Filters

Reissue

MUSIC

6071 products

Showing 937 - 960 of 2288 products
View
2288 results
Spacemen 3 - Dreamweapon (2LP+DL)
Spacemen 3 - Dreamweapon (2LP+DL)Superior Viaduct
¥4,626

オリジナルのアナログ盤は高値で取引される一枚!Spacemen 3の作品群の中でも最も瞑想的で催眠的でドローンでドラッギーな、1988年8月ロンドンでのライブ音源が遂に初ヴァイナル化!!元々は観客が無断で録音していた音源が、あまりの高内容の為にメンバー公認でリリースに至ったもので、完全に浮遊脱力したギターによって永久音楽劇場が溶けていく様を眺めているかのような完璧鉄板のサイケデリック・サウンド。ライブのエアー録りのチルな空気感もバッチリで、野外で聴いてもハマりそうです。La Monte YoungやHenry Flynt等のミニマル系からサイケデリックな全ての方々へ大推薦な名盤です。

Carlos Aguirre Grupo - Carlos Aguirre Grupo (Violeta) (LP)
Carlos Aguirre Grupo - Carlos Aguirre Grupo (Violeta) (LP)Shagrada Medra
¥5,280

カルロス・アギーレ・グルーポが2008年に発表した3作目のアルバム、通称『ヴィオレータ(紫盤)』がレコード化。
カルロス・アギーレが、深く信頼する音楽仲間とともに楽曲とアンサンブルの両面で表現の高みを目指した、現代ネオ・フォルクローレという枠を超えて高度に洗練された音世界が広がる名作です。内外の多くのアーティストに影響を与えた本作は、今なお聴くたびに新鮮な驚きと発見に出会えます。

2024年に5年振りの来日ツアーを開催したカルロス・アギーレ。その感動の余韻が残る中、2008年に自身のグループを率いて発表した3rdアルバム、通称『ヴィオレータ(紫盤)』がレコード化。
『クレーマ(白盤)』(00年)、『ロホ(赤盤)』(04年)を経て、カルロスと彼のグループが作り上げたのは、豊かな詩情をたたえた雄大なサウンドスケープが広がる、ネオ・フォルクローレの到達点と言うべき音世界。カルロスが深く信頼するメンバーとともに演奏を重ね、幅広い音楽的背景と自由な発想で練り上げられたアンサンブルは圧巻。起伏に富んだ展開で10分を越える大作3曲を含む全編インストゥルメンタルの本作は、まるで大きな絵画のように聴くものを惹き込みます。
 
アカ・セカ〜アンドレス・ベエウサエルトなどネオ・フォルクローレからミナス新世代へとつながる系譜の源泉にして、サム・ゲンデルやファビアーノ・ド・ナシメントなどジャズ/アンビエント/民族音楽をシームレスに横断するアーティストのファンにも聴き応え充分な本作。2018年の日本盤CDリリース当時の対訳・解説を再構成して収録、4枚の異なる用紙がレイヤーされて完成するオリジナル・アートワークも再現し、数量限定盤として待望のレコード化となります。
 
■ライナーノーツ:吉本宏(bar buenos aires)
■日本語訳:西村秀人・谷本雅世(PaPiTaMuSiCa)
■国内盤LP(東洋化成プレス)
■シングルスリーヴ(380gsm用紙/リバースボート印刷/型抜き加工)
 
 
■トラックリスト
 
Side A
1. Invierno (11:08)
2. Ambar (1:29)
3. Casa nueva (10:56)
 
Side B
1. Rumor de tambores (6:14)
2. Laguna de agua (6:26)
3. Mariposa leve (10:22)

Stereolab - Mars Audiac Quintet (2LP+Obi)Stereolab - Mars Audiac Quintet (2LP+Obi)
Stereolab - Mars Audiac Quintet (2LP+Obi)Duophonic UHF Disks / Warp Records
¥5,420

