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Mac DeMarco - 2 (CS)
Mac DeMarco - 2 (CS)Captured Tracks
¥1,876
インディ・ポップ史に刻む金字塔的傑作であり、幅広い音楽好きにレコメンド!セキトオ・シゲオの "ザ・ワードⅡ"のサンプリングや細野晴臣とのコラボレーションでもおなじみ。2012年にリリースされたMac DeMarcoのデビュー作『2』がアナログ・リイシュー。ソングライターである彼の歪んだソフトロックへのアプローチと偏愛をより幅広いオーディエンスへと届けた名作。
Complesso Gisteri - Mostra Collettiva (LP)
Complesso Gisteri - Mostra Collettiva (LP)Holy Basil Records
¥5,348

イタリアのライブラリー音楽やサウンドトラック文化を現代的に再解釈するプロジェクト Complesso Gisteri による、架空の美術展をテーマにしたコンセプチュアルなアルバム『Mostra Collettiva』。60〜70年代イタリア映画の音楽や色彩感覚と、現代エクスペリメンタルの静謐な空気が交差し、美術展の展示空間を歩くように音とイメージが立ち上がっては消えていく独特の世界観を描き出す。ジャズ、ラウンジ、サイケ、アンビエント、イタリアン・ライブラリー音楽が自然に溶け合い、エレクトリックピアノやサイケデリックなギターが柔らかく揺らめく。アーカイヴ精神と、現代的な音響センスが絶妙に融合した本作は、洗練されていながら、どこか奇妙でサイケデリック。聴く美術展と呼びたくなるほど視覚的な喚起力があり、アート作品のようにじっくり味わえる、イタリアン・モダン・ライブラリーの新たな名品。

Mong Tong 夢東 - Tao Fire 道火 (LP)Mong Tong 夢東 - Tao Fire 道火 (LP)
Mong Tong 夢東 - Tao Fire 道火 (LP)Guruguru Brain
¥5,261
台湾を代表する現行サイケデリック・バンドにして、〈WV Sorcerer Productions〉や〈Future Proof 面向異日〉などからも作品を送り出してきたMong Tongによる最新アルバム『道火 Tao Fire』が幾何学模様のGo & Tomoが主催する東アジアのサイケデリック・ミュージックの一大集積地的名門レーベル〈Guruguru Brain〉よりアナログ・リリース。前作『Indies 印』のアイデアを引き継ぎつつも、インドネシアのガムラン音楽、フィン・ギター、タブラ・ドラム、そして、台湾の西索米などのよりローカルな要素も取り入れた東洋的エクスペリメンタル・サイケの怪盤!Soushi Mizunoの手により〈Studio Mass〉にてマスタリング。
Wool And The Pants - Wool In The Pool (CS)Wool And The Pants - Wool In The Pool (CS)
Wool And The Pants - Wool In The Pool (CS)Peoples Potential Unlimited
¥1,946

Keita Sano主宰の〈Mad Love〉より見出された東京の3人組にして、じゃがたら、キミドリ、戸張大輔、さかな、裸のラリーズ、Laraajiなどを始めとしたアーティストたちからの影響を受けているというWool & The Pantsが、〈PPU〉より発表したデビューEPがカセット化!Yu Tokumo (ギター、ボーカル), Kento Enokida (ベース)、Aki Nakagomi (ドラム)から構成されるこの人たち、本当に素晴らしいです!どこまでもクセになる絶妙に"ズレ"た音のヴァイブス。脱線したポスト・パンク観からテン年代の宅録ベッドルーム/ローファイ・ムード、サイケデリック、ソウル、ダウンテンポなどが奇跡的なバランスで配合されたレフトフィールド・ポップス傑作..!!! 幅広いリスナーに推薦したい内容です!ボーナストラック4曲を追加収録。

mess/age (7")mess/age (7")
mess/age (7")Peoples Potential Unlimited
¥1,992
大きな話題を呼んだTAMTAMの先日の超名盤最新EPに続く形で、〈PPU〉がまたしても凄い才能を連れてきましたっ!メンバー各人共に要注目な音楽活動を展開しているKhan Brown & Ohhki a.k.a.Isayahh Wuddhaからなる京都のローファイ宅録ユニット”mess / age”によるセルフタイトル7インチ・シングル作品がアナログ・リリース。当店でも大ヒットだったレーベルメイトのWool & The Pantsのメロウで煙たいヴァイヴに惹かれた人なら間違い無しな、宅録系ダウンビート/サイケデリック・ヒップホップ傑作!限定100部オンリー。
Ciro Vitiello - notes from the air (LP)Ciro Vitiello - notes from the air (LP)
Ciro Vitiello - notes from the air (LP)STROOM.tv
¥5,149

