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ファンクでエリートと戦ったナイジェリアの双子による、ソウルフルでサイケデリック、フェミニストで革命的な音楽!ナイジェリアの国家独立と文化的黄金時代の始まりに音楽活動を行い、1970年代に五枚の重要なアルバムをリリースした数少ない女性主導のグループであり、一卵性双生児の姉妹であるYeye Taiwo LijaduとKehinde LijaduからなるThe Lijadu Sistersの画期的な1979年のアルバム『Horizon Unlimited』が、US名門〈Numero Group〉からリマスタリング仕様でアナログ再発。不滅のヒット曲"Come On Home"を生み出した伝説的な作品にして、彼女たちのハーモニーに満ちた歌声、先駆的なサウンド、先駆的なヴィジョンによる独特のパワフルなエネルギーが詰め込まれた、ソウルフルで影響力のある大傑作アフロビート・アルバム!
Stan Hubbsが1982年に自主制作した唯一のアルバムで、ローファイ・サイケデリアのカルト的傑作『Crystal』が大名門〈Numero〉よりリマスター再発。カリフォルニアの森の中のキャビンで録音された個人的な幻覚世界で、完全に自分の世界に没入したアウトサイダー・アート的作品。歌詞は死や孤独、ドラッグなどをテーマにしたものが多く、男女ヴォーカルが交錯し、メロウで孤独、そして陶酔的。夜の森で誰かが淡々と自分の夢や死について語っているような雰囲気に満ちている。一度きりの録音で永遠のカルト的存在となった孤高のサイケデリック詩人による音の私小説とも言える作品。
1968年、18歳のGenesis P-Orridgeが地元ソリハルの実家の屋根裏で、学校の友人たちと録音した初期音響実験の記録《Early Worm》が発掘、復刻!!当時アセテート盤で1枚だけプレスされたロウでフィルターのかかっていないサウンドスケープは、後のCOUMトランスミッション、スロッビング・グリッスル、サイキックTVへと続く創作の原点とも言える作品で、ノイズ、即興、テープ操作などを通じてサイケデリック、フルクサス、ジョン・ケージ、ビートニク・ボヘミアンからの影響を露わにしている。長らく行方不明だったが、近年アーカイブ整理中にRyan “Gelik” Martinによってマスターテープが発見され、オリジナルのオープンリールテープから直接マスタリングして限定アナログ盤でリリース。P-Orridge自身による60年代UKアンダーグラウンドの空気を綴ったライナーノーツ付き。「少なくとも、P-Orridgeの音楽へのアプローチは最初から大胆で異端だったことを示している。インクレディブル・ストリング・バンドのようなサイケデリック・フォークをより混沌としたようなサウンドだった」と評された、カオティックな宅録実験。Genesis P-Orridgeの愛好家や研究者たちにとって、その重要な構造的なテーマと音響的質感を明らかにする、失われたリンクのような重要作!

無政府主義パンクの精神をそのまま表明したタイトル作は、約4年ぶりとなる新作。混乱する世界のこのタイミングに登場する彼らの新作は、ノイズに包まれたオーケストレーション/ドローンをフィールドレコーディングスと半分インプロヴィゼーションのパートを織り交ぜる事で完成させた大作。哀愁のあるフレーズから焼け付くようなノイズサウンドへ高揚し、歪んだクラリオン・サウンドが重なり合っていく。デビューから25年、このバンドの愛すべき側面をすべて抱きかかえ叙情的なサウンドが走り続けます。2020年10月にモントリオールのスタジオThee Mighty Hotel2TangoでJace Lasek(The Besnard Lakes)によってレコーディング/ミックス。Slow Riot For New Zero Kanada」や「Lift Your Skinny Fists Like Antennas To Heaven」などの初期の名盤を彷彿とさせるアートワークが施され、William Schmiechenによるイラストレーションが使用されています。
ケベック・モントリオールで結成されたカナダのポスト・ロックを代表する屈指のバンド、Godspeed You Black Emperor!による2017年名作『Luciferian Towers』のアナログ・リイシュー盤。チェンバー・ミュージックやドローン、ノイズ・ロックなどを折衷したアトモスフェリックで陰鬱なインストゥルメンタル・ポスト・ロックの大名作!
