MUSIC
7297 products
ナイジェリアの古典的なハイライフ・シーンから生まれた多くの偉大な才能たちの中でも極めて傑出した作品を残した人物であり、教師、シンガー、作詞家、ミュージシャンに至るまでの様々な側面を持つ同国のレジェンド、Celestine Ukwu。Mike Ejeaghaの率いるPremier Dance Bandのメンバーとして活動し、最終的には自身のグループ、The Music RoyalsとThe Philosophers Nationalを率いて、教育、音楽、哲学を追求した彼の1970年代の貴重楽曲をコンパイルした意欲的な編集盤が〈Mississippi Records〉から登場。ハイライフチューンによくある陽気なダンスリズムと比較的単純な歌詞を放棄し、アフロ・キューバンのベースラインや反復するリズム・パターンを重ね合わせ、催眠的で事実上超越した効果を生み出す、より瞑想的かつ重く苦しい新たなハイライフのスタイルを生み出したこの人。ミュート・トランペットのソロ、催眠的なギター・ラン、ドライヴィンなパーカッション・サウンドまで、軽快で幾重にも脈打つ彼の音楽を余すところなくパッケージした極上の一枚となっています。

〈Sublime Frequencies〉より、マダガスカル南西部トゥリアラ周辺で生まれたツァピキ音楽の現在地を描き出す屈指のコンピレーションが登場。70年代から進化し続けるマダガスカル南西部の祝祭音楽を、ぶっ壊れ気味のシンセ入りダンス仕様から、現場そのままのアコースティック・ジャムまで縦横無尽に並べている。歪んだエレキギター、弾丸のようなベース、止まることのない高速ビートに乗って、陶酔感に満ちたヴォーカルが叫ぶ。ツァピキは、葬式、結婚式、割礼といった通過儀礼の場で数日に(!)わたって演奏される音楽で、たばこや自家製のラム酒が回され、牛と人が入り混じる赤土の広場で、電化バンドが夜を徹して演奏し続ける。機材は手作り同然、つぎはぎのアンプや木に吊るしたホーンスピーカーを通じて、音楽は何キロも先まで響き渡る。本作が捉えているのは、都市と地方、電気とアコースティック、海辺と内陸の交流から生まれる混沌とした創造の渦。どんなグローバル音楽市場とも無縁のまま、ただ現場の欲求に突き動かされて生まれる音楽は、激烈で、奔放で、そして唯一無二。まさに生と死を祝うために鳴り響く、マダガスカルの現代的祝祭音楽と呼ぶにふさわしい、土の匂いがするロックと東部アフリカならではのナチュラルなトランスが交差したような音世界!ジャケットも最高でたまりません!!
〈Sublime Frequencies〉より、マダガスカル南西部トゥリアラ周辺で生まれたツァピキ音楽の現在地を描き出す屈指のコンピレーションが登場。70年代から進化し続けるマダガスカル南西部の祝祭音楽を、ぶっ壊れ気味のシンセ入りダンス仕様から、現場そのままのアコースティック・ジャムまで縦横無尽に並べている。歪んだエレキギター、弾丸のようなベース、止まることのない高速ビートに乗って、陶酔感に満ちたヴォーカルが叫ぶ。ツァピキは、葬式、結婚式、割礼といった通過儀礼の場で数日に(!)わたって演奏される音楽で、たばこや自家製のラム酒が回され、牛と人が入り混じる赤土の広場で、電化バンドが夜を徹して演奏し続ける。機材は手作り同然、つぎはぎのアンプや木に吊るしたホーンスピーカーを通じて、音楽は何キロも先まで響き渡る。本作が捉えているのは、都市と地方、電気とアコースティック、海辺と内陸の交流から生まれる混沌とした創造の渦。どんなグローバル音楽市場とも無縁のまま、ただ現場の欲求に突き動かされて生まれる音楽は、激烈で、奔放で、そして唯一無二。まさに生と死を祝うために鳴り響く、マダガスカルの現代的祝祭音楽と呼ぶにふさわしい、土の匂いがするロックと東部アフリカならではのナチュラルなトランスが交差したような音世界!ジャケットも最高でたまりません!!
