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ブラジルのAzymuthが1980年に発表した、サンバ、ジャズ、ファンク、電子音響を独自に融合したクレイジー・サンバ・スタイルがさらに洗練され、ブラジリアン・クロスオーバーの基準点となった『Outubro』。音の核を担うのはJosé Roberto Bertramiのキーボード。Rhodes、シンセ、オルガン、ヴォコーダーが織りなすメロウでコズミックな音色がアルバム全体を包み込む。サンバの跳ねるリズムとジャズファンクのムードが自然に溶け合い、都会的で軽やかなグルーヴが心地よく広がる。Azymuthの3人はそれぞれ強い個性を持ちながら、音がぶつからず、ひとつの流れとして自然にまとまる。全体に感じる湿度を含んだ音像は、ブラジルの風景がそのまま音に染み込んだかのよう。Chick Coreaの「500 Miles High」やMilton Nascimento「Outubro」のカバーも収録された、柔軟かつ完成度高い名盤。

盟友たちの再会。それは伝説のコンボ、フリーダム・ユニティの再集結となった。グルーヴの魔術師たちが躍動する姿を捉えた歴史的名盤。
モダン・ジャズからフリー・ジャズまでこなし「良い演奏をしたいならトロンボーンはあいつを押さえろ」とまで言われた鈴木弘。日本のジャズ界で八面六臂の活躍をするが、1971年にアメリカに移住する。約4年振りとなる一時帰国の折りに録音した本作では、渡米直前に在籍したグループ、フリーダム・ユニティのメンバーが再集結した。これぞまさに伝説の第2章。鈴木弘、石川晶、村岡建、鈴木宏昌、稲葉国光とグルーヴの魔術師たちが奔放に躍動する様は圧巻。シャープな「Shrimp Dance」、ダイナミックな「Kuro To Shiro」、ソウルフルな「Walk Tall」、ディープな「Cat」、メロウな「Romance」。全曲が鮮やかなグルーヴで彩られたモンスター・アルバムである。
text by 尾川雄介(UNIVERSOUNDS/DEEP JAZZ REALITY)

オリジナル・マスターテープからの復刻、180g重量盤。スピリチュアル・ジャズ名門Strata-Eastのカタログ中、屈指の名盤であるThe Heath Brothersの1976年発表の激レア盤!本来は精霊との交信の為に儀礼演奏される、ジンバブエのショナ族古来の伝統楽器であるムビラを大々的にフィーチャーした、全編に静謐なアフリカの霊性漂う瞑想的アブストラクト・ジャズファンク大傑作。どの曲も背後に静寂と神秘的な美しさが漂い、ムビラの倍音と共に数多くのスピリチュアル・ジャズ系のアルバムとは一線を画すこの原石のような美しさ、異例のクオリティです。スピリチュアル・ジャズ系のリスナーは当然ですが、幅広い音楽リスナーへ大推薦したい内容です。
Bob Jamesが〈CTI Records〉で残した最後の作品にして、彼の洗練されたフュージョン美学が最も完成された形で表れた名盤。Van Gelder Studioで録音されたクリアでリッチなサウンドは、ストリングス、ホーン、エレピが滑らかに溶け合う、CTIらしさを最も端正な形で体現しており、代表曲「Tappan Zee」をはじめ、都会的で爽やかなグルーヴと、耳に残るテーマが印象的。後のスムースジャズの原型ともいえる軽やかな質感がありながら、演奏は緻密で、アンサンブルの美しさが際立つ。George Marge、Gary King ら名手が参加し、アレンジの細部まで丁寧に作り込まれた一枚。
フィラデルフィアのギタリスト、シンガー、Carl Sherlock Holmesが1974年に自主レーベル〈C.R.S.〉から発表した唯一のアルバム『Investigation No.1』。フィリー・ソウルの洗練と、ワイルドなファンクの熱量が同居した、まさに発掘系ソウルの理想形といえる一枚。ワウ・ギターとハモンドが絡む冒頭曲「Investigation」、「Black Bag」「It Ain’t Right」では強烈なドラムブレイクが炸裂。一方で「Your Game」などのメロウ・ソウルでは、フィリーらしい柔らかさと深みが際立つ。捨て曲なしと評される完成度のレアグルーヴ界で語り継がれる名盤。
Bob Shad主宰の名門ジャズ・レーベルMainstream Recordsの隠れた名盤が、オリジナル仕様で待望の復刻。
Hadley Calimanが1971年に録音した『Iapetus』が、50年以上の時を経て初のアナログ再発。Todd Cochran、Luis Gascaら西海岸の実力派が参加し、モーダル、スピリチュアル、ファンクの要素が交差する名作として再評価が高まる1枚です。隠れた傑作として愛されてきた本作が、オリジナル見開きジャケット仕様、新規リマスター音源、Todd Cochranによる書き下ろしライナー付きで蘇ります。

