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2024年リプレス!大阪拠点の音楽家・YPYこと日野浩志郎を中心に結成されたリズムアンサンブル"goat(ゴート)"による約8年ぶり、通算3枚目となるアルバム『Joy In Fear』がリリース!
今年結成10周年を迎える"goat(ゴート)"の新作アルバム。日野が自身が運営するレーベル〈NAKID〉からの発売。アートワークは五木田智央、録音は西川文章、マスタリングはRashad Beckerが担当。ポリリズム、変拍子、シンコペーションを巻き込む変則的グルーヴを各インスツルメントが絶えず追求、駆け引き。そして前作とも印象を変えるのがゴングや笛(フルート)が与える新たな妖艶さ。ミニマル/トライバリズムへ対する独自アプローチも感じる7曲。限定300部。
極上アンビエント美盤が登場、お見逃しなく!ジム・オルークや坂田明、山本達久、石橋英子といった強力な面々ともコラボレーションを行ってきたイタリアの実験作家Giovanni Di Domenicoに、その盟友として幾度もコラボレーションを重ねてきたベルギーのアーティスト、Pak Yan Lau、〈RVNG〉や〈Freedom To Spend〉といったレーベルの運営にも携わる作曲家、サウンド・デザイナー、JABことJohn Also Bennettによるトリオ作品が、Bennett主宰の〈Editions Basilic〉よりアナウンス。ベルギーの首都ブリュッセルで録音された4部構成の作品となっており、加工されたローズピアノ、陶器の焼けるような音色、液化したバスフルートが織りなす、波打つ錬金術の如しモダン・クラシカル・アンビエント作品に仕上がっています。限定300部。
Kazufumi KodamaやBabe Rootsも作品を残す、2017年始動の本邦のエクスペリメンタル・ダブ・レーベル〈Newdubhall〉からは、〈BLKRTZ〉の創設者としても知られるベルリンのダブ・テクノ尖鋭Deadbeatの10インチ・シングル作品『Things Fall Apart』がアナログ・リリース。まるで、Alice Coltraneの2020年代の新曲を聴いているようなアヴァンギャルド・ジャズ&ダブ・テクノ"Things Fall Apart"、サイケデリックで魅惑的な重量級レフトフィールド・ダブ・テクノ"Adieu Chez Cherie"の全2曲を収録。
ロンドンを拠点とするショップ兼ラジオ局 〈Kindred〉は、同店の創設者の 1 人である Scar が率いる新しい社内レーベル〈Aird Tapes〉を設立し、同局の常連Aliciaによるカセット作品をリリース!ダブワイズなアンビエントとダウンテンポの珠玉の録音を60 分間に渡って堪能できるレフトフィールドな仕上がりの1本!限定プレス。
テキサス・サンアントニオの女性ミュージシャンであり、対象物とその潜在的な音を用いて、クィアネス、人間関係、自己認識を探求している、要注目作家、Claire Rousayのニュー・アルバム『sentiment』が〈Thrill Jockey〉よりアナログ・リリース。実験音楽やアンビエント音楽の形式における慣習に挑戦する、唯一無二のアーティスト、Claire Rousay。彼女の音楽はキュレーション的で細部まで緻密であり、感情に訴える作品として巧みに形作られており、本作では、孤独や郷愁、感傷、罪悪感、セックスといった、心を打つ感情の領域を瞑想した、生々しくも親密なメタ・アンビエント・ミュージックを送り届けています。アンビエント・フォークの名手Andrew Weathersによるマスタリング仕様。限定プレス。
先日には、Techno AnimalやKing Midas Sound、The Bug等の名義での活躍も目覚ましい鬼才Kevin Richard Martinともコラボレーションを果たしたばかり。ケニア・ナイロビ出身、ベルリン在住のサウンド・アーティストであり、〈Subtext〉や〈Editions Mego〉などからのリリースも知られるKMRUことJoseph Kamaru。2024年度最新アルバムがベルリンの新鋭レーベル〈OFNOT〉より2LPで登場!Aho Ssan、Lamin Fofana、Nyokabi Kariũki、Jessica Ekomaneといった豪華ゲストが参加。ベルギーのテルビュレンにある中央アフリカ王立博物館のサウンド・アーカイブに対する、批判及び批評的な解釈を反映した作品。アフリカでのフィルレコや、カリンバ、歌の録音などを素材に、アンビエンスや思弁に満ちた、環境的、経済的、政治的に流動的な世界をナビゲートするグローバル・コンテンポラリーとしてのリスニング体験を提供。最終トラックのAho Ssanの作品の強靭さにも息を呑みます。SlowdiveのドラマーSimon Scottによる〈SPS〉でのマスタリング仕様。
ソ連生まれ→カリフォルニア育ち→ベルリン在住の電子音楽家重鎮であり、〈~scape〉や〈Kranky〉〈Senufo Editions〉といった名門からのリリースでも知られるAndrew Pekler。Jan Jelinek主宰の〈Faitiche〉 から"SG"名義でリリースした傑作アルバム。作品全体を通して、ロマンチックなムードからメランコリーなムードまでを横断し、エフェクターや雨音の録音を駆使して、時に寂しげな雰囲気を高めています。名匠Giuseppe Ielasiによるマスタリング仕様。
版元完売。Theo Fabunmi Stonn (404 Eros) & Jon Phonics (Astral Black)の2名が主宰しているロンドンの気鋭レーベルであり、Lunch Money LifeやVanessa Bedoretといった面々による先鋭的な作品を送り出してきた〈Scenic Route〉のショーケース的コンピ盤をストック。レフトフィールドでサイケデリックなテイスト抜群のドリーム・ポップやインディ・フォーク、オルタナティヴR&Bを中心に、知られざる現行の地下アクトたちを一挙20組紹介した意欲的な1本!
