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非常階段の結成メンバーであり、国産サイケデリック・ロックの伝説的存在 「渚にて」の一員としても活動する傍ら、長きに渡りソロ活動も展開。コンテンポラリー・フォークや神秘主義を経由し、内省的かつ親密でありつつ、暖かく青々とした独自のサイケデリック・サウンドでリスナーを魅了し続ける孤高のギタリスト、頭士奈生樹。88年発表の幻のファースト・アルバム『パラダイス』が最新マスタリングで再発!
日本のサイケデリック・アンダーグラウンドを代表する名門〈P.S.F.Records〉を主宰したモダーン・ミュージック店主の故・生悦住英夫氏が最大級の賛辞を寄せた、柴山伸二らとの伝説的サイケデリック・バンド「ハレルヤズ」や「Idiot O'Clock」にも参加。地下音楽の聖地として高名な京都のロック喫茶「どらっぐすとうあ」の住人のひとりであり、あの非常階段の結成メンバーとしても名高い頭士奈生樹。『パラダイス』は、柴山主宰の〈オルグ・レコード〉から発表した頭士のキャリア初のソロ・アルバムであり、アナログ・フォーマットでの再発は今回が初となる。
1987年の8月から9月にかけて、京都のタウンハウススタジオで録音。オリジナルのLP盤は500部のみがプレスされ、長い間幻の一枚として世界中のマニアやコレクターに探されていた。頭士と柴山、高山謙一(Idiot O'Clock、螺旋階段)の共同でのプロデュース編曲。
頭士は、本作にて、リード・ボーカルとエレクトリック・ギターのみならず、アコースティック・ギター、ベース、ドラム、マンドリン、グロッケンシュピールと多彩な楽器の演奏を披露するなど、マルチ・プレイヤーとしての手腕を見せつけている。
瞑想的イントロから幕を開けつつ、高鳴る青々としたサイケ・ギターの疾走がカタルシスを呼び起こす、自身の人気の高いナンバーである「こびと」、後の頭士の作品でも見られる、精神世界への傾倒の予兆を感じさせる内省的サイケ・フォークの逸品「ハレルヤ:左側」、ギター・サウンドを土台に、深くドロドロと心の奥底から込み上げる熱情を絡ませていく珠玉のハード/ガレージ・サイケデリック・キラー「パラダイス:真昼」、冬の日の暖かな幻影とノスタルジアを想起させる、頭士流クリスマス・ソングといえるスピリチュアルで耽美な「目の前の天使達」、"ハレルヤズ"のその後の展開を思わせてくれる、牧歌的でメロディックなサイケ・ポップとして珠玉な「童話」、愁いを帯びる寂寞のファズ・ギターの咆哮と淡いアルペジオという対称的なイメージのインストゥルメントに包まれながら、深く内面世界へと潜水していく様が優美なサイケデリック・シューゲイズ「Spirit In My Hair」など、同氏の初ソロ作として申し分無い破格の仕上がりとなった傑作1stアルバム!
