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David Shea - The Thousand Buddha Caves (CD+Booklet)
David Shea - The Thousand Buddha Caves (CD+Booklet)Room40
¥2,144
〈Sub Rosa〉や〈Tzadik〉などからのリリースや、John Zorn、Zeena Parkins、巻上公一といった作家とのコラボレーションでもおなじみ米実験音楽界の大ベテランにして、東洋と西欧の音楽形態の結びつきに深い関心を持ち続けてきた名作家、David Sheaの最新作がLawlence English主宰の電子音響名所〈Room 40〉からCDリリース!実に14歳の頃から「洞窟」と音や儀式、仏教の教えの関連性へと魅了されてきた彼が、洞窟から紡ぎ出した神話を呼び覚ます奇跡のリチュアル・アンビエント・ワークス。ゲスト・ミュージシャンによる古筝やパーカッション、ヴォイスに自身が織りなす電子楽器やシンギング・ボウル、ピアノなども交え、長年想いを寄せてきた世界各地の歴史や文化、伝統、信仰といった研究対象をこの世のものとは思えないほど深遠にスケッチ。ソロ前作から実に5年もの時を経た作品だけあり、集大成とも言える凄まじい一枚に仕上がっています。Oren Arambachi、Joe Talia、Girish Makwanaらによるサンプルも収録。8ページに及ぶ豪華ブックレット付属。
鈴木昭男 - Analapos (CD+Book)
鈴木昭男 - Analapos (CD+Book)Room40
¥2,585
底知れず深い音の清流を織り上げ続ける、世界的な評価も非常に高い日本のサウンド・アーティスト、鈴木昭男。Lawrence English主宰の名音響レーベル、[ROOM40]より、その記念碑的デビュー作「Analopos」が40周年を記念し、リマスタリング仕様で待望の公式再発!オリジナルはコジマ録音の自主盤ブランド、吉沢元治や佐藤聰明、East Bionic Symphonia等々、数々の現代音楽/アヴァン・ジャズの遺産の数々が残された[ALM Records]から80年に200枚限定でリリース、某マーケットプレイスでは16万以上で取引されていたこともある鬼レア盤。1979年に名古屋アメリカ・センターで行われたパフォーマンスをレコーディングした作品で、ヴォイスからターンテーブル、ガラス・ハーモニカ、そして、自身でデザインした創作楽器「アナロポス」を用いた一連の即興作品を2曲収録。数多くの現代作家を招聘した南画廊の画廊主、志水楠男氏に捧げられた一作でもあります。コラボレーターでもある名サウンド・アーティスト、Aki Ondaを聞き手に迎えた鈴木氏の長編インタビューや同作のヒストリーを掲載したブック(28P)も付属。限定盤。音楽の深遠へとそのまま連なる表題曲”Analapos”で是非撃沈してください。
Ø – Kiteet (CD)
Ø – Kiteet (CD)Sähkö Recordings
¥2,141
Pan Sonic時代より尖鋭的な電子音楽の地平を押し広げてきた世紀の鬼才にして、2017年4月に棄世されたフィンランドの巨人、Mika Vainioによる伝説的名義のひとつ”Ø”。 1993年から95年にかけてフィンランドの港湾都市トゥルクにて制作、97年に開催されたエキシビジョン〈Snow Crash〉のために制作された音源を収録。〈Säkhö〉の遺作シリーズ第二弾にして、鋼鉄漢ミカ・ヴァイニオの最も重要な時期についての格好の入門盤と言える一枚。Russell Haswellによるマスタリング。未発表楽曲も3曲収録。
Chris Abrahams - Appearance (CD)
Chris Abrahams - Appearance (CD)Room40
¥1,969
30年以上に及び孤高のインプロヴィゼーション・サウンドを追求してきたオーストラリアのミニマル/ジャズ・アンサンブル、The Necksの一員としても活動、〈ReR Megacorp〉や〈Another Timbre〉を始め数々の実験的なレーベルから作品を繰り出すエレクトロアコースティック作家/ピアニスト、Chris Abrahamsの4年ぶりのソロ最新作が、Lawrence English主宰の電子音響大聖地〈Room40〉からリリース!同レーベルからリリースした作品として初めてピアノを主体とした作品となっており、Phil Punchの手により〈Electric Avenue Studios〉にて19年録音。密かな春の訪れを予感させるような温かな響きのなかに、移ろいゆく季節に覚えるセンチメンタルな感情が同居しているような、年輪を感じさせるピアノ・ソロ長編作品。Gigi Masin「Venezia 2016」やThe Necks「Unfold」辺りの世界観が好きな方には間違いなく必携だと思います。
Burial - Tunes 2011-2019 (2CD)
Burial - Tunes 2011-2019 (2CD)Hyperdub
¥2,420
美しきゴーストタウンよ永遠に…
孤高の天才ブリアルが歩んだテン年代を網羅したコレクション・アルバム発売決定

