Ambient / Minimal / Drone

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Eraldo Bernocchi, Iggor Cavalera, & Merzbow - Nocturnal Rainforest (LP)Eraldo Bernocchi, Iggor Cavalera, & Merzbow - Nocturnal Rainforest (LP)
Eraldo Bernocchi, Iggor Cavalera, & Merzbow - Nocturnal Rainforest (LP)PAN
¥3,278

アンビエント、インダストリアル、実験音楽といったジャンルで活動するイタリアのギタリストEraldo Bernocchi、ブラジルのヘヴィメタルバンドSepulturaの元ドラマーとして世界的に知られるIggor Cavalera、そしてご存じMerzbowという、一見すると異質な3者のコラボレーションから、熱帯雨林の夜をテーマに予測不可能なサウンドを生み出した作品が〈PAN〉より登場。Bernocchi が手がける重層的なギターと電子処理が土台を形作り、Iggor Cavalera が肉体的で原始的なリズムを叩き込む。さらに Merzbow がノイズの嵐を注ぎ、全体を圧倒的な音響体験へと押し上げている。激しいインダストリアル・ドローンや環境音的テクスチャーの中に、時折ジャングルを思わせるプリミティヴな打楽器の呼吸が浮かび上がるそのサウンドは、単なる轟音ではなく、森の闇に包まれるような没入感と儀式的な高揚を兼ね備えている。深夜に聴くと、音の密林に迷い込むようなトリップ感のある一枚。

Gigi Masin - Talk To The Sea (2LP)Gigi Masin - Talk To The Sea (2LP)
Gigi Masin - Talk To The Sea (2LP)Music From Memory
¥5,592

MFMの名作、Gigi Masinを一躍有名にしたリリースがリプレスです!! 立ち上る桃源郷...生命本来の瑞々しさが蘇る儚いひと時...ニューエイジ/バレアリック新時代に歴史的遺産を提示する名レーベル"Music From Memory"より、新たに出版されるのはイタリアの古くからのアンビエント作家、Gigi Masin。
イタリア産アンビエントの名盤Windや、あのCharles Haywardとの共作なんかも発表している人物。その"Wind"収録曲始め、今作はこれまでの作品から選出された編修盤という1枚で、どれも有機的な楽園の広がりがあり、穏やかに包んで心を離さず、すやすやと佇む電子の海辺が待っています。透明なアンビエンスとコーラスや、魅惑に響くストリングスもさながら、なにより音のプロダクション面が際立っていて、その場の空間への浸透度合いが感動もの。全音楽好きに推したい珠玉盤です!

Stephen O'Malley -  Spheres Collapser (LP)
Stephen O'Malley - Spheres Collapser (LP)Xkatedral
¥3,947

Sunn O))) の共同創設者Stephen O’Malleyによる、パイプオルガン作品『Spheres Collapser』が〈XKatedral〉より登場。本作は2つの長尺パイプオルガン曲で構成されており、O’Malley が演奏し、Kali Malone、Puce Maryも参加。録音にはスイス・ローザンヌのÉglise Saint‑Françoisにある歴史的オルガンが使用されており、スイスの名工Johann Jakob Scherrerによる18世紀のバロックオルガンを核として、19世紀のイギリスのWalker & Sonsと、現代のスイスの名門Orgelbau Kuhnによる大規模な増築、改修を経た、3つの時代の音色が統合された巨大な複合オルガンの音響が楽しめる。2つの楽章はどちらも長尺ながら、微細な倍音の揺れ、空気の震え、残響の変化が絶えず移ろい続け、時間感覚をゆっくりと溶かしていく。音は決して劇的に動かないが、わずかな変化が巨大な空間全体に波紋のように広がり、聴く者を深い集中へと導く。

Jessika Kenney & Eyvind Kang - The Face of the Earth (LP)Jessika Kenney & Eyvind Kang - The Face of the Earth (LP)
Jessika Kenney & Eyvind Kang - The Face of the Earth (LP)Ideologic Organ
¥3,874

声とヴィオラを中心に、ペルシャ古典音楽・ガムラン・ミニマリズムなど多様な要素を融合した、Jessika Kenney & Eyvind Kangによる深淵で霊的なサウンドコラボレーション第2弾『The Face of the Earth』。Kenney の透明で祈りのような声は、言語を超えた響きとして空間に漂い、Kang のヴィオラやセタールはその周囲にゆっくりと揺らぐドローンを描き出す。ペルシャ詩のテキストやジャワ音楽の影響が随所に感じられながらも、全体としてはジャンルを超えた抽象的な音響作品として成立しており、静謐でスピリチュアルな実験音楽の魅力が凝縮された一枚。

