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スコットランド出身の作家David KeenanとミュージシャンのHeather Leighが2005年から2015年までグラスゴーで経営していたレコード屋「Volcanic Tongue」は、音楽のディストリビューションやリリースも行うレコード・レーベルでもあった。
同店は、世界中の最新DIY音楽を支援し、少量生産の自家製CD-Rで数多くの作品をリリースしたほか、過去の忘れられたアーティストにも目を向け、彼らの音楽を「自主プレス」LPとしてリリースすることも多かった。
また、店が配信する毎週のメールマガジンも有名で、Keenanは新入荷商品、特に「Tip of the tongue」という愛称が付けられた「今週のレコード」について熱心に語っていた。
今回リリースされるコンピレーションは、まさにその「Tip of the tongue」に選定されたリリースをまとめたものであり、アウトサイダー・シンセからサイケデリック・フォーク、ぶっ壊れたロックンロールまで、1968年から2013年の間に録音された全20の楽曲を網羅した、活気あふれる多彩なアンダーグラウンド・アヴァンギャルドの祭典となっている。

2024年のソロ・ジャパン・ツアーでは全10公演が完全ソールド・アウトとなったトム・ヨーク。レディオヘッドでお互いを熟知しているジョニー・グリーンウッドと、UKジャズの雄であるシャバカ・ハッチングスとのバンド(サンズ・オブ・ケメット)から、自身のソロ作品まで幅広い活躍を見せるトム・スキナーの3人で構成されるスーパー・バンドのザ・スマイル。
1年に2枚のアルバムをリリースするというハイペースな制作にも関わらず、年間ベストに多数選出されるなど、各方面で称賛を浴びた3rdアルバム『Cutouts』から、2曲のリミックス・バージョン、「Don't Get Me Started (James Holden Remix)」と「Instant Psalm (Robert Stillman Remix)」をリリース。
スタンリー・ドンウッドによる〈XL Recordings〉の象徴的なデザインに敬意を示したスリーブデザインとなっている。
Joy Divisionの代表曲であり、ロックにおける永遠の名曲「Love Will Tear Us Apart」。本作は、Ian Curtisの悲劇的な死からわずか1ヶ月後にリリースされ、単なるバンドの成功作に留まらず、Joy Divisionを伝説になる象徴的な楽曲となった。今回のスペシャル・エディションLPには、この楽曲の重要な3バージョンが収録されている。オリジナル・シングル・バージョンに加え、John Mellencamp作品で知られるDon Gehmanによる「ラジオ・バージョン」と、Afrika Bambaataaのヒット作も手がけたArthur Bakerによるリミックスが収められている。さらに、オリジナル・シングルのカップリング曲だった「These Days」、1979年発表のデビュー・シングル「Transmission」、フランスのみでリリースされた「Atmosphere」など、初期の重要曲が加わり、バンドの軌跡を辿る上でも欠かせない内容となっている。クリアヴァイナル仕様。

