MUSIC
7473 products


この人の作品の新たな入門盤といっても過言ではないでしょう国産ミニマル/アンビエント金字塔的傑作『鏡の向こう側』でもお馴染み、もはや説明不要、初期の久石譲プロデュース仕事でも知られるMkwaju Ensembleにも参加、近年のニューエイジ・リバイバルを通じて吉村弘や芦川聡らと並ぶ不動の人気を獲得した作曲家、打楽器奏者である高田みどり(1951-)。自身の『鏡の向こう側』を掘り起こし、世界的人気作品へと押し上げた縁深いレーベルである〈WRWTFWW Records〉より、実に23年ぶりとなる最新ソロ・アルバムをリリース。
ベルリン・ラジオ・シンフォニーのソリストとしてデビュー後、1980年代に入りアフリカやアジア各国を巡り伝統音楽の探求を開始。ガーナ、ブルキナファソ、セネガル、韓国、等の音楽家とセッションを重ね(日本では佐藤允彦や演出家である鈴木忠志とも)、音と人体との一貫性というインデグラルなコンセプトを基に、アフリカの動的な音楽性とアジアの静的なスピリットを統合し、精神性を伴った独自の音楽性を確立。
本作は、スイスの〈ジュネーブ民族学博物館〉に所蔵されている楽器を使用し、ジンバブエのショナ族の伝統的なムビラ音楽を代表する伝統的な作品である「Nhemamusasa」を演奏したライブ録音のアルバム。高田氏の作品は、『百億年の交響詩』や『Tree Of Life』といった比較的アヴァンギャルドな色彩の強い作品が目立ちますが、本作は、『鏡の向こう側』の2020年代ヴァージョンといった風情のコンテンポラリー/ミニマルの凄まじい傑作!自身のアフリカ音楽とミニマリズムへの探究心と多文化的ヴィジョンの集大成ともいうべきマスターピースに仕上がっています。こりゃ絶対持っとけ!

キャリア中最も広がりのある、楽しくて寛容なアルバム。ボン・イヴェールの痕跡は常にメインストリームを越えて広がる。米国のインディ・ミュージック・シーンを代表するフォーク・ロック・バンド、Bon Iverが2019年に大名門〈Jagjaguwar〉から発表した4枚目のアルバム『i,i』が待望のリプレス!Moses SumneyやBruce Hornsby、Wye OakのJenn Wasner、Brooklyn Youth Chorusまで幅広いゲストを迎え、その探究心を最大限に発揮したアートポップの一大金字塔的アルバム。

大名門〈Jagjaguwar〉のカタログ300番目を飾った世紀の傑作!ラブレターでもあり、宗教のように自己理解を探求してきた20年間の終焉の地。そして、おそらくその理解を決して見つけることができないという内なる決意。米国のインディ・ミュージック・シーンを代表するフォーク・ロック・バンド、Bon Iverが2016年に〈Jagjaguwar〉から発表した3枚目のスタジオ・アルバムにして世紀のヒット作『22, A Million』がリプレス!ウィスコンシン州オークレアにあるリードメンバーのJustin Vernonのスタジオ〈April Base〉で録音されたアルバムである本作は、カニエ・ウェストと共にした以前の仕事からインスパイアされ、電子音楽とヒップホップの楽曲制作の要素を組み込んだ、より実験的な内容となっています。2011年の『Bon Iver, Bon Iver』が物理的空間に根ざした生息地を築いたとすれば、『22, A Million』は場所への執着を手放すことを目指したと言えるでしょう。

弊店でもベストセラー作家であるイタリアの音楽家Roberto Musciを、アンビエント/ニューエイジ/バレアリック新時代に歴史的遺産を提示する名レーベル〈Music From Memory〉が編集し、多数の未発表曲も収録した名盤が2026年リプレスです!
音楽を学習する為に1974年から1985年の間にインド~アフリカ~アジア諸国を放浪。その間多くの現地録音を行い、帰国後にシンセサイザーや当時の電子機器を用い、フィールドレコーディング素材から生まれる霊魂を瑞々しく昇華させた異国新世界アンビエンスを展開。どことも言えない透き通った異国の風景は匂いも色も無く、ただ頭の中で霧のように広がって異人が生活を築くような..."アンビエント"や"ワールド"を超えて移り変わる景色にただただ虜にさせられます。未発表も多数含み、これは絶対に見逃せません。