サンフランシスコ発のサイケデリック・ソウル・バンド、Monophonicsが2015年に放った傑作『Sound of Sinning』が10周年記念盤として、現行インディ・ソウルを推進する坂本慎太郎氏もフェイバリットの名門であり、まさに〈Numero Group〉の子孫ともいえる〈Colemine Records〉より待望の再発!前作『In Your Brain』で示した初期ファンクやSly & The Family Stoneの影響を基盤に、本作ではノーザン・ソウル、ドゥーワップ、ロックンロール、サイケ・ポップ、さらには映画音楽的な叙情までを吸収し、幻視的な広がりを獲得。Kelly FinniganとIan McDonaldが旧式のTascam 8トラックで録音した音像は、過去のソウル黄金期の手触りを纏いながら、同時に現代的な光沢を放ちます。これぞ、「伝統の継承」という言葉では片づけられぬ、時代の境界を撓ませるエネルギー。罪と悦楽、夢と現実の狭間で響く音楽は、記憶のフィルムのように何度も反復され、聴く人に「今日の古典」を体験させてくれます。Monophonicsが歩んできた道の礎となる一枚でありマスターピース。
伝説的アルバム’Portrait in Jazz’より丁度1年前の1958年に録音された、Bill Evansのリーダー第二作目。ベースにSam Jones、ドラムはPhilly Joe Jones。Miles Davis, George Shearing, Ahmad Jamal, "Cannonball" Adderley, 超大物ジャズ・プレーヤー4名の推薦文とサインがジャケットになっており、「無音よりも静か」と評される'Peace Piece'は、美しい静けさの中に、深い叙情性と生命を表したエヴァンスの真骨頂とも言える超名曲。180g重量盤
ジャズ~ディスコ~ファンク界隈に名を轟かす名キーボード奏者、Dexter Wanselの1976年発表の初ソロ・アルバム。壮大な幕開けを飾るA Prophet Named K.G.、多くのDJに愛されるLife On Mars、宇宙シンセシストにツボなTheme From The Planetsなどなど、好曲揃いでサンプリングネタも満載。Robert Abel系宇宙観のアートワークも良い、コズミック・ジャズ・ファンク。
ドン・チェリーが民族音楽に挑んだ 1973年名盤。トランペットを持ったジャケットですが本人はトランペットは使用しておらず、ピアノ、歌、ガムラン、ハルモニウム、パーカッションを本職を忘れて演奏しまくっているレアな内容。トライバルなパーカッション、瞑想的なチベタンベル、ミニマルなアフリカンピアノ等々エスニックでサイケデリックな内容が凄い。

「彼女はビリー・ホリデイのような声で、ジミー・リードのようにギターを弾くんだ」(Bob Dylan)。今は確信を持って言える、60年代最高の女性シンガーの1人。1960年代前半からNYグリニッチ・ヴィレッジで活動、ステージでも共演していたボブ・ディランからも後にフェイバリットに挙げられるなどしていたものの、決して商業的成功をおさめることのなかった孤高の女性シンガー、Karen Dalton。1969年の〈Capitol〉デビュー作『It's So Hard To Tell Who's Going To Love You The Best』がシアトルの〈Light In The Attic〉よりアナログ・リイシュー!本作では、Lead Belly、Fred Neil、Tim Hardinらの名曲をカバーし、アメリカのクラシカルなソングライティングの世代を横断。ダルトンの深い音楽的秘密の井戸に酔わせる、胸が締め付けられるようなブルージーでほろ甘いコンテンポラリー・フォークの一大傑作アルバム。Brian Barrによるライナーノーツが付属し、彼女の友人や音楽協力者へのインタビュー・エッセイを収録。〈RTI〉での高品質プレス。豪華ゲートフォールド・ジャケット仕様。衝撃的なデビュー作の決定版として相応しいヴァージョンです。