ロンドンとマンチェスターを拠点に活動するスポークンワード・アーティストにして詩人、哲学者、サックス奏者Alabaster DePlumeによる最新アルバム『A Blade Because A Blade Is Whole』がシカゴ拠点の現代ジャズ大名門レーベル〈International Anthem〉から登場!デプルームのこれまでの作品は、集団セッション、即興、編集から生み出されたものだったが、本作は、デプルーム自身が作曲、編曲、プロデュースを手がけてお理、そこから、マシー・スチュワート(ストリングス)、ドナ・トンプソン(バッキング・ヴォーカル)、モモコ・ギル(ストリングス&バッキング・ヴォーカル)ら奏者や共同編曲者に楽曲を提供し、彼が長年関わってきた集団芸術スペース、トータル・リフレッシュメント・センターでセッションを行った。人々は癒しを必要としている。しかし、なぜ、そして癒しとはどういうことなのだろうか?という問いかけを通じて生まれた『自分の価値を探して:刃のプロローグ』という70ページに及ぶ詩が歌詞の半分以上を占める本作は思索的で瞑想的で、全体が自分の感情と向き合うような重苦しい吐息のようであるが、同時に長い間水中に潜っていた後、水面にたどり着いたときのような感覚を覚える。なんとも深みのある作品。
ロンドンとマンチェスターを拠点に活動するスポークンワード・アーティストにして詩人、哲学者、サックス奏者Alabaster DePlumeによる最新アルバム『A Blade Because A Blade Is Whole』がシカゴ拠点の現代ジャズ大名門レーベル〈International Anthem〉から登場!デプルームのこれまでの作品は、集団セッション、即興、編集から生み出されたものだったが、本作は、デプルーム自身が作曲、編曲、プロデュースを手がけてお理、そこから、マシー・スチュワート(ストリングス)、ドナ・トンプソン(バッキング・ヴォーカル)、モモコ・ギル(ストリングス&バッキング・ヴォーカル)ら奏者や共同編曲者に楽曲を提供し、彼が長年関わってきた集団芸術スペース、トータル・リフレッシュメント・センターでセッションを行った。人々は癒しを必要としている。しかし、なぜ、そして癒しとはどういうことなのだろうか?という問いかけを通じて生まれた『自分の価値を探して:刃のプロローグ』という70ページに及ぶ詩が歌詞の半分以上を占める本作は思索的で瞑想的で、全体が自分の感情と向き合うような重苦しい吐息のようであるが、同時に長い間水中に潜っていた後、水面にたどり着いたときのような感覚を覚える。なんとも深みのある作品。
5人組UKロック・バンド、レディオヘッドが2000年に発表した、“音楽史における20世紀最後の名盤”とも評されるレディオヘッドの4thアルバム。
エイフェックス・ツインやオウテカなどへ接近するよりエレクトロニカ・サウンドへ移行した革新的な作品にして問題作。「エヴリシング・イン・イッツ・ライト・プレイス」「イディオテック」他を収録。

国産サイケ/アシッド・ロックの金字塔White Heavenの創設者であり、ゆらゆら帝国のプロデューサーとして知られる石原洋氏の97年作『Passivité』 が<Black Editions>より初LP化。栗原ミチオ(White Heaven)、亀川千代(ゆらゆら帝国)、志村浩二(Acid Mothers Temple)ら盟友達に支えられた傑作。ロックやサイケデリック・ミュージック、60年代アメリカのサウンド、さらにはジャズ、ボサノヴァ、ソウル、そしてエレクトロニック・ミュージックの要素を取り入れた、日本のアンダーグラウンド・ミュージックにおける重要人物の50年近いキャリアを象徴するコンセプト、フィーリング、そして輝きが凝縮されている、深く個人的で親密な一枚が、メタリックシルバーの新装チップオン・ジャケット、グロス・フィルムラミネート仕上げ。音楽評論家・編集者の松村正人氏による書き下ろしの日本語と英語のライナーノーツ、柴山真治氏によるオリジナル・ノーツ併記で、オリジナル録音のエンジニアを担当した中村宗一郎によるリマスタリング済みのデラックス・エディションにて登場!

(数量限定/日本語帯付き)クラウト・ロックの意匠を借りた反復とモータリック・ビート。ノイジーでエクスペリメンタルな音像が描き出す異色作。
本作は、オリジナル・メンバーのゲインやサディエールにメアリー・ハンセンやアンディ・ラムゼイらを加えた、その後のステ レオラブの基盤を築いたラインナップで制作された初めてのアルバムになる。本作のサウンドは彼らを印象付けた『Emperor Tomato Ketchup』以降のそれとは大きく異なり、音楽的な中核を占めているのが所謂クラウト・ロックの意匠を借りた反復と モータリック・ビートである。さらに加えて特徴的なのが、60年代 のヴェルヴェット・アンダーグラ ウンドのようなサイケデリック・ミュージックとしてのドローンやホワイトノイズの援用である。ノイジーでエクスペリメンタルな趣向が彩り、彼らのディスコグラフィーのなかでも際立つ異質さによって、今あらためて聴き返してもインパクトの色褪せない作品である。

