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DJ BeBeDeRaによる初の本格的なアンソロジー『Clássico』がリスボンの〈Príncipe〉から登場。2014年から現在までに制作された入手困難なトラックを網羅し、彼の荒削りで肉感的な、アングラ・ダンスミュージック、タラッソ・サウンドが全面的に展開されている。本作では、単発の7インチ、また〈Príncipe〉のコンピ収録などで名を知られてきた彼のプロダクションにようやくまとまったスポットライトが当たる。DJ Marfoxからも絶賛され、Low JackやSimo Cellらもプレイするなど、同時代のクラブ・ミュージックの中でも特に異彩を放つ存在。収録曲はどれも身体に訴えるフリクションと官能的なグルーヴに満ちており、強烈。金属のきしみ音、ガラクタを叩くような打音、摩耗したノイズ、スモーキーでこもった中域の音像、荒削りで生っぽい録音。まるで廃材置き場を舞台に音が鳴っているような質感をまといながら、催眠的な反復でリスナーをどんどん引き込むBeBeDeRaの音は、体感的で荒々しく、それでいてどこか哲学的な、ダンスフロアの異端的快楽。
南アフリカ・プレトリア出身の当時20歳の異才プロデューサーDJ Black Lowが、同国のタウンシップから世界へ広がったムーブメント「アマピアーノ」を独自の実験精神で拡張・解体したデビュー作『Uwami』がカセットテープで登場!ズールー語やツワナ語など多言語で彩られるローカル・ヴォーカルと、ストリート感覚あふれる変則トラックによる、いわばデコンストラクト・アマピアーノとも呼ぶべき新境地を切り拓いたカルト的名盤!

南アフリカ出身のDJ DadamanとMoscow Dollarによる最新