全アンビエント・リスナーに推薦の一枚!!! PendantことHuerco S主宰のもと、Dubient周辺の傑作の数々を送り出してきたカルト的名所〈West Mineral〉在籍でも知られる米国・フィラデルフィアの大人気な女性実験音楽家、Ullaと、東京の〈Solitude Solutions〉からのデビュー以来、卓越したアンビエント/エクスペリメンタル作品を送り出してきた日本の実験的作家Kouhei FukuzumiのソロプロジェクトUltrafogによるコラボレーション・アルバム『It Means A Lot』が〈Motion Ward〉からアナログ・リリース。Sean McCannの〈Recital〉作品や荒井優作『a two』にも通じる、寂寞と感傷の入り混じったインティメイトな空気感と遠く春を眼差す望郷の念が、シューゲイズするアンビエント・ギターと幾重にも折り重なっていく珠玉のドリーム・アンビエント盤。
Yu SuやRegularfantasyとのコラボレーションや、サウンドスケープの提唱者マリー・シェーファーの著書にインスパイアされたエキゾ・ニューエイジ傑作『Polysensuality』でも知られるバンクーバーのScott Gaileyによる変名Hotspringの2024年作『Apodelia』が、カナダのロウハウス界隈屈指の名門〈Mood Hut〉からアナログで登場。ゆったりとした時間に溶けていく淡く幻想的なアンビエント・ポップからチルウェイヴの感傷、暖かなサウンドスケープが美しく調和した傑作バレアリック・アンビエント!
”チルアウト”、そして、アンビエント・ダンス・ミュージックのの地平を生み出した、偉大にして人騒がせなハウス・ミュージック・レジェンド、The KLFの1990年3rdアルバムにして”アンビエントを変えた”大傑作『Chill Out』の2023年度アナログ・リイシュー盤。無断サンプリングの多用とゲリラアート的なコマーシャルで物議を醸した伝説的アクトが残した桃源郷的アンビエント・テクノのマスターピース!未体験の方はぜひ。
今年度ニューエイジ/アンビエント作品でも屈指の内容、大変素晴らしいです!!Weird Weatherの片割れで、〈MAP Studios〉のスタジオ・エンジニアとしても知られるDuncan Thornleyの変名Double Geography。〈Invisible, Inc.〉に残した天上ニューエイジ傑作『The Indoor Gardener』や、Basso主宰の〈Growing Bin〉からの前作でも知られる同氏の最新アルバム『Open Water』がアナログ・リリース。ゆったりとしたアンビエントに傾倒した本作では、「水、儚さ、逃避」がテーマに。束縛される事なく、自由に流れるサウンドを晴れやかに表現したバレアリック/アンビエント珠玉の傑作!限定300部。
現行の先鋭的な電子音楽作品を発表しているのみならず、ゼロ年代エレクトロニカ/IDM作品などの復刻なども手掛けるスペインの先鋭レーベル〈Lapsus〉傘下のアンビエント部門〈Balmat〉から要注目物件!〈Quiet Details〉や〈Serein〉などからの作品や、吉村弘にインスパイアされたアンビエント傑作『Natsukashii』等でも知られる昨今人気の英国の電子音楽家、Luke Sangerによる最新作『Dew Point Harmonics』が到着。ノーフォーク海岸をハイキングしていた際に見かけたという、待宵草の結露と水分の蒸発の光景からヒントを得た、存在の変容の神秘に迫る、珠玉のシンセアンビエント作品。全体的に漂白されたアンビエンスが漂い、ミニマルでソリッドな音響や物音的な電子音が展開する作風ながら、作歌の美意識と相まって無二の情景を描き出しています。
John T. GastやJunior Loves、Oxhy、TNT Rootsといった先鋭的アクトを送り出してきた英国地下シーン屈指のカルト・レーベルこと〈5 Gate Temple〉から待望の24年度新物件が登場!Xtereaなるロンドンの新人プロデューサーによる8曲入りの作品『Guardian of Zeus』がCDリリース。ターミネーターに追われる様な背筋も凍るハードコア/インダストリアル・ロウテクノのつぶてが会場を押し潰すように投げ込まれて来る、強烈な緊迫感と殺気に包まれた、ノワールで実験的なダンス・ミュージックの怪作。限定プレス。
