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ジャマイカのギター巨匠Ernest Ranglinによる1965年のジャズ・トリオ作品で、カリブの風をまとったストレート・アヘッド・ジャズの名盤『Guitar In Ernest』が〈Sowing Records〉により高音質リマスター再発。Ernest Ranglinは、スカ、ロックステディ、レゲエの礎を築いたギタリストとして知られるが、本作では完全ジャズ畑の演奏を披露。柔らかく温かいギターの音色と、クールで流麗なジャズ・カルテット編成が好対照で、ピアニストLeslie Butlerとのコンビによる、南国ジャズの洗練された響きがたまらない。スタンダード曲も、カリブの風を感じさせるアレンジで、ジャマイカン・ジャズの至宝といえる一枚。
ジャマイカのギター巨匠Ernest Ranglinによる1964年のジャズ・トリオ作品で、ジャズ即興とアフロ・カリブのリズムが融合した名盤『Wranglin'』が〈Sowing Records〉により高音質リマスター再発。Ernest Ranglinは、スカ、ロックステディ、レゲエの礎を築いたギタリストとして知られるが、本作ではジャズ・ギタリストとしての技巧と懐の深さが際立つ。スウィンギーで流麗な演奏に、ジャマイカ特有のリズム感が溶け合い、アフロ・カリブの風を感じる独自のジャズ・スタイルを確立。古いライブ録音ながら驚くほどクリアな音質で、ジャズの洗練とジャマイカの魂が交差する珠玉の一枚として、時代を超えて愛され続けている。
日本の伝統演劇である能の謡などからインスピレーションを受け、芸能山城組の組頭、山城祥二が生み出した『AKIRA』の大傑作サウンドトラックがアナログ・リイシュー。伝統的な和楽器と未来的な電子音がユニークな融合を果たした本作は、様々な影響を織り交ぜながら、映画のディストピア的、サイバーパンク的テーマを反映した音風景を生み出しています。伝統的なチャントや太鼓、尺八のフルート、シンセサイザー、オーケストラといった多様な要素が、スクリーンのヴィジュアルを完璧に補完する、心を奪うような魅惑的な雰囲気を醸し出しているだけでなく、ポリリズミックなドラムマシンのビートとガムランの微分音音階にチューニングされたシンセを組み合わせた独特なスタイルによるパフォーマンスは『AKIRA』のディストピア的世界に儀式的な緊張感を齎しています。
ハープ奏者ドロシー・アシュビーのCadetより発表されていた1969年代表作がヴァイナル再発!アフリカ音楽の要素を多分に取り入れたパーカッシブな曲にドロシー・アシュビーの美しいハープの音色が共鳴する傑作。
ベルギーのジャズ・ピアニストMarc Moulin率いるPlaceboによる1971年発表のデビュー作で、ジャズ・ファンクの深淵とヨーロピアン・クールネスが交差するレアグルーヴの名盤『Ball Of Eyes』。Marc Moulinによるエレピとシンセの浮遊感あるプレイを中心として、ブラック・ミュージック由来のグルーヴとヨーロピアン・ジャズの洗練が融合。J DillaやMadlibなどのヒップホップ・プロデューサーがサンプリングしたことで再評価された本作は、ベルギー産ジャズの最高峰として、今なお新鮮な輝きを放っている。
オリジナルは高額で取引されている、1975年にプライベートレーベルから発表されていたオブスキュアUKダブの秘宝、Black Jade名義で活動していたバンドのセルフ・プロデュースの唯一作が遂にヴァイナル再発!全編スモーキーでスロウな展開のヘヴィ・ダブワイズ・アルバム。当時メンバー自身が路上で販売していたらしく、入手困難かつ素性が謎に包まれている一枚。
ブラジルのボサノヴァ歌手、ギタリスト、作曲家であり、ボサノヴァムーブメントの一員として名声を上げたEdu Loboが、1973年に発表したセルフ・タイトル・アルバムが〈Audio Clarity〉よりアナログ・リイシュー。ジャズの影響を受けた一般的なメインストリームのボサノヴァ・サウンドになりつつあったものを超えて、ポスト・ボサノヴァ・サウンドの頂点を示した重要作品!