billy woodsの2015年作『Today, I Wrote Nothing』が、リリースから10年を経てリイシュー。本作は彼の広大なディスコグラフィの中でも、最も実験的でスケッチ的な傑作で、リリース当時はBlockheadとの共作『Dour Candy』や、『Race Music』に続くリリースだったが、両作の延長ではなく、むしろ構成もテーマもバラバラな断片のコレクション。全24曲は、ジャズの埃っぽいループ、幽霊のようなソウルのサンプル、軋むフィールド録音にラップを乗せた、詩的な断章集のようだが、暗いムード、孤独、不安、暴力といったモチーフが通底し、woods特有の知性と皮肉がにじんでいる。政治でも社会でもなく、もっと私的で、曖昧で、日記的なwoodsの一面がここにある。ロードムービー的な閉塞感と、死や失望の予感が漂う、くすんだ断章形式のヒップホップ。
ジャマイカの名門〈Gay Feet〉が1968年に残した、ロックステディ黄金期の空気をそのまま閉じ込めた、甘くメロウなインスト名盤『ABC Rocksteady』。テナーサックスの巨匠 Roland Alphonso を中心に、ロックステディを作り上げた伝説のギタリスト Lynn Taitt、名オルガニスト Aubrey Adams らが参加した豪華編成で、〈Gay Feet〉のヒット曲を再構築。メロウでリラクシンなムードが全編に漂い、Roland Alphonso のジャジーで甘いテナー、Lynn Taitt の繊細なカッティングとメロディ、ロックステディ特有の柔らかいグルーヴを支える Aubrey Adams のオルガンが完璧に溶け合う。ジャマイカ音楽の美しさを堪能できる一枚。

パキスタン出身のシンガーで、スーフィー音楽の精神性と、スペインのフラメンコの歌唱法を融合。スーフィー・フラメンコとも呼ばれる唯一無二のスタイルを確立したAziz Balouch。録音は非常に少なく、現存するのは 1962年にスペインで録音された2枚のEPのみ、その全曲を収録した決定版アーカイブが〈Death Is Not The End〉より登場。Aziz Balouchの音楽は、スーフィーの祈りに根ざした深い声の揺らぎと、フラメンコ特有の強い抑揚を併せ持つ情熱的な歌唱が共存しており、祈りと嘆きが混ざったような独自の旋律感が息づいている。伴奏は最小限で、声の存在感が圧倒的に前に出るため、宗教的な精神性と情熱的な歌のエネルギーが同時に立ち上がり、異文化が自然に溶け合ったような不思議な魅力を放っている。
東アフリカで絶大な人気を誇った、ケニア産ルンバ・コンゴレーズ・バンドOrchestra Super Mazembeの代表曲をまとめたコンピレーション。オリジナルは1980年代にケニアやジンバブエでリリースされていたもので、コンゴ発祥のルンバ・コンゴレーズをベースにしながら、当地の音楽シーンに合わせてよりダンサブルでキャッチーなスタイルへと発展している。軽快なギターリフと流れるようなリズム、複数ボーカルによるコール&レスポンス、ルンバ・コンゴレーズの長尺でトランス感のある展開と東アフリカのポップ感の融合した、ダンサブルで心地よいアフリカン・グルーヴが詰まっている。東アフリカ全域で大ヒットし、バンドの代名詞とも言える名曲「Shauri Yako」や、ルンバ・コンゴレーズ直系のギターリフを中心としたトランシーなダンスパートが延々と続く「Atia-Jo」などを収録した決定版。