非常階段の結成メンバーであり、国産サイケデリック・ロック最高峰の伝説的アクト「渚にて」の一員。仄かで淡い、感情を揺さぶるサウンドと深い内省、そして、青々とした季節の情景をサイケデリックというプリズムを通じて屈折させる、ヒューマニティに溢れた音楽性が唯一無二であり孤高な関西地下シーンの重要人物=頭士奈生樹。
日本のサイケデリック・アンダーグラウンドを代表する名門〈P.S.F. Records〉を主宰したモダーン・ミュージック店主の故・生悦住英夫氏が最大級の賛辞を寄せた、柴山伸二らとの伝説的サイケデリック・バンド「ハレルヤズ」や「Idiot O'Clock」にも参加。地下音楽の聖地として高名な京都のロック喫茶「どらっぐすとうあ」の住人のひとりであり、あの非常階段の結成メンバーとしても名高い頭士奈生樹。柴山主宰の〈オルグ・レコード〉から発表された本作『III』は、キャリア中でもカルト人気の高い作品の一つであり、海外からブートレグLP再発が行われるなど、ファンやコレクターの間でも公式再発が熱望されていた作品である。
頭士が単独でのプロデュースを務め、ヴォーカル、ギター、その他の楽器の演奏を担当した『III』では、ベースで柴山が、ドラムで竹田雅子(渚にて)がゲスト参加し、98年から05年にかけてStudio Nemuにてレコーディングされた。13分にも渡り、最愛への儚い想いや追憶を静かに独白する、幻想的であり親密な美しさに満ちたドリーム・フォークの名曲「最後に」、この続編的な楽曲か、ゆったりとした暖かなアルペジオと頭士の囁き声による心洗われる旋律を聞かせながら、記憶や想い出の奥底へと独り還っていくような、微睡みを誘う耽美なナンバーである「花の憧れ」、ここまで紡いできたフォーキーで夢見心地な世界観とサウンドを、よりサイケデリックな方向へと発展させつつ、日本的な土着の要素、仄暗くノクターナルな空気、寂寞や憂いを含ませた哀愁のサイケデリック・ブルースへと昇華した「窓」、精神世界へと深く没入した内容であり、Dittoや越智義朗などによる内省的な空想民俗音楽/ミニマル・ニューエイジ作品を彷彿とさせる18分にも及ぶ大曲「もう一度会えたなら」(『現象化する発光素』での「プララヤ」の姉妹楽曲と言えるだろう)、シューゲイズ的に展開する美しく幻想的なサイケデリック・ギターと暖かなアルペジオに、折り重なる頭士の消え入るような歌声が天上世界を描く「Spirit In My Hair」でのクロージングにいたるまで、頭士によるアーティスティックな世界観や方向性の模索が結晶した実験的で素晴らしいマスターピースといえる作品。
今回のリイシュー盤では、先述したオリジナルの6曲と地続きであり、同氏の追求する精神世界へのアプローチが落とし込まれた13分にも及ぶボーナス・トラック「六月の月夜にて」が追加収録されている。
水辺での生き物達の声や営みの様子を余す所なく捉えた躍動感に溢れるフィールド・レコーディングを中心として紡がれる楽曲である。その様子は、彼岸や天上風景を想起させるようでもあり、ミニマル/サウンド・アート作品としても極めて高純度の内容である。終盤からは、風鈴やチャイムのような優美な音や、牧歌的な鳥の鳴き声が徐々に挿入され始め、これらと優しく調和するように、頭士氏による親密で白昼夢的なギター演奏が幕を開ける。聞き手を微睡みへと誘う暖かな安らぎに満ちた逸品でありつつ、意識の変容を描いたというこの楽曲もまた、同氏のヒューマニティに立脚した、オープン・マインドで静謐な響きに満ちた素晴らしい作品となっている。

Suzanne Kraftらが関わる新レーベル〈Soft Rock For Hard Times〉より、軽やかでメロウ、そして少しサイケなバレアリック・ロックをおさめたBrochureの7インチ『Joking』が登場。A面「Joking」は、柔らかいギターと淡いシンセが揺れる、心地よく軽いバレアリック・グルーヴ。ケベックのポップ、ディスコ・シンガーであるCeline Lomezが1970年代に発表した哀愁あるミディアム・ナンバーのカバーで、70〜80年代の甘さを、現代的なローファイ質感で包んだような、ゆるくトランスするソフトロックといったムード。B面にはUniversal CaveのコアメンバーOsprey2によるリミックスを収録。ディレイやエフェクトを深く効かせながらも、ファンキーで推進力のあるクラウトロック的な魅力も感じさせる、奇妙でサイケデリックな仕上がり。
中東のサイケ、ファンク、ディスコのグルーヴを融合させる革新的なアプローチで知られるロンドンの要注目ジャズ・ファンク・バンド、Sababa 5と、日本の歌手でベリーダンサーの花島ユリカによるコラボレーション・デビュー・アルバム『こころ』が〈Batov Records〉から登場。Sababa 5の特徴的なワールドビート・サウンドと日本のフォーク&ポップが文化の境界を超えて融合した画期的作品!地中海沿岸と砂漠のロマンスが弾ける、アルバムの音楽的探求の真髄を体現したサイケデリック・ソウルなタイトルトラック”Kokoro”、アラビアンで遊び心溢れるサイケ&サーフ・ナンバー”Halilim Halilim”、ダンスフロアを圧倒するアップテンポのサイケデリック・ファンク・リッパー”東京ミッドナイト”、そして、地中海と日本のソウルが出会う不朽の名曲"愛の交差点"など、Sababa 5の伝染性のあるグルーヴに乗せて、ユリカの魅惑的なボーカルが炸裂した珠玉のナンバーが満載の今年度重要作品!