(数量限定/日本語帯付き)時代に愛された名作。プロデューサーにジョン・マッケンタイア (トータス)、アンディ・トマ (マウス・オン・マーズ)を迎え、同時代において他に追随を許さないほどの多様性を備えた必聴盤。
今作『Dots and Loops』を聴いていると、このアルバムほど時代に愛された作品はポピュラー・ミュージック史を見渡してもそうはないのではないかと思えてくる。IDMの代表的存在にして異形のユニットであるドイツのマウス・オン・マーズや、ポストロックを牽引するロック・バンド、トータスのジョン・マッケンタイアとダグラス・マコームス、ザ・ビーチ・ボーイズの薫陶を受けながら稀代のチェンバー・ポップを作り上げたザ・ハイ・ラマズのショーン・オヘイガンやマルクス・ホルダウェイといった、90年代に破竹の勢いで才覚を発揮し時代を塗り替えていった音楽家たちの参加はもちろん、のちに日本の渋谷系周辺にも影響を与えることになるイージー・リスニング〜ラウンジ/モンド・ミュージックとしての機能性、ステレオラブにとって初めてコンピューターを用いて作られたアルバムであることなどは、まさに90年代的というほかない。今作は上質なポップスの衣をまといながらも、本作における音楽的要素や文脈は同時代において他に追随を許さないほどの多様性をはらんでいる。『Dots and Loops』はあまりにも時代に愛された作品であり、そうであるからこそ時代を越えた傑作になったのだ。

(数量限定/日本語帯付き)時代の転換期に生まれた重要作。メンバーの死を乗り越え、激動の時期を迎えたバンドが、デュアル・モノ録音を採用するなど実験性を取り戻し完成させたセルフプロデュース作。
メアリー・ハンセンの早すぎる死、ポスト・ロック〜音響派のシーンの失速、時代が転換期を迎えた中、逆境を乗り越え完成させた本作。フランスに設立したプライベート・スタジオ、INSTANT Oで制作された初のアルバムでもあり、長く続いたジョン・マッケンタイア(及びジム・オルーク)との連携から離れ、セルフプロデュースを行っている。左右のチャンネルで別々の演奏を録音する〈デュアル・モノ〉というトリッキーな手法を取り入れるなど実験性を取り戻し、前作までのクールな音響ポップスとは対照的に、『Margerine Eclipse』はアッパーで濃密なアルバムに仕上がっている。ボーナストラックとして同時期にリリースされた2003年のEP『Instant 0 in the Universe』と2004年のシングル「Rose, My Rocket-Brain!」の全トラックを収録。

(数量限定/日本語帯付き)共同プロデューサーにトータスのジョン・マッケンタイアとジム・オルークが起用されたことで話題を集めその後のポスト・ロック、エレクトロニカ、“音響派”に大きな影響を与えた屈指の名盤。
本作『Cobra and Phases Group Play Voltage in the Milky Night』は、1999年にリリースされたステレオラブの6作目のスタジオ・アルバムになる。共同プロデューサーにトータスのジョン・マッケンタイアとジム・オルークが起用されたことで話題を集め、当時ピークを迎えていたポスト・ロック、あるいはエレクトロニカや“音響派”といった文脈においてクローズアップされた作品でもある。本作は、前作『Dots and Loops』で行われたハードディスク・レコーディングから転換し、代わりにすべての演奏をライヴでレコーディングした後、それをコンピューターを使ってリワークするという方法がとられている。また本作のテーマ/モチーフである “反復”“ミニマリズム”が 意味するリズム構成やテクスチャーに対するアプローチは、リズムへのフォーカスを通じてそのアプローチに新たな変化がもたらされ、マッケンタイアとオルークが半数ずつ手がけた収録曲に共通して聴き取ることができる。ブラジル音楽などに影響を受けたリズムワークとジャズを取り入れたサウンド、時折顔を覗かせる電子音楽とミニマルなボーカルが混ざり合うスタイルは、本作のレコーディング・プロセスを通じて生演奏とポスト・プロダクションをより有機的に組み合わされ、より一層深いレベルに推し進められている。

