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アルバム『horizons』は、COMPUMAが2023年7月に自身のBandcampよりデジタル限定でリリースしたEP「horizons EP」をさらに発展させて制作したアルバムとなっており、自身のルーツとなる、熊本・江津湖のほとりや、各地の様々な場所を散策時に、その景色や環境にインスピレーションを得て作られた楽曲で、ミニマルな日常の心地よさをその音へと昇華させたかのような、ゆったりとしたエレクトロニック・ダウンテンポ、 アンビエント、イマジナリーなエレクトロ環境音楽作品となっている。
電子音のうねりが澄み切った空の広がりと湖の景色を横目にゆったりと歩いていく様を表したような「horizons 1」、ヴォコーダー・ヴォイスがどこか人々の営みを彷彿とさせてくれており、歩みのなかの内省にフォーカスしたような、よりミニマルなリズムと電子音の戯れへと絶妙な塩梅で変化させていく「horizons 2」、歩きながらの思索の緩急のような、そして、アーリー電子音楽へのオマージュともとれる「horizons 3」、歩くことに没頭しているかのような、よりストイック・ミニマルなエレクトロ・ダブワイズ「horizons 4」、そして、そしてアルバム・ラストには、広大な空を眺めているかのような、まるで前半部の歩みが淡い記憶として拡張されていく様を描いているかのような、フィールドレコーディングによってそぞろ歩く水辺の気配をまとったノンビート・アンビエント・テイストの、「horizons 5」と、ときに景色と歩くことに没入し、ときに思索にふけり歩き続ける「散歩」の日々のヴァージョンを彷彿とさせる「horizons」5ヴァージョンを収録しており、幕間には「horizons Interlude」を挟んで、たゆたう湖面を彷彿とさせる、前作『A View』収録曲「View 2」のセルフ・リミックス、エレクトロ・ヴァージョン「view 2 electro」を収録した全7曲となっている。
個人的な感想を言えば、どこかクラフトワークの『アウトバーン』を思わせる作品で、かの作品はアウトバーンが走る西ドイツの田園風景をミニマルな電子音による書き割りで描いたわけだが、本作もどこか「散歩」の情景を電子音にて描いているようにも思える作品でもある。とはいえ『アウトバーン』と違うのは、歩みのなかでの内省へも踏み込んでいくような中盤の要素もあり、アルバムを通してさまざまな(心情も含めた)景色を見せる、そんな作品となっている。シーンの潮流たるマクロな視点で言えば、昨今の環境音楽リヴァイヴァルやアンビエント・ミュージックの一般化のなかでの、DJやレコード・バイヤーとして、そうした音楽を長らく紹介してきた彼の新たな回答とも言える作品でもある。
アルバムは、Deavid SoulやUrban Volcano Sound、レコーディング / マスタリング・エンジニアとしても活動する hacchiが共同で制作に関わり、マスタリングは坂本慎太郎ソロ作他、多くの名盤を生み出してきたスタジオPeace Musicの中村宗一郎が手がけている。パッケージ・アートワークは、デザイナー鈴木聖によるもの。(河村祐介)

フランスのポストインダストリアル実験アーティストThierry Mérigout(Geins't Naït)、作曲家でマルチインストゥルメンタリストのLaurent Petitgand、そしてイギリスの作曲家・サウンドデザイナーRobin Rimbaud(Scanner)のコラボレーションによるアルバム『Vitio』が〈OFFEN MUSIC〉より登場!本作は、1987年にThierryとLaurentが初めて共同作業を始めて以来の長年のコラボレーションの成果で、サンプリングされた対話、メロディの断片、繰り返されるピアノラインなどが組み合わさり、独特の音世界を作り上げている。金沢21世紀美術館でインスタレーションとしても展示された楽曲も含まれており、全体として、記憶、場所、時間の感覚を探求し、実験的でありながらも感情豊かな音楽体験をもたらす一枚。