ロバート・ワイアットのキャリアの中でも異彩を放つ一作『Radio Experiment Rome』が〈RAI TRADE〉よりヴァイナル・リイシュー!本作は、1981年2月、ソフト・マシーンの元ドラマーとして知られるワイアットが、ラジオ放送用に招かれ録音したセッションが収められており、商業的な完成度やアルバムとしての形にはこだわらず、自由で実験的なアプローチが全編にわたって展開されている。ピアノ、ボーカル、ハイハット、ジャウ・ハープなどが用いられており、このアルバムには、ジャズ的なサウンドスケープを展開する「Heathens Have No Souls」、美しいピアノメロディが印象的な「L'Albero Degli Zoccoli」、ボードヴィル風の実験的なヴォーカル調整を施した「Billie's Bounce」、ネルソン・マンデラの投獄を題材にした政治的なラント詩「Born Again Cretin」など、ジャンルを超えた実験的な要素が満載で、ワイアットの音楽的探求心が色濃く反映された作品となっている。
ニューエイジ〜アンビエント・ファンも勿論マスト。米国のミニマル・ミュージックを代表する現代音楽の偉人、Steve Reichによる6台のピアノのためのミニマル作品であり、1973年3月に完成した『6台のピアノ』と、同年に発表された、グロッケンシュピール、マリンバ、鉄琴(共鳴ファンのないビブラフォン)、女声、オルガンのために作曲された『マレット楽器、声およびオルガンのための音楽』を収めたマスターピース的作品。ミニマル・ミュージックの歴史的金字塔として今後も永い時を堪え続けるであろう、祝福とカタルシスに満ちた永遠の名作2作品がセットになった、ライヒ入門にも相応しい決定版的一枚です!
博多で結成された6人編成のあけぼの印は、ニューウェイヴの尖った質感とファンク/ジャズの自由なノリをかけ合わせ、そこにポップの瞬発力を注ぎ込むという独自のスタイルを確立していた。彼らが東京に拠点を移してから放った代表作にして、80年代後半の日本アンダーグラウンドの熱気を凝縮した一枚『Paradise Mambo』が〈Spittle Made In Japan〉より再発。〈DIW〉レーベルからのリリースという点も象徴的で、当時の先鋭的なシーンの真っ只中に位置づけられていたことが分かる作品で、音の印象としては、カクカクとしたリズムと跳ねるベースラインが全体を牽引し、そこに遊び心たっぷりのメロディや大胆なアレンジが重なる。曲ごとにジャズ的な即興感覚やニューウェイヴ的な鋭さが現れつつも、決して難解にはならず、キャッチーさと実験性のバランスを絶妙に保っているのが大きな魅力。ジャンルの枠を越えて自由に音楽を発明しか彼らの音楽は、今聴いてもまったく古びず、新鮮な響きに満ちている。
アシッド・フォーク最大級の大名盤がアナログ・リイシュー。元女優という経歴を持つドイツのシンガーソングライター、Sibylle Baierが1970年から73年の間に残した音源を纏めた2006年発表の伝説的アルバム『Colour Green』がアナログ・リイシュー!牧歌的かつ神秘的な弾き語りの歌とギターがこの上なく素晴らしい、暖かで可憐な極上アシッド・フォーク・アルバム! Vashti BunyanやJosephine Fosterが好きな方にも激激レコメンドの一生モノの一枚!
