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12月上旬再入荷。吉村弘や芦川聡、広瀬豊等の日本の環境音楽ファンも必携!嫋やかに揺れる自然美へと呑まれるオーガニック・ニューエイジ!Flying Lotus主宰の世界的名門ビート・レーベル〈Brainfeeder〉にも作品を残している名作家、Matthewdavid率いるLAビートの一大集積地にしてニューエイジ再興地としても邁進してきた〈Leaving Records〉からは、同地拠点のアーティスト、Olive Ardizonによるプロジェクト、Green-HouseによるデビューEPが登場です!「植物の生命とそれらを育てる人々のコミュケーション」というコンセプトを基に製作された全6曲を収録。水の音や自然に息づく動植物の声や躍動を捉えたフィールド・レコーディングを基調に、日本の環境音楽にも通じる引きの美や静けさを内包した耽美なシンセ・サウンドが息吹く極上のニューエイジ/アンビエント作品。まさにきらめく生命と自然を讃える賛美歌のような極上の一作です。Michael Flanaganによるアートワーク。
早すぎたポスト・シューゲイズの先駆者が久々の新作を携えて帰還!絶対にお見逃しなく。Seefeelは1992年にロンドンで結成され、My Bloody ValentineやSpacemen 3のようなシューゲイザー・サウンドを制作していたが、当時バンドの大ファンを公言していたAphex Twinが彼らの初期トラック「Time To Find Me」のリミックスを提供するなど、徐々にエレクトロニック・ミュージックの世界へ傾倒して行った。インディー・ロックとアンビエント・テクノの要素を融合させた独自のスタイルは大きな話題となり、イギリスの音楽誌『The Wire』から"ポスト・ロック"という呼名を与えられたバンドの一つとしても知られている。そんな彼らが13年ぶりに最新アルバム『Everything Squared』を〈Warp Records〉からリリースする!この作品は、彼らのトレードマークであるサウンドを現代的に進化させた6曲入りのミニアルバム。Mark CliffordとSarah Peacockの2人が主に作曲と演奏を担当し、2010年のアルバム『Seefeel』をリリースした時期にメンバーだったシゲル・イシハラ(DJスコッチ・エッグ)もベースで2曲に参加。マスタリングはミニマル・ダブの大御所エンジニア、PoleことStefan Betke、デザインはThe Designers RepublicのIan Andersonが担当
Laila Sakiniも参加!〈Vanity Records〉にも名を連ねたジャパニーズ・テクノ先駆者・白石隆之らの名ユニット= Tristan Discoの音源集にもリミックスで参加。90年代後半から00年代前半に活動し、近年発表された未発表アルバムがカルト人気を集めていたスウェーデンのユニットCivilistjävel!による〈FELT〉からの 4 枚目のリリースとなる作品『Brödföda』がアナログで登場。氷河の様な凍てつくテクスチャーと広々としたサウンドスケープを携えた、アトモスフェリックな深海系ダブテクノ・サウンドを軸に、ELDON、Withdrawnらが参加した激渋なインダストリアル・ヒップホップ"Ⅷ"の様な曲までとにかく絶品です!名匠Noel Summervilleがマスタリング仕様。
歴史に埋もれた宝石の原石的な未発音源集!!クリア・グリーン・ヴァイナル仕様で9年ぶりに〈Delmore Recording Society〉より再発。1960年代前半からNYグリニッチ・ヴィレッジで活動し、フォークリヴァイヴァルの時代にステージでも共演のあるボブ・ディランからも後にフェイバリットにあげられるが決して商業的成功をおさめることのなかった孤高の女性シンガーのデビュー前の録音作。1966年、コロラド州サマヴィルにある彼女の山小屋にオープンリールレコーダーを持ち込んで、このような極上の音楽の夕べを録音。彼女とRichard Tuckerがライブのリハーサルをしているときに、Carl Baronが「録音」ボタンを押したのである。その結果、最も生々しい自然な姿が記録され、まるでその場に居合わせたかのような体験ができる、空気ごと閉じ込められた作品。Tim HardinやFred Neil、度々比較されるBillie Holidayのカバー、そしてスタジオアルバムの『In My Own Time』にも収録される「Katie Cruel」の初期バージョンも収録。スタジオ・レコーディングのオリジナルアルバムは1969年の『It's So Hard To Tell Who's Going To Love You The Best』と、1971年の『In My Own Time』の2枚のみで、もちろん素晴らしい内容だが、自宅のキッチンや友人たちと暖炉を囲みながら歌うことが好きだった彼女には、このように肩の力が抜けたリラックスした自然体で歌うことが音楽をやる上で最も重要だったのではないかと思わせる。録音状態は良くないが、そこがまたより大切にしたくなるような優しい気持ちを引き出してくれる。今は確信を持って言える、60年代最高の女性シンガーの1人!!
