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Cecil McBee、Roy Haynes、Lonnie Liston Smithらも参加!ジョン・コルトレーンやサン・ラーの命脈へと連なるスピリチュアル・ジャズの生ける伝説であるPharaoh Sandersが1971年に〈Impulse!〉から発表した珠玉の傑作『Thembi』の〈Audio Clarity〉からの23年度リイシュー盤。スピリチュアル影響下なアンビエント・フィーリングも携えたグレートな実験的なジャズ・アルバム!
オーネット・コールマンが1972年に発表したアルバム『Science Fiction』が〈ENDLESS HAPPINESS〉より再発。本作は彼の創造的再出発とされる重要作で、チャーリー・ヘイデン、ビリー・ヒギンズとエド・ブラックウェルとの共演により、伝統的なサウンドと未来のサウンドを融合させた異世界的でエネルギッシュな作品になっている。スペーシーで長尺の旋律やリズムを基調に、インド人シンガーのアーシャ・プスリが参加した2曲は別の宇宙のポップスとでもいったような仕上がり。アラブのダブルリード楽器“ミュゼット”が登場する「Rock the Clock」など、実験性に富んだ内容。
オーネット・コールマンが1961年に録音した7作目のアルバムであり、彼のカルテット名義としては2作目となる『Ornette!』が〈PLAYTIME RECORDS〉よりリイシュー!本作は、メロディの革新と自由即興という彼の音楽の核心を結びつける作品で、特にメロディの革新に重点を置きながらも、独自の即興性を取り入れている。また、本作はドン・チェリー(ポケット・トランペット)、エド・ブラックウェル(ドラム)、スコット・ラファロ(ベース)との卓越したアンサンブルによって支えられており、特にラファロのアルバムの冒頭を飾る「W.R.U.」終盤のダイナミックなソロを筆頭に、冒険的で大胆なベース・ワークはさすがの一言!発表当初は他の代表作ほど注目されなかったが、次第に評価が高まり、現在では、コールマンの芸術的進化を示す重要な作品として、カルト的な人気を誇るアルバムとなっている。
極限の緊張感による静けさと無限の可能性。ビル・エヴァンスはその即興性を日本の墨絵になぞらえた。音楽史に残る1959年発表のモダン・ジャズ最高到達点。
ジャズ史屈指の超絶ドラマーBuddy Richと、インド古典音楽の巨匠タブラ奏者Alla Rakha。この二人が真正面からリズムで対話した、1968年録音の歴史的コラボレーション『Rich À La Rakha』。時代性も相まって、ジャズの冒険心とインド音楽の深い精神性が素朴でありながら革新的な形で結びついている。リズムを軸に世界をつなげた、ワールド・フュージョンの原点的アルバム。
今作は、本人がコスタリカでの滞在中に、現地の人や音楽、自然からインスパイアされて制作されたと語る。早朝に鳥の鳴き声で起床してから、サイケデリックなサンセットまでの時間帯に作曲された。
LA出身の鍵盤奏者/プロデューサー/作曲家のジョン・キャロル・カービー。これまでR&B界のイノベーター: ソランジュやフランク・オーシャン等とのコラボ、スティーブ・レイシーのアルバム参加でグラミー受賞、エディ・チャコンのアルバム・プロデュースなどで、ジャズ〜ソウル/R&B〜アンビエント〜ニューエイジ〜エレクトロニカなど多方面の音楽リスナーから大注目のアーティストの一人である。
Bob Shad主宰の名門ジャズ・レーベルMainstream Recordsの隠れた名盤が、オリジナル仕様で待望の復刻。
Hadley Calimanが1971年に録音した『Iapetus』が、50年以上の時を経て初のアナログ再発。Todd Cochran、Luis Gascaら西海岸の実力派が参加し、モーダル、スピリチュアル、ファンクの要素が交差する名作として再評価が高まる1枚です。隠れた傑作として愛されてきた本作が、オリジナル見開きジャケット仕様、新規リマスター音源、Todd Cochranによる書き下ろしライナー付きで蘇ります。

UKリーズ拠点の大編成ジャズ・アンサンブルAncient Infinity Orchestra による、前作『It’s Always About Love』と対になるコンセプトで制作された最新作『It’s Always About Liberation』。Moor Motherの言葉「It's always about love / It's always about liberation」から着想を得て、解放・変容・未来への道筋というテーマを壮大なアンサンブルで描く。ハープ、チェロ、クラリネット、テナーサックス、フルート、さらにムビラやカヴァル、ドンソ・ウゴニといった世界各地の伝統楽器が重なり合い、祈りのような響きとオーケストラ的な広がりが同時に立ち上がる。民族楽器の生むオーガニックな質感と、ジャズ・アンサンブルの自由さが融合し、ファラオ・サンダースやアリス・コルトレーンの系譜を継ぎながら現代的な視点で再構築されたサウンドが魅力的。大編成ならではの多層的な響きが描く豊かな開放感は、現代スピリチュアル・ジャズの到達点。