(数量限定/日本語帯付き)よりポップに、柔らかに... 温かみのある音像をバックにサウンド・デザイン化させていく、新境地を見せたターニング・ポイント的作品。
本作「Mars Audiac Quintet』 は、よりポップでふくよかにサウンドデザイン化させていく手法へと舵を切った作品であり、この後のバンドのさらなる飛躍を予感させるにふさわしい、次のステー ジへの起点となったターニング・ポイント的作品となっている。本作の時点ではまだマッカーシー時代からのギター・ロックの面影が残っているが、ジャズ、ブラジル音楽、R&Bなどの要素 を惜しげもなく見せつけていくようになるのはこの時代からだ。約10年の休止期間を経た活動再開と今回の一連のリイシュー・シリーズで、彼らがいかに2020年を目前に控えた今の時代、現代のシーンと時空を超えてコミットしていたかをぜひ実感してほしい。(解説より一部抜粋)

Stereolab - Sound-Dust (2LP+Obi)Stereolab - Sound-Dust (2LP+Obi)
Stereolab - Sound-Dust (2LP+Obi)Duophonic UHF Disks / Warp Records
¥5,420

(数量限定/日本語帯付き)成熟の域に達したソングライティングの才能とジョン・マッケンタイアとジム・オルークのプロデュース・ワークが冴え渡る珠玉の1枚!
この『Sound-Dust』の最も驚くべきことは、ポップ・アルバムとしての完成度の高さである。ジョン・マッケンタイアとジム・オルークのプロデュースによって仕上げられた楽曲は、個別に聴いてみると、例えばドラムの音一つとってみても、その音色や音の響きの違いが感じ取れる。だが、それはあくまでも音作りの方向性であって、彼ら二人が共同作業をしていなかったにせよ、変化を厭わないゲイン、そしてバンドの思いを彼らは理解していたはずだ。それに加え、ロックからジャズ、ヒップホップ、テクノ、ドラムンベース、さらにはブラジル音楽やフレンチ・ポップ、ミニマル・ミュージック、ラウンジ・ミュージック、ブルー・アイド・ソウルに至るまで、ありとあらゆる音楽を並列化して聴いているような感覚を感じさせるゲインのソングライティングの才能--それはステレオラブの最大の強みでもある--を、前作をプロデュースしていた経験から感じ取れていたからこそ、マッケンタイアとオルークのプロデュース・ワークが冴え渡り、トータリティのあるこの『Sound-Dust』が完成したのである。(解説より一部抜粋)

Herman Chin Loy - Musicism Dub (2LP)Herman Chin Loy - Musicism Dub (2LP)
Herman Chin Loy - Musicism Dub (2LP)Pressure Sounds
¥4,086
貴重で上質なレゲエ/ダブ音源のアーカイヴァルなリイシューで知られる名門《Pressure Sounds》から、Herman Chin Loyのメガレア級ダブ作品が登場!Herman Chin Loyが1983年に<Musicism>レーベルからリリースした極めてレアなLP2作品を纏めて発売。当時、数枚がロンドンとアメリカに輸出され、残りはアクエリアスのショップで極少量のみで販売されたというマニア垂涎の伝説の作品が遂に!!
V.A. - Ska Shots (LP)V.A. - Ska Shots (LP)
V.A. - Ska Shots (LP)Pressure Sounds
¥5,422

貴重で上質なレゲエ/ダブ音源のアーカイヴァルなリイシューで知られる名門《Pressure Sounds》が、スタジオ・ワン・レコーディング・スタジオの誕生と、スカタライツの結成が重なったジャマイカ文化史の重要な瞬間を記録したスカタライツの貴重音源を見事にコンパイル!

 1962年8月5日、300年にわたる英国の支配からジャマイカは遂に独立した。独立直後のジャマイカは確かに貧困と深い不平等が蔓延する厳しい状況であったが、独立によってもたらされたジャマイカ国民のエネルギーの爆発は本物だった。当時のニュース映像には、着飾った群衆の熱狂と興奮が映し出されており、そして島中で勃興していたスカ・ミュージックの大胆さと高揚感がこの時代の完璧なサウンドトラックとなっていた。そして独立の翌年1963年12月にコクソン・ドッドがスタジオ・ワン・スタジオをオープン、その半年後の1964年6月にジャマイカのスーパーグループとしてスカタライツが結成された。若く新進気鋭のプロデューサー、フィリップ・ジャスティン・ヤップは、制作活動のほとんどをこのスタジオ・ワンの新しいレコーディング・ルームに切り替え、スカタライツの数多くの名曲を録音した。彼はまた、小規模のブラス・セクションを使った優れたインストゥルメンタル楽曲も数多くレコーディングし、スカタライツのメンバーをメインに起用し、その曲の作曲者やアレンジャーの名前をクレジットした。コクソン自身のレコーディングと合わせ、ジャスティンの<Top Deck>と、<Tuneico>のために制作されたこれらの作品は、スタジオ・ワンの独特な雰囲気の中で、スカタライツのメンバーが最高の状態で演奏している様子を見事に捉えており、スタジオ・ワン・レコーディング・スタジオの誕生と、強靭なスカタライツの結成が重なったジャマイカ文化史の重要な瞬間の貴重な記録となっている。

