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〈Resident Adviser〉の「15 East African Artists You Need To Hear」にも選出!東アフリカは、ケニア・ナイロビ出身の要注意なサウンド・アーティスト/プロデューサー、Joseph KamaruことKMRUが、現代実験電子音楽の大名所〈Editions Mego〉から2020年に発表していた名作がリプレス。まさにフィールド・レコーディング・テクニックと電子アンビエンスの奇跡的なミックス!ついうっとりとさせられる耽美に抑制されたサウンドスケープ、限りなく素晴らしいです。今年の3月にカナダ・ケベック州モントリオールへと旅し、コロナ禍で国境が閉鎖されたことでナイロビへと帰国していた最中に制作された一枚。環境音楽的なミニマリズムや静けさを愛でる風趣さえも抽象的なドローン/サウンド・アートのストラクチャーへと落とし込んだ傑作アルバム!Stephan Mathieuの手により〈Schwebung Mastering〉にてマスタリング。


至上の傑作『Loop-Finding-Jazz-Records』でもお馴染み、ミニマルな電子音楽を数多く輩出するドイツの重鎮プロデューサーJan Jelinekが、2005 年に〈~scape〉から最初にリリースしたアルバムであり、長らくデジタルダウンロードのみで提供されていた貴重な作品『Kosmischer Pitch』が、待望のアナログ再発!同時期に制作されていた貴重な未発表曲を2曲追加収録。70年代にドイツの先駆者たちが残したクラウトロックとコスミッシェ・ムジークのDNAとスピリットを一身に受けた、孤高のトランス感覚に溢れた反復による、可聴性の限界に漂うヴァリエーションを堪能出来る、亡霊のようでありつつも、幽玄で至福な美しさを備えた、ゼロ年代エクスペリメンタル/電子音楽でも稀有な名作。Giuseppe Ielasiによるリマスタリング仕様。

ベルリンの音響職人ヤン・イェリネックと、コペンハーゲン拠点の作曲家マッズ・エミル・ニールセンが、お互いの楽曲をリミックスし合った7インチ作品。もともとは2019年、チャリティ・コンピ『CRXSSINGS』に収録されたデジタル音源だったが、アナログ化にあたってニールセンのグラフィック・スコアも同梱され、改めてその完成度が際立つこととなっている。イェリネックはニールセンの「Framework 10」を、原曲の2分から7分へと大幅に引き延ばし、初期電子音楽の幻覚めいた揺らぎの中に、きしむサイン波の唸りやくぐもった金管音を散りばめて再構築。一方ニールセンは、イェリネックによる「Zwischen」のコラージュ(マルセル・デュシャンのインタビュー音声から言葉と単語の間の「沈黙」だけを抽出した実験作)に、ホワイトノイズやモジュラーのうねりを加え、静寂に潜む緊張感をより際立たせている。

灰野敬二と蓮沼執太による初のコラボレーション・アルバム『U TA』が〈Temporal Drift〉より登場。アルバムは、蓮沼が用意したアナログシンセやフィールドレコーディングを用いた重層的なサウンドスケープと歌詞に対し、灰野がその場でメロディーを発声する即興的な「歌」によって構成されていて、約30歳の年齢差を超えた二人の邂逅が生み出す、ジャンルを超えた実験的かつ詩的な音楽探求が展開される。灰野の声は言語を超えた表現として響き、 アルバムタイトル『U TA』は「歌」を意味しながらも、言葉の意味を解体し再構築するような姿勢を象徴しているよう。蓮沼も楽器演奏から録音・ミックス・プロデュースまで自身で手がけており、音の質感や距離感を精密にコントロールした非常に多層的かつ繊細な音作りは、灰野の即興的な歌声を包み込み、声を音として受け止めるような、緊張感と親密さが同居する音響として結実している。灰野の深い精神性と蓮沼の現代的な感性が融合した、稀有な音楽的邂逅を記録した作品。パレシュタインの名作にオマージュを捧げたかのようなジャケットも蓮沼によるデザインで、視覚的にもアルバムのコンセプトが表現されている。
Adam Rudolph率いるHu Vibrationalによる、トランス的なグルーヴとスピリチュアル・ジャズを融合させた作品『Vibe Ride』。Go: Organic OrchestraやMoving Picturesなど長年のコラボ経験を持つメンバーが参加し、共通の音楽言語を共有した有機的なアンサンブルに、ファラオ・サンダースやドン・チェリーとの共演経験を持つルドルフならではのスピリチュアルな音響世界が映える。アダム・ルドルフが提唱する円環的・曼荼羅的な音楽構造を最も完成度高く体現した作品。

