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10月23日発売。メキシコの神話、民間伝承、女性的象徴性を軸に、内省的な世界観を拡張し、濃密な物語としての電子音楽へと踏み込んだKaren y Los Remediosの新作『Bestiaria』。収録曲はそれぞれ、女神、怪物、精霊、魔術的存在をモチーフにしており、伝統的ラテン音楽の影と現代的エレクトロニカが、神話的なイメージの中でゆっくりと形を変えながら流れていく。Ana Karenの声は、歌と語りの境界を行き来しながら、象徴的なキャラクターたちの気配を身体的な質感として立ち上げる。低域は深く沈み、シンセやギターは水面に反射する光のように揺れ、湿度の高い音像がアルバム全体を包み込む。神話的な存在を現代の電子音響で再解釈することで、幻想性と親密さが同時に立ち上がる、Karen y Los Remediosの世界観が鮮明に結晶したアルバム。
10月23日発売。90年代半ばのアメリカン・アンダーグラウンドで産声をあげたエセリアル・ウェーブ、ドリーム・ポップのデュオElysiumが、1995年に〈Dewdrops Records〉から発表した唯一のアルバム『Glisten』。Cocteau TwinsやThis Mortal Coilをはじめとする名門〈4AD〉直系のゴシックな美学とメランコリーを背景に、密やかな陰影と透明感あふれるサウンドを結実させた秘宝的カルト名盤。Jenny Adamsの美しく浮遊するエアリーなヴォーカルと、Rodney Rodriguezが奏でるクリーンで端正なギターワークが緻密に交錯。霞がかった幻想的なドリーム・ポップの質感と冷たくきらめくゴシカルな情緒が溶け合い、ロサンゼルスの光と影を感じさせる静謐な音響世界を作り出している。90年代シューゲイザーからエサリアルのヒドゥン・ジェム。

10月16日発売。ジャマイカ系の家庭で育ち、現在はニューヨークを拠点に活動するシンガーソングライターJune McDoomによる初フルアルバム『Follow The Light』。祖父が奏でていた、ジャマイカ最古のアコースティック民俗音楽メント、父が運営していたサウンドシステムの重心の低い響き、そして彼女自身が影響を受けたDionne WarwickやMinnie Riperton、Pentangle、Cocteau Twinsといった系譜が、声とギターを中心にしたミニマルなアレンジの中で自然に交差する。繊細なフォーク・ハーモニーを軸にしながら、ダブ的な低音の揺れやレゲエ由来のリズム感が静かに漂い、薄いレイヤーの中に豊かな奥行きが生まれている。ギターの残響は時にドリームポップのように霞み、声は親密でありながら空間にふわりと広がる。ジャマイカの伝統音楽の素朴な響きと、インディ・フォークの繊細な質感が矛盾なく同居し、子どもの頃の静かな夜の記憶と低音文化が同じ部屋で鳴っているような、独特の静けさを持つ音楽。

10月16日発売。ジャマイカ系の家庭で育ち、現在はニューヨークを拠点に活動するシンガーソングライターJune McDoomによる初フルアルバム『Follow The Light』。祖父が奏でていた、ジャマイカ最古のアコースティック民俗音楽メント、父が運営していたサウンドシステムの重心の低い響き、そして彼女自身が影響を受けたDionne WarwickやMinnie Riperton、Pentangle、Cocteau Twinsといった系譜が、声とギターを中心にしたミニマルなアレンジの中で自然に交差する。繊細なフォーク・ハーモニーを軸にしながら、ダブ的な低音の揺れやレゲエ由来のリズム感が静かに漂い、薄いレイヤーの中に豊かな奥行きが生まれている。ギターの残響は時にドリームポップのように霞み、声は親密でありながら空間にふわりと広がる。ジャマイカの伝統音楽の素朴な響きと、インディ・フォークの繊細な質感が矛盾なく同居し、子どもの頃の静かな夜の記憶と低音文化が同じ部屋で鳴っているような、独特の静けさを持つ音楽。
アメリカ・デトロイト出身のシューゲイズ・バンド Majesty Crush が1993年に発表した唯一のフルアルバム『Love 15』。轟音ギターとリヴァーブに包まれたヴォーカルによるシューゲイズ・サウンドと、メランコリックで幻想的なメロディラインのドリームポップ的な浮遊感をあわせ持った、90年代初頭のUSシューゲイズの貴重な記録。デトロイトのアンダーグラウンド・シーンから登場し、短命ながらも強烈な存在感を放った彼らの音楽が、現代のリスナーにも届く重要な再発。