Shackleton、Scotch Rolex、Omutabaによる強烈なリズムの連打で構成されたウガンダの伝統パーカッションとエレクトロニックの奔放な融合を試みたデビュー作『Three Hands of Doom』が、ウガンダの首都カンパラを拠点とする、東アフリカの伝統的な音楽と現代の電子音楽を融合させたアンダーグラウンドで革新的なサウンドを世界に紹介するレーベル〈nyege nyege tapes〉より登場!HHY & The Kampala Unitでも知られるアフリカン・ドラマーOmutabaのトライバルで重層的なビートに、ShackletonとScotch Rolexがダブやポリリズムを絡め、呪術的かつサイケデリックな音世界を作り上げている。Shackleton、Scotch Rolexによるデュオ作『Death by Tickling』の流れを引き継ぎつつ、今回はより深く三者の感覚が絡み合っており、コンゴや西アフリカ、ハイチ、日本、ベルリンを経由したようなグローバルなリズム感がうねる。エスニックな儀式感とエレクトロの実験精神が一体となったような好内容!
《Stern’s Africa Archive Editions》
ギニアが生んだ歴代最高のアフリカン・シンガーの決定盤が復活!
西アフリカがアフリカ音楽の宝庫であることは広く知られていますが、その中でも“声の文化”において特別な位置を占めるのがこの地域です。本作は、その頂点に立つ伝説的歌手ソリ・カンジャ・クヤテの決定的コンピレイション。2012年に英Stern’s Africaが制作した2枚組作品が、40ページにおよぶ豪華ブックレット仕様のまま待望の復活となりました。長らく入手困難だった重要タイトルの再登場としても注目されます。
1933年、現在のギニア中部に生まれたクヤテは、マンディングの伝統を受け継ぐグリオー(ジェリ)の家系に育ちました。グリオーとは歴史や叙事詩、家系の記憶を語り継ぐ世襲の音楽家・語り部であり、彼は幼少期から父のもとで叙事詩や旋律、語りの技法を徹底的に学びます。その圧倒的な声量と緻密な節回し、聴衆を惹きつける語りの力によって早くから頭角を現し、宮廷や祝祭の場で名声を確立しました。1958年の独立前後の激動期において、クヤテはギニア国立アフリカ・バレエ団の中心歌手として活躍。ヨーロッパ、アメリカ、中国など世界各地を巡演し、その力強くも気品に満ちた歌声で国際的評価を確立します。独立後は国家文化政策の中核的存在として、伝統的な叙事詩に加え、新国家の理念や社会的メッセージを反映した楽曲も歌い上げました。1970年には代表作『アフリカの声』がフランスでグラン・プリを受賞し、アフリカ音楽を象徴する存在となりますが、1977年に44歳の若さでこの世を去りました。
本作には、ギニア国営レーベル〈シリフォン〉に残された音源を中心に、彼の芸術を多角的に捉える楽曲群を収録。CD1ではエレキ・ギターやホーンズを加えたモダンなバンド編成による録音を収め、独立期の都市文化や国家的高揚を反映したダイナミックなサウンドを展開します。リズミックなグルーヴの中で声がオーケストラを牽引する構造は、当時のギニア音楽の革新性を象徴するものです。一方CD2では、コラやバラフォン、ンゴーニといった伝統楽器を主体とした編成による録音を収録。ここではグリオー本来の役割である叙事詩の語りや賛歌が前面に現れ、声と楽器が緊密に絡み合いながら物語を紡いでいきます。装飾的でありながら厳格な旋律運びや、反復と即興の交錯といったマンディング音楽の本質も鮮やかに示されています。収録曲の内容も幅広く、西アフリカの英雄や王を讃える叙事詩、地域に根ざした民謡、さらには独立国家ギニアの理念や政治的メッセージを反映した楽曲までを網羅。古層の伝統と新しい国家意識が同時に鳴り響く、きわめて重要な時代のドキュメントとなっています。
さらに付属の40ページ・ブックレットには、貴重な写真資料に加え、詳細な英文/仏文解説を掲載。クヤテの生涯や音楽的背景、収録曲の主題や成立事情まで丁寧に解説されており、本作をより深く理解するための重要な資料となっています。このように音源とテキストが一体となった構成も大きな魅力と言えるでしょう。
圧倒的な声量と精神性を兼ね備えたその歌声は、しばしばヌスラット・ファテ・アリー・ハーンにも比されるほど。“アフリカの声”という名にふさわしい、西アフリカ音楽の核心に触れる決定盤です。
