MUSIC
6092 products
Patrick Conway、Park Endなどの名義でも知られるUKのプロデューサーLarry AndersonによるLow End Activist名義による2024年アルバム『Municipal Dreams』のリミックス盤。Actressによる抽象的でディープなミニマルな解釈、Demdike Stareによるインダストリアルな重厚ビート他、Andy Martin、Shelley Parker、自身によるリミックスの5トラックを収録。UKエレクトロニックの重要人物が参加した前衛ダンスミュージック最前線。

テクノ・シーンで知られるフランスのアーティスト Vel による初のアンビエント・アルバム『Cuddle Protocol』。デジタル社会における「親密さのパラドックス」をテーマに、ASMR的な微細音、低音のうねり、柔らかなシンセのレイヤーで構成された短い断片的な楽曲を重ねる。タイトル通り「抱擁のプロトコル」として、親密さや感情の揺らぎを繊細な音響で描いた作品。短い楽曲の連なりが瞑想的な流れを生み、現代的なアンビエントの新しい形を提示する意欲作。

スペイン・アンダルシア出身の新鋭プロデューサー GAZZI による『Waves of Time』。アンビエント、ニューエイジのミニマルな要素を現代的な感覚で再構築したような作品で、ピアノを基調としたテクスチャーに、柔らかな間と静寂を重ねる。すべてが儚く感じられる音像は、過ぎ去る時間をテーマにしたような余韻を残すパーソナルで内省的な響き。儚く静謐な余白の中に、ふっと希望が立ち上るよう。

〈A Colourful Storm〉より、インディ・ポップ、フォーク、ドリームポップを中心に、DIY的な親密さと温かさを持つ楽曲を集めたコンピレーション『Going Back to Sleep...』が到着。Carla dal Forno「Veselka City Lights」やRat Columns「Fruit and Nuts」をはじめ、オーストラリアやヨーロッパのインディ・シーンで注目されるアーティストによる、自宅録音や小さなスペースでの制作を感じさせる、親密さにあふれた音楽たち。風に吹かれるような儚さや、夜更けに寄り添うような静けさが漂う、愛すべきコンピレーション。

イタリア出身でベルリンを拠点に活動するプロデューサー Shapednoise による強烈なサウンドに、多彩なゲストを迎えたコラボレーション作『Absurd Matter 2』。荒々しいインダストリアル・ノイズにラップやビートを重ねることで、破壊的かつ革新的な音像を構築。NYのアンダーグラウンド・ヒップホップ・デュオArmand Hammer、ラッパーFatboi Sharif、ICECOLDBISHOP、電子音楽家Loraine James & Moor Mother、ケニアのクラブ・プロデューサーSlikback、モジュラー・シンセ奏者Kaitlyn Aurelia Smithという音楽性の異なる様々なコラボレーターによる多彩な音楽要素も魅力的な一枚。

ドイツ・ミュンヘンのパーカッショニスト Simon Popp による打楽器アンサンブル作品『Trio』。3人のドラマーによるインプロヴィゼーションを軸にした作品で、伝統的なドラムセットに加え、ゴングやシンギングボウル、寺院の鐘など多彩な打楽器を用い、リズムの根源的な力を探求。金継ぎをモチーフに、不完全さや継ぎ目を隠さず称える美学をコンセプトに、ピエゾ増幅やエコー、ディレイ、サチュレーションなど各種エフェクトを活用し、音響的な深みも加え、聴きごたえのある作品になっている。

フランス・パリを拠点に活動する、ジャンルの境界を超えた音響探求者であり、クラブと瞑想空間の両方に響く音楽を生み出す稀有な存在Đ.K.ことDang-Khoa Chauによる深遠なダブ・テクノとトライバル・ステッパーズが交錯する実験的クラブ・トラック集『Realm Of Symbols』。これまで〈Antinote〉や〈Good Morning Tapes〉などでアンビエント/ダウンテンポを展開してきたĐ.K.が、本作ではよりフロア志向のパーカッシブなグルーヴへと舵を切り、幽玄な電子音響と東南アジア的な打楽器のニュアンスを融合。Al Woottonの〈Trule〉レーベルらしい、ミニマルでありながら肉体的な強度を持つサウンドは、MuslimgauzeやShackleton、Raimeらの系譜に連なるもので、クラブでもヘッドフォンでも深い没入を誘う。ダークでスモーキーな音像、ポリリズムと空間性が交錯する現代ダブ・テクノの最前線を提示する、Đ.K.の新たなフェーズを象徴する一枚。