アメリカのインディ、ドリームゲイズ・バンド Should が1998年に発表したデビュー・アルバム『Feed Like Fishes』。ローファイな質感で、柔らかなギターのアルペジオ、浮遊感のあるヴォーカル、ベッドルーム的な親密さは、「夜中に車の窓から顔を出して田舎道を疾走するような感覚」とも評される90年代後半のアメリカ・ドリームゲイズの隠れた名盤。オリジナル盤に加えて、当時の未発表曲10曲を初めてアナログ化した決定版。

鍵盤奏者/プロデューサーMarco Beneventoによる、ジャズを軸にしながら、イタリア映画音楽、レゲエのローエンド、サイケポップ、ドリームポップまでを軽やかに横断するシネマティック・ジャズアルバム『Glera』が〈Big Crown Records〉より登場。3年にわたり書き溜めた個人的なスケッチを発展させた作品で、スタジオを楽器として扱うというプロデューサー的視点がより明確に結実しており、曲ごとに異なる場面が立ち上がる映画的構成が魅力的。ホーン、ハープ、環境音、声の断片が緻密にレイヤーされ、音の質感そのものが物語を運んでいく。祝祭感と哀愁が交互に押し寄せる情緒の振れ幅、ジャズの即興性とソウル/レゲエの重心の低いグルーヴの共存。Beneventoのキャリアの中でも最もカラフルで、ジャズ、ソウル、ビートミュージック、サイケの境界を越えて楽しめる注目作。

ノルウェーのマルチ奏者、プロデューサーの Morten Martens によるプロジェクト Les Imprimés のデビュー・フルアルバムで、スウィートソウル、ドリームポップ、レアグルーヴの質感を柔らかく溶かし込んだ北欧産スウィート・ソウルの決定的作品『Fading Forward』。作曲、演奏、録音、プロデュースまでほぼ全てを Morten Martens が担当。アルバム全体に統一された手作りの温度感があり、メロウなストリングス、柔らかいエレピ、控えめなビートを中心に、70年代ソウルの甘さとドリームポップの浮遊感、北欧特有の淡い光のような質感が漂う。アナログ・ソウルの温かさ、北欧の静けさ、現代的な音響センスが美しく溶け合った、心地よい曇り空のソウル。

