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Augustus Pablo - King Tubbys Meets Rockers Uptown (LP)Augustus Pablo - King Tubbys Meets Rockers Uptown (LP)
Augustus Pablo - King Tubbys Meets Rockers Uptown (LP)Onlyroots Records
¥3,835

Augustus PabloとKing Tubbyというレゲエ史における最重要人物達による、音楽史上に刻まれるべき1976年歴史的ダブアルバム。

Maria W Horn - Melting Pillars of Snow (Starlight Sparkle Vinyl LP)
Maria W Horn - Melting Pillars of Snow (Starlight Sparkle Vinyl LP)Xkatedral
¥4,027

〈XKatedral〉の共同創設者であるスウェーデンの作曲家Maria W Hornが、W.G. Sebald『土星の環』から着想を得て制作した室内アンサンブル作品『Melting Pillars of Snow』。コントラバス・リコーダー、笙、パーカッション、エレクトリック・ギター、声、電子音響を組み合わせた編成は彼女のキャリアでも特に野心的なもので、倍音の層がゆっくりと変化し続ける静的で緻密な構造。Anna Petrini、Mattias Hållsten、Magdalena Meitzner、Mats Erlandssonらも参加し、アコースティック楽器の倍音と電子処理がゆっくりと重なり変化していく様は、季節や風景の移ろい、深い時間を体験するかのよう。低域の重い呼吸と高域の持続音が対照的に響き、空間の縦の広がりが強調される一方、金属的な細かな音が薄い霧のように全体を包む。ギターはアルペジオやドローンで影のように構造を支え、Hornの電子音響処理がアコースティック楽器の倍音と絡み合いながらスペクトルを変形させていく。静寂と緊張が同じ温度で存在する、深い観察性を持つアルバム。

Lucy Railton - Blue Veil (LP)Lucy Railton - Blue Veil (LP)
Lucy Railton - Blue Veil (LP)Ideologic Organ
¥4,152

BonoboやBat For Lashes、Mica Leviを始め、数々のビッグネームと共演している英国のチェリストであり作曲家、Lucy Railtonによるソロ・チェロ作品として初のリリースとなる40分の作品『Blue Veil』がStephen O'Malley主宰の〈Ideologic Organ〉よりリリース!!パリのサン・テスプリ教会で録音された本作は、8つの楽章からなり、レイルトンが長年関心を寄せてきた微分音と和声の知覚を探求している。レイルトンが遊び心たっぷりに「シング・アロング・ミュージック」と呼ぶ、「一緒に聴く」という能動的なリスニング・モードで、チェロの中で持続し、最後にはレイルトンの一瞬の存在に溶け込んでいくような、心と音との即時的な出会いのための空間を開くような内容。キャサリン・ラムやエレン・アークブロの音楽、マリアンヌ・アマッハーやモートン・フェルドマンなどの作品の解釈の実践に影響を受けながら生まれた作品。プロデュースにKali Malone & Stephen O’Malleyという布陣も最強です。

Don Slepian - The Sea Of Bliss (LP)
Don Slepian - The Sea Of Bliss (LP)Numero Group
¥3,028

清流渦巻くシンセの天国ともいうべき、永遠のニューエイジ・クラシック!コンピューター・エンジニアからアンビエント作家へと転身したペンシルバニアの伝説的ニューエイジ・アーティストであり、卓越した電子ピアノ作品やイーサリアルかつ繊細でありながらも複雑なその作風でも知られるSlepianが1980年にカセットで発表したデジタル・ミュージックの先駆け的大傑作がNUMEROからアナログ再発!Rolling Stone誌にも「このジャンルの主要タレント」と絶賛された超重要作家。ベル研究所のハル・アレスが設計による”Alles”デジタル・シンセサイザーを駆使した有機的アンビエント作品。現世を超克した美しさすら描き出すこの世界観、透明な水晶の園をさまよい歩くような、視覚的で伸びやかに広がるニューエイジ・サウンドにはうっとりです。間違いなく80年代米国産ニューエイジの最高傑作のひとつ。

