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近年のMOCKY作品には欠かせない、ミゲル・アトウッド・ファーガソン、ジョーイ・ドォシク(ここでは鍵盤ではなく管楽器担当!)、ニア・アンドリューズに加え、鍵盤奏者、デロン・ジョンソン(マイルス・デイヴィスの "Doo Bop")、管楽器奏者、ランダル・フィッシャー(Kadhja Bonet、デクスター・ストーリー ほか)ベイシスト、ブランドン・ユージン・オーウェンズ(ケンドリック・ラマー、ロバート・グラスパー、ギャビー・ヘルナンデス、テラス・マーティン、ミア・ドイ・トッドほか)日本では数々の作品を通じてお馴染みであろう、マーク・ド・クライブ・ロウなどLAをべースに立派なキャリアを築いているミュージシャンたちが初参加していることも大きな特徴。
どこか2009年の4th アルバム「SASKAMODIE」を思い起こさせるこの新作。パリで録音されたあのアルバムに流れる時間が夜だとすればこの新作はLAの午後の陽光に微睡む時間のような。今もFRESHな1971年のスティーヴ・キューン、1973年のクインシー・ジョーンズ、1976年のRoy Ayers Ubiquity、70年代中頃のMizell Brthersの傑作群を聴く時間のような音の快楽に溺れること請け合い。やけに艶やか。』
1967年に設立されたこのスタジオ(当時の名称はCrystal Industries Recording Studio) は主に70年代から80年代かけ、アメリカのヒットチャートを彩った数々の名作が生まれたスタジオとして知られています。
モッキーが敬愛する、スティーヴィー・ワンダーの「ミュージック・オブ・マイ・マインド」、「トーキング・ブック」、「ソングス・イン・ザ・キー・オブ・ライフ」、「ホッター・ザン・ジュライ」、シリータのデビュー・アルバムもここで録音されています。
アルバム「SASKAMODIE」以降の作品ではストリングスを活かした楽曲が多数披露されてますがこれほどアルバム全体に全面に出た作品は初めてのことです。
オーケストラル・アルバムということばから喚起するものともまた異なる、普段、弦楽に親しんでいない方にも開かれた、皆で倍音を出す、この空気感。
教会音楽を奏でているわけではないのにとてもSOOTHING。ありきたりな癒しだとか、クワイエットでもない、こころを鎮めてくれる温かみのある音楽。単純化された音楽タームにはおさまりません。
日本製の最初のアナログシンセといわれる、Roland Sh-1000の音色を忍び込ませるのもMOCKY印の妙味。ここにスティーヴィーを感じる方も多いかもしれません。モーゼス・サムニー、ニア・アンドリューズ、ファイスト、エディ・チャコンといった歌い手たちが1曲1曲代わる代わるリード・ヴォーカルをとるかたちではなく、合唱隊の一員として連なるレコーディング現場というのもそうないでしょう。ジョーイ・ドーシックがオルガン、グロッケンシュピール、2019年の日本ツアーにも同行した、ヴィッキー・フェアウェルがピアノ、ミシェル・ンデゲオチェロ、ヴェティヴァー、サム・ゲンデル、カマシ・ワシントンなど実に幅広い活躍で知られるゲイブ・ノエルがチェロ、コントラバス、ロビン・ハンニバルとのクァドロン、ヴルフペックとの共演などでもおなじみ、ココ・Oなど参加ミュージシャン個々の活動を辿れば、特定のジャンルでもコミュニティでもない、ほかにはそうない独自の編成であることがわかるでしょう。
先人テオ・マセロに学んだ、エディットはモッキー自身が、きめ細やかに仕上げられたミックスは盟友、ルノー・レタンが手がけています。
80年代のレフトフィールドなオブスキュア・アニメ・レコード音源まで収録!世界的に有名な日本のフェスティバルの〈Rainbow Disco Club〉によるオフシュート・プロジェクトとして生まれたレコード・レーベル〈Beyond Space And Time〉から新着物件!アムステルダムの名門〈Rush Hour〉の創設者Antalによる特大コンピレーション・アルバム『Beyond Space And Time 002』が登場!80年代の日本のハードボイルドな少女向け刑事漫画『ツーリング・エクスプレス』のイメージ・アルバムからも”チャイナ・ロマンス”が選曲されるなど、オブスキュアなアニメ・レコード好きとしても個人的に歓喜な一枚!オランダのローカルなニューカマーから、80年代の日本のカルト・ミュージック、通好みのレアグルーヴから、ダンサブルなハウスミュージック、レアなカリビアン・ソウルまでもが収められた、欧州屈指の音楽マニアのAntalによる膨大なコレクションと30年のDJキャリアのポートレイトであり、すべての音楽ファンが楽しめる作品となっています!
