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Ambient / Minimal / Drone

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COMPUMA - horizons (LP)COMPUMA - horizons (LP)
COMPUMA - horizons (LP)SOMETHING ABOUT
¥4,620

アルバム『horizons』は、COMPUMAが2023年7月に自身のBandcampよりデジタル限定でリリースしたEP「horizons EP」をさらに発展させて制作したアルバムとなっており、自身のルーツとなる、熊本・江津湖のほとりや、各地の様々な場所を散策時に、その景色や環境にインスピレーションを得て作られた楽曲で、ミニマルな日常の心地よさをその音へと昇華させたかのような、ゆったりとしたエレクトロニック・ダウンテンポ、 アンビエント、イマジナリーなエレクトロ環境音楽作品となっている。
電子音のうねりが澄み切った空の広がりと湖の景色を横目にゆったりと歩いていく様を表したような「horizons 1」、ヴォコーダー・ヴォイスがどこか人々の営みを彷彿とさせてくれており、歩みのなかの内省にフォーカスしたような、よりミニマルなリズムと電子音の戯れへと絶妙な塩梅で変化させていく「horizons 2」、歩きながらの思索の緩急のような、そして、アーリー電子音楽へのオマージュともとれる「horizons 3」、歩くことに没頭しているかのような、よりストイック・ミニマルなエレクトロ・ダブワイズ「horizons 4」、そして、そしてアルバム・ラストには、広大な空を眺めているかのような、まるで前半部の歩みが淡い記憶として拡張されていく様を描いているかのような、フィールドレコーディングによってそぞろ歩く水辺の気配をまとったノンビート・アンビエント・テイストの、「horizons 5」と、ときに景色と歩くことに没入し、ときに思索にふけり歩き続ける「散歩」の日々のヴァージョンを彷彿とさせる「horizons」5ヴァージョンを収録しており、幕間には「horizons Interlude」を挟んで、たゆたう湖面を彷彿とさせる、前作『A View』収録曲「View 2」のセルフ・リミックス、エレクトロ・ヴァージョン「view 2 electro」を収録した全7曲となっている。

個人的な感想を言えば、どこかクラフトワークの『アウトバーン』を思わせる作品で、かの作品はアウトバーンが走る西ドイツの田園風景をミニマルな電子音による書き割りで描いたわけだが、本作もどこか「散歩」の情景を電子音にて描いているようにも思える作品でもある。とはいえ『アウトバーン』と違うのは、歩みのなかでの内省へも踏み込んでいくような中盤の要素もあり、アルバムを通してさまざまな(心情も含めた)景色を見せる、そんな作品となっている。シーンの潮流たるマクロな視点で言えば、昨今の環境音楽リヴァイヴァルやアンビエント・ミュージックの一般化のなかでの、DJやレコード・バイヤーとして、そうした音楽を長らく紹介してきた彼の新たな回答とも言える作品でもある。

アルバムは、Deavid SoulやUrban Volcano Sound、レコーディング / マスタリング・エンジニアとしても活動する hacchiが共同で制作に関わり、マスタリングは坂本慎太郎ソロ作他、多くの名盤を生み出してきたスタジオPeace Musicの中村宗一郎が手がけている。パッケージ・アートワークは、デザイナー鈴木聖によるもの。(河村祐介)

Satomimagae - Taba (LP)
Satomimagae - Taba (LP)Rvng Intl.
¥3,346

東京在住孤高のエクスペリメンタル・フォークシンガーであり旅人でもあるSatomimagaeによるアルバム『Taba』は、個人的な感覚と普遍的な気配が交錯するような小さな物語を連ねた作品。彼女が日々、自宅スタジオの外から流れ込んでくる風景や音、目に見えるもの・見えないものを静かに観察し、それらを吸収するなかで生まれた楽曲たちは、どこか記憶の揺らぎにも似た時間の中を漂っている。

Perila - Intrinsic Rhythm (LP+10")Perila - Intrinsic Rhythm (LP+10")
Perila - Intrinsic Rhythm (LP+10")Smalltown Supersound
¥4,393

