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William Basinski & Janek Schaefer - “ . . . on reflection “ (LP)William Basinski & Janek Schaefer - “ . . . on reflection “ (LP)
William Basinski & Janek Schaefer - “ . . . on reflection “ (LP)Temporary Residence Limited
¥3,556
John CageやSteve Reich、Brian Enoといった前衛的なヒーローたちの命脈やテープ・ミュージックの伝統を継承し、イージーリスニング〜ファッショナブルになるずっと前のミューザックまであらゆるものをサンプリング、スロウでメランコリックな倍音を通じてスクリュー・ミュージックやヴェイパーウェイヴさえも予言してきたパイオニアにして、アンビエント史に名を残すであろうNYの伝説的ドローン作家、William Basinski、そして、〈Room40〉や〈12k〉〈LINE〉といった名門レーベルに在籍するアンビエント/実験作家Janek Schaeferによる8年もの時を費やした2022年度共作『... on reflection』が登場。「時間や空間に捉われないアート作品」として制作された1枚であり、2014年から2022年にかけてロサンゼルスとロンドンの間で制作が行われてきた意欲的なアルバム!現代のポスト・クラシカル〜アンビエントの一大聖地である〈Temporary Residence Ltd.〉からのタイトルとしてふさわしい静謐にして計り知れない美しさを秘めた作品となっています。
William Basinski - Melancholia (CD)
William Basinski - Melancholia (CD)2062
¥1,848

アンビエント殿堂入りとも呼べる、William Basinskiの2003年発表の傑作が待望のリマスター再発。元は80年代に録音していたものを集め、自身のレーベルから発表していたCD-R作品。ピアノやサックス、テープのループから生み出される空間はどれも憂鬱ともなう小さな響きでいて、それらが何曲も集まることで退廃的で静謐な美しさが広がります。マスターピース!

Mong Tong - A History of Brightness (CS)
Mong Tong - A History of Brightness (CS)PFR Records
¥1,968
限定150部のカセット・エディション。台湾・台北を拠点に活動する兄弟デュオであり、〈WV Sorcerer Productions〉や〈Guruguru Brain〉などからも作品を送り出してきたMong Tongによる19年傑作がカセット化!タイトルにある「明」は、太陽と月が重なる象形に由来し、光と闇、日常と夢幻の狭間を探るようなコンセプト。サイケデリック・ロックの残像や東南アジアの民俗的響き、浮遊感に満ちたシンセやメロウな旋律が重なり合い、淡く催眠的なリズムの中で展開される音像は、聴き手を異界的風景へと誘います。サイケデリックの装飾性を越え、瞑想的で距離感のある空気をまとった本作は、まさにアンビエント/ドローン/エクスペリメンタルの交差点に佇む、夢と現実を繋ぐ音の旅。
Ryoji Ikeda - Ryoji Ikeda EP (12")
Ryoji Ikeda - Ryoji Ikeda EP (12")Sähkö Recordings
¥2,897
エレメントを極限まで削ぎ落とした詩的なアートを生み出す巨匠であり、故Mika VainioやAlva Notoとのコラボレーションでもおなじみのサウンド・アーティスト、パリと京都を拠点に活動する池田亮司(Ryoji Ikeda)の初期楽曲をコンパイルした12インチ・シングルがフィンランド実験音楽の聖地〈Sahko Recordings〉からリリース。1995年にリリースされたソロ・デビュー作「1000 Fragments」に収録されている”Luxus 1-3”と、1998年の「Time and Space」に収録の”Space (Altered Version)”の2曲を初レコード化。池田氏の最も重要な初期作品を収めたものと言えるでしょう。この一枚のために”Space”は自身の手で新たにミックス。〈Dubplates & Mastering〉でのヴァイナル・カット。これは電子音楽好きのみならず、全ての音楽好きに浴びて欲しいエッセンスの様な作品。
頭士奈生樹 Naoki Zushi - III (2LP)
頭士奈生樹 Naoki Zushi - III (2LP)Sad Disco
¥8,800