●日本語解説/帯付き
トラックリスト
CD1
1. N'Na
2. Tara
3. Mikossaya
4. Djoliba
5. Conakry
6. Fouaba
7. Minawa
8. Souaressi
9. P.D.G.
10. Hellaya
11. Touyend
12. Namatimbaye
13. Tinkisso
14. Sakhodougou
CD2
1. Douga
2. Kedo
3. Massane Ciss
4. Toubaka
5. Siiba
6. Kem Bourema
7. Nina
8. Malisadio
9. Toutou Diarra
10. Djandjon Bonus Download
9月下旬再入荷。南アフリカとスイスを結ぶジャズ・クインテットSkyjackが、1年にわたるツアーとセッションを経て完成させた最新作『Let The Sky Open Under Your Feet』。南アフリカの伝統的リズム、スイスの室内楽的アプローチ、そして現代ジャズの自由な即興が自然に交差する。ベースとドラムがつくるアフリカン・グルーヴのうねりに、ピアノとホーンが繊細なラインを重ね、力強さ張りつめた空気が同時に存在する音像が広がる。曲ごとに景色が大きく変わるのも本作の魅力で、跳ねるようなピアノが温かい旋律を描く「Another One For Bra Zim」から、砂漠の風景を思わせるミニマルな推進力を持つ「Bass Below」、シンフォニックな高揚感が立ち上がるタイトル曲「Let The Sky Open Under Your Feet」まで、どの曲も、メンバーの個性が鮮やかに浮かび上がりながら、バンドのひとつの呼吸としてまとまっている。聴くたびに異なる場所へ連れていかれる、旅のアルバムのような一枚。

世界に衝撃を与え、レアグルーヴからロック・ファンまでを虜にした伝説的コンピ『Nigeria 70』のリリースから20余年。名門〈Strut〉が満を持して放つ待望の新章『Nigeria 80』!!!政治、経済の著しい混迷期にありながら、〈Tabansi〉や〈Phonodisk〉といった独立系レーベルの台頭や、Onyeka Onwenuをはじめとする女性アーティストの目覚ましい活躍によって空前の創造性を誇った、1980年代ナイジェリアの広大な音世界に肉薄する決定盤。ラゴスからエヌグまで全土を網羅し、名ディガーとして知られるDuncan Brookerが厳選した楽曲は、実にすべてが今回世界初の再発音源!王道のハイライフや熟成を極めたアフロビート、疾走するジュジュの熱狂はもちろんのこと、前作以上に80年代ならではのプロト・ヒップホップや自主制作レゲエ、さらには初期エレクトロニクスの質感を取り入れたハイブリッドなサウンドまでを縦横無尽に網羅。土着的なパーカッションのうねりと洗練された都市型ファンクネスが複雑に交差するアンサンブルは、ひとつの国が秘めた底知れぬ音楽的ダイナミズムと多様性を物語る。単なる貴重音源の発掘や資料的価値にとどまらず、ダンスフロアを激しく揺らすポテンシャルと時代のエネルギーが凝縮された、ナイジェリアの底知れなさを示す、必聴の歴史的ドキュメント。

世界に衝撃を与え、レアグルーヴからロック・ファンまでを虜にした伝説的コンピ『Nigeria 70』のリリースから20余年。名門〈Strut〉が満を持して放つ待望の新章『Nigeria 80』!!!政治、経済の著しい混迷期にありながら、〈Tabansi〉や〈Phonodisk〉といった独立系レーベルの台頭や、Onyeka Onwenuをはじめとする女性アーティストの目覚ましい活躍によって空前の創造性を誇った、1980年代ナイジェリアの広大な音世界に肉薄する決定盤。ラゴスからエヌグまで全土を網羅し、名ディガーとして知られるDuncan Brookerが厳選した楽曲は、実にすべてが今回世界初の再発音源!王道のハイライフや熟成を極めたアフロビート、疾走するジュジュの熱狂はもちろんのこと、前作以上に80年代ならではのプロト・ヒップホップや自主制作レゲエ、さらには初期エレクトロニクスの質感を取り入れたハイブリッドなサウンドまでを縦横無尽に網羅。土着的なパーカッションのうねりと洗練された都市型ファンクネスが複雑に交差するアンサンブルは、ひとつの国が秘めた底知れぬ音楽的ダイナミズムと多様性を物語る。単なる貴重音源の発掘や資料的価値にとどまらず、ダンスフロアを激しく揺らすポテンシャルと時代のエネルギーが凝縮された、ナイジェリアの底知れなさを示す、必聴の歴史的ドキュメント。