1986年に発売された幻の名盤が、ハイパーソニック・エフェクト音響処理 × ハーフスピード・マスタリングによる高精度ハイテク・アナログ盤として蘇る。
芸能山城組の創設・指揮を務める山城祥二(本名:大橋力)は、東京大学大学院で文化人類学を修め、東京藝術大学で教鞭をとった研究者。文明と音文化の関係を、学術と芸術の両面から探求してきた。学者としては大橋力名義で研究を、作曲家としては山城祥二名義で創作を続けている。
1974年に結成された芸能山城組は、医師、教育者、ジャーナリスト、エンジニア、学生など、多様なバックグラウンドを持つ人々によって構成され、「職業音楽家を原則として迎えない」という理念を貫いている。生命科学、脳科学、数理科学、心理学、情報工学などの分野で博士号をもつメンバーも十名を超え、科学と芸能を同じ地平で実践するその姿勢は、まさに彼等の掲げる“行動する文明批判”の体現である。
『輪廻交響楽(Ecophony Rinne)』は、それまで彼等が実践を積み重ねてきたブルガリアの合唱、ジャワ島のガムラン、アフリカの環境音、電子音、仏教声明など、多様な音が交わり、生と死、再生の循環を描く壮大な四部構成の“エコロジカル・シンフォニー”。古代と未来、自然とテクノロジーが同時に息づく、唯一無二の音響宇宙が広がる。
山城が後に提唱した「ハイパーソニック・エフェクト」は、人間の可聴域(20kHz)を超える高周波が脳や身体に直接影響を与えるという理論。その発想の源は、『輪廻交響楽』の発売当時のアナログ盤とCDを比較した際に感じた“音の生命感の違い”にあった。彼はその後、科学的にそれを検証し、可聴域を超えた音を扱う録音・再生システムを設計し、その効果を音楽表現に実装することに成功。
今回の再発では、その理論をアナログ盤で実践するという前例のない試みが行われた。英名門アビーロード・スタジオにて、ハーフスピード・マスタリングの世界的第一人者マイルズ・ショーウェルがカッティングを担当。通常の倍の精度でラッカーを刻み、カッティング工程で一般的に使われる高周波フィルターをバイパスすることで、耳では聴こえない超高域までも刻み込むことに成功した。
日本のオーディオ文化においても山城氏は長年大きな影響力を持ち、『輪廻交響楽』のオリジナル盤は入手困難な幻の名盤として語り継がれ、オーディオ愛好家の間では音響装置を測る“リファレンス・レコード”として親しまれている。
この音楽は決してBGMではない。深く耳を澄ませ、意識を委ねたとき、音が空間を満たし、身体を通り抜ける。それは「聴く」という行為を超えた、感覚と意識の旅そのもの。
この作品を聴いて衝撃を受けた漫画家・大友克洋は、アニメ映画『AKIRA』のサウンドトラック制作を山城に依頼。『輪廻交響楽』で築かれた音響思想は、『AKIRA』のサウンドデザインと音世界の基礎となり、あの唯一無二の世界観を生み出した。
そして今、時代を超えて刻まれたその音が、再び人々の感覚を揺さぶる。
待望の2026年リプレス!漆黒のダーク・アンビエント紳士、The Caretakerによる、Radioheadのドキュメンタリー政策でも知られる映画監督、Grant Geeが2012年に製作した映画「Patience (After Sebald)」のサウンドトラックが再発です!
本作では、彼の十八番であるボールルーム・ミュージックではなく、シューベルトによるピアノと歌のみの連作歌曲集「冬の旅」(1827年)のSPレコード(しかも1927年のものというのは偶然か)をサンプルとし、録音をマニュピレート。ドイツの小説家、W. G. Sebaldをテーマにした映画のサントラというだけあって、かつてなく内省的で、喪に服すかの如し悲痛な響きが綴られる。いつにも増して激しいヒスノイズも寄り添ってさらに重みを増しています。アンビエント・クラシカルというには消化不良なこの感じは、Robert Haighの昔の作品に近いのではないでしょうか。Dubplates & Masteringでのマスタリング&カッティング。限定500枚。
日本の伝統演劇である能の謡などからインスピレーションを受け、芸能山城組の組頭、山城祥二が生み出した『AKIRA』の大傑作サウンドトラックがアナログ・リイシュー。伝統的な和楽器と未来的な電子音がユニークな融合を果たした本作は、様々な影響を織り交ぜながら、映画のディストピア的、サイバーパンク的テーマを反映した音風景を生み出しています。伝統的なチャントや太鼓、尺八のフルート、シンセサイザー、オーケストラといった多様な要素が、スクリーンのヴィジュアルを完璧に補完する、心を奪うような魅惑的な雰囲気を醸し出しているだけでなく、ポリリズミックなドラムマシンのビートとガムランの微分音音階にチューニングされたシンセを組み合わせた独特なスタイルによるパフォーマンスは『AKIRA』のディストピア的世界に儀式的な緊張感を齎しています。