非常階段の結成メンバーであり、国産サイケデリック・ロック最高峰の伝説的アクト「渚にて」の一員。仄かで淡い、感情を揺さぶるサウンドと深い内省、そして、青々とした季節の情景をサイケデリックというプリズムを通じて屈折させる、ヒューマニティに溢れた音楽性が唯一無二であり孤高な関西地下シーンの重要人物=頭士奈生樹。

日本のサイケデリック・アンダーグラウンドを代表する名門〈P.S.F. Records〉を主宰したモダーン・ミュージック店主の故・生悦住英夫氏が最大級の賛辞を寄せた、柴山伸二らとの伝説的サイケデリック・バンド「ハレルヤズ」や「Idiot O'Clock」にも参加。地下音楽の聖地として高名な京都のロック喫茶「どらっぐすとうあ」の住人のひとりであり、あの非常階段の結成メンバーとしても名高い頭士奈生樹。柴山主宰の〈オルグ・レコード〉から発表された本作『III』は、キャリア中でもカルト人気の高い作品の一つであり、海外からブートレグLP再発が行われるなど、ファンやコレクターの間でも公式再発が熱望されていた作品である。

頭士が単独でのプロデュースを務め、ヴォーカル、ギター、その他の楽器の演奏を担当した『III』では、ベースで柴山が、ドラムで竹田雅子(渚にて)がゲスト参加し、98年から05年にかけてStudio Nemuにてレコーディングされた。13分にも渡り、最愛への儚い想いや追憶を静かに独白する、幻想的であり親密な美しさに満ちたドリーム・フォークの名曲「最後に」、この続編的な楽曲か、ゆったりとした暖かなアルペジオと頭士の囁き声による心洗われる旋律を聞かせながら、記憶や想い出の奥底へと独り還っていくような、微睡みを誘う耽美なナンバーである「花の憧れ」、ここまで紡いできたフォーキーで夢見心地な世界観とサウンドを、よりサイケデリックな方向へと発展させつつ、日本的な土着の要素、仄暗くノクターナルな空気、寂寞や憂いを含ませた哀愁のサイケデリック・ブルースへと昇華した「窓」、精神世界へと深く没入した内容であり、Dittoや越智義朗などによる内省的な空想民俗音楽/ミニマル・ニューエイジ作品を彷彿とさせる18分にも及ぶ大曲「もう一度会えたなら」(『現象化する発光素』での「プララヤ」の姉妹楽曲と言えるだろう)、シューゲイズ的に展開する美しく幻想的なサイケデリック・ギターと暖かなアルペジオに、折り重なる頭士の消え入るような歌声が天上世界を描く「Spirit In My Hair」でのクロージングにいたるまで、頭士によるアーティスティックな世界観や方向性の模索が結晶した実験的で素晴らしいマスターピースといえる作品。

今回のリイシュー盤では、先述したオリジナルの6曲と地続きであり、同氏の追求する精神世界へのアプローチが落とし込まれた13分にも及ぶボーナス・トラック「六月の月夜にて」が追加収録されている。

水辺での生き物達の声や営みの様子を余す所なく捉えた躍動感に溢れるフィールド・レコーディングを中心として紡がれる楽曲である。その様子は、彼岸や天上風景を想起させるようでもあり、ミニマル/サウンド・アート作品としても極めて高純度の内容である。終盤からは、風鈴やチャイムのような優美な音や、牧歌的な鳥の鳴き声が徐々に挿入され始め、これらと優しく調和するように、頭士氏による親密で白昼夢的なギター演奏が幕を開ける。聞き手を微睡みへと誘う暖かな安らぎに満ちた逸品でありつつ、意識の変容を描いたというこの楽曲もまた、同氏のヒューマニティに立脚した、オープン・マインドで静謐な響きに満ちた素晴らしい作品となっている。