ヴァイナル・オンリー/デジタル無しとのことです。〈DD.Records〉や〈Vanity Records〉ファンにも推薦したい日本の初期DIYエレクトロニクスの遺産。芦川聡や広瀬豊、高田みどりといった日本の環境音楽/アンビエントのパイオニアによる歴史的名作から、『Patlabor 2: The Movie』に『Ghost In The Shell』、『Tokyo Fist』といったサントラ作品、イタリアン・ライブラリー/サントラ物まで、数々の秘宝を掘り起こしてきたスイスの一大名門レーベル〈WRWTFWW Records〉から特大物件!吉村弘『Pier & Loft』や濱瀬元彦『樹木の音階』、芝野さつき『Rendez-vous』といった傑作のプロデュースから、〈青山スパイラル〉(ワコールアートセンター)、〈東京オペラシティ ガレリア〉、〈キャナルシティ博多〉といった各種集客施設の館内音楽の制作なども手掛けている日本のアンビエント・ミュージックのレジェンドの一人、尾島由郎。自身の主宰していたレーベル〈複製技術工房〉から限定50部で83年に発表していた幻のカセット作品『Club』が、尾島氏本人をスーパーヴァイザーに据える形での完全公式再発が実現!これまで一度もレコードではリリースされることの無かった、世界中のコレクターが探し求め続けた伝説の逸品が待望のアナログ化。アヴァンギャルドなエレクトロニカ的サウンドからプロト・テクノ、メカ・アンビエント、耳に心地よく響く、タイムレスで美しいスタイリッシュな実験音楽を収めた、時代を超越したコレクション。オリジナルマスター音源からの復刻。まさに日本のエレクトロニカのルーツと言えるマスターピース的内容です。


リオデジャネイロ出身の多弦ギター奏者、Fabiano do Nascimentoによるアルバム『Solstice Concert』が〈Leaving Records〉からアナログ・リリース。母国ブラジルの伝統的なイディオム(サンバ、ショーロなど)と、ジャズ、ポップス、エレクトロニック・ミュージックといった現代的で実験的な要素を融合させたマルチ・ストリング・ギタリストであり、ソングライターであるFabiano do Nascimento。ブラジルという枠をこえ、アンビエント的な感性も併せ持つ異才ギタリストが、盟友サム・ゲンデルをはじめとするLAのミュージシャン達と行ったライブを収めた本作は、もともとリリースの予定はなく、録音されていることは観客はおろかバンドにも知らされていなかった。そのことがいい方向に働いたのか、メンバーたちも一期一会の瞬間を存分に楽しんでいる雰囲気で、会場の一体感と興奮していく空気までも捉えたような生々しいライブ・レコーディングとなっている。


リオデジャネイロ出身の多弦ギター奏者、Fabiano do Nascimentoによるアルバム『Solstice Concert』が〈Leaving Records〉からアナログ・リリース。母国ブラジルの伝統的なイディオム(サンバ、ショーロなど)と、ジャズ、ポップス、エレクトロニック・ミュージックといった現代的で実験的な要素を融合させたマルチ・ストリング・ギタリストであり、ソングライターであるFabiano do Nascimento。ブラジルという枠をこえ、アンビエント的な感性も併せ持つ異才ギタリストが、盟友サム・ゲンデルをはじめとするLAのミュージシャン達と行ったライブを収めた本作は、もともとリリースの予定はなく、録音されていることは観客はおろかバンドにも知らされていなかった。そのことがいい方向に働いたのか、メンバーたちも一期一会の瞬間を存分に楽しんでいる雰囲気で、会場の一体感と興奮していく空気までも捉えたような生々しいライブ・レコーディングとなっている。

Atmosphereでの活動で知られる伝説的プロデューサー、Antの最新作が〈Rhymesayers Entertainment〉より登場!待望のCollection of Soundsシリーズ第4弾では、ヒップホップを基盤に時に激しく、時にメロウに響き渡るロックギターが取り入れられており、彼の音楽的探求が新たな高みに到達した一枚となっている、長い経験に裏付けられた多ジャンルを横断したサウンドが織り交ぜられ、ヒップホップの枠を超えた進化を遂げている。孤独でありながら美しい感覚を喚起する「Hearing In Dark Colors」、「Created With a Heavy Brush」や「Just Another Three A.M.」では、自由で奥行きのあるサウンドが広がり、エモーショナルでありながらグルーヴィーな楽曲に惹き込まれる。そしてAntの真骨頂が堪能できるヒップホップ「A Pinch Brighter」、「Prelude Revisited」に帰結する。ヒップホップを基礎としながらも、ロックやエレクトロニカの要素を加えた音楽的な視野の広さを感じさせる一枚!


