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全曲の作詞を安井本人が手掛け、村井邦彦、かまやつひろし、沢田研二、日野皓正、マモル・マヌー(ゴールデン・カップス)らが楽曲を提供。
和モノ人気コンピ「Softrock Drivin' - Snow Dolphin Samba」にも収録された「わるいくせ」他全12曲収録。1970年発表。
トラックリスト:
Side A
1. わるいくせ
2. 過ぎゆく日々
3. その時では遅すぎる
4. 見知らぬ人
5. 愛の時
6. プール・コワ
Side B
1. あたしには何もない
2. ビアフラの戦い
3. 今日までのこと
4. 追憶のスペイン
5. 九月の終り
6. 風の方角
「われわれは日本人なんだから、日本人にしか出来ない奴をつくらなきゃならないと思う」と語っていた宮沢は、1969年から1970年にかけて『フォー・ユニッツ』、『いわな』、『木曽』と、日本人のアイデンティティを深く追求した作品を立て続けに発表する。
なかでも、当時最も先鋭的なピアノ・トリオだった佐藤允彦、荒川康男、富樫雅彦とともに臨んだ本作『いわな』は、まさに<日本のジャズ>の極みであり、他に類を見ない屹然とした音楽世界を創出している。
緊張感に満ちた「いわな」、悠然と紡ぐ「河ます」、あまりにも美しい「あゆ」、躍動する「にじます」。 全曲が日本のジャズ史に残る名演である。
トラックリスト:
SIDE A
1. いわな / Bull Trout
SIDE B
1. 河ます / Brown Trout
2. あゆ / Ayu
3. にじます / Rainbow Trout
ジャズのみならず、広く日本の音楽界に影響を与えたピアニスト/作・編曲家、三保敬太郎。
映画監督、俳優、レーシング・ドライヴァー、文筆家、コメンテーターなどもこなし、多才な文化人として人気を博した。
ジャズが多様化してくる1960年代後半以降、先鋭的な音楽性のなかで日本回帰を試みる作品が数多く生まれるが、なかでも『こけざる組曲』は急先鋒と言えるもの。
和楽器から電化楽器まで起用し、ジャズと日本古来の音楽の融合をベースに、そこに同時代的なロック~サイケの要素を注入。容赦のない激烈なサウンドだ。
万人をして才人と言わしめた三保の、野心作にして永遠の問題作である。
佐藤允彦、村岡実、石川晶、村岡建、猪俣猛、桜井英顕など、参加ミュージシャンの顔触れにも目を瞠る。
トラックリスト:
SIDE A
1. こけざる組曲 ~ 見ざる
2. こけざる組曲 ~ 聞かざる
3. こけざる組曲 ~ 言わざる
SIDE B
1. 杵
2. 能面



まさに死後の世界を旅するかのごとく超越的な時空を手にしたサイケデリック超大作!Sci-Fiな限りを尽くすシンセサイザーのシャーマニックガンギマリの音色に乗せて、エジプシャンな情緒たっぷりのフルートやツィターにシタール、死霊のごとくミステリアスな男女のスポークンワードのレスポンス、怒涛のパーカッションによるトライバルな一面までもが入り乱れ、精神と魂による地球圏の脱出に完全成功。全くと言っていいほど得体の知れない、特異な世界観を創造した一作です。オリジナル・マスターテープからのリマスター仕様。