Emily A. Sprague - Cloud Time (LP)
Emily A. Sprague - Cloud Time (LP)Rvng Intl.
¥3,497

モジュラーシンセを駆使して、自然の風景や天候、時の移り変わりを音で表現するEmily A. Spragueによる、2024年秋に行われた初の日本ツアーを記録したライヴ・アルバム。全国各地の会場で収録された8時間以上におよぶ演奏から編まれており、余計なミックスを施さず、最低限の編集だけでまとめられている。このツアーは旅として構想されていて、彼女はその場ごとの環境や空気とやりとりするように演奏を展開し、リアルタイムで反応できるようにライヴ機材を組み直し、偶発性と直感に身をゆだねながら音を紡いでいる。収録曲は実際の演奏順ではなく、ひとつの物語の流れを描くように配列されており、たとえば「Nagoya」「Tokyo 1」、10分を超える「Matsumoto」などは、重ねられたシンセの層が静かに脈打ち、日本の環境音楽やディープ・リスニングの系譜とも響き合う内容になっている。彼女が日本での出会いから引き出した、個人的で、かつ癒しの感覚に満ちた一回性の強いアンビエント・ドキュメント。

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Those Who Walk Away -  Afterlife Requiem (LP)Those Who Walk Away -  Afterlife Requiem (LP)
Those Who Walk Away - Afterlife Requiem (LP)Constellation
¥1,800 ¥3,879

カナダの作曲家Matthew Patton によるプロジェクト Those Who Walk Away による、亡き友人 Jóhann Jóhannsson への深い哀悼を込めたポスト・クラシカル作品『Afterlife Requiem』。ポストクラシカルの巨匠Jóhann Jóhannssonのハードドライブに残されていた未完成の録音断片を素材として使用、その残響を中心に、アイスランドの Ghost Orchestra とウィニペグの Possible Orchestra、2つの弦楽五重奏団も参加し、新たな構造を編み上げている。ドローン、エレクトロアコースティック、フィールド録音、沈黙に近い音が重層的に配置され、音が現れては消え、弦の残響が霧のように漂う。深い静寂と低域のうねりが共存する幽玄な音世界は、レクイエムでありながら、どこか祈りのような温度を持っている。180g重量盤。

中川裕貴|Yuki Nakagawa - 弭|Yuhazu (CD)中川裕貴|Yuki Nakagawa - 弭|Yuhazu (CD)
中川裕貴|Yuki Nakagawa - 弭|Yuhazu (CD)YUHAZU
¥2,500

独学でチェロを学び、関西を中心に活動しながら即興演奏から舞台音楽、現代美術家への音源提供などなど多岐に亘る活動を行い、近年は日野浩志郎(goat、YPY)とのDUOプロジェクト「KAKUHAN」や、オーストラリアのユニット「CS+Kreme」のアルバム「The Butterfly Drinks The Tears Of The Tortoise」にも参加するチェリスト「中川裕貴」による、チェロと自身で製作した弓(通称:バッハ弓)によるアコースティック演奏を収録したCD+テキスト集がリリース。

2024年12月にロームシアター京都で開催されたコンサート「中川裕貴 - 弭」に向けて録音された、自作の弓を使用した完全アコースティック演奏の録音CDとコンサートに至るまでに書かれた自身の演奏に関するエッセイや、自作のチェロ弓(バッハ弓)の解説など、近年の思考/試行が垣間見えるテキスト集も付属。

なおテキスト集には詩人・小笠原鳥類が「中川裕貴のチェロを聴いて書いた(独学の)俳句」を特別に寄稿し、中川のチェロに独自の詩を沿えている。

人間の「声」に最も近いと言われる「チェロ」という楽器を、独自の弓を使用し演奏することで、この楽器に内在する多様な「声」を現実化する試みが15曲に亘り繰り広げられています。

Raphael Rogiński & Ružičnjak Tajni - Bura (CD)
Raphael Rogiński & Ružičnjak Tajni - Bura (CD)Instant Classic
¥2,346