(数量限定/日本語帯付き)シーンの代表格へと上り詰めたバンドが更なる進化を証明した、90年代オルタナティブ・ミュージックの金字塔。
90年代オルタナ・シーンでも異彩の輝きを放ったステレオラブの代表作として評価が高い『Emperor Tomato Ketchup』。前作にレコーディング・エンジニアとして参加したポール・ティップラーが、ロンドンでレコーディングした8曲をプロデュースし、残り5曲はシカゴでレコーディングを行い、ミックスとプロデュースを、トータスやシー・アンド・ケイクのメンバーとして活動していたジョン・マッケンタイアに依頼。ロンドン録音の曲もシカゴ録音の曲も違和感なく混ざり合い、これまでよりもリズムやメロディーを際立たせることで曲の構造が鮮明になっているのが本作の特徴である。それまでの作品のように、ノイズに音を溶かし込むのではなく、アンサンブルを重視したサウンドで音像もクリア。そして、一曲一曲にはっきりとした個性がある。本作はポスト・パンク・チルドレンがロック・シーンに新たな時代の到来を告げた記念すべき名作だ。そのシュルレアリスティックなポップ・センスは、今なお輝きを放っている。

ステレオラヴの運営するレーベル〈Duophonic〉等、いくつかのレーベルからリリースされたシングルによって注目を集め、99年に多数レーベルからアルバム・リリースのオファーが殺到する中、〈WARP RECORDS〉と契約。当初ステレオラヴやマイ・ブラッディ・バレンタイン等と比較されていた彼等だが、オリジナル・アルバムのリリースを重ねることでその評価を高め、ヨーロッパ、アメリカを中心に確固たる地位を築いた。そんなブロードキャストが、最後のリリースとなる2作品『Spell Blanket - Collected Demos 2006-2009』『Distant Call - Collected Demos 2000-2006』を発売。
惜しまれながらも2011年に他界したボーカルのトリッシュ・キーナンによる4トラック・テープとミニディスクの膨大なアーカイブから集められた曲とスケッチで構成されている『Spell Blanket - Collected Demos 2006-2009』は、ブロードキャストの5枚目のアルバムになるはずだった楽曲群が下地となっており、2005年リリースの『Tender Buttons』後、2006年から2009年にかけて、トリッシュとジェイムズ・カーギルが取り組んだ創作過程を知ることができる作品。
『Distant Call - Collected Demos 2000-2006』は『Spell Blanket - Collected Demos 2006-2009』とは対照的に、『Haha Sound』、『Tender Buttons』、『The Future Crayon』に収録された楽曲の初期のデモ音源を集めたものである。また、トリッシュの死後にジェイムズが発見した2曲「Come Back to Me」「Please Call to Book」も収録されている。この曲は2006年にバンドによって実施された『Let’s Write A Song』プロジェクトーーファンからポストカードに綴った歌詞を募集し、それをもとに楽曲を作ったーーに対するトリッシュのファンへの返答が散りばめられている。

インディ・ロック・シーンに多大なる影響を及ぼしてきたカリフォルニア・ベイエリア・サンノゼ出身のスロウコア・バンド、Dusterによる5枚目のアルバム『In Dreams』が〈Numero Group〉よりアナウンス。2019年の再結成後、着々とリリースを重ね、新世代のリスナーにもその名を知らしめてきた名バンド、Duster。再結成後3枚目となる最新オリジナル・アルバム!
La Monte YoungやHenry Flynt等のミニマル・リスナーにもレコメンドできる英国を代表するコズミック・サイケデリアの源泉とも言うべき名バンド、Spacemen 3の最初期のデモ音源を収録した作品が名門〈Superior Viaduct〉よりアナログ・リイシュー。Spacemen 3の万華鏡のようなディスコグラフィーの中で、極めて重要な位置を占めるアルバム。〈Glass〉との最初のレコード契約を結んだノーサンプトンの伝説的なデモが収録されており、これらの素材の多くは、最初の2枚のアルバムである『Sound Of Confusion』と『The Perfect Prescription』で拡張されていますが、多くの信奉者は、これらの 1986年初頭のデモが、この初期段階における Spacemen 3の重要なドキュメントであると見做しています。Byron Coleyによるライナーノーツ付属。