2026年リプレスです!Grouper meets Carla Dal Forno & アイリッシュなエキゾ・フォーク傑作!ロンドンのアンダーグラウンドシーンを代表する人気オンラインラジオ〈NTS Radio〉にもミックスを提供している(Durutti ColumnやSuzanne Kraft、Michael O'Shea等かけてました!)アイルランド・ダブリン拠点の新鋭シンガー/ミュージシャン、Maria Somervilleによる2019年の傑作LPが同年のライブ音源を追加した新エディションにて登場!フォーク・ミュージックを土台にポスト・パンクやトラディショナルなアイリッシュのモチーフ、ヒプノティックなドローンなどを掛け合わせ、オリジナリティ溢れる世界観を確立した一枚。Grouperも前述のミックスに使用していましたが、テン年代初期に興隆を見たドローン・ムーブメントへの憧憬、バレアリック&アイリッシュな夢見心地のフィーリングが詰め込まれた傑作。消え入るようなその歌声もこの世からはみ出した美しさです。

ロックマガジン編集長、阿木譲氏の率いた関西アンダーグラウンドの牙城にして、国産初期エクスペリメンタル/プロト・テクノの聖地〈Vanity Records〉に残された作品群の中でも、特に際立ったアヴァン世界を提示した男女ユニットTolerance。日本のインダストリアル/ポストパンク史に残る81年の2ndアルバムにしてラスト・アルバムである『Divin』が〈Mesh Key〉から単独アナログ再発!前作『anonym』で見られたピアノやギターなどを用いたフリーフォームな楽器演奏の側面は後退し、リズムマシンとシンセサイザーをメインとした電子音楽へと大きく歩を進めた作風な、日本のインダストリアル/ポストパンク史に残る名作。
ナイジェリア人パーカッショニスト、Gasper Lawalが1980年に自主レーベルである〈CAP〉から放った衝撃的デビュー作『Ajomasé』が名門〈Strut〉より遂に正規再発。Stephen StillsやFunkadelic、Vangelisら数々の巨匠と共演し研ぎ澄まされた感覚を、自作楽器や緻密な多重録音で結晶させた唯一無二の作品です。アフロ・リズムの深みと実験性を兼ね備え、当時John Peelらによるラジオ・プレイをきっかけに国際的評価を獲得した歴史的名盤。第四世界的サイケデリア、底流に流れるファンクネス、西アフリカ的霊性と多彩なリズム、エスノ・エクスペリメンタル的前衛精神までもが交錯するジャンル越境の傑作。オリジナル・テープからのリマスタリング仕様。
まさにDeathprod meets Tod Dockstader!大人気ディープ・テクノ・ユニット、Primal Codeの1/2としても知られるイタリア人エレクトロニック・ミュージック・プロデューサー、Davide Perroneによるプロジェクト”Pianeti Sintetici”(「合成惑星」) が、現代のダブ・テクノ/アンビエントの頂点に佇む聖地〈Astral Industries〉から『Space Opera』と題したアルバムをアナログ・リリース。音を通して語られる未来の合成世界の創造をテーマとした2部構成の作品となった本作は、果てのない宇宙探査の旅の様子を物語る、銀河間の雰囲気を織り込んだ壮大な音のタペストリー的な内容のスペース/ダーク・アンビエント盤に仕上げられています。
ニューエイジ・リバイバル以降のダブ/アンビエント聖地〈Astral Industries〉から最新物件が到着!レーベルの常連であるSamuel van Dijk (Multicast Dynamics)とウクライナのアーティスト、Yevgen Chebotarenkoによるデュオ、Ear to Earによる、豊かな音のディテールと喚起的なジェスチャーに満ちたデビュー・アルバム『AI-36: Live Recordings』がアナログで登場!一連のライブ・レコーディング・セッションから生まれた4部構成のアルバムであり、サウンドスケープ・ミュージックの著しくダークな領域を探求した凄まじい内容の一枚!オーガニックな音のテクスチャーと実験的な緊迫感を巧みに融合させたフィルレコ/ダークアンビエント破格の傑作。
そのキャリアを通じて、Ravi Shankar率いるアンサンブルで演奏し、George Harrisonともコラボレーション、東西の音楽を融合させた画期的グループであるRagatala Ensembleを率いた、インド古典音楽の伝統を代表する偉人であり、タブラの名手Kamalesh Maitra (1924-2005)。その未発表録音を収めた素晴らしいアーカイブリリースが、Oren Ambarchi主宰の豪州の前衛音楽牙城〈Black Truffle〉よりアナウンス。50年以上に渡り、演奏するラーガの音に合わせて調律された、10個から16個のハンドドラムのセットであるタブラタランに全力を注いできた同氏。自主リリースしたソロLP『Tabla Tarang: Ragas on Drums』を制作したのと同じ1985年にベルリンでのセッションで録音された楽曲を収録。19世紀後半に起源を持つこの楽器を、調律されたドラムのセットを使用して、フルレングスのラーガを演奏し、ソロコンサート楽器としての可能性を見出したマイトラが生み出したメロディックで破格な即興の波を収めたものとなっています。
ソ連時代からの電子音楽、映画音楽の巨匠、Edward Artemievが、タルコフスキーの名作映画『Зеркало(Mirror)』(1975年)と『Сталкер(Stalker)』(1979年)の音楽を再録音したアルバム!タルコフスキー映画2作品の音楽の再録+新曲"Dedication to Andrey Tarkovsky"を収録した珠玉のネオ・クラシカル・アンビエント作品。リマスタリング、新規アートワークを採用したアルテミエフ自身による公式ライセンスのLP。