静穏の中で徐々に爆発していく圧倒的な鋼鉄のファンクネス。1996年にリリースされていた、エクスペリメンタル・エレクトロニック/アブストラクト・ミュージック史に残る傑作が遂にヴァイナル復刻!2017年に棄世されたフィンランド電子音楽の巨星であり、Pan Sonicでの活動も広く知られる鋼鉄の漢、Mika VainioがØ名義の2作目として発表、廃盤となっていたミニマル/エクスペリメンタルの傑作が2LPでリイシュー!エクスペリメンタル・エレクトロニック・ミュージック史に於ける完全性溢れるクラシック・アルバム。硬質なテクスチャーの中へと類稀なる実験性とミニマリズムを落とし込み、極限まで洗練させたサウンド・アート/ミニマル・エレクトロニック作品。これは是非ヴァイナルでご体感ください!

オブスキュア~ニューエイジ・リバイバルを大いに先導したオランダ・アムステルダムの名門〈Music From Memory〉から最新物件!ロサンゼルスを拠点とするBenedek、Alex Talan、Anthony Calonicoという人気ミュージシャン3組からなる要注目トリオ、"Total Blue"による10年越しのデビュー・アルバムがアナウンス!偶然を受け入れ、未知のものを招き入れ、純粋な遊びと探求の精神に導かれたTotal Blueは、3 人が長年追い求めてきたとらえどころのない雰囲気を求めて「向こう側に触れる」という願望により推し進められてきました。アルバム全体を通じて、彼らの使命は繊細さと繊細な人間味で巧みに達成されており、デジタル・シンセ、AKAI EVI ウィンド・シンセサイザー、フレットレス・ベース、ギターの豊かなパレットで描かれた、水平線の向こうまで響く幽遠なニューエイジ/バレアリック・サウンドで大変素晴らしい仕上がりです!!!

「現代音楽で最も魅力的なボーカリストの一人」と称される南アジアのヴォーカリスト、マルチ奏者、作曲家のGanavyaがShabaka Hutchings主宰の〈Native Rebel Recordings〉から最新スタジオ・アルバム『Like the sky I've been too quiet』をアナログ・リリース。Kofi Flexxx、Floating Points、Carlos Niño、Leafcutter John、そして、マーキュリー賞にノミネートされたベーシストのTom Herbertといった豪華ゲストが集結した一枚。Quincy JonesやWayne Shorter、Esperanza Spaldingなど、ビッグネームと仕事を共にしてきた要注目アーティストによる全13曲は、幽玄な声と溢れんばかりの魅力的なエネルギーに溢れたものとなっています。

フィンランドを拠点にブックデザイナーとして活動するジョン・ハバードが、1989年に自主レーベルStrength Through Joyより限定50部で発表した伝説的プロジェクトVogelscheiß Und Seine Verrückten Krötenの唯一音源を初復刻。1988年のヨーロッパ旅行でスティーヴン・ステイプルトンに会い、その後アーヘンを訪れクリストフ・ヒーマン、アンドレアス・マーティン兄弟と共に行なった謎多きセッションの記録がここに解禁。
小杉武久やPierre Henry、Come Organisationのタイトル等も手掛けてきたJos Smoldersがリマスタリングを担当。
CD版にはLP版とは異なるクラフト紙のジャケットを使用。色合いや質感が異なります。限定200部。