Rafael Toral - Spectral Evolution (LP)Rafael Toral - Spectral Evolution (LP)
Rafael Toral - Spectral Evolution (LP)Moikai
¥3,667
30年間蒸留させて、遂に原点のギターミュージックへと回帰!〈Drag City〉傘下にJim O’Rourke主宰が主宰する〈Moikai〉レーベルが実に20年振りの新タイトルが登場!その盟友でもあるポルトガル出身の実験音楽家、Rafael Toralによる24年度最新作『Spectral Evolution 』がアナログ・リリース!過去の栄光を繰り返すだけで決して栄光に安住する作家ではないという事の証明。1990 年代半ばに『Sound Mind Sound Body』や『Wave Field』(どちらも近年〈Drag City〉から再発売)といった世界的な影響力のあるギター・ドローン作品で名を馳せたRafael Toralによる、3 年間にも及ぶ実験とレコーディング、そして 30 年以上の音楽研究の洞察を総合した成果を収めた作品!90年代の彼のトレードマークであった、ギターと電子音響を主体とした特異かつ没入的なドローン・ミニマリズムに回帰した今年度ベスト級の超傑作アンビエント作品です!名匠Stephan Mathieuの手によるマスタリング仕様。お見逃し無く!
Jim O'Rourke - Bad Timing (LP)Jim O'Rourke - Bad Timing (LP)
Jim O'Rourke - Bad Timing (LP)Drag City
¥3,667
オリジナルは1997年に発売。Jim O'Rourkeが名門〈Drag City〉に残した最初のアルバム『Bad Timing』がアナログ・リプレス!ピアノ、オルガン、エレキギター、ブラス、ストリングス......ヴォーカル以外は何でもあり。ジムオルークによるポピュラー・スタンダードに対する考察にして、ポップ・オペラのテーマ・レコード的作品。Van Dyke Parksの印象派アメリカーナやJack Nitzscheのサウンドトラック作品の感性にも通じるアメリカンプリミティヴ/フリーフォークの大傑作。
William Basinski - Lamentations (2LP)William Basinski - Lamentations (2LP)
William Basinski - Lamentations (2LP)Temporary Residence Limited
¥4,564
無限にして永遠に続くグリーフワークの新たな幕開け。John CageやSteve Reich、Brian Enoといった前衛的なヒーローたちの命脈やテープ・ミュージックの伝統を継承し、イージーリスニング〜ファッショナブルになるずっと前のミューザックまであらゆるものをサンプリング、スロウでメランコリックな倍音を通じてスクリュー・ミュージックやヴェイパーウェイヴさえも予言してきたパイオニアにして、アンビエント史に名を残すであろうNYの伝説的ドローン作家、William Basinski。自身が1979年に録音したアーカイブ音源からのテープ・ループを用いて作曲した20年代初となる最新アルバムが〈Temporary Residence〉から登場!これまでの多くの作品と同様に「死と腐敗」をテーマにした深遠な瞑想音楽ながら、02年の代表作『Disintegration Loops』以降のどの作品よりも深く悲しみの弧が描かれた、メランコリックかつ喪失感の蒸気のような異形のスクリュー・ミュージック。The Caretaker〜Natural Snow Buildings〜Grouper辺りのファンももちろん必携です!
La Monte Young / Marian Zazeela - The Tamburas Of Pandit Pran Nath (CD+Booklet)
La Monte Young / Marian Zazeela - The Tamburas Of Pandit Pran Nath (CD+Booklet)Just Dreams
¥4,968

1999年発表のミニマル・ラーガドローン歴史的名作!1982年にLa Monte YoungとMarian Zazeelaがタンブーラ2台を使用した、歴史に刻まれるべくドキュメント。それらは彼等のGuru = Pandit Pran Nathへの、強い敬意の意味でもあります。
延々と続く渦の様なタンブーラの太いドローンがモアレのような効果を生み出し、瞑想状態そのものの様な状態を搔き出した高純度な瞑想的作品。44Pのブックレット付。

