Jazz / Soul / Funk
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謎めいたメタルマスクの下に、アンダーグラウンドの伝説となる器量を隠し持つヒーロー。アンダーグラウンドラップの最も偉大な声MF DOOM。2004年に残した5枚目のアルバム『MM..FOOD』の20周年記念エディションが、Sam Rodriguezによる新しいアートワークとともに〈Rhymesayers Entertainment〉より登場!Count Bass D、Angelika、4ize、Mr.Fantastikといった面々がゲスト参加。「ピクニックで、あるいはピクニックテーブルで見つけたものについての」コンセプト・アルバム。革新的なプロダクション、卓越的と言うべき言葉遊び、そして、ユニークなテーマ性で高く評価されているヒップホップ・クラシックにして、ユーモア、機知、社会的風刺をシームレスに融合させた名作。今聴き返して新しく感じられるのは、コラージュ的とも言える上モノのセンスや、空間を必ずしも広げていないにも関わらず漂うアンビエンスでしょう。後のJPEGMAFIAにも繋がる重要作かと!
イーストLA発、現行チカーノ・スウィートソウルの最重要バンドThee Sinseersによる『Love Stories』。Joey Quiñonesを中心に、60年代ソウルの温かい質感を現代的なアンサンブルで再構築した、甘くて切なく、そしてほろ苦い愛の物語が詰まった一枚。前作『Sinseerly Yours』を経て、バンドとしての成熟が色濃く表れた作品で、スタンドアップベース、アンプを通したギター、柔らかなホーンなど、黄金期ソウルの手触りを丁寧に再現しつつ、アレンジはより緻密でタイト。Joeyの切ない歌声が、恋の喜び・痛み・迷いといった愛の全スペクトルを描き出す。ライブでも人気の楽曲を含む全11曲、甘いだけではなく、未練や葛藤といったリアルな感情も丁寧に描くことで、スウィートソウルの枠を超えた深みを獲得した名盤。

10月下旬再入荷。イーストLA発、現行チカーノ・スウィートソウルの最重要バンドThee Sinseersによる『Love Stories』。Joey Quiñonesを中心に、60年代ソウルの温かい質感を現代的なアンサンブルで再構築した、甘くて切なく、そしてほろ苦い愛の物語が詰まった一枚。前作『Sinseerly Yours』を経て、バンドとしての成熟が色濃く表れた作品で、スタンドアップベース、アンプを通したギター、柔らかなホーンなど、黄金期ソウルの手触りを丁寧に再現しつつ、アレンジはより緻密でタイト。Joeyの切ない歌声が、恋の喜び・痛み・迷いといった愛の全スペクトルを描き出す。ライブでも人気の楽曲を含む全11曲、甘いだけではなく、未練や葛藤といったリアルな感情も丁寧に描くことで、スウィートソウルの枠を超えた深みを獲得した名盤。
フィンランドの名門〈Timmion Records〉を支えるハウスバンドCold Diamond & Minkが、Emilia Siscoのデビュー作『Introducing』の楽曲をオルガン主体のインストゥルメンタル・ソウルとして再構築した企画盤『Organ‑ized』。テンポは全体的にゆったりめで、ギター、ベース、ドラムは控えめに支え、Jimmy SmithやJimmy McGriffの系譜を継ぐオルガン奏者Mr. Sophisticated Fingersのオルガンが主役としてメロディを歌う。歌がないのに、恋愛ソウルの情感がしっかり伝わる語るようなインストになっているのが面白く、Emilia Siscoの原曲が持つ甘さや切なさが、映画のサウンドトラックのような落ち着いた世界観へと変換されている。部屋で静かに流しても、じっくり聴き込んでも楽しめる、ネオ・ヴィンテージ美学をそのまま体現した、温かくメロウなオルガン・ソウル集。
10月23日発売。Pharoahe MonchとPrince Poの二人が1991年にリリースした、アングラ・ヒップホップの礎を築いた伝説のデビュー作『Organized Konfusion』が、35周年を記念して待望の公式初アナログリイシュー。長年入手困難でブートレグが出回り続けていた歴史的名盤が、レアなボーナストラック3曲を追加した豪華2LP仕様で復刻。複雑なドラムブレイクと先鋭的なプロダクションの上で、高度なワードプレイと変幻自在なライム構造が火花を散らす圧巻の仕上がり。遊び心溢れるノスタルジーから鋭利な社会批評までを緻密な語り口で魅せる、90年代黄金期の金字塔的一枚!