2つの素晴らしいソロ・プロジェクトであるSpectrumとSpiritualizedへの導入とも見なされる、1990年代のSpacemen 3による4番目で最後のスタジオ・アルバムである『Recurring』が大名門〈Superior Viaduct〉よりアナログ・リイシュー。アンビエント・ヘイズと麻薬中毒のインディー・ロックを融合させたオープニング・サーガの"Big City (Everybody I Know Can Be Found Here)"や反抗的に鼓動するベース・トラックに沿って美しいフルートをアレンジした"I Love You"、再考されたファズ・ポップの賛美歌である"Hypnotized"といった大変グレートなタイトルの数々を収録、聴覚拡張と驚異的なソングライティングの両方に根ざした、Spacemen 3の永続的なサウンドの本質を明らかにした一枚となっています。
ニューエイジ〜アンビエント・ファンも勿論マスト。米国のミニマル・ミュージックを代表する現代音楽の偉人、Steve Reichによる6台のピアノのためのミニマル作品であり、1973年3月に完成した『6台のピアノ』と、同年に発表された、グロッケンシュピール、マリンバ、鉄琴(共鳴ファンのないビブラフォン)、女声、オルガンのために作曲された『マレット楽器、声およびオルガンのための音楽』を収めたマスターピース的作品。ミニマル・ミュージックの歴史的金字塔として今後も永い時を堪え続けるであろう、祝福とカタルシスに満ちた永遠の名作2作品がセットになった、ライヒ入門にも相応しい決定版的一枚です!

Dieter Schnebelに師事したブラジルの現代音楽家であり、1980年代後半からベルリンで活動、同郷のSilvia Ocougneとともに、90年代のArnold DreyblattのOrchestra of Excited Stringsで演奏していたChico Melloと、アルト・サックス奏者Helinho Brandãoによる1984年のセルフ・タイトル作品が、Oren Ambarchi主宰の豪州の前衛レーベル〈Black Truffle〉よりアナログ・リイシュー。〈Edition Wandelweiser〉の初期の、かなり異例のリリース『musica brasileira de(s)composta』にて、MPBの名曲の急進的で陽気な解体をプロデュースしていたChico Melloが、渡欧前に残した唯一の録音作。ソロ・サックスの即興演奏から、ミニマリズム、アコースティック・サウンド・アート、そしてEdu LoboやMilton Nascimentoを彷彿とさせる哀愁漂うメロディックな感性を結びつける、緻密にレイヤーされたアンサンブル作品まで多岐にわたる全6曲を収録。