名門レーベル〈4AD〉を代表するバンドであり、ドリーム・ポップの礎を築いたコクトー・ツインズと、アンビエント・ミュージックのパイオニア、ハロルド・バッドの二組が1986年にリリースした大傑作『The Moon and the Melodies』が、初リリースから28年を経た今、コクトー・ツインズのロビン・ガスリーによるオリジナル・テープからのリマスタリングによって初めてリイシューされる。
この作品は、コクトー・ツインズのカタログの中でも特異なアルバムであり、彼らの基準からしても異例なほど幽玄である。また、神の介入でもあったかのように彼らと合流を果たしたアンビエントの先駆者、ハロルド・バッドのフリーフォームな即興に支えられたインストゥルメンタルが大部分を占めている。同じ年の初めにリリースされた『Victorialand』の至高のアトモスフェリックな響きを土台にした本作は、コクトー・ツインズという3人組にとって新たな可能性を示唆するものであったが、彼らが再びこの道を歩むことはなかった。
このアルバムは、実際には実現するはずのなかったもので、そもそも、どのようにして実現したのか、誰も正確に思い出すことすらできない。ロビンとサイモン・レイモンドの記憶によれば、インディーズ系テレビ局のチャンネル4が、異なるジャンルのミュージシャンをペアにしたフィルム・プロジェクトの案を、〈4AD〉に持ちかけたのだという。しかし2020年に他界したハロルド・バッドは、1980年代のインタビューで次のように話していた。当時、コクトー・ツインズが、彼の曲をカヴァーすることに興味を示したため音楽出版社が両者をつなげたのだと。いずれにせよ、フィルム・プロジェクトは実現しなかった。ロビンとサイモンはこのように振り返る。「ハロルドとは話をしていて、僕たちはみんなとても興奮していたんだ。コクトー・ツインズ的な、めったに興奮しないような、ある意味とても暗い感じでね。とりあえずやってみよう。飛行機も予約しちゃったし、スタジオで彼と一緒に過ごして、何が起こるか様子を見ようってことになった。」
『The Moon and the Melodies』は、一癖も二癖もあるにもかかわらず、長年にわたって熱狂的なファンを惹きつけてやまない。作品の最もアトモスフェリックなトラックは、アンビエントDJセットで頻繁に登場する。「Sea, Swallow Me」はコクトー・ツインズのSpotifyで最もストリーミングされている曲のひとつであり、TikTokでも新たな息吹を吹き込まれており、表現しがたい哀愁のためのサウンドトラックとして幾度も使われている。これほど地味な作品でありながら、このアルバムは非常に大きな存在感を放っている。しかしサイモンは、このアルバムのユニークさは、その控えめで無計画な成り立ちに由来すると思っている。「心地よいと思える作品を作るのがいつだって大事なんだ。」と彼は話す。「一緒に音楽作りを楽しんでいる友人たちとの一瞬を切り取ること。それが本質なんだ。あの音楽は、僕らがスタジオでいかに楽しい時間を過ごしていたかということを映し出しているんだ。」
23年のアルバム『Suntub』が当店大ヒットを記録した、デンマークの作曲家、プロデューサー、歌手のML Buchによる、こちらも人気なデビュー・アルバム『Skinned』が、IngrateやBoli Group、Minais Bらも作品をリリースしている同国・コペンハーゲンのポスト・クラブ系先鋭レーベル〈Anyines〉より初アナログ化!前作からの壮大なギターワークによるキャッチーなメロディーを別次元へと引き上げた初のフル・アルバム。蛍光液体の如く耳に滑り込むような、固有のポップ・センスと、電子的アプローチ、その魅惑的なボーカルを巧みに溶け合わせつつ、デジタル時代の親密さの現実を表現した、先鋭的かつ至福なアート・ポップ/アンビエント・ポップ・アルバム。

10月下旬再入荷(10月中旬分は完売しました)。Meditationsでも本当に長い間に渡って愛され続ける驚異の大名盤『Romantic Piano』でお馴染みの Gia Margaret の新作『Singing』がリリース!病によって声を失った経験から2020年リリースの『Mia Gargaret』、前作『Romantic Piano』でアンビエント寄りの作風へ踏み出した彼女が本作では声を取り戻しつつあり、一方で、その静けさと優しさはさらに深まっている。数年間声を出せなかった彼女は、代わりに音で語る方法を磨き、響きの細部と感情の精度を研ぎ澄ませてきた。その感覚は今作にも受け継がれ、ピアノの小さなフレーズや静かなアレンジが驚くほど繊細に響く。楽器、機材、アレンジ、声、ひとつひとつに深い情緒を見出し、信じること。その積み重ねが、音と音のあいだの空気までも音楽として息づかせているよう。透明なピアノの響きと、ささやくような歌声、余白が大きく、全てが控えめでありながら、静けさの中に確かな生命が灯る。Gia Margaret が沈黙の先で見つけた新しい声のかたちが、静かにしかし力強く、聴く者の心に触れてくる。
Adam KloppによるプロジェクトChoir Boyによる2016年リリースのデビュー・アルバム『Passive With Desire』が待望の復刻!モルモン教の聖歌隊として過ごした幼少期とDIYパンク・シーンに身を投じた青春時代、そして宗教からの離脱という異色の背景を持つ彼が、信仰と葛藤、失意と情熱をロマンティックなサウンドへと結実させた記念碑的作品。自室でのスケッチから始まった楽曲群にフルバンドの演奏と繊細なストリングス、トランペット、ノスタルジックなサンプリング音源を重ね合わせ、きらびやかで甘美な音響空間を構築。1980年代のシンセ・ノワールやニュー・ウェイヴを彷彿とさせるドリーミーなエレクトロニック・ポップの上で、彼の劇的で美しく切ないボーカルが圧倒的な存在感を放つ。洗練された抒情性と美しい歌世界に胸を打たれる名作。