(数量限定/日本語帯付き)よりポップに、柔らかに... 温かみのある音像をバックにサウンド・デザイン化させていく、新境地を見せたターニング・ポイント的作品。
本作「Mars Audiac Quintet』 は、よりポップでふくよかにサウンドデザイン化させていく手法へと舵を切った作品であり、この後のバンドのさらなる飛躍を予感させるにふさわしい、次のステー ジへの起点となったターニング・ポイント的作品となっている。本作の時点ではまだマッカーシー時代からのギター・ロックの面影が残っているが、ジャズ、ブラジル音楽、R&Bなどの要素 を惜しげもなく見せつけていくようになるのはこの時代からだ。約10年の休止期間を経た活動再開と今回の一連のリイシュー・シリーズで、彼らがいかに2020年を目前に控えた今の時代、現代のシーンと時空を超えてコミットしていたかをぜひ実感してほしい。(解説より一部抜粋)

(数量限定/日本語帯付き)成熟の域に達したソングライティングの才能とジョン・マッケンタイアとジム・オルークのプロデュース・ワークが冴え渡る珠玉の1枚!
この『Sound-Dust』の最も驚くべきことは、ポップ・アルバムとしての完成度の高さである。ジョン・マッケンタイアとジム・オルークのプロデュースによって仕上げられた楽曲は、個別に聴いてみると、例えばドラムの音一つとってみても、その音色や音の響きの違いが感じ取れる。だが、それはあくまでも音作りの方向性であって、彼ら二人が共同作業をしていなかったにせよ、変化を厭わないゲイン、そしてバンドの思いを彼らは理解していたはずだ。それに加え、ロックからジャズ、ヒップホップ、テクノ、ドラムンベース、さらにはブラジル音楽やフレンチ・ポップ、ミニマル・ミュージック、ラウンジ・ミュージック、ブルー・アイド・ソウルに至るまで、ありとあらゆる音楽を並列化して聴いているような感覚を感じさせるゲインのソングライティングの才能--それはステレオラブの最大の強みでもある--を、前作をプロデュースしていた経験から感じ取れていたからこそ、マッケンタイアとオルークのプロデュース・ワークが冴え渡り、トータリティのあるこの『Sound-Dust』が完成したのである。(解説より一部抜粋)
名門〈Touch and Go〉最大級の名盤。1982年、イリノイ州エバンストンのノースウェスタン大学に通っていたSteve Albiniによって始動した革新的パンク・バンド、Big Blackが1986年に〈Touch and Go〉からリリースした伝説的傑作ファースト・フルレングス・アルバム『Atomizer』がアナログ再発!セカンドと並んで不動の人気を誇る金字塔一枚であり、ノイズ・ロック〜ポスト・ハードコアの聖典として今も多くのリスナーから支持を誇る言わずと知れた名作!
Hüsker Düのハードコアへの禅的アプローチとBad Brainsからの影響を取り入れた独自のプロト・エモ・サウンドを生み出した、メリーランド州アナポリスの初期エモの先駆者であるThe Hated。幻のその最後の録音であり、1989年のセッション、自宅デモ、そして、彼らの膨大なアーカイブからのライブの断片をまとめた『Flux』が当店お馴染みシカゴの名門発掘レーベル〈Numero Group〉より登場。付属の24ページのブックには、創設者のDan LittletonとErik Fisherによるエッセイ、トラックごとの歴史解説、貴重な写真にチラシ、バンドの晩年の概要までが網羅されています。

