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現代音楽の2人の偉大な異端者による予想外の大きな声明。Nurse With Wound list常連であり、フリージャズやクラウトロック、儀式を結びつけた夫・Paul Fuchsらとの前衛即興デュオ”Anima”などでも傑出した作品を残すドイツ・ミュンヘン出身の女性音楽家Limpe Fuchsと、〈Editions Mego〉や〈Mille Plateaux〉〈Raster-Noton〉などからの作品を通じて、長年に渡り多くの聴衆を魅了してきたレイヴ・グリッチ・テクノ/IDMのベテランにして、クラブ・ミュージックの名残をアルゴリズム的などもりに変えた、爽快で厳格な作品で知られるラディカルなコンピューター・ミュージックの提唱者Mark Fell。カナダ・ウィニペグで開催されたフェスティバル〈send + receive〉にて、Limpe Fuchsが初めて Mark Fellの音楽を聴いたことから交流が始まり、ドイツのペータースキルヒェンにあるFuchsの自宅を訪れた際に行った、まさかの初コラボレーション音源を収めた要注目作品『Dessogia / Queetch / Fauch』が〈Black Truffle〉より登場!あらゆる種類の金属や木、皮の打楽器、自作楽器、伝統的な楽器までがあらゆる方法で鳴らされ、叩かれているだけでなく、竹笛、ヴィオラ、特有の自在な発声も聞こえてくるFuchsのアコースティック主体の即興演奏と、特徴的な泡立つピッチのパーカッシヴなポップスから抽象的なデジタルノイズまで、幅広い演奏で自分自身の可能性を広げるFellというそれぞれ対極にあるであろう両者が、古典的な音楽手法と最先端のテクノロジーを大胆に融合させることで、全く独自の音の世界を生み出しています。
豪州を代表する稀代の実験音楽家、Oren Ambarchiが、2014年に名門〈Editions Mego〉から発表した傑作『Quixotism』の 10周年記念再発盤が、自身の〈Black Truffle〉より登場!ヨーロッパ、日本、オーストラリア、米国から参加した多数のコラボレーターとレコーディングされた長編作品であり、全体を通じて、ケルン拠点の名作家Thomas Brinkmannによる脈動するダブルタイムの電子パーカッションの基盤の上にその音世界が構築。AMMやThe Scratch Orchestraでの活動も知られる伝説的ピアニストJohn Tilbury、マルチ楽器奏者/作編曲家のEyvind Kang、カナダの女性サウンド・アーティスト、Crys Cole、そして、日本からのU-zhaanに、我らがJim O'Rourkeまで、豪華な面々が結集した、鎮静的でありつつも、確かな熱量とスリリングな魅力に溢れる即興ミニマル大作!Joe Taliaによる新規リマスタリング仕様。
Matthew ShippやWilliam Parker、Roscoe Mitchellともコラボレーションしている、デトロイト出身の鬼才ジャズ・ドラマーGerald Cleaverがテクノ・クリエイターへと転身し、デトロイトの音楽シーンの進化を伝染させるエレクトロニック・ミュージック快作『The Process』を完成!ニューヨークのジャズ・レーベル〈577 Records〉と、実験的な電子音楽やアヴァン・ソウルに特化したそのサブレーベル〈Positive Elevation〉より堂々リリース!即興の予測不可能性のもと、驚異的な音楽体験を提供するクリーヴァーが、「黒人アメリカ人男性の自由と力を祝福するもの」というコンセプトを軸に作り上げた作品であり、そのタイトル自体が「持続すること、永遠になること」の意味を持つとの事。彼は、作品の表題とその制作手法の両方を、デトロイトの活気ある音楽シーンの進化へとなぞらえ、「エレクトリファイング・モジョ」の精神を若い世代に伝えることの重要性を強調しています。
セネガルの首都ダカールのナイトライフ・シーンを引き裂く広大なドラム集団Assiko Golden Band de Grand Yoffのファースト・アルバム『Magg Tekki』が〈Mississippi Records〉よりアナログで登場!彼らは20年間、実に3世代にも渡り、結婚式、秘密裏のパーティー、政治集会などで徹夜ジャムを演奏。そのライヴ映像は携帯電話を通じてネット上で拡散されていながらも、今回初めての録音!〈Sahel Sounds〉から作品を送り出していたWau Wau Collectifのメンバーでセネガル人の詩人Djiby Lyも参加。14種類のパーカッシヴな楽器にホーン、管楽器、バラフォン、時折アコーディオンが加わり、スピリチュアルかつ高揚したポリリズムとフェラ・クティのオーケストラ、トニー・アレンのグルーヴが融合した画期的な一枚に仕上げられています。