10月下旬再入荷(10月中旬分は完売しました)。鍵盤奏者/プロデューサーMarco Beneventoによる、ジャズを軸にしながら、イタリア映画音楽、レゲエのローエンド、サイケポップ、ドリームポップまでを軽やかに横断するシネマティック・ジャズアルバム『Glera』が〈Big Crown Records〉より登場。3年にわたり書き溜めた個人的なスケッチを発展させた作品で、スタジオを楽器として扱うというプロデューサー的視点がより明確に結実しており、曲ごとに異なる場面が立ち上がる映画的構成が魅力的。ホーン、ハープ、環境音、声の断片が緻密にレイヤーされ、音の質感そのものが物語を運んでいく。祝祭感と哀愁が交互に押し寄せる情緒の振れ幅、ジャズの即興性とソウル/レゲエの重心の低いグルーヴの共存。Beneventoのキャリアの中でも最もカラフルで、ジャズ、ソウル、ビートミュージック、サイケの境界を越えて楽しめる注目作。

10月下旬再入荷。ノルウェーのマルチ奏者、プロデューサーの Morten Martens によるプロジェクト Les Imprimés のデビュー・フルアルバムで、スウィートソウル、ドリームポップ、レアグルーヴの質感を柔らかく溶かし込んだ北欧産スウィート・ソウルの決定的作品『Fading Forward』。作曲、演奏、録音、プロデュースまでほぼ全てを Morten Martens が担当。アルバム全体に統一された手作りの温度感があり、メロウなストリングス、柔らかいエレピ、控えめなビートを中心に、70年代ソウルの甘さとドリームポップの浮遊感、北欧特有の淡い光のような質感が漂う。アナログ・ソウルの温かさ、北欧の静けさ、現代的な音響センスが美しく溶け合った、心地よい曇り空のソウル。

A.R. KaneのRudy Tambalaと、CranesのAlison Shawという90年代UKアンダーグラウンドを象徴する2人が、1991年に残したコラボ録音『Rise』を、〈Music From Memory〉が新装、復活。当時のセッションは、初期サンプラー、ドラムマシン、アコギ、囁くようなボーカルを最小限に使い、空間そのものを音楽にするというコンセプトで進行。ドリームポップの儚さ、アンビエントの静けさ、そしてA.R. Kane由来のダブ的低音処理が溶け合い、霧の中で音が浮かんでは消えるような、親密で幽玄な世界が広がる。オリジナルEPの音源に加え、2012年録音の未発表曲「Biology」を追加収録。DATからの丁寧なリマスターにより、当時の未完成の美しさをそのまま保ちながら、音の奥行きがより鮮明に立ち上がる。ドリームポップ、アンビエント、ダブ、実験音楽が静かに交差し、90年代UKインディの空気をそのまま閉じ込めた、静かに広がる作品世界。
アメリカのインディ、ドリームゲイズ・バンド Should が1998年に発表したデビュー・アルバム『Feed Like Fishes』。ローファイな質感で、柔らかなギターのアルペジオ、浮遊感のあるヴォーカル、ベッドルーム的な親密さは、「夜中に車の窓から顔を出して田舎道を疾走するような感覚」とも評される90年代後半のアメリカ・ドリームゲイズの隠れた名盤。オリジナル盤に加えて、当時の未発表曲10曲を収録した決定版。

Meditationsでも本当に長い間に渡って愛され続ける驚異の大名盤『Romantic Piano』でお馴染みの Gia Margaret の新作『Singing』がリリース!病によって声を失った経験から2020年リリースの『Mia Gargaret』、前作『Romantic Piano』でアンビエント寄りの作風へ踏み出した彼女が本作では声を取り戻しつつあり、一方で、その静けさと優しさはさらに深まっている。数年間声を出せなかった彼女は、代わりに音で語る方法を磨き、響きの細部と感情の精度を研ぎ澄ませてきた。その感覚は今作にも受け継がれ、ピアノの小さなフレーズや静かなアレンジが驚くほど繊細に響く。楽器、機材、アレンジ、声、ひとつひとつに深い情緒を見出し、信じること。その積み重ねが、音と音のあいだの空気までも音楽として息づかせているよう。透明なピアノの響きと、ささやくような歌声、余白が大きく、全てが控えめでありながら、静けさの中に確かな生命が灯る。Gia Margaret が沈黙の先で見つけた新しい声のかたちが、静かにしかし力強く、聴く者の心に触れてくる。

