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Dean Blunt やデンマークのシンガー・ソングライター Fine Glindvad Jensen がクレジットされているものの、プロジェクト全体の正体は謎めいたままのユニット The Crying Nudes によるセルフタイトルのデビュー・アルバムが〈World Music Group〉から登場。全9曲・約15分というコンパクトな構成で、アコースティック・ギターの断片的なフレーズや、余白を活かしたアンビエント的サウンド、そしてリヴァーブに包まれた幽玄なヴォーカルが中心となり、短いスケッチ集のような印象を与える一枚。断片的で、メロディやハーモニーよりも雰囲気や質感を前面に出した音楽性といい、アーティスト像を意図的に曖昧にするような匿名性といい、ミニマルな美学と神秘性が魅力を放つ一枚。

シカゴの2人のギタリストBill MacKay & Ryley Walkerによる共演作『Land of Plenty』。2015年1月にローカル・クラブWhistlerで行われたレジデンシー公演をそのまま収めたライブ録音。もともと出会ってからまだ1年ほどのタイミングだったが、すでに互いの音楽的な感覚が自然にかみ合い、直感的なやり取りが繰り広げられている。ブルース、フォーク、ジャズ、さらにはインド音楽まで、多様な影響を取り込みながら、6弦、12弦、レキントギターなど複数の楽器を使い分け、音と音を縫い合わせるように演奏を展開。ひとりがフレーズを差し出せば、もうひとりが応答し、そこから新しい流れが生まれる、という具合に、即興と作曲的な感覚が同じ場所で共存している。それぞれのギターの輪郭はくっきりしつつも、2人が共有している空間やテンションが生々しく伝わってくる、アコースティック・ギターによるデュオ作品の中でも特に躍動感とスリルに満ちた記録と言うべき一枚。
Drop Nineteensにとって大きな節目となった本年。1992年の名作『Delaware』に先立つ幻のデモ音源集『1991』がついに公式リリース、初期作品として改めて注目を浴び、Pitchforkにも「アメリカン・シューゲイザーの先駆的存在としての評価を確立した」と評された。今回はそれに続いて、初の7インチ作品『White Dress』が登場。Lana Del Reyの名バラードをカバーしており、オリジナルのエモーショナルな美しさを残しつつ、Drop Nineteensらしいノイズと儚さが溶け合ったシューゲイザー的解釈に仕上がっている。B面にはそのデモ版を収録し、荒削りながらも彼らのアレンジの核心が伝わる作り。
1992年から1994年という短命な活動期間に米国のポスト・ハードコア・バンドであるUniversal Order Of Armageddonが残したレアな7インチや12インチ作品をリマスタリング仕様で網羅したコンピレーション・アルバムが2枚組で登場。懲罰的なリフ、シンコペーションのブレイクビーツ、恐ろしい金切り声の激しい大渦の中でメリーランド州アナポリスから飛び出します。オリジナルのセッションテープからリミックス&リマスタリング。ゲートフォールド・ジャケット仕様。24ページにも及ぶ豪華ブックレットが付属。

約2年振りとなるKendra Morris待望の最新作『Next』。Colemine Records の Leroi Conroy との共同プロデュースのもと、オハイオ州ラブランドのスタジオでヴィンテージ機材を駆使して録音。Tascam 388 を通した音像は、ツヤや洗練よりもざらつきや手触りを優先し、温かみのあるアナログ質感を全編にまとわせている。ゲストには Delvon Lamarr Organ Trio の Jimmy James、The Black Keys 周辺で知られる Ray Jacildo が参加。作品全体はどこかローファイなコンセプト・アルバムのような趣きがあり、ジャケットにある古いボードゲームやレトロなテレビ番組に通じるDIY感覚を下敷きにしているよう。音楽的には、ドゥーワップやブームバップ、ロックステディといった異なる要素を縫い合わせるように展開し、まるでニューヨークの古き良き記憶をコラージュしたような世界を描き出す。洗練よりも遊び心や想像力を優先するように、完璧さとは無縁で、むしろその不完全さの中にこそ息づくハートとイマジネーションが詰まったアルバム。カラフルでいてどこか懐かしいサウンドに、心に響くソウルフルな歌声が溶け合う一枚。
当時からのファンも歓喜の一枚!広大で力強いアメリカーナの魅力が発揮された珠玉のポスト・ロックが展開された大変グレートなセッション。Slintのギタリストとしてお馴染み。TortoiseやWill Oldhamにも関わったアメリカのオルタナティヴ・ロック・シーンの伝説のひとりであり、現在はGang of Fourに参加しているDavid PajoがAerial M名義で98年に残した初期のPeel Session音源を収めたアルバムが〈Drag City〉から堂々アナログ・リリース!単独で作り込んだスタジオテイクよりも野獣のように息衝くような独特のタッチで描かれたパフォーマンスが収められており、太古の時代を曲がりくねって流れるようなPajoによる最高のギターラインとダークでメタリックなサウンドが魅力的な一枚です!