米国の大人気実験作家Ullaとの昨年のコラボレーション・アルバムが大変素晴らしかった、〈Radio.syg.ma〉の共同創設者としても知られるベルリン拠点のDJ/プロデューサー、Perilaによる最新アルバムが〈Smalltown Supersound〉からアナログ・リリース。極地的環境を彷彿とさせる、荒涼として凍てつく広大なサウンドスケープが、深い内省と愁いを込めつつシュルレアリスティックに展開されていく、破格のエレクトロアコースティック/ドローン・アンビエント作品!名匠Rashad Beckerによるマスタリング仕様。

Lisa Lerkenfeldt - Halos of Perception (LP)Lisa Lerkenfeldt - Halos of Perception (LP)
Lisa Lerkenfeldt - Halos of Perception (LP)Shelter Press
¥3,296
幻想的で耽美な没入的な内容。今年度最高峰の白昼夢アンビエント/モダン・クラシカル大傑作!〈Vienna Press〉や〈Aught Void〉といったカルト・レーベル作品も知られる豪州の女性実験作家にして、ミニマリストのストラクチャーを静寂と強度で探求し続けてきた要注意人物、Lisa Lerkenfeldtによる最新アルバム『Halos of Perception』が〈Shelter Press〉からアナログ・リリース。自身によるフィールドワークと電子音響の実践から導き出されたピアノ、チェロ、テープ・ループのアレンジが、内省的でインティメイトなコンクレート・サウンドとシュールな映画のパッチワークの中で、失われた部屋と地下の歴史を照らし出ていきます。限定プレス。Sean McCann主宰の〈Recital〉レーベル作品やLaurel Halo、Deux Fillesなどが好きな方なら間違い無しの一枚です。
Kali Malone (featuring Stephen O’Malley & Lucy Railton) - Does Spring Hide Its Joy (3CD)Kali Malone (featuring Stephen O’Malley & Lucy Railton) - Does Spring Hide Its Joy (3CD)
Kali Malone (featuring Stephen O’Malley & Lucy Railton) - Does Spring Hide Its Joy (3CD)Ideologic Organ
¥3,181

1月中旬再入荷。当店大大大ベストセラー『The Sacrificial Code』でもおなじみ、〈Hallow Ground〉や〈Total Black〉などといった現行アンダーグラウンドの深遠から極めて優れたドローン/実験作品を繰り出す米国出身/スウェーデン・ストックホルム在住の女性ミニマリスト、Kali Malone。名門〈Ideologic Organ〉からの2022年最新作『Does Spring Hide Its Joy』がアナウンス。Stephen O'Malley(エレキギター)、Lucy Railton(チェロ)という豪華ゲストを迎え、Malone自身が調律したサイン波オシレーターを用いて制作した没入型モダン・クラシカル/ドローン作品!パイプオルガンの調律、和声理論、長時間の作曲の経験が、この作品の出発点となっていて、彼女のニュアンスに富んだミニマリズムは、驚くべき焦点の深さを展開し、リスナーの注意の中に瞑想的な空間を切り開いています。

Dialect - Atlas of Green (LP)
Dialect - Atlas of Green (LP)RVNG INTL.
¥3,296

〈Tasty Morsels〉や〈1080p〉からのリリースでも知られるリヴァプール拠点の実験的アンビエント作家Andrew PM Huntのソロ・プロジェクト=Dialectによる最新アルバム『Atlas of Green』が〈RVNG〉から登場。「失われた信号と永続的な衝動がテクノロジーと時間の堆積物から発掘される、未来の夜明けの時代に活動する”Green”という名の若い音楽家」をイメージして作られたというコンセプチュアルな作品。拾い集めた遺物、そして、過ぎ去った色彩のパッチワークとなった本作は、流動的な中期未来の虹色のきらめきを通して投影された幻想的な一枚に仕上がっています。名匠Stephan Mathieuによるマスタリング仕様。〈RTI〉での高品質プレスと盤質も万全!