THE REVOLUTIONARIES - Meditation In Dub (LP)THE REVOLUTIONARIES - Meditation In Dub (LP)
THE REVOLUTIONARIES - Meditation In Dub (LP)Death Is Not The End
¥2,980

〈Death Is Not The End〉の主に再発などを手掛けるサブ・レーベル〈333〉から、ドラマーSly Dunbar 、ベーシストRobbie Shakespeareのリズムセクションを中心とした、1970年代中盤から1980年代初頭のルーツからダンスホール初期にかけてジャマイカで最も優れたセッション・ミュージシャンたちによって構成されたレゲエで最も有名なセッション・バンドの1つであるREVOLUTIONARIESが、NYブルックリンのレゲエ・シーンの中核をなしていた重要レーベルFLAMESに残したシングルオンリーのレアなダブ・ヴァージョンを含む70年代中期から後期にかけての初期作品を集めたコンピレーション・アルバム『Meditation In Dub 』がリマスタリングされ、本人たちの許可を得てオフィシャル・ヴァイナル復刻。オリジナルはDiscogsでも高値で取引される激レア盤。限定プレスのためこの機会に是非お見逃しなく!

Madvillain - Madvillainy (Audiophile Edition 2LP)Madvillain - Madvillainy (Audiophile Edition 2LP)
Madvillain - Madvillainy (Audiophile Edition 2LP)Stones Throw
¥7,495

MF DOOM × Madlib のタッグ: Madvillain、アンダーグラウンド・ヒップホップ界のマスターピース・アルバム”Madvillainy”のリリース20周年を記念し、オリジナルアルバムのAudiophile Edition (オーディオ愛好家向け特別盤)がStones Throwからリリース決定!
高音質180g / 45rpmでのプレス、また世界トップクラスの高音質のレコードマスタリングでも知られるBernie Grundman Masteringが担当。さらに、パッケージもゲートフォールド仕様となり、リリックも掲載されている。

Tolerance - Anonym (LP)Tolerance - Anonym (LP)
Tolerance - Anonym (LP)Mesh-Key
¥4,967
ロックマガジン編集長、阿木譲氏の率いた関西アンダーグラウンドの牙城にして、国産初期エクスペリメンタル/プロト・テクノの聖地〈Vanity Records〉に残された作品群の中でも、特に際立ったアヴァン世界を提示した男女ユニットTolerance。日本のインダストリアル/ポストパンク史に残る79年の大名盤にして稀少盤1st『Anonym』が〈Mesh Key〉から単独アナログ再発!当店でもブート再発盤がロングヒット。先日これを聴きながら寝ていたら、凄惨な死に方をする悪夢を3本仕立てで観ました...同じく〈Vanity〉人脈のPhewの『終曲』やSonokoと並び、同時代の国産New Waveでも極めて特異な音響を発揮した、同レーベルの代表格と言える存在。インダストリアル、ミニマル、アヴァンギャルド、悪夢の奇怪な暗さと、ピアノや日本語が生み出す儚く美しいこの感覚(特にJunko Tangeさんの声質が本当に素晴らしい)。Sean McCannのRecitalやGraham LambkinのKyeなんかのファンを始め、70年代の日本の音楽でも50本の指に入る、全人類マストと言い切りたいマスターピースです。
Moondog - H'art Songs (CD)
Moondog - H'art Songs (CD)Managarm Musikverlag
¥2,949

