MUSIC
5204 products


かつてスウェーデンのアンダーグラウンド・シーンで注目を集め、インダストリアル・テクノから実験的なサウンドへと歩みを進め、2020年にはEditions Megoから『On Feather and Wire』をリリースして話題を呼んだRivet(Mika Hallbäck)によるニューアルバム『Peck Glamour』が〈Editions Mego〉より登場!Rivetは『On Feather and Wire』をリリース後、レーベル主宰者Peter Rehbergと最愛の愛犬Liloを相次いで失い、喪失感を色濃く反映させた前作『L+P-2』を2023年に発表。そして今作『Peck Glamour』では、再びEditions Megoに戻り、喪失と向き合いながらも前を向こうとするポジティブなエネルギーに満ちた音楽へと昇華されている。ジャンルや機材にとらわれない自由な制作スタイルのなかでも、彼はサンプリングに強いこだわりを持っており、そのざらつきや偶然性が本作にも色濃く表れている。YouTubeの語学レッスンやフィールド録音、マリンバのカバー、インターネットの音源などを縦横無尽に取り込み、テクノ、インダストリアル、ポップ、パンク、そしてスンゲリのようなリズムまでをも織り交ぜた音世界を展開。いい意味で“こじらせた”音作りといえ、聴くたびに新たな要素を感じさせるセンスは見事。痛みと再生、混沌と希望が同居する、人間的でどこか美しい音の旅という趣きがあり、クロージング・タイトル「We left before we came」では、ダブルベースと環境音が重なり合い、まるで映画のラストシーンのような余韻を残す充実の一枚!


Monolakeの名盤『Gravity』が、オリジナルリリースから24年を経て初めてアナログ盤として登場!!ダブ・テクノ、ミニマル、エレクトロニカの交差点に立ち、今やエレクトロニック・ミュージック史に刻まれる重要作のひとつとして再評価されている一枚が、今回は、主要メンバーであるRobert Henke自身によるリマスターでリリース。2000年初頭、Erhard Behlesの脱退後、Henkeがほぼ単独で制作にあたり、音の空間性やダブの原理に一層深く踏み込んでいった本作は、ミニマルな構造と静寂を活かした音作り、ディレイで揺らめくパーカッションや潜行するベースラインなど、瞑想的なテクノとしての側面が際立っている。ベルリンのスタジオから見える夜の景色がインスピレーション源だったというが、『Gravity』が描く空間は、都市の中でもどこでもない、抽象的で自由な広がりを感じさせる。温もりと質感に満ちた、時代やジャンルを超えた普遍的な一枚!!


ベルギー版〈Music From Memory〉時代の〈STROOM.TV〉(現在はカルトな新譜系レーベルに変貌)も掘り起こしていた、グラスゴーのオブスキュアなシンセポップ・バンド、VAZZによる1986年のミニアルバム『Your Lungs and Your Tongues』の40周年記念エディションが〈Numero Group〉から登場!クレプスキュールのユーロポップ感覚と4ADの幽玄なゴス精神を受け継いだ、冷たく甘い歌声とドラムマシンの反復、ミニマルウェイヴの硬質さと無機質なファンクネスが独特のダークなテイストを放つ、一味違うネオアコ・サウンドを披露した傑作!未発表録音も追加収録。


心許す者、皆死んでいった。数々の傑作を送り出したオーストラリア発の名実験デュオ”HTRK” (=Hate Rock)。現在は、Jonnine StandishとNigel Yangのデュオ編成で活動する彼らの21年度5thアルバムが、ブルックリンの名門エクスペリメンタル・レーベル〈Ghostly International〉より待望のリプレス。麻薬的で夜行性のレンズを通して歪められたこのアルバムは、張りつめた美しさと長くなる影が織りなす謎めいたゴシック的カントリー・ミュージックも呼べる名作。