4月中旬再入荷。〈Pitchfork〉や〈Rolling Stone〉〈DJ MAG〉といった主要メディアも絶賛。〈Hyperdub〉や〈AD 93〉といった人気レーベルからも作品を繰り出してきたロンドンの女性プロデューサーであり、これまでもJessy LanzaやLow End Activist、object blue & TSVI、Cuusheなどのリミックスを担当してきたLoraine Jamesのアンビエント・プロジェクト”Whatever The Weather”。TychoやKhotin、Mary Lattimoreといった数々の名アクトを送り出してきたブルックリンの名門エクスペリメンタル・レーベル〈Ghostly International〉よりセカンドアルバムが到着!より印象主義的で内面的なまなざしをもち、重層的なテクスチャーが催眠術のようなアンビエンスから、斑模様のリズム、日記的なフィールド・レコーディングの切り刻まれたコラージュまで、シームレスに流れていく作風がすばらしい!Dark Green Color Vinyl仕様で、マスタリングは引き続きTelefon Tel Avivが担当!


ポーランドのアーティストOlga WojciechowskaとTomasz Walkiewiczによる幻のコラボレーション・プロジェクトMonopartsの長年お蔵入りとなっていたアルバム『Soothsayers』が、傑出したアンビエント作品群で知られる名門〈A Strangely Isolated Place〉よりリリース!Olgaはこれまでモダン・クラシカル作品で知られてきたが、本作では自身のボーカルをフィーチャーしており、TrickyやMassive Attack、Martina Topley-Birdを彷彿とさせるトリップホップの幻想的な雰囲気を醸し出している。Tomaszの精巧なビートとエレクトロニクスがサウンドに深みを加え、Olgaの声をよりエモーショナルに際立たせる。さらに、サンディエゴの鬼才職人名人ASCによる端正なドラムンベースのリミックスが加わり、アルバムのノスタルジックな雰囲気を一層引き立てる。Olgaが本作について「このアルバムは、大地と一体になる感覚。木の質感を感じ、土の匂いを味わい、古代の精霊の気配を感じるような、原始的なエネルギーに満ちている」と語る、繊細で呪術的な頌歌!


Nikolaj Svaneborg (ウーリッツァー、ジュノ、ピアノ)、Jonas Kardyb (ドラム、パーカッション)、からなるデンマークのジャズ・デュオであり、デンマーク音楽賞ジャズ2019で年間最優秀新人賞と年間最優秀作曲賞という2つの「グラミー」を受賞しているSvaneborg Kardybによる最新アルバム『Superkilen』が〈Gondwana Records〉からアナログ・リリース。デンマークのフォーク・ミュージックとスカンジナビア・ジャズの影響を受けた彼らの音楽は、Nils FrahmやEsbjörn Svennson、Jan Johanssonの画期的な作品群から受けたインスピレーションと、美しい旋律、繊細なミニマリズム、キャッチーなグルーヴ、繊細なエレクトロニカや北欧の雰囲気、有機的な相互作用を絶妙に融合させた非常にエキサイティングなものとなっています。





かつてはHype Williamsの片割れとしてDean Bluntと共に活動し(とうの昔に2人とも脱退し全くの別バンドに)、テン年代前半に一世を風靡。ソロ・アーティストとしては"Lolina"名義でも当店でカルト・ヒットを博していたあのInga CopelandことロンドンのAlina Astrovaが始動させた要注目レーベル〈Relaxin Records〉からそのお友達女性作家Great Areaの2024年作!10年代初頭のアングラすぎるドリーム・ポップの数々やヴェイパーウェイヴ全盛期/ヒプナゴジックなどの幻影が頭をよぎる屈折的作風はそのままで、ミステリアスでメランコリックで空虚で美しい3分に満たない短い曲が7曲収められている。



オランダの〈Basta〉からリリースされていた、アメリカのピアニスト、バンドリーダー、作曲家であり、そして何よりも赤ちゃん向け電子音作品という『SOOTHING SOUNDS FOR BABY』で知られる希代の電子音作家Raymond Scottの'61年~'71年に録音されていた大量の未発表電子音楽音源をまとめた編集盤が入荷できました!『Three Willow Park: Electronic Music from Inner Space, 1961–1971』には珠玉の61曲が収録されており、その多くはスコットのエレクトロニウム(プログラムされた知性によって作曲・演奏される発明品)によって演奏される催眠術のようなリズム・トラックをフィーチャーしており、早すぎたエレクトロニカのアンソロジーとでもいうべき内容。自身のインナー・スペースと対峙した結果としての生まれたような電子音はあまりにも純粋で、天才の仕事と言えるもの。