オリジナルは万越えの高値で取引される激レアな一枚!当初Bobby Boyd Congressとしてニューヨーク州ロングアイランドで結成されたグループであり、のちにフランスに拠点を移したLafayette Afro Rock Bandが1973年にリリースしたアフロ・ファンクの恐るべきアルバム『Soul Makossa』が〈Strut〉からリマスタリング仕様で2024年度公式アナログ・リイシュー。強烈なファズとトークボックスをフィーチャーしたオリジナル・アルバムであり、サンプルとリフの豊富なソースとしての地位を確立している傑作。De La SoulやNas、Nice & Smooth、Wu-Tang Clanなどもサンプリングしている破格のドラムブレイク”HIHACHE”やManu Dibangoの”Soul Makossa”カヴァーも素晴らしいです!

数々の画期的なコンピ盤の編纂でも知られる名門発掘レーベル〈Strut〉より、ニューヨークの前衛ジャズ・シーンの重要なバンドJujuが、Oneness Of Jujuとして再編成する前年の1974年に〈Strata East〉から発表した力強くアフロセントリックなアルバム『Chapter Two: Nia』の新たな復刻版がアナログ・リリース!当初、サンフランシスコで結成され、1972年7月にニューヨークへ移住したJuju。1974年6月、リッチモンドの〈Eastern Recording Studios〉で、Strata-Eastのための2枚目のアルバム。その音楽はアフロセントリックであり、Amiri Barakaの〈Spirit House〉で活動していた高校時代の友人でもあるNgoma Ya Uhuruによる黒人ナショナリズム的な詩も含まれた内容で、Pharoah Sandersの名作『Black Unity』の見事なフリーフォーム・カバーも収録。〈The Carvery〉による、オリジナルのテープからのリマスタリング仕様。バンドリーダーのJames “Plunky” Branchによる新規ライナーノーツも収録。