〈Haunter〉周辺で活動してきたCiroVitielloが、〈STROOM〉から届ける2作目のソロ『notes from the air』。民俗音楽の素朴な手触り、電子音の湿った質感、声の存在感がひとつの流れの中で自然に混ざり合い、どこにも属さない独特の音の風景をつくり出している。MartynaBasta、AntoninaNowacka、Heithをはじめとする歌い手や演奏者が参加し、弦、打楽器、アコーディオンなどの生音と、スタジオでの加工や電子的な揺らぎが同じ呼吸で動く。フォークの影が差したかと思えば、サイケの残光やポストロック的な高まりが顔を出し、そこへ電子音のざわめきが重なっていく。ジャンルの境界を意識することなく、音がそのまま形を変えながら進んでいくようで、素朴さと実験性が同時に息づき、空気の中に漂う物語のように音が立ち上がる一枚。

Voice Actor, Squu - Lust (1) (LP)Voice Actor, Squu - Lust (1) (LP)
Voice Actor, Squu - Lust (1) (LP)STROOM.tv
¥5,049

ベルギー版〈Music From Memory〉的なラインナップの再発レーベルから、一癖も二癖もあるカルト的なキュレーションに舵を切った実験的レーベルである〈STROOM.tv〉からの新タイトル!オランダのヴォーカリスト、Noa Kurzweilによるソロ・プロジェクト体制へ移行したVoice Actorと、英国のプロデューサーSquuによるコラボ・アルバムが登場。UKベースやアンビエント・ダブ、サウンド・コラージュなどの要素やレフトフィールドな音楽性を、白昼夢的で甘美な微睡みの感覚へ巧みに落とし込んだ、今年度のヒプナゴジック・ポップでもかなりの怪作!

Cindy Lee -  Cat O' Nine Tails (LP)
Cindy Lee - Cat O' Nine Tails (LP)W.25TH
¥3,989

2020年にレースカットLPで限定50部のみ流通したCindy Leeによる秘蔵アルバム『Cat O' Nine Tails』が、〈W.25TH〉より待望の再発。『What’s Tonight to Eternity』録音直後に制作され、後の『Diamond Jubilee』に繋がる、クラシックなソングライティングとクラシカルな構成美が共存した傑作としてコアなファンの間で語り継がれてきた。アルバムは、ゴシック調の「Our Lady Of Sorrows」から幕を開け、タイトル曲の躁的なエクスペリメンタル、そしてウェスタン映画のような「Faith Restored」へと展開。映画のサントラのような構成で、特に「Love Remains」は、フリーゲルの繊細で痛々しいヴォーカルが映える感傷的なバラードで、アルバムの感情的なハイライトになっている。後半ではライヴの定番エンディング「Cat O’ Nine Tails III」、そこから名曲「I Don’t Want To Fall In Love Again」へ。親密さと異質さが絶妙に同居した一曲。ラストの「Bondage Of The Mind」まで、Cindy Leeの重要な進化の過程を刻んだような全9曲が並んでいる。ゴシック、ウェスタン、ソウル、実験音楽が溶けあう、心の奥を揺らす、「もうひとつの」60年代映画サントラ!