言わずと知れたスロウコアの大名盤!これは是非聞いておくがいい。自国のソウル、ゴスペル、ファンクにとどまらず、ニューエイジ・ミュージック始祖ヤソスや日本からは原マスミまで、世界各地のオブスキュアなサウンドを掘り起こしてきた米国の大名門〈Numero〉からは、1998年に〈Up Records〉からリリースされたDusterのデビュー・スタジオ・アルバム『Stratosphere』が22年度ヴァイナル・リイシュー。スロウコアの第一波の頂点にたつ一枚であり、子宮の中で聞くべき!暗い空間と閉じた瞼のための音楽にして、パンクの鋸歯状のエッジを持つアンビエント・ミュージック。

Earl SweatshirtやPink Siifu、Navy Blueらと共にニューヨークのアンダーグラウンド・ラップ界を牽引するMIKEとTony Seltzerがデジタルで先行配信されていた作品をLP化!ディスク1には24年にリリースされた『Pinball』、ディスク2には最新作である続編『Pinball II』が収録されている。ファンに愛され、批評家からも高く評価された『Pinball』だが、当時はMIKEがこれほどストレートにラップするという意外性もあった。『Pinball II』ではMIKEはさらに研ぎ澄まし、キャリア屈指の力強くエネルギッシュなラップを披露している。Tonyのプロダクションも一段とスケールアップし、より大胆なサウンドへと進化している。
2作を経て、両者の間には確かなケミストリーが生まれ、これまでのMIKEの本質を損なうことなく、彼のキャリアの中でも最も親しみやすい作品が完成した。作品にはEarl Sweatshirt、Clams Casino、Jay Critch、Akachi、Lunchbox、Sideshow、Niontayなど、多彩なゲストやコラボレーターが参加している。
ブルックリンのラッパーとプロデューサーが、昨年の『Pinball』に続くハイエナジーな続編で再びタッグ。より親しみやすくなったMIKEの姿がありながらも、その本質はしっかりと保たれている。
− Pitchfork(8.1点)
創作ペースを加速させるブルックリンのラッパーが、ジャンルの枠を軽々と打ち砕くトラップ要素満載の楽曲群を披露。
− Rolling Stone(★★★★)
ラップファン全員が、MIKEがTony Seltzerと手を組んだことに感謝すべきだ。
− The FADER
30年ぶりのライブ・パフォーマンスの節目に、Drop Nineteensの1992年に残したシューゲイザー傑作にして、デビュー・スタジオ・アルバムとなった『Delaware』が名門〈Wharf Cat Records〉からアナログ・リイシュー!2016年には〈Pitchfork〉によって史上最高のシューゲイザー・アルバム50枚にも選ばれた作品が、昨今のシューゲイザーの復権と変容/ポスト・シューゲイズの隆盛の中でタイムリーな再来!物憂げでサイケデリックな雰囲気、ローファイで騒々しくセンチメンタルなノイズ・ギター、孤独や幻想、切望と共に編み上げた、暖かでほの甘い珠玉のシューゲイズ/ノイズ・ポップ・アルバム。

元The Mint Chicksのシンガーソングライター、マルチインストゥルメンタリスト、プロデューサーの Ruban Nielsonを中心に2010年に結成されたオレゴン州ポートランド発のネオサイケデリック/インディ・ポップ・バンドUnknown Mortal OrchestraのICシリーズの最新作『IC-02 Bogotá』が<Jagjaguwar>よりリリース!ICシリーズはバンドのヴォーカル・アルバムとは違い、ある特定の都市での即興演奏やインストゥルメンタル・ミュージックの演奏の記録で、2018年発表の第一弾のベトナムのハノイに続く今作は、コロンビアに滞在し、新しいキーボード奏者クリスチャン・リーを迎えて音楽を制作した際に生まれたセッションであり、首都ボゴタのエキサイティングな街で過ごした時間の音楽的ドキュメントと呼べる作品!