サックス、フルート奏者Chip Wickhamによる、前作『Cloud 10』に続く、スピリチュアル・ジャズの流れをより柔らかく、内省的に展開した全4曲を収録した12インチEP『Love & Life』が〈Gondwana Records〉より登場。柔らかいメロディがゆっくりと立ち上がり、サックスのスモーキーな質感と穏やかな高揚感。生楽器の質感をそのまま前面に出したアンサンブルは、Yusef LateefやRoland Kirkの系譜を感じさせつつ、現代UKジャズらしい洗練も宿している。難解さはなく、フルートのラインは親しみやすく耳に残り、短編映画のように静かな展開が続く構成で、オーガニックで温度のあるジャズが素直な形で表れた一枚。
UKジャズ、アフロビート・シーンの中心的存在として進化を続ける9人組プロジェクトNubiyan Twistが放つ最新作『Chasing Shadows』。新ヴォーカリストEniolaを迎え、さらにFatoumata Diawara、Bootie Brown、M.anifest、Mr. Williamz、Joe Armon-Jones、The Zawose Queensといった豪華ゲスト陣が参加することで、グローバル・グルーヴのスケールが一段と広がっている。ホーン隊、パーカッション、ベース、ギター、電子音が立体的に絡み合う多層グルーヴは、アフロビート、UKジャズの洗練、ネオソウルの柔らかさ、ダブの深い空間性が自然に重なり、曲ごとに異なる色彩が立ち上がる。ゲストの個性によって、アルバム全体が旅するように変化しつつも、祝祭性と洗練が同時に立ち上がるのが魅力的。様々な音楽的背景がひとつの流れとして自然に繋がる、現代グローバル・ジャズの最高峰。

1970年代後半、Sun Ra and His Arkestraはアメリカ中西部を中心に精力的なツアーを行い、そのステージは、ジャズの歴史、宇宙的な意思、儀式性が渾然一体となった、他に類を見ないライブ体験として語り継がれている。本作『Somewhere Over The Rainbow』は、1977年インディアナ州ブルーミントンでの公演を収めたライブ盤で、その当時の達成と多層的な音楽性をそのまま封じ込めている。「Take The “A” Train」「Gone With The Wind」などのスタンダード曲が収録されているが、それらは原曲の枠を軽々と飛び越え、スウィング、フリージャズ、アフロフューチャリズム、コズミック・ブルースがひとつの流れの中で連続する変容の音楽へと姿を変える。とりわけタイトル曲「Over The Rainbow」は、穏やかなメロディを保ちながらも、電子オルガンやミニムーグの宇宙的響きも相まって、別の次元に接続されたスタンダードとでも言うべき独特の世界。Marshall Allen、Danny Ray Thompson、Michael Rayら主要メンバーが参加した編成は、多層的な渦を形成し、ステージ全体が儀式のような熱気に包まれていく。スタンダード曲の再解釈とコズミック・ジャズが同じステージで呼吸する、歴史と未来が同時に鳴っている瞬間を鮮明に感じられる一枚。

数あるSun Ra作品の中でも特に人気のある、ファンク、宇宙的ジャズ、そして前衛的な実験音楽が見事に融合した1979年作の傑作『On Jupiter』が〈Strut〉より再発。ニューヨークのVariety Arts Studiosでのセッションで録音され、Sun Ra率いるアーケストラが持つ豊かな創造力が存分に発揮されている。メンバーにはJohn Gilmore(テナーサックス)、Marshall Allen(アルトサックス、フルート)、Michael Ray(トランペット)といった重要な人物が参加していて、それぞれの個性が絶妙に絡み合うことで独特の宇宙的サウンドが生まれている。アルバムは、ファンキーで中毒性の高い「UFO」、浮遊感あふれるタイトル曲「On Jupiter」、そしてスケールの大きい「Seductive Fantasy」など、多彩な楽曲が並び、聴く者を引き込む。時代の流行に流されず、常に自分のスタイルを進化させてきたSun Raの革新性が強く感じられる作品。

