAで70年代後半から80年代初頭に活動していたアメリカのジャズ/ファンク/ブギー系グループであり、ナイジェリア生まれのマルチ器楽奏者Daoud Abubakar Balewaが率いたAmbiance II Fusionが、自身らのレーベルである〈Da Mon Records〉から1985年にリリースしたアルバム『Come Touch Tomorrow』が〈Freestyle Records〉より38年ぶり史上初のアナログ・リイシュー!2020年に再発された『Into A New Journey』も秀逸だったAmbianceことAmbiance II Fusionによる知られざる傑作。Isaac HayesやJohn Coltraneの楽曲も演奏。スペイシーなパッドやドラムマシン、ややタイトなアレンジとソリッドなリズムセクションと共に織りなす宇宙的なアルバムであり、アフロ・スピリチュアル・ジャズとビバップを融合させた意欲的な内容に仕上がっています。

MD Pallavi & Andi Otto - Songs for Broken Ships (LP)Pingipung
¥4,978
安東ウメ子『イフンケ』という、音の世界遺産と言うべきアイヌの音楽の傑作を掘り起こしたドイツ・ハンブルクの名門レーベル〈PingPong〉からまたしても凄い一枚が来ました!〈Multi Culti〉や〈Shika Shika〉にも作品を残す同地のチェリスト/DJ/作曲家で〈PingPong〉の共同運営者/キュレーターのAndi Ottoと南インド・バンガロール出身の歌手/映像作家/俳優/パフォーマーのMD Pallaviによる初の共作アルバム『Songs for Broken Ships』がアナログ・リリース。対照的な音楽的背景を持つ2人のアーティストが織り成すポップで美的なビジョンが表現された、今年度でも最高峰の実験的エスノ・フォーク作品!有機的に編まれたフォークトロニカから、カットアップされたディスコ・トラック、アコースティックなバラードまで、幅広いバラエティを収録。