(数量限定/日本語帯付/解説付)世界的な人気を誇るインストゥルメンタル・バンド、クルアンビン。2ndアルバムとなる本作では、先行シングル「Maria Tambien」で百戦錬磨のライヴで培ったアグレッシヴなファンク・サウンドを披露する一方、アルバム全編ではディープ・チルでオーガニックな激ユルほっこりグルーヴを徹底的に追求している。まろやかで芯のあるベースライン、ドライでタイトなドラム、AORやソフト・ロック、ハワイアンまで取り込んだロマンチックなギターが絶妙に絡み合い、聴く者をまさにテキサスの秘湯へと誘う。全世界に真夜中の至福の時間を届けたブレイク作で、人気曲「Friday Morning」「August 10」も収録された、クルアンビンの出世作にして大傑作!

Funkadelicの2ndアルバムで、デビュー作からわずか数か月後に発表された、ロック、ファンク、サイケデリアを融合し始めた初期の重要作。10分超の表題曲を筆頭に、フィードバック・ギター、エフェクトまみれのヴォーカル、空間を歪ませるオルガンが渦巻く、サイケデリック・ファンクの極北と呼べる内。LSDを用いたマラソン・セッションで制作されたという逸話が有名で、混沌と恍惚が同居するそのサウンドは、Eddie Hazelのロック的なギターと、ファンクのグルーヴがせめぎ合う、初期P-Funkならではの衝撃的なもの。サイケデリック・ロック、ファンク、P-Funkのルーツを辿るうえで欠かせない、歴史的マスターピース。
通流元完売。オリジナルは世界中のコレクター達がこぞって求める$$$BIG$$$な超絶激レア盤!印度西ベンガル州コルカタのローカル・レーベルからリリースされていた、サロード、タブラ等の伝統楽器を交えた、Rupa Biswasによる82年リリースのインディアン・フュージョン・ディスコ・ジャズ傑作がNUMEROから再発リリース!ボリウッドとバレアリックの中間を行く超絶品レコード!サロードとシンセサイザーによってダイナミックに波打つファンキー&サイケデリックなサウンドとエスニックかつ妖艶なボーカル・ワークも秀逸。これぞ、ダンスフロアを神々しい光で包み込む魅惑の一枚。まさしく辺境グルーヴの頂点と言っても過言ではない大傑作です。インド古典音楽の巨匠であるサロード奏者、Aashish Khanによるプロデュースというのも見逃せません。プログレ〜サイケ好きからDJユースにも必携!これは大・大・大推薦!
テン年代インディ・ポップ史を代表すると言い切ってもよい金字塔的傑作です。幅広い音楽好きにレコメンドします!セキトオ・シゲオの "ザ・ワードⅡ"のサンプリングや細野晴臣とのコラボレーションでもおなじみ。カナダ・ブリティッシュ・コロムビア出身、現在ロスアンジェルスを拠点に活動するミュージシャン、Mac DeMarcoが2014年に〈Captured Tracks〉から発表したセカンド・スタジオ・アルバム『Salad Days』をストック。Billboard 200でも30位を獲得した大人気作品。2012年にリリースされたデビュー作『Rock and Roll Night Club』と『2』を引っ提げた大規模なツアーの後、ニューヨークのブルックリン、ベッドフォード・スタイヴェサント地区にある自身のアパートでレコーディングし、23歳の時に作り上げた一枚。YMOにインスパイアされてシンセを大々的に導入。「よりパーソナルなレコード」と位置付けられた作品で、トラックのうち3曲は長年の恋人であったKiera McNallyへと捧げられたもの。フリーメイソンをコンセプトにした人気曲で、セキトオシゲオの"ザ・ワードⅡ"をサンプリングしている"Chamber of Reflection"は本作に収録。坂本慎太郎のファンも必聴なサイケデリック&メロウなベッドルーム/ジャングル・ポップの珠玉の大名盤。一生モノの傑作です!