故ジョン・ハッセルのレア音源を収録した『Psychogeography [Zones Of Feeling]』が初のLP化!
ジョン・ハッセルは、この50年間で最も影響力のある作曲家だ。 - Brian Eno
ジョン・ハッセルのコンテンポラリー・ミュージック史における偉大さは、マイルス・デイビス、ジミ・ヘンドリックス、ジェームス・ブラウン、もしくはヴェルヴェット・アンダーグラウンドに匹敵する。 - The Wire誌
2021年6月26日に84歳でこの世を去ったジョン・ハッセル。生涯で創り出した膨大な作品は、音楽、そしてアートの世界に多大な影響を及ぼした。第二次世界大戦後、メンフィスでジューク・ジョイントやブルース・パーティに通って育ち、カンのホルガー・シューカイやイルミン・シュミットと共にシュトックハウゼンに師事、テリー・ライリーと共に活動、名作『In C』にも参加し、ラモンテ・ヤングやマリアン・ザジーラとともにシアター・オブ・エターナル・ミュージック(Theatre of Eternal Music)で活動、そして北インド古典声楽家プランディッド・プランナートからラーガの指導も受けている。更にはUS実験音楽巨匠デヴィッド・ローゼンブームやブラジルの伝説的パーカッショニスト、ナナ・ヴァスコンセロスによるアルバム参加、ブライアン・イーノとのコラボレーション、トーキング・ヘッズの「Remain In Light」での演奏、そのほかにもファラフィーナ、ライ・クーダー、レスリー・ウィナー、ホアン・アトキンス、モーリッツ・フォン・オズワルドなど、数え上げればきりがないほど多くのアーティストと共にレコーディングを行ってきた。今回、これまでLPではリリースされていなかった『The Living City [Live at the Winter Garden 17 September 1989]』と『Psychogeography [Zones Of Feeling]』の2作品の初LP化が決定!
『The Living City [Live at the Winter Garden 17 September 1989]』は1989年9月にニューヨークのワールドフィナンシャルセンター・ウィンターガーデンで行われたオーディオビジュアルインスタレーションの一部としてジョン・ハッセル・グループが演奏し、ブライアン・イーノがライブ・ミックスを行った音源となっている。
『Psychogeography [Zones Of Feeling]』は、1990年に発売された『City: Works Of Fiction』を状況主義的に捉え直したものとなっており、2014年にギー・ドゥボールの哲学を指針としてまとめられた音源である。ジョン・ハッセル自身が何ヶ月もかけて90年当時のテープ・コレクションを集め、別テイク、デモ、スタジオ・ジャムのシーケンスを編集したものとなっている。
両作品は2014年に再発された『City: Works Of Fiction』の3枚組CDに収録された音源で、今回が初のLP化となる。LPはPoleことStefan Betkeによってカッティングが行われ、ジョン・ハッセル、ブライアン・イーノ、その他参加ミュージシャンのインタビューや当時のアーカイブ画像、アルバム全曲のダウンロード・カードが入った印刷インナースリーブ付きのデラックス・ゲートフォールド・ヴァイナル・エディションとして発売される。
Peter Rehbergの死去後、〈Editions Mego〉を引き継いだ 〈Shelter Press〉と〈INA-GRM〉による運営のもと、〈GRM〉関連の歴史的に重要な作品を現代へと紹介するフランスの要注意レーベル〈Recollection GRM〉から新物件!Pierre Schaefferと並ぶ、フランスの現代音楽の巨匠にして、ミュージック・コンクレートの先駆者としても知られるPierre Henry (1927-2017)が2003年に残したアルバム『Labyrinthe!』が初アナログ化!2003 年3月29日、パリの〈Radio France〉の〈Olivier Messiaen〉ホールで初演された、〈Radio France〉の委嘱作品。機械的ながらも有機的という、現在のポスト・インダストリアル・ミュージックのルーツとも呼べるような、圧倒的な音塊が収録されたトラック群。知性の冷徹を体現するように響く音響は、冷たく荒涼としていながら生物のように躍動し、無二の鋼鉄的な空間を描き出しています。
〈Pitchfork〉でも紹介された事も記憶に新しい〈100% Silk〉からの傑作カセット作品が待望のアナログ化!八王子の〈道程Records〉のレーベル部門や〈Constellation Tatsu〉からも極めて優れたニューエイジ/アンビエント・ダンス作品を送り出していた東京の要注目なDJ/プロデューサー、Soshi Takedaによる21年の人気作『Floating Mountains』が初のレコード・フォーマットで登場!1980年代中期のアイコニックな中国の風景写真集からインスピレーションを得た作品。1990年代のハードウェア・シンセサイザーとサンプラーを使用し、パンデミック直下の2020年から2021年の冬から春にかけての8ヶ月間で自宅スタジオで録音された6曲を収録。コズミックな漂流感や水晶のようなエレトクロニカ・サウンドが実に優美で珠玉なドリーム・テクノ/バレアリック・ハウス大名作!