Spacemen 3 - Recurring (LP+DL)
Spacemen 3 - Recurring (LP+DL)Superior Viaduct
¥4,429

2つの素晴らしいソロ・プロジェクトであるSpectrumとSpiritualizedへの導入とも見なされる、1990年代のSpacemen 3による4番目で最後のスタジオ・アルバムである『Recurring』が大名門〈Superior Viaduct〉よりアナログ・リイシュー。アンビエント・ヘイズと麻薬中毒のインディー・ロックを融合させたオープニング・サーガの"Big City (Everybody I Know Can Be Found Here)"や反抗的に鼓動するベース・トラックに沿って美しいフルートをアレンジした"I Love You"、再考されたファズ・ポップの賛美歌である"Hypnotized"といった大変グレートなタイトルの数々を収録、聴覚拡張と驚異的なソングライティングの両方に根ざした、Spacemen 3の永続的なサウンドの本質を明らかにした一枚となっています。

Codeine - Dessau (CS)
Codeine - Dessau (CS)Numero Group
¥1,894
Stephen ImmerwahrとChris Brokaw、John Engleらによって1989年にニューヨークで結成されたスロウコア・バンド、Codeineの90年代初期のスタジオ録音を収録した未発表アルバム『Dessau』が当店おなじみの〈Numero〉から登場。Chris Brokaw脱退直前に、廃棄され忘れ去られていた作品が結成30風年を機に、プロデューサーのMike McMackinと共に厳格に復元され初のカセット・リリース。まさに歴史の隅に埋もれたままであった幻のスロウコアの名盤!
Mac DeMarco - Another (Demo) One (CS)
Mac DeMarco - Another (Demo) One (CS)Captured Tracks
¥1,864

セキトオ・シゲオの "ザ・ワードⅡ"のサンプリングや細野晴臣とのコラボレーションでもおなじみ。カナダ・ブリティッシュ・コロムビア出身、現在ロスアンジェルスを拠点に活動するミュージシャン、Mac DeMarco。大成功を収めた2014年アルバム『Salad Days』に続く形で1年後にリリースされたミニアルバム『A One』のデモ・ヴァージョンがカセット化。当時、25歳を迎えていた彼が自身のソングライターとしての成熟を示した全8曲入りのサイケデリック/メロウ・ジャングル・ポップの傑作!

Mac DeMarco - 2 Demos (CS)Mac DeMarco - 2 Demos (CS)
Mac DeMarco - 2 Demos (CS)Captured Tracks
¥1,864
インディ・ポップ史に刻む金字塔的傑作であり、幅広い音楽好きにレコメンド!セキトオ・シゲオの "ザ・ワードⅡ"のサンプリングや細野晴臣とのコラボレーションでもおなじみ。2012年にリリースされたMac DeMarcoのデビュー作『2』のデモ音源がカセット化。ソングライターである彼の歪んだソフトロックへのアプローチと偏愛をより幅広いオーディエンスへと届けた名作。
Sababa 5 feat. Yurika Hanashima -  Crossroad Of Love - 愛の交差点  (7")
Sababa 5 feat. Yurika Hanashima - Crossroad Of Love - 愛の交差点 (7")Batov Records
¥2,769

Sababa 5がYurika Hanashimaを迎えて制作した、中東グルーヴと昭和歌謡の情緒が交差する異彩を放つ7インチ『Crossroad Of Love』。テルアビブのミュージシャン集団Sababa 5が奏でるアラビックなギター・リフと、Yurika Hanashimaの昭和的歌唱が重なることで、懐かしさと異国情緒が同時に立ち上がる独特の世界観が生まれている。「Crossroad Of Love – 愛の交差点」は、哀愁を帯びたメロディが中東のリズムと溶け合い、まるで砂漠の風が昭和の街角を吹き抜けるような不思議な感覚。「Blue Universe – 蒼い世界」は、より浮遊感のあるサイケデリックなムードが漂い、ギターと鍵盤の絡みが幻想的。時代、国境を超えた出会いの生み出す魔法。

Jeremiah Chiu & Marta Sofia Honer - Different Rooms (LP)Jeremiah Chiu & Marta Sofia Honer - Different Rooms (LP)
Jeremiah Chiu & Marta Sofia Honer - Different Rooms (LP)INTERNATIONAL ANTHEM RECORDING COMPANY
¥4,443