ジョージアはトビリシを拠点に活動する日本人デュオ、Heavenphetamineによる初のフル・スタジオアルバム『The Sun On A Winter Day』。本作は、メンバーがジョージアとウクライナで過ごした日々の体験をもとに制作され、特に2022年12月、戦時下のキーウで録音されたセッションが核となっている。停電、ミサイル警報、シェルターでの待機といった極限状況の中で収録された音は、単なる音楽作品を超えた現場の記録としての強度を持っている。ポストロック、朗読、ノイズ、叙情歌が交差する独自のスタイルで、静寂と爆発が交互に訪れるダイナミクスが印象的。語りのような歌、金属的なノイズ、深い残響を持つギターが重なり、凍える空気と緊張感をそのまま封じ込めたような音像が広がる。雪、血、祈り、喪失、再生といった強烈なイメージが曲ごとに立ち上がり、映像的な連作のように物語が進む。美しさと残酷さが同居し、希望と絶望が同時に存在する矛盾した感覚が、作品全体を貫くテーマとなっている。
オリジナルは$200は下らないChic Chocolate他、レア音源満載!インド映画音楽の宝庫から、魅力的なインストゥルメンタル・トラックにフォーカスした人気シリーズ第2弾『Bollywood Nuggets Vol. 2』。Charanjit Singh、R.D. Burman、S.D. Burman、O.P. Nayyar、Kalyanji-Anandji など、ボリウッド黄金期を支えた巨匠たちのレア音源を多数収録した、濃厚な内容。サイケデリックなシンセ、ホーンの強烈なリフ、タイトなファンク・ビートが入り混じる、ボリウッドならではのエネルギッシュなグルーヴが満載。映画音楽らしいシネマティックなアレンジが随所に光りつつ、エキゾチックなメロディや独特のパーカッションが生み出す辺境感も魅力的。映画音楽としては数が多いわけではないにも関わらず、ボリウッドの魅力が凝縮されたインストゥルメンタルという切り口で彼の地の深い音楽文化を楽しめる一枚。

スペイン電子音楽のパイオニア、Eduardo Polonioの初期キャリアを総括する決定的アーカイヴ作品『Obra electroacústica 1969–1981』。Alea Electronic Music Laboratory、Phonos、Electroacoustic Music Cabinet など、スペイン各地の電子音楽スタジオで制作された1969〜81年の重要作を、マスターテープからのリストアして収録した本格的アンソロジー。荒々しい電子ノイズがむき出しの初期作品から、環境音や声をコラージュした音響作品まで、Polonioの創作の幅と実験精神がそのまま刻まれている。エレクトリック・ギターとベースを素材に、アンビエントの萌芽とフリージャズ的な揺らぎ、サイケデリアが交差する独特の質感を持った異色のエレクトロアコースティック「Continuo」など、珍しい音楽性も光る。電子音楽がまだ手作業の実験だった時代の空気と、技術の進化に伴う音響美学の深化を一望できる構成は、アーカイヴ作品としても非常に秀逸。スペイン電子音楽史の核心に触れられる一枚。
