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1979〜80年に英国系ケニア人ミュージシャンJohn Lowが憧れのギタリストたちからフィンガースタイルを学ぶため、東アフリカから中部アフリカを旅しながら録音した、アフリカン・アコースティック・ギター音楽をまとめたコンピレーション。John Lowは、Jean-Bosco Mwenda、Losta Abelo、Emmanuel Mulemenaといった名手の家を訪ね、時には滞在しながら、各地に根付く伝統を丁寧に記録していった。録音は家庭の居間、村の広場、酒場など、生活の場そのもので行われ、ギターの音色に混じって、笑い声や会話、周囲の環境音が自然に入り込む。スタジオ録音では決して得られないその場の空気が刻まれており、磨き上げられた作品というより、音楽が日常の中でどのように響き、共有されていたのかをそのまま伝える、かけがえのない記録。また、Francis KitimeやMtonga Wangananguなど、当時ほとんど録音が残っていなかった奏者の演奏も収められており、文化的資料としての価値も非常に高い。多くの音源は今回が初出で、Lowが残したオリジナルテープから、Andrew Walterが丁寧に修復・リマスターを施し、当時の温度感を損なうことなく鮮やかに蘇らせている。さらに、John Low本人による解説と歌詞、タンザニアの研究者John Kitimeのコメントも収録され、地域のギター文化を深く理解できる内容になっている。〈Mississippi Records〉が愛情を込めて続けてきたアフリカン・ギター音楽の記録の系譜を受け継ぐ一枚であり、『African Guitar Box』をさらに発展させた作品。

〈Sahel Sounds〉の新レーベル〈Autotune The World〉の第一弾として、その地域でしか成立しないダンス音楽を世界へ紹介する興味深い一枚。ガーナ北部、Dagbon地域で農民がDIYスタジオで制作した電子ダンス音楽をまとめたコンピレーション『Studio Simpa: Digital dance music on VCD from Dagbon, Ghana』。これらの音源は、地元市場で流通するビデオCDにのみ存在し、地域外では入手できなかったもので、携帯で録音されたドラム、FL Studioで再構築された伝統リズム、そしてGawaniと呼ばれる歌い手たちの強い節回しが重なり、村の祝祭とDIY電子音楽が並行するような独特のサウンドを形成している。パーカッションは乾いた打撃音が高速で連なり、その上をオートチューンのボーカルが鋭く往復する。伝統的なsimpaの円舞的な反復が、電子処理によってより推進力のある形に変換され、シンセの柔らかい質感がローカル録音の荒々しさと対照をつくる。祝祭性、政治的メッセージ、部族固有のリズムなど、地域の生活がそのまま音に刻まれている点も魅力。

〈Black Truffle〉より、80代になるスウェーデンのマルチ奏者Christer Bothénが自身の軌跡を辿りながら、伝統楽器ドンソ・ンゴニの深淵な世界を単独で表現した稀有なソロ作品が登場。1970年代からスウェーデンのジャズや即興シーンで活躍してきた彼は、1971年にマリへ渡り、南部ワスル地方で狩猟者のカーストが奏でる神聖なハープ、ドンソ・ンゴニに出会う。伝統的には狩猟者一族にのみ演奏することが許されたこの楽器を、熱心な師匠ブロエマ・ドビアからのマンツーマン指導で習得し、伝統を尊重しつつも自分のスタイルでの演奏許可を得たという。本作は、伝統的なワスルの七つの曲に加え、両者の境界を曖昧にするBothén自身の作曲『La Baraka』を収録。主にペンタトニックの繰り返しに集中しながらも、その中で無限のニュアンスや即興的な息づかいが躍動し、単調に陥ることなく深い聴きごたえを生み出している。特に、楽器に付随する小さなラトルの効果や演奏の微妙な加速・減速が、静かに、しかし鮮やかに音楽の流れを彩っていて、最終曲では長年の弟子でありベーシストのカンサン・トルビョルン・ゼッターベリと、金属スクレイパー奏者マリアンヌ・ンレムボ・リンデンが加わり、独特の響きをさらに深めている。ストックホルムの高音質スタジオで2019年から2023年にかけて録音され、細部まで鮮明に捉えられた音像は、ドンソ・ンゴニのブルブルと震える低音弦の豊かな鳴り響きが強烈に印象に残る。これは約半世紀にわたるBothénの献身的な探求が結実した、精神的とも言える集中の記録で、作品にはマリ滞在時の鮮やかな写真と詳細な解説も添えられ、この深淵な楽器の神秘と魅力を多角的に伝えている。