FUJI||||||||||TA - Live at Epsilon Spires (LP)FUJI||||||||||TA - Live at Epsilon Spires (LP)
FUJI||||||||||TA - Live at Epsilon Spires (LP)Feeding Tube Records
¥5,489

圧倒的な霊性を帯びたドローン・ミニマルを展開、現行シーンを牽引する名手の凛とした到達点!Boredomsや鈴木昭男との共演でも知られる日本のサウンド・アーティスト、FUJI|||||||TAによる新作『Live at Epsilon Spires』が、〈Feeding Tube〉からアナログ・リリース!自作のパイプオルガンを軸に紡がれる音響。ただの実験音楽を超えた、祈りや大気の震えに等しい純度。静謐さと共鳴の中に、深遠な時間感覚と空間の広がりを内包し、佐藤聰明『マンダラ / シュメール』やEllen Fullman『In The Sea』といった歴史的傑作に匹敵する崇高さを湛えています。まさに、聴く者を音そのものの根源へと導く、清流のように透徹したサウンドスケープの記録。

Jeremiah Chiu & Marta Sofia Honer - Recordings from the Åland Islands  (IA11 Edition) (LP)Jeremiah Chiu & Marta Sofia Honer - Recordings from the Åland Islands  (IA11 Edition) (LP)
Jeremiah Chiu & Marta Sofia Honer - Recordings from the Åland Islands (IA11 Edition) (LP)INTERNATIONAL ANTHEM RECORDING COMPANY
¥3,964

レーベル設立11周年を記念して〈INTERNATIONAL ANTHEM RECORDING COMPANY〉の初期カタログから重要な作品を新たな装丁で再リリースする特別な再発シリーズ「IA11 Edition」として2022年発表の傑作盤が再登場。Brian Eno、坂本龍一、Terry Riley、Jon Hassellが好きな方にも激激レコメンド!コミュニティ・オーガナイザー、グラフィック・デザイナー、シンセシスト、教師といった多彩な顔を持つLAのアーティスト= Jeremiah Chiu、そして、同地のバイオリニスト、Marta Sofia Honerの2名による待望の初コラボ・アルバムが、シカゴの現代ジャズ一大聖地〈International Anthem〉から登場です!Chiuの繰るモジュラー・シンセとHonerのヴィオラの即興演奏が、バルト海のオーランド諸島で録音されたフィルレコ素材と折り重なり、美しくきらびやかでピースフルなサウンドスケープが大いに生まれた傑作アルバム!憂いと影と静かに揺れる、深遠なアンビエント・ジャズ。

La Monte Young / Marian Zazeela ‎– The Well-Tuned Piano In The Magenta Lights (DVD)
La Monte Young / Marian Zazeela ‎– The Well-Tuned Piano In The Magenta Lights (DVD)Just Dreams
¥13,967

2000年に発売されていたあの超名盤DVDが、52ページのブックレット付属で登場です!限定500部のみで追加プレス無し、これはお見逃しなく!

「20世紀の音楽の偉大な成果の1つ」と評され、La Monte Youngの作品中で最も重要であり、革命的音楽モニュメントとも言えるThe Well-Tuned Pianoの、1987年NYで行われたGramavision版よりも遥かに長時間公演となった6時間24分に及ぶ濃密永久音楽DVD。東洋の神秘と伝統、自然倍音、数週間を掛けて純正律に調律されたベーゼンドルファー、そしてMarian Zazeelaの霊的な照明と共に、恐らく再演は困難であろう歴史的音楽の全貌に取り組むまたとない機会。本作品の解読していく上でも参考となる52pのブックレットが付属。6時間を超える大作DVDですが、オーディオとして流して聴くにも十分耐えうる音質で、Gramavision版をお持ちの方にも是非。