2006年のデビュー・アルバム『Burial』、翌年のセカンド・アルバム『Untrue』という2つの金字塔を打ち立て、未だにその正体や素性が不明ながらも、その圧倒的なまでにオリジナルなサウンドでUKガラージ〜ダブステップ、引いてはクラブ・ミュージックの範疇を超えてゼロ年代を代表するアーティストのひとりとして大きなインパクトを残したブリアル。沈黙を続けた天才は新たなディケイドに突入すると2011年にEP作品「Street Halo」で復活を果たし、サード・アルバム発表への期待が高まるもその後はEPやシングルのリリースを突発的に続け、『Untrue』以降の新たな表現を模索し続けた。本作はテン年代にブリアルがHyperdubに残した足取りを網羅したコレクション・アルバムで、自ら築き上げたポスト・ダブステップの解体、トラックの尺や展開からの解放を求め、リスナーとともに未体験ゾーンへと歩を進めた初CD化音源6曲を含む全17曲150分を2枚組CDに収録。性急な4/4ビートでディープなハウス・モードを提示した「Street Halo」や「Loner」から、自らの世界観をセルフ・コラージュした11分にも及ぶ「Kindred」、よりビートに縛られないエモーショナルなストーリーを展開する「Rival Dealer」、史上屈指の陽光アンビエンスが降り注ぐ「Truant」、テン年代のブリアルを代表する人気曲「Come Down To Us」、そして最新シングル「State Forest」に代表される近年の埋葬系アンビエント・トラックまで孤高の天才による神出鬼没のピース達は意図ある曲順に並べ替えられ、一つの大きな抒情詩としてここに完結する。
Charlemagne Palestine - Four Manifestations On Six Elements (CD)
Charlemagne Palestine - Four Manifestations On Six Elements (CD)Alga Marghen
¥2,444
オリジナルは1974年NYのSonnabend Galleryからリリースされていた、Charlemagne Palestineの最も名作で激レアな作品で名高い傑作。約19分に及ぶ恍惚瞑想的オルガンドローン「Two Fiftsh」に始まり、ピアノのトレモロ奏法が延々と美麗に響き渡る歴史的名盤。2015年に出たリマスター仕様で、音質も更に向上しています。
J.P.A. Falzone & Morgan Evans-Weiler - Chordioid (2CD)
J.P.A. Falzone & Morgan Evans-Weiler - Chordioid (2CD)Another Timbre
¥2,597
ヴァインデルヴァイザー楽派の名アンサンブルである”Ordinary Affects”にて16年から共に活動してきたJ.P.A. FalzoneとMorgan Evans-Weiler。それぞれが個別に作曲した長編を収録した2枚組CDが名所〈Another Timbre〉からリリース!19年1月にコネチカット州ミドルタウンのリベラル・アーツ系大学のウェズリアン大学の記念礼拝堂にて、ヴァンデルヴァイザー周りの作品のエンジニアリング、そして、Alan SondheimやJosé Jamesとの共作も知られるLuke Damroschによって録音された一作。虚空のなかで淡々とアイソレーションを加速させる弦楽ドローン・ミニマルなMorgan Evans-Weiler側、哀愁が匂うピアノとヴァイオリン、ヴィブラフォンによる点描的なサウンドが枯淡とした美しさを放ったJ.P.A. Falzone側と、ともに音数は抑えながら、日本的な侘び寂びの風趣さえも感じさせる、大変エニグマティックな室内楽作品。途轍もなく素晴らしいです!
VLADISLAV DELAY - Visa (CD)
VLADISLAV DELAY - Visa (CD)Ripatti
¥1,891