Asma Maroof, Patrick Belaga, Tapiwa Svosve - The Sport of Love (LP)Asma Maroof, Patrick Belaga, Tapiwa Svosve - The Sport of Love (LP)
Asma Maroof, Patrick Belaga, Tapiwa Svosve - The Sport of Love (LP)Pan
¥3,181

Dorothy AshbyとArve Henriksen、Jon HassellとHildur Guðnadóttirを繋ぐ、愛の不安、調和、不確実性を描く旅。電子音楽家でチェロ奏者のAsma Maroof、ベルリンのクラブ・シーンの中心地〈PAN〉に傑作を残すPatrick Belaga、サックス奏者、理論家、音楽家のTapiwa Svosveによる要注目コラボ・アルバム『The Sport of Love』がアナウンス。現代のロマンスの言語、競争、矛盾について考察をテーマに作り上げた作品であり、第四世界を通過したフリー・インプロヴィゼーション/アンビエント・ジャズと荒涼としたアンビエント・ドローンが溶け合うフリーフォームで破格な一枚!

Natural Information Society & Bitchin Bajas - Automaginary (CS)
Natural Information Society & Bitchin Bajas - Automaginary (CS)Drag City
¥2,075

Natural Information SocietyとBitchin Bajasという、ドローンへの深い理解と霊的な探究心を持つグループ同士による2015年の共作『Automaginary』。音楽的には、アフロ・グルーヴ、クラウトロック、自由な即興的なジャズ、サイケデリック、アンビエント、4つ打ちのビート、ミニマリズムなど、ありとあらゆる要素が曖昧に融合したサウンドで、グナワ音楽に使われる3弦のリュート「ギンブリ」のミニマルなパターンと、Bitchin Bajasが得意とするアナログ・シンセやヴィンテージ機材によるサイケなレイヤーが混ざり合っている。ミニマル・ミュージックの没入性とジャズ由来の自由さが共存しており、Natural Information SocietyとBitchin Bajasという、2つの部族が出会い、未来の儀式をやってみせたような、ひたすら時間が溶けていくような一枚。 

Sarah Davachi - Barons Court (White Vinyl LP)Sarah Davachi - Barons Court (White Vinyl LP)
Sarah Davachi - Barons Court (White Vinyl LP)Late Music
¥5,343

Sarah Davachiの2015年デビューLP。Davachi自身およびサンフランシスコ・ベイエリアのミュージシャンたちが参加した、拡張されたエレクトロ・アコースティックなソロ作品と室内楽作品のシリーズであり、カナダ、カリフォルニア、ヨーロッパ各地で録音された。すべては風景の中にあり、心の位置が風景となっている。

Akira Umeda - Akira Umeda (1988-2018) (2LP)
Akira Umeda - Akira Umeda (1988-2018) (2LP)Lugar Alto
¥5,247
個人的にもカタログ全作品購入しているブラジル・サンパウロ拠点のオブスキュア系発掘レーベル〈Lugar Alto〉からは、知られざるブラジルの日系人歴史学者にして、陶芸家、写真家、ヴィジュアル・アーティスト、製図家、グラフィック・デザイナーなど無数の肩書きを持つミュージシャン、Akira Umedaが1988年から2018年の間に録音した42もの音源をミックスした作品集がアナログ・リリース。サンパウロ州サン・ジョゼ・ドス・カンポスにある梅田の自宅に保管されていたカセットテープからの音源をコンパイル。歌ものからアンビエント・ミュージック、フィールド・レコーディングからイタズラ電話まで、驚くべきほどの幅を持つその創作活動を記録した作品となっています。
claire rousay - sentiment remix (12")claire rousay - sentiment remix (12")
claire rousay - sentiment remix (12")Thrill Jockey
¥5,599