時代のうねりが極まる近年、人々に必要なのは心の探究
心の安穏を探し求めればやがて「まほろば」にたどり着き
音の起源、根源を見つめれば太古の記憶や脈動が浮かび上がる
音はいつ生まれ、どのように人の心に繋がってきたのだろう
感情の原始へ思い馳せ、その先に見えたまほろばの心がそこにあった。
HAPPYの5年ぶり3枚目のニューアルバム『Ancient Moods Mahollova Mind』は、パンデミック期間中に作り上げられたメンバーの自宅スタジオで、ほとんどの楽曲が録音されている。タイトルの通り古代へ感じる魅力や心の探求をテーマにしており、まだ聞いたことのない音楽を探求するHAPPYらしく異国の雰囲気漂う新しいサウンドに仕上がった。普段使用している楽器に加えて大正琴、ライアーハープ、バンスリ、コンガやジャンベなど様々な楽器をメンバー自ら演奏し、これまでのキャッチーなアプローチは継承しつつ、前回までの作品から表現の幅が拡大。マスタリングには Wooden Shjips や Drugdealer などを手掛けた Timothy Stollenwerk を起用しており、響きの深さと奥行きは以前に比べて増している。
【HAPPY プロフィール】 京都府綾部市出身、2012年から都内を中心に活動中の Alec(gt/vo) Ric(key/vo) Chew(gt) Syu(ba) Bob(dr/vo) からなる5人組。音楽スタイルはルーツ志向でありながらロック、サイケデリック、エキゾチカ、ニューエイジ、ダンスミュージック、インプロヴィゼーションなどを独自の色彩で 万華鏡のように融合したもので、ライブパフォーマンスではorihasamado(sax/perc)を迎えた6人編成で主に活動している。ゲリラ出演した全感覚祭での3時間に渡るロングセット、UKから来日したDJ Donna Leakeとのジャムセッションや、国内外の音楽マニアの間で今最も注目が集まっているイベントFruezinho、りんご音楽祭や富士山で行われたearthといった様々な話題のイベントに出演。ライブハウスやフェス、レイヴ等の会場や時間帯によってバンドの音楽性を軸に幅広いセットで活動。その場の空気や流れに合わせて演奏する即興音楽の精神を取り入れたパフォーマンスを展開し、音楽的な実験と探究を続けている。
今はなきインディ・レーベル、エニグマから1984年にリリースされていたカリフォルニアのいわゆる 「ペイズリー・アンダーグラウンド 」シーンの様々なミュージシャンによるカバー曲のコンピレーション『Rainy Day』が<Klimt Records>より再発!後にオパールやマジー・スターのメンバーでもあったデヴィッド・ロバックを中心としてロバックのレイン・パレード仲間(弟のスティーヴン・ロバック、マシュー・ピウッチ、ウィル・グレン)、当時まだあまり知られていなかったバングルズのメンバー(スザンナ・ホフス、ヴィッキー・ピーターソン)、ドリーム・シンジケート(ケンドラ・スミス、デニス・ダック、カール・プレコダ)、スリー・オクロック(マイケル・クエルシオ)などをメンバーとして、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、ビッグ・スター、バッファロー・スプリングフィールド、古いフォーク・ソングなどの曲が収録されている!
オランダのエレクトロニック・ノーウェイヴ・バンド、Baby Berserkが待望のデビューアルバム『Slightly Hysterical Girls With Pearls』を<Bongo Joe>からリリース!音楽とファッションのシームレスな融合で知られるBaby Berserkらしく、生バンドの生々しいエネルギーとクラブ・ミュージックの伝染力ある鼓動のバランス感が抜群で、現代のナイトライフのエッセンスを捉えている。スローでグルーヴィーなビートに、シャープでスリリングなシンセと容赦ないリズムがミックスされたサウンドは自分らしさを受け入れ、自分らしく生きようとする原始的な衝動に力を見出そうというメッセージのよう!

広大な空間と喪のサイケデリアが音響的に迫る、ただ一つの世界に浸れる空間。アンビエント・アメリカーナ鬼才Scott Tumaとも度々仕事を共にしているシカゴのポスト・ロック/サイケデリック・バンドであり、〈Digitalis〉や〈Time-Lag〉〈Immune〉〈Type〉といった各地の名門からの作品でも知られるZelienopleの4年振りとなる最新アルバム『Everything Is Simple』が、Félicia Atkinsonら主宰の仏名門〈Shelter Press〉から堂々リリース。Six Organs of AdmittanceやJack Rose辺りのファンを唸らせる、圧巻のCosmic Folk/Slowcore物件。Slowdiveのドラマーとしてもお馴染みのアンビエント作家、Simon Scottによるマスタリング&〈Schnittstelle〉でのカッティングと盤質も万全!