ブラジル音楽の巨匠バーデン・パウエルと詩人ヴィニシウス・ヂ・モライスによる1966年の歴史的名盤であり、アフロ・ブラジル宗教カンドンブレの儀式音楽にインスパイアされた革新的なサンバ作品『Os Afro Sambas』。クラシカルなギターと詩的な歌詞、そして女性コーラスQuarteto Em Cyによる神秘的なハーモニーが融合し、土着性と精神性を併せ持っており、サンバやボサノヴァの枠を超えた深い宗教的・文化的意味を持ち、後のトロピカリア運動やMPBにも大きな影響を与えた。ブラジル音楽の深層に触れるための貴重な入り口。リマスタリング済。
80年代中期に隆盛となった環境音楽の流行に於いて、その嚆矢となった'84年作『モーニング・ピクチャー』。
全楽曲を氏が一人で編み上げ、美しい旋律を閉じ込めた本作は当時クラウス・シュルツェ主宰<Innovative Communication>からもリリースされるほか、フローティング・ポインツが自身のDJ MIXでピックするなど、国内外問わず評価されています。
近年では純度の高いモダン・ニューエイジ~アンビエントの傑作として、さらに和レアリック("和"モノ+バレアリック)を代表する作品としても認知される名盤が待望の再発です。
【収録曲】
SIDE A
1.Kane
2.Dancing Snow
3. Meet Me In The Sheep Meadow
4.Valpolicella
SIDE B
1.September Walk
2.The Bagel
3.Morning Picture
4.The Mirage

従来のジャズの形式やスタイルを超越した独自の才能と感性を持つジャズ界の中心人物・富樫雅彦と鈴木勲という、日本の音楽シーンを代表する2人の天才による、詩情あふれるスピリチュアル・ジャズの傑作『A Day Of The Sun』がイタリアの名門〈Cinedelic Records〉よりアナログ再発!1979年に〈King Records〉傘下の〈Paddle Wheel〉から発表されたアルバム。富樫のドラム/パーカッションと鈴木のベースを基調に、時折チェロやピアノ/シンセを交え、2人だけで巧みに奏でられる独特の世界観は、予想を遥かに超える出来栄え。東洋の神秘的なメロディー、ダイナミズムに満ちたパーカッション、2人の感性が絡み合い、独特のグルーヴを生み出し、現代のサウンドメーカーやDJともつながる、色褪せることのないアヴァンギャルドで普遍的な名盤に仕上げられています。
ジャマイカ音楽の土台を作ったと言っても過言ではない、SkatalitesからBob Marley、The Specialsまで、時代もジャンルも超えて活躍したレジェンドであり、ジャマイカの孤高のトロンボーン奏者、リコ・ロドリゲス!76年の歴史的名盤『Man From Wareika』の翌年、プレリリースのプロモが関係者に配られたもののお蔵入りとなった幻のダブ・アルバム『Wareika Dub』がこの度〈Solid Roots〉よりリイシュー!ベースとブラスが前面に出たインスト・ダブ全9曲。オリジナルのアルバムが持っていたジャズとダブ、ルーツ・レゲエが絶妙に融合した雰囲気を、さらに深めた特別な一枚。リコのトロンボーンのメロディがより際立ち、グルーヴィーなベースラインと共鳴しながら、まるで一つの生き物のように息づいおり、オリジナルのダンスホール・ビートやジャズのスピリットを残しつつ、トラックごとに異なるアプローチでダブ処理が施され、音の重なりや響きが新たな次元へと引き上げられている。
ジョン・コルトレーンやサン・ラーの命脈へと連なるスピリチュアル・ジャズの生ける伝説であるPharoah Sandersが1969年に〈Impulse!〉から発表したスピリチュアル・ジャズの傑作『Karma』の〈Audio Clarity〉からの23年度リイシュー盤!Ron Carter、Lonnie Liston Smith、Leon Thomasらも参加したスピリチュアル・ジャズとしても先駆的な作品であり、サンダースの作品の中でも非常に高い人気を誇るアルバム。
Mr.ロックステディの異名を持つKen Bootheによる、オリジナルは1972年リリースの、彼のソウルフルな歌声とLloyd Charmersによる洗練されたプロダクションが融合したアーリー・レゲエの名盤。ショーケース・スタイルで構成されており、ヴォーカル・パートとダブ・パートが交互に展開されることで、楽曲の深みと空間的な広がりが際立ってくる。「Old Fashioned Way」や「I Don’t Want To See You Cry」など、感情豊かなラヴ・ソングが並び、BootheのR&Bやソウルの影響を強く受けたメロディと歌唱が魅力的。彼のキャリアの中でも特に人気の高いこの作品は、初期レゲエの洗練された側面を知る上で重要な一枚であり、温かみと哀愁を併せ持つそのサウンドは、今なお多くのリスナーの心を捉えている。