Pandit Pran Nath - Ragas Of Morning & Night (CD)Pandit Pran Nath - Ragas Of Morning & Night (CD)
Pandit Pran Nath - Ragas Of Morning & Night (CD)Just Dreams
¥3,598

La Monte Young, Terry Riley, Henry Flynt等、ミニマル・ミュージック~Fluxus等のアート界にも多大な影響を与えたインド古典ヴォーカリスト、Pandit Pran Nath (1918-1996)がアメリカへ来る前に録音していた、1968年インドでの録音作Ragas Of Morning & Night(1986年にGramavisionからリリース)が遂に直弟子La Monte Youngのレーベルよりオフィシャル再発!

A面には目覚めに相応しい生命力に満ちた朝のラーガRaga Todi、B面にはゆったりとしたタブラのリズムに流されて行く夜のラーガRaga Darbariを収録。当時ラモンテ夫妻が、68年頃のPandit Pran Nathの録音物を聴き、その声に惚れ込んで渡印したという逸話がありますが、この音源は同年の録音であるところを見ると、恐らく彼らの推薦で1986年にGramavisionからリリースされたのでしょう。Ustad Abdul Wahid Khan(Pandit Pran Nathの師匠)から脈々と続く瞑想的なキラナ・ガラナが完全純度で結晶化した傑作。

“The land of Kanada, Gopal Nayak, the romance of the Mughal courts, Mian Tansen, classicism,
blue notes, imagination, an ancient virtuosic performance tradition handed down for centuries
from guru to disciple, Ustad Abdul Wahid Khan, lifetimes of devotion – all of these together
and more make up Pandit Pran Nath’s Darbari, a masterpiece, a gift to our time.”

–La Monte Young and Marian Zazeela

Rafael Toral - Sound Mind Sound Body (2025 CD Edition)
Rafael Toral - Sound Mind Sound Body (2025 CD Edition)Drag City
¥2,344

2025年リマスター仕様、ボーナストラック付属!Rashad Beckerによるマスタリングにて30周年記念エディションとしてヴァイナル再発!ボーナストラック付属。Brian EnoやRobert Frippからインスパイアされた音響ドローン・ギター・サウンド!90年代には「最も才能豊かで革新的なギタリストの一人」と称され、そして、Sonic Youthのメンバーたちにも愛されたポルトガルの一大音響作家、Rafael Toralが同国のAnAnAnAより1994年にリリースし、ジム・オルーク氏の名音響レーベル、Moikaiからも再発されているファースト・アルバム名作。

長らく廃盤であったトラル初期の重要作品が嬉しい再発!イーノのアンビエント作品を爪弾くJohn Faheyのごとく、美麗で優しい極上アンビエント・ドローン。彼が実際に影響を受けている通り、My Bloody Valentineを感じる人もいるでしょう。ゆっくりと動くノスタルジックな音色は懐かしいフィルム写真の情景を心に浮かばせるかのようであります。たとえ雑多な街角にいても、自然の中へと還るような、そんな穏やかで優しい気持ちになる響きです。私たち生きとし生けるものの原風景というと大げさかもしれませんが、私はそのようにすら感じます。まさにタイムレスな一枚。

Okkyung Lee -  Just Like Any Other Day (어느날): Background Music For Your Mundane Activities (LP)Okkyung Lee -  Just Like Any Other Day (어느날): Background Music For Your Mundane Activities (LP)
Okkyung Lee - Just Like Any Other Day (어느날): Background Music For Your Mundane Activities (LP)Shelter Press
¥3,741