Emahoy Tsege Mariam Gebru - Emahoy Tsege Mariam Gebru (Purple Vinyl LP)Emahoy Tsege Mariam Gebru - Emahoy Tsege Mariam Gebru (Purple Vinyl LP)
Emahoy Tsege Mariam Gebru - Emahoy Tsege Mariam Gebru (Purple Vinyl LP)Mississippi Records
¥3,528

2016年に発表後、入手困難でレア化していた中で嬉しいリプレス!Meditationsでもベストセラーな1960年代から活動するエチオピアの女性ピアニスト、Tsege Mariam Gebruの1960年代の秘蔵音源。
Erik Satie, Debussyなどの西洋音楽のエッセンスとエチオピア教会音楽の悠久の歴史が物語る神聖美が邂逅し、アフリカの約束の大地の上にて魂の脈打つ鼓動と瞑想の響きが混ざり合った孤高の音楽であり、女性版Dollar Brandとも言える感動的なモダン・クラシカル。ピアノのみの純粋な音楽性とレトロな音質がたまりません。スピリチュアルな音源がお好きな方は当然マストですが、幅広い音楽ファンへとお薦めしたい果てなき霊性漂うマスターピース。

The Cosmic Tones Research Trio (CD)
The Cosmic Tones Research Trio (CD)Mississippi Records
¥1,946

前作『All Is Sound』は弊店でも大ヒット!ポートランドの「偉大なブラックミュージック」の最高の実践者、The Cosmic Tones Research Trioによる2作目のアルバムが登場!前作で打ち出された静けさ、空間性、ロングトーンの美学を引き継ぎつつ、さらにリズム的な力強さと肉体性が加わっており、表面的には癒しやメディテーショナルな穏やかな音楽に聴こえるが、じっくり耳を澄ませると、ルーツ音楽やスピリチュアル・ジャズの語法が下地にしっかり息づいているのがわかる。編成は、チェロ、サックス、ピアノ、フルートというアコースティックな楽器群で、即興を中心に据えながらも、それぞれの音は丁寧に間を取り、余白や沈黙までも音楽として活かすようなアンサンブルになっている。祈りや対話の気配がありつつ、ときにはゴスペル的な魂のこもったメロディが立ち現れ、またある瞬間にはブルースの深みを思わせるしみじみとしたトーンも顔を出す。精神性と有機的なグルーヴやうねりを両立する、心の静寂を求める人にも、深い音楽的な探究を求める人にも響く傑作。

Okonski - Entrance Music (CD)
Okonski - Entrance Music (CD)Colemine Records
¥1,946

2023年のデビュー作『Magnolia』に続き、ピアニストでリーダーのSteve Okonskが、Durand JonesやAaron Frazerといった長年の音楽コラボレーターたちを引き連れた25年度最新アルバム『Entrance Music』をアナウンス。自発的であり瞑想的なスピリットに根ざした本作は、トリオの即興性が最高潮に達した作品であり、パストラルで静謐なスピリチュアル・アンビエント・ジャズ"October"での幕開けの時点で既に天上。The Bad PlusやGerald Claytonといったレジェンドの名前も引き合いに出される珠玉のピアノ・ジャズ・アルバムに仕上がっています。

Okonski - Magnolia (LP)Okonski - Magnolia (LP)
Okonski - Magnolia (LP)Colemine Records
¥4,117
Steve Okonski率いるノース・カロライナ州アシュビルの新鋭ジャズ・トリオOkonskiによるデビュー・アルバム『Magnolia』が、良質なジャズ/ファンクの数々を送り出してきたオハイオの名門レーベル〈Colemine Records〉より待望のアナログ・リリース。真夜中の月明かりの下を歩くときの静けさ、一瞬または一生を共にする人とのつながり、新しい未知の旅に出るときに感じる緊張とカタルシスまでもが一手に繋がる、内省的にして瞑想的、そして、スピリチュアルなピアノ主体のジャズ・アルバム!
Uniting Of Opposites - Ancient Lights (LP)Uniting Of Opposites - Ancient Lights (LP)
Uniting Of Opposites - Ancient Lights (LP)Tru Thoughts
¥5,029

コズミック・ディープ・ジャズ × インディアン・ラーガ × サイケ・クラウト・ロック × アンビエント・ドローン・ダブ 特異なスタイルで魅了するバンドによる、人気作が待望のリプレス!