11月下旬入荷予定。オハイオの名門〈Colemine Records〉から、2020年のコロナ禍に始動した企画の第2弾として、過去の配信音源をまとめた前作とは対照的に、なんと2027年にリリースを予定しているレーベルの未来の音源を先取りしたタイムカプセル的企画盤が登場。ここでしか聴くことができない未発表トラックや初公開のラフミックスを惜しげもなく収録。Say She Sheが放つ華やかなモダン・ディスコ~チカーノ・ソウルから、Delvon Lamarr Organ Trioの骨太なヴィンテージ・オルガン・ジャズ、The Ironsidesの上質でシネマティックなソウル、さらにはJr. Thomas & The Volcanosの極上ロックステディまで、レーベルが誇る豪華陣営が勢揃い。スタジオの熱気がそのまま残るようなフレッシュで生々しい鳴りと、ソウル/ファンク愛に満ちたヴィンテージな美学がアルバム全編を貫いている。

12月上旬入荷予定。〈Karma Chief Records〉を代表するGhost Funk Orchestraの通算5作目となるアルバム『Yours In The Ranks Of Death』。主宰者Seth Applebaumがこれまでの複雑な音響装飾や効果音を潔く削ぎ落とし、リズムセクションとグルーヴ本来の響きに焦点を当てた、グループ史上最もパーソナルでソリッドな音楽性で、ヴィンテージなファンクやブーガルー、サイケデリック・ソウル、そしてラテン・ジャズまでを縦横無尽に横断。透明感あふれる音響の中で、クリアに刻まれる骨太なリズムと生々しいホーン・セクション、可憐でエモーショナルな歌声が絶妙に交差し、極上の推進力を生み出している。Return to ForeverやJoe Bataanの情熱的アプローチを想起させる7分超のラストトラックをはじめ、内省的でありながら最高にスリリングなサウンドが詰まった注目の一枚。

12月上旬入荷予定。〈Karma Chief Records〉を代表するGhost Funk Orchestraの通算5作目となるアルバム『Yours In The Ranks Of Death』。主宰者Seth Applebaumがこれまでの複雑な音響装飾や効果音を潔く削ぎ落とし、リズムセクションとグルーヴ本来の響きに焦点を当てた、グループ史上最もパーソナルでソリッドな音楽性で、ヴィンテージなファンクやブーガルー、サイケデリック・ソウル、そしてラテン・ジャズまでを縦横無尽に横断。透明感あふれる音響の中で、クリアに刻まれる骨太なリズムと生々しいホーン・セクション、可憐でエモーショナルな歌声が絶妙に交差し、極上の推進力を生み出している。Return to ForeverやJoe Bataanの情熱的アプローチを想起させる7分超のラストトラックをはじめ、内省的でありながら最高にスリリングなサウンドが詰まった注目の一枚。

ナイトメアズ・オン・ワックスによる不朽の名作アルバム『In A Space Outta Sound』のリリース20周年を記念したアニバーサリー企画として、UKダブの総帥エイドリアン・シャーウッドがリワークを手がけた『In A Space Outta Dub』が〈Warp Records〉からリリース。
『In A Space Outta Sound』は、ナイトメアズ・オン・ワックスことジョージ・エヴリンのキャリアにおいて、「原点」と「現在」の両方を映し出す作品である。2005年に発表されたオリジナル・アルバムは、彼がウェスト・ヨークシャーで育つ中で親しんだレゲエ・カルチャーへのオマージュとして制作された。その原体験は、2025年末にリリースされたミックステープ『Echo45 Sound System』においても掘り下げられている。両作に通底するのは、ジャマイカ由来のサウンドを軸に、ソウル、ジャズ、ヒップホップを自在に融合させ、サンプルを一瞬で耳に残るフックへと昇華させる、ジョージ・エヴリンの比類なき手腕であり、感性だ。