フランスはノルマンディー出身のトラディショナル・フォーク歌手Véronique Chalotによる1982年のセカンド・アルバムで、中世音楽とフレンチ・トラッドを融合させた幻想的な作品『A L'Entrée Du Temps Clair』。ギター、ダルシマー、ハーディ・ガーディ、エピネット・デ・ヴォージュなどの古楽器にバグパイプ、クルムホルン、ホイッスルなどの管楽器も加わり、幻想的で郷愁感あるアンサンブルを形作っている。くぐもったヴォーカルと浮遊感あるアレンジが、アシッド・フォーク的な魅力を放っており、オリジナル曲と伝承曲が違和感なく融合。中世と現代、伝承と創作が交差する、ひっそりと輝く宝石。
オブスキュアUKダブの秘宝、Black Jade。70年代ロンドンのアンダーグラウンドで強いカルト的支持を集めた先鋭的ダブ・ユニットによる、セカンド『Rockers』。デビュー作『Contempo』では宗教的ダブとも呼ばれるほど、深く沈み込むようなスローでミニマルかつスピリチュアルな音世界を展開していたが、本作ではよりルーツ寄りのサウンドへと舵を切っている。それでもBlack Jadeらしい独自性は残していて、アンダーグラウンドなざらつきと実験精神に満ちており、ジャマイカ的な明るさよりは、ロンドンらしい重く乾いた空気感が漂う。後期70年代にプライヴェート・プレスとしてごく少数のみ流通していた幻のアルバムが、ついに待望のリイシュー。今なお鮮烈に響く、時代を先取りしたような一枚!

ヴィブラフォン、オルガン、ピアノ、編曲を自在に操るイタリアのマルチ奏者兼作曲家Alberto Baldan Bemboによる、長らく幻のサントラ/ライブラリー音源として語り継がれてきた作品1970年代の作品『Io E Mara』。本作は、週末の時間帯ごとの情景を描いたコンセプト・アルバムで、サイケデリックなスキャット、シタール、ジャズ・ピアノ、ラテン・グルーヴが交錯。波音や鳥のさえずりなどの効果音と、妖艶な女性ヴォーカルが絡み合い、官能的かつ幻想的な世界観を構築している。ラウンジ、モンド・イタリアン・サントラの代表作として、バレアリック、チルアウト・ファンにも人気の一枚。
サイエンティストの1981年ダブ・クラシック!インベーダーをテーマにした『SPACE INVADERS』がヴァイナル再発!Mikey 'Roots' ScottとLinval Thompsonの共同プロデュース、バックはRoots Radicsによる、ワンドロップ禅定DUBWISE!
伝説的ダブ・ミュージシャン、Scientistが1982年に作り上げた傑作アルバム『Scientist Encounters Pac-Man』がアナログ・リイシュー。Linval Thompsonによるプロデュースのもと〈Greensleeves Records〉から発表された作品で、お馴染み〈Channel One Studio〉での録音。Roots Radicsをバッキング・バンドに従えたグレートなダブ・アルバム!
寺山修司の劇団「天井桟敷」の音楽を担当していた事でも有名な東京の劇作家・演出家・アーティストであるJ・A・シーザーの傑作『国境巡礼歌』が〈Life Goes On Records〉より再発。5時間におよぶ舞台音楽から選りすぐった内容で、仏教のマントラや祈りのような詠唱、ファズギターのうねり、ドローン状のオルガンに女性ボーカルの怪しいコーラスが重なり、神秘的でどこか不穏な空気を醸し出す一枚。Ash Ra TempelやCosmic Jokers、Tangerine Dreamにも通じる、サイケデリックかつ宗教儀式的な世界観を持った作品。サイケデリックなうねりに民謡や童謡が暴力的に重なる様はこれぞ日本のアンダーグラウンド・ミュージックといった趣き。
亡き夫John Coltraneに捧げられたスピリチュアルなジャズの名作1st A Monastic Trio。 John Coltraneが亡くなった翌年68年に録音。Alice Coltraneとしては初めてのバンドリーダー作品で、ピアノやハープに彩られながらどこか寂しさと哀愁に満ちた美しさを持つ1枚です。Jimmy GarrisonやRashied Ali、Pharoah Sandersらが参加。説明不要の名作!