ポーランドのギタリスト、Raphael Rogińskiと、セルビアの伝統歌唱を軸に活動するRužičnjak Tajniが共作した、バルカンの深い伝承を思わせる響きと現代音響が交わるエクスペリメンタル・フォーク作品。強靭でストレートなバルカン歌唱が中心にあり、その倍音や揺れが音楽全体の芯をつくる。対照的にロギンスキのギターは、旋律を前に出すのではなく、ドローンや打弦、鋭い単音を組み合わせながら、独自の質感で周囲を支えている。民謡の旋律や宗教歌、オスマン帝国由来の古い歌など、バルカン半島の多層的な音文化を素材にしながら、和声や音の配置は現代音楽的で、伝統と実験が自然に呼応する独自の音響世界を形成。リズムは明確に刻まれず、呼吸や語りの間合いが時間の流れをつくり、聴き手を歌の奥にある風景へと引き込む。

Morton Feldman - Piano (5CD Box)
Morton Feldman - Piano (5CD Box)Another Timbre
¥8,264

長大なMorton Feldman のピアノ作品をほぼ網羅!Philip Thomas による25年以上の研究と演奏経験が結実した、決定版とも言える 5 枚組ボックスセット。John Tilbury の4CD旧全集では未収録だった作品も多数収録しており、うち3曲は世界初録音。極めて柔らかいタッチと精密なコントロールが印象的なPhilip Thomas の深い理解と静謐な演奏が、Feldman の音楽の本質である、音の消え際、時間の伸縮、静寂の美を鮮やかに浮かび上がらせている。52ページに及ぶPhilip Thomas による詳細な解説も付属。Feldman の作曲思想、演奏解釈、作品背景が丁寧に記されており、研究資料としても価値が高い一作。

Morton Feldman - Trios (6CD Box)
Morton Feldman - Trios (6CD Box)Another Timbre
¥9,867

Morton Feldman後期の三つの大作「Why Patterns?」「Crippled Symmetry」「For Philip Guston」を収めたCD6枚組ボックスセットが〈Another Timbre〉より登場。演奏はGeorge BartonとSiwan RhysによるGBSR Duoに、フルート奏者Taylor MacLennanを加えた編成で、Feldmanが晩年に好んだフルート、ピアノ(またはチェレスタ)、打楽器という独自のトリオ編成による作品を網羅している。収録の後期三大作は、1970年代後半〜80年代のFeldmanが確立した、静けさの中で微細に変化し続ける音を極限まで追求した作品群で、静けさの中で音がわずかに揺らぎ、時間が伸び縮みするような独特の世界。GBSR Duo+Taylor MacLennanによる演奏も、透明度が高く、緊張感と静けさが共存する精緻なもの。音が消えゆく瞬間に重心が置かれた、極限まで繊細な時間の芸術。

Eden Lonsdale -  Dawnings (2CD)
Eden Lonsdale - Dawnings (2CD)Another Timbre
¥4,574

Eden Lonsdale による、夜明け前の薄明かりのように、静かな音が少しずつ形を変えながら広がっていく作品『Dawnings』。長く伸びる持続音が重なり、その内部でわずかな揺らぎや色の変化が生まれる。大きな動きはほとんどないにも関わらず、聴いていると空気の密度が少しずつ変わっていくような感覚がある。音が動くというより、
空間そのものがゆっくりと明るくなっていくような印象の Lonsdale の音楽は、微細な音の重なりだけで豊かな表情が生み出されている。静けさが主役となり、その中で生まれる小さな変化が、まるで光が差し込む瞬間のように繊細に響く。何も起きていないようでいて、実は絶えず変化しているという静かなドラマを描いた、内省的で美しい一枚。

Morton Feldman - Violin and String Quartet (2CD)
Morton Feldman - Violin and String Quartet (2CD)Another Timbre
¥4,574

Morton Feldman晩年の代表作「Violin and String Quartet」を、Apartment Houseが鋭敏な感性で捉え直した新録音。「Violin and String Quartet」は、Steve Reichが「Feldmanの作品で最も美しい」と語った、同じ1985年に書かれた「Piano and String Quartet」をさらに推し進めたような作品で、2時間20分にわたって、ほとんど動かないようでいて、微細な変化が絶えず揺れ続ける。Apartment Houseの解釈は、これまでの録音とは明確に異なっており、各楽器を近接で収録し、弓の圧力の変化や、わずかな音程の揺れ、響きの微動までを拡大して聴かせる。Feldmanがこだわった自然な残響や音の減衰が、余白の中で前景に浮かび上がり、音と音のあいだの沈黙までもが作品の一部として息づくかのよう。旋律らしい旋律はほとんどなく、雲のように漂う和音の層がゆっくりと形を変え、同じようでいて違う音の渦が何度も現れては消える。その反復は、聴き手に絶えず小さなデジャヴを与え、現実感覚を曖昧にする。注意深く耳を澄ませるほどに世界は広がり、時間から解き放たれ、ただ音の中に漂うMorton Feldmanの到達点。