Shapednoise主宰の尖端系の一大聖地〈Cosmo Rhythmatic〉からの最新作で世界を沸きに沸かせたばかり、Mika Vainioと並ぶフィンランドのエクスペリメンタル界のヒーロー、Sasu RipattiことVladislav Delay2014年名作「Visa」をストック!2014年初頭のアメリカ・ツアーの際に入国が許可されず、ツアー日程自体がキャンセルとなってしまい、スケジュールの空白が生まれたの2週間で作り上げた一作。アブストラクトなアトモスフィアの中で、シンセ・ドローン~グリッチ・ノイズ、ミニマル・エレクトロニクス、ポスト・インダストリアルといった尖鋭的サウンドが深遠にブレンドされ、異形の音場を組み上げた歴史的一作。ダークにシックに研ぎ澄ましたサウンド・デザイン、さすがの構築美です!〈Mille Plateaux〉や〈Raster-Noton〉のファンは必携の一枚でしょう。


Richard Lainhart - Ten Thousand Shades Of Blue (2CD)
Richard Lainhart - Ten Thousand Shades Of Blue (2CD)XI Records
¥2,237

ムーグによるミニマル・ドローン作品でもおなじみ、アナログ&デジタルの楽器編成をミックスした特殊奏法による独自路線の電子音楽を発表してきた米国の作曲家/映像作家、Richard Lainhart (1953-2011)John CageDavid TudorPhill NiblockDavid Behrmanなどを始めとした偉人たちとも仕事を共にしてきた同氏が、NYの現代音楽の一大聖地[Experimental Intermedia Foundation]傘下の[XI Records]に残した2001年作、ストックしました!! 永続的に響き渡るこの音楽、恐るべき深度です。1975年から1989年までの作品を纏めた2枚組大作CD。タムタムや日本の寺院の鐘、ヴィブラフォン、ヴォイスなどを弓弾きマルチトラックのレコーダーで処理するといった手法はAndrew Chalkの作品を彷彿とさせますが、音の方もOrganum期やギターを用いたAndrew Chalkの作品にかなり近い恍惚瞑想的ドローン(Disc 2Aeolian String Ensembleのようでもあります)。ドローンを聴かれる方には是非とも聴いてみていただきたい驚異的逸品!

GAS - Königsforst (CD)
GAS - Königsforst (CD)Kompakt
¥1,969
大名門〈KOMPAKT〉主宰、Wolfgang Voigtによる大人気アンビエント・プロジェクト、GASが、大名門〈Mille Plateaux〉からリリースした98年の初期傑作「Königsforst」がCD再発!凄まじい深度です。まるで、William Basinski meets DUB TECHNO・・・・得体さえも分からない何かが心の闇の中で蠢いているような、そして、それが今にも這い上がってくるような、不可思議なドープネスが立ち込める大傑作ダブ/アンビエント。恐るべき孤高の宇宙観へと到達したマスターピースです!
Lieven Martens (Dolphins Into The Future) - Songs Of Gold, Incandescent (CD)
Lieven Martens (Dolphins Into The Future) - Songs Of Gold, Incandescent (CD)Edições Cn
¥1,848

廃盤最終ストックです。自然音のテープコラージュから生まれるニューエイジ新時代の賛美歌。Dolphins Into The FutureことLieven Martens Moanaの2014年発表の傑作カセット、"Songs Of Gold, Incandescent"がExpanded EditionとしてCD化。


ここ5年に渡って録音されていたもので、ニューエイジ脈のアンビエント、電子音楽作品と平行して、これまでにも多くのフィールドレコーディングものを発表してきましたが、今作ではその架空の島国へ迷い込む感覚が特に素晴らしい。Dolphins Into The Future印のポコポコ電子が動物の呼吸とアンサンブルする1曲目に始まり、火山の噴気孔から湧き出る水を録音したもの、ゴスペル、ピアノの小曲、環境音へと移り変わる様が絶品のSweeten The Mangoなどなど、環境音やそれにまつわる音の採取というだけでなく、Dolphins - Lievenの自然や島そして海への愛が、優しく神秘的な音の色に映り、これまでになくその芯の部分が強く出た仕上がりになっています。