(数量限定/ゴールド・ヴァイナル)ルイス・コールとジェネヴィーヴ・アルターディが結成した超絶ポップ・ユニット、ノウワー。7月に初開催される大注目フェス「フューチャー・フリークエンシーズ・フェスティバル」への出演を記念して、日本限定のスペシャル・リリースが決定!
彼らのキャリアの集大成とも言える大傑作『Knower Forever』が、世界500枚限定プレス、日本限定流通・ゴールド・ヴァイナル仕様で再登場。前回来日時に発売された同作の限定レッド・ヴァイナルも、すでに世界中で高価取引されており、今回もレア化必至のコレクターズ・アイテム!お見逃しなく!!
エキセントリックなファッションやステージパフォーマンスが注目されがちなルイス・コールだが、超絶技巧のドラマーとしての実力はもちろん、盟友サンダーキャットら周辺のアーティストからは、音楽家としての秀才ぶりを称賛されるなど、ずば抜けたミュージシャンシップを持つ。そんな彼がクインシー・ジョーンズにその才能を認められたのが、2014年にノウワーとしてクインシー・ジョーンズ主催のイベントに招待されたときだった。2010年からソロ・アーティストとしてルイス・コール名義で作品をリリースしているが、ノウワーとして初作品をリリースしているのも同じく2010年からであり、ルイスにとって、ソロ名義での活動と同じだけの歴史を持つプロジェクトであると同時に、それぞれの活動が理想的な相互関係を持っている。そして、ノウワーの先鋭性や既成概念にとらわれない自由なスタイルには、相方を務めるボーカリストのジェネヴィーヴ・アルターディの才能が大きく貢献している。ルイス自身、そんな彼女からの影響を公言しており、単なるプロデューサーとボーカリスト以上の化学反応がノウワーでは発揮されているのだ。ルイス・コールのライブにもコーラスとして参加し、個性的なパフォーマンスが注目されているジェネヴィーヴだが、彼女もまた、アーティストとして非凡な才能を持ち、2023年3月にリリースされたソロ・アルバム『Forever Forever』は多くの賞賛を浴びている。
ルイス・コールがプロデューサーを務めた今作『KNOWER FOREVER』には、サックス奏者のサム・ゲンデル、ベーシストのサム・ウィルクスとモノネオン、キーボード奏者のサン・ライことライ・ティスルスウェイトやジェイコブ・マンなど、彼ら二人と親交があり、超絶技巧と個性を持ち合わせた様々なミュージシャンが参加している。

(シリアルナンバー入り/数量限定/ゴールド・ヴァイナル/日本語帯付/解説書/歌詞対訳付き)ルイス・コールとジェネヴィーヴ・アルターディが結成した超絶ポップ・ユニット、ノウワー。7月に初開催される大注目フェス「フューチャー・フリークエンシーズ・フェスティバル」への出演を記念して、日本限定のスペシャル・リリースが決定!
彼らのキャリアの集大成とも言える大傑作『Knower Forever』が、世界500枚限定プレス、日本限定流通・ゴールド・ヴァイナル仕様で再登場。前回来日時に発売された同作の限定レッド・ヴァイナルも、すでに世界中で高価取引されており、今回もレア化必至のコレクターズ・アイテム!お見逃しなく!!