日本の伝説的な電子音楽家、Susumu Yokotaが自身のレーベル「Skintone」を立ち上げて最初にリリースした、1998年発表の繊細かつ深遠なアルバム『Magic Thread』。ミニマル・テクノの構造を利用しながらも、ビートを推進力としてではなく、雰囲気のための足場として使用しているのが特徴的で、ゴーストリーなドラムループが漂う「Circular」は、深夜の都会の静寂に響く幽玄なハウス・ミュージックを思わせ、また「Reflux」の工場ベルトのようなビートは、音響的なテクスチャと混ざり合い、都市の広大さや静けさを感じさせる。音響設計は一見シンプルでありながら、フィールド・レコーディングやタムタムやプリペアードピアノなどアコースティックな音色が抽象的なリズムパターンに繊細に織り込まれており、本作は、彼がそれまで追求していたディープ・ハウスやテクノの躍動感と、後に確立する内省的なアンビエントの世界観とを繋ぐ「Magic Thread(魔法の糸)」というべき作品となっている。
先日はSeekersinternationalとも意外なコラボレーションを実現、レイヴ・サウンドからドラムンベース、ダブステップ、フットワーク、ジャングルまでも横断してきたブリストルの名DJ/プロデューサー、Om Unit。〈Planet Mu〉でのMachinedrumとの仕事やD&Bの御大レーベル〈Metalheadz〉、dBridgeの〈xit Records〉など各所から独特の作品をリリースし評価を得た彼の最新作が限定自主リリース。貫禄の出来といった仕上がりで独自の宇宙観を大発揮。ダブとアシッド、アンビエントを軸に据え、ドップリな303ベースラインを聴かせてくれる傑作盤。

流木を叩く、水面を叩く、地球のすべてが彼の楽器になる
1990年、日本環境音楽をリードするレーベル『NEWSIC』より
希代のパーカッショニストが発表した作品が初LPレコード化
越智さんのNatural Sonicを聴くと神宮前に当時あったSt.GIGA(衛星音楽放送局)のスタジオへ通った頃を思い出す。
そこではこのアルバムが連日密かに流されていたのだった。
そして30年余の月日を経て、東京で生まれた「地球の調べ」はようやく世界に放たれる。
― 尾島由郎(作曲家/音楽プロデューサー)
1984~90年まで手掛けた、三宅一生コレクションの作曲とパフォーマンスで脚光を浴び、TV、ラジオの楽曲制作、GONTITIをはじめとするアーティストのライヴ参加、ワークショップの展開など、多岐に渡るフィールドで活躍するパーカッショニスト、越智義朗。
旅をしながら太鼓を叩き、出会った自然物を叩いて集めた色とりどりの生きた音色たち。それがコンピュータ・サウンドと優しく溶け合って、心地よい共鳴を繰り返す。
魔法のように効く、音とリズムのマッサージ。
『NEWSIC』レーベル屈指の人気タイトルが、『濱瀬元彦-樹木の音階』に続き、待望のアナログ・レコード・プレス!
・For fans of New-age, Ambient & World music
Side A
1.Dawning
2.Balasong
3.Woods From The Sea
4.Madal Sonic
5.Anywhere
Side B
6.Beatsonic
7.Madal Sonic #2
8.Ear Dreamin'
9.Urban Kogili
10.Beat The Water

ルーマニアのミニマル・テクノ、アンビエントの重要人物で、ダンスミュージックと現代音楽の境界を曖昧にする独自のスタイルで知られるPetre Inspirescuによる、ソロ名義としては5作目となるアルバム『Traces of the wind』。本作は、彼がこれまで追求してきたミニマリズムと現代クラシック音楽の融合を極めて洗練された形で提示しており、一般的なダンスミュージックとは一線を画し、音列技法など高度な作曲方式を取り入れた長編の4曲で構成されている。ダンスフロアから距離を置き、リスナーの内面とじっくり向き合うような、瞑想的かつ構造的な美しさが宿るのが印象的。調律されたオルガンや木管楽器の響き、繊細なエレクトロニクスを駆使し、優美で催眠的な音響世界を描き出している。音像が静かに広がっていくような浮遊感を与える、極上のエレクトロニカ作品。