韓国のチェリストであり作曲家、Okkyung Leeによるアルバム『Just Like Any Other Day (어느날): Background Music For Your Mundane Activities 』が〈 Shelter Press 〉より登場。タイトルに「あなたの日常のためのBGM」と添えられている通り、この作品はこれまでとは異なる作風で、アンビエント、ミニマリズム、バロック的要素が交錯する、親密で繊細な音の世界を描いている。これまで自由即興の最前線で活動してきた彼女だが、近年はより作曲的なアプローチへとシフト。本作もその流れにあり、アメリカ生活を終え韓国に戻ったことで再び見つめ直した文化や記憶、人生の変化が反映されている。4年間、孤独な環境で少しずつ作り上げた全9曲は、従来の「実験音楽」的な形式美や技巧を捨て、聴く人の日常にそっと寄り添うような音楽となっている。今回は、彼女の象徴だったチェロも一切使用せず、キーボードやコンピュータ、安価なカセットレコーダーで制作。無理に聴き込むのではなく、気づけばその中に包まれているような音の空間。控えめな旋律や反復が、記憶や孤独と静かに共鳴し、日常の背景に溶け込んでいくような音楽。

Manuel Göttsching - E2-E4 (35th Anniversary Edition) (LP)
Manuel Göttsching - E2-E4 (35th Anniversary Edition) (LP)MG.ART
¥4,698

あの音楽史に残るミニマル金字塔が、リリース三十五周年仕様の180g重量盤+特殊エンボスジャケで限定再発!

クラウト・ロックの範疇を超え、エレクトロニック・ミュージック全般にも多大な影響を与えた1984年歴史的傑作が久々再入荷!尽きる事の無いシンセの波のようなリフレインと流麗なギターソロが織り成す唯一無二のミニマル一大傑作。

Ultravillage - Pensive Percussion (CS)Ultravillage - Pensive Percussion (CS)
Ultravillage - Pensive Percussion (CS)Good Morning Tapes
¥2,998

極めてユニークなカタログで知られるカルト人気なカセット・レーベル〈Good Morning Tapes〉 からの最新タイトル。NY拠点のニューエイジ・アーキビスト、Mark Griffey (別名 Ultravillage) が膨大なコレクションの中から、1970年代半ば~1990年代半ばにかけての米国産カセット作品から、オブスキュアなアンビエント、ミニマル、プログレッシヴ・ロック・エレクトロニック、ニューエイジを紹介したミックステープ作品。軽快なリズム・メロディの魅力を1時間に渡って織り交ぜた素晴らしいセレクション。

Yama Yuki - Earthwork (CS+DL)Yama Yuki - Earthwork (CS+DL)
Yama Yuki - Earthwork (CS+DL)Kankyo Records
¥2,200

多田正美(East Bionic Symphonia, Marginal Consort)や菅谷昌弘らによる名作も手がけてきた東京の気鋭レーベル〈ato.archives〉を主宰するYama Yukiによる最新カセットが、名店〈Kankyo Records〉よりリリース。日本的な自然観や都市の余白へのまなざし、土着的な霊性までもを静かに織り込んだ、繊細かつ深遠な音風景。環境音楽/ミニマル/ニューエイジ以後の祈りとしてのアンビエント。柔らかくも精緻に編み上げられたこの音は、まさに「耳で触れる風景」。静かに息づく、現代の音による地霊の記録です。

David Cunningham - Grey Scale (LP)
David Cunningham - Grey Scale (LP)Superior Viaduct
¥3,687

The Flying Lizardsとしてシングル"Money"の世界的なヒットを飛ばし、ニューウェイヴの時代に〈Virgin〉からエレクトロ・パンクのアルバムを2枚リリースしたことでも知られる北アイルランドのミュージシャン、プロデューサーであるDavid Cunninghamが1976年に発表したファースト・ソロ・アルバム『Grey Scale』が名門〈Superior Viaduct〉から史上初アナログ・リイシュー。This HeatやGeneral Strikeを送り出した自身のレーベルの〈Piano〉から第一弾リリースとして送り出されていた作品。ライブ・パフォーマンスを共にしたCornelius CardewやGavin Bryars、Michael Nymanといった前衛音楽家から、Evan Parker、Derek Bailey、David Toopなどのインプロヴァイザーまで、多種多様な領域から影響を受けているCunningham。当時、ケント州の〈Kent Institute of Art & Design〉の学生だった彼が、学生仲間の非ミュージシャンを起用し、(使える楽器は何でも用いて)空間、質感、音色に対する即興演奏家の鋭い感性で、無限に変化する音のパレットを作り上げた作品。魅力的なサウンド・コラージュと自由な音色を持つ、どのジャンルにも属さないミニマル・エチュードの組曲。