数々の画期的なコンピ盤の編纂でも知られる名門発掘レーベル〈Strut〉より、ニューヨークの前衛ジャズ・シーンの重要なバンドJujuが、Oneness Of Jujuとして再編成する前年の1974年に〈Strata East〉から発表した力強くアフロセントリックなアルバム『Chapter Two: Nia』の新たな復刻版がアナログ・リリース!当初、サンフランシスコで結成され、1972年7月にニューヨークへ移住したJuju。1974年6月、リッチモンドの〈Eastern Recording Studios〉で、Strata-Eastのための2枚目のアルバム。その音楽はアフロセントリックであり、Amiri Barakaの〈Spirit House〉で活動していた高校時代の友人でもあるNgoma Ya Uhuruによる黒人ナショナリズム的な詩も含まれた内容で、Pharoah Sandersの名作『Black Unity』の見事なフリーフォーム・カバーも収録。〈The Carvery〉による、オリジナルのテープからのリマスタリング仕様。バンドリーダーのJames “Plunky” Branchによる新規ライナーノーツも収録。

”Remind Me”収録!1970年代から80年代のソウル、ジャズ、ディスコのアイコン!グラミー賞受賞も知られるアメリカのR&B/ジャズ/ディスコ・ボーカリスト、作曲家のPatrice Rushenが〈Elektra Records〉に残した82年大名盤『Straight From The Heart』が、12インチ・ヴァージョンを含めて拡張アナログ再発。
数々のヒップホップ名曲にもサンプリングされた永遠のクラシック”Forget Me Nots”の12インチ・バージョンはじめ、”Breakout”、”Number One”と言ったお馴染みの名曲に加え、これまで未発表だった”I Was Tied Of Being Alone”のロングバージョンも収録!!アーティストととしてもソングライターとしても脂の乗り切ったパトリス・ラッシェンの魅力が存分に発揮された本作はまさに後世に語り継がれる名盤中の名盤!!本人が制作秘話を語るロングインタビューも収録しているのに加え、そしてもちろんオリジナルのマスターテープからリマスタリングして音質も抜群のまさに完全版と呼ぶにふさわしい完璧なリイシューです!!

数々の画期的なコンピ編纂でも知られる名門発掘レーベル〈Strut〉より、コズミック・ジャズ・グランドマスターSun Raの1952年から1991年までの地球時代に自身のレーベルSaturnからリリースした7インチシングルを中心にまとめた決定版コレクションが登場!Vol1では全65曲のうち前半35曲、50年代~60年代初頭の初期音源を中心にLP3枚組にわたってお届け!全トラック、リマスタリング済。貴重な写真、ポスター・アートワーク、Francis Goodingによるスリーブ・ノート、John Corbettによるサターン・レコード創設者Alton Abrahamのインタビュー、Paul Griffithsによるトラックごとの詳細なセッション・ノートも付属!

UKマンチェスターのトランぺッターにして〈Gondwana Records〉主宰、Matthew Halsallが、自身の精神的な拠点でもある公園Fletcher Moss Parkから着想を得て制作した2012年作『Fletcher Moss Park』。ハープ、フルート、サックスを中心にしたアンサンブルが織りなす静謐で瞑想的なスピリチュアル・ジャズが全編を包み込む。柔らかいトランペットの音色は一音一音が丁寧で、空間に大きな余白を残しながら、自然の中で深呼吸するような穏やかな高揚感を生み出す。Nat Birchallのサックス、Rachael Gladwinのハープ、Adam FairhallやTaz Modiのピアノが寄り添い、アリス・コルトレーンの霊性とUKジャズの透明感が美しく溶け合ったサウンドを形成している。タイトル通り自然の風景を思わせる楽曲が並び、〈Gondwana Records〉の初期美学を決定づけた作品として現在も高い評価を受け続ける名盤。

TortoiseやChicago Underground Quartetなどでの活動でもおなじみ、Jeff ParkerがUS現代ジャズの聖地こと〈International Anthem〉から最新作を発表。12月以降はSteve Gunnとのツアーを予定し、今年5月にはデビッド・ボウイの "Soul Love"とWarの"Slippin" into Darkness"のカヴァーも披露していた名アーティストによる新タイトルがアナウンス。セロニアス・モンクの”Ugly Beauty”や”My Ideal”の解釈を含むソロ・ギター作品と6曲のオリジナル曲で構成されたあるアルバムとなっており、2021年の6月にカリフォルニア州アルタデナにある自宅スタジオにてGraeme Gibsonにより2日間かけて録音された珠玉のインプロ系ミニマル・アンビエント作!
ポルトガルの電子音楽家 Rafael Toral 待望のニューアルバム『Traveling Light』が〈Drag City〉より登場。前作『Spectral Evolution』でのギターへ回帰しつつ自作エレクトロニクスと融合する試みをさらに推し進めており、本作ではなんとジャズ・スタンダードを題材としている。「Easy Living」「Body and Soul」「My Funny Valentine」「God Bless the Child」など、20世紀前半を代表する6曲が、ギター、ベース、自作エレクトロニクス、改造テルミンを組み合わせた仮想オーケストラのようなサウンドによって、楽曲が幽玄なドローンや電子的な鳥のさえずりのような音へと姿を変えており、旋律や和声によって原曲の影が残りながらも、オルガンのような持続音やテルミンのうねりに包まれて、どこか宗教音楽や初期電子音楽を思わせる響きとなっている。さらに各曲には管楽器奏者が一人ずつゲスト参加し、クラリネット、テナーサックス、フリューゲルホルン、フルートが登場。伝統的なジャズの親しみやすさと、Toralならではの抽象的な音響が重なり合う傑作。