Jeremiah ChiuとMarta Sofia Honerによるセカンド・アルバム『Different Rooms』が〈INTERNATIONAL ANTHEM〉から登場!本作は、前作の風景的な音像から一転して、日常の都市的なテクスチャーに焦点を当てた作品。舞台はロサンゼルスで、モジュラーシンセと生/加工された室内楽ストリングス、そして街中や家の中、駅の雨音といったフィールド録音が溶け合い、構築と偶然が共存するサウンドコラージュが展開される。制作は隣接する2つのスタジオで行われ、ある部屋でビオラを録音している横で、もう一方ではテーマがアレンジされるなど、プロセス自体がアルバムタイトル「異なる部屋たち」を体現している。この制作過程には、偶然性を積極的に取り込む姿勢が貫かれており、テープ操作やグラニュラーシンセによって、素材は予想外のかたちで変質し、感情の陰影を帯びて立ち上がってくる。その結果生まれた音楽は、きっちりと設計されつつも、どこか夢の中で聞こえてくるような、曖昧で親密な揺らぎを持っている。曲順にも対称的な構成が仕込まれており、あるモチーフが別のかたちで再登場するなど、時間と空間を行き来するような感覚を誘う。聴き手が今まさにいる場所と、作品世界との境界線を曖昧にするような仕掛けが随所に施されているのも印象的。都市の空気感と親密な質感、そして音響的なミステリーが同居した、深くて静かな一枚。

La Chooma -  Local Spirits (LP)La Chooma -  Local Spirits (LP)
La Chooma - Local Spirits (LP)Batov Records
¥4,154

すでにローカル・シーンではライブパフォーマンスで注目を集め、BBC Radio 6 Music で取り上げられるなど、国際的な関心も高まるLa Choomaのデビュー作が〈Batov Records〉から登場。本作では、モロッコのグナワやコロンビアのクンビア、エチオ・ジャズ、ジャマイカのダブ、アフロビートといった土地に根ざしたリズムや音色を、サイケデリックなシンセやコズミック・ジャズと融合。土着的で伝統的な音楽を、ただのワールド・ミュージック寄せ集めとするのではなく、それぞれの音楽に宿るスピリチュアルな力を抽出して、現代的なグルーヴへと昇華させている。「Magic Plant」や「Huachuma」に漂う幻覚的なトランス感覚、「High Grow」の不穏なダブとエチオ・ジャズの交錯、「Cozumel」でのカワーラ・フルートの祈りのような旋律。どの楽曲も、フィジカルでありつつ、意識を拡張させるもので、『Local Spirits』というタイトルどおり、土地に根ざした精霊が現代に再び立ち現れるかのような印象を受ける一枚。

Elias Rønnenfelt -  Speak Daggers (LP)
Elias Rønnenfelt - Speak Daggers (LP)Escho
¥4,998

Dean BluntやVegynとのコラボ作品『Lucre』にも参加した、デンマークのバンドIceageのフロントマンElias Rønnenfeltによるソロ・アルバム『Speak Daggers』。ベッドルームで制作された親密な質感と、退廃的で詩的なムードが全編を貫き、ノイズや歪んだチャイム、フルートのきらめきなどが重層的に重なり、霧のような音響を形成。Lou Reedを想起させる退廃的な雰囲気と、繊細な美的感覚、愛、正義、世代の葛藤など、現代的で重層的なテーマが重なる現行のコペンハーゲンのシーンを象徴する先鋭的な作品。The Congos、I Jahbar、Erika de Casier、Fine など多彩なゲストが参加。

Andwellas Dream - Love And Poetry (Cream Vinyl LP)
Andwellas Dream - Love And Poetry (Cream Vinyl LP)Numero Group
¥4,071

北アイルランド出身のサイケデリック・ロック・バンド Andwellas Dream が1969年に発表した、オリジナル盤は入手困難なデビュー・アルバム『Love And Poetry』が大名門〈Numero〉より再発。フォーク的な叙情性とファズ・ギターの疾走感に、ギター、ヴォーカル、ソングライティングを担うDave Lewisの人懐っこいメロディが作品を名盤たらしめている。サイケデリックな浮遊感と英国的ポップセンスが同居し、Summer of Love後の余韻を感じさせる、英国ポップ・サイケを象徴する一枚。