サハラ砂漠以南のオブスキュアな音楽からご当地の知られざる現行アクトまでを紹介してきた、現代でも屈指の発掘レーベル〈Sahel Sounds〉から2018年に発表されていた、西サハラ地域全域で収集したアンビエント解釈可能なフィールド・レコーディング楽曲を収めた画期的ミックステープ作品『Field Recordings from the Sahel』をストック。砂漠のオアシスで人知れず残された声から、深夜のラジオ放送、地方の村落での祈りの呼びかけ、ニジェール川を流れる川船の音まで、レコードに収録される機会の少ない、見過ごされた至福の音楽へのオマージュに満ちた逸品。
アフロビートの創始者として知られるFela Kutiが、そのスタイルを確立する以前に率いていた初期バンドKoola Lobitosによる、1965年前後のハイライフ黄金期に録音された音源をまとめた重要盤。ハイライフ特有の軽快なリズムを軸にしながら、ロンドン留学時代に吸収したジャズのコード感やブラス・アレンジが随所に差し込まれ、明るいダンス性と都会的な洗練が自然に同居するのがこの時期の魅力。曲によっては、アフロビートにつながる反復性がすでに芽生えていて、FelaとTony Allenが新しいアフリカ音楽を模索していた気配が濃厚。長らく入手困難だった初期音源を現代的な音質で楽しめる貴重な復刻。

Fela Kutiの黄金期を支えたバリトン・サックス奏者Lekan Animashaunが1977年に録音した唯一のソロ作『Low Profile』が、ついに本格的な形で再発。タイトル曲「Low Profile」は、1970年代ナイジェリアのオイルブーム期に政府が掲げた「富を誇示するな」というキャンペーンを題材にした社会的メッセージ曲。Fela Kutiがプロデュースとキーボードで参加、重心の低いバリトン・サックスと太いホーン・セクションは堂々としたもの。反復するギターとパーカッションがじわじわと熱を帯び、長尺グルーヴがゆっくりと高揚を積み上げていく。B面「Se Rere」は、誠実に生きることを説くアフロビート・アンセム。1980〜90年代のFela Kutiのライブでオープニング曲として演奏され続けた名曲で、より明るく前向きな精神性が音の中に滲む。リズムがうねり、生演奏の熱がそのまま刻まれたような質感は、アフロビートの核を抽出したような純度の高さを感じさせる。Fela Kutiの右腕として黄金期を支えた奏者が残した、アフロビートの本質。

南アフリカはリンポポ州の村に根ざした電化伝統音楽マパンタを、現代的に再発明したプロデューサーSerokolo 7の決定的作品『Maramfa Musik Pro』。結婚式や祝祭、若者の集まりで鳴らされる共同体のサウンドトラックとして発展してきたマパンタの伝統を継ぎながら、FL Studioと地元プロデューサー同士が共有するサウンドパックを使い、個人の作品ではなく村の音の言語としてのマパンタを再構築している。アマピアーノのログドラムの低音、シャンガーンの跳ねるリズム、マニャロの儀礼的反復、レコンポの脈動。これらがデジタルな枠組みの中で自然に混ざり合い、土地のリズムと電子音が同じ温度で響く独特の音像を生む。祝祭の高揚と儀礼的な静けさが同時に漂う、強烈な地域文化の現在形をそのまま刻んだ貴重な記録物!