エキセントリックなファッションやステージパフォーマンスが注目されがちなルイス・コールだが、超絶技巧のドラマーとしての実力はもちろん、盟友サンダーキャットら周辺のアーティストからは、音楽家としての秀才ぶりを称賛されるなど、ずば抜けたミュージシャンシップを持つ。そんな彼がクインシー・ジョーンズにその才能を認められたのが、2014年にノウワーとしてクインシー・ジョーンズ主催のイベントに招待されたときだった。2010年からソロ・アーティストとしてルイス・コール名義で作品をリリースしているが、ノウワーとして初作品をリリースしているのも同じく2010年からであり、ルイスにとって、ソロ名義での活動と同じだけの歴史を持つプロジェクトであると同時に、それぞれの活動が理想的な相互関係を持っている。そして、ノウワーの先鋭性や既成概念にとらわれない自由なスタイルには、相方を務めるボーカリストのジェネヴィーヴ・アルターディの才能が大きく貢献している。ルイス自身、そんな彼女からの影響を公言しており、単なるプロデューサーとボーカリスト以上の化学反応がノウワーでは発揮されているのだ。ルイス・コールのライブにもコーラスとして参加し、個性的なパフォーマンスが注目されているジェネヴィーヴだが、彼女もまた、アーティストとして非凡な才能を持ち、2023年3月にリリースされたソロ・アルバム『Forever Forever』は多くの賞賛を浴びている。
ルイス・コールがプロデューサーを務めた今作『KNOWER FOREVER』には、サックス奏者のサム・ゲンデル、ベーシストのサム・ウィルクスとモノネオン、キーボード奏者のサン・ライことライ・ティスルスウェイトやジェイコブ・マンなど、彼ら二人と親交があり、超絶技巧と個性を持ち合わせた様々なミュージシャンが参加している。
アフリカのマニアックな音源を紹介しているブログ、Awesome Tapes from Africaが運営するレーベル第4弾。
エチオピアのワンマン・アコーディオン/キーボーディスト奏者Hailu Mergiaが、1985年にカセットテープのみでリリースしていた作品。アナログシンセ、ムーグ、アコーディオン、ローズ等を使用して、飛び出すそのサウンドはエチオピアの伝統音楽の旋律を基に、何とも言えないナマ緩いフニャフニャとしたムーグの音が攻め立てる、ユルユルなエチオピアン源泉掛け流し音源。何処となく日本的なアコーディオンのメロディも混ざって、なんとも形容し難い独特の聴き味です。黒人音楽や辺境音楽マニアは勿論、この珍味的ユルさは是非多くの人に聴いて頂きたい逸品です。Awesome Tapes From Africaの一連のリリースの中でもマストな内容。リマスターされており音質も完璧。
ハープ奏者ドロシー・アシュビーのCadetより発表されていた1969年代表作がヴァイナル再発!アフリカ音楽の要素を多分に取り入れたパーカッシブな曲にドロシー・アシュビーの美しいハープの音色が共鳴する傑作。
近年世界中から人気高まるジャパン・ミュージックですが、名盤ヴァイナル再発来ました!! 細野晴臣、鈴木茂、山下達郎をはじめとする日本のトップサウンドクリエイターが、南太平洋での休日アイランド・ミュージックをイメージに制作した1978年発表のトロピカルな名作。マーティン・デニー譲りのエキゾチカと、黎明期の電子楽器を用いた、ジャパン・エキゾ・フュージョン。坂本龍一、林立夫、高橋幸宏等、豪華メンバー参加。YMOヴァージョンの元となる「コズミック・サーフィン」等も収録。お見逃し無く!!!