限定250部、ナンバリング入り。クレア・ラウジーが米シカゴ名門〈Thrill Jockey〉からリリースした、アンビエント、ドローンや実験音楽とインディー・ロックを横断する傑作『sentiment』のリミックス・アルバム『sentiment remix』が登場!本作は単なるリミックス集というより、原作アルバムの“拡張”や“共同作業”としての側面が強い作品。ルーセイ本人も「もしこれらがオリジナルとして記憶されてもかまわない」と語るほど、各曲が独立した新しい表現として成立している。リミキサーには、モア・イーズ、パトリック・シロイシ、アンドリュー・ウェザーズなど彼女と縁の深いアーティストが集い、それぞれ自由に曲を選び再構築。それぞれのリワークは、原曲の親密さや静けさを尊重しつつも、新たな音響世界を描き出している。グリッチノイズ、ジャズ、R&B、アンビエントが自然に交差し、クレア・ラウジーの音楽世界をさらに奥行きのあるものにしている。『sentiment』の別視点としても、彼女の“もう一つの新作”としても聴ける濃密な1枚。

Arthur Russell - Open Vocal Phrases, Where Songs Come In and Out (2LP+Obi)Arthur Russell - Open Vocal Phrases, Where Songs Come In and Out (2LP+Obi)
Arthur Russell - Open Vocal Phrases, Where Songs Come In and Out (2LP+Obi)Rough Trade
¥7,386

(数量限定/帯・解説書付き)エクスペリメンタル、ディスコ、ガラージ、ポップ、フォーク...レフトフィールドを縦横無尽に駆け回った天才にして異端児、アーサー・ラッセル。1970〜80年代のNYアンダーグラウンドシーンで数々の伝説を残し、92年のエイズによる没後、彼の卓越した才能は改めて脚光を浴びた。前衛的かつ実験的な彼の作品は、未発表音源をはじめ、数多くの再発盤やコンピレーション音源でも見出され、更には書籍や映画に至るまで、幅広い媒体を通して彼の音楽性、ひいては人物像そのものが、現在進行形で影響を与え続けている。
本作もその例に漏れず、未発表音源に加え、2020年にカセットとデジタルのみでリリースされた音源が収録されている。そして、これらの音源がアーサー・ラッセルの代名詞的作品にして最高傑作『World Of Echo』の基盤となった2つのソロ・ライブ・パフォーマンスであるという点において、彼の審美眼に対する理解を更に追求するための必聴盤と言える作品となっている。
ミニマリズム・ドローン音楽の先駆者としても知られる、NY実験音楽の巨匠フィル・ニブロックが、アーサー・ラッセルと共に企画・プロデュースし、Experimental Intermedia(フィルがディレクションを務める、NY拠点の前衛音楽財団)にて録音が行われた本作は、アーサーが1984年に行った『SKETCHES FOR WORLD OF ECHO』と、1985年の『OPEN VOCAL PHRASES WHERE SONGS COME IN AND OUT』と題された、2つのソロ・パフォーマンスが未編集のまま収録されている。この2つのパフォーマンス音源が基盤となり、Battery Soundで録音されたスタジオ音源やヴォーカルと統合されて完成したのが、彼にとって生涯初となるフルレングスのソロ作品として1986年に発表され、現代音楽家としての評価を決定づけた『World of Echo』である。
未発表音源を含む幻のライブ・アルバムとしてリリースされる本作は、2枚組CDと2枚組LPにて、それぞれ内容、タイトル、アートワーク共に異なる形で発売。2枚組CDでは、初のCD化となる『SKETCHES FOR WORLD OF ECHO』と、初のリリースとなり、未発表音源を含む『OPEN VOCAL PHRASES WHERE SONGS COME IN AND OUT』の全パフォーマンスを収録。2枚組LPでは、CDと同じく初リリースの『OPEN VOCAL PHRASES WHERE SONGS COME IN AND OUT』全パフォーマンスが、Side1からSide3までに収録され、Side4では、『SKETCHES FOR WORLD OF ECHO』のパフォーマンスから「Changing Forest」と「Sunlit Water」を収録。
輸入盤CD、LP共にフルカラーのインサートと、アーサー・ラッセルのアーカイブを数多く手掛ける〈Audika Records〉の創設者、スティーブ・クヌーソンによるライナーノーツが封入され、さらに国内仕様盤CDと帯付仕様LPには、別途日本語解説書が封入される。