7月下旬再入荷。エチオピア・ジャズ黄金時代の最も衝撃的にしてユニークなアルバムながら今までフルで再発されたことのなかったオブスキュア・ジェムが待望の再発!エチオピアのシーンで最もハードなジャズ/ファンク・バンドをバックに、アディスアベバの賑やかなコスモポリタンで育った2人の若い女性ミュージシャン、Aselefech Ashine & Getenesh Kebretがリリースした唯一のLP作品『Beauties』が米国の名門〈Mississippi Records〉から史上初アナログ・リイシュー。1976年に〈Kaifa〉から発表し、数日で売り切れるという大ヒットを飛ばしながらも、次のアルバムを発表することもなく音楽業界から完全に姿を消した2人の作品が待望の再登場。めくるめくクローズ・ハーモニーと不滅のグルーヴが炸裂するエチオ・ジャズ黄金時代の失われた名盤!
ラゴス出身で、パリ、ヨハネスブルグ、ベルリン、コートジボワールなど複数の土地での経験を持つAdey Omotadeによる、ヨルバの伝統現代的な音響を融合した、スピリチュアルかつ実験的なサウンドアート作品『Eero : Eesu』が南アフリカのレーベル〈Afrosynth〉からリリース。ヨルバの儀礼、Ifa信仰の祈祷・詠唱に、祭礼、川辺、神殿などのフィールド録音や打楽器、ベル、チャント、電子音響が重層的に組み合わされる。各曲は「祠」のように構築され、
一つ一つが供物であり、祈りとして機能するというヨルバの精神世界が深く反映された唯一無二の音世界。
ダブ・テクノのパイオニアにして、Basic Channel、Rhythm & SoundのMark Ernestusが、セネガルでの長年の現地リサーチとミュージシャンたちとの協働を経て構築してきたプロジェクトNdagga Rhythm Force。西アフリカ・ンバラの精緻なポリリズムとベルリン流ミニマリズム/ダブの深層が交差する、9年ぶりのアルバム『Khadim』が〈Ndagga〉より登場。もともとErnestusは、ジャマイカのリディム感やサウンドシステム・カルチャーの源流をたどる中でセネガルに辿り着き、作品ごとに深化を続けてきたが、今回の『Khadim』ではさらに構成を大胆に削ぎ落とし、ギターを完全に排除し、パーカッション× Prophet-5シンセ×ヴォーカルというミニマルな編成となっている。中心にあるのは、Ernestusが長年愛用してきたProphet-5によるドローン的シンセ、Mbene Diatta Seckによるソウルフルかつスピリチュアルな歌声、そして打楽器奏者Bada Seck&Serigne Mamoune Seckによるしなやかで予測不能なサバール・パーカッション。これらが有機的に絡み合い、リズムで語るストーリーテリングの極致とも言うべき音のタペストリーを織り上げていル。ポスト・レゲエ、アフロ・ミニマル、スーフィー的精神性が一点で交差する、現代アフリカ音楽の極北とも言える内容で、空間性と肉体性、即興と構築の間で、精神と身体を丸ごと包み込む。肉体的なリズムの奥に静かな霊性が宿っていて、聴きながら内と外が同時に揺れるような感覚が素晴らしい!Ernestusの徹底して削ぎ落とすセンスと、セネガルのリズム/声/信仰の力が美しく交差した、ダンス・ミュージックの文脈でも、アフリカ音楽としても、どちら側から見ても誠実で、深い傑作。

コンゴが生んだ不世出の巨星、Francoが率いたO.K. Jazzが、1957〜77年の20年間に残したボレロだけを集めたコンピレーション。コンゴ音楽に対する驚異的な熱量で運営される〈Planet Ilunga〉による徹底したアーカイブ作業のもと、オリジナルの45/78回転盤から丁寧に復刻・修復された音源を、年代順に2LPへとまとめ上げている。キューバ由来のボレロに、リンガラの源流とも言えるコンゴ独自のギター・フレーズを編み込み、アフリカン・ルンバのバラード形式へと深化させたO.K. Jazzのスタイルは、甘美でメランコリック、そして深い拍動を湛えている。Vickyをはじめとする名歌手たちの甘美な歌唱が寄り添い、Francoのギターが花開くように泣き、語り、ため息のようなフレーズを紡ぎ出す。特にボレロにおいて、彼のギターは空間を埋めるのではなく、感情の隙間を埋めるような、唯一無二の輝きを放っている。初期の素朴な録音から70年代の充実し、洗練されたアレンジまで、20年の変遷には、彼らがその長大なキャリアの中で、いかにボレロという形式を深く愛し、自らのアイデンティティへと昇華させてきたかを実感させられる。アフリカ音楽ファンはもちろん、ラテン、ギター音楽、スウィートなスロウ・グルーヴ好きにも強く響く、O.K. Jazzのもうひとつの名盤集。言葉にできない悲しみや、言葉にするまでもない喜びを、尋常ならざる輝きと共に、弦の響き一つで表現してしまう、魔法のようなギター。