GAS - Zauberberg (CD)
GAS - Zauberberg (CD)Kompakt
¥2,031
大名門〈KOMPAKT〉主宰、Wolfgang Voigtによる大人気アンビエント・プロジェクト、GASが、大名門〈Mille Plateaux〉からリリースした97年の初期傑作がCD再発!これは恐るべし、まるで、William Basinski meets DUB TECHNO・・・・深遠から吹き上がり立ち込める瘴気のようなドープネスが音場を包み込む傑作ダブ/アンビエント。孤高の宇宙観を披露したマスターピースです!
Tony Conrad With Faust - Outside The Dream Syndicate (CD)Tony Conrad With Faust - Outside The Dream Syndicate (CD)
Tony Conrad With Faust - Outside The Dream Syndicate (CD)Superior Viaduct
¥2,070
ミニマル~ドローン・ミュージック発祥地としても音楽史残る、La Monte Youngが60年代末にニューヨークで設立したグループ「永久音楽劇場」に、John Cale, Angus MacLiseと共に参加、また映像作家としても活動を続けるミニマリスト、Tony Conradとクラウトロック・レジェンドFaustとの1973年伝説的コラボ名作レア盤!!!

Tony Conradが1972年にドイツを訪問した際、同国が生み出した前衛ロックバンド’Faust’と出会い、このセッションが実現。
Tony Conradが「変化のないビートをキープ」とドラマーへ指示を出していたそうですが、極限まで音数が削ぎ落とされたシャーマニックかつロックのダイナミズムが存分に維持されたドラムスに、正に「永久音楽劇場」直系の東洋的でトランシーなバイオリンのドローンが延々ミニマルに交差。アヴァン~ロック~インド音楽等それぞれも最もサイケデリックな要素の部分のみが原子レベルで出会い、既存の音楽構成からトランスフォーメーションしたかのような極限的内容。オリジナルのマスターテープから丁寧にマスタリングされ、Jim O'Rourkeがライナーノーツを担当。

Justin Vali - Valiha (2CD)
Justin Vali - Valiha (2CD)Cinq Planètes
¥2,978
最高に心地良いナチュラルな音空間。マダガスカルの各地方の楽器と歌唱の名手ばかり10人を集めて、ニ・マラガシー・オーケストラを結成した張本人にして、ヴァリハの名手、ジュスタン・ヴァリのによる、ヴァリハの独奏2枚組です。ヴァリハはマダガスカルの楽器で竹製の琴のような楽器。アフリカの楽器の特徴でもある濁った付随音を伴う、奥行き のある音色が特徴的で、聞いているとバリのガムランを聞いている時のような陶酔状態に入っていきます。ヴァリハの名手ということですから超絶テクニックで あることは言うまでもありませんが、テクで聞かせるというよりもただただ美しい弦の調べに身体を任せているだけで十分癒されます。インストですが曲の解説 (英語/仏語)によると島の大自然の恵みや、動植物のあれやこれを表現しているようです。
Melaine Dalibert - Musique pour le lever du jour (CD)
Melaine Dalibert - Musique pour le lever du jour (CD)elsewhere
¥2,079
Meditations超強力大推薦盤!ジャケット・アートワークはDavid Sylvian(!)Erstwhile RecordsやGravity Waveの運営にも携わるYuko Zamaが始動した新レーベル、elsewhereからは、フランスのピアニスト/作曲家のMelaine Dalibertによる2017年のピアノ・ソロ作品が堂々のリリース!本作は、ハンガリー出身のフランスのメディア・アーティスト、Vera Molnarの作品からインスパイアされ、自然現象の変遷からインスピレーションを受けたという作品。Dalibertはこの作品の作曲のために、アルゴリズムの手順を開発。モートン・フェルドマンのモードによって、瞑想的な階層化された共鳴音楽の作品。儚くも力強さを感じさせる繊細なタッチ、この季節の透明な空気へとよく馴染む、可憐で美しいピアノ・ソロ・マスターピースとして仕上がっています。このあまりあるピュアな響きにはたただただ沈んでいくばかりです・・・マスタリングはなんとTaku Unamiが担当!限定500枚。Gigi Masinや柴野さつきが好きな方にも!全音楽好きに大・大・大・大・大推薦の一枚です!
Melaine Dalibert - Anastassis Philippakopoulos: piano works (CD)
Melaine Dalibert - Anastassis Philippakopoulos: piano works (CD)elsewhere
¥2,079
大推薦!Erstwhile RecordsやGravity Waveの運営にも携わるYuko Zamaが始動した要注目のコンテンポラリー系レーベル、elsewhereからは、フランスのピアニスト/作曲家のMelaine Dalibertによる最新アルバムが登場!ヴァンデルヴァイザー学派でも知られるフランス出身のギリシャ人作曲家Anastassis Philippakopoulosによる12編のコンポジション(2005年から2018年に作曲)をMelaine Dalibertがピアノ演奏。2019年7月24日にフランス北西部のイルエビレーヌ県のコミューン「サン=モガン」で録音されたパフォーマンスを収録。ミニマリズムと現代的なロマン主義、禅の内省的な深さをユニークにブレンドし、陰影へと包まれながら、点描的に織り上げる静謐なピアノの響きとシンプルながらも感動的なメロディ。広大で深遠、そして、物語的かつ詩的に描かれたその世界観は素晴らしいの一言です。Taku Unamiによるミックス&マスタリング。Michael Pisaro作品でも知られるDenis Sorokinによるアートワーク。Edition WandelweiserやAnother Timbre作品が好きな人にもオススメの一作!
Patty Waters - Sings (CD)
Patty Waters - Sings (CD)ESP-DISK
¥1,886
伝説的アヴァンギャルド・ジャズ・レーベル、ESP Diskからの60年代の作品も知られる、アイオワ出身のフリー・ジャズ/アヴァンギャルド・ジャズ・ヴォーカリストであり、Bill EvansやCharlie Mingus、Chick Corea、Herbie Hancockとも共演してきた奇跡の歌声…ESPの暗黒面にして数々の作家に影響を与える女性ボーカリスト、Patty Watersの66年伝説的デビュー作!! アヴァンな話題では次作「College Tour」が有名ですが、この色っぽい落ち着きと艶やかさ、その中にもどこかほの暗い心地良さを魅せてくれる今作も秀逸。中でもこの作品のキモは、やっぱり最後に収録の、悲鳴と弦が乱れる”Black Is The Colour Of My True Loves Hair”のフリージャズ暗黒カバーでしょう。Patty Watersの"歌"の魅力が詰まった名盤です…!
Yoshi Wada - Singing In Unison (CD)
Yoshi Wada - Singing In Unison (CD)Em Records
¥2,530