Morton Feldman -  Two Pianos and other pieces, 1953-1969 (2CD)
Morton Feldman - Two Pianos and other pieces, 1953-1969 (2CD)Another Timbre
¥4,574

〈Another Timbre〉より、モートン・フェルドマンのもっとも実験的で興味深い時期の一つである1950〜60年代の重要作を包括的に収めたアルバム『Two Pianos and Other Pieces, 1953–1969』。中心となる「Two Pianos」(1957)は、フェルドマン解釈の第一人者John TilburyとPhilip Thomasによる2台ピアノ作品で、同じ素材をわずかに異なるタイミングで反復することで生まれる微細なズレと揺らぎが、フェルドマンの美学を純度高く体現している。他の収録曲には、ピアノ作品の他、室内楽曲が多数含まれ、弦・打楽器・金管が加わることで、静謐な音の層が淡く重なり合うフェルドマン独自の音響世界が立ち上がる。音は沈黙と等価に扱われ、空間に漂い続ける。浮かび上がる物語性を排した純粋な時間の流れ。

Nicolas Gombert & James Weeks - G O M B E R T (CD)
Nicolas Gombert & James Weeks - G O M B E R T (CD)Another Timbre
¥2,483

ルネサンス後期の作曲家ニコラ・ゴンベールの濃密なポリフォニーを、現代の耳で静かに照らし直した作品集『G O M B E R T』。ここで聴こえるのは、歴史的な作品の再現というよりはゴンベールの音楽が現代の空気の中でどのように響き直すかを探る、繊細で内省的な対話。〈Another Timbre〉主宰サイモン・レイネルの、癌の診断をきっかけとした「初期音楽を別の文脈で聴きたい」という個人的な願いから始まったこのアルバムは、古楽の神聖さや霊性を脱ぎ捨て、音楽を現実へと引き戻す。通常は声楽で歌われるモテットを、Apartment House がチェロ、ヴィオラ、バスクラリネット、バスフルート、そして意外にもトランペットという暗く低い器楽編成で演奏する。ビブラートも教会の残響も排したストレートな音は、ゴンベールの音楽を天上の響きから解放し、静寂の中にリアリティを伴ってポリフォニーを浮かび上がらせる。電子サイン波、ピアノ、微分音による静謐なテクスチャーがゴンベールの濃密さと好対照をなす作曲家ジェイムズ・ウィークスによる5つの間奏曲も挟まれ、古楽の残響と現代の静謐が共存する、稀有な音響世界を生み出している。

Morton Feldman -  Intermission 6 (CD)
Morton Feldman - Intermission 6 (CD)Another Timbre
¥2,483

フェルドマン初期の美学が最も純粋な形で現れたピアノ作品『Intermission 6』。音は流れず、語らず、ただ静かにそこに置かれる。ひとつひとつの音が空間に浮かび、消えていくまでが作品の中心となり、音と静寂の境界がゆっくりと溶けていく。テンポの感覚はほとんどなく、音は点描のように散らばり、そのあいだに広がる余白が、むしろ音以上の存在感を持つ。音がほとんど動かないのに、時間がどんどん深く沈んでいくような独特の感覚。抽象絵画のように、意味や物語を排した純粋な音の配置。後期の長大な作品へとつながる美学の原型が、この短いピアノ曲の中に凝縮されている。静寂の中に微細な色彩が立ち上がる、フェルドマンの核心を味わえる一枚。

Catherine Lamb - Curva Triangulus (CD)
Catherine Lamb - Curva Triangulus (CD)Another Timbre
¥2,483