不朽の名盤。スコットランドの電子音楽デュオ、Boards of Canadaの1998年発表の廃盤高騰状態だった傑作ファースト・アルバムが待望のヴァイナル・リプレス。エレクトロニック・ミュージックのジャンルに大きな影響を与えた歴史的名作。


エレクトロニック・ミュージック史における最重要コンピ『Artificial Intelligence』が30年ぶりにヴァイナル・リイシュー!!エイフェックス・ツイン、オウテカ、リッチー・ホウティン、アレックス・ピーターソンらの貴重な初期音源を収録!!
エイフェックス・ツイン、オウテカ、スクエアプッシャー、ボーズ・オブ・カナダ、フライング・ロータス、ワンオートリックス・ポイント・ネヴァーら、先鋭的アーティストを数多く輩出し、衝撃的なMVやアートワークといったクリエイティブの分野においても音楽史に計り知れない功績を刻み続けているレーベル、〈Warp Records〉が30年前にリリースした伝説的コンピレーション『Artificial Intelligence』をリイシュー!
1992年にリリースされたこのコンピレーションは、エイフェックス・ツインのザ・ダイス・マン(The Dice Man)名義、オウテカ、リッチー・ホウティンのアップ!(UP!)名義、B12のミュージコロジー(Musicology)名義、アレックス・ピーターソン(ジ・オーブ)とジミー・コーティ(The KLF)などの初期の貴重なトラックを収録している。
本作は〈Warp Records〉の1992年から1994年にかけてリリースされた"Artificial Intelligence"シリーズの最初の作品で、シリーズからは続いてエイフェックス・ツインのポリゴンウィンドウ名義の『Surfing On Sine Waves』、 ブラック・ドッグ・プロダクションズの『Bytes』、B12の『Electro-Soma』、リッチー・ホウティンのF.U.S.E名義の『Dimension Intrusion』、スピーディJの『Ginger』、オウテカの『Incunabula』、そして『Artificial Intelligence II』がリリースされた。
ゲートフォールドスリーブはデザイナーズ・リパブリックによって再構築され、Ten Eight Seven MasteringのBeau Thomasによって、クラシックなブラック・ワックスでカットされている。
<Tracklist>
01.The Dice Man - Polygon Window
02.Musicology - Telefone 529
03.Autechre - Crystal
04.I.A.O - The Clan
05.Speedy J - De-Orbit
06.Musicology - Premonition
07.UP! - Spiritual High
08.Autechre - The Egg
09.Dr Alex Paterson - Loving You Live


2004年、ほとんど誰にも気づかれないうちに廃屋同然の家で誕生したGacha BakradzeやLord Of The Isles、Wordcolourといった実験的な現行作家のリリースのみならず、エレクトロニカ/IDMを再興すべく復刻リリースも積極的に行ってきたスペインの〈Lapsus Records〉、その20周年を祝う、彼らが友人と思い、心から尊敬しているミュージシャンたちが集結。ある意味音の写真集のようなレーベルの未発表曲コンピレーション『VINT』(カタロニア語で 「20 」の意)がリリース!!CLARAGUILAR、GAZZI、Kettel、Kode9、Le Motel、Lord Of The Isles、Marina Herlop、naemi、Nueen、Pépe、Plaid、Seph、Simo Cell、Suzanne Ciani、Wordcolour、μ-Ziqなど、〈Lapsus Records〉でしかあり得ないと言える多様なセレクションはIDMというジャンルの多様性と可能性を感じさせる充実した内容!!