フィンランドを拠点にブックデザイナーとして活動するジョン・ハバードが、1989年に自主レーベルStrength Through Joyより限定50部で発表した伝説的プロジェクトVogelscheiß Und Seine Verrückten Krötenの唯一音源を初復刻。1988年のヨーロッパ旅行でスティーヴン・ステイプルトンに会い、その後アーヘンを訪れクリストフ・ヒーマン、アンドレアス・マーティン兄弟と共に行なった謎多きセッションの記録がここに解禁。
小杉武久やPierre Henry、Come Organisationのタイトル等も手掛けてきたJos Smoldersがリマスタリングを担当。
LP版はDLコード、インサート付。限定300部。
尺八とコンピュータで呼応する、新潟の親子が交わした「時間と音」の記録を巡る福島家の電子音響ダイアリー。
1990年代に佐渡での村松流尺八との出会いをきっかけに尺八奏者として演奏・即興を始めた福島麗秋。その彼の息子であり、リアルタイムなコンピュータ処理によって奏者との対話的かつ未知なる電子音響の可能性を探求する福島諭。今作は新潟の父と子からなる親子ユニットの記録として綴られた初の<アルバム>作品。深い息遣いをみせる身体的な尺八の演奏をコンピュータで分解・加工処理で即時応答し、現在に過去を進行形で重ね、未だ見ぬ新たなる音像を多層的に創出していく。過去と現在、身体と機械、分解と構築、間と動作、作曲と即興。相反するふたつの事象/現象を行き交い、やがてその境界線で根を張り、まるで艶やかで柔らかな花びらが開花するように、電子音響レイヤードは凛と美しく、未来へと眩しい輝きを放っているかのようである。
+ 初版限定300部
+ ライナーノーツ:三輪眞弘
+ コメント:長嶋りかこ
+ カバー写真:吉原悠博(吉原写真館)

佐渡島の住環境に暮らす作家10組によって紡がれていくオブスキュアなサウンド・ドキュメンタリー。
現在も数多くの能舞台が各集落に残り、海山に囲まれた豊かな自然とともに能楽や鬼太鼓が今も生活に息付く佐渡島。今作は島の文化や風土を暮らしの背景に持ちながらも新たな創造の息吹を感じさせる、2025年に現存する佐渡島の音楽と人々を記録するために制作されたコンピレーション・アルバム。伝統を超え新たな地平を切り拓く太鼓芸能集団・鼓童の重要人物である「住吉佑太」と「前田順康」によるそれぞれのソロ、佐渡に自生する孟宗竹から竹太鼓を自作し独自のグルーヴを創出するグループ「サドラム」、ポップスから前衛まで多才な作曲センスを魅せる音楽家・佐藤望による「プランタール」、佐渡でレストラン<ラ・パゴッド>を営み食とアートの融合を試みるシェフ/美術家「ジル・スタッサール」、世界中の試し書きをアート作品へと昇華させる美術家であり能を題材としたアンビエント・ミックスを制作する「シャルル・ムンカ」、さどの島銀河芸術祭を先導しつつ自らも先鋭的な現代美術家として活動する「吉田盛之」、独創的な視点と美学を持った絵画や実験音楽の制作を行う「青木孝太」、90年代より音楽活動を開始し近年はラップトップを用いた新たな作曲の可能性を拡げる「福西みゆき」、ウクレレ奏者のユカとジョン・ゾーン主宰のTzadikからのリリースでも知られるベース奏者シャニール・エズラ・ブルーメンクランツによるユニット「ザ・フグ・プラン?」と総勢10組がここに大集結。更にジャケット写真には佐渡在住の写真家/僧侶である「梶井照陰」が撮影した踊る佐渡の海波を捉えた「NAMI」を起用し、ライナーノーツには美術批評家でありさどの島銀河芸術祭アドバイザーを務めている「椹木野衣」が執筆するなど、作品を構成するもの全てが佐渡ならではの人々によって制作された、佐渡の<現在>をも示す渾身の1枚。
+ 初版限定300部
+ ライナーノーツ:椹木野衣
+ カバー写真:梶井照陰
【トラックリスト】
A1 Sadrum - Kagero
A2 Yuta Sumiyoshi - Singing
A3 plantar - Subtle Whisper
A4 Gilles Stassart & La Pagode - Golden Galette
A5 Charles Munka - Holloways
B1 Morito Yoshida - Denpa
B2 Kota Aoki - Kyou
B3 Miyuki Fukunishi - From The Northwest
B4 the fugu plan? - YOSHITAYA
B5 Masayasu Maeda - 37.813, 138.270