Gigi MasinやSuzanne Kraftのファンにも!インディからエクスペリメンタル、ヒプナゴジック・ポップ、ニューエイジに至るまで、類を見ないカルトなカタログを作り上げてきたUS地下カセット界隈最大の良心的レーベル〈Not Not Fun〉より新物件。同レーベルに優れた作品群を残すカナダのドリーム・ポップ名手White Poppyによる最新アルバム『Ataraxia』と、前者を含む、近年リリースしてきた3部作『Paradise Gardens』シリーズからのアウトテイク、B面、別ミックス音源を収めたカセット作品のバンドル盤が到着。前作から大きくモダン・ニューエイジ/バレアリック・サウンドへ飛躍しつつ、ドリーム・ポップのエッセンスを随所に散りばめた、親密で優美な楽曲がずらりと並ぶ、近年の〈Not Not Fun〉でも稀有な一枚。3部作の LP『Paradise Gardens』(2020 年)、『Sound Of Blue』(2023 年)、と今作『Ataraxia』(2024 年) のプロセスにおける流動性と探求の様子を記録したカセット盤『Paradise Regained』も大変秀逸でありこちらも見逃せない内容です。
普段は農家として働きながら、ディープ・ハウス・プロデューサーとしての活動も展開している千葉県船橋市在住のHiroyuki Tanakaによるソロ・プロジェクトCharles A.D.による最新カセット作品が〈100% Silk〉から登場。2017年にオーストリアの〈Dream Raw Recordings〉よりデビューして以来、東京のアンビエント・レーベル〈梅レコード〉や〈AvantRoots〉などから作品をリリース。ライブ・ハードウェアを用いたダブ・テクノやアシッド・テクノの作曲を静かに育んできた彼が、5年間にわたるスタジオでの探求を経て構想&録音したアルバム。『West Pontoon Bridge』という表題は、川の河口でボートの上に板を渡した仮設の橋に由来する日本の名所から取られたものであり、同じく即興的かつパノラマ的に展開されていく幻想的で優美なダンス・ミュージック。夕暮れの木々、苔むした滝、海霧に包まれた隠れた寺院といったグラデーションの風景を想起させる、ナイトスケープとチルアウトな雰囲気によく馴染むドリーム/アンビエント・ハウス美盤!
2010年国産アンビエント/サウンドスケープの傑作がアナログ再発!アンビエントや環境音楽に特化した東京の名店〈Kankyo Records〉店主であり、自身も吉村弘などの日本の80年代のアンビエントのパイオニアに触発された珠玉の作品群を送り出してきたH.Takahashi氏が2018年に〈Not Not Fun〉からカセットリリースしたアルバム『Escapism』がボーナストラック2曲を追加収録して待望のアナログ化!「日々感じている現実への不満」をインスピレーションに作り上げられた作品であり、静かで多彩たタッチと共に、色付きのガラスの螺旋の中に幻想と至福のスペクトルを誘い出します。
地下カセット界隈を代表するモダン・ニューエイジの重要格Wave TemplesとX.Y.R.もゲスト参加。今年1月にも〈Not Not Fun〉から秀逸なアンビエント作品を送り出したばかり。Akasha SystemやDJ Panthr、Opalineといった複数の名義を使い分け、卓越したアンビエント・ダンス~ニューエイジ作品のカタログを作り上げてきたHunter Thompsonが始動させたトライバル・ダブ名義=Teguによる、今年度2作目となる最新カセット・アルバム『Owl Island』が到着!24年初頭にフロリダの運河沿いで録音されたという10月発表のアルバム。古代の湿地を漂う温かい霧のように流れ込み、低音のうねりと湿気を帯びたシンセのループで揺れる、奥地系トライバル・アンビエント/アンビエント・ダブ秀盤!