Delvon Lamarr Organ Trio の魅力をもっともダイレクトに味わえる、シアトルのラジオ局 KEXP に出演した際のスタジオ・ライブを収めた作品『Live at KEXP!』。Hammond B‑3 オルガンを操る Delvon Lamarr、ブルージーで切れ味鋭いギターを聴かせる Jimmy James、タイトなグルーヴを刻む David McGraw のトリオが、60〜70年代のソウル・ジャズやオルガン・ファンクの精神を現代に蘇らせるように、熱量の高い演奏を繰り広げていく。Curtis Mayfield「Move On Up」のカバーをはじめ、長尺のジャムや即興的な展開が次々と飛び出し、スタジオ録音とはまた違うライブならではの勢いと躍動感が全編を貫いている。オルガン・ソウルの醍醐味を凝縮したライブ盤。
盟友たちの再会。それは伝説のコンボ、フリーダム・ユニティの再集結となった。グルーヴの魔術師たちが躍動する姿を捉えた歴史的名盤。
モダン・ジャズからフリー・ジャズまでこなし「良い演奏をしたいならトロンボーンはあいつを押さえろ」とまで言われた鈴木弘。日本のジャズ界で八面六臂の活躍をするが、1971年にアメリカに移住する。約4年振りとなる一時帰国の折りに録音した本作では、渡米直前に在籍したグループ、フリーダム・ユニティのメンバーが再集結した。これぞまさに伝説の第2章。鈴木弘、石川晶、村岡建、鈴木宏昌、稲葉国光とグルーヴの魔術師たちが奔放に躍動する様は圧巻。シャープな「Shrimp Dance」、ダイナミックな「Kuro To Shiro」、ソウルフルな「Walk Tall」、ディープな「Cat」、メロウな「Romance」。全曲が鮮やかなグルーヴで彩られたモンスター・アルバムである。
text by 尾川雄介(UNIVERSOUNDS/DEEP JAZZ REALITY)
【※カセットテープにのみライヴ音源追加収録!】ミステリアスなビジュアルと、東洋と西洋を掛け合わせた摩訶不思議な音楽で、今世界中の早耳ファンがこぞって話題にし、フォロワー数を急速に伸ばしている注目の3ピース・バンド、グラス・ビームス。 東洋と西洋を融合し、歴史と未来を織り交ぜる。バンドが作品に込めるこのメッセージは、生楽器とエレクトロニカを通したプリズムとなって、時代や場所の概念を超越したエキゾチックなサウンドを生み出し、魅惑的で神秘的な世界を作り上げている。
メルボルンを拠点とするグラス・ビームスは、ラジャン・シルヴァを中心に結成された。結成の背景には、1970年代後半にインドからメルボルンに移住してきた父親にラジャンの思いと、幼少期の思い出があるという。2002年にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われた、ビートルズの故ジョージ・ハリソンへのトリビュート公演『Concert for George』のDVDを父親と見た記憶の中で、インドの伝説的シタール奏者ラヴィ・シャンカールと娘のアヌーシュカが、西洋のアイコンであるエリック・クラプトン、ポール・マッカートニー、ELOのジェフ・リンと共演した姿が目に焼きついていた。彼の幅広い音楽背景は、父親のレコード・コレクションにも由来している。B.B.キングやマディ・ウォーターズといった正統派ブルースとともに、ボリウッドを代表するアーシャ・ボースルやマンゲシュカルなどを聴いて育ち、R.D.バーマン、アナンダ・シャンカール、カルヤンジ・アナンジといったインド人アーティストによって開拓された、西洋の音楽スタイルと伝統的なインド音楽の融合に惹かれていった。
無国籍感溢れるエキゾチック・サイケデリアの世界観を作り上げた彼らは、2021年にリリースされたデビューEP『Mirage』をリリース。SNSとストリーミング、口コミを通じて話題となり、瞬く間に音楽ファンの間で噂が広がっていった。デビュー作のいきなりの成功で招待されたフェスティバルでは、『Mirage』EPの収録曲と、20分の未発表曲を披露。その未発表曲の初期段階のパフォーマンス映像が、何百万回もの再生回数を記録し、熱狂的なファンを急速に増やした。2023年のツアーを終えた彼らは、その20分の楽曲をレコーディングするために自宅スタジオに戻り、完成した作品は『Mahal』と名付けられた。
ジャズ・ファンクの巨匠Roy Ayersが、Ubiquity名義の絶頂期に残した名盤『Vibrations』。前作『Everybody Loves The Sunshine』と同年に制作された、メロウネスとファンクネスのバランスが最も美しく結晶した一枚。ヴィブラフォンの柔らかい響き、エレピの温度感、ディスコ以降の跳ねるビートが滑らかに溶け合い、都会の夜の湿度をそのまま閉じ込めたようなメロウ・グルーヴが全編を貫く。「Domelo」「Come Out And Play」などのダンサブルなトラックから、「Baby I Need Your Love」「Vibrations」のソウルフルな楽曲まで、リスニングとダンスフロアの両方に寄り添う懐の深さが魅力。特に「Searching」は後年ヒップホップで数多くサンプリングされ、ブラック・ミュージックの歴史にも深く刻まれた重要曲。ホーンや女性コーラスの光沢感も相まって、70年代後半のソウル/ジャズ・ファンクの華やかさと洗練が凝縮されたUbiquity名義の代表作。