ケンブリッジのアヴァン・ロック・レジェンド、Henry Cowの解散後、1979年にニューヨークに移住したFred Frith。同地のポスト・パンクやフリー・ジャズのシーンの中心に身を置くようになった彼がMaterialのBill LaswellにFred Maherらと組んだパワー・トリオ"Massacre"が1981年に残した伝説的アルバム『Killing Time』のリイシュー盤がフィレンツェの〈Spittle Records〉から登場。一部はパリで、一部はブルックリンのOAOスタジオでライブ録音されたこの1枚のアルバムは、80年代初頭のNYCを完璧に凝縮した最高級のアヴァンジャズ・ポストパンク・ノイズ・サウンドを鳴らしています。
第1期のニューエイジ黄金時代を捉えた名コンピレーション盤「I Am The Center」でも取り上げられていた、ジャズ・ハープ奏者であるGail Laughtonによる1969年発表の唯一作アルバムが遂にヴァイナル・リイシュー!
多数の映画や、ルーニー・テューンズ作品の楽曲に関わり、 BEAVER & KRAUSE『GANDHARVA』にもクレジット、そしてジャズ・ハーピストとしても素晴らしいキャリアを持つ、USハープ奏者GAIL LAUGHTONの1969年リリース作品がヴァイナル・リイシュー。リドリー・スコットが『ブレードランナー』で使用した ”Pompeii ”をはじめ、ディープなアンビエント / ニューエイジ・ミュージック・フリークからの支持も頷ける、アンビエント的魅力のハープ作品集!!

昨今の和物再発物件の中でも特筆すべき案件。レビューなんて読まなくてもネームバリューだけで買ってしまう人は多いんじゃないでしょうか。聞いていてゾクゾクする興奮の連続。ケチャやガムランから、日本のねぶたの掛け声など民族的な要素を取り入れつつ、映画の印象的なシーンのBGMを味付けしていった強烈な一枚。文明批判や八十年代の漫画の全てを詰め込んだ、映画「AKIRA」の生々しく、荒廃の彼方である世界観もこのサントラによって深いものとして彩られていることは間違いありません。リマスター&ゲートフォールド仕様。手放しで大推薦です!

本CDには『オフ・ザ・ウォール』に先駆けて制作された希少な1983年のカセットテープ『Die Konsonanten Pfeifen』の音源をボーナス収録した。
=作品仕様=
+ ライナー/帯(日本語・英語解説掲載)
+ シュリンク封入
TRACKS:
1. Off the Wall I (20:27)
2. Off the Wall II (20:02)
3. Die Konsonanten Pfeifen (27:23)
スティール・アン・スキンは、40年代から英/欧で活躍したアフリカン・ハイライフのスター、ジンジャー・ジョンソンのバンド The Afrikan Drummersの一員だったピーター・ブラックマン(トリニダード出身)によって、1970年代初頭のロンドンで結成されたカリビアン系グループ。トリニダード、ガーナ、ジャマイカ等の出身者で構成され、ロンドンに生まれたアフリカン/カリビアンの子供達に、彼らのルーツの文化を教えるワークショップとして活動し、バンドとしても英/ヨーロッパをツアーした。グループ名は彼らの使う楽器(スチール・パンや木製の打楽器など)に由来する。
スティール・アン・スキンは、1972年からジンジャー・ジョンソンのバンドでプレイしていたブラックマンが、西ロンドンにあったジョンソンのクラブ「Iroko Country Club」(*注)の箱バンのミュージシャンや常連の黒人達と結成したバンドだ。スティール・アン・スキンがスタートして間もなく、そのうち数人が20th Century Steel Band(彼らの作品「Heaven & Hell on the Earth」は後にグランドマスター・フラッシュのネタとして世界に広まった)を結成し、アルバム制作のために一時脱退するが、20th Century Steel Bandが解散した1978年、中核メンバーのバブルス(Michael Olivera またの名を Moutalla Mohammed)を含む4人がカムバック。そこでファースト・シングル「Reggae Is Here Once Again」を制作した。
ソカに四つ打ちのディスコ・ビートを取り入れた「Reggae Is…」はスティール・アン・スキンの1stシングルとして1979年発表され、カップリングの「Afro Punk Reggae (Dub)」は大胆なダブ処理を加えたリミックス・ヴァージョンで、スティール・パンのダブ作品として初(?)の試みだった。
*注:ジンジャー・ジョンソンの「Iroko Country Club」は、Average White Band, Osibisa, Fela Kuti, Peter Sellers, Martin Feldman, Ebenezer Obeyなどが出演したイギリスで当時最もホットなアフリカ系クラブで、ロンドンの黒人層に混じって、多くの有名人、芸能人、ロック・ミュージシャンが出入りした伝説的スポット。


