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Seaglass Wave Translucent Vinyl仕様。Meditationsでベストセラーだったコンピレーション「Fragments du Monde Flottant」の監修でも知られ、蜜教の研究や東洋音楽そして細野晴臣を敬愛するシンガーソングライターDevendra Banhartと、プロデューサーとして数々の素晴らしい作品を共に生み出している盟友Noah Georgeson。パンデミックの中、別々にレコーディングし完成させたアンビエントアルバム。 2019年のDevendra Banhartのアルバム「Ma」をレコーディングしているときに制作がはじまり、2020年に仲間と共に作品としてまとめられた。 2人が出会った頃から温めてきたアイデアが20年越しで今の時代にこそ必要だと、いよいよ形となって発表された。 ヘンリー・カウエル、ルー・ハドソン、ポーリン・オリヴェロスなどニューエイジ・ミュージックの先人たちからの影響を色濃く感じさせつつも自分たちの感性を存分に表現しているのは流石です!! 禅の世界にも通じるような慈悲に満ちた、瞑想的なこの作品はタイトル通り美しい"避難"場所になることでしょう。
フォークを土台にしながらも、サイケデリック、トロピカルなラテン音楽、ローファイ・ポップ、そしてヒッピー的な精神世界を溶け合わせた、とびきり自由で奔放な作品『Cripple Crow』。アシッド・フォークを21世紀にアップデートしたかのような、2005年に〈XL〉から発表されたデヴェンドラ・バンハートの名作は、「Freak Folk」や「New Weird America」といったムーブメントの先駆けとして、当時のインディ・フォークに大きな影響を与えた。今回、そのリリースから20周年を記念してデヴェンドラ自身の新レーベル〈Heavy Flowers〉から初の再発盤が登場。オリジナル2LPに加え、クリア・グリーン・スモーク仕様のボーナスLPを追加した全3枚組仕様。ボーナスLPには未発表デモ5曲、未発表ライヴ2曲、当時録音された埋もれた名曲1曲、そしてB面トラック1曲の計9曲が収録。デヴェンドラならではの子どもじみた無垢さと老成したスピリチュアリティが再び!

アムステルダム拠点のNicolini、Nushin Naini、La RatによるトリオDevon Rexiと、UKアンダーグラウンドの重要人物John T. Gastによるコラボレーション作『Breathstep』。クラウトロックの反復性、ノーウェイヴ的な生々しい質感、そしてGastの深く沈み込むダブ処理が混ざり合い、有機と人工が同時に脈打つような独特の音響世界を形成。音の断片が突然現れては消えるコラージュ的構造、湿り気を帯びた重低音、呪術的に加工されたヴォーカル。どれもがダンスミュージックの枠を外れながら、身体の奥を震わせる奇妙なグルーヴを生み出している。残響や空白の扱いが異様に巧みなGastのプロダクションもあり、音が沈んでいく深度そのものを聴かせるような感触のある前衛性と中毒性を兼ね備えた1枚。
ジャマイカのシンガーDevon Russellが残したCurtis Mayfieldカヴァーの中でも特に評価の高い2曲「Move On Up」と「Darker Than Blue」をカップリングした7インチが、〈Death Is Not The End〉のサブレーベル〈333〉から再発。元音源は、1993年に発表されたCurtis Mayfieldトリビュート作『Darker Than Blue』に収録されていたもので、Mayfieldへの深い敬意と、ジャマイカのシンガーとしての Russellの個性が美しく交差している。Mayfieldのソウルフルなメロディをルーツ・レゲエの呼吸で再構築した柔らかいグルーヴが魅力的な、時代を超えて愛される名カヴァー。