〈Musicmine〉と、同社が設立したジャパニーズ・テクノ名門レーベル〈Sublime Records〉の設立30年を記念して、テクノ界の最も注目すべきアーティストの頂点に君臨しているといっても過言ではないレジェンド、Ken Ishiiの94年のアルバム『Reference to Difference』がアナログ再発!アーティスト個人にとって、そして、日本のエレクトロニック・ミュージック全般にとってゲームチェンジャーとなった作品でありながら過小評価されていた、〈Transonic〉復活の今、再発見されるに相応しい逸品。リマスタリング仕様での初となるアナログ・プレス。豪華ライナーノーツが付属。

高田みどりにColored Music、芦川聡、川井憲次などによる数々の日本のオブスキュア・ミュージックを見事に「再発見」し、新しい世代の聴衆へと提示してきたスイスの大名門レーベル〈WRWTFWW Records〉からまたしても新たな一枚が登場。TikTokまで経由して世界的な再評価の真っ只中にある日本のアンビエント/サントラ作家・日向敏文の弟であり、2度にも渡りグラミー賞にノミネートされた著名音楽プロデューサー、そして、88年のニューエイジ傑作『Tarzanland』でも知られる日向大介、細野さんと共にFriends Of Earthを結成した日本のミュージシャンにして、唯一作『A-Key』が〈Studio Mule〉から2022年度初LP化再発された野中英紀ら豪華面々による、80年代国産アンビエント最高峰のグループ、Interior。当初、4人組だった彼らが日向と野中のデュオに移行してから残した未発表音源『時の彫刻 (アポカリプス)』がアナログ・リリース!環境芸術家NILS-UDOが1987年に手掛けた日本限定のレーザーディスク作品に捧げられた未発表のサウンドトラック。穏やかな自然音、儀式的なシンセサウンド、瞑想的な雰囲気、そして暗い領域へのアプローチが見事に融合した、全4部作のサウンドスケープ。環境音楽の名作である、高田みどりの『鏡の向こう側』や吉村弘の『Green』に通じるものがあり、日本の環境音楽/アンビエント界の隠れた名作のひとつです。