アメリカ出身の現代音楽作曲家 Catherine Lamb が長年探求してきた音の関係性そのものを聴くという美学が、極めて純粋な形で展開される作品『Curva Triangulus』。長く持続する音、わずかにずれた音程、倍音が重なり合うことで生まれる微細な揺らぎ。そのどれもが、旋律やリズムといった音楽的な動きを超えて、音と音のあいだに生まれる現象そのものを聴かせる。音はほとんど変化しないように見えて、実際には空気の密度が少しずつ変わり、うなりや干渉が静かに脈動する。その変化はあまりに緩やかで、気づいたときにはまったく別の場所に立っているような感覚がある。静けさの中に複雑な色彩が潜み、音が空気と溶け合いながら形を変えていく、Lamb の音楽が持つ透明な濃密さが、極限まで研ぎ澄まされた一枚。

Morton Feldman - String Quartet and Piano (CD)
Morton Feldman - String Quartet and Piano (CD)Another Timbre
¥2,483

Morton Feldmanの晩年作「Piano and String Quartet」を、Apartment Houseが極限まで繊細な集中力で描き出した名演。2021年、ロンドンの Wigmore Hall で行われたFeldman 1日3公演の最終ステージで披露された演奏が大きな反響を呼び、その流れから正式録音が実現。80分近い長尺にもかかわらず、音楽はほとんど囁きのように静かで、ピアノの柔らかな反復と、弦楽器の薄いヴェールのような持続音が、触れそうで触れない距離感を保ちながら進んでいく。旋律や展開を追うというより、音の質感や配置がわずかに変化していくのに浸るもので、時間が伸びたり縮んだりするような感覚が生まれ、聴き手は音の中に静かに沈み込んでいく。Feldman晩年の静謐な美の核心を捉えた一枚。

Morton Feldman - Piano Violin Viola Cello (CD)
Morton Feldman - Piano Violin Viola Cello (CD)Another Timbre
¥2,483

フェルドマン晩年の美学が極限まで研ぎ澄まされた室内楽作品『Piano, Violin, Viola, Cello』。ピアノと弦楽三重奏というシンプルな編成にもかかわらず、音はほとんど動かず、語らず、ただ静かに置かれる。わずかな配置の変化が、時間の流れをゆっくりと歪め、聴くという行為そのものに意識が沈んでいく。音と音のあいだには大きな余白があり、その静寂こそが作品の中心で、反復するようで決して同じには戻らないパターンが、微細な揺らぎを伴って現れては消え、抽象絵画のような静かな迷宮を形づくる。長大でありながら、密度は限りなく薄い。しかしその薄さの中に、フェルドマンが追い求めた無時間性が息づいているよう。何も起きないようでいて、深く吸い込まれる、フェルドマン後期の核心。

Chip Wickham -  The Eternal Now (Black BioVinyl LP)Chip Wickham -  The Eternal Now (Black BioVinyl LP)
Chip Wickham - The Eternal Now (Black BioVinyl LP)Gondwana Records
¥4,984

Black BioVinyl限定版。イギリスのサックス/フルート奏者、プロデューサーのChip Wickhamの最新作『The Eternal Now』が〈Gondwana Records〉より登場!本作はChip Wickhamのフルート/サックスを軸として、スピリチュアル・ジャズ、60年代英国ジャズ、モダン・ジャズ、ダウンテンポの要素を融合。プロデューサーとしてMatthew Halsallを迎え、The Cinematic OrchestraのドラマーLuke Flowersや、Mr. Scruff作品で知られるベーシストSneaky、さらにトランペット、チェロ、ヴァイオリン、コンガなど、多彩な顔ぶれが参加している。穏やかながら内包するグルーヴの奥深さが際立っていて、精神性と肉体性が交差するような豊かな音楽性が魅力的。

The Cosmic Tones Research Trio - All is Sound (LP)The Cosmic Tones Research Trio - All is Sound (LP)
The Cosmic Tones Research Trio - All is Sound (LP)Mississippi Records
¥3,896

各所で即完売となっていた人気盤です、お見逃しなく!ニューエイジ・ファンにも推薦!サックス、チェロ、ピアノ、フルートを中心に繰り広げられる親密で優美なコスミッシェ・アンビエント・ジャズ・サウンド。ポートランドの「偉大なブラックミュージック」の最高の実践者、The Cosmic Tones Research Trioが、母なる地球へと捧げる音楽『All is Sound』が〈Mississippi Records〉よりアナログで登場。ゴスペルやブルースのルーツやスピリチュアル・ジャズの要素も内包した、癒しと瞑想に捧げる、真摯で宇宙的なレコードに仕上がっています。

