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ビリー・ホリデイの晩年のベストと呼び声の高い、1956年のカーネギーホール公演を収録したライブ盤。このライブはビリーの自伝『Lady Sings the Blues』のプロモーションのために開かれ、ギルバート・ミルスタインによる朗読が、随所に挟まれている。オリジナルは、ビリーが1959年7月17日に44歳で亡くなってから約2年後の1961年に発売。
南アフリカからのジャズ文化と政治的な黒人運動を背景に、その熱い情熱と闘争が音楽を通して見事な結晶に。管、弦、打楽器の大きな渦が轟く"Shwabada"に始まり、周りのガヤも囲んで自由を歌う"Freedom"、またアフロな暖かさでピアノとパーカッションが踊る"Nomusa"なんかも素晴らしい。集団人間演奏の巧みな技とこれぞ"スピリチュアル"なムードが圧巻の1枚です。BatsumiやAfrican Songbirdを出版してきた南アフリカ専科レーベル英Matsuli Musicの仕事とあって内容はお墨付き。
通算33作目となる2022年作『Venus Penguin』は、フランスの伝説的ギタリストNoël Akchoté、ミナス新世代と言われるブラジルのAntonio Loureiro、Frederico Heliodoro、ルイス・コールやサム・ゲンデルらと新しい音楽カルチャーを作っているアメリカのギタリストAdam Ratnerをフィーチャー。
ジャズからクラシック、音響派やモダン・フォルクローレを巻き込んで静かに編まれる本作を、既に本年のベストアルバムとして挙げるリスナーも多く、多方で話題を呼んでいる笹久保伸のシスモグラフ的作品です。
今年3月に自主制作で発表されたアナログ盤は即完した本作を、装い新たにクリアカラー・ヴァイナル仕様で再リリース。
Side A
1.DUO 2021 (feat. Noël Akchoté)
Side B
1.Waltz for Canaria (feat. Antonio Loureiro)
2.Chrysanthemum (feat. Frederico Heliodoro)
3.Ocho Valles (feat. Adm Ratner)
4.Venus Penguin
意欲的に制作を続ける笹久保伸の最新作『Mount Analogue』は、音質にこだわった180g重量盤の限定仕様でアナログ化。
秩父のギタリスト笹久保伸の通算35作目となるアルバム『Mount Analogue』(類推の山)
不可視の山の至高点へと向かう登山=精神の旅。
2022年秩父から音楽を類推し山道を進む過程に見えてくる景色と環境。
地を天に結ぶ道としての山で、前衛音楽やジャズの最先端にいる音楽家たちと一緒にフォークロア、ジャズをアンビエントで結ぶ。
"登山とは、最大の慎重さをもって最大の危険に立ち向かいつつ、山を歩きまわる技術。
ここで技術と呼ぶのは、ある行動を通じてある知識を遂行すること"(類推の山)
今作は10年に渡る秩父での山の活動とRen_ Daumalにインスパイアされた。
参加アーティスト
Shin Sasakubo
Jozef Dumoulin
Deangelo Silva
Florencia Ruiz
Gabriel Bruce
Frederico Heliodoro
Side A
1.Prologue CHICHIBU
2.CHICHIBU 2 (feat. Deangelo Silva, Gabriel Bruce ,Frederico Heliodoro)
3.Luz Ambar (feat.Deangelo Silva)
4.Fontainebleau (feat.Florencia Ruiz)
Side B
1.Bird (feat. Jozef Dumoulin)
2.Kon kon (feat.Deangelo Silva) ※Ainu Tradicional Music.
3.Nieve(feat.Florencia Ruiz)
4.Valles(feat.Deangelo Silva,Gabriel Bruce)
リマスター180g重量盤。1988年にリリースされたデビュー・アルバム『Isn't Anything』によって、彼らはオルタナティブ・ミュージックに革命を起こし、その後のギター・ミュージックに新しいアプローチをもたらした。そのサウンドは、数多のサブジャンルの雛形となり、ギター・ミュージックとスタジオ制作における画期的手法を提示した。同声域で歌うことで完璧に溶け合うジェンダーレスなケヴィン・シールズとビリンダ・ブッチャーのヴォーカルは、シールズのギターが奏でる眩暈がするような強烈な音を補完するもう一つのメロディックなレイヤーとして機能している。このアルバムは、激しく推進的なものから静かで不穏なものまで、収録曲の多くに存在する不気味な空間感覚によって特徴付けられている。
・Studer A80 VU-PREとNeumann VMS 80を使用し、オリジナル1/4インチ・アナログ・テープからマスタリング
・180g重量盤
・スタンダード・ゲートフォールド・アウタースリーヴ
・300 x 300 mmのアートプリント4枚封入
・DLコード封入 (24-bit|16-bit|mp3)
63分、15曲からなる連続した組曲、
実験的オーディオ劇とも言えるトータルな作品です。
このアルバムを貫く糸はヴェロニク・ヴァンサンのテキストで、
一連の登場人物が話し、歌うモノローグやダイアログを通して
展開する謎めいた哲学的で詩的な物語。
作曲、編曲はマルク・オランデル。
アクサク・マブール独自のスタイルで様々なサブジャンルを内包する作風。
BBC、the RTF、the RAI などの創造的なワークショップから生まれた実験的なラジオ劇、とりわけ話し言葉、楽器や電子音楽、歌、音の研究を組み合わせた
ドイツのHörspiels (ラジオドラマ)へのオマージュを込めた作品でもある。
大衆音楽にインスパイアされた要素を盛り込みつつ、
歌、台詞ースポークン・ダイアログを取り入れた
20世紀前半に冒険的な作曲家たちの舞台作品の控えめな引用も散見される。
当時の作曲家たちは作品を説明する際、
幻想的オペラ、ミーモドラマ、ジングシュピール
といったことばで作品を説明したという。
Alig Fodder ( Family Fodder)、Blaine L. Reininger (Tuxedomoon)、
Audrey Ginestet & Benjamin Glibert (Aquaserge), Lætitia Sadier (Stereolab) といった
過去~現在までアクサク・マブールの歴史に深く関わるミュージシャンたちが多数
「声」の出演をしているアルバムでもある。
主にジャズの名盤を180gカラー盤で復刻しているレーベル「WAX TIME IN COLOR」から、グールドのゴルトベルク、55年録音盤が登場。クラシックのリリースはまったくもって稀有。
グールドのSONYデビュー盤となった本作は「ピアノによるバッハ」のあり方を根本から覆した衝撃の演奏。疾走感にあふれたタッチ、快感を伴うほどの対位法処理、独特な内声の歌いこみなどの特徴は、後の世に無視することの出来ない決定的な影響を与えました。
ジャンルを超えてあまねく知られるグールドの名盤。クラシック・ファンはもちろん、ジャズ・ファンにもおすすめの注目リリースです。