Gong Gong Gong 工工工 & Mong Tong - Mongkok Duel 旺角龍虎鬥 (Grey Vinyl LP)Gong Gong Gong 工工工 & Mong Tong - Mongkok Duel 旺角龍虎鬥 (Grey Vinyl LP)
Gong Gong Gong 工工工 & Mong Tong - Mongkok Duel 旺角龍虎鬥 (Grey Vinyl LP)Wharf Cat Records
¥3,798

Joshua FrankとTom Ngからなる2人組であり、北京の現行地下を大いに盛り立てる尖鋭的デュオGong Gong Gong 工工工と、台湾を代表する現行サイケデリック・バンドMong Tong。それぞれ独自のミニマルかつシネマティックな音を鳴らしてきた2組のデュオが合流して作り上げた架空のカンフー映画のサウンドトラック『Mongkok Duel 旺角龍虎鬥』。Gong Gong Gongによる「Rhythm n’ Drone」的な反復と緊張感に、Mong Tongならではの怪しげなエフェクト処理やサイケデリックな質感が重なり、サイケ・ドローンとグルーヴィーなベースリフ、荒々しいギターが入り乱れる。モーターリックなリズムを基盤に、繰り返しの中でじわじわと景色が変わっていく感覚は、まさに幻の武侠映画のサウンドを思わせる。レコーディングは香港・旺角の老舗スタジオ President Piano Co. のリハーサルルームで行われ、そこで1978年創業当時から残るアンプや楽器を使用。さらにスタジオのオーナー、李景一による独自の録音システムを通したことで、荒々しいのに妙に鮮明なヴィンテージ感が生まれている。アジアの都市の熱気と幻覚的なサウンドイメージが交錯する、不穏でいて痛快な一枚。

Natural Information Society & Bitchin Bajas - Automaginary (CS)
Natural Information Society & Bitchin Bajas - Automaginary (CS)Drag City
¥2,178

Natural Information SocietyとBitchin Bajasという、ドローンへの深い理解と霊的な探究心を持つグループ同士による2015年の共作『Automaginary』。音楽的には、アフロ・グルーヴ、クラウトロック、自由な即興的なジャズ、サイケデリック、アンビエント、4つ打ちのビート、ミニマリズムなど、ありとあらゆる要素が曖昧に融合したサウンドで、グナワ音楽に使われる3弦のリュート「ギンブリ」のミニマルなパターンと、Bitchin Bajasが得意とするアナログ・シンセやヴィンテージ機材によるサイケなレイヤーが混ざり合っている。ミニマル・ミュージックの没入性とジャズ由来の自由さが共存しており、Natural Information SocietyとBitchin Bajasという、2つの部族が出会い、未来の儀式をやってみせたような、ひたすら時間が溶けていくような一枚。 

Mayo Thompson - Corky's Debt To His Father (LP+7")
Mayo Thompson - Corky's Debt To His Father (LP+7")DRAG CITY
¥3,992

Red Krayolaを率いたテキサス・サイケ・シーンの重鎮であり、70年代後半以降は、The RaincoatsやThe Monochrome Set、The Fall、Pere Ubuに至るまで、〈Rough Trade〉周辺のバンド作品にも顔を出して回ったレジェンド、Mayo Thompson。1969年に短命なレーベル〈Texas Revolution〉からリリースした鬼レアなアルバム『Corky's Debt To His Father』が〈Drag City〉よりリイシュー。若さ、セクシュアリティ、人間の坩堝を全くユニークな方法で表現した、その最高傑作の一つとしてキャリア全体を通して輝き続ける屈折的アート・ロック・アルバム!ボーナストラック入りの7インチ・シングル盤も付属。