その天才性を永遠のものと証明した画期的一枚。Moondogが60代で録音した珍しいヴォーカル・アルバムであり、10曲の陽気なアート・ソングと共にクラシックとポップ・ミュージックの境界を揺らがせた78年発表の傑作『H'art Songs』がアナログ・リイシュー!1977年に作曲、録音されたこれらのピアノ・ポップ・ソングのコレクションは、彼の繊細で美しい歌声と共に、驚くほど多様なディスコグラフィーを音楽的にさらに混沌とさせ、その最も魅惑的な言葉遊びの瞬間を収めた、極めて素晴らしい作品。時には政治的、時には自伝的、時には自然を愛する生き方のメタファーとして解釈できる物語を語る、常に興味深く詩的な素晴らしいアルバム。

Mixmaster Morris, Jonah Sharp, Haruomi Hosono - Quiet Logic (2LP)
Mixmaster Morris, Jonah Sharp, Haruomi Hosono - Quiet Logic (2LP)We Release Whatever The Fuck We Want
¥5,832

エレクトロニック・ミュージック界の巨匠Mixmaster MorrisとJonah Sharpが、細野晴臣のスタジオで共同制作した傑作『Quiet Logic』がリマスタリング仕様で初めてとなるアナログ・リイシュー!Yellow Magic Orchestraの主要人物としての細野、モリスの世界的なチルアウトDJパフォーマンス、シャープの先駆的な〈Reflective〉レーベルといった、彼らのユニークな音楽的バックグラウンドの邂逅から生まれた、サウンドスケープを再定義するような破格のアンビエント・テクノ/IDM作品!

Jay Richford and Gary Stevan ‎- Feelings (LP)
Jay Richford and Gary Stevan ‎- Feelings (LP)Be With Records
¥4,963

恐るべきことに某マーケットプレイスではオリジナルは60万越えの取引も・・・誉れ高きイタリアン・ライブラリー・ミュージックでも最人気を争う大名盤が復刻、御見逃しなく!Steve HiettからRare Silk、Ned Dohenyまで、弊店でもおなじみの信頼の再発レーベル〈Be With Records〉からは、Jay RichfordとGary StevanことStefano Torossiがイタリア大名門〈Carosello〉に残した奇跡の傑作にしてDJ人気も高い「Feelings」が公式アナログ・リイシュー!近年急速に掘り起こされてきたライブラリー作品の中でも最もWANTを集めてきた一枚であり、まさに世紀のコレクター・アイテム。交響楽とストリート・ジャズ、ファンク、スペースエイジなサウンドがエポックメイキングにミックスされた伝説的名盤。未体験の方には是非とも浴びていただきたいです!

Haruomi Hosono - Tale Of Genji (Clear Vinyl LP)
Haruomi Hosono - Tale Of Genji (Clear Vinyl LP)Victory
¥3,689

数多い細野サントラ・ワークスでも重要な一枚である1987年に公開されたアニメーション映画『源氏物語』のオリジナル・サウンドトラックが<Victory>よりリイシュー!細野晴臣の多くの作品とは異なり、本作ではシンセサイザーはほとんど雰囲気を表現するテクスチャーとして機能しており、代わりに伝統的な和楽器、特に琴、笛、太鼓を前面に押し出しているが、そこではそれらの楽器音は聴き慣れない楽器になるまで幾重にも重ね合わせられており、指弾きの弦楽器の数々は虫の声のように聞こえ、穏やかなハンド・パーカッションの波は呼吸のうねりのように感じられ、加工されたフルートは風の悲鳴を暗示する。深く神秘的な音世界のなかに、どこかポップやエスノの要素も見え隠れするフューチャリスティック・クラシカルなエレガンス漂う傑作!

DJ Python - Mas Amable (LP)DJ Python - Mas Amable (LP)
DJ Python - Mas Amable (LP)Incienso
¥4,167
2025年リプレス!Pitchforkでは7.4点の好スコアを獲得!〈The Trilogy Tapes〉や〈Proibito〉からの作品も知られる名手Anthony NaplesとJenny Slatteryが主宰する要注目レーベル〈Incienso〉から発表した17年のデビューLP「Dulce Compañia」の大ヒットでも知られるDJ Pythonによる2020年傑作が待望のヴァイナル・リプレス!
ディープ・ハウス meets レゲトンという独創的な自身のサウンドを"deep reggaeton"と称し、世界へと発信してきたDJ Pythonの2nd。アンビエントとダンス・ミュージックの境界さえも曖昧にさせる没入的サウンド。ダンスホールからレゲトン、デンボウといったジャマイカ由来のダンス・サウンドをディープなアンビエント観でさらにアップデートした傑作。詩人/パフォーマーのLA Warmanをヴォーカルに迎えた先行シングル"ADMSDP"(B2)からして大変秀逸。この音場は完全ノックアウトです!
Jaylib - Champion Sound (2LP)
Jaylib - Champion Sound (2LP)Stones Throw
¥5,745