「You Wish」や「Flip Ya Lid」といった楽曲は世界的なヒットを記録し、数え切れないほどのシーンで鳴り響いてきた。それらは人々の意識に自然と染み込み、ナイトメアズ・オン・ワックス最大のグローバル・ヒット作として広く認識されている。最も商業的に成功した作品であると同時に、その影響力はアーティスト名を超え、カルチャーそのものに溶け込んできた。ソウルフルなヴァイブレーションを宿したこれらの楽曲は、多くの人々の日常に寄り添うサウンドトラックとして、長く愛され続けている。
アルバムの核を成すベースの鼓動は、伝説的ダブ・マスターであるエイドリアン・シャーウッドによる新たなダブ・ワークを通して、より際立ったものとなっている。ジョージ・エヴリンの招きにより、オリジナル・アルバム収録曲の一部を解体・再構築するという挑戦に臨んだ〈On-U Sound〉主宰のシャーウッドは、その期待に見事に応えた。代名詞とも言えるエフェクト操作でリズムを大胆に削ぎ落とす一方、サイラス・リチャード(ホレス・アンディ/ダブ・アサンテ・バンド)やダグ・ウィンビッシュ(タックヘッド/リヴィング・カラー)といった重要なプレイヤーたちと新たなオーバーダブも録音している。
こうして完成した8曲入りの『In A Space Outta Dub』は、マッド・プロフェッサーがマッシヴ・アタックの『Protection』を素材に再構築した『No Protection』をはじめとする名盤ダブ作品の系譜に連なる一作である。同時に、プライマル・スクリームやパンダ・ベア&ソニック・ブーム、スプーンといったアーティストの作品を再解釈してきたシャーウッド自身のリワーク作品群とも響き合い、格式ある歴史の一端を担う存在となっている。
『In A Space Outta Sound』は今なお生き続けるアーティファクトであり、今回のリイシューは、20年にわたりこの作品と向き合ってきたリスナーに向けた再発見の機会でもある。人生を肯定する楽曲群、ジャンルを横断するサウンド、革新的なコラボレーション──本作は、私たちの日常における「内なる空間(インナー・スペース)」を今も形作り続ける決定的な一枚だ。
〈Warp Records〉で最も長く在籍する古参アーティストとして、ジョージ・エヴリンは30年以上にわたりエレクトロニック/ソウル・ミュージックの最前線を走り続けてきた。本アニバーサリー企画は、その歩みとともに、世代を超えて響き続けるその影響力と、時代を超越した作品の価値をあらためて証明するものである。

ロンドンを拠点とするの名DJであり、キュレーター、レーベル主催者でもあるGilles Petersonによる、シカゴの革新的レーベルInternational Anthemへの深い愛とリスペクトを込めたコンピレーションが登場。スピリチュアル・ジャズ、エクスペリメンタル、ソウルフルで未来志向のビート・ミュージックなど、ジャンルを越えながらも一貫して「今の表現」であることを貫くInternational Anthemのサウンドから、Petersonは自身の番組(BBC 6 Music、Worldwide FMなど)でのオンエアを振り返り、特に印象的だった楽曲たちをセレクト。このアルバムは、International Anthemの設立11周年(IA11)企画の一環として制作されたもので、レーベルの過去10年の軌跡をたどりつつ、次の10年へのヴィジョンも込められている。Makaya McCraven、Angel Bat Dawid、Ben LaMar Gayといったレーベルを象徴するアーティストたちの代表曲に加え、未発表のライブ音源も収録。都市とスピリチュアリティ、混沌と希望が交差する、シカゴ・アンダーグラウンドの空気感がそのままパッケージされたような作品となっている。