2009年発表の名作がリプレス!偉大なエチオピアン・グルーヴの創始者にしてヴィブラフォンをはじめとするマルチ・インストゥルメンタリスト、ムラトゥ・アスタトゥケとStones Throw/Now Againからのリリースでも知られるエクスペリメンタル・ファンク・バンド、The Heliocentricsによるコラボレーション・アルバム。サイケ、アフロ、オリエンタルな東洋的サウンドを通底にしたビートに、エチオピアの伝統的な民謡のメロディー、5音階のアレンジ、古代コプト教会の音楽の要素をうまく融合させたエチオピア・ジャズ・サウンドが融合した傑作。

Fela Kutiの黄金期を支えたバリトン・サックス奏者Lekan Animashaunが1977年に録音した唯一のソロ作『Low Profile』が、ついに本格的な形で再発。タイトル曲「Low Profile」は、1970年代ナイジェリアのオイルブーム期に政府が掲げた「富を誇示するな」というキャンペーンを題材にした社会的メッセージ曲。Fela Kutiがプロデュースとキーボードで参加、重心の低いバリトン・サックスと太いホーン・セクションは堂々としたもの。反復するギターとパーカッションがじわじわと熱を帯び、長尺グルーヴがゆっくりと高揚を積み上げていく。B面「Se Rere」は、誠実に生きることを説くアフロビート・アンセム。1980〜90年代のFela Kutiのライブでオープニング曲として演奏され続けた名曲で、より明るく前向きな精神性が音の中に滲む。リズムがうねり、生演奏の熱がそのまま刻まれたような質感は、アフロビートの核を抽出したような純度の高さを感じさせる。Fela Kutiの右腕として黄金期を支えた奏者が残した、アフロビートの本質。

〈Black Truffle〉より、80代になるスウェーデンのマルチ奏者Christer Bothénが自身の軌跡を辿りながら、伝統楽器ドンソ・ンゴニの深淵な世界を単独で表現した稀有なソロ作品が登場。1970年代からスウェーデンのジャズや即興シーンで活躍してきた彼は、1971年にマリへ渡り、南部ワスル地方で狩猟者のカーストが奏でる神聖なハープ、ドンソ・ンゴニに出会う。伝統的には狩猟者一族にのみ演奏することが許されたこの楽器を、熱心な師匠ブロエマ・ドビアからのマンツーマン指導で習得し、伝統を尊重しつつも自分のスタイルでの演奏許可を得たという。本作は、伝統的なワスルの七つの曲に加え、両者の境界を曖昧にするBothén自身の作曲『La Baraka』を収録。主にペンタトニックの繰り返しに集中しながらも、その中で無限のニュアンスや即興的な息づかいが躍動し、単調に陥ることなく深い聴きごたえを生み出している。特に、楽器に付随する小さなラトルの効果や演奏の微妙な加速・減速が、静かに、しかし鮮やかに音楽の流れを彩っていて、最終曲では長年の弟子でありベーシストのカンサン・トルビョルン・ゼッターベリと、金属スクレイパー奏者マリアンヌ・ンレムボ・リンデンが加わり、独特の響きをさらに深めている。ストックホルムの高音質スタジオで2019年から2023年にかけて録音され、細部まで鮮明に捉えられた音像は、ドンソ・ンゴニのブルブルと震える低音弦の豊かな鳴り響きが強烈に印象に残る。これは約半世紀にわたるBothénの献身的な探求が結実した、精神的とも言える集中の記録で、作品にはマリ滞在時の鮮やかな写真と詳細な解説も添えられ、この深淵な楽器の神秘と魅力を多角的に伝えている。
アフリカ最高の“ソネーロ”が甦る!
セネガルとキューバを結んだ伝説的歌手の決定版アンソロジー!