ポルトガルの伝統的な労働歌のアーカイブ録音と現代アーティストによる再解釈を収めた『Leva Leva: Litanie des pêcheurs portugais』。アーカイブ録音としては、1940年代〜80年代にアルガルヴェ地方で収録された漁師の労働歌を収録。現代的再解釈にはJoão Pais FilipeやRomain Baudoinら現代の実験音楽家が参加。伝統的な「Leva Leva」の旋律を軸に、エレクトロニック、ダブ、実験的サウンドを融合している。

ギリシャ正教の聖地アトス山に伝わる典礼音楽のフィールド録音と、それにインスパイアされた現代の楽曲を収めたコンピレーションCD『Athos: Echoes from the Holy Mountain』。前半は現代のアーティストがアトス山の聖歌の神秘的なエッセンスを、ダブや実験的サウンドも交え、電子音楽やアンビエントに昇華。後半は1960年代から今日までの修道院でのオリジナル録音を収録。祈りと瞑想に用いられるビザンチン聖歌の荘厳で静謐な響きがそのまま伝わる。現代の音楽と聖歌を並置することで、むしろ聖歌により深く触れることができるような重要な一枚。

英国の音響作家RapoonことRobin Storeyによる1994年発表の、アフリカのパーカッションとアジアの弦楽器を融合したトライバル・アンビエントの傑作『Cidar』が未発表音源3曲を追加、リマスタリングを施されて再発。アフリカの打楽器とアジアの弦楽器をサンプリング、加工し、深い残響と民族的リズムが交錯。旋律よりも質感と空間性を重視し、見えない風景を描くようなアプローチで、フィールドレコーディングや環境音も織り交ぜて、リバーブやディレイを多用したどこか遠くから響いてくるような断片が重なる。瞑想的かつ幻視的な時間が漂うエスノ・アンビエントの金字塔。

英国の音響作家RapoonことRobin Storeyによる1994年発表の、アフリカのパーカッションとアジアの弦楽器を融合したトライバル・アンビエントの傑作『Cidar』が未発表音源3曲を追加、リマスタリングを施されて再発。アフリカの打楽器とアジアの弦楽器をサンプリング、加工し、深い残響と民族的リズムが交錯。旋律よりも質感と空間性を重視し、見えない風景を描くようなアプローチで、フィールドレコーディングや環境音も織り交ぜて、リバーブやディレイを多用したどこか遠くから響いてくるような断片が重なる。瞑想的かつ幻視的な時間が漂うエスノ・アンビエントの金字塔。

ジュネーブ民族学博物館で開催されたサウンド・エキシビションのために制作された、西洋中心的な博物館学や音楽民族学の言説を解体することを目的としたコンピレーション『Afrosonica』。KMRU、高田みどり、Yara Mekawei、Mo Laudiら4名のアーティストが参加し、アフリカ社会とディアスポラにおける音楽の役割を探求、サウンド・アート、フィールド録音、電子音楽、民族音楽が交差する実験的な構成で、各曲が異なる文化的視点を提示している。KMRUはケニアの都市音を素材に、環境とアイデンティティの関係性を探るアンビエント作品を展開。 Yara Mekaweiはエジプトの宗教的・政治的文脈を背景に、音の構造を通じて社会的メッセージを表現。 Mo Laudiは南アフリカのポエトリーとクラブ・ミュージックを融合し、身体性と抵抗のリズムを刻む。高田みどりは日本の打楽器と電子音響を融合し、共同体、儀式、記憶、抵抗といったアフリカ的な音楽の役割を、異なる文化圏から再解釈している。アフリカ音楽とは何か?を固定的に定義するのではなく、離散と再構築というディアスポラ的視点から音楽の意味を問い直す、現代的なサウンド・エスノグラフィーの記録。