ジム・オルークの〈Moikai〉レーベルからその第1弾としてCD再発が敢行されていた名盤が待望のリプレス!1988年に〈Ama Romanta〉から発売されたオリジナル盤は6万円以上の高値を付けている、ポルトガルの作曲家、Nuno Canavarroによる不朽の名作『Plux Quba 』がアナログ再発!Carlos Maria Trindade とのニューエイジ傑作『Mr. Wollogallu』でも知られる人物!実に30年前の作品ながら、アブストラクト~アンビエント~カットアップのコラージュというシンプルな手法により、IDMが浸透した現代にも違和感なく溶け込む逸品。Christoph Heemannを始めとして、多くの実験作家を魅了したニカ・ニューエイジの先駆的作品にして、現代のリスニングの楽しみを彩る、完全に異質なサウンドスケープ盤。


版元完売。〈Nous'klaer Audio〉や〈Dekmantel〉、〈PAN〉、〈Whities〉などからの先鋭的な音楽作品で高い人気を誇る、オランダ・アムステルダム拠点のアンビエント・テクノ/エレクトロニック・プロデューサーUpsammy。同地の新興レーベル〈topo2〉より発表した最新アルバム『Strange Meridians』をストック。まるで細菌世界のようなミクロのサウンドスケープ作品。繊細で愛らしくも、憂いを秘めた鎮静的なエレクトロニカ/アンビエント・サウンドが珠玉です。Isabel Schröerの手による〈Scape Mastering〉での高品質マスタリング仕様。限定300部。


Gacha BakradzeやLord Of The Isles、Wordcolourといった実験的な現行作家のリリースのみならず、エレクトロニカ/IDMを再興すべく復刻リリースも積極的に行ってきたスペインの〈Lapsus Records〉から、〈Music From Memory〉『Virtual Dreams』や『Artificial Intelligence』シリーズのファンをうならせる、英国産の伝説的アンビエント・テクノ盤が堂々再発!〈Rising High Records〉から1994年にリリースされたBedouin Ascentのデビューアルバム『Science, Art And Ritual』の30周年記念盤!The Irresistible Force (Mixmaster Morris)、Tanzmuzik、Pete Namlookら伝説的な面々が名を連ねる、Caspar Pound主宰の〈Rising High〉に残された金字塔的傑作。Bedouin AscentことKingsuk Biswasが過去に聴いた音楽への無意識の参照がアルバム全体へと織り込まれた作品。淀んだ水晶のようなメランコリックな質感と、奥地的なトライバル・テクノ・サウンド、深く病んだ、しかしながらノスタルジックでどこか温かなアンビエンスが錯綜する、まさに海馬に捧げられたと言うべき音楽。エレクトロニカ/IDM/アンビエント・テクノだけでなく、プロト・ヴェイパーウェイヴ的な視点からも発見に満ちた今年度最高峰のリイシュー事案です。絶対にお見逃しなく!


スウェーデンを拠点に、世界中をツアーし、『プラチナ・ジャズ』や劇伴作品などを通じて日本のアニメ音楽にも数多く携わってきた名作曲家、プロデューサー、DJ、ピアニストであり、アニメ・ジャズ方面でも定評のあるRasmus Faberが、幻想的でユーフォリックなエレクトロニカ~アンビエント~ネオ・クラシカル作品を主軸としたアルバム『Where Light Touches [A NIMA Story]』を自身のレーベルより発表。ロサンゼルスを拠点とするイラストレーター、ロス・トラン (RossDraws) にインスピレーションを受け、彼とコラボレーションして制作された、彼の高く評価されている著書『NIMA』のオーディオ解釈的作品であり、本人の言葉で言えば、「ワールド・ビルディング・ブック(世界を構築するための本)」と位置付けられる、まさにRasmus Faber流イメージ・アルバム作品。自身が作編曲/プロデュースをすべて手掛け、Dolby Atmosも用いてミックスされた作品。ストックホルムでフルオーケストラと共に録音。Steve ReichやPhillips Glassなどのミニマリズムや、トラックメイカーのphritz (PAS TASTA)が提唱する"Botanica"の雰囲気、アニメ音楽的なモチーフなども取り入れながら、没入感溢れるリスニング体験を提供した、ユーフォリアの極地とも言うべき珠玉の逸品。



2月再入荷予定。大名門〈Modern Love〉に残した『Liumin』は今や同レーベルを代表する名盤としておなじみ。Stephen Hitchellとの名アンビエント・ダブ・プロジェクト、cv313やWaveform Transmissionなどでの活動も大変名高いデトロイトのダブテクノ/アンビエント巨匠Rod Model。Brian Enoの『Music for Airports』のアンビエントの青写真を再構成し、ヨーロッパの前衛的なバスステーションのデザインのために作り上げた環境音楽作品。限定200部カラーヴァイナル仕様。