USアンダーグラウンド・ヒップホップを代表する伝説的ユニットJaylib (J Dilla & Madlib)が残した〈Stones Throw〉からの唯一のスタジオ・アルバム『Champion Sound』をストック!トラックは、カリフォルニア州オックスナードとミシガン州デトロイトという別々の都市にて音源をやりとりし、2001年から2003年にかけて制作。お互いのヴォーカルをフィーチャーしたトラックをお互いにプロデュースした楽曲をそれぞれ半々収録したものとなっています。

J Dilla - Ruff Draft (2LP)
J Dilla - Ruff Draft (2LP)Stones Throw
¥5,745

デトロイトのアンダーグラウンド・ヒップホップを代表するレジェンド、J Dilla。"Jay Dee"の名前で2003年にリリースしていたEPの音源を拡張&リマスタリング、名門〈Stones Throw〉よりその死後の2007年にリリースされたソロ・アルバム『Ruff Draft』のアナログ盤。自身の手でプロデュースされたキャリア中でも屈指に実験的な楽曲が満載の大変グレートな1枚です!

John Carroll Kirby - My Garden (LP)
John Carroll Kirby - My Garden (LP)Stones Throw
¥4,256

2018年のデビュー以来、コンスタントに傑作を繰り出してきましたが、ニューエイジな天の河原を渡りに渡ったカセット作品での〈Leaving Records〉を経て、遂に〈Stones Throw〉からデビューした2020年作がヴァイナル再プレス!Blood OrangeやSolange、Shabazz Palacesといった大物たちのコラボレーターとしても知られるLAの要注目プロデューサー/キーボーディスト、John Carroll Kirbyの最新アルバム!ステイホームな家の庭の景色も瞬く間に別次元へとアップデート、これは爆音で浴びるべきです。ジョン・ハッセルの第四世界〜細野ワールド全開だったデビューLP、ヤソス回帰な天上ニューエイジな18年カセット、静謐なモダン・クラシカル風味の昨年のミニLPと、作品ごとに違った世界観を展開してきた同氏ですが、録音からプロデュース、作曲の全てを自身で手がけた本作では、Alice ColtraneからCarlos Niño、Jamael Deanまでも一手に繋げつつ、テン年代以降なニューエイジ的エッセンスも取り入れながら、スピリチュアル/ソウル・ジャズの新時代を切り拓きまくった超大作。この人のファーストを初めて聴いたときの衝撃を思い起こしますが、壮絶にアンビリーバブルで刺激的です。

Joe Henderson - Henderson’s Habiliment (Live At The Junk) (LP)
Joe Henderson - Henderson’s Habiliment (Live At The Junk) (LP)ビクターエンタテインメント株式会社
¥5,170

1971年夏、単身来日したジョー・ヘンダーソンが残した大きな足跡。力強く、情感豊かで、艶やかなプレイ。凄味すら滲む演奏に日本の聴衆は熱狂した。

ブルーノートの諸作で世界に名を馳せたジョー・ヘンダーソン。1960年代後半以降はマイルストーンを拠点に、ブラックネスを前面に押し出した作品を次々とリリースしていた。そのさなかである1971年夏、ジョー・ヘンダーソンは単身来日し、日本の聴衆を狂喜させた。なかでも銀座<ジャンク>で行われた5日間連続公演はこの来日のクライマックスのひとつ。その一夜を記録したのが本作『Henderson’s Habiliment』である。力強く、情感豊かで、艶やかなプレイは圧巻。共演した日本勢、市川秀男、稲葉国光、日野元彦もひと際の鋭気をもって臨む。凄味すら滲む「Junk Blues」に始まり、朗々とブロウする「’Round About Midnight」、より深みを増した「Blue Bossa」、そしてアメリカ盤『In Japan』には未収録のヒップで美しい「Black Narcissus」と、張り裂けんばかり充実度である。世界が愛したジョー・ヘンダーソンが日本に残した大きな足跡。その傑作がいま甦る。
text by 尾川雄介 (UNIVERSOUNDS / DEEP JAZZ REALITY)