Dzyan - Electric Silence (LP)
Dzyan - Electric Silence (LP)Kray Records
¥5,213

オリジナルは1974年にドイツの名門〈Bacillus〉からリリースされたDzyanのラスト・アルバム。ワールドビート、ジャズ・プログレ、神秘主義的要素が入り交じった異世界的サウンドに彩られたクラウトロック屈指の傑作。マルチインストゥルメンタリストの Marron と Karwatky はシタール、サズ、タンブーラ、メロトロン、シンセサイザー、ベース・ヴァイオリン、さらには「スーパー・ストリング」と呼ぶ謎の自作楽器まで駆使。これらが混ざり合い、極めてオリジナルなサイケデリック・ワールドグルーヴを生み出している。トラックごとに異なる世界観が広がり、どれも一筋縄ではいかない独自の音像が展開されるており、アジア音楽の影響を受けながらも、決して模倣には留まらず、Dzyanならではの実験的かつ美しい世界を構築している。

Bill Fay (LP)
Bill Fay (LP)Endless Happiness
¥4,475

フォーク・ロックやバロック・ポップの流れにありながら、どこか異質な影を落とすビル・フェイの1970年デビュー作『Bill Fay』。バックにはMike Gibbsのアレンジによる重厚なストリングスやブラスが配され、時にビートルズ『サージェント・ペパーズ』以降のオーケストラルなポップを思わせる華やかさもあるが、ただ、その華やかさの下には、社会の不安や人間存在の儚さを見つめるような詩情が漂い、明るさと陰りがせめぎ合っている。当時、商業的にはほとんど注目されなかったが、、改めて聴くと、ニック・ドレイクやスキュウド・シーン周辺とも通じつつ、もっとダークで孤高な響きを持っている。時代の陽の当たらない片隅で紡がれた、ビル・フェイの静かな祈りと影の交錯する一枚。

角谷美知夫 Michio Kadotani - ’87 KAD 3:4:5:6 (LP+Booklet)角谷美知夫 Michio Kadotani - ’87 KAD 3:4:5:6 (LP+Booklet)
角谷美知夫 Michio Kadotani - ’87 KAD 3:4:5:6 (LP+Booklet)wine and dine
¥5,500

2月2日発送開始。限定300部、ブックレット付属。CD盤は現代の民生機で適切な再生が出来るように音質を配慮したが、今回のLPはオリジナルのカセットままの位相とし、レコードの傷と誤認されそうな大量のプチ・ノイズは排除をした。ロックを意図したカッティングと相まって、CD盤と出音は違う筈である。アナログの質感を是非に楽しんで欲しい。収録時間の都合でP.S.F盤と重複する「エスケイプ・ア・ウエイ (TAKE1)」、鈴木創士のエッセイにあるCD盤ボーナス・トラック「ケ・ス・ク・セ」は残念ながら割愛した。LPのインナーには、やはり中島家に残されていた角谷による油彩画も載せた。どこかフランシス・ベーコンを思わせる力作である。また付録として、没後七回忌のイベントで配布された12Pの小冊子「詩篇」を復刻した。角谷の詩を本としてまとめた唯一の資料であり、独自の世界の手引きとなれば幸いである。

〽︎お前は極北の自由を...生きる事を...出来る事を...知った。
新発掘のデモ・テープから今蘇る、地下パンク・サイケデリア夭折の真実。ボーナス・トラックに中島らも、鈴木創士参加の貴重なセッションを収録。「今の曲は歌詞が間違って聞こえたので注意してくれ!」

『’87 KAD 3:4:5:6』~ 新たに発見された資料  森田潤

 角谷美知夫(1959 - 1990)は、80年代の日本のアンダーグランド・シーンで活動をした伝説的なパンク/サイケデリック・ロックのミュージシャン。統合失調症を患っていたとされ、中島らもの小説にモデルとして登場をする。薬物の過剰摂取による膵臓炎で逝去したと見られ、没後にP.S.F.から発表されたアルバム『腐っていくテレパシーズ』が、これまで唯一の公式音源とされてきた。