ML Buch -Skinned (LP)
ML Buch -Skinned (LP)ANYINES
¥4,784

今年待望のアナログ化が行われた、23年のアルバム『Suntub』が当店大ヒットを記録している、デンマークの作曲家、プロデューサー、歌手のML Buchによる、こちらも人気なデビュー・アルバム『Skinned』が、IngrateやBoli Group、Minais Bらも作品をリリースしている同国・コペンハーゲンのポスト・クラブ系先鋭レーベル〈Anyines〉より初アナログ化!前作からの壮大なギターワークによるキャッチーなメロディーを別次元へと引き上げた初のフル・アルバム。蛍光液体の如く耳に滑り込むような、固有のポップ・センスと、電子的アプローチ、その魅惑的なボーカルを巧みに溶け合わせつつ、デジタル時代の親密さの現実を表現した、先鋭的かつ至福なアート・ポップ/アンビエント・ポップ・アルバム。

Jeff Parker - Slight Freedom (LP)
Jeff Parker - Slight Freedom (LP)Aguirre Records
¥6,359
TortoiseやChicago Undergroundなどでの偉大なる仕事の数々でも知られる大人気ギタリスト、Jeff Parkerによる傑作『Slight Freedom』が待望のリプレス。ロサンゼルス移住直後に録音され、自身のギター奏法にリアルタイム処理やフィールド音響を重ねた、ミステリアスかつ知的な異形のサウンドスケープ。Frank Oceanの"Super Rich Kids"やStrayhornの"Lush Life"の驚異的な解釈にも注目!Neil Young × Brian Eno的幽玄さを秘めつつ、ボサノヴァやドローン、抽象絵画のような即興の飛翔が交錯する、孤高のモノローグです。〈Eremite〉からのリマスター再発盤。〈RTI〉での高品質プレス仕様。お見逃し無く!
Alvin Lucier - Music On A Long Thin Wire (CD)
Alvin Lucier - Music On A Long Thin Wire (CD)Lovely Music
¥2,598

1980年超名盤。15メートルの長さのワイヤーを貼り その両端に巨大な磁石を設置し、空気とワイヤーの振動関係をオシレーターによって発した1972年発表作品。本CDでは約18分のトラックが4つ収録されておりますが、実際は72時間連続してのインスタレーションだった模様。その場の天井、空気の流れ、人の出入り等によりに変化していく瞑想的恍惚持続音。

Robert Ashley - Automatic Writing (CD)
Robert Ashley - Automatic Writing (CD)Lovely Music
¥2,598

2025年リプレス!Nurse with Wound list掲載の裏アンビエント超名盤。1967-79年の音源を集めた79年リリースのRobert Ashleyの初期音源集が遂に待望のアナログ・リイシュー!ASMR的な側面からもレコメンドできそうな一枚。カットアップされる電子音、電子変容した人声、浮かび上がってくる微かなメロディによって、静謐で深遠な音響が淡々と縁取られていきます。細微な変化や経過の様子は間違いなくフェチズムを擽ることでしょう。

Robert Ashley - Private Parts (CD)
Robert Ashley - Private Parts (CD)Lovely Music
¥2,598

2025年リプレス!米国現代音楽史にその名を刻む孤高の作曲家、Robert Ashleyが1977年に残した天上美ミニマル・ポエトリーな名盤!アルヴィン・ルシエ、デイヴィッド・バーマン、ゴードン・ムンマと共に伝説的エクスペリメンタル・ミュージック・コレクティブ、Sonic Arts Unionとしても活動したアシュリーのキャリアの中でも最も重要とされる名盤。1977年にミルズ・カレッジのCenter for Contemporary Musicでの録音で、Lovely Musicにも多くの作品を残している名演奏者、”Blue" Gene Tyrannyによるピアノやポリムーグ、クラビネットの澄み渡る調べに乗せて、Krishna Bhattのタブラが流暢に鳴り響き、アシュリーの霊性溢れるポエトリーが淡々と重ねられていく至極美しい天上ミニマル・ニューエイジ大傑作。