Debit - Desaceleradas (LP)
Debit - Desaceleradas (LP)Modern Love
¥5,287

メキシコ出身のアーティスト Debit こと Delia Beatriz によるモンテレイ発祥のクンビア・レバハーダ(Cumbia Rebajada)をアンビエント的に再解釈した作品『Desaceleradas』が〈Modern Love〉から登場。モンテレイのDJ Gabriel Dueñez が90年代に偶然生み出した(?)、テープデッキの過熱でテンポが半分に落ちたクンビア、「クンビア・レバハーダ」。クリック&カット的なアンビエント処理と、スローモーション化されたクンビアのリズムを融合。ノイズやテープ感を活かした質感も相まって没入的で幽玄な一枚となっている。

MOBBS & Susu Laroche - ZERO (LP)
MOBBS & Susu Laroche - ZERO (LP)MODERN LOVE
¥4,950

UKのプロデューサーMOBBSとフランス系エジプト人アーティスト/呪術師Susu Larocheがタッグを組み、神秘的で儀式めいた雰囲気を持つニューアルバム『ZERO』を大名門〈Modern Love〉よりリリース!本作は、DJ ScrewやMy Bloody Valentineの影響を受けた、トリップホップとシューゲイザーの融合であり、CurveやCocteau Twins、Leila、Nearly Godといったアーティストの影も感じられる。MOBBSの多様な経験と、Larocheの退廃的でアンダーグラウンドな表現によって二人の音楽は、呪術的な詠唱と歪んだダブのビートが交錯し、かすかな明かりに照らているような幻想的な雰囲気を呼び起こす。彼らのサウンドは初期のMy Bloody Valentineのようなざらついた美しさを持ちながらも、ヒップホップ、ドローン、ノイズといった要素を取り入れ、過去の音楽の単なる再現ではなく、冷徹な視点を持った現代的な解釈を加えている。

Patrick Lysaght - For the Birds (LP)
Patrick Lysaght - For the Birds (LP)Holidays Records
¥4,496

科学者であり芸術家でもある Patrick Lysaght が、リオ・グランデ動物園の熱帯雨林バードハウスで42種150羽の鳥たちと共に演奏したという、前代未聞のセッションを収めた作品『For the Birds』。フルートや弦楽器、打楽器の響きに、鳥たちの声や羽ばたきが自然に溶け込み、人間と動物が対等な存在として関わり合う、奇跡のような音世界が広がる。偶然性と野性味が交差しながらも、どこか調和のある独特の世界は、フィールドレコーディングともアンビエントとも異なる、唯一無二の魅力を放っている。オリジナルテープはGiuseppe Ielasiによって丁寧にマスタリングされ、当時の空気感や鳥たちの細やかな反応まで鮮明に蘇る。自然と人間の境界が溶ける瞬間を捉えた、奇跡的なドキュメント。アイデアの面白さもさることながら、そこにはっきりと聴くことのできる鳥たちとの交感は、静かな祝祭性すら宿り、深く心に残る一枚となっている。

Charlemagne Palestine - Battling the Invisible (LP)Charlemagne Palestine - Battling the Invisible (LP)
Charlemagne Palestine - Battling the Invisible (LP)Alga Marghen
¥4,596

1969年の電子音実験と1972年のベーゼンドルファー・ピアノ録音を組み合わせた、Charlemagne Palestine の初期思想を鮮烈に示す未発表音源アーカイブ作品『Battling the Invisible』。アメリカ・ミニマリズムが定型化しつつあった時期、Palestine はニューヨークのロフトや廃工場で、サイン波・オシレーター・低周波を使った孤独な実験を続けていた。A面の「Low Sounds 3」は、建物の基礎から響き出すような低周波が15分間持続するドローンで、伝統的な展開はなく、音が空間を侵食していく存在の音楽。Eliane Radigue の瞑想的ドローンを、より荒削りで物理的な感覚に振り切ったような印象すら漂う。続く「Sine Tone Study」は、サイン波が重なり合い、うなり・干渉・ビーティングを生む、音の微細な変化を科学者のような精度で観察する、純粋な音響実験。1972年のベーゼンドルファー録音は、後のストラミングスタイルへつながる重要な橋渡しで、鍵盤を身体的に叩き続け、倍音を飽和させる儀式的アプローチがすでに芽生えている。電子音の純粋な探求から、鍵盤による恍惚の倍音世界への移行点を捉えた、初期Palestine を理解するうえで不可欠な一枚。限定300部

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