インド音楽とジャズ、サイケデリック・ロック、アンビエントが交差する新たな音世界を提示するプロジェクト、ユナイティング・オブ・オポジッツ。マジック・カーペットで知られるシタール奏者クレム・アルフォードと、在英インド人タブラ奏者マンジート・シン・ラシヤを中心に、南ロンドンのジャズ・シーンともリンクする音楽家たちが集結した注目のバンドである。

プロデュースを手がけるのは、かつてティム・デラックス名義でハウス・ミュージック・シーンを席巻したティム・リッケン。自身もタンプーラを演奏し、ローズ、シンセ、エレクトロニクス処理などを駆使して独自のサウンドを構築したデビュー作『Ancient Lights』では、ラーガの精神性と現代的な音響美を融合。クラリネット奏者アイドリス・ラーマン、ドラマーのエディ・ヒック、ベーシストのベン・ヘイズルトンらも参加し、豊かなアンサンブルを生み出している。

ジャズ・ロックやクラウト・ロックからラーガ・ジャズ、ダブ、コズミック・ジャズまでを横断する本作は、サイケデリックで瞑想的、かつプログレッシヴな音楽体験を提示する一枚。UKエイジアン・ミュージックや新世代ジャズの潮流とも共鳴する、現代的なエスニック・ジャズの新たな到達点である。

Al Chem - Weird Fiction (2026 EDITION) (LP)Al Chem - Weird Fiction (2026 EDITION) (LP)
Al Chem - Weird Fiction (2026 EDITION) (LP)Art Yard
¥4,626

2000〜2005年に録音され、2017年の初版は高値で取引されていたAl Chemの瞑想的電子ダブ作『WEIRD FICTION』が、2026 EDITIONとして〈Art Yard × All City〉から待望の再発。Berliner Ringのメンバーとしても知られるAlexander Christouによる、ダブ・テクノ、アンビエント、レゲエの感覚がゆっくり溶け合う独特の音世界。Ras Michaelの名作『Rastafari Dub』収録の「No Hoppers」のリワーク「NO HOPPER」も収録した、電子ダブの深淵ともいうべき音楽性で、低域は湿度を帯びて、輪郭が滲む霧のダブ。電子パーカッションの細かな揺れと、どこかmoondogを思わせる奇妙で有機的なリズムの呼吸が同じテンポで重なり、ディレイや残響は深く、音が前後・上下に漂いながら層を作り、どこでもない、古く湿ったでも厳かな空間の中で音が反射しているよう。レゲエ、ハウス、サイケデリア、霞がかった神話的なムードが渾然一体となって静かに広がる、ダブ・テクノの奥の部屋。

ML Buch - Skinned (LP)
ML Buch - Skinned (LP)ANYINES
¥4,777

23年のアルバム『Suntub』が当店大ヒットを記録した、デンマークの作曲家、プロデューサー、歌手のML Buchによる、こちらも人気なデビュー・アルバム『Skinned』が、IngrateやBoli Group、Minais Bらも作品をリリースしている同国・コペンハーゲンのポスト・クラブ系先鋭レーベル〈Anyines〉より初アナログ化!前作からの壮大なギターワークによるキャッチーなメロディーを別次元へと引き上げた初のフル・アルバム。蛍光液体の如く耳に滑り込むような、固有のポップ・センスと、電子的アプローチ、その魅惑的なボーカルを巧みに溶け合わせつつ、デジタル時代の親密さの現実を表現した、先鋭的かつ至福なアート・ポップ/アンビエント・ポップ・アルバム。

Harlan Silverman - Arc and Air (LP)
Harlan Silverman - Arc and Air (LP)Mississippi Records
¥4,795