1992年、Warpがテクノ・ミュージックの新しいあり方を提示したコンピレーション『Artific ial Intelligence』への参加で注目を集め、翌1993年にファースト・アルバム『Incunabula』で鮮烈な印象をシーンに与え、さらに翌1994年の『Amber』で大胆な実験に乗りこんだオウテカは、以来IDM/エレクトロニカを代表するアーティストであり、孤高の存在であり続けている。IDM/エレクトロニカがさらなる変容を見せた2010年代にあってなお、『Oversteps』(2010年)、CD2枚組『Exai』(2013年)、自分たちのサイトからリリースしたCD5枚組『elseq 1-5』(2016年)、そしてCD8枚組LP12枚組の超大作『NTS Sessions.』(2018年)と、その勢いは衰えるどころか増幅しているようですらある。
そんな創造性の火を燃やし続けるオウテカが、2020年代はじめてのアルバムをリリースする。16時間を超えながら「ひとつの作品」だと見なされていた『NTS Sessions.』とは対照的に、11曲のトラックに現在のオウテカのエッセンスを注ぎこんだ本作は『SIGN』と名付けられている。
ポップ・ミュージックがより手軽なものとなり生活のBGMへと後退していく時代に、彼らはあくまでもリスナーに能動的な聴取体験を促す。音の進化を止めないということにおいて、そして、音楽を消費することに徹底的に逆らうことにおいて、オウテカはけっして変わらない。『SIGN』はその最新の成果であり、音楽に対して人間が能動的であり続けることの信頼である。
Seaglass Wave Translucent Vinyl仕様。Meditationsでベストセラーだったコンピレーション「Fragments du Monde Flottant」の監修でも知られ、蜜教の研究や東洋音楽そして細野晴臣を敬愛するシンガーソングライターDevendra Banhartと、プロデューサーとして数々の素晴らしい作品を共に生み出している盟友Noah Georgeson。パンデミックの中、別々にレコーディングし完成させたアンビエントアルバム。 2019年のDevendra Banhartのアルバム「Ma」をレコーディングしているときに制作がはじまり、2020年に仲間と共に作品としてまとめられた。 2人が出会った頃から温めてきたアイデアが20年越しで今の時代にこそ必要だと、いよいよ形となって発表された。 ヘンリー・カウエル、ルー・ハドソン、ポーリン・オリヴェロスなどニューエイジ・ミュージックの先人たちからの影響を色濃く感じさせつつも自分たちの感性を存分に表現しているのは流石です!! 禅の世界にも通じるような慈悲に満ちた、瞑想的なこの作品はタイトル通り美しい"避難"場所になることでしょう。
なんとあのジムオルーク氏もラジオで紹介していたスウェーデンの電子音楽家Ragnar Grippeが、Terry RileyやSun Ra、Steve Reichの作品をも擁する音楽遺産級のミニマル宝庫Shandarからリリースしたミュージック・コンクレート~ポスト・モダン・クラシカルの大名盤、「Sand」がなんとこの度40年ぶりのヴァイナル再発です!