西アフリカ音楽史において、キューバ音楽との深い結びつきを象徴する歌手として語り継がれているのがラバ・ソセー(Laba Sosseh)です。1942年にガンビアで生まれた彼は、セネガルとガンビアの両方にルーツを持つ“セネガンビア人”として育ち、英語圏とフランス語圏という二つの文化を自然に身につけました。後に彼は、その豊かな音楽的背景を武器に、西アフリカとラテン音楽の架け橋となる存在へと成長していきます。
彼を見出したのは、“セネガル音楽の父”とも呼ばれるイブラ・カッセ(Ibra Kasse)でした。1960年代初頭、ダカールの名門ナイトクラブ〈マイアミ〉で歌っていたラバの才能に着目したイブラは、彼をスター・バンド・ド・ダカールへ迎え入れます。当時のスター・バンドは、後のセネガル音楽界を担う数多くの名手たちが集まる一大拠点であり、ラバはそこで頭角を現しました。その歌声は早くから高く評価され、「卓越した才能を持つ歌手が現れた」と評されたと伝えられています。
その後、ナイジェリア出身のサックス奏者デクスター・ジョンソン(Dexter Johnson)が率いるスーパースター・ド・ダカールに参加し、さらに大きな人気を獲得。情熱的で伸びやかな歌声と圧倒的な表現力によって、“アフリカ最高のソネーロ(ソン歌手)”と称される存在となりました。彼の代表曲「Seyni」や「Aminata」は、西アフリカ各地で広く親しまれ、後にタブー・レイ・ロシュローやベンベヤ・ジャズをはじめとする数多くの音楽家によって取り上げられるなど、世代や国境を越えて歌い継がれていきました。
その人気は国境を越え、マリではレイル・バンドで活動し、後にはコートジヴォワールへ渡ってSuper International Bandを結成。当時アフリカ音楽の中心地となっていたアビジャンで数多くの録音を残しました。さらにキューバ系音楽家との交流も深く、ロベルト・トーレス(Roberto Torres)やオルケスタ・ブロードウェイとの録音、キューバの名歌手モンギート(Monguito)との共演、さらにはオルケスタ・アラゴーン(Orquesta Aragn)との録音も実現。アフロ・キューバン音楽を体現するアフリカ人歌手として国際的な名声を確立しました。
本作『ラ・ベル・エポック VOL.1』は、そんなラバ・ソセーの全盛期を振り返る2枚組アンソロジーです。代表曲「Seyni」や「Aminata」をはじめ、「Guantanamera」「El Manisero」などキューバ音楽の名曲も収録。彼のレパートリの幅広さと卓越した表現力を改めて堪能することができます。
セネガルでンバラが誕生する以前、西アフリカがソンやルンバ、グァヒーラ、サルサに熱狂していた時代。その中心で歌い続けたラバ・ソセーの歌声は、今なお色褪せることなく輝きを放っています。アフリカ音楽とラテン音楽が幸福な形で結びついていた黄金時代の空気を伝える、まさに決定版と言うべき名編集盤です。
アフロ・ラテン・ファンはもちろん、セネガル音楽の歴史を知りたい方にも強くお勧めしたい作品です。
●日本語による説明をつけた帯を商品に添付して発送いたします。日本語解説は同封しておりません。予めご了承ください
トラックリスト
CD1
1. Unite Africaine
2. Guantanamera
3. Seyni
4. Guateque De Juan
5. Ma Bedou
6. Aminata
7. Fechelen Khaleyi
8. Comolloran
9. Condoleance Au Psdt Houphouet
10. El Manisero
11. Abidjan Me Voy
12. Sindjeli
13. Yo Tango Una Mujer
14. Conel Masayo
CD 2
1. El Guaguanco
2. Ay Que No
3. La Portuguita
4. El Manicero
5. El Divorcio
6. Preparen Candela
7. No Quiero El Son
8. Leyli
9. Sitiera
10. Yamanekh
11. Marie Gomis
12. Boni Boni
西アフリカのベニン共和国、その最大都市コトヌーにおいて1960〜70年代に花開いたア