テクノやインダストリアルに影響を受けた硬質なノイズ〜ポスト・ロックで人気を博すダブリンの4人組 Gilla Bandが、初期の名作をまとめた『The Early Years EP』のオリジナルリリースから10周年を記念した再発盤をリリース!!
本作には地元ダブリンのインディペンデント・レーベル〈Any Other City Records〉や〈The Quarter Inch Collective〉、そして2015年には本作と同じく〈Rough Trade〉からリリースされた廃盤の7インチ・カバー曲など、レア音源が多数収録。
本作の再発盤では、オリジナルのカラーブロックをベースにした新たなアートワークを採用。さらに、全曲がリマスタリングされ、再びダンスフロア向けにアップデートされている。
ファンに愛され、ライヴでも定番となっているのが、ポスト・ダブステップの鬼才Blawanによる奇天烈で中毒性の高い名曲「Why They Hide Their Bodies Under My Garage」のカバー。全8分に及ぶこの楽曲は、まさに唯一無二の衝撃作!!

レーベル45周年を記念した豪華ボックスセット
極めて貴重な7インチとブックレットを収録して
世界に1000個の超限定仕様でリリース決定!!!
世界で最も影響力のあるインディ・レーベル〈Rough Trade〉の物語は、1970年代後半、ロンドン西部に位置するレコード・ショップのバックヤードから始まった。
革新的なアーティストたちの作品を継続的にリリースし、音楽シーンに多大なる影響を与え続けてきた〈Rough Trade〉は、1977年の初リリース以来、パルプ、アミル・アンド・ザ・スニッファーズ、ジョックストラップ、アノーニ、ディーン・ブラント、スリーフォード・モッズ...など、多彩なアーティストを擁しながら最前線の作品を発表し続けている。
そして今回、レーベルの45周年を記念して共同マネージング・ディレクターであるジャネット・リーとジェフ・トラヴィスが、自ら厳選したボックス・セットをリリースする。付属するブックレットには、レーベル・ファンとして知られるドン・レッツや、実際にレコーディングに関わったエルヴィス・コステロなど、錚々たる著名人によるコメントが掲載され、当時を代表するフォトグラファーたちと協力した貴重なアーカイブ写真も収録されている。さらに、ジャネット・リーとジェフ・トラヴィスによる独占ロングインタビューが行われ、2人が愛情を持って選曲した各シングルへの想いや、当時の音楽シーン事情、レーベルの創設秘話などが語られている。
世界限定1,000セットでシリアルナンバー入り。うち500セットは〈Rough Trade〉のウェブストアで販売されるという超限定のボックスセットは、本作 vol.1 とは全く別のアーティストをフューチャーした vol.2 も発売予定。ヒット曲から隠れた名曲まで網羅して、コレクター心をくすぐる要素満載の充実した内容で、往年の〈Rough Trade〉ファンはもちろん、新規のファンにも絶好のガイド・ブックとなる宝箱。
【Track List】
Augustus Pablo/RT002(1978)
A. Pablo Meets Mr Bassie
B. Mr Bassie Special!
Stiff Little Fingers/RT004(1978)
A. Alternative Ulster
B. 78 Revolutions A Minute (78RPM)
Subway Sect/RT007(1978)
A. Ambition
B. Different Story
Swell Maps/RT010(1978)
A. Read About Seymour
B. Ripped & Torn and Black Velvet
The Raincoats/RT013(1979)
A. Fairytale In The Supermarket
B. In Love & Adventures Close To Home
Cabaret Voltaire/RT018(1979)
A. Nag Nag Nag
B. Is That Me (Finding Someone At The Door Again?)
The Pop Group/RT023(1979)
A. We Are All Prostitutes
B. Amnesty International Report On British Army Torture Of Irish Prisoners
Young Marble Giants/RT043(1980)
A1. Final Day
A2. Radio Silents
B. Cakewalking
言わずと知れたスロウコアの大名盤!これは是非聞いておくがいい。自国のソウル、ゴスペル、ファンクにとどまらず、ニューエイジ・ミュージック始祖ヤソスや日本からは原マスミまで、世界各地のオブスキュアなサウンドを掘り起こしてきた米国の大名門〈Numero〉からは、1998年に〈Up Records〉からリリースされたDusterのデビュー・スタジオ・アルバム『Stratosphere』が22年度カセット・リイシュー。スロウコアの第一波の頂点にたつ一枚であり、子宮の中で聞くべき!暗い空間と閉じた瞼のための音楽にして、パンクの鋸歯状のエッジを持つアンビエント・ミュージック。