バリの革新的作曲家Dewa Alitが率いるGamelan Salukatによる最新作。Dewa Alit自身が設計した11音階の独自調律のガムラン楽器群と、インドネシア出身のピアニストSri Hanuragaを迎え、ガムランとピアノが衝突しながらも一体化していくダイナミックな構造。金属的な倍音が渦を巻くガムランの層に、ピアノの打鍵が切り込むことで生まれるポリリズムは、アコースティックでありながら電子音楽のような鋭さを持つ。高速反復やミュート奏法が生む異常に精密で推進力のあるリズムの塊、そしてガムラン特有の揺らぎが共存し、聴くほどに迷宮へ引き込まれる。安易なクロスオーバーではなく、異なる調律とリズム体系がぶつかり合うことで生まれる新しい音響による先鋭的なリズム・サイケデリア!
ジャズ~ディスコ~ファンク界隈に名を轟かす名キーボード奏者、Dexter Wanselの1976年発表の初ソロ・アルバム。壮大な幕開けを飾るA Prophet Named K.G.、多くのDJに愛されるLife On Mars、宇宙シンセシストにツボなTheme From The Planetsなどなど、好曲揃いでサンプリングネタも満載。Robert Abel系宇宙観のアートワークも良い、コズミック・ジャズ・ファンク。
EYE名義でも知られるLaurène Expositoと、Parasite Jazzなどで活動するThéo Delaunayによるフランス・ブレストを拠点とするデュオDiagonale des Yeuxが、アムステルダムは〈Knekelhuis〉からリリースするデビュー作『Madeleine』。1980年代フランスのアンダーグラウンド・ポップから現代のローファイ感覚までを横断する、DIY精神あふれるアヴァン・ポップ。歌詞はフランス語・ドイツ語・英語・スペイン語が入り混じる多言語構成で、トイミュージック風のメロディ、猫の鳴き声、奇妙に揺れるシンセ、ポストパンクのざらつきが同居し、The ResidentsやCindy Leeを思わせる周縁のポップが生まれている。
〈Tasty Morsels〉や〈1080p〉からのリリースでも知られるリヴァプール拠点の実験的アンビエント作家Andrew PM Huntのソロ・プロジェクト=Dialectによる最新アルバム『Atlas of Green』が〈RVNG〉から登場。「失われた信号と永続的な衝動がテクノロジーと時間の堆積物から発掘される、未来の夜明けの時代に活動する”Green”という名の若い音楽家」をイメージして作られたというコンセプチュアルな作品。拾い集めた遺物、そして、過ぎ去った色彩のパッチワークとなった本作は、流動的な中期未来の虹色のきらめきを通して投影された幻想的な一枚に仕上がっています。名匠Stephan Mathieuによるマスタリング仕様。〈RTI〉での高品質プレスと盤質も万全!

アメリカの前衛的ミュージシャン、SSW、ヴィジュアル・アーティストであるDiamanda Galásが、2017 年にシカゴの〈Thalia Hall〉とシアトルの〈Neptune Theatre〉で行わった公演から厳選した録音を収録したコンサート作品『Diamanda Galas in Concert』を発表。レンベーティカ、ソウル、ランチェーラ、カントリー、フリージャズなどの様々な領域を横断。ピアノと彼女の並外れた声の表現力のすべてを注ぎ込み、時間、伝統、様式の慣習という心地よい古色をはぎ取り、歌の生きた心である生々しい人間の感情を露わにして表現した強烈なライブ・アルバム!見捨てられ、追放され、堕落した人々のための歌に、ハードボイルドなラブソングまで素晴らしい内容です!



テキサス州オースティンのハードコア・パンク史を語るうえで絶対に外せない存在であるDicksの、政治的怒りと個人的な叫びをむき出しのまま刻みつけたデビュー作『Kill From The Heart』。冒頭の「Anti-Klan」から、反KKK、反人種差別のメッセージがストレートに突き刺さる。Gary Floydの声は荒々しいだけでなく、どこか切実で、怒りよりも生存の叫びに近いニュアンスを帯びている。ギターはブルースの泥臭さを残しつつ、フィードバックが不安定に揺れ、FlipperやNo Trendに通じる壊れたテンションが曲ごとに顔を出す。1〜2分台の短い曲が連打される構成は、曲というより感情の断片を投げつけるようなであるにも関わらず、リズム隊はタイトで、混沌の中に妙な統一感が生まれているのがDicksらしい。1983年テキサスの政治性、怒り、混沌をそのまま音にした歴史的名作。
スペイン出身の音楽家DídacことDiego Ocejo Muñozによる、民族音楽学アーカイブを再構築した儀式的アンビエント作品『DÍDAC』がスウェーデンの〈Fasaan Recordings〉から登場。本作は、ジュネーブ民族学博物館の音楽アーカイブに基づいて制作されており、蝋管、テープ、儀式歌、民謡などの録音資料を再構築し、ポストモダンなアンビエント・ナラティブへと昇華。民族楽器のサンプルと電子音響が交錯し、過去と現在、記録と創造が共鳴、儀式的なリズムとニューエイジ的な浮遊感が、精神的な浄化と再生のプロセスを描く。カトリック的な背景とカタルーニャ/カスティーリャのルーツを持つ彼の個人的な信仰が反映されており、古い民族音楽のアーカイブが生きた対話相手として現れてくるよう。フォークロアと現代音響芸術が交錯する深遠な作品。
Achim Reichelのソロ・プロジェクトとして名高いA.R. & Machinesが1971年にリリースした最も独創的なクラウト・アルバムの一つ『Die Grune Reise』(別名『The Green Journey』)がアナログ・リイシュー。オリジナル・ビート・ムーブメントに背を向け、多層的なサウンドの無限性を受け入れたReichelが作り上げた、プログレッシヴ・ロックの異端にして到達点、そして、リゼルグ・ルネッサンスと呼ぶべきトリップ・レコード盤!