Rafael Toral - Violence of Discovery and Calm of Acceptance (CD)
Rafael Toral - Violence of Discovery and Calm of Acceptance (CD)Touch
¥3,082

Brian EnoやRobert Fripp、またSonic YouthやMy Bloody Valentineからインスパイアされた音響ドローン・ギター・サウンド!90年代には「最も才能豊かで革新的なギタリストの一人」と称され、そして、Sonic Youthのメンバーたちにも愛されたポルトガルの一大音響作家、Rafael Toralが英国Touchより2001年にリリースしていたフィードバック・ドローンの超傑作。

Fennesz - Mosaic (LP)
Fennesz - Mosaic (LP)P-Vine
¥4,500

既に版元完売、お見逃しなく。ギターとコンピューターで無二のエレクトロニック・サウンドを創出するフェネス、約5年半ぶりのニュー・アルバム『モザイク』。おそろしいほど精緻に構築された音像が途方もなく美しい無比の傑作

これはフェネスのこれまででもっとも内省的なアルバムである。2023年末に作曲・録音され、2024年夏に完成した。フェネスはこの4年間で3つ目となる新しいスタジオ・スペースを開設した。さしあたっての構想はなく、今回は厳格な作業ルーティーンでゼロからスタートした。朝早く起きて正午まで作業をし、ひと休みしてまた夕方まで仕事をした。最初はアイデアを集め、実験し、即興で演奏するだけ。その後、作曲、ミキシング、修正。しかし、タイトルは早くから決まっていた。『モザイク』だ。それは、要素をひとつずつ配置して全体像を構築するという、ピクセルが一瞬でそれを行うようになる以前の、旧式の画像作成技術を反映したものだった。

『モザイク』は、その名前が示す通り、繊細かつ複雑なアルバムで、音の断片をつなぎ合わせて広大で没入感のあるものにしている。まるで忘れられた記憶を復元するかのように、あるいは、音のモニュメントを構築するかのように、フェネスは細心の注意を払い、ほとんど瞑想のようなプロセスでこの作品を一層一層、組み立てた。

『モザイク』は、多様な影響と、リスナーによって探求される複数の可能性を備えた、映画的で非常に魅力的で美しいスコアである。

『モザイク』でフェネスは、彼が単なるミュージシャンではなく、音の建築家であることをふたたび証明した。たとえ一瞬であっても、エーテルに溶け込む前に、われわれが生息するための世界を作り上げている。科学と夢が出会い、精密さと詩が出会い、音そのものがわれわれを再発見へと誘う古代の言語となるアルバムだ。まさに珠玉だ!

Edward Artemiev - Stalker / The Mirror - Music From Andrey Tarkovsky's Motion Pictures (LP)
Edward Artemiev - Stalker / The Mirror - Music From Andrey Tarkovsky's Motion Pictures (LP)Mirumir
¥3,322

ソ連時代からの電子音楽、映画音楽の巨匠、Edward Artemievが、タルコフスキーの名作映画『Зеркало(Mirror)』(1975年)と『Сталкер(Stalker)』(1979年)の音楽を再録音したアルバム!タルコフスキー映画2作品の音楽の再録+新曲"Dedication to Andrey Tarkovsky"を収録した珠玉のネオ・クラシカル・アンビエント作品。リマスタリング、新規アートワークを採用したアルテミエフ自身による公式ライセンスのLP。