11月上旬再入荷。初回プレスのみ、お見逃しなく!ポートランドの「偉大なブラックミュージック」の最高の実践者、The Cosmic Tones Research Trioの一員である音楽家Harlan Silvermanのソロ作『Music For Stillness』に続く作品。ヴァイオリニストGregory Allisonを迎え、ヴァイオリンとチェロだけによって静謐な瞑想的空間を描き出した、端正で美しい作品。余計な音を一切加えず、弦楽器そのものの響き、余韻、呼吸するような間を丁寧に捉えた演奏。静けさのなかに微細な揺らぎが浮かび上がり、音楽そのものが空間の一部へと溶けていくようなアンビエント感をもたらします。銀ジャケ仕様。

intrusion - the seduction of silence [part two] remastered (2LP)
intrusion - the seduction of silence [part two] remastered (2LP)Echospace
¥6,698

Deepchord~Echospace周辺の活動で知られるSteven Hitchellによる別名義、Intrusionの金字塔『Seduction of Silence』。2008年に登場し、2014年にはCD2枚組へ拡張された本作から、後半ディスクを中心に初めてヴァイナル化された待望のエディションが〈echospace [detroit]〉より登場。ディープ・ダブテクノの幻影を漂わせる"A Night To Remember"や"Under The Ocean"、Deadbeatの名作ミックス『Radio Rothko』にも収録された"Tswana Dub (Phase90 Restructure)"といった象徴的楽曲に加え、これまで見過ごされてきた"Love In Lofi"や"Never Forget"なども収録。ニューヨークでのライヴ・テイク"Kingston’s Burning Dub"も含め、アーカイヴ的価値と圧倒的な音響体験を兼ね備えた内容。リマスタリングはPoleことStefan Betkeが担当し、深遠な響きにさらなる奥行きを与えています!

Ariel Kalma, Jeremiah Chiu & Marta Sofia Honer - The Closest Thing to Silence (Color Vinyl LP)
Ariel Kalma, Jeremiah Chiu & Marta Sofia Honer - The Closest Thing to Silence (Color Vinyl LP)INTERNATIONAL ANTHEM RECORDING COMPANY
¥4,558
2024年度アンビエントジャズ有数の一枚が、リプレス!フランス出身オーストラリア拠点、〈GRM〉在籍でも知られる第四世界ニューエイジのパイオニアであり尚も現役のレジェンドAriel Karmaと現行アンビエント・ジャズ屈指の名コンビJeremiah Chiu & Marta Sofia Honerによる最新コラボレーション・アルバム『The Closest Thing to Silence』がシカゴの現代ジャズの心〈International Anthem〉よりアナウンス!〈BBC Radio 3〉の番組である〈Late Junction〉シリーズでのコラボレーションによる交流から発展して生まれた一枚との事。各ミュージシャンの即興演奏の断片が、カルマが70年代にGRMで録音した素材と渾然一体となったFOURTH WORLD AMBINET JAZZの超意欲作。
Jeremiah Chiu - In Electric Time (LP)Jeremiah Chiu - In Electric Time (LP)
Jeremiah Chiu - In Electric Time (LP)INTERNATIONAL ANTHEM RECORDING COMPANY
¥4,558
コミュニティ・オーガナイザー、グラフィック・デザイナー、シンセシスト、教師といった多彩な顔を持つLAのアーティスト= Jeremiah Chiuによる2023年度最新ソロ・アルバム『In Electric Time』が現代ジャズ名門〈International Anthem〉から登場。ロサンゼルスのハイランドパークにある〈Vintage Synthesizer Museum (VSM)〉にて、膨大なシンセサイザーのコレクションに触れたJeremiah Chiuが、実際にそれらを用いて録音した大変意欲的な一枚!〈VSM〉創設者兼キュレーターであるLance Hillの助けを借りて、マシンをシーケンス&トリガーし、レイヤー化した事によって作り上げられた、深遠で瞑想的なニューエイジ/コスミッシェ・ムジークの数々を収録した強力盤!
Terre Thaemlitz - Tranquilizer 30th Anniversary Restored & Expanded Edition 1994-2024 (2CD)Terre Thaemlitz - Tranquilizer 30th Anniversary Restored & Expanded Edition 1994-2024 (2CD)
Terre Thaemlitz - Tranquilizer 30th Anniversary Restored & Expanded Edition 1994-2024 (2CD)Comatonse Recordings
¥2,948