完売必至につき、絶対にお見逃しなく。全アンダーグラウンド・ミュージック・ファンに捧ぐ伝説的アイテムが奇跡の再来!甲府在住の大学生だった音楽家の鎌田忠主宰のもと、1980年から1985年にかけて海外のアングラ文化の影響を背に受けながら、222タイトルもの実験的なカセットと数枚のアナログ盤という実に膨大な作品群を残した伝説の〈DD. Records〉。近年様々な方面などから掘り起こされてきた同レーベルが85年に残した幻の傑作であり、国産ミニマル/インダストリアル/NWの破格の傑作『Disk Musik』が、英国の〈Phantom Limb〉より史上初のアナログ再発!「オルタナティブ・ミュージック・シーンを記録するために行われた最も素晴らしいDIYの取り組み」と評されたこともある〈DD. Records〉の、カルト的であり、比類のないほどに豊かなカタログを代表する一作!3人組グループ、Circadian Rhythmによる和レアリック風味抜群の白昼夢アンビエント・フォーク"Shela"から、カルト的な人気を博すミュージシャン/画家の倉地久美夫による沈鬱なプロト・ポスト・パンク・サウンドが極めてクセになる"カクスコ持った一日"、T.Isotaniによる天上的で耽美なポスト・ミニマル/ニューエイジの逸品"1/2 Orange"、Cat Dogが放つ虚脱的サイケ・エレクトロニクス"木目"など、実に実験的で多彩な表現が詰め込まれた破格の傑作。この機会に是非!


ロックマガジン編集長、阿木譲氏の率いた関西アンダーグラウンドの牙城にして、国産初期エクスペリメンタル/プロト・テクノの聖地〈Vanity Records〉に残された作品群の中でも、特に際立ったアヴァン世界を提示した男女ユニットTolerance。日本のインダストリアル/ポストパンク史に残る81年の2ndアルバムにしてラスト・アルバムである『Divin』が〈Mesh Key〉から単独アナログ再発!前作『anonym』で見られたピアノやギターなどを用いたフリーフォームな楽器演奏の側面は後退し、リズムマシンとシンセサイザーをメインとした電子音楽へと大きく歩を進めた作風な、日本のインダストリアル/ポストパンク史に残る名作。

あがた森魚、1980年の事件的名作。その後ジム・オルークを始め世界中に影響を与えた重要作「乗物図鑑」がアメリカでオフィシャル再発売。【完全限定】
1977年「君のこと好きなんだ。」発売直後から取り組んだ大作「永遠の遠国」が制作途中で頓挫し約2年も表舞台から消えたあがた森魚が、大阪の最尖鋭カルチャー音楽誌ロックマガジン編集長でヴァニティ・レコードを主宰する阿木譲から声を掛けられ、来るべき80年代に向けリセットすべく、1979年11月に2日間で作ったのが「乗物図鑑」。この直後、A児となりヴァージンVSを結成、再び成功を収め80年代前半を駆け抜けたあがた森魚の基となった重要作である。
演奏は、北田昌弘(INU)、PHEW(アーント・サリー)、Taiqui(ウルトラビデ)、篠田ジュン(SS、コンチネンタル・キッズ)、向井千恵(シェシズ、イースト・バイオニック・シンフォニア)、SAB、安田隆(飢餓同盟)、藤本由紀夫(ノーマル・ブレイン)といった関西NO WAVE、パンク、プログレ、現代音楽の各シーンを代表するメンバーが集められた。
コンセプトはテクノ・ポップ、と阿木の明確な意図のもと、飢餓同盟のSABと音を操る現代美術家、藤本由紀夫の2人が中心となりシンセイサイザーなどエレクトロニクスを紡ぎ、今となっては、そのヴィンテージ機材の響きがレトロ・フューチャーと化し、あがた森魚ならではのブリキ製ロックン・ロールとなった。
テレックス"Twist a Saint Tropez"を元にした「恋のラジオシティ」で幕を開け、INUの北田と京都ハードコアの篠田のパンク・ギターが鳴る「ブリキ・ロックンロール」に続き、ジョイ・ディヴィジョン"She's Lost Control"をアレンジした「サブマリン」、向井の胡弓インプロビゼーションが聴きものの「Rの解答」に加え、阿木から泣き節NGとの注文がありながら抗しきれず収録したピアノ弾き語り「黄昏ワルツ」など全8曲。とくに藤本が稲垣足穂の肉声をコラージュ編集しイントロに使った「エアプレイン」は、あがた的タルホ宇宙を結晶化した名曲。
1980年3月、ロックマガジン30号の附録として「恋のラジオシティ」がソノシートで、4月にLPとして300枚が発売され、あっという間に売り切れた。1986年にVIVIDからLP再発、2007年に初CD化された。
この奇蹟のローファイ・ピコピコ・テクノ・ポップは海外でカルト化し、ジム・オルークを始め世界中に影響を与えた。
あがた森魚:ボーカル、ピアノ
SAB:シンセサイザー、ストリングス、クラビネット、ギター、ベース、リズムボックス、エレクトロニクス、ほか
藤本由紀夫:エレクトロニクス、エフェクト、ほか
PHEW:コーラス
向井千恵:胡弓
安田隆:ドラムス
Taiqui:シンセ・ドラム
篠田ジュン:ギター
北田昌弘:ギター