この人の作品の新たな入門盤といっても過言ではないでしょう国産ミニマル/アンビエント金字塔的傑作『鏡の向こう側』でもお馴染み、もはや説明不要、初期の久石譲プロデュース仕事でも知られるMkwaju Ensembleにも参加、近年のニューエイジ・リバイバルを通じて吉村弘や芦川聡らと並ぶ不動の人気を獲得した作曲家、打楽器奏者である高田みどり(1951-)。自身の『鏡の向こう側』を掘り起こし、世界的人気作品へと押し上げた縁深いレーベルである〈WRWTFWW Records〉より、実に23年ぶりとなる最新ソロ・アルバムをリリース。
ベルリン・ラジオ・シンフォニーのソリストとしてデビュー後、1980年代に入りアフリカやアジア各国を巡り伝統音楽の探求を開始。ガーナ、ブルキナファソ、セネガル、韓国、等の音楽家とセッションを重ね(日本では佐藤允彦や演出家である鈴木忠志とも)、音と人体との一貫性というインデグラルなコンセプトを基に、アフリカの動的な音楽性とアジアの静的なスピリットを統合し、精神性を伴った独自の音楽性を確立。
本作は、スイスの〈ジュネーブ民族学博物館〉に所蔵されている楽器を使用し、ジンバブエのショナ族の伝統的なムビラ音楽を代表する伝統的な作品である「Nhemamusasa」を演奏したライブ録音のアルバム。高田氏の作品は、『百億年の交響詩』や『Tree Of Life』といった比較的アヴァンギャルドな色彩の強い作品が目立ちますが、本作は、『鏡の向こう側』の2020年代ヴァージョンといった風情のコンテンポラリー/ミニマルの凄まじい傑作!自身のアフリカ音楽とミニマリズムへの探究心と多文化的ヴィジョンの集大成ともいうべきマスターピースに仕上がっています。こりゃ絶対持っとけ!
これまた凄いのが出ましたーーーーー!!!孤高の瞑想的ハーモニクスと無限大のアンビエンス・・・日本の現代音楽史に名を残す名匠こと佐藤聰明が残した伝説的作品であり、華厳経=アヴァタンサカ・スートラからのインスピレーションを詰め込んだ傑作「曼荼羅」三部作が、高田みどりや芦川聡などの再発でも大注目を浴びたスイスの名門発掘レーベル〈WRWTFWW Records〉からアナログ・リイシュー!〈ALM Records〉から82年にリリースされた激レアなアルバム「MANDARA/SUMERU」から”MANDARA”、86年にNHKから委嘱されて制作した”MANTRA”、90年にヴィクトリア大学ウェリントン校リルバーン・スタジオにて録音された”TANTRA”という3つの楽曲を収録。いずれも制作年次は異なりますが、佐藤氏自身のヴォーカルを音素材として使用しています。ボーナス・トラックとして、ハープ奏者の篠座木彩子の委嘱作品である”MAI”(04年11月11日に東京・紀尾井ホールにて録音)を収録しています。限定600部。これは日本の現代音楽ファン必携の一枚!
Mkwaju Ensemble、濱瀬元彦、久石譲などを始め、今年も国産ニューエイジ/アンビエント系好再発が続く中、長らく再発が待ち望まれていた真打ち的ピュア・アンビエント大作が登場!現在も活動を続けるテクノ・ポップ〜アヴァンギャルド・グループ、ヒカシューの元メンバー、井上誠と山下康が結成したシンセサイザー・ユニット、イノヤマランドの1983年記念碑的デビュー・アルバムが当時のオリジナルマルチトラックテープを新たにデジタルミックスダウンしたリマスタリング音源で35年ぶり待望の再リリース!
1983年発表のオリジナル盤は、細野晴臣主催のYENレーベル傘下MEDIUMからリリース。オリジナルは世界中のマニアが血眼になって探す一枚として知られ、LP/CD盤ともに高騰を極めておりました。アルバム・タイトルの由来は子供の頃に山下の友人が「ダンジンダン・ポジドン!」と言いながら遊んでいた光景から取られたもの。細野考案による水を張った水槽の中にマイクとスピーカーを取り付けて録音する手法「ウォーター・ディレイ・システム」によって録音されており、独特の透き通った響きが生まれています。メディテーティヴなシンセレイヤーに彩られるアンビエント・サウンドと宅録風味抜群な愛らしい演出、早すぎたエレクトロニカな感触から、時折のアヴァン・ウェイヴな佇まいまで、独創性の極みともいうべき、油断ならぬ遊び心溢れた一枚。ニューウェイヴとアンビエントのはざ間にあったユニークな音楽の頂点。吉村弘から高田みどり、盛岡夕美子などを始め、全環境音楽〜ニューエイジ・ファンに超レコメンドな大傑作です!
1980年代、ニューウェイブとアンビエントのはざ間にはユニークな音楽があったのです。その時期にリリースされた日本の音楽が、今世界で聞かれるようになってきました。イノヤマランドはその中でも希少な音楽として、忘れられることなく今に至ります。今から35年前にリリースに関わったままでしたが、失われた宿題の提出には新鮮な驚きがありました。イノヤマランドという地方の、天気予報を聞いているような、奇妙な心地よさは今も変わりません。
細野晴臣 2018年7月11日
待望のリプレスです!大本命とも言える一大傑作が遂に再発!名レーベル、サウンド・プロセス(株式会社サウンド・プロセス・デザイン)を設立し、吉村弘やOscilation Circuit、柴野さつきといった名作家たちを世に送り出してきた、日本の環境音楽の草分け的存在、芦川聡の「Still Way」がCDとLPで堂々復刻!遂にニューエイジ・リバイバル/国産アンビエント再評価も来るところまで来てしまいました!元々は大学時代に現代音楽に興味を持ち、美術洋書と現代音楽の専門店「アール・ヴィヴァン」で勤務。70年代後半より実験的なパフォーマンスを行い、かねてより藤枝守や高田みどり、吉村弘とコラボレーションも行うなど活発に活動を繰り広げてきましたが、惜しくも本作リリースの翌年30歳の若さでこの世を去っています。本作は、ブライアン・イーノの系譜にあるアンビエント・ミュージックを明確なコンセプトとして打ち出しており、「音の風景」や「音のオブジェ」といった何気なく聞ける作品として制作されたもので、芦川聡が作曲した楽曲を高田みどりら4人の奏者が演奏。楽曲によって編成は異なるものの、ピアノとハープ、ビブラフォンが用いられています。現代音楽/ミニマル・ミュージックを通過し、非常にシンプルでいながらも、日本らしい引きの美も感じるような情緒豊かな風景を描き出した底抜けに美しい作品。本人の言葉を借りるなら、まさに静止した瞬間を列ねたような音楽です。カバー・デザインは吉村弘によるもの。高田みどりと芦川聡、Gareth Quinn Redmondによるライナーノーツが付属。
Meditationsベストセラー!日本アンビエント~ニューエイジ/ミニマル・ニュージックの最後の秘宝的アルバムとして海外で絶大な人気を誇る、作曲家・打楽器奏者である高田みどり(1951-)の1983年超傑作入手困難盤が、スイスのWRWTFWWとNYのPalto Flatsの共同リリースにより公式ライセンス完全復刻に成功!!! ベルリン・ラジオ・シンフォニーのソリストとしてデビュー後、1980年代に入りアフリカやアジア各国を巡り伝統音楽の探求を開始。ガーナ、ブルキナファソ、セネガル、韓国、等の音楽家とセッションを重ね(日本では佐藤允彦や演出家である鈴木忠志とも)、音と人体との一貫性というインデグラルなコンセプトを基に、アフリカの動的な音楽性とアジアの静的なスピリットを統合し、精神性を伴った独自の音楽性を確立。東洋的で霧がかかった幻想的アンビエンスに、Steve Reichを彷彿させるマリンバを用いたミニマル作や、和太鼓とアフリカ打楽器を混ぜ合わせたかのようなシャーマニックで霊的なパーカッション作まで、全てが唯一無二な内容。本人がアンビエントや実験音楽にも精通しているせいか、欧米圏で山ほどあるようなニューエイジ的作品とは全く異なる気骨のある作品で何度となく聴き込める傑作です。
史上最高のアニメ映画と海外でも評されている、まごう事なきジャパニーズ・アニメーション史上に残る不朽の名作「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」のオリジナル・サウンドトラックが、WRWTFWWより初公式ヴァイナル・リイシュー。フォークロアな古代のハーモニーやパーカッションが、フューチャリスティックなシンセサイザーと不思議なほど融合しており、メインテーマ「メイキング・オブ・サイボーグ」では、ブルガリア民謡のハーモニーに続き、古代の日本語で結婚式の歌を合唱させ、時代を超越した比類のないサウンドトラックのスタンダードを作り上げた。
北海道が生んだ名ピアニスト、福居良。その瑞々しく繊細なプレイは多くのリスナーを魅了し、ファースト・アルバムである本作『Scenery』は世界的にも高く評価されるようになった。22 歳でピアノを始めた福居が本作を録音したのは28 歳のとき。若き日のひたむきな演奏が聴く者の感情を心地良く揺さ振ってくる。闊歩するように大らかにスウィングする「It Could Happen To You」、爽快で歓びに満ちた「Early Summer」、晩秋の夜気を含んだような「Scenery」。福居の資質に溶け込んだ、スケールの大きさと機微を兼ね備えた“北海道的情感”が心地良い。萌える緑、眩い清流、澄明な空、音もなく落ちる雪・・・。ここには、福居良が紡いだ美しき風景=シーナリィが永遠に息づいている。