Madlib が、ハイピッチ声の分身とする Quasimoto(Lord Quas)名義で発表した2005年作『The Further Adventures of Lord Quas』。アンダーグラウンド・ヒップホップの中でも特にカルト的な人気を誇るアルバムで、ジャズ、サイケ、ファンク、ライブラリー音源を縦横無尽にサンプリングし、ローファイでざらついた質感のビートに奇妙な語りとブラックユーモアを散りばめた、唯一無二の内容。断片的なサンプルのコラージュが万華鏡のように展開し、Quas の甲高い声と Madlib 本人の声が交互に現れることで、現実と妄想の境界が曖昧になるような感覚を覚える。Madlib の実験精神と遊び心が最も濃厚に結晶した、Quasimoto 名義の代表作といえる一枚。Quasimotoのイラストを手掛けるJeff Jank により、新たなアートワークを施され、厚手のゲートフォールド仕様、カラーヴァイナルの、豪華版。
Madlib の変名プロジェクト Quasimoto(Lord Quas)の過去10年間に制作された未発表曲やレア音源をまとめたアルバム『Yessir Whatever』。Madlib の裏側を覗き込むような生々しい音楽性が特徴的で、ジャズやファンク、ライブラリー音源を切り貼りしたビートは、完成されたアルバム作品というよりもスケッチのような粗さと即興性が前面に出ており、テープの歪みやノイズをそのまま残したローファイな質感が独特の魅力を生んでいる。ハイピッチの Lord Quas と Madlib 本人の声が交互に現れる語り口は相変わらず奇妙でユーモラスだが、ここではよりラフで気ままな雰囲気が強く、完成度よりもアイデアの奔流や遊び心が際立つ、裏ベスト的な魅力を放つ一枚。
コロンビアの名門〈Llorona Records〉から、伝統音楽とダブの最前線を示すコンピレーション『Cerrero Dubs』が登場。レーベルの中心人物Cerreroが、カリブ海沿岸、アフロ・パシフィック地域の名グループの音源を大胆に分解し、未来派ダブとして再構築。参加しているのはLos Gaiteros de San Jacinto、Son Palenque、Sexteto Tabalá、Bejuco、Semblanzas del Río Guapiなど、コロンビア伝統音楽の中核を担うアーティストたち。ガイタ、マリンバ、太鼓のフレーズが深いエコーと重低音の中で揺らぎ、民族音楽の影がダブ空間に漂うような独特の音像が生まれている。クラシック・ダブの手触りを残しつつ、クンビアやジュガ、バンブーコといったコロンビア固有のリズムの魂をしっかりと芯に残すダブ処理。音数はミニマルなのに、レイヤーがじわじわと変化していくことでサイケデリックでトリップ感が強く、伝統音楽の未来図を描くようなアルバム。

(数量限定/日本語帯付/解説付)今や世界的な人気を誇るインストゥルメンタル・バンド、クルアンビン。ボノボに見いだされ、無名の新人ながら彼が監修したコンピレーション『Late Night Tales』に楽曲が収録されるや、そのスウィートでメロウなサウンドが一躍話題に。そんな彼らのデビュー・アルバムとなる本作は、ディープでレアなファンク・サウンドの産地としても知られるテキサスを拠点に制作。60〜70年代のタイ音楽や東南アジアのポップ・ミュージックから影響を受けたエキゾチックでノスタルジックな音世界と、チルでオーガニックな激ユルほっこりグルーヴが絶妙に融合し、一度聴いたら病みつき必至!まるでタランティーノやジム・ジャームッシュの映画サウンドトラックと、カウボーイ・ジャンキーズ『The Trinity Session』を掛け合わせたような、至福の時間を約束する大傑作!