2026年リプレス!Massive Attackのカヴァーも収録!アヴァンギャルドな作品も含む、知られざる南アフリカのアフロ・ジャズの傑作の数々を掘り起こしてきた名所〈Matsuli Music〉からは、近年、ロンドンやフランスに続いて盛んになっている同国産の現代ジャズ作品が到着!映画やテレビの劇伴制作などでも活動、数々の賞を手中に収めてきた南アフリカの次世代を代表するジャズ・ピアニスト/作曲家Kyle Shepherd。「アフリカン・ピアノの継承者」と呼ばれ、巨匠Abdullah IbrahimやKeith Jarrettからも影響を受けているという彼が率いるトリオの最新アルバム!その表題は、ヨハネスブルグ出身の現代美術家William Kentridgeに捧げられたもの(シェパードはケントリッジと共同で室内楽オペラ作品『Waiting for Sybil』という作品を制作し、世界ツアーを敢行しています。)自身のオリジナル曲10 曲に加え、Massive Attackの大名曲"Teardrop"や、ジャーニーのロックアンセム"Don’t Stop Believing"などの独自解釈された演奏も収録。〈The Carvery〉での高品質マスタリング&カッティング仕様。

この人の作品の新たな入門盤といっても過言ではないでしょう国産ミニマル/アンビエント金字塔的傑作『鏡の向こう側』でもお馴染み、もはや説明不要、初期の久石譲プロデュース仕事でも知られるMkwaju Ensembleにも参加、近年のニューエイジ・リバイバルを通じて吉村弘や芦川聡らと並ぶ不動の人気を獲得した作曲家、打楽器奏者である高田みどり(1951-)。自身の『鏡の向こう側』を掘り起こし、世界的人気作品へと押し上げた縁深いレーベルである〈WRWTFWW Records〉より、実に23年ぶりとなる最新ソロ・アルバムをリリース。
ベルリン・ラジオ・シンフォニーのソリストとしてデビュー後、1980年代に入りアフリカやアジア各国を巡り伝統音楽の探求を開始。ガーナ、ブルキナファソ、セネガル、韓国、等の音楽家とセッションを重ね(日本では佐藤允彦や演出家である鈴木忠志とも)、音と人体との一貫性というインデグラルなコンセプトを基に、アフリカの動的な音楽性とアジアの静的なスピリットを統合し、精神性を伴った独自の音楽性を確立。
本作は、スイスの〈ジュネーブ民族学博物館〉に所蔵されている楽器を使用し、ジンバブエのショナ族の伝統的なムビラ音楽を代表する伝統的な作品である「Nhemamusasa」を演奏したライブ録音のアルバム。高田氏の作品は、『百億年の交響詩』や『Tree Of Life』といった比較的アヴァンギャルドな色彩の強い作品が目立ちますが、本作は、『鏡の向こう側』の2020年代ヴァージョンといった風情のコンテンポラリー/ミニマルの凄まじい傑作!自身のアフリカ音楽とミニマリズムへの探究心と多文化的ヴィジョンの集大成ともいうべきマスターピースに仕上がっています。こりゃ絶対持っとけ!
〈Sublime Frequencies〉より、マダガスカル南西部トゥリアラ周辺で生まれたツァピキ音楽の現在地を描き出す屈指のコンピレーションが登場。70年代から進化し続けるマダガスカル南西部の祝祭音楽を、ぶっ壊れ気味のシンセ入りダンス仕様から、現場そのままのアコースティック・ジャムまで縦横無尽に並べている。歪んだエレキギター、弾丸のようなベース、止まることのない高速ビートに乗って、陶酔感に満ちたヴォーカルが叫ぶ。ツァピキは、葬式、結婚式、割礼といった通過儀礼の場で数日に(!)わたって演奏される音楽で、たばこや自家製のラム酒が回され、牛と人が入り混じる赤土の広場で、電化バンドが夜を徹して演奏し続ける。機材は手作り同然、つぎはぎのアンプや木に吊るしたホーンスピーカーを通じて、音楽は何キロも先まで響き渡る。本作が捉えているのは、都市と地方、電気とアコースティック、海辺と内陸の交流から生まれる混沌とした創造の渦。どんなグローバル音楽市場とも無縁のまま、ただ現場の欲求に突き動かされて生まれる音楽は、激烈で、奔放で、そして唯一無二。まさに生と死を祝うために鳴り響く、マダガスカルの現代的祝祭音楽と呼ぶにふさわしい、土の匂いがするロックと東部アフリカならではのナチュラルなトランスが交差したような音世界!ジャケットも最高でたまりません!!