ヴィブラフォン、オルガン、ピアノ、編曲を自在に操るイタリアのマルチ奏者兼作曲家Alberto Baldan Bemboによる、長らく幻のサントラ/ライブラリー音源として語り継がれてきた作品1970年代の作品『Io E Mara』。本作は、週末の時間帯ごとの情景を描いたコンセプト・アルバムで、サイケデリックなスキャット、シタール、ジャズ・ピアノ、ラテン・グルーヴが交錯。波音や鳥のさえずりなどの効果音と、妖艶な女性ヴォーカルが絡み合い、官能的かつ幻想的な世界観を構築している。ラウンジ、モンド・イタリアン・サントラの代表作として、バレアリック、チルアウト・ファンにも人気の一枚。
Fred Wesley & The J.B.'sによる1974年のファンク名盤で、James Brownのプロデュースのもと、政治的メッセージと強烈なグルーヴが融合したレア・グルーヴの金字塔『Damn Right I Am Somebody』。James BrownのバックバンドJ.B.'sのリーダーであるトロンボーン奏者Fred Wesleyを中心に、重厚なホーンセクションとタイトなリズム隊が織りなすサウンドは、ブラック・プライドを高らかに宣言するタイトル曲「Damn Right I'm Somebody」や、Moogシンセの強烈なリフが印象的な「Blow Your Head」など、後のヒップホップにも多大な影響を与えた。税金と社会構造への疑問を投げかける「I'm Payin' Taxes, What Am I Buyin'?」など、社会批判的な視点も含まれ、James Brownが掲げたファンク=メッセージという哲学が色濃く反映された作品。
絶対にお見逃しなく!世界中のコレクターがウォントに挙げるオリエンタル・サイケデリック・グルーヴの破格の傑作が再発。イランの最高峰のシタール奏者、Abbas Mehrpouyaが1976年に同国のレーベル〈Ahang Rooz〉から発表した『Mehrpouya Sitar』が待望の2024年度アナログ・リイシュー。伝統的な東洋の形式と、より現代的な西洋のスタイルの間を行き来し、その2つの文化と風味の魅力的な融合を達成した珠玉のサイケデリック・レコード!インドのレアグルーヴの巨匠Ananda Shankarの作品と同様に、ファンキーなドラムから豊かなホーン、ワウワウギター、東洋の旋律が神々しく溶け合います。
King Tubbyの弟子としても知られるScientistがわずか20歳の時にレゲエ・ミュージックで最も多作で影響力のあるプロデューサーの1人Henry “Junjo” Lawesと共に作り上げた伝説的アルバム『Heavyweight Dub Champion』が堂々アナログ・リイシュー!パックマンゲームの様な音に、漫画の演出を彷彿とさせる特殊効果(鍋がぶつかり合うようなたくさんのボンボン、ブンブンという音、ブリップや金切り声など) 、サウンドサンプルを巧みに重ね合わせる事で、一貫した完全なサウンドのダブ・タペストリーを作成した遊び心に満ち溢れた一枚!すべてのトラック・タイトルはボクシングへの言及となっています。
近年世界中から人気高まるジャパン・ミュージックですが、名盤ヴァイナル再発来ました!! 細野晴臣、鈴木茂、山下達郎をはじめとする日本のトップサウンドクリエイターが、南太平洋での休日アイランド・ミュージックをイメージに制作した1978年発表のトロピカルな名作。マーティン・デニー譲りのエキゾチカと、黎明期の電子楽器を用いた、ジャパン・エキゾ・フュージョン。坂本龍一、林立夫、高橋幸宏等、豪華メンバー参加。YMOヴァージョンの元となる「コズミック・サーフィン」等も収録。お見逃し無く!!!