松本浩・市川秀男カルテット - メガロポリス (LP)
松本浩・市川秀男カルテット - メガロポリス (LP)ビクターエンタテインメント株式会社
¥5,170

コンセプトは<東京>。変貌を遂げてゆく巨大都市を、鋭い感性と創造性に満ちた演奏で描き切る。ここに日本のジャズの新次元は開かれた。

「売れなくても良いから、文化の匂いのするレコードを作ろう。日本人による日本人のジャズをやってほしい」。ディレクターの言葉を受け、松本浩は本作『Megalopolis』を録音することを決意する。コンセプトは<東京>。機内から眼下に見た、急速に変貌を遂げてゆく東京の光景にインスピレーションを得て制作に取り掛かった。松本、市川秀男、稲葉国光、日野元彦の4人は互いの顔や動きが見えるように円形にセッティングし、あえて細かい打ち合わせはせずに録音に臨んだという。組曲風の大作「都会の一日」、失われたものへの憧憬を描いた「ノスタルジア」、都市を俯瞰するような爽快さと昂ぶりがある「メガロポリス」、ほろ苦いアンニュイが滲む「セレナーデ」、内奥を抉るような「都会のいらだち」。巨大都市とそこに住む人々を、鋭い感性と創造性に満ちた演奏で描いた傑作である。オリジナルはビクター<日本のジャズ>シリーズの1枚としてリリースされた。
text by 尾川雄介 (UNIVERSOUNDS / DEEP JAZZ REALITY)

Roy Haynes - Hip Ensemble (LP)
Roy Haynes - Hip Ensemble (LP)Wewantsounds
¥5,000

スピリチュアル・ジャズとファンクを融合させた名盤Roy Haynesの1971年のアルバム『Hip Ensemble』がWewantsoundsよりアナログ盤初リイシューとして登場!
Hannibal Marvin Peterson(トランペット)、George Adams(サックス)、Teruo Nakamura(ベース)など精鋭ミュージシャンが参加ている今作。リード曲"Equipoise"や"Nothing Ever Changes For You My Love"ではFender Rhodesを中心に美しいジャズが展開され、B面の"Satan's Mysterious Feeling"や"You Name It"ではHaynesのファンキーなドラムが炸裂。さらに、ボーナストラックとして"Roy's Tune"を初収録。新たにリマスタリングされた音源に加え、オリジナル見開きジャケットとKevin Le Gendreによるライナーノーツも付属。99歳で逝去したRoy Haynesのレガシーを体感できる必携の一枚です。

Cissi Santucci & Enzo Scoppa & Piero Umiliani - Olimpiade (LP)
Cissi Santucci & Enzo Scoppa & Piero Umiliani - Olimpiade (LP)Le Très Jazz Club
¥5,300

ジャズ・ファンク愛好家の必需品『Olimpiade』ポスターやスタジオの写真を収めたインサートも付属する豪華盤。

Sandro BrugnoliniやAmadeo Tommasiなどの名手とともにイタリア・ジャズシーンを牽引してきた、Trumpetist Francesco "Cicci" SantucciとSaxophonist Enzo Scoppaは1950年代後半にModern Jazz Gangで活動。本作は、1971年6月、Piero Umilianiが所有するローマ中心部のSound Workshopスタジオで録音され、Franco d’Andrea(エレクトリックピアノ)やBelgian musician Joel Vendrokenbrak(オルガン)も参加しています。当時、このセッションは『On the Underground Road』でもリリースされましたが、本再発が初めてオリジナルのアートワークを復刻。

佐井好子 - 萬花鏡 (LP)
佐井好子 - 萬花鏡 (LP)Wewantsounds
¥4,900

海外からも大きな注目を集める70'sジャパニーズ・アシッド・フォーク・クラシック!! 江戸川乱歩や夢野久作を思わせるダークで妖艶な詩世界と、大野雄二による一連の角川作品で聴かせたサウンド・アレンジが見事にとけあった名作です。大野雄二がプロデュースを手掛けた1975年リリースのファースト・アルバムが国外で初めてアナログ復刻!!
アートワークはそのままに、新たにリマスターされた音源と、WewantsoundではおなじみのPaul Bowler氏によるライナー・ノーツを含む4ページのインサートが付属した豪華仕様。