レーベル最終在庫です、今後リプレス予定無しとのことです。お見逃しなく。1976年、Roy Ayersが最盛期に放った代表作『Everybody Loves The Sunshine』。70年代だけで20枚以上のアルバムを残した多作家でありながら、その質の高さを決して落とさなかったエアーズの中でも、金字塔として位置づけられる名盤。とりわけタイトル曲「Everybody Loves The Sunshine」は、ブラック・ミュージック史に残るサマー・クラシックであり、D’AngeloやRobert Glasper Experimentらによるカバー、2PacやDr. Dreらによるサンプリングなど、50年近くにわたり愛され続ける名曲。黄金色に揺らめくキーボードとヴィブラフォン、耳に残るヴォーカルのリフレインが生むメロウ・グルーヴは、まさにエアーズの代名詞。メロウネスとスピリチュアルな高揚感の両面が最良の形で結実したの決定的名盤。180g重量盤

英国ジャズ・ファンクの名手Brian Augerが率いるOblivion Expressの中期を代表する一枚『Reinforcements』。Auger自身がプロデュースを担当、オルガン、エレピ、Moog、Freeman String Machineを自在に操り、ジャズ・ロックからソウル、ファンクへと大きく舵を切った転換点として知られる作品。本作では、後にSantanaでも活躍するAlex Ligertwoodのソウルフルなヴォーカルが前面に出ており、従来のジャズ・ロック色に加えて、ブルー・アイド・ソウル的なキャッチーさとファンクの推進力が強化。タイトなリズム隊が70年代半ばのファンク、フュージョン的グルーヴを生み出し、その上にAugerのオルガンとシンセが縦横無尽に重なる、肉体的で肉厚なレア・グルーヴ。

60年代からハモンドオルガンの名手としてUKのジャズ・ロックシーンを牽引し、70年代には自身のバンドOblivion Expressでファンクやフュージョンの領域を完全に切り開いた巨匠、Brian Auger。そのOblivion Expressによるの2作目『A Better Land』は、前作のハードなジャズ・ロック路線から一転、アコースティックで牧歌的、温かい空気感に満ちた作品。本作の鍵を握るのは、ギタリストJim Mullenで、英国的フォーク、カントリーの香りを持つメロディを導入。そこにAugerのオルガン、エレピが色彩を添え、ソウル・ジャズのグルーヴとメロディアスな歌心が共存する独自のサウンドが生まれている。「Dawn Of Another Day」「Women Of The Seasons」など、穏やかな曲調の中にサイケデリックな陰影が差し込むのも魅力。彼のディスコグラフィー全体を見渡しても極めて異質で、同時に時間が経っても色褪せない美しい輝きを放ち続ける名盤。
1972年に日本でのみリリースされた伝説のライヴ・アルバム。
一切の駆け引きなし。抜き身のロイ・エアーズがグルーヴの神髄に迫る。
世界を虜にしてきたヴィブラフォン奏者、ロイ・エアーズ。名作を挙げればキリはないが、なかでもその内容と希少性から支持されてきたのが本作『Live At The Montreux Jazz Festival』だ。ユビキティ名義での最初期作品であること、数少ないライヴ録音であること、そして日本盤のみしか制作されなかったこと。いくつかの要素が重なり、その存在は伝説となっている。熱に浮かされたような「Daddy Bug」、クールかつサイケデリックな「In A Silent Way」、ハリー・ウィテカーのヴォーカルをフィーチャーした激グルーヴィな「Move To Groove」、緩急のある展開がエキサイティングな「A Cup Of Tea」。エッジの効いた演奏はこの時期のロイ・エアーズの充実と、来たるべきユビキティの黄金時代を思わせる。これぞまさに、熱狂のライヴである。

Roy Ayersが ジャズ・ファンク路線を確立しつつあった黄金期のUbiquityが、NY・Electric Lady Studiosで録音した1974年の名作『Change Up The Groove』。ファンク、ソウル、ジャズが溶け合い、よりポップで洗練された都会のグルーヴへと進化した一枚。カバー曲が多いのも特徴で、Stevie Wonder「Don’t You Worry ’Bout A Thing」やRoberta Flackの大ヒットでも知られるEugene McDaniels作詞作曲「Feel Like Makin’ Love」など、当時のブラック・ミュージックを象徴する名曲を、Ayers流のメロウネスとファンクネスで再構築。ヴィブラフォンの透明感、エレピの柔らかいタッチ、タイトなリズム隊が織りなすグルーヴは、70年代NYの空気をそのまま閉じ込めたような心地よさ。中でも「The Boogie Back」は、重いドラムブレイクとファンキーな展開でクラブ/レアグルーヴ文脈でも人気の高いキラートラック。メロウで都会的、かつファンキーなUbiquityサウンドの魅力が凝縮された一枚。