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Rainbow Disco ClubとRush Hour、大陸を超えた積年のリレーション・シップの結晶!! ハウス、ディスコ、ニューウェーヴ、カリビアン、レアグルーヴ、レフトフィールド…、Rush Hour主宰Antalによる世界最高峰の審美眼が紡ぎ出すコンピレーション・アルバム!! 世界で最も注目されるフェスティバルのひとつとなったRainbow Disco Clubによるオフシュート・レーベルBeyond Space And Time最新作!! DJ Nobu監修作品に続く、コンピレーション・シリーズ第2弾は、Rainbow Disco Clubが最も信頼を置くヘッドライナー、アムステルダムの名門レコードショップ/レーベルRush Hourのボスにして、世界的TOP DJ Antalによってセレクトされた全11曲を2枚組12”に収録した、自身のレーベル以外ではキャリア初となるコンピレーション・アルバム!! 地元オランダのニューカマーから、80年代日本産カルト・ミュージック、自身のルーツであるレアグルーヴ、ダンスフロアに直結するハウス、不世出のカリビアン・ソウルまで、RDCとのリンクを図りながら、選びぬかれた奥行のあるコレクションが全音楽ファンにリーチする、ミュージック・ラヴァーAntal Heitlagerの30年のDJキャリアを映し出したポートレイト!! クワイト再評価の指標となった、2017年リリースの傑作コンピレーション「Pantsula!: Rise Of Electronic Dance Music In South Africa: 1988-90」の制作を共にした南アフリカのコレクターDJ Okapiからリコメンドされたという無名の旅情アフロ・エレクトロニクスA-1。 ニュージーランドのニューカマーによるインプロビゼーション・オーガニック・ディープハウスA-2。 89年Larry HeardがTrio Zero名義で残した唯一作にして未発表バージョン、カルト・バレアリックとしてもコレクターからWANTされるレア・ブリージン・ブギーB-1。 L.A.ファンク・メイカーDAM-FUNKがUS名門Stones Throwから発表した2015年アルバムから、初期Rush Hour諸作を思い起こすようなLO-FIビートと90’Sハウスを由縁とするシンセティック・ビートダウンB-2。 細野晴臣絡みのアイドルユニット少女隊のデビューシングルBサイドに収録された84年の日本産ニューウェーヴ・ディスコC-1。 RDC終盤エピローグとしてクラウドの心に刻まれているであろう、日本の少女漫画「ツーリング・エクスプレス」のサウンド・イメージ、85年に制作された郷愁オリエンタル・ディスコC-2。 自身のルーツと語るレアグルーヴから、名門Numero Groupも再発に尽力したコネチカットのジャズ・ヴォーカリストDianne Mowerによる80年のシルキー・メロウ・ソウルD-1。 フランス領グアドループのズーク・シンガーJocelyn Mockaが83年に残した傑作。ダンサブルなズーク・サウンドとは一線を画しながら、名曲として語り継がれるエモーショナルな曲調は残しつつBonnefooiが手を加えたニューエディット。D-2。 ジャンルや時代という境界を溶かし、アムステルダムの街に、世界に、Rainbow Disco Clubに提示してきた、まさに” Beyond Space And Time”な音楽愛をそのままパッケージした全11選、全ジャンル方位型マスターピース・コンピレーション!!
弊店でもお馴染みHailu Mergia And The Walias Bandの1975年にカセットオンリーでリリースていたTezetaが、アフリカのマニアックな音源を紹介しているブログ&レーベル〈Awesome Tapes From Africa〉よりリマスター&リイシュー!バンドの初めてのフルレングスアルバムで、アディスアベバ・ヒルトンのナイトクラブで録音され、プロモーションはメンバー自身による街頭での手渡しという、リリースから45年以上にわたりその存在が知られることすらあまりなかった大変貴重な音源で、初めての復刻となります。とにかくゆるゆるに縦横無尽にグニャグニャに曲がりまくったベースやキーボード、シンセ、ギターがお互いに絡み合うような摩訶不思議な音世界は最初期から健在、どころか、よりシンプルにそれのみを提示してくるようなとんでもない内容!エチオピアの音楽世界は計り知れません‥‥。後年に発表されるHailu Mergiaのソロ作品の珍味的なユルさをバンドでやってしまっているような本作はぜひ多くの人に聴いていただきたい内容です。