数々のアンビエント作家やミニマル音楽の意匠を受け継いだ20世紀最後のミニマリスト、Ragnar Grippeの世紀の作品がようやく21世紀にも日の目を見ました。元々はクラシック畑のチェロ奏者で、70年代初期にパリにて、Pierre SchaefferやPierre Henryにて創設された、当時の電子音楽の最先端を走ったGroupe de Recherches Musicales(GRM)にて学び、同じ頃交友を持ったLuc Ferrariから知識と機材を譲り受け、実験音楽スタジオl’Atelier de la Libération Musicale(ALM)を創設。本作は、インド出身の抽象画家、Viswanadhan Veluの作品に多大にインスパイアを受けて制作された一枚で、テープデッキ2台とギターにオルガン、カスタネットなどで構成される豊かな音色は没入感たっぷり。流れをわたる重厚なドローンの波に、おもちゃの楽隊が船を浮かべ、夢幻の空へと誘う極上インナートリップ体験。澄んだテクスチャーと童心に返る創造的な音世界に心ときめくこと間違いなしです。
東京の先鋭的ポスト・パンク・デュオ「帯化」の主宰する、卓越した審美眼に溢れる昨今要注目のインディペンデント・レーベルであり、毎度素晴らしい装丁でフィジカル作品を送り出してきた〈造園計画〉からは、今年度の国産ニューエイジ/アンビエントとして大変秀逸な内容のカセットが堂々アナウンス! 郊外の貧しい植栽から、あるいは国道沿いのマンションの一室から紡がれる、郊外都市のためのニューエイジ。千葉、鎌取出身の音楽家、織川一による第一音源集『穂遊/Suiyu』。
自宅の一室での宅録と環境音で構成されたという、ローファイでありながら神学的な響きを含むA面から、オートハープ、エレピ、ムーグシンセ、オルガン、テナーサックスなどのあらゆる楽器によって柔らかく塗り重ねられた音響と、野を駆け回る野ウサギのように自由な歌声が美しく溶け合う、15分を越える表題曲『穂遊/Suiyu』に向かって、郊外都市の憂鬱は穏やかに浮遊していく。
Popol Vuhなどのスピチュアルなジャーマンサイケの系譜と<Leaving Records>などのニューエイジリバイバルの系譜を引きながらも、プライベートな余白をそなえたニューエイジアルバム。カセット版には、『穂遊/Suiyu』のDLコードにあわせて、アウトトラック集『一向自適/Ikkojiteki』のDLコードが付属。
スペインの知られざるシューゲイザー集団Bélver Yin。あの『Loveless』と同年に産み落とされた名盤として語り継がれるはずだった(?)失われた名作にして、カタルシスなデビュー作『Luz Bel』が再発!90年代の変わり目に始まり、英国の幻想的なオルタナティブ・ポップ (Cocteau Twins, The Chameleons, The Cureなど) への執着から開花したその音楽は、スペイン全土でラジオ放送やコンサートが行われたにも関わらず、流通がなかったため、2020年の〈Efficient Space〉からの再発まではほとんど無視されていました。パステルでセピアな幻想とバレアリスへの憧憬が儚くも温かに溶け合う、夢見心地で耽美なドリーム・ポップ/シューゲイズの美盤。
1990年から1994年の間に制作され楽曲をまとめ、1995年にリリースされた移籍後2枚目となるアルバム。初期のアンビエントやIDM、ハードコア・テクノを踏襲しながら、アシッドやノイズ、“ドリルンベース”とも形容される破綻したビートを搭載するなどエイフェックス・ツイン二面性や多様性を網羅する一枚。強烈なインダストリアル・ダウンテンポが炸裂したシングル「Ventolin」や、「Xtal」と並べて語られる名曲「Alberto Balsalm」を含む全12曲を収録。180g重量盤。
キャリア屈指の人気を誇る名曲「Girl/Boy Song」を収録したエイフェックス・ツインの代名詞的作品。
自らの本名を冠し、同名の亡き兄へと捧げられた作品(1996年リリース)。アナログ・シンセからソフトウェア・シンセへと制作機材もシフトし、痙攣するビートにクラシックやトイ・ミュージックを掛け合わせ、無二のポップ・ミュージックへと昇華された90年代を代表するアルバム。ドラマチックにたゆたう弦楽器とエモーショナルにのた打ち回るビートとのコントラストが琴線を直撃する名曲「Girl/Boy Song」は本作に収録。
11月下旬再入荷。Jon Hassellの第4世界アンビエント・ジャズ・インスパイアな大人気作家Sam Gendelとのコラボ作『Music for Saxofone and Bass Guitar』は当店でも超超超ビッグ・ヒット。Jacob Collierとも共演しているLA出身のエクスペリメンタル/ジャズ・ベーシストであり、オルタナティヴ・ポップ・デュオ”Pratley”の一員、Sam Wilkes。自身が運営する〈Wilkes Records〉からの最新作『iiyo iiyo iiyo』がアナウンスされました!その雰囲気はスピーカーから溢れ出るほど濃厚、Sam Wilkesがバンドリーダー兼アレンジャーとして手がけたソロ5作目。静岡県掛川市の〈FESTIVAL de FRUE〉と東京・渋谷の〈WWWX〉でライブ録音された日本公演の様子を収めたライブ・アルバム。カセット版は限定200部。