Interior インテリア (Clear Vinyl LP)Interior インテリア (Clear Vinyl LP)
Interior インテリア (Clear Vinyl LP)ソニー・ミュージックダイレクト
¥4,840

TikTokまで経由して世界的な再評価の真っ只中にある日本のアンビエント/サントラ作家・日向敏文の弟であり、2度にも渡りグラミー賞にノミネートされた著名音楽プロデューサー、そして、88年のニューエイジ傑作『Tarzanland』でも知られる日向大介、細野さんと共にFriends Of Earthを結成した日本のミュージシャンにして、唯一作『A-Key』が〈Studio Mule〉から2022年度初LP化再発されたばかりの野中英紀、そして、サックス奏者の「ミッチ」こと沢村満らによる80年代国産アンビエント最高峰のグループ、Interiorのセルフ・タイトル・デビュー作が待望の公式アナログ・リイシュー。1982年に〈Yen Records〉から発売された作品であり、やはりプロデュースを手がけるのはその主催者である細野晴臣(!)インストゥルメンタルなシンセ・ポップから、日本の環境音楽の柔らかなミニマリズム、心地よいサウンド・デザインを最もハートウォーミングな形でブレンドした、非常に珍しいタイプのグッド・フィーリンなアンビエント・ミュージック。ノスタルジックなモダニズムが、今を最も楽しい思い出のように感じさせてくれる『Interior』は、あなたを別世界へと誘います(←DeepL訳)。1985年には、米国のニューエイジ・ミュージック聖地こと〈Windham Hill〉の目にも留まりトラックリストを若干変更し、再リリースもなされています。

バークレー音楽院の同窓生だった日向大介、野中英紀を中心に結成された”インテリア”。アルバム「インテリア」は1982年に細野晴臣主催のレーベル[Yen Records]からリリースされたファーストアルバム。
インストゥルメンタル・シンセポップに”アンビエント・ミュージック””環境音楽”的作法を元にエモーショナルな味付けを加えた音楽スタイルは、USニューエイジ・ミュージック界の代表格ウィンダム・ヒル・レコードも着目。

Jameszoo, Asko|Schonberg - Music for 17 Musicians (LP)Jameszoo, Asko|Schonberg - Music for 17 Musicians (LP)
Jameszoo, Asko|Schonberg - Music for 17 Musicians (LP)Brainfeeder
¥5,202

エレクトロニック・ ミュージックとジャズをブレンドし、独自の作品を生み出し続ける異能、Jameszoo。Flyig Lotus率いる〈Brainfeeder〉より発売される本作『Music for 17 Musicians』はオランダのコンテンポラリー・アンサンブル、Asko_Schonbergとのコラボレーション・アルバムとなっている。タイトルは、スティーヴ・ライヒが1978年にECMからリリースした名作「Music for 18 Musicians」に因んだものとなっている。

本作は、“音楽から作曲者や演奏者の存在を切り離す”という大胆な問いかけから始まった。その鍵を握るのは、自動演奏ピアノだった。MIDIとアルゴリズムを駆使し、MarkovモデルやLSTMによって設計されたルールに基づいて、まるで人間の即興演奏のように“自律的”な判断で音を紡ぎ出した。これは単なるテクノロジーの実験ではなく、Kit Downes、Matthew Bourne、Niels Broosといった個性派ミュージシャンの演奏データをもとに生まれた音楽であり、知的でありながら情感豊かな感覚を併せ持っている。Jameszoo自身のバンドメンバーやHIIITのパーカッショニストFrank Wienkらも参加し、電子音と生音が自在に交差する多層的なサウンドスケープを創出している。