(数量限定/日本語帯・解説書付き/ワンプレスオンリー/ゲートフォールド仕様)ジャズの感性、ハープとモジュラー・シンセが奏でる瞑想的なサウンド、そしてフォーク音楽やフィールドレコーディングを融合させた独特の世界観で、広く賞賛を集める作曲家ナラ・シネフロによるデビュー作、『Space 8.1』がリリース5周年を記念して、2枚組のゲートフォールド仕様で発売。
アルバムの作曲、プロデュース、演奏、エンジニア、レコーディング、ミキシングのすべてを、若干22歳のシネフロ自らが手がけている本作。彼女は本作で、モジュラー・シンセサイザーの他、ペダル・ハープも演奏している。レコーディングは、2018 年から2019年にかけて、彼女の自宅とイギリス、エッピング・フォレスト近郊、ウォンステッドにある小さなスタジオでレコーディングされた。このアルバムで、彼女がコラボレートした友人たちには、新世代UKジャズ・シーンからサックス奏者のヌバイア・ガルシア、同じくサックス奏者でエズラ・コレクティヴで活躍するジェームス・ モリソン (Sax)、ヌバイア・ガルシアも所属するマイシャからはギタリストのシャーリー・テテとドラムのジェイク・ロング、サンズ・オブ・ケメットのドラム、エディ・ヒック等、現代UKジャズ・シーンを牽引するリーダー的存在が顔を揃えている。
今作は、周波数の違いが人間の身体に与える影響に魅力を感じたことから始まったという。錬金術的な音の力を探求するために、様々な波長に調整したサウンドのレイヤーがいくつも重ねられている。瞑想的なサウンドとジャズの感性、フォークとフィールド・レコーディングを融合させた独特の作品は、まさにジャンルは超越している。またパフォーマーとしてモジュラー・シンセサイザーやハープを演奏することは、彼女自身にとっても深いセラピー的な効果をもたらしているという。
楽曲名の通り、それぞれの曲に吹き込まれた “スペース” は、暖かい光に満たされた部屋でレコーディングされた。アルバム制作中、彼女は、色のそれぞれ異なる周波数を引き出すために、溌剌とした色彩を思い浮かべた。それは共感覚 (ある音である色を感じるというようなこと) の世界で、それをリスナーが逃避して没入できる空間として提供している。どの楽曲も、最初のテイクで、何か食べたり、談笑したり、瞑想した後でレコーディングされている。
「Space 1」は、黄色やオレンジに光り輝くゼロ地点で、彼女が家と呼ぶ様々な場所について描かれている。それは、彼女が子供の頃によく遊んだベルギーのソワーニュの森を思い起こさせるサウンドだ。やがて曲調はもっと湿り気のある音風景に取って代わる。それは彼女の家族が住んでいたマルティニーク島のサン=ジョセフにある緑豊かな山の尾根を表現している。黄暗青色の霞に包まれた「Space 2」は、蛹のような変化の空間で、柔らかなキーボード、 キラキラと揺らめくギター、低音域と高音域の間を滑らかに歌うサックスを経て、曲の後半で鳴り響くシンセサイザーに導かれ、自由落下する至上の喜びが広がっていく。
アルバムは「Space 3」で遊びの領域に着地する。ここではドラマーのエディー・ヒックとプロデューサー兼マルチ・インストゥルメンタリストのドゥェイン・キルヴィングトンとの3時間におよぶ即興演奏が短く切り取られている。焦げたオレンジ色を想起させる「Space 4」は、ジャン=ミシェル・バスキアの作品にインスパイアされており、純真無垢なサウンドに溢れている。「Space 5」のパルス音は、ジェイク・ロングのドラムを加工しており、鼓動をイメージしている。「Space 6」もまた長時間の即興セッションから生まれた。ここでは故意に調子外れにした音の効果が素晴らしく現れ、濃い青と紫が頭上で渦を巻き、下から上昇するように展開するサックスと推進力のあるパーカッション、そして後半では左右にパンするシンセサイザーが溶け合うように一つになっていく。「Space 7」は献身と祈りのための聖域であり、夏の間の瞑想の直後、真夜中に作られた楽曲だ。金色とピンクの色調を持つこの曲は、彼女が奏でるハープと様々なシンセサイザーの組み合わせによるソロ曲となっている。アルバムは、黄色のベルベットと新しい夜明けの幻想を包み込むような「Space 8」でクライマックスに達する。