アンビエント/コスミッシェ・ロック金字塔!電子音楽の歴史を変えたと言っても過言ではない、テクノの生みの親であり、ドイツが誇る名クラウトロック・バンドKraftwerkの『アウトバーン』リリース後の英国ツアーの一環として放送された、伝説の1975年フェアフィールド・ホール・クロイドン公演が高音質プレス盤で〈Room On Fire〉レーベルから登場。いま聴いても古びないクラフトワークのまるで未来のようなサウンドをお見逃しなく!


作曲家でありサウンド・アーティストでもあるヴィオレタ・ガルシアのソロ・チェロ・アルバム『IN / OUT』が〈Bongo Joe〉より登場!スイス、ジュネーブの地下貯水池で録音された本作は、その場所の自然な音響を作曲の不可欠な要素ととらえており、ガルシアが空間で演奏するだけでなく、空間そのものを演奏していると言える。彼女は、近くの壁や遠くの壁に反射する反響や残響に合わせてアプローチを変えながら、ミニマルな現代音楽、ダーク・アンビエント、実験的なノイズを融合させていく。ラ・モンテ・ヤング、エリアーヌ・ラディーグ、ユルク・フレイ、アルヴォ・ペルトといった作曲家からインスピレーションを得たというガルシアは、チェロの拡張奏法、微分音、オルタナティヴ・チューニングを駆使し、マルチ・チェロ・アンサンブルの深みと複雑さを感じさせる音の風景をつくりだしており、洞窟のような空間の共鳴と残響のなかで、それぞれの音が環境と有機的に相互作用しし、響くエコーや陰影のあるドローンのひとつひとつが、彼女のコンポジションの織物に注意深く組み込まれているように感じられる。深いハーモニーと没入感を伴う聴覚の世界へと誘う!

4月下旬再入荷。10年代の再来以降、絶大な人気を誇り続ける日本のテクノの宝にして、〈Chain Reaction〉からのリリースも知られる偉才がまたしてもカムバック。ジャパニーズ・ミニマル・ハウス/ディープ・テクノ大傑作!〈Modern Love〉からの傑作群も知られる名デュオ、Demdike Stare主宰の大名門〈DDS〉からは、大大大人気作『HEAT』(当店ベストセラー!!!!!)の爆発的なヒットでもおなじみのShinichi Atobeによる24年度最新ダブルパックが遂に到着!寺田創一などの90年代中盤のジャパニーズ・ハウスにおいて象徴的なユーフォリックでピースフルな音楽性と軽快で見にミニマリスティックなダブ・ハウスなどの要素を折衷し、暖かな都市的夜景とクラブナイトの静かなエクスタシーを浮かび上がらせるような珠玉のダンス・ミュージックを展開!水曜日のカンパネラやBoris / The Novembers作品なども手掛ける写真家の山谷佑介によるフォトグラフィーを採用。ミキシングはMiles Whittaker、マスタリングはRashad Beckerが担当とバックアップする布陣もまさに完璧です。


灰野敬二らレジェンドとのコラボでもお馴染み、オーストラリアを代表する実験音楽家 / サウンド・アーティストOREN AMBARCHIがベルギーのパーカッショニストERIC THIELEMANSとのコラボレーション・アルバム『Kind Regards』を英国・ロンドンの現行レフトフィールド/エクスペリメンタル・シーンにおける最大級の名所〈AD 93〉からリリース!今作には、ミニマリストのレジェンド、シャルルマーニュ・パレシュタインとの予測不可能なトリオで初めて共演して以来継続的なデュオ活動を続けている2人の、2023年11月にフランスのポワチエで行われた45分以上に及ぶ切れ目のない演奏が収められている。ティーレマンスのヒプノティックなタムパターンとアンバーチのゆらめくようなギタートーンが渦を巻いて旋回するような開始部から、音楽は不規則なグルーヴへと勢いを増し、その上でアンバーチのギターが、アリス・コルトレーンのウーリッツァー作品を思い起こさせるような、印象的なエレクトリック・オルガンのコードへと至る、現代音楽、ミニマリズム、アンビエント / ニューエイジ、スピリチュアル・ジャズ、エクスペリメンタル、エレクトロニック・ミュージック好き全ての人の心を射抜く大傑作!!楽器を再構築することに何十年も捧げてきた2人の巨匠が、音楽の行く末を追ってただ演奏を始めたときに起こりうるマジックに脱帽です。