オプティミズムの結晶にして、内省的で耽美なチルアウト・アンビエント・ミュージック。DJ Sprinkles名義にて本邦の名門ダンス・レーベル〈Mule Musiq〉から発表した傑作『Midtown 120 Blues』で知られるプロデューサー/DJであり、〈Comatonse Recordings〉の運営者でもあるTerre Thaemlitzが〈Instinct Ambient〉より1994年に発表した記念碑的デビュー・アルバム『Tranquilizer』が30周年記念拡張再発!※プレス時より盤面裏に、再生に支障がないモアレ状の跡がついている場合がございます。これは元からとなり、レーベル全ての在庫が同じ状態となります。予めご了承の上、ご購入をお願いいたします。
視聴-040468
視聴-Fat Chair
視聴-Hovering Glows (Little Guy Mix)
視聴-Meditation of the Mountain Oyster§
視聴-Fina†
視聴-Raw Through a Straw

--- 主に「DJデニム」こと私の弟との冗談でつけたバカげた曲名。 よくあるひどい条件のレコード契約。 すっぽり抜け落ちたタイトルトラック。 詩人の愚かさについてのフランス語の気取った詩。 日本の聴衆がヘロインの袋と誤解し、私がヘビーユーザーだという作り話を生んだ、格子状の枕のジャケット。 超90年代的なPhotoshopの渦巻きのエフェクト。 UFOが牡蠣の殻に変形し、その殻を開けると中に山があるというグラフィックまでも? これらは私のファースト・フル・アルバム『Tranquilizer』の30周年記念復元拡張版を準備する際、私が折り合いをつけなければならなかった恥ずかしいことのほんの一部だ。 ニューヨークのレーベル、Instinct Recordsから1994年にリリースされた『Tranquilizer』は、確かにめちゃめちゃだ。 このアルバムは、1993年にセルフリリースしたアナログEPのデビュー作『Comatonse.000』に続くもので、A面に「Raw Through a Straw」、B面に「Tranquilizer」が収録されている。 このアナログEPは、レコードをプレスするという体験のために出したもので、実際に誰かが買ってくれたり聴いてくれたりするとは思っていなかった。 ディストリビューターがいなかった私は、バックパックにレコードを詰め込んで、地元のレコードショップを回り、そのうちの何軒かは委託販売をしてくれた。 後でわかったことだが、ほとんどの店は委託販売にお金を払わないし、売れ残ったレコードを返品することもない。結局ほとんどを無料で配ったということになる。 その後、びっくり仰天する出来事があった。 David MancusoがA面を定期的にDJするようになり、ロフト・ハウスの名盤へと変貌を遂げていた。 同様にB面はMixmaster MorrisやBill Laswellといったアンビエント・プロデューサーの目に留まった。 こうした偶然の話題は、日本のレコード販売会社シスコ・ミュージックの米国拠点バイヤー、Tak Uchidaの目に留まり、同社は2008年に経営破綻するまで、コマトンズ・レコーディングスのレコード・リリースの主要な支援者であり続けた。 そのすべてが、Instinctの目に留まるには十分な宣伝効果となり、Instinctは私に教科書通りのめちゃくちゃなアルバム2枚のレコード契約を持ちかけてきたのだった。 私はカモにされたくなかったので、正真正銘本物のバカ弁護士と契約交渉にやってきた。 弁護士はろくなアドバイスのかけらもくれなかったが、契約書は署名され、『Tranquilizer』は現実のものになりつつあった。 Instinctの計画は単純だった。 私(あるいは彼らが契約した他の誰か)が、彼らのドル箱アーティストである次のMobyになるかもしれない可能性を考えて、できるだけ多くのトラックの契約を手にいれることだった。 典型的な音楽業界の手口で、アルバムのタイトル・トラック「Tranquilizer」はカットされ、コンピレーションとして別にリリースされた。 その結果、契約上、追加のアルバム曲を考え出す必要がありました。 これでタイトル・トラックが消えてしまった謎が解けただろう。 このアルバムに収録されている曲の大半は、実はInstinctと契約する前にすでに完成していた。 1993年から1994年にかけて、かなりこだわって音源を編集したKorg M1とE-MU Vintage Keysシンセサイザー、そして2台のカシオFZ-10Mサンプラーを使って趣味で作っていた。 ばかげた曲名と趣味的なアプローチにもかかわらず、社会的なメッセージが込められていた。 その多くは、構成主義、インダストリアル・アンビエント・レコード、ディスコ、クィア・サブカルチャーに対する私の長年の関心から生まれたものだ。 これらはすべて、アメリカのアンビエント・ミュージックを支配していたニューエイジ・スピリチュアリズムや「ジッピー」なテクノ・ヒッピー・レイバーとは相容れないものだった。 