11月上旬再入荷(10月下旬分は完売しました)。メルボルンのインスト・ファンク集団Karate Boogalooによる、20年近く磨き続けてきたミニマル・ファンクの美学を純度高く結晶させた最新作『Access All Areas』。俳句のように簡潔をテーマに、ひとつのアイデアを極限まで研ぎ澄ませた楽曲が並び、録音方法も余計な装飾を徹底的に排除し、シンプル。ギター、オルガン、ベース、ドラムの輪郭が驚くほどくっきりと浮かび上がる。乾いたドラムの間、粘りのあるベースライン、構造そのものを形づくるギターのリフ、控えめながらグルーヴに柔らかい層を与えるオルガン。どの曲もひとつのフレーズを完璧に仕上げるという姿勢が貫かれている。短く、強く、覚えやすい曲が連続し、アルバム全体が軽やかでありながら深い。The MetersやBooker T & The MG’sの伝統を継承しつつ、現代的なミニマル感覚で再構築した引き算のファンクの到達点。

メルボルンのインスト・ファンク集団Karate Boogalooによる、20年近く磨き続けてきたミニマル・ファンクの美学を純度高く結晶させた最新作『Access All Areas』。俳句のように簡潔をテーマに、ひとつのアイデアを極限まで研ぎ澄ませた楽曲が並び、録音方法も余計な装飾を徹底的に排除し、シンプル。ギター、オルガン、ベース、ドラムの輪郭が驚くほどくっきりと浮かび上がる。乾いたドラムの間、粘りのあるベースライン、構造そのものを形づくるギターのリフ、控えめながらグルーヴに柔らかい層を与えるオルガン。どの曲もひとつのフレーズを完璧に仕上げるという姿勢が貫かれている。短く、強く、覚えやすい曲が連続し、アルバム全体が軽やかでありながら深い。The MetersやBooker T & The MG’sの伝統を継承しつつ、現代的なミニマル感覚で再構築した引き算のファンクの到達点。
12月上旬入荷予定。前作『Fantômes… Futurs』の印象も強買った、フランスのコントラバス奏者Kham Meslienによる待望の2ndソロ『Vévés Électriques』。Laurent Bardainne(サックス)やRoger Raspail(パーカッション)、Naïssam Jalal(フルート、ヴォイス)ら豪華ゲストを迎え、シネマティックな音物語を紡ぎ出している。太く重厚なコントラバスの胴鳴りや弓奏、弦の叩き音を核に、リアルタイムで生み出される有機的なループと重層的な音響テクスチャーを展開。厳格なアイスランドの情景を思わせる静謐な空気感と、自身の幼少期に連なるカリブ諸島の鮮烈な色彩美が交差し、スピリチュアル・ジャズの深遠さとアンビエントや現代クラシックの空間美が見事に融合している。聴き手の内面へと深く語りかけてくるような、詩的なアコースティック・エレクトロニクス。
カリフォルニアの6人組スウィート・ソウル・バンド、The Charitiesによる待望の2ndシングル『Movin' On / I'm Still Learning How』。Bruno MarsやThee Sacred Souls等を手掛けてきたAnthony Masinoのプロデュースのもと、レトロ・ソウルの重要拠点Penrose Recordersにて録音・ミックス。西海岸ならではのメロウで肩の力が抜けた空気感をベースに、別れの決断を描いた力強くも哀愁あふれるソウル・ナンバーと、60年代直系の美しい2声ハーモニーが映える極上のスウィート・ソウルを収録。現行ヴィンテージ・ソウルの逸品。