猪俣 猛 - Drum Method (Clear Yellow Vinyl LP)
猪俣 猛 - Drum Method (Clear Yellow Vinyl LP)ユニバーサルミュージック
¥4,620

この疾走感、この高揚感。行き止まりを知らない男、猪俣猛が変幻自在のスティック・ワークでグルーヴの限界を突き抜ける。

常に時代を見据え新たな地平を切り拓いてきた名ドラマー、猪俣猛が、ジャズ・ロック黄金期に放ったもうひとつの傑作。『メソード』シリーズの1枚として制作されたいわゆる教則レコードなのだが、その音楽性はあたかも聴く者を挑発するかのように猛烈にファンキーでグルーヴィ。日本のジャズ・ロック発展の一翼を担った名グループ、サウンド・リミテッドを率い、変幻自在のスティック・ワークでグルーヴの限界を突き抜ける。「Runaway Child」や「Smack Water Jack」といったカヴァー曲から、アレンジでも参加している盟友・前田憲男作曲の「Sleeper」や「Seven Four」、また圧倒的な迫力で迫るドラム・ソロ「Drum Concert」まで、多彩な選曲を隙のない高密度のグルーヴで埋め尽くす。
text by 尾川雄介 (UNIVERSOUNDS / DEEP JAZZ REALITY)

トラックリスト:
Side A
1. Runaway Child
2. Smack Water Jack
3. Child Of Storm
4. Pourquoi Pas?
5. Where Do You Go From Here
6. Drum Concert I

Side B
1. Fibonaccis Number
2. Blue Rondo A La Turk
3. Maiden Voyage
4. Drum Concert II
5. Sleeper
6. Seven Four

山下洋輔トリオ、沖至トリオ、大野雄二トリオ、笠井紀美子 - トリオ・バイ・トリオ・プラス・ワン (2LP)
山下洋輔トリオ、沖至トリオ、大野雄二トリオ、笠井紀美子 - トリオ・バイ・トリオ・プラス・ワン (2LP)Think! Records
¥7,590

山下洋輔トリオ、沖至トリオ、大野雄二トリオ、そして笠井紀美子。3組のトリオに1人のヴォーカリストで、トリオ・バイ・トリオ・プラス・ワン。1970年に行われたジャズ・ワークショップの実況録音で、オリジナルはビクター<日本のジャズ>シリーズの1枚としてリリースされた。ミュージシャンの並びを見るだけで、只ならぬ空気が漂ってくる特別な作品だ。時代の寵児としてシーンを先導していた山下。1960年代半ばに大阪から上京し注目を集めていた沖。しなやかな音楽性でモダン・ジャズからニュー・ジャズまでをこなしていた大野。そして、今まさに花開こうとしている笠井。それぞれの演奏が強力で魅力的なことは言わずもがな、本作には、後にも先にもない沖トリオ+大野トリオ+笠井の7人編成による演奏が収録されていることに注目したい。改めて日本のジャズがいかに独創的だったのかを思い知る、弩級の2枚組である。
text by 尾川雄介 (UNIVERSOUNDS / DEEP JAZZ REALITY)

トラックリスト:
Side A
1. ドレ / 山下洋輔トリオ
2. 木輪~グガン / 山下洋輔トリオ

Side B
1. 空間への飛翔 / 沖至トリオ
2. 水との対話 / 沖至トリオ

Side C
1. 枯葉 / 大野雄二トリオ
2. 捧げるは愛のみ / 笠井紀美子と大野雄二トリオ
3. ゲット・アウト・オブ・タウン / 笠井紀美子と大野雄二トリオ
4. ケニーズ・ムード / 大野雄二トリオ

Side D
1. ブラック・シャドウ・ウーマン / 沖至トリオ、大野雄二トリオ、笠井紀美子
2. シーム・オブ・アンノウン・ピープル / 沖至トリオ、大野雄二トリオ、笠井紀美子

Recently viewed