例えば、オープニング・トラックの「040468」は、アメリカの公民権活動家Martin Luther King Jr.が暗殺された日であり、加害者であるJames Earl Rayの追跡と逃走の際の警察無線がフィーチャーされている。 キング牧師の「I Have a Dream」(私には夢がある)の演説が、まだハウス・アンセムに延々とサンプリングされていた時代に作ったこの曲は、夢から醜悪な現実へ向けて、全く逆の形で表現したものだった。 しかし案の定、音楽ジャーナリストたちは、ミュージシャンのエゴの単純な投影に過ぎないと思い込んで、このタイトルを私の誕生日だと勘違いしていた。 「Fat Chair」は、当時のほとんどのエスノ・アンビエント・ミュージックに潜んでいた植民地主義的幻想に対する批評である。 リスナーを心地よいアームチェアに座って第三世界の楽園への旅に誘うのではなく、1960年代後半のナイジェリア・ビアフラン戦争の際の音源にフォーカスしている。ナイジェリア・ビアフラン戦争では、西側ジャーナリストの干渉によりビアフラ人の人質が殺害された。 「A City on Springs」のタイトルは、芸術よりも工学を優先させるよう呼びかける構成主義者のマニフェストの一節に由来する。 私は、共産主義であれ他の原理原則であれ、社会的平等を達成する人類の能力に対する構成主義の楽観的な信念に共感したことはないが、その言葉は、芸術や音楽の社会的・経済的機能に対する私の生涯にわたる批判への動機づけを与えてくれた。 そして「Hovering Glows」では、Hal Hartleyの映画のモノローグで、虐待的な家族の絆のメタファーとして、傷ついたレコードについて語られる。 私は『Tranquilizer』のオリジナルCDのブックレットにこれらのテーマに関するテキストを掲載するつもりだったが、Instinctはすぐにそれは無理だと明言した。 聴衆を遠ざけることを恐れたのだ。 そんなことがあったので、代わりに私は冒頭にあるような、詩に対抗する「匿名の」小さな詩を書いた。 最初は英語で書いたが、Instinctのスタッフが理解しにくいように、友人で当時の仕事先の同僚、かつコマトンズ・レコーディングス のレーベルメイトであるErik Dahlにフランス語への翻訳を依頼した。 最終的には、ロマンティックな雰囲気を加えるグラフィック要素として盛り込まれたが、私の批判的なテーマが詩の中に密かに隠されていた。 それでも私には不満が残った。 それから2年後、私はInstinctからの2作目にして最後のアルバム『Soil』のデザインに、より意味のあるイメージを挿入することに成功したが、やはりテキストを入れることは許されなかった。 この30周年記念版では、ディスク1には、私が当初リリースする予定だったフル・レングスのアルバムが、タイトル・トラック「Tranquilizer」 を含めて収録されている。 CDの時間の制約上、「Meditation of the Mountain Oyster 」を削除した。 また、エンディング・トラックの 「Fina•Departure 」を長いオリジナル・バージョンに差し替えた。 完全主義の方のために、両曲の1994年アルバム・バージョンはディスク2に完全収録されている。 さらに、ディスク2には、Instinctの『Untitled Ltd. Edition Ambient Double Vinyl Pack』(US: Instinct Records、1994、EX-291-1)に収録された「Hovering Glows」の貴重なビニールミックスが収録されている。 もうひとつのレアな曲は、コンピレーション『Muting the Noise』(DE:Innervisions、2008年、IV CD02)と『Comp x Comp』(JP:Comatonse Recordings、2019年、CxC)で限定リリースされた「Get In and Drive」。 「20min. Epoch」、「Fina」、「Fina•Departure (Original Long Version)」及び「Hovering Glows (Little Guy Mix)」は、私の『売れ残り品アーカイブ(全集)』(JP: Comatonse Recordings、2009、C.018)にMP3隠しボーナストラックとして収録されていたもので、今回初めてちゃんとしたハイファイ・フィジカル盤としてリリースされる。 「アーカイブ」の現存枚数の少なさを考えると、ほとんどの人には新鮮に聴こえるはずだ。 最後に(でも本当に必要な曲かどうかわからないけれど?)、「Pome 」と 「Day Off」は未発表曲だ。 ああ、念のために言っておくと、Little Guyは私の猫の名前だ。彼は、私のスピーカーの前に一斤のパンのように箱座りして、「Hovering Glows 」の808スタイルの重低音を感じるのが大好きだった。 テムリッツ・テーリ 2024年