10代で業界に見出されながらも、独立したアーティストとして自らの表現を模索し続けたAnnahstasiaが、ついに完成させたデビューアルバム『Tether』が〈drink sum wtr〉より登場!本作には、詩的なフォークを軸に、ソウルやオーケストラ要素を織り交ぜた温かみのある楽曲が並ぶ。彼女は曲をじっくりと育て、実際に歌い、生活の中でその意味を確かめながら完成させた。制作はLAのValentine Studiosで、ライブ録音を重視し、Obongjayarやaja monetといったゲストも参加。楽器編成は最小限から壮大なものまで幅広く、Annahstasiaの深みのある歌声が楽曲全体を包み込んでいる。このアルバムを“自分の声の力に目覚めた作品”と本人が語る通り、時間をかけて築き上げたサウンドが、アーティストとしての確かな自信を感じさせる、Annahstasiaの忍耐と成長の物語のマイルストーン!!

UKダブの総帥エイドリアン・シャーウッドが、13年ぶりとなるソロ名義での新作『The Grand Designer』をリリース!変異し続けるリズムと音響の地層が交錯するこの4曲入りEPは、〈On-U Sound〉が誇るロングラン人気シリーズ「Disco Plate」の最新章として放たれる。
タイトル曲「The Grand Designer」は、今年の夏にリリース予定のニュー・アルバム『The Collapse Of Everything』の予告編とも言える一曲。シャーウッドのエフェクトにろ過された様々な楽器音が、抗えないグルーヴと緻密なパーカッションの上で蠢く。
「Let’s Come Together」では、同じリズムが神秘的なダブへと変貌。盟友にして惜しくもこの世を去った伝説的アーティスト、リー・スクラッチ・ペリーが、常軌を逸したヴォーカルで空間をねじ曲げる。ソロ名義では久々のリリースとなるが、この十数年、シャーウッドはプロデューサーとしてジ・アップセッターズ、ホレス・アンディ、パンダ・ベア&ソニック・ブーム、アフリカン・ヘッド・チャージ、スプーン、クリエイション・レベル、ピンチらとの共作で高い評価を得てきた。
「Russian Oscillator」では、シャーウッド&ピンチ名義の作品群に最も近い空気感が展開されている。実験的エレクトロニクスと重厚なサウンドシステム感覚、そしてダンスホール的スウィングが絡み合う。
ラストを飾るのは「Cold War Skank」。灼けた砂漠のブルースにスライドギターの歪んだフレーズが滲み、シネマティックな空間を描く異形のサウンドスケープ。
本作は、グラミー賞にもノミネートされたマスタリング・スタジオ、フランク・メリットによってマスタリング&カッティングされた限定10インチ・ヴァイナルとしてリリース。〈On-U Sound〉の伝統を受け継ぐディスコ・プレート・スリーブに、Studio Tape-Echoによるコラージュ・アートが彩りを添える。
Ron Trentが2025年にグローバルツアーへ復帰するのにあわせ、過去10年にわたり録りためられてきた未発表音源を軸に構成されたアルバム『Lift Off』が〈Rush Hour〉より登場。1990年の衝撃的デビュー作『Afterlife EP』から約35年、トレントは“想像力そのものに語らせる”ことをコンセプトに、これまで自らの音楽観を形づくってきた多彩な影響を自由に行き来しながら、ダンスミュージックの現在と未来を思い描いている。リズミックかつハーモニックな豊かさ、職人技のアレンジ、そしてパーカッションや温かな鍵盤群による空間演出が、バレアリック、ジャズファンク、R&B、ニューウェーブ、そしてポスト・ディスコなど、多様なスタイルとスピード感で展開される。ロウからミッドテンポまで幅広く、単に「ダンス」へと回帰するのではなく、それを再定義しようとする姿勢が際立つ。特筆すべきは、ディスコ/ブギー界のレジェンドLeroy Burgessがヴォーカルで参加した「Let Me See You Shining」。シンセファンクとディープハウスが融合したようなこの楽曲は、80年代NYのエネルギーとトレントの現代的なプロダクションが交差する、まさに世代とジャンルを超えた邂逅だ。Ron Trentが見据えるダンスの未来を、そのまま体現するような傑作。
傑作『Delaware』が〈Pitchfork〉によって"史上最高のシューゲイザー・アルバム50枚"にも選ばれたことも知られる名バンド、Drop Nineteens。その原点となる1991年録音の幻のデモ音源が〈Wharf Cat Records〉から遂に公式ヴァイナル化!SlowdiveやRideとも並び評された、轟音と甘美なメロディが交錯するシューゲイザーの原風景です。ローファイな質感に瑞々しいテクスチャーとハーモニーが滲む、青春の残響。