現代レトロ・ソウル、ディープ・ソウル・シーンの頂点へと登り詰めることとなるDurand Jones & The Indicationsの記念すべきセルフタイトル・デビュー作。The EthicsやBrothers of Soulといったマイナーな60〜70年代ソウル45sへの偏愛を感じさせる、重厚なドラム・グルーヴとローファイで歪みの効いたヴィンテージ音響。Al GreenやCharles Bradleyを彷彿とさせる熱く炸裂するシャウトから甘美な歌声までを聴かせるボーカルと、ヴィンテージ感あふれるアンサンブルは、クラシック・ソウルへの深い敬意を持ちながらも、若きバンドならではのダイナミズムとロック的初期衝動が共存している。大学の地下室にて、Tascamの4トラック・カセットレコーダーを用いて日曜の夜ごとに録音された、バンドの原点にして初期衝動が詰まった一枚。
10月下旬再入荷。約450ドル(+ビール1箱)の低予算で制作されたにも関わらずインディー・ソウル・シーンを揺るがした衝撃のデビュー作から進化を遂げ、Durand Jones & The Indicationsが本来描くべきプロダクションを具現化した2nd。Curtis MayfieldやThe Impressionsらを想起させる黄金期のダイナミズムを軸に、ストリングスやバック・コーラスを贅沢に配した圧倒的なスケール感で鳴らされる。Durand Jonesの泥臭く情熱的な歌声と、ドラマーAaron Frazerによる甘美でシルキーなファルセットが見事な対比を描くダブル・ボーカルが炸裂。ヒップホップ・プロデューサー的視点と長年のレコード掘りの深さから導き出された70年代ニュー・ソウル~クラシックR&Bの優美なプロダクションを展開しつつ、単なるノスタルジーに留まらない現代のリアリティと熱量を宿している。

10月下旬再入荷。ジャズとクラブ・ミュージックを跨ぎ30年以上のキャリアを誇るニュージーランドの巨匠サックス/フルート奏者、Nathan Haines。村上春樹の言葉に着想を得たトリオ名義での本作は、オークランドのスタジオにてヴィンテージNeveコンソールを通して一発録音された濃密な即興作品。ビート・プログラミングを廃し、生のサックスやフルート、温かなフェンダー・ローズやアナログ・シンセ、そしてしなやかな生ドラムの対話のみで構築。70年代実験的ジャズ・ロックの芳醇なヴィンテージ質感と、ダンスフロアを通過した現代ジャズ・ハウスのエステティックスが見事に融合している。リアルタイムの感覚と緻密な対話が生み出すスリリングなグルーヴは、予測不能な展開を描きながら心地よい美しさへと結実していく。過剰な編集を削ぎ落としたからこそ際立つ、しなやかで詩的な秀作。
テルアビブの音楽シーンで絶大な存在感を放つレトロ・ファンク/エキゾ・グルーヴ・バンド、Sababa 5と中東伝統舞踊・音楽の世界で活躍する日本人ボーカリスト花島ゆりかとのタッグ再びとなる、自作のDIYスタジオで録音されたオリエンタルで魅惑的な7インチ・シングル『Tokyo Midnight』。60〜70年代のアラビアン・フォークやレトロ・ファンク、サーフ・ロックを基調とした生々しいウネりのあるグルーヴに、伝統的なミズラヒ音楽の色彩と情緒あふれる日本語の歌唱が美しく溶け合っている。アップビートで怪しく揺れるファンキーさに、地中海〜中東特有の哀愁が漂う叙情的なメロウさも滲む。極上のオリエンタル・エキゾチカ・トリップ。
名門〈Strut〉が1960年代後半から80年代にかけてのアフリカ大陸全土から貴重なクリスマス音源を発掘・編纂した、世界初の深掘りアフロ・クリスマス・コンピレーション。ガーナ、ナイジェリア、ジンバブエ、コンゴ、南アフリカまでを横断し、これまで語られることの少なかったアフリカ音楽史における知られざる祝祭の歴史を解き明かす。弾けるハイライフや軽快なタウンシップ・ジャズ、力強いアフロ・ファンクから、温かみあふれるアコースティックやゴスペル的アプローチまで多様な楽曲を収録。讃美歌のトロピカルな解釈やダンサブルなセッションなど、欧米の定番とは一線を画すアフリカならではの伸びやかなリズムと多幸感が満載。アフリカの人々がクリスマスを祝うことに、少し複雑な思いがないことはないものの、これからの季節に、黄金期のアフリカのクリスマスが彩りを添えてくれそうな魅力と好奇心に溢れた一枚!