UKのプロデューサーMuによる、神話性と90年代ダンス・ポップが奇妙に交差した異形の12インチ。古代のエネルギーを古いDAWでチャネリングするかのように、EnigmaやDeep Forestを思わせる神秘的な声ネタと、90sダンスの快楽性が独特のバランスで溶け合う。「Flesh」は、電子的な鐘の音と僧侶の詠唱のような声が重なり、儀式音楽のようなスピリチュアルな高揚感を生む。続く「Kingdom」は、古代神殿の残響とシンセ・ポップの軽やかさが同居する奇妙な浮遊感が魅力。全体を貫くのは、時空のねじれたような、懐かしいのに新しく、神話的なのにポップ。20世紀のニューエイジの亡霊が、21世紀のダンスフロアで受肉したかのような、呪術的ポップの最前線。
1968年、ミュンヘンのコミューンで活動していたAmon Düülが残した、最初期セッション音源をまとめた編集盤。後にAmon Düül IIが登場する以前、政治活動・共同生活・音楽が混ざり合った混沌の中で、演奏経験の有無を問わず誰でも参加できる集団即興として録音された素材を、後年ドイツのアーカイブ系レーベルが発掘・編集したもので、収録されているのは、ドラム、パーカッション、ギター、声が渦巻く 完全に無構造なプリミティヴ・ジャム。テンポは揺れ、リズムは崩れ、叫び声や呪文のような声が飛び交う。フォーク、ロック、民族音楽が混ざり合った原始的サイケデリアは、1968年のコミューンの空気そのものを閉じ込めたもので、クラウトロックのルーツを辿るうえで欠かせない一枚。
1971年2月、ノルウェーの現代芸術センターHenie Onstad Art Centreで行われた未発表ライブ音源を収めた、重要なドキュメント。『Fourth』期のメンバーによる演奏で、ジャズ・ロックからアヴァンギャルドへと深化していく転換点のSoft Machineを鮮明に捉えている。エレクトロニクスを通したオルガンやベースが生むサイケデリックな音像、Robert Wyattの有機的なドラミング、そして作曲と即興が溶け合う長尺の展開は、当時のバンドの実験精神をそのまま封じ込めたもの。スタジオ作とは異なる、荒々しくも知的なエネルギーが渦巻くライブ盤。
RSD2026限定盤!Bunny Leeのクラシック・リディムを土台に、ギタリストCarl Harvey が自由奔放なリードを重ねた1978年のレア・インスト・ダブ名盤『Ecstasy Of Mankind』。リズム録音はDynamic SoundsとJoe Gibbs Studio、ギターのオーバーダブはKing Tubby’s。さらにPrince Jammyがダブ・ミックスを担当し、バックにはSly & Robbie、Jackie Mittoo、Chinna Smithら70年代ジャマイカの最強布陣が集結。ブルースの泣きとジャマイカの土臭さを併せ持つHarveyのギターは、メロディを歌うように響かせながら、ダブの空間に吸い込まれていく浮遊感がたまらない。ギターとダブの快楽性がこれほどまでに鮮やかに表現された作品は稀で、ルーツ・レゲエの精神性と、サイケデリックなギターの浮遊感が混ざりあい、夜のジャマイカの湿度と、宇宙的な広がりが同居する不思議な世界。深いエコーの底に沈み込みながらもどこか解放的な、極上のインスト・ダブ・サイケデリア。
※入荷時よりスリーブ上部にダメージございます。予めご了承ください。ついに!!!ブラジル音楽史上最も重要な作品であり、「ミナス・サウンド」を決定づけた一枚、『クルビ・ダ・エスキーナ』がリイシュー!!
これは衝撃!!ミルトン・ナシメントとロー・ボルジェスがトニーニョ・オルタ、ベト・ゲチスらクルビ・ダ・エスキーナ(街角クラブ)の仲間たちと共に生み出したブラジル音楽史上最も重要な作品の一つ、『クルビ・ダ・エスキーナ』(1972)が待望のリイシュー!後に語り継がれることとなる「ミナス・サウンド」を決定づけた大名盤!
主にミルトンとローが作曲を手がけたナンバーにホナルド・バストス、フェルナンド・ブランチ、マルシオ・ボルジェスらが歌詞を提供し、アレンジはヴァグネル・チゾ、デオダートが手がけた。すでにアーティスト/SSWとしてブレイクしていたミルトンの楽曲が素晴らしいのはもちろん、本作においてロー・ボルジェスのソングライティングの才能が開花。ビートルズの影響を受けたメロディアスなポップ・ロックに、土着の教会音楽の要素が融合し、透き通るようなギターの音色が美しい傑作フォーク・ロック作品が誕生した。
オープニングを飾る大名曲「Tudo O Que Você Podia Ser」、ミルトン・ナシメントとエスペランサ・スポルディングとの共演盤でも取り上げられたアウトロのピアノが余韻を残す「Cais」、ローの作曲による名バラード「O Trem Azul」、後にローのスタジオアルバムのタイトルにもなった一際サイケデリックな「Nuvem Cigana」、近年ではゼー・イバーハによるカバーも話題になった「San Vicente」、後にローのソロアルバムに収録されたテイクが有名なスキャットのみの「Clube Da Esquina Nº 2」、エレキギターの煌めくような音色が美しい「Paisagem Da Janela」、「Cais」と同様に中盤突如ムードが一変する「Um Gosto de Sol」などなど、挙げればきりがないほどに名曲の応酬。どの楽曲も多くのアーティストからカバーされ、長く愛され続けている。
ブラジル音楽との出会いが本作という人も多く、かねてから人気盤なだけにリイシューはまさに待望。ぜひこの機会に!