 以降、30数年来に目立った情報の更新は無かったのだが、今回、中島らもの遺品から新たに発見された音源群には、P.S.F.盤の制作時には無かったスタジオ録音の資料も含まれていた。アンソロジー的に音源を集めた前者の編集方針から、更に一歩踏み込んで角谷の実像に迫るために、我々は『’87 KAD 3:4:5:6』と題されたデモ・テープを完全復刻とする。残念ながら親族と連絡がつかない状況にあり、もし心当たりのある方がいたらお知らせをいただけると幸いである。また、一次資料として肉筆のアルバム・カバーの掲載をした。彼の筆跡と文体がそのまま楽曲に反映されていると思えるし、歌詞と曲順にこだわりを見せた、この完成度の高いテープに鋏を入れるのは野暮と思えたからだ。「今の曲は歌詞が間違って聞こえたので注意してくれ!」(6曲目「エスケイプ・ア・ウエイ TAKE1 」末尾を参照。カバーにも同様の注記がある。彼が声と意味の齟齬に人一倍に鋭敏だった証左だが、いずれの曲も歌詞の完全な聞き取りは不可能である)。

 なお、8曲目「雨の・・・・(TAKE2)」は他に収録された、より完全なテープから差し替えを行った。また、ボーナス・トラックの9曲目は原資料にメンバーの表記が無く、鈴木創士に聞き取りをお願いした。演奏は鈴木の特色が前面に出ており、角谷と共同でセッションをリードしていた事が窺える。詳細は本作のエッセイを参照して頂きたい。角谷はバンド・マンとして集団演奏に協調性を発揮できる人物でもあった。これは後年に山口県で活動をした「S·P·Y」にも共通をする。彼のミュージシャンとしての耳の良さは疑い様が無い。

 演奏は一人による多重録音だ。P.S.F.盤では目立たなかったが、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドからの強い影響が出ている。そしてピストルズないしP.I.L.。この二つはキャリア初期から継続的な関心があった様だ。80年代中期は60年代のサイケデリックの再評価が世界的に進んだ時期で、日本での牙城がP.S.F.及びそれが運営するモダーン・ミュージックであった。こうした思潮が90年代に日本の地下バンドが世界に進出する下地を形成するのだが、角谷は時すでに亡くなっていた。

 一部の曲はアナログのドラム・マシンが味を出している。87年当時はすでに時代遅れの機材であったが、今に聴くとむしろ新鮮である。また、彼は日を置いて曲の再録音を行っている。アルバム収録曲には2タイトル分のヴァージョン違いがあり、いずれも演奏内容はかなり異なる。7曲目「テレパシー」はP.S.F.盤収録曲「テレパシーなんかウンザリだ」の原型だろうか。派手なエフェクト処理はまだ抑制されている。4曲目「ソビエトへ遊びに行きたいな!!」はバンド演奏でも取り上げており、お気に入りの作品だったのかもしれない。

 それにしても、凄い熱量に支えられた、幻視的なイメージ形成能力だ。アルバム全体のサウンド・プロデュースにも長けており、聞き直す度に細部の発見がある。生き煩わしさをそのまま音に表すことは、後戻りのできない絶対的な賭けだ。殆どの人間はそんな事をできやしない。角谷は言い訳を必要とせずに、ひとつの強力な現実を形作る事ができる、稀有な才覚の持ち主であった。

Olan Monk - Songs for Nothing (LP)Olan Monk - Songs for Nothing (LP)
Olan Monk - Songs for Nothing (LP)AD 93
¥4,398

アイルランド出身のエクスペリメンタル・アーティスト Olan Monk による愛、喪失、風景、記憶といったテーマを断片的でコラージュ的な音楽スタイルで描いた『Songs for Nothing』が〈AD 93〉より登場。ローファイ・シューゲイズ、サイケデリック、エクスペリメンタル・ロック、アイルランド民謡の要素が混在しており、ギターのフィードバック、ノイズ、アナログな質感のビートが、ゆったりとした民謡的メロディや語りのようなヴォーカルと交差し、冷たさや無機質さを感じさせる音の質感でありながら情緒的でもある独特なサウンドを形成している。Maria Somervilleをフィーチャーした「Down 3」や「Fate (Reprise)」など、ゲストとの共演も印象的で、アルバム全体にアイルランドの自然と精神性が深く染み込んでいる。録音はアイルランド西海岸・コナマラの自然環境の中で行われ、海藻が腐る海岸、花崗岩の丘、深い森から顔を出す古代の木々といった風景が音の中に静かに息づいているようで、ローファイな質感と自分の内に静かに沈んでいくような感覚が共存する、内面的な旅の入り口にもなりうる充実作。

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