フォーキー・サイケデリックバンド、ERIC'S TRIPのベーシストとしてカナダ音楽のアンダーグラウンドの寵児として知られるようになったカナダ・モンクトン出身のSSW、Julie Doironのソロデビュー作として1996年に彼女自身のレーベル<Sappy Records>からリリースされていた『Broken Girl』がこのたび大名門<Numero>からリイシュー!!本アルバムは、ERIC'S TRIPでの活動がほのめかすに過ぎなかったJulie Doironのソングライター、パフォーマーとしての才能を明確に示すターニングポイントとなっており、痛切なまでに美しく、繊細なギターの弾き語りと最小限のアレンジの上に歌われる静かに囁くような声、シンプルかつダークなサウンドはによる本作は、カナダ人ソロ・アーティストとしての重要性という点で、レナード・コーエンと同格の評価を即座に獲得した名作!

10代で業界に見出されながらも、独立したアーティストとして自らの表現を模索し続けたAnnahstasiaが、ついに完成させたデビューアルバム『Tether』が〈drink sum wtr〉より登場!本作には、詩的なフォークを軸に、ソウルやオーケストラ要素を織り交ぜた温かみのある楽曲が並ぶ。彼女は曲をじっくりと育て、実際に歌い、生活の中でその意味を確かめながら完成させた。制作はLAのValentine Studiosで、ライブ録音を重視し、Obongjayarやaja monetといったゲストも参加。楽器編成は最小限から壮大なものまで幅広く、Annahstasiaの深みのある歌声が楽曲全体を包み込んでいる。このアルバムを“自分の声の力に目覚めた作品”と本人が語る通り、時間をかけて築き上げたサウンドが、アーティストとしての確かな自信を感じさせる、Annahstasiaの忍耐と成長の物語のマイルストーン!!
Vanishing Twinのドラマー、Valentina Magalettiと、ロンドンのエクペリメンタル・デュオ RaimeのTom Halstead、Joe Andrewsによる現行UK最先端トリオ、Moinの新作EP『Belly Up』が前作に引き続き〈AD93〉より登場!本作は前作『You Never End』の延長というよりは、同じ材料で新たに調理した別の料理といった趣きで、ポスト・パンクやハードコアを基盤に、今回はよりジャズ的アプローチで展開され、Valentina Magalettiの生ドラムを中心に、サックス奏者Ben Vinceの抽象的なフレーズや、詩人Sophia Al-Mariaの語りが絡み合う。構成は自由で断片的ながら、非常に緻密。『See』ではマーチングバンド風のリズムにAl-Mariaのユーモラスな語りが重なり、都会的でタイトなトラックが展開。『I'm Really Flagging』ではドラムとサックスが即興的にぶつかり合い、Magalettiのリズムが導く複雑な構成が印象的。『X.U.Y.』では前作にあったNo Wave的ファンクを再構築し、最終曲『I Don’t Know Where To Look』ではレイヴやブレイクビーツの残り香を感じさせつつ、あくまで現代的に再解釈。多様な音楽的背景を感じさせる、ジャンル横断的で鋭い一枚!
中東サイケの旗手Ouzo Bazookaの最新作『Kapaim』が〈Batov Records〉より登場!中東の伝統音楽にソウル、ファンク、ロックのざらついた質感を掛け合わせ、トリップ感のあるギターやうねるグルーヴで陶酔の渦に巻き込む、彼らの集大成とも言える作品。今作ではBalkan Beat BoxやBoom Pamなど多彩なプロジェクトでも知られ、Selda BağcanやKutimanとの共演歴もあるベテランであり、バンドの中心人物となるUri Brauner Kinrotがソロ的なアプローチで制作を主導しており、バンドとしての強靭さを保ちつつ、より自由で開放感のあるサウンドに仕上がっている。大半がインスト曲で構成され、ベースのうねりやシンセの奇妙なフレーズ、ギターの浮遊感が心地よく絡み合う。多文化を横断するセンスが凝縮されており、多幸感と自由さに満ちた一枚!