Creel Poneからの再発でも知られるTodd RundgrenのUtopiaにも参加していたシンセ奏者、Jean-Yves Labatによる1976年の奇想天外なカルト電子音楽作品『Underwater Electronic Orchestra』。アナログ・シンセを駆使したサイケデリックなサウンドと、ファンク/プログレ的なリズム感が融合しており、水中の電子オーケストラというコンセプトにふさわしく、液体的で夢幻的な音響処理が施されている。水中に沈んだ未来のオーケストラを聴くような、トリップ感とユーモアに満ちた70年代電子音楽の秘宝。
現在も高い人気を誇るファラオ・サンダースなどに代表されるスピリチュアル・ジャズの原点で あるジャズ界の巨人、ジョン・コルトレーンの妻にして自ら奏でるピアノ、ハープを駆使した数々の名作を残すアリス・コルトレーン。若いクラブ・ミュージック・ファンにはフライング・ロータスの叔母としても知られる彼女の6枚目のソロアルバムであり、72年に〈Impulse!〉から発表された傑作『World Galaxy』がアナログ再発!71年11月にニューヨークで録音された作品。言わずとしれたアリス・コルトレーン作品として、極めて前衛的な要素が際立った、メロウで美しい作品。シンフォニックな側面も鮮やかで美しく、ドラマティックに楽曲を駆動させる、名盤と呼ぶに相応しい一枚です。
Kevin Parkerが全曲の作詞作曲・演奏・プロデュースを手がけたTame Impalaの2ndアルバム。前作『Innerspeaker』のギター主体のサイケデリアを引き継ぎつつ、シンセサイザーを大幅に導入し、よりメロディアスでポップな方向へと進化。パースの自宅スタジオだけでなく、パリのプライベート・アパートメントや、ツアー中の移動中、ホテルの部屋などで録音された音は、ベッドルーム制作の親密さと、世界を旅しながら作られた開放感が同時に漂う。Dave Fridmann のミックスが加わることで、音像はよりカラフルで立体的になり、現代的なサイケデリック・ポップの基準点とも言える仕上がり。タイトルが示す通り、自分自身の内面をどこまでも深く掘り下げた先にしか見つからない、普遍的な輝き。

High Rise、Mainliner、Musica Transonicなど、日本アンダーグラウンド・サイケデリックの中心に立ち続けてきた南條麻人が、1980〜1988年にかけて密かに録りためていた個人的な音の記録をまとめた作品『M』。1990年代に自身のレーベル〈La Musica〉から極少数のカセットとして発表され、長らく入手困難だった音源が、〈Black Editions〉よりヴァイナル・リイシュー!爆音サイケのイメージとは完全に異なり、ギターのフィードバックは低く唸り、歌は独白のように揺らぎ、フォーク、バラード、ノイズが曖昧に溶け合う。録音のざらつきがそのまま時間の層となり、音楽というより、存在そのものを記録したような親密さと緊張感が同居している。オリジナル・テープに「20年にわたる秘密のプロジェクトの集大成。ビート・フォーク・バラードと音程外れのつぶやきの奇妙なバランスを実現した、非常に個人的な音楽。存在の肯定として構想された、示唆に富んだ自己賛美的な音楽。」と記されていたように、ひとりの音楽家が生きてきた時間の痕跡をそのまま聴かせるような感触すら漂う非常に稀有なもの。