リプレス!豪州前衛音楽の一大聖地〈Black Truffle〉主宰者としてもその卓越したキュレーションを披露してきたマルチ奏者Oren Ambarchiが、実験的サックス奏者Mats Gustafssonらも参加するアヴァン・ジャズ・トリオこと”Fire!”と組んだ、2022年に〈Drag City〉より発表されていた『Ghosted』。ファンク・ジャズから、パーカッシヴでポリリズミックな骨格、牧歌的なアンビエント、ポスト・クラウト・ドローン、煌めくサウンドトラックの夢想までもが連なっていく、新たな地平へのフュージョンと言える、全くユニークな一作!

Oren Ambarchi、Johan Berthling、Andreas Werliinによるトリオ作『Ghosted III』が〈Drag City〉より登場!ジャズやクラウトロックの感覚を土台にしつつ、今回はより自由でゆるやかな空気をまとった一作で、前2作に比べて、アメリカーナやドリームポップ、ブルースといった新たな要素もにじみ出ていて、細部のニュアンスにフォーカスしたサウンドが特徴的。冒頭曲では、チリチリとしたギター、よれたリズム、ほどけたベースが絡み合い、フィリップ・グラス風の浮遊感が心地よい。曲ごとにテンションを緩めたり高めたりしながら、美しいドリームポップ風ポストロックへと昇華。全体として、即興的な緊張感は保ちつつも、より開放的で感覚的な作風で、シリーズ中でも特にメロディアスで親しみやすい内容になっている。

Hieroglyphicsの中心人物Del The Funky Homosapienが1997年にカセットとCDのみで発表、流通した幻の3rdアルバム『Future Development』が初のアナログ2LP化。本作は、メジャーを離れたDelが 完全DIY精神で制作した過渡期の重要作。哲学的で内省的なラップ、煙たいローファイ・ビート、ジャジーなサンプル、そしてHieroglyphicsらしい複雑なライム構造が全編に息づく。派手さよりも思索と観察に重心を置いたスタイルで、90年代西海岸アンダーグラウンドの空気を濃厚にまとった一枚。当時の西海岸を席巻していたG-Funkの煌びやかさとは対照的に、ジャズ・サンプルのループと、Delの独特なフロウが淡々と、かつ緻密に絡み合う、知性とユーモアが同居するアルバム。30年近い時を経た、知性派ラッパーの最も純粋な思索録。

ジョー・ウェスタールンドのリズムをめぐる果てしない探究心を、自身の実験精神と融合させたソロ作『Curiosities from the Shift』。ここ数年、彼がとりつかれたのは、クラーベ。アフロ・キューバン音楽をはじめ、ジャズやロックにまで広がっていったあの独特のリズム・パターンの柔軟さと普遍性を出発点に、12曲を通じて独自の音世界を編み上げている。ここで鳴っているのは、即興的な衝動と緻密な構築がせめぎ合う音楽で、各曲の背骨には強固なビートがありながら、それを取り巻く音の層は常に変化し、思いがけないテクスチャーやムードを生み出していく。パーカッシブな推進力に導かれながらも、抽象に流れすぎず、むしろ鮮やかなグルーヴが全編を貫いているのが印象的。さらに、ティム・ルティリ、サム・ゲンデル、トレヴァー・ハーゲンら仲間の演奏が加わり、完成度の高い楽曲に即興的な息吹を吹き込むことで、楽曲の奥に潜んでいたリズムの層が鮮やかに立ち上がっている。ビートを基盤にしながらも、そこから広がるのは喜びと憂い、遊び心と瞑想性が混ざり合う多面的な音風景。ウェスタールンドのキャリアを総括しつつ、新たな地平を切り拓いたアルバム。