Stuart Dempster - Underground Overlays From The Cistern Chapel (2LP)
Stuart Dempster - Underground Overlays From The Cistern Chapel (2LP)Important Records
¥7,636

米女性実験音楽家重鎮であり先駆者、Pauline OliverosのDeep Listening Bandにも参加したアメリカの前衛的トロンボーン/ディジリドゥー奏者、即興演奏家、作曲家のStuart Dempsterが伝説のアルバム『Deep Listening』が録音されたのと同じ貯水槽で制作し、現代音楽系名門〈New Albion〉から発表した95年のアルバム『Underground Overlays From The Cistern Chapel』が〈Important Records〉から史上初のアナログ再発。力強く深い音色が響き渡るこの2枚組LPは、高い評価を得た『Deep Listening』のコンパニオンとして制作されたものであり、これまで録音された中で最も深いドローン・アルバムのひとつ。9本のトロンボーン、ディジュリドゥ、チベットの鐘が、200万ガロンもの巨大な貯水槽を、心を揺さぶり、癒すような濃密な音の残響で満たしています。

Robert Ashley - Private Parts (CD)
Robert Ashley - Private Parts (CD)Lovely Music
¥2,876

米国現代音楽史にその名を刻む孤高の作曲家、Robert Ashleyが1977年に残した天上美ミニマル・ポエトリーな名盤!アルヴィン・ルシエ、デイヴィッド・バーマン、ゴードン・ムンマと共に伝説的エクスペリメンタル・ミュージック・コレクティブ、Sonic Arts Unionとしても活動したアシュリーのキャリアの中でも最も重要とされる名盤。1977年にミルズ・カレッジのCenter for Contemporary Musicでの録音で、Lovely Musicにも多くの作品を残している名演奏者、”Blue" Gene Tyrannyによるピアノやポリムーグ、クラビネットの澄み渡る調べに乗せて、Krishna Bhattのタブラが流暢に鳴り響き、アシュリーの霊性溢れるポエトリーが淡々と重ねられていく至極美しい天上ミニマル・ニューエイジ大傑作。

Jasmine Myra - Rising (LP)
Jasmine Myra - Rising (LP)Gondwana Records
¥4,721
イングランド・リーズを拠点とする女性サックス奏者/作曲家/バンド・リーダーであり、北イングランドのジャズ・シーンでも有数の若手として期待されるJasmine Myraが〈Gondwana Records〉のオーナーにして、リーズのジャズ界の重鎮、Matthew Halsallと組んだセカンド・アルバム『Rising』がアナウンス。本作はロックダウン中の経験について書かれた一枚となっており、精神衛生上の葛藤を克服することがテーマとなっている作品。ここでは、ギタリストのBen Haskins、ドラマーのGeorge Hall、ピアニストのJasper Green、ハープ奏者のAlice Robertsら、デビュー・アルバムでの編成と同じミュージシャンたちと共演し、いくつかの楽曲では弦楽四重奏も導入した、瞑想的で深遠な響きを届けるスピリチュアル・ジャズが展開されていきます。
Hania Rani - Ghosts (2LP)Hania Rani - Ghosts (2LP)
Hania Rani - Ghosts (2LP)Gondwana Records
¥5,411