従来のジャズの形式やスタイルを超越した独自の才能と感性を持つジャズ界の中心人物・富樫雅彦と鈴木勲という、日本の音楽シーンを代表する2人の天才による、詩情あふれるスピリチュアル・ジャズの傑作『A Day Of The Sun』がイタリアの名門〈Cinedelic Records〉よりアナログ再発!1979年に〈King Records〉傘下の〈Paddle Wheel〉から発表されたアルバム。富樫のドラム/パーカッションと鈴木のベースを基調に、時折チェロやピアノ/シンセを交え、2人だけで巧みに奏でられる独特の世界観は、予想を遥かに超える出来栄え。東洋の神秘的なメロディー、ダイナミズムに満ちたパーカッション、2人の感性が絡み合い、独特のグルーヴを生み出し、現代のサウンドメーカーやDJともつながる、色褪せることのないアヴァンギャルドで普遍的な名盤に仕上げられています。
唯一無比なNEW HIGH WAVEをのりこなすSAICOBAB(サイコバブ)今作アルバムタイトル「NRTYA」は「DANCE」 のサンスクリット語。ラーガ(旋律)とターラ(拍子)をイマジナリー(虚)な領域まで広げたクォータニスチック(四元論的)なダンス・ミュージック!
YoshimiO _ Vocalization
HAMA _ Req
YOSHIDADAIKITI _ Electric Sitar, Electric Bass Sitar, Electric Bass Tanpura
Resonant String Speaker
*All handmade instruments by YOSHIDADAIKITI
TATEKAWA YO2RO _ Drums
Music by SAICOBAB
Recorded in 2020-2021, Engineerd by KABAMIX
Mixed by YoshimiO & KABAMIX in 2022
Mastered by Sarah Register @SR Mastering,NYC
Art works by OOIDO SYOUJOU + YoshimiO, Design by QOTAROO
Photo by HOMMA TAKASHI
1. Nrtyaman6:18
2. Social This Dance 6:24
3. Nachin Machine 7:14
4. Amayoru Moon Dance 6:33
5. Nachle Naatu Honey 7:05
6. Death Nap The Dance 6:09
7. Dancing Fish In The Rain 6:18
日夜音楽を通してアラビック/ダブに襲撃を繰り返し続け、あまりにも膨大な音源の数々を残してきただけでなく、未だにその未発表音源までもが掘り起こされる今は亡き英国の名手ことMuslimgauze。90年代オーストラリアの地下シーンを代表する実験系名門レーベル〈Extreme〉に残した92年作『Zul'm』が〈Kontakt Audio〉から初アナログ化!Muslimgauzeならではのトライバル、祝祭的な側面が強く顕れた、ビートが強靭でクラブ・ユースな一枚。鉄板のダークアンビエント的な感覚とドープなビートの交錯も、中東的な質感を提示する呪術的なトラックも併せて楽しめる秀逸な内容です!
これは問答無用にレコメンドな大傑作盤。Mark GuilianaやRobert Glasper、Mary Halvorsonを始めとした数々の才覚がひしめき、想像を絶するほどにクリエイティヴな広がりを見せる「現代ジャズ」シーンの代表格として知られるシカゴ出身のジャズ・ドラマー、Makaya McCravenによる傑作と名高い2015年発表の名作が待望のリプレス!
ジャイルス・ピーターソンがアルバム・オブ・ザ・ウィークに選び、ロサンゼルス・タイムズ、ニューヨーク・オブザーバー、シカゴ・リーダーズといったメディアが2015年のベスト・アルバムに選出したキャリア重要作で、トライバル〜ビート・ミュージック〜スピリチュアル・ジャズまでも奇跡的なバランスで配合しながら、決して枠にはまらない多様なスタイルへと昇華。90sアンダーグラウンド・ヒップホップへの憧憬を感じさせるラフなビート、どこまでも自由でフリーキーなドラミング、ファラオ・サンダース〜ジョン・コルトレーンの幻影をも吞み込みながらどこまでも絶好調です。これは素晴らしい!
Brian Enoの『Vision of A Psychedelic Africa』にインスパイアされ、1980年代初頭からジャマイカン・パーカッショニストBonjo Iyabinghi NoahとAdrian Sherwoodがコラボしスタートさせたスタジオにおける実験プロジェクト。呪術的なアフリカン・チャントに、ナイヤビンギのリズムが美しく狂気的に絡み合う最高傑作が30年ぶりにLPリイシュー!オリジナルLPに9曲を追加収録し初2LP化!