Deaf Center - Reverie (LP)
Deaf Center - Reverie (LP)SONIC PIECES
¥6,022

ノルウェーのアンビエント・デュオ、Deaf Centerが長い沈黙を経てリリースする新作『REVERIE』が〈SONIC PIECES〉より登場。今回は、2024年10月にベルリンのMorphine Raumで行われたライブ音源を収めた2曲入りの作品で、ピアノのOtto A Totlandと、ギター/チェロ/エレクトロニクスのErik K Skodvinによる即興演奏で、約5年ぶりの共演となった。「Rev」は、深くエフェクトがかかったピアノの反響音がループと電子音の中で変化しながら広がっていく、陶酔的で幻想的なサウンドスケープ。一方「Erie」は、ピアノとチェロによる静かなデュオから始まり、やがて重厚なオルガン・ドローンへと移行。終盤には再びピアノの旋律が現れ、静かな哀しみに沈んでいく。全体として、Totlandの叙情的な旋律とSkodvinの抽象的な音響処理が対比しながら溶け合い、「光と影」「静と動」の緊張感を生み出している。Deaf Centerの次なる章を予感させる一枚!

Novisad - Seleya (LP+DL)
Novisad - Seleya (LP+DL)KEPLAR
¥4,296

Novisadの2001年リリースのセカンド・アルバム『Seleya』が、2004年録音の未発表ボーナストラックを追加し、Andreas LubichのLoop-O Masteringによる新たなバイナルカッティングを施され〈Keplar〉より待望の再発!Kristian Petersによるこの作品は、音楽制作ツールであるAbletonやEurorackが台頭する以前の時代に作られた13のループベースの小品で構成されており、当時の限られた機材やソフトウェアが持つクセや粗さまでも音楽的な味わいとして昇華させた名作。鋭くジャギーなトーン、静かにぶつかり合うループ、不意に訪れる微細な不協和音——それらが編み上げるのは、無機質でありながらもどこか感情を孕んだ、壊れやすい繊細な電子音による風景で、明確な構造やジャンル感に縛られず、試行錯誤の過程そのものが美として響いてくるような佇まいが魅力的。00年代初頭のデジタル音響への純粋な好奇心と、技術的な制約ゆえのユニークな表現が共存する本作は、不完全さのなかに宿る親密さと、繊細でメランコリックな空気をまといながらも自由で探究的。移り変わる時代のはざまの一瞬の美しさをそっと掬い取ったような作品。

Nicolás Melmann - Música Aperta (Light Blue Vinyl LP)Nicolás Melmann - Música Aperta (Light Blue Vinyl LP)
Nicolás Melmann - Música Aperta (Light Blue Vinyl LP)Umor-Rex
¥4,296

音の社会的・詩的な側面に着目しながら、ジャンル横断的なアプローチで作品を制作する、アルゼンチン出身で現在はバルセロナを拠点とするNicolás Melmannの『Música Aperta』が〈Umor-Rex〉より登場!本作は、アコースティックとエレクトロニクスが溶け合う3部構成の作品で、柔らかい質感の音とザラついたテクスチャが繊細に絡み合い、ゆっくりと時間の中に沈んでいくような構成になっている。サティの影響を感じさせつつ、アルヴォ・ペルトの静謐さ、フィル・ニブロックの粗さ、リチャード・スケルトンのノスタルジックな雰囲気も重なるようなサウンド。“家具の音楽”という発想にインスパイアされた、静けさと内省を促すようなリスニング体験を作り出している。

Panos Alexiadis - Cestrum Nocturnum (LP)
Panos Alexiadis - Cestrum Nocturnum (LP)B.A.A.D.M.
¥4,296

ギリシャ・アテネを拠点に活動するサウンド・アーティスト、Panos Alexiadisによる新作『Cestrum Nocturnum』が〈B.A.A.D.M.〉より登場。喪失と再生をテーマにした静かな瞑想のようなエレクトロ・アコースティック作品で、ピアノのセルフサンプリング、断片的な声、フィールドレコーディング、儚いデジタルの痕跡などを重ねて構成されており、音のテクスチャは記憶のように層を成しながら、ぼやけた輪郭の中に余韻を残していく。全6曲、暖かくもかすかな光を湛えた音の織物のように展開し、存在の循環性や、暗闇の中にひっそりと息づく美しさを描き出す。

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