ジュネーブ民族学博物館で開催されたサウンド・エキシビションのために制作された、西洋中心的な博物館学や音楽民族学の言説を解体することを目的としたコンピレーションLP『Afrosonica』。KMRU、高田みどり、Yara Mekawei、Mo Laudiら4名のアーティストが参加し、アフリカ社会とディアスポラにおける音楽の役割を探求、サウンド・アート、フィールド録音、電子音楽、民族音楽が交差する実験的な構成で、各曲が異なる文化的視点を提示している。KMRUはケニアの都市音を素材に、環境とアイデンティティの関係性を探るアンビエント作品を展開。 Yara Mekaweiはエジプトの宗教的・政治的文脈を背景に、音の構造を通じて社会的メッセージを表現。 Mo Laudiは南アフリカのポエトリーとクラブ・ミュージックを融合し、身体性と抵抗のリズムを刻む。高田みどりは日本の打楽器と電子音響を融合し、共同体、儀式、記憶、抵抗といったアフリカ的な音楽の役割を、異なる文化圏から再解釈している。アフリカ音楽とは何か?を固定的に定義するのではなく、離散と再構築というディアスポラ的視点から音楽の意味を問い直す、現代的なサウンド・エスノグラフィーの記録。
クラフトワークが1975年3月22日にケルンのサルトリー・ザールで行った伝説的ライヴを収録した『Live In Koeln Sartory Saal, March 22nd, 1975』。彼らが『Autobahn』で世界的成功を収めた直後の姿を捉えた重要な音源で、『Autobahn』の拡張版とも言える内容。スタジオ録音よりさらに長大で、モーターリックなリズムとシンセの反復が強調。クラウトロックから電子ポップへと進化する過渡期のライヴ・パフォーマンスを知ることのできる歴史的価値の高い音源。

フランス南部を拠点に活動するマルチ・アーティストIoa Beduneauによる、モジュラーシンセと中世のトランペットであるクラリオンの音色を再構築し、エレクトロアコースティック、ミュジーク・コンクレート的な手法で制作されたデビュー・アルバム『Mélodies pour Clairons』。鐘や金属的残響を思わせる有機的な質感と抽象的な電子音が交錯し、歴史的楽器音と現代的音響が融合。クラリオンというシンプルな楽器の可能性を極限まで押し広げ、制限された素材から無限の音響空間を創り出す、独創的な一枚。

ベイルートを拠点に活動し、戦争や社会的緊張の中で「日常の音」を音楽に昇華してきたYara Asmarによるフィールドレコーディングと即興演奏を融合させた幻想的な作品『everyone I love is sleeping and I love them so so much』。アコーディオン、トイピアノ、シンセサイザー、即興的な打楽器に、鳥の声やベイルートの日常の環境音を取り込み、自然と音楽が溶け合った夢のように儚く、親密で内省的な音楽。John Murchison、Gideon Forbesもゲスト参加し、音に厚みを加えている。聴く者を眠りと覚醒の間に誘うような現代的な音像。

この録音は、京都と大阪間を結ぶ京阪、JR、阪急線の発車メロディーからインスピレーションを得ています。これらの音のモチーフは、まず探求され、次に私たちの集合的記憶のプリズムを通して変容され、1時間のライブパフォーマンスに結実しました。これは記憶の機能に関する私の研究を延長するものです。私たちの記憶は現実に忠実なのか、それとも個人的な物語に適応した再構築なのか?

Art into Lifeが2015年にリリースしたAnne Gillisの5CDアーカイヴボックス。リリース10年周年を記念し新たなパッケージデザインの2ndエディションを制作。彼女の1994年インスタレーション作品”Tultim”のフォトをあしらったブラックボックス仕様にて限定300部。新たにポートレート・カードが付属。
日常的でシアトリカルな音制作、及びパフォーマンスを80年代前半に開始したフランスのManon Anne Gillis。最初期83年のDevil's Picnic名義の作品から、2005年のインスタレーション/展示記録までを網羅した初のアーカイブ音源集。(CRI)2、DMA2、Rangehenからの全出版LP & CDアルバム、唯一の他者との共作である盟友G.X. Jupitter-Larsenとの7インチ、1999年までのコンピレーション提供音源(オリジナルマスターを紛失した一部を除く)、初出となる11の未発表マテリアルを纏めた5枚組CDボックス。美しき閉鎖のイメージで満たされた濃密なコンテンツ。
全トラックICRのコリン・ポッターによる2015年リマスタリング。オリジナルアートワークを使用したディスクスリーヴ、貼箱仕様、20ページのブックレットが付属。