ジャズとモンゴルのフォークのユニークなブレンドは、ワシントン・ポスト紙にも「彼女の曲は非常に創造的で自由でありながら、しっかりと地に足をつけている」と評価され、現代ジャズの最も興味深い声の一つとされるモンゴル生まれでミュンヘンを拠点に活動するシンガー・ソングライター、Enjiの4thアルバム『Sonor』が<squama recordings="">よりリリース!自身の多重的なアイデンティティのように、夕暮れ時のほんの一瞬、空が鮮やかな琥珀色に染まる。ドラマチックな色彩の閃光、昼と夜の両方に属する瞬間に生まれてくるような、鮮やかで儚くてしかし生命力に溢れた夢のような歌声が、優しいピアノと重みのあるコントラバスにのって響き渡る傑作!Elias Stemeseder(p)、Robert Landfermann(cb)、Julian Sartorius (ds)、そして前2作でもお馴染みの共同作曲者でもあるPaul Brandle (g)ら世界的に名高いジャズ・アーティストをバンドに迎え、ジャズ・スタンダード「Old Folks」を除く全曲をモンゴル語にて歌われています。

クラブジャズ・バンド、FazerのMartin Bruggerらが主宰する〈Squama〉から新物件!ドイツ・ミュンヘンを拠点に活動する要注目のクラシック・ギタリスト、作曲家であり、実験的デュオGlaskinの一員としても知られるJonathan Bockelmannがデジタル・リリースしていた作品『Sakamoto on Guitar』が2024年度アナログ化。昨年のデビュー・アルバム『Childish Mind』が話題を呼んでいた新人による注目の一作は、日本のレジェンド・坂本龍一のカバー作品集。”Suite for Krug”などの坂本龍一のあまり知られていない作品や、”Bibo No Aozora”といった象徴的な作品の両方に陽を当てたアコースティック・カヴァー・アルバム。収録エンボス加工されたアートプリントが施された高品質パッケージ仕様。