2023年のセルフタイトル作が幅広い注目を集めたフィラデルフィアのSSW、Greg Mendezが、その勢いを受けてさらに深く内面へと潜るフルアルバム『Beauty Land』。本作は、窓のない自宅スタジオで一人きりでテープ録音されたもので、そのためか、音のすべてが手触りのあるローファイ質感で、まるで目の前でつぶやかれているような深みのある親密さが全編を貫いている。重いテーマを扱い、短い曲の中に、人生の痛みと救いの断片がそのまま封じ込めている。ローファイSSWの素朴さに、ドリームポップが淡くにじむ独特の質感で、トイピアノやキーボードのかすかな揺らぎ、かすかに震える歌声が、夢と現実の境界を歩くような静かな非現実感を生んでいる。短い楽曲が連なる、まるで短編集を読むような構成も魅力的。USインディの現在地を象徴する一枚として、ジャンルを越えて支持されそうな一枚。
鍵盤奏者/プロデューサーMarco Beneventoによる、ジャズを軸にしながら、イタリア映画音楽、レゲエのローエンド、サイケポップ、ドリームポップまでを軽やかに横断するシネマティック・ジャズアルバム『Glera』が〈Big Crown Records〉より登場。3年にわたり書き溜めた個人的なスケッチを発展させた作品で、スタジオを楽器として扱うというプロデューサー的視点がより明確に結実しており、曲ごとに異なる場面が立ち上がる映画的構成が魅力的。ホーン、ハープ、環境音、声の断片が緻密にレイヤーされ、音の質感そのものが物語を運んでいく。祝祭感と哀愁が交互に押し寄せる情緒の振れ幅、ジャズの即興性とソウル/レゲエの重心の低いグルーヴの共存。Beneventoのキャリアの中でも最もカラフルで、ジャズ、ソウル、ビートミュージック、サイケの境界を越えて楽しめる注目作。

ノルウェーのマルチ奏者、プロデューサーの Morten Martens によるプロジェクト Les Imprimés のデビュー・フルアルバムで、スウィートソウル、ドリームポップ、レアグルーヴの質感を柔らかく溶かし込んだ北欧産スウィート・ソウルの決定的作品『Fading Forward』。作曲、演奏、録音、プロデュースまでほぼ全てを Morten Martens が担当。アルバム全体に統一された手作りの温度感があり、メロウなストリングス、柔らかいエレピ、控えめなビートを中心に、70年代ソウルの甘さとドリームポップの浮遊感、北欧特有の淡い光のような質感が漂う。アナログ・ソウルの温かさ、北欧の静けさ、現代的な音響センスが美しく溶け合った、甘くてメランコリックな心地よい曇り空のソウル。
夢と現実の境界を溶かす、コクトー・ツインズ最高峰の一枚。
眩いギター、躍動するリズム、そしてエリザベス・フレイザーの天上の歌声。
ドリーム・ポップを代表する永遠の名盤として、今なお世界中で愛され続ける傑作。
1990年に4ADからリリースされた、Cocteau Twinsを代表する6thアルバム『Heaven or Las Vegas』。

クラシックのヴァイオリニストとして20年近いキャリアを持ち、ポストパンクや即興演奏を経て独自の表現に到達したShaina Panのソロ・プロジェクトsachi's mirrorによる、静かな変容と旅路を描き出す待望のデビュー・フルアルバム『Talking in a Different Way』が名門〈Constellation Tatsu〉からリリース。長年の現代クラシックで培われた優美なヴァイオリンとストリングス・アレンジに、フィールドレコーディング、くすんだサンプルのテクスチャー、そしてフロントに据えられた自身の歌声が幻想的に交錯。アンビエントやドリームポップ、前衛室内楽がシームレスに溶け合い、薄霧の中で静かに渦を巻くような幽玄の音響空間を作り出している。実験精神とロマンティシズムが気品高く同居する一本。