はっぴいえんどやTin Pan Alley、YMOでの活動を始め、日本のロックからオルタナティヴな音楽、テクノポップからアンビエントまで幅広く活動してきた細野晴臣の名作。清水靖晃から、コシミハル、上野耕路、福澤もろ始め豪華メンバーが集結し、作り上げた1989年エキゾティック・アンビエント&シンセ・ポップな大傑作。バブル期の拝金主義に辟易し、世界の民族音楽やアンビエントへと入り込んでいくこととなったバブルへのアンチテーゼとも言える、当時では異色とも言えた決定的作品。「omni Sight Seeing」は「全方位観光」という意味で、異国探訪の果てとでも言えそうな世界音楽の探求の限りを尽くした没入感&埋没感溢れる名曲の数々に圧倒されるばかりです。
数多い細野サントラ・ワークスでも重要な一枚である1987年に公開されたアニメーション映画『源氏物語』のオリジナル・サウンドトラックが<Victory>よりリイシュー!細野晴臣の多くの作品とは異なり、本作ではシンセサイザーはほとんど雰囲気を表現するテクスチャーとして機能しており、代わりに伝統的な和楽器、特に琴、笛、太鼓を前面に押し出しているが、そこではそれらの楽器音は聴き慣れない楽器になるまで幾重にも重ね合わせられており、指弾きの弦楽器の数々は虫の声のように聞こえ、穏やかなハンド・パーカッションの波は呼吸のうねりのように感じられ、加工されたフルートは風の悲鳴を暗示する。深く神秘的な音世界のなかに、どこかポップやエスノの要素も見え隠れするフューチャリスティック・クラシカルなエレガンス漂う傑作!
サン・ラーとアーケストラの初期を代表する、彼らの歩みの中でも重要な転換点にあたるアルバム『Jazz in Silhouette』。まだ宇宙的なフリー・フォームに飛び立つ前の段階にありながら、既存のジャズの語法を自在に操りつつ、次の時代を予感させるアイデアが散りばめられている。ここに収められた楽曲はすべてラーのオリジナルで、当時のジャズの主流とも言えるスタンダードのアレンジに頼ることなく、彼自身の作曲・編曲・演奏の力でバンドを牽引しているのが大きなポイント。ビバップやスウィングの要素を土台にしながら、エキゾチックなメロディや独自のズレや拡張が仕込まれ独特のリズムやコード感覚を持ち込み、伝統と革新がせめぎ合うサウンドを形にしている。タイトルや「Saturn」などの曲名からもわかるように、すでに宇宙や超越的な世界観を打ち出し、後年のアヴァンギャルドな探究を予兆する作品でありながら、同時にジャズ史の正統的な文脈にも根ざしている稀有な一枚。後の宇宙的探査へと飛び立つ前に、地上でしっかりと力を蓄えていたサン・ラーを知ることができる初期の傑作。

アメリカの伝説的ビート詩人Allen Ginsbergが1971年から1981年にかけて録音した楽曲を収めた、詩と音楽の融合を試みた異色のアルバム『First Blues』が〈Death Is Not The End〉よりヴァイナル再発。本作は1971年から1981年にかけて録音された楽曲を収録しており、ラグタイム、ブルース、バラッド、即興詩などが混在するユニークな構成となっている。ギンズバーグの詩的な語りと歌唱が交錯する楽曲群には、Bob Dylan、Arthur Russell、David Amram、Happy Traumなど、ジャンルを超えた豪華なミュージシャンが参加しており、ハーモニウムや指シンバルを用いた素朴な演奏と、ユーモアや政治風刺、性的表現を含む率直な歌詞が特徴的。ギンズバーグの声そのものが持つ力と、詩人が歌うことで生まれる新たな表現のかたちによって、詩と音楽の境界を軽やかに飛び越えていく、文化的にも音楽的にも貴重な記録。

アメリカの伝説的ビート詩人Allen Ginsbergが1971年から1981年にかけて録音した楽曲を収めた、詩と音楽の融合を試みた異色のアルバム『First Blues』が〈Death Is Not The End〉よりカセットで再発。本作は1971年から1981年にかけて録音された楽曲を収録しており、ラグタイム、ブルース、バラッド、即興詩などが混在するユニークな構成となっている。ギンズバーグの詩的な語りと歌唱が交錯する楽曲群には、Bob Dylan、Arthur Russell、David Amram、Happy Traumなど、ジャンルを超えた豪華なミュージシャンが参加しており、ハーモニウムや指シンバルを用いた素朴な演奏と、ユーモアや政治風刺、性的表現を含む率直な歌詞が特徴的。ギンズバーグの声そのものが持つ力と、詩人が歌うことで生まれる新たな表現のかたちによって、詩と音楽の境界を軽やかに飛び越えていく、文化的にも音楽的にも貴重な記録。