名門〈Strut〉が1960年代後半から80年代にかけてのアフリカ大陸全土から貴重なクリスマス音源を発掘・編纂した、世界初の深掘りアフロ・クリスマス・コンピレーション。ガーナ、ナイジェリア、ジンバブエ、コンゴ、南アフリカまでを横断し、これまで語られることの少なかったアフリカ音楽史における知られざる祝祭の歴史を解き明かす。弾けるハイライフや軽快なタウンシップ・ジャズ、力強いアフロ・ファンクから、温かみあふれるアコースティックやゴスペル的アプローチまで多様な楽曲を収録。讃美歌のトロピカルな解釈やダンサブルなセッションなど、欧米の定番とは一線を画すアフリカならではの伸びやかなリズムと多幸感が満載。これからの季節に、黄金期のアフリのクリスマスが彩りを添えてくれそうな魅力と好奇心に溢れた一枚!
2022年にノルウェー・トロンハイムでバスクラリネット奏者のVille Lähteenmäkiを中心に結成されたフリー・ジャズ・トリオによるアルバム同年の『Introducing: Ville Lähteenmäki のデビュー・アルバムをフィンランドの地下レーベル〈Ultraääni〉よりストック。シックで土の匂いのする、明白なリリシズムを抑制しながら展開するフリー・ジャズ作品。その中で霊的な旋律、唄のようなサックスが進行する様子は、フリー・ジャズのひとつのお手本のように響いています。その周辺のファンには是非体験して欲しい作品。限定300部。
10月下旬予定。プラチナ・セールを記録した鮮烈なデビューから15年、自らの直感と真摯に向き合い続けるシンガーソングライターELIZAによる『The Darkening Green』。愛や欲望、内省をテーマに掲げ、ティーンエイジャー期に影響を受けた音楽的ルーツと現代的なアプローチを美しく結実。D'AngeloやJanet Jacksonを思わせるレイドバックしたディープなグルーヴと、しなやかでソウルフルな歌声が滑らかに交差し、そこにRadioheadや90sオルタナティヴ・ロック譲りのセンチメンタルで陰影のあるソングライティングが加わり、繊細で親密な音響空間を創り出している。さまざまな影響を消化した、洗練された現代ソウル・ミューシックの佳作。

サックス、フルート奏者Chip Wickhamによる、前作『Cloud 10』に続く、スピリチュアル・ジャズの流れをより柔らかく、内省的に展開した全4曲を収録した12インチEP『Love & Life』が〈Gondwana Records〉より登場。柔らかいメロディがゆっくりと立ち上がり、サックスのスモーキーな質感と穏やかな高揚感。生楽器の質感をそのまま前面に出したアンサンブルは、Yusef LateefやRoland Kirkの系譜を感じさせつつ、現代UKジャズらしい洗練も宿している。難解さはなく、フルートのラインは親しみやすく耳に残り、短編映画のように静かな展開が続く構成で、オーガニックで温度のあるジャズが素直な形で表れた一枚。