フロ・ラテン音楽を集成した2枚組コンピレーション。アフリカ音楽復刻で知られるフラ
ンスのSYLLARTが2011年に制作した作品で、オルケストル・ポリ=リトゥモ・ド・コトヌー
をはじめ、グノナス・ペドロ、レ・ヴォルカン・デュ・ベナンなど、当時の重要グループ
/音楽家たちの音源を収録しています。当時のベニンではキューバ音楽の人気が非常に高
く、ソン、ルンバ、チャチャチャといったラテン音楽が、西アフリカ独自のリズム感覚や
ファンク、アフロビートと結びつきながら独自の発展を遂げました。本作ではそうした越
境的サウンドの魅力を、躍動感あふれる演奏とともに堪能できます。ベニン音楽黄金期の
熱気を伝える貴重な編集盤です。
西アフリカのギニア共和国、その首都コナクリで1960〜70年代に発展したアフロ・ラテ
ン音楽を集成した2枚組コンピレーション。アフリカ音楽復刻で知られるフランスの
SYLLARTが2011年に制作した作品で、ベンベヤ・ジャズ、ケレティギ&セ・タンブリニ、オ
ルケストル・ドゥ・ラ・パイヨットなど、ギニア音楽黄金期を代表する重要グループの音
源を収録しています。当時のギニアではキューバ音楽の影響が非常に強く、ソン、ルン
バ、チャチャチャなどのラテン音楽が、西アフリカ独自のリズムやアンサンブル感覚と結
びつきながら独自の発展を遂げました。本作では、ホーン・セクションを活かしたダンサ
ブルな演奏や、躍動感あふれるリズムを通して、その熱気と創造力を堪能できます。ギニ
ア音楽史の重要な一時代を伝える貴重な編集盤です。

〈Sahel Sounds〉の新レーベル〈Autotune The World〉の第一弾として、その地域でしか成立しないダンス音楽を世界へ紹介する興味深い一枚。ガーナ北部、Dagbon地域で農民がDIYスタジオで制作した電子ダンス音楽をまとめたコンピレーション『Studio Simpa: Digital dance music on VCD from Dagbon, Ghana』。これらの音源は、地元市場で流通するビデオCDにのみ存在し、地域外では入手できなかったもので、携帯で録音されたドラム、FL Studioで再構築された伝統リズム、そしてGawaniと呼ばれる歌い手たちの強い節回しが重なり、村の祝祭とDIY電子音楽が並行するような独特のサウンドを形成している。パーカッションは乾いた打撃音が高速で連なり、その上をオートチューンのボーカルが鋭く往復する。伝統的なsimpaの円舞的な反復が、電子処理によってより推進力のある形に変換され、シンセの柔らかい質感がローカル録音の荒々しさと対照をつくる。祝祭性、政治的メッセージ、部族固有のリズムなど、地域の生活がそのまま音に刻まれている点も魅力。

サハラ砂漠以南のオブスキュアな音楽からご当地の知られざる現行アクトまでを紹介してきた、現代でも屈指の発掘レーベル〈Sahel Sounds〉から2018年に発表されていた、西サハラ地域全域で収集したアンビエント解釈可能なフィールド・レコーディング楽曲を収めた画期的ミックステープ作品『Field Recordings from the Sahel』をストック。砂漠のオアシスで人知れず残された声から、深夜のラジオ放送、地方の村落での祈りの呼びかけ、ニジェール川を流れる川船の音まで、レコードに収録される機会の少ない、見過ごされた至福の音楽へのオマージュに満ちた逸品。
当時エチオピア、現エリトリアのアスマラ出身のギタリストで、1970年代初頭に当地のリュート型伝統弦楽器kirarをアンプを通して増幅、重ねてエレキギターを導入することで、伝統音楽へ電化サウンドを導入し、エリトリア音楽のモダン化を決定的に進めたTewolde Redda。〈Philips〉〈Amha〉〈Yared〉といったレーベルから発表されたシングル群に刻まれたその革新的な試みを、重要な10曲でまとめたアーカイブ作『Eritrea’s Guitar Pioneer』。エリトリア初のホーンセクション導入曲や、伝統歌の大胆な再構築、米軍基地Kagnew Stationのラジオ放送から受けたアメリカ音楽の影響など、当時の音楽的変化をそのまま記録している。電化kirarの乾いた音色とエレキギターの太いトーンが重なり、土着性と電気的な刺激が同時に立ち上がる独特の音像。ホーンが加わることで力強い表情が生まれ、手拍子のビートが終盤で倍速になる構造が祝祭的な高揚を生む。深く厚みのあるTewoldeの声は、愛や哀愁を語る歌詞を重心のある語りとして響かせ、伝統とモダンが交差する瞬間を鮮やかに描き出す。未公開写真、歌詞翻訳、詳細ライナーノーツを備えた充実の仕様。


1950〜1965年の南アフリカで生まれたズールー・ギター音楽の多彩で美しいルーツを掘り起こした貴重なコンピレーション『Zulu Guitar's Pioneering Tricksters』が〈Matsuli Music〉より登場。希少な78回転盤に刻まれていた音源を最新技術で丁寧に修復しており、失われかけていた歴史の一端が、かつてないほど鮮明な音で蘇っている。収録曲は、アパルトヘイト体制下における移民労働者たちの生活と精神の断片を映し出すもので、ハワイアン、カントリー&ウェスタン、初期のムバカンガなど、多様な音楽様式を自在に取り込みつつ、自らの文化的な語りをそこに織り込んでいるのが特徴。ノスタルジアと未来への希求、喪失とユーモアが混ざり合うこの音楽は、まさに「ズールー・ギター」の定義を拡張する、知られざる音楽的遺産。土着のサウンドと異国的影響が織りなす、民俗音楽、戦後アフリカ音楽、ギターを再文脈化する非常に貴重で価値ある録音の数々。今はなき、古き良きアフリカの手触りがたまらない一枚。
アフロビートの創始者として知られるFela Kutiが、そのスタイルを確立する以前に率いていた初期バンドKoola Lobitosによる、1965年前後のハイライフ黄金期に録音された音源をまとめた重要盤。ハイライフ特有の軽快なリズムを軸にしながら、ロンドン留学時代に吸収したジャズのコード感やブラス・アレンジが随所に差し込まれ、明るいダンス性と都会的な洗練が自然に同居するのがこの時期の魅力。曲によっては、アフロビートにつながる反復性がすでに芽生えていて、FelaとTony Allenが新しいアフリカ音楽を模索していた気配が濃厚。長らく入手困難だった初期音源を現代的な音質で楽しめる貴重な復刻。
エチオピア・ジャズ黄金時代の最も衝撃的にしてユニークなアルバムながら今までフルで再発されたことのなかったオブスキュア・ジェムが待望の再発!エチオピアのシーンで最もハードなジャズ/ファンク・バンドをバックに、アディスアベバの賑やかなコスモポリタンで育った2人の若い女性ミュージシャン、Aselefech Ashine & Getenesh Kebretがリリースした唯一のLP作品『Beauties』が米国の名門〈Mississippi Records〉から史上初アナログ・リイシュー。1976年に〈Kaifa〉から発表し、数日で売り切れるという大ヒットを飛ばしながらも、次のアルバムを発表することもなく音楽業界から完全に姿を消した2人の作品が待望の再登場。めくるめくクローズ・ハーモニーと不滅のグルーヴが炸裂するエチオ・ジャズ黄金時代の失われた名盤!

コンゴが生んだ不世出の巨星、Francoが率いたO.K. Jazzが、1957〜77年の20年間に残したボレロだけを集めたコンピレーション。コンゴ音楽に対する驚異的な熱量で運営される〈Planet Ilunga〉による徹底したアーカイブ作業のもと、オリジナルの45/78回転盤から丁寧に復刻・修復された音源を、年代順に2LPへとまとめ上げている。キューバ由来のボレロに、リンガラの源流とも言えるコンゴ独自のギター・フレーズを編み込み、アフリカン・ルンバのバラード形式へと深化させたO.K. Jazzのスタイルは、甘美でメランコリック、そして深い拍動を湛えている。Vickyをはじめとする名歌手たちの甘美な歌唱が寄り添い、Francoのギターが花開くように泣き、語り、ため息のようなフレーズを紡ぎ出す。特にボレロにおいて、彼のギターは空間を埋めるのではなく、感情の隙間を埋めるような、唯一無二の輝きを放っている。初期の素朴な録音から70年代の充実し、洗練されたアレンジまで、20年の変遷には、彼らがその長大なキャリアの中で、いかにボレロという形式を深く愛し、自らのアイデンティティへと昇華させてきたかを実感させられる。アフリカ音楽ファンはもちろん、ラテン、ギター音楽、スウィートなスロウ・グルーヴ好きにも強く響く、O.K. Jazzのもうひとつの名盤集。言葉にできない悲しみや、言葉にするまでもない喜びを、尋常ならざる輝きと共に、弦の響き一つで表現してしまう、魔法のようなギター。