Pan Sonicの一員としてフィンランドの実験音楽シーンを牽引しつつ、尖端的なエレクトロニクスの旗手として一時代を作り上げた、今は亡き鋼鉄の漢Mika Vainio。20年代の今も尚カルト的な人気を誇る変名のØとして94年にリリースしたCD作品が、30年越しにアナログ・リイシュー。その牙城であった同国地下音楽の一大名門〈Sähkö Recordings〉に残された異端のミニマル・テクノ傑作!白と黒しか存在しないモノトーンの世界観やディレイを巧みに使用したサイケデリックなエレクトロニクス等、テクノでも実験音楽でもない独自の音楽性を十二分に発現させた内容で、A4には盟友Ilpo Vaisanenとの共作も収録されています。マスタリング&カッティングを手掛けるのは名匠Rashad Becker。


80年代からのキャリアを持ち、DJ Peacockの名でもDJとして活躍し、長年ベルリンのナイトライフの安息の地であった伝説の〈O Tannenbaum〉バー&クラブと、最近オープンした2つ目の〈O Tannenbaum〉である 〈Schankwirtschafft O Tannenbaum〉の周辺で異彩を放つプロデューサーのPieter Kockの新作がSacha Mambo主宰のフランス・リヨン拠点のカルト・レーベル〈Macadam Mambo〉からリリース!ダウンテンポで煙が立ち込めるような密林的なトライバルパーカッションに変幻自在のブレイクビーツ、Pieter Kockは独自の世界を持っており、間違いなく現在最も興味深いエレクトロニック・ミュージシャンの一人!




Einstürzende Neubautenの初期メンバーでも知られるGudrun Gutも参加した伝説的ジャーマン・ニューウェイヴ/ポスト・パンク・バンド、Malaria!。80年代初頭に残した初期音源を収めた1991年発売のコンピレーション・アルバム『Compiled』がさらなる追加楽曲を搭載し、表題も『Compiled 2.0』に改め〈Moabit Musik〉よりアナログ・リイシュー!1982年のデビューLP『Emotion』、デビュー・シングル、初期のEP、その他のカットなどが収録された金字塔的なセットとなっています。


'70年代初頭のNYアンダーグラウンド・パンク~ニュー・ウェーヴ・シーンを代表するSuicideのサウンドを担ったシンセ/ドラム担当Martin Revの2000年にリリースされた5枚目のソロ・アルバム『Strangeworld』のジャーマン・ロック/ニューウェイヴ再興の地〈Bureau B〉による再発盤。チープでミニマルなリズムボックスにいかにもメロディックなシンセサウンド、鼻歌のような歌声、そこに突然現前する深すぎるリヴァーブ、エコー、ダブ処理。摩訶不思議なエレクトロ・サイケ・ポップ感が最高です!


サティ、ドビュッシーの影響を受けたドイツはミュンヘン在住の若手ピアニスト兼作曲家、カルロス・チパの新アルバム『Book of Sounds』が登場!Book of Soundsは、作曲家でありピアニストでもあるハンス・オッテが1979年から1982年にかけて創作したピアノ曲集で、荒唐無稽なサウンドも、クライマックスも、始まりも終わりもほとんどない、アメリカン・ミニマリズムのコンサート音楽に対するヨーロッパとドイツの回答とも言える内容で、ピアノ、和声のカデンツのシンプルさ、無心への回帰が、聴き手を芸術において本当に重要なものである聴くことそのものへの集中を促す。スタインウェイのグランドピアノ、ヤマハのアップライトピアノ、ヤマハのCP-70(初期のエレクトリックピアノ)という3つの異なるピアノで録音された本作は、ピアノの微細な音色に耳を澄まし、音の中の音、自分自身の共鳴を探すような内省的な音世界!


心許す者、皆死んでいった。数々の傑作を生み出した豪州発の名実験デュオことHTRK (=Hate Rock)。メンバーのRowland S. Howardが09年の終わりに亡くなる前に残されたバンド編成での最後のアルバム『Marry Me Tonight』が、〈Ghostly International〉の25周年を記念して待望のアナログ再発!もともとは、Pan SonicやAlan Vegaなど作品でも知られる先鋭レーベル〈Blast First Petite〉からデジタルとCDで発売されていた作品が久々のリイシュー。独特の息づかい、辛辣さ、そして矛盾に満ちた、彼らの固有の美しく傷ついたサウンドを堪能できる、ゴシックかつネオサイケ/ミニマルウェイヴからの影響直下な暗黒ポスト・パンク傑作!