ヨシワダの初期から全盛期を概観した4 作品を送り出して完結と思ったら、出てきました秘蔵録音!題名からわかるように、2、3人で同じ音程を歌うという簡潔な作品で、知らずに聴けば、どっかのお寺のお経そのまんま!なんじゃ~こりゃ~!と思ったが、実はワダの作品履歴上で重要な位置にある。

  作曲された1978 年が、ラモンテ・ヤングの共同体にいて直接的影響を受けた74 年の「アースホルン・・・」と、後に初リリースとなる81 年の単独作「ラメント・・・」の中間の時期であることを考えれば、この作品がミッシング・リンクであった可能性がある。おそらく彼は、パンディト・プラ ン・ナートの北インド伝統歌唱法をラモンテと一緒に学びながらも、やがて「一本の線によって厳格に統率される」ラモンテの思想から離れ、より即興性の高い ソロ歌唱の「ラメント・・・」に行き着いた。この「シンギング・・・」は、そういう独自の表現を模索していた過渡期に生まれた実験のひとつだったのだ。

それにしても、この果てしなく続く不安定に揺れ動く微分音のトーンは、洗練とは対極にあるキモチ悪さ!これを1 時間聴くのは、愛を持っていても自虐に違いない。しかし、長くつきあえば拷問が快楽に変わるのは世の条理。そこに秘儀が隠されている!短縮版CD で快感を覚え、どっぷり浸りたいと願うM な方には、完全版3LP をオススメする。なんと当時2 日連続で行われた同じプログラムすべてを収録した、最強拷問アイテムなのだ!(井部 治/ OMEGA POINT)

+ 1978 年、NY のザ・キッチン・センターでの録音
+ 96khz/24bit 高音質リマスター
+ ヨシ・ワダ自身による解説(装丁画もヨシワダ)
+ 日本語・英語両掲載 