『Blind』(2022年)で提示されたテーマを発展させながら、より開かれた音楽体験へと昇華させた本作は実験音楽、現代音楽、ジャズ、エレクトロニカの垣根を越えて響く“未来のアンサンブル作品”となっている。

ENSEMBLE NIST-NAH - Spilla (CD)
ENSEMBLE NIST-NAH - Spilla (CD)Black Truffle
¥2,530

オーストラリア出身の名パーカッショニストWill Guthrieによって2019年に結成。フランスのナントを拠点に活動する極めて実験的な打楽器グループであり、ヨーロッパ各地のツアーを通じて高い評価を得ているEnsemble Nist-Nahによるセカンドアルバム『Spilla』が〈Black Truffle〉から登場!欧州版ガムラン・アンサンブルを意図したものではなく、ジャワのガムランの楽器と様々な他の打楽器を組み合わせて、東南アジア各地の音楽からフリージャズ、現代のヒップホップまで、あらゆるものから影響を受けた独自の音楽を演奏するハイブリッドなパーカッション・アンサンブル。本作では、ガムラン、ドラムキット、木/金属製の打楽器、撥弦楽器に捧げられたエキサイティングな48分間の音楽を収録し、彼らが志向してきた独自の音楽性がさらに深化したものとなっています。

Konrad Sprenger - Set (LP)
Konrad Sprenger - Set (LP)Black Truffle
¥4,934

ドイツ・ベルリンのミステリアスな作曲家、プロデューサー、楽器製作者であるJörg Hillerの変名であるKonrad Sprengerによる最新アルバムが〈Black Truffle〉からアナログ・リリース。多作なコラボレーターであるSprengerは、Ellen Fullman (彼女と素晴らしくエキセントリックな歌のアルバム 『Ort』をレコーディングしている)やLa Monte YoungやPauline Oliveros、Alvin Lucierのもとで学んだアメリカのヴィジュアル・アーティスト/前衛的作曲家のArnold Dreyblattなど、アメリカのミニマリズムのアイコンと幅広く協力し、彼らの音楽を自身の完璧にキュレーションされたレーベル〈Choose〉からリリースしている事でも知られています。LPの2面には、長年のコラボレーターであり、〈Black Truffle〉のボスことOren Ambarchiもゲスト出演。Sprengerのさまざまな作品の要素を、作曲家と謎めいた Ensemble Risonanze Moderneによって演奏し、非常に伝染力のある遊び心のある叙事詩にまとめた内容となっています。

Oren Ambarchi - Quixotism (10th Anniversary Remaster) (LP)Oren Ambarchi - Quixotism (10th Anniversary Remaster) (LP)
Oren Ambarchi - Quixotism (10th Anniversary Remaster) (LP)Black Truffle
¥5,782

豪州を代表する稀代の実験音楽家、Oren Ambarchiが、2014年に名門〈Editions Mego〉から発表した傑作『Quixotism』の 10周年記念再発盤が、自身の〈Black Truffle〉より登場!ヨーロッパ、日本、オーストラリア、米国から参加した多数のコラボレーターとレコーディングされた長編作品であり、全体を通じて、ケルン拠点の名作家Thomas Brinkmannによる脈動するダブルタイムの電子パーカッションの基盤の上にその音世界が構築。AMMやThe Scratch Orchestraでの活動も知られる伝説的ピアニストJohn Tilbury、マルチ楽器奏者/作編曲家のEyvind Kang、カナダの女性サウンド・アーティスト、Crys Cole、そして、日本からのU-zhaanに、我らがJim O'Rourkeまで、豪華な面々が結集した、鎮静的でありつつも、確かな熱量とスリリングな魅力に溢れる即興ミニマル大作!Joe Taliaによる新規リマスタリング仕様。

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