拡張された演奏時間と、熟孝された和声構造を駆使して、音色と時間との密接な複雑性に焦点を当てた作品を作り続けているSarah Davachi。そんな彼女が自身のレーベル〈Late Music〉より2枚組の最新作『The Head as Form’d in the Crier’s Choir 』をリリースする!2022年から2024年の間に書かれた本作に収録されている7つの楽曲は、ギリシア神話に登場するオルフェウスに関する資料2つを用いて制作された。1922年に発表されたリルケの詩集『オルフェウスへのソネット』と、1607年に発表されたモンテヴェルディの初期バロックオペラ『オルフェオ』である。本作は、『Two Sisters』(2022年)と『Antiphonals』(2021年)を補完するような作品となっており、彼女のホームスタジオから生み出される、定形式な電子音響音楽作品と、ゆっくりとしたテンポの、ややオープン形式の室内楽作品とのギャップを埋める試みであったという。だが、この作品では、演奏ごとに新たな構造が提示され、その繰り返しによって、新たな構成とより深い意味への道筋が提示されていったのだった。
Laila Sakiniも参加!〈Vanity Records〉にも名を連ねたジャパニーズ・テクノ先駆者・白石隆之らの名ユニット= Tristan Discoの音源集にもリミックスで参加。90年代後半から00年代前半に活動し、近年発表された未発表アルバムがカルト人気を集めていたスウェーデンのユニットCivilistjävel!による〈FELT〉からの 4 枚目のリリースとなる作品『Brödföda』がアナログで登場。氷河の様な凍てつくテクスチャーと広々としたサウンドスケープを携えた、アトモスフェリックな深海系ダブテクノ・サウンドを軸に、ELDON、Withdrawnらが参加した激渋なインダストリアル・ヒップホップ"Ⅷ"の様な曲までとにかく絶品です!名匠Noel Summervilleがマスタリング仕様。
オランダ・アムステルダムを拠点に、オブスキュア~ニューエイジ以降のリバイバルを大いに牽引した世界的名門〈Music From Memory〉より新物件!〈Safe Trip〉の主宰者であり、Gigi Masin、Jonny Nashらとの名トリオ、Gaussian Curveでも活躍するYoung Marcoと、The Zenmennの22年の傑作にも参加していたJohn Moodsによるコラボ・プロジェクトDead Soundがデビュー作を発表!強烈なニューエイジのエッセンスとバレアリスへの憧憬、天上的なヴォーカル・ワークが秀逸な、Brian Mcbrideの作品群などを想起させるアンビエント・ポップの傑作!深遠な精神世界と親しみやすい柔らかさが同居する素晴らしい内容です。
エクスペリメンタル、クラブ・ミュージックの両リスナー必聴の出来!Micha VoldersとMiet Warlopの2組によって、2023年にバングラデシュのダッカで始動したプロジェクトによるアルバム『ICCHĀ』が〈MUTROPIA〉より登場。7人の現地パフォーマーと共同で制作され、〈Dhaka Art Summit〉のオープニングで初公開された作品。EBMやデコンストラクテッド・クラブ、その他特異かつ様々な音楽を経由したような、アナーキーで鮮やかなサウンド、トラックに耳を奪われる作品でありつつ、フロア・バンガーなビートに満ちた珠玉の一枚。有機的な質感のワン・ショットや象徴的な声の意匠が生物のように蠢くトラッとして形になる様子が素晴らしいです。
1970年代の黄金期からソ連崩壊直後の1996年まで、ウクライナの知られざる音楽世界を紐解いた画期的編集盤『Even the Forest Hums: Ukrainian Sonic Archives 1971-1996』が、シアトルの〈Light in the Attic〉よりアナログ・リリース!同国の地下音楽を精力的に紹介している、ウクライナの〈Muscut〉レーベルのソ連音楽発掘部門〈Shukai〉と〈Light in the Attic〉が共同で編纂した特大盤。ウクライナ音楽の黄金期とされる、ソ連に対して微妙に異を唱える70年代のシングル楽曲から、規制が強化された事で、アンダーグラウンド・シーン台頭が台頭した80年代、ソ連が崩壊した90年代までが網羅された凄まじいラインナップとなっています!先述のShukaiが掘り起こしていたキエフ出身の女性音楽家Valentina Goncharovaやキエフで1988年から1993年の間に活動していたアヴァン・フォーク/アヴァン・プロッグ・バンド Cukor Bila Smert'、キエフで1988年から1993年の間に活動していたアヴァン・フォーク/アヴァン・プロッグ・バンド のメンバーであり、キエフのインディペンデントな音楽シーンを代表する人物Svitlana Nianioは勿論、〈Offen Music〉が16年に編集盤を組んだ女性建築家で詩人、音楽家のIhor Tsymbrovskyやスペインに渡りミニマル傑作を残したスパニッシュ・エレクトロニクスの巨匠Iury Lechまで大変豪華な面々を収めた一枚。英語/ウクライナ語併記の豪華ライナーノーツと貴重写真が収められたブックレット(全20ページ)が付属。