Takao - Stealth (CD)
Takao - Stealth (CD)Em Records
¥1,980
Orange Milk/Noumenal Loom〜ニューエイジ・リバイバル以降のアンビエント観を大きく更新する驚異の一枚!濱瀬元彦、武満徹、新津章夫、ヤン富田、Sean McCann等に影響を受けたという邦人作家、Takaoが今年6月にバンドキャンプから自主リリースし、周辺作家を巻き込み話題を呼んでいた作品「Stealth」のフィジカル版がEM Recordsから登場!
一年半をかけて仕上げたという本作、13曲で33分という異例の短さながら、あっという間に壮大な時の移ろいへと飲み込まれるばかり。ポスト・インターネット〜ニューエイジ・リバイバル以降を見据える卓越したアンビエント観と、現行エクスペリメンタル・シーンのスタンダードを一歩も二歩も先回るスタイリッシュなサウンドで魅せる孤高の音風景には感服!影響を受けた前者のほか、吉村弘から高田みどり、Nuno Canavarroや細野晴臣などといった先達の培養してきた、時代を越えた環境音楽観をさらに次のステージへと推し進めるべく投げ込まれた大きな一石とも言うべき作品でしょう。そしてそれを邦人作家が成し遂げたという点から見ても、これは矢張り見逃せないリリース。マスタリングはRuv Bytesこと倉谷拓人が担当。Takao自身が湘南で撮影したというアートワークにも深く引き込まれます。
JUU4E - 馬鹿世界 โลกบ้า (Crazy World) (CD)
JUU4E - 馬鹿世界 โลกบ้า (Crazy World) (CD)Em Records
¥2,530
HIP HOPのグローバルとは?ローカルとは?ハイプまみれの<馬鹿世界>を塗り替えるタイの異能ラッパー、JUU4Eの新作は21世紀の汎アジア・ミュージック希望の灯であり、世界に向けて放たれた黒船だ。いや、白昼堂々出現したのが黒船ならば、本作は夜を縫って海を渡り<新しいヤバいもの>を運んでくる密貿易の小型船だ。

米アトランタ生まれのTRAPビートは世界の共通言語となってレプリカを生み続け、アジアも例に漏れず多数のアクトが現れては消え、韓国、タイ、インドネシアといった国々のラッパーが注目されて久しい昨今。「YOUTUBE再生○○万回!」「インスタグラムフォロワー○○万人!」そんな惹句が飛び交い、ラッパーはソーシャルメディアを駆使し一発のバズからマネタイズを目論む仁義もへったくれもない中、ひたすら自分のローカルを力強く表明しオリジナルなHIP HOPを作り出し続けているのがJUU4Eだ。

若い才能が次々現れるタイにおいてOGとしてリスペクトを受け、独自の立ち位置を確立しているラッパー、JUU4E。前作『New Luk Thung』(2019)では、stillichimiya/OMKのYoung-Gプロデュースの元、タイの雑食ゲットー歌謡、ルークトゥンをHIP HOPと折衷し最新のHIPHOPであると同時に最新のルークトゥンでもあるという傑作を作り上げた。同作はタイ国内でも権威あるRIN (Rap is Now)の年間ベストにノミネートされるなど、内外に衝撃を与えたが、この『New Luk Thung』リリース時、実はすでに本作「馬鹿世界」の制作は始まっていた。

本作は全てJUU4Eのセルフ・プロデュース。タイ日英語を織り交ぜたリリックと、伸縮自在なフロー、前作より重心が低くダビーに煮詰められたトラックは、HIP HOP/TRAPを咀嚼し、完全に自分のものとした前作同様だが、特筆すべきは強く<アジア>をレペゼンしている意思が感じられる点だ。マレーシア音楽の影響を受けたタイ南部の舞踊芸能ロン・ゲン、日本民謡、そしてJUU4Eが幼い頃から慣れ親しんできたテレサ・テンの曲を引用しているが、JUU4Eの内部に取り込まれ出てきたそれらは、かつてワールドミュージックが持っていた見せかけのグローバルやエキゾチシズム、また現在のアジアのHIP HOPに悪気なく横行するセルフ・オリエンタリズムを軽々と一刀両断している。

もしあなたがアジアのHIP HOP熱いよね~とネットに氾濫する情報をかじって本作に触れたならば幸運。「馬鹿な世界」に真っ向から挑むリリックと、圧倒的な自由さでぶちかまされるサウンドに叩きのめされて是非とも馬鹿になって欲しい。
Clan Caiman - Asoma (Rises) (CD)
Clan Caiman - Asoma (Rises) (CD)Em Records
¥1,980
アルゼンチン・ニュー・ニュージックを代表する音楽家、エミリオ・アロ率いる五重奏団、クラン・カイマン(和名:カイマン族)のセカンド・アルバム登場。更に徹底した抑制の下、催眠音と原始的な脈動で奏でられる高湿度の室内部族音楽。