USインディのガレージ/サイケ・シーンを牽引する鬼才、Ty Segallがドラム演奏に挑んだ最新アルバム『Love Rudiments』が名門〈Drag City〉より登場。元々ギタリスト/ヴォーカリストとして知られる彼がトラップキットからティンバニ、ビブラフォン、シロフォン、パーカッション、電子ドラムまで、様々な打楽器のメロディックな可能性とオーケストラの可能性を深く掘り下げた、パンキッシュで実験精神溢れるパーカッシヴな作品!
USインディのガレージ/サイケ・シーンを牽引する鬼才、Ty Segallがドラム演奏に挑んだ最新アルバム『Love Rudiments』が名門〈Drag City〉より登場。元々ギタリスト/ヴォーカリストとして知られる彼がトラップキットからティンバニ、ビブラフォン、シロフォン、パーカッション、電子ドラムまで、様々な打楽器のメロディックな可能性とオーケストラの可能性を深く掘り下げた、パンキッシュで実験精神溢れるパーカッシヴな作品!
イタリア産カルト音響派ジャズ/ニューエイジのMoon On The Waterの傑作が[Black Sweat]からCD/LPで史上初の再発リリース!Italian Instabile OrchestraやD.O.M. Alia Orchestraでも知られるジャズ・ドラマーのTiziano TononiやスイスのPierre Favreと、David Searcyら欧州ジャズ・シーンの中堅たちが結成した隠れ名バンドの名作がリイシュー!待ってましたっ、遂に来ました!底知れずドープな一作です。日本の環境音楽のミニマリズムや「静けさ」、エドガー・ヴァレーズやリゲティの現代音楽が融合したかのような、伊地下/実験音楽シーンの金字塔とも言える一枚です!
2023年リプレス!全ミニマル~アンビエント、アヴァン・ニューウェイヴ・ファンに超強力大推薦の一枚!本作はなんと久石譲プロデュース!国産アンビエント~ニューエイジ/ミニマル・ニュージックの最後の秘宝的アルバム「鏡の向こう側 Through The Looking Glass」の再発でも絶大な人気を誇る、作曲家・打楽器奏者である高田みどり(1951-)の参加した伝説のバンド、Mkwaju Ensembleが1981年に発表したアルバム「Mkwaju」が、今や世界各地のオブスキュア・ミュージックを発掘して大旋風を巻き起こしている気鋭レーベル、We Release Whatever The Fuck We Want Recordsより初の公式ヴァイナル・リイシュー!
待ってました!前回の「Ki-Motion」再発に続いて対となる一枚が堂々再発です!今や世界各地で絶大な人気を誇る高田みどり、定成庸司、荒瀬順子の三人による打楽器トリオ、ムクワジュ・アンサンブル。本作には松任谷由実や坂本龍一、大貫妙子などのアルバムにも参加している日本パーカッション界の草分け的存在Peckerことペッカー橋田がパーカッション、「YMOの第4のメンバー」こと松武秀樹もコンピューター・プログラミングで参加。デジタルな質感のシンセサイザーとマリンバやビブラフォンによる淡麗な生音が交差する瑞々しいサウンドは幾重にも舌鼓を打つほどに圧巻!精霊の音楽にも聴こえる木管の澄み切った響きに吸い込まれます!Chee Shimizu氏コンパイルのBetter Daysレーベル・コンピ「More Better Days」にも収録された、B1”Tira-Rin”なんかもうアンセム感たっぷりです!
日野浩志郎氏参加のgoatファンから、現代ジャズ・ファンにもお薦め!Laurel HaloやOneohtrix Point Neverのコラボレーターとしても知られるニューヨークのパーカッショニストでありヴィジュアル・アーティストの、Eli Keszlerが才媛Félicia Atkinson主催の仏Shelter Pressから2018年に発表したアルバム。
これで「生音」とは・・・・緩やかに、そして、優雅にビルドアップするこの感覚。心地好いアンビエンスを伴い、静寂の中を縫うように突き抜ける、繊細なリズムとそのダイナミズムは圧倒的です。しかし、不思議と聴き疲れしません。エクスペリメンタル脈において、今最も注目すべきドラマーの一人ではないでしょうか!マスタリングはもちろんShelter Pressお抱えの名技師、Rashad Beckerが担当。