人気作がリプレス。80年代初頭にRema-RemaとMassのメンバーを中心に結成。カルト的な人気を誇る〈4AD〉のポスト・パンクにおける伝説的存在であるThe Wolfgang Pressによる約30年ぶりとなるスタジオ・アルバムが、長年のファンであったというRegis主宰の〈Downwards〉から登場。初期のエッジの効いた作品群を思わせる陰鬱な音響風景と緊迫感を備えた暗黒のポスト・パンク/インダストリアルなムードに回帰。同レーベルとのコラボレーションによってまるで新たな生命力を獲得したような、キッチュでノワールな魅力に溢れる独自のサウンドを展開した破格の傑作!

10年代の再来以降、絶大な人気を誇り続ける日本のテクノの宝にして、〈Chain Reaction〉からのリリースも知られる偉才がまたしてもカムバック。陶酔感溢れるヒプノティックなミニマル/テック・ハウス・サウンドを展開したベテランの風格溢れる渋い一枚!〈Modern Love〉からの傑作群も知られる名デュオ、Demdike Stare主宰の大名門〈DDS〉からは、大大大人気作『HEAT』(当店ベストセラー!!!!!)の爆発的なヒットでもおなじみのShinichi Atobeによる同レーベルからとしては初めてとなる12"シングル作品をドロップ。ヘヴィなベースによるアシッドなファンクネスと揺らめくコズミックなウワモノ、瞑想的なアンビエンス・パッドが珠玉なA面、都心部的な夜景を思い起こさせるユーフォリックでチルアウト感に溢れたアンビエント・ダンスで締めくくるB面共に大変秀逸です!限定プレス。


2024年エディション!ニューウェイヴ/ディスコ/世界音楽な80年代ドイツの伝説的な女性デュオ、Saada Bonaire。Dennis BovellプロデュースのYou Could Be More As You Areを始め、フュージョン、アフリカ的民族風味、ニューウェイヴの軽いシンセ、ダブなど当時の込み入ったポップ手法を駆使しつつも、影の重鎮DJ Ralf Behrendtによるプロデュース、アイコン的女性2人の気怠く妖艶なイメージが、見事に独自の空気を作り出してます。なにより随所に散りばめられた音響具合がいちいち格好良い。EMIからの2曲のシングル+10曲を加えた編集盤仕様。Captured Tracksの名仕事ですね。


Tapes & Lukidによるロンドン拠点の大人気コラボ・ユニットにして、スカジーなレイヴ・ドリーム・チームこと”Rezzett”が5月に自主リリースした傑作EP『Puddings』を漸くストック出来ました!独特の酩酊感と彼らならではのエッジが詰め込まれたロングフォームなサイケデリック・ミニマル”Plum Duff”や、フリーキーな展開が堪らない催眠的インダストリアル”Sticky Toffee”、初期のAphex Twinを想起させる”Spotted Dick”など、全編ローファイでアヴァンギャルドなテイスト抜群の内容!


カリフォルニア出身、ロンドン拠点に活動する多分野にわたるアーティストであり、〈Stroboscopic Artefacts〉主宰のLucyや米国ミニマリスト・レジェンド、Charlemagne Palestineらとの仕事や自身のレーベル〈Eaux〉の運営でも目覚しい活躍を残すRroseことSeth Horvitz。ドイツ・ミュンヘン出身のLindsey Wangによって構想された、学際的な音楽とアートのプロジェクトであるPolygoniaとのコラボ・ミニアルバム『Dermatology』が登場。2022年にRroseのトラックがPolygoniaのDJセットリストに他のどのアーティストよりも頻繁に登場している事に気が付いたRroseがこれまで一度も会った事が無かったにも関わらず、連絡を取り、その互いに共鳴し合うサウンド・アプローチから生まれた繋がりから発展した超意欲的な作品(元々、Polygoniaがテクノに興味を持ったのはフェスティバルでのRroseの演奏がきっかけでした。)互いの出会いの場となった、ダンスフロアへ焦点を合わせながら、両者の音楽的なアプローチの特徴となっている、精神へ作用するようなドローン・サウンド、複雑で強靭なポリリズム、容赦ない変調を注入した、屈折的ミニマル/エクスペリメンタル・テクノ全6曲を収録。