クラシックの世界的大名門〈Deutsche Grammophon〉にも在籍するポーランド出身のピアニストHania Raniによる最新アルバム『Ghosts』が英国の現代ジャズの聖地〈Gondwana Records〉よりリリース。ドキュメンタリー映画『On Giacometti』のサウンドトラックを手がけたスイスの山中にある古いサナトリウムでの短い滞在からインスピレーションを得て制作された作品。Patrick WatsonやÓlafur Arnalds、Duncan Bellamy (Portico Quartet)といった豪華面々が参加した作品であり、Kate BushやNils Frahmを彷彿とさせるスペクタルな内容のアンビエント・ポップ/モダン・クラシカル傑作!

Ancient Infinity Orchestra - River Of Light (2LP)Ancient Infinity Orchestra - River Of Light (2LP)
Ancient Infinity Orchestra - River Of Light (2LP)Gondwana Records
¥5,835

レーベルオーナーである大人気トランペット奏者、Matthew Halsallも参加!豊穣な音楽文化を抱える英国・リーズを拠点とする14人編成のジャズ・アンサンブル、Ancient Infinity Orchestraによる〈Gondwana Records〉からのデビュー・アルバム『River of Light』がリリース。アリス・コルトレーンやフォラオ・サンダースのスピリチュアル・ジャズ、ワールド・ミュージック、エレクトロニカ、現代アートや建築の影響までも取り込んだ独自のサウンドと、北欧スタイルの現代ジャズ・サウンドを融合させた極上のラインナップを収録した、2023年のUK現代ジャズ・シーンを代表する大傑作!

Chip Wickham - Cloud 10 (LP)Chip Wickham - Cloud 10 (LP)
Chip Wickham - Cloud 10 (LP)Gondwana Records
¥4,562
英国の現代ジャズの聖地であり、Portico QuartetやMammal Hands、GoGo Penguinといった傑出した面々を擁する一大名門〈Gondwana Records〉からは、ブライトン出身のサックス&フルート奏者のChip Wickhamによる新アルバム『Cloud 10』が登場。時代を超えた叙情性と、ハードヒットでソウルフル、スピリチュアルなジャズとモードなハードバップの一片が、英国独特のテイストを持って表現されている素晴らしい作品です!
Forgiveness - Next Time Could Be Your Last Time (LP)Forgiveness - Next Time Could Be Your Last Time (LP)
Forgiveness - Next Time Could Be Your Last Time (LP)Gondwana Records
¥5,128
極上の一枚!Nat BirchallやGoGo Penguin、Mammal Handsといった著名アクトの在籍でも知られる名インディ・レーベル〈Gondwana Records〉からは、Luke AbbottやCharles Haywardとのコラボレーションでも知られるJack Wyllie (Portico Quartet、Paradise Cinema)と〈Lo Recordings〉や〈Boxed〉にも在籍するJQ、「PVT」のメンバーとして〈Warp〉から複数のレコードをリリースしてきたRichard Pikeという豪華メンバーからなるスーパーグループ、Forgivenessのデビュー・アルバム『Next Time Could Be Your Last Time』がアナログとCDで登場!!!! 70年代の〈ECM〉作品からマイルス・デイヴィス、Spencer Clark、The Blue Nile、Ulla Straus、吉村弘、そしてヴェイパーウェイヴに至るまでの広大なインスピレーションを詰め込んだイーサリアルで瞑想的なアンビエント大傑作!
Hania Rani - Home (2LP)Hania Rani - Home (2LP)
Hania Rani - Home (2LP)Gondwana Records
¥5,411

クラシックの世界的大名門〈Deutsche Grammophon〉にも在籍するポーランド出身のピアニストHania Raniによる2020年のアルバム『Home』を、英国の現代ジャズの大聖地的レーベル〈Gondwana Records〉からストック。ピアノ中心の作品だったデビュー・アルバム『Esja』から楽器やサウンドの方法論をより拡張した内容となっており、エレクトロニクスやヴォーカル、ベース、ドラムなどを加えながらワイドスクリーンなサウンドを追求したモダン・クラシカル/ピアノ・アンビエントの傑作盤!

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