Mdou MoctarやLes Filles de Illighadadのバッキング・アーティストを務める、トゥアレグ・ギターの伝道師、ライターであり俳優のAhmoudou Madassaneが演奏を務めた、映画「Zerzura」のOST。静寂を伴うメランコリックなサウンドから、幻想的な怒りを体現したサイケデリックなディストーション・ギターまで、標準的なリズムの概念からかけ離れた、個性的なギターの即興演奏による、サハラ砂漠の神秘の瞑想とも言うべきサウンド。
南アフリカ・ケープジャズの重要人物Tete Mbambisaが1979年に残した名作『Did You Tell Your Mother』。テナーサックスのBasil Coetzeeを迎えたカルテット編成で、アフリカ的なスピリチュアル性とアメリカのモーダル・ジャズが自然に溶け合う、深みのある演奏。11分超えの「Trane Ride」はタイトル通り Coltraneへの敬意が滲む長尺モーダルで、反復するピアノと熱量のあるサックスがじわじわと高揚していくスピリチュアルな名演。「Past Time」「Winter Time」では、南アフリカ特有の哀愁と柔らかいグルーヴが漂い、ラストの「Irene」では温かく語りかけるようなピアノが印象的。アパルトヘイト時代にも国内に留まり、アコースティック・ジャズを貫いた彼の姿勢がそのまま音に刻まれており、生々しいアンサンブルが当時の空気をそのまま閉じ込めている。

フランコ、グラン・カレ、ドクター・ニコと、数多の伝説的な偉人たちに彩られたコンゴ音楽。彼の地の音楽への深い愛情と確かな審美眼で、超高内容の作品を復刻する〈Planet Ilunga〉より、伝説的なギタリスト、Docteur NicoことNico Kasandaと彼が率いたオーケストラAfrican Fiesta Sukisaの黄金期を包括的に集めた3枚組LP。Nico Kasandaが自身のバンド「African Fiesta Sukisa」を結成した1966年から、彼の音楽的絶頂期である1974年までの重要かつ希少な音源を年代順に収録。彼の死後40年を讃えて、長い期間をかけた準備のもと、ニコの長女であるリリアンヌ・カサンダとの緊密なパートナーシップのもと実現したという偉大なアンソロジー。アフロ・キューバン、ルンバ、チャチャ、アフロビートなどの要素が融合した、華やかで洗練されたルンバ・コンゴレーズは、キューバ音楽の影響を受けつつも、アフリカ独自の甘美なメロディと複雑なリズムが融合。心地よさの中に黒人音楽の奥深い本質を見ることができる、永遠のクラシック。楽曲解説、著名ミュージシャン、ジャーナリスト、ファン、そしてニコの取り巻きによるインタビュー、そして彼の私生活と音楽生活に関する未発表写真を掲載した大型ブックレットも付属。

ナミビア北西部に暮らすヒンバ族の声と儀礼歌を初めて公式に記録した、〈Sublime Frequencies〉ならではのリアリティあふれるフィールド録音作品『Himba Hymn: Ghosts Of Namibia’s Skeleton Coast』。本作は、観光写真やステレオタイプなイメージで語られがちなヒンバ族を、彼ら自身の声で伝えるという目的で制作。録音はすべて現地で行われ、オリックスの角を使った伝統管楽器Cattle Gunの低く唸るような音色、手で口を覆って生まれる自然なフランジャー効果、声が連鎖していく人力ポリフォニック・エコーなど、電気的な加工を使わずに生まれる独自の音響が収められている。砂漠の乾いた空気をそのまま閉じ込めたような質感で、祈り、嘆き、語り、叫びが混ざり合う共同体の記憶そのもののような生々しさ。リズムは一定ではなく、集団の呼吸や身体の動きがそのままテンポになるような自由さがあり、フィールド録音でありながら、どこかトランス的な没入感を生む。機材を介さずとも、彼らの身体そのものがエフェクターであり、シンセサイザーであるかのような驚異的な音響。数あるカタログの中でも、文化的資料性と音響的インパクトが極めて強い一枚。

Mdou MoctarやLes Filles de Illighadadのバッキング・アーティストを務める、トゥアレグ・ギターの伝道師、ライターであり俳優のAhmoudou Madassaneが演奏を務めた、映画「Zerzura」のDVD。静寂を伴うメランコリックなサウンドから、幻想的な怒りを体現したサイケデリックなディストーション・ギターまで、標準的なリズムの概念からかけ離れた、個性的なギターの即興演奏による、サハラ砂漠の神秘の瞑想とも言うべきサウンドと映像。

人類の音の秘宝を巡る旅!オリジナルは1995年にCDでリリースされた秘蔵78回転SP音源コンピレーション『The Secret Museum Of Mankind』シリーズの記念すべき第3巻。〈Sublime Frequencies〉の奇才ヒシャム・マイエットと〈Yazoo Records〉による共同制作で、1925年から1948年の世界各地の伝統音楽の音源を収めている。収録された音源はどれも、各地域の伝統音楽が深く生きていた時代に録音された黄金時代の記録で、録音はもちろんモノラルかつ簡素だが、そこに記録された演奏の熱量、声の張り、音楽のうねりは、現代のリスナーにもはっきりと届く力を持っている。音の民俗誌とも言うべきコンピレーションだが、生きた文化そのものが鳴っているような、そのあまりにリアルな聴感は、単なる懐古趣味や歴史的記録とは全く異なり、過去という異国へのトリップのよう。収録されている音源のクオリティが驚異的!第3巻には、ポーランド、スペイン、中国、アンゴラ、トルコ、モンゴル、ロシア、コンゴなどの音源を収録。ゲートフォールド仕様の見開きジャケットには、当時の写真や詳細なライナーノーツが付属。

人類の音の秘宝を巡る旅!オリジナルは1995年にCDでリリースされた秘蔵78回転SP音源コンピレーション『The Secret Museum Of Mankind』シリーズの記念すべき第2巻。〈Sublime Frequencies〉の奇才ヒシャム・マイエットと〈Yazoo Records〉による共同制作で、1925年から1948年の世界各地の伝統音楽の音源を収めている。収録された音源はどれも、各地域の伝統音楽が深く生きていた時代に録音された黄金時代の記録で、録音はもちろんモノラルかつ簡素だが、そこに記録された演奏の熱量、声の張り、音楽のうねりは、現代のリスナーにもはっきりと届く力を持っている。音の民俗誌とも言うべきコンピレーションだが、そのあまりにリアルな聴感は、単なる懐古趣味や歴史的記録とは全く異なり、過去という異国へのトリップのよう。収録されている音源のクオリティが驚異的!第2巻は、より土着性の強い録音が多く、ブルガリア、プエルトリコ、インド、モザンビーク、ウクライナ、トリニダード、カザフスタン、セイロン、チベットなど、まさに地球の裏庭まで踏み込んで音源を収録。ゲートフォールド仕様の見開きジャケットには、当時の写真や詳細なライナーノーツが付属。

人類の音の秘宝を巡る旅!オリジナルは1995年にCDでリリースされた秘蔵78回転SP音源コンピレーション『The Secret Museum Of Mankind』シリーズの記念すべき第1巻。〈Sublime Frequencies〉の奇才ヒシャム・マイエットと〈Yazoo Records〉による共同制作で、1925年から1948年の世界各地の伝統音楽の音源を収めている。収録された音源はどれも、各地域の伝統音楽が深く生きていた時代に録音された黄金時代の記録で、録音はもちろんモノラルかつ簡素だが、そこに記録された演奏の熱量、声の張り、音楽のうねりは、現代のリスナーにもはっきりと届く力を持っている。音の民俗誌とも言うべきコンピレーションだが、そのあまりにリアルな聴感は、単なる懐古趣味や歴史的記録とは全く異なり、過去という異国へのトリップのよう。収録されている音源のクオリティが驚異的!第1巻には、ナイジェリア、サルデーニャ、セイロン(スリランカ)、マケドニア、ベトナム、キューバ、ルーマニア、エチオピア、日本、ジャマイカ、南アフリカ、インド、フィジーなどの音源を収録。ゲートフォールド仕様の見開きジャケットには、当時の写真や詳細なライナーノーツが付属。
ナイジェリアの古典的なハイライフ・シーンから生まれた多くの偉大な才能たちの中でも極めて傑出した作品を残した人物であり、教師、シンガー、作詞家、ミュージシャンに至るまでの様々な側面を持つ同国のレジェンド、Celestine Ukwu。Mike Ejeaghaの率いるPremier Dance Bandのメンバーとして活動し、最終的には自身のグループ、The Music RoyalsとThe Philosophers Nationalを率いて、教育、音楽、哲学を追求した彼の1970年代の貴重楽曲をコンパイルした意欲的な編集盤が〈Mississippi Records〉から登場。ハイライフチューンによくある陽気なダンスリズムと比較的単純な歌詞を放棄し、アフロ・キューバンのベースラインや反復するリズム・パターンを重ね合わせ、催眠的で事実上超越した効果を生み出す、より瞑想的かつ重く苦しい新たなハイライフのスタイルを生み出したこの人。ミュート・トランペットのソロ、催眠的なギター・ラン、ドライヴィンなパーカッション・サウンドまで、軽快で幾重にも脈打つ彼の音楽を余すところなくパッケージした極上の一枚となっています。