アルゼンチンのマルチ・インストゥルメンタリスト作家、エミリオ・アロが「架空の部族の奏でる音楽を空想する」というコンセプトで結成した5人編成のバンド、クラン・カイマン。デビュー作『Clan Caimán』(2018)は、ハイラマズ、VIDEOTAPEMUSIC、トータス、トミー・ゲレロ、マーティン・デニー好きなどに幅広く聞かれるアルバムだった。注目の2作目である本作『Asoma (英語でRises)』でもカリンバを改造したアロの創作楽器<カリンバフォン>がアンサンブルの要となって地域不明のエスニシティーを匂わせるが、高いミュージシャンシップを持つアルゼンチンの演奏者達をして前作以上に抑制を課した編曲と演奏には<故意の退化>という方向での進化(深化)が聞き取れる。「ヴォーカルもシンバルもファンファーレもありません」とアロ自身が説明するように、8つの楽曲には気を引く派手な編曲や和声進行上のクライマックスを捨て去った上でのメトロエスニシティー感覚が、その演奏の音場には怪しい生暖かさと催眠性が充満する。高湿度の空気を封じ込めた装丁デザインは今回もSebastian DuranとIan Kornfeld。
境石投げ踊り保存会 - 境石投げ踊り (CD)
境石投げ踊り保存会 - 境石投げ踊り (CD)Em Records
¥2,750
日本全土に無数にある「盆踊り」、俚謡山脈 x エム・レコードが考えるその最深部且つ理想形のひとつがコレだ。ジャーマン・ロックを思わせる跳ねない太鼓と鉦のハンマー・ビート、圧倒的な音量で一斉に吹き鳴らされる笛、それらが徹底して反復するミニマル・ダンス・ミュージックの極地!そのあまりにもストイックで鋭角的な音像は、電気を使わずに奏でられる「農村のインダストリアル・ミュージック」「畑の中のリッチー・ホウティン」とでも呼びたくなる。これが埼玉県北部に今も残る「境石投げ踊り」だ。当地ではこの古い形を残す唄と踊りを観光化することなく、盆の営みとして現在に至るまで続けている。

今回我々は昭和58年に埼玉県民俗文化センターが制作したレコード『埼玉の盆踊り』に収められた同曲をリマスターし、更に平成29年現在の保存会による最新ヴァージョンをSUGAI KENのレコーディング/ミキシングで収録した。石仏も思わず踊り出す、日本のダンス・クラシックを皆さまの耳でお確かめください。装丁は『弓神楽』に引き続き高木紳介(Soi48)。
Roland P. Young - Hear/Here (CD)
Roland P. Young - Hear/Here (CD)Em Records
¥2,420
エムで通算5作目となる最新作『Hear/Here』は、彼の原点である名盤1st『アイソフォニック・ブギウギ』(1980) を制作した故郷サンフランシスコでの録音。彼は80年代初頭にNYに移住。2013 年には突如イスラエルに居を移したが、昨年、古巣サンフランシスコに帰還。そこで制作されたのがこの最新作曲集『Hear/Here』だ。

即興を用いた作曲法「comprovisation(コンプロヴィゼイション)」で一貫して作品を生み出しているローランドは、エレクトロニクスとアコースティックのミックス・センスが超一流で、ファラオ・サンダース、テクノ、電子音楽、クラシック音楽のセンスを併せ持った、スピリチュアルさとアンビエントさ、地に足がついた(<重要)演奏が魅力だ。常にメッセージを含ませているローランドの「今」の音は、バレアリック/テクノ/アンビエント・ジャズのリスナーにもど真ん中の必聴作!
武末亮 - Six-O-Seven Blues (CD)
武末亮 - Six-O-Seven Blues (CD)Em Records
¥1,980
ジョン・フェイとバックワーズ・サム・ファークが憑依したかのような演奏、デジタル・ジャングルを徘徊するサイバーカウボーイによる全6曲 + 神田朋樹氏(CRUE-L Records)の最高リミックス収録! 100年前の戦前カントリーブルースの体裁をした2010s現在形TOKYO音楽最先端。長年自分を見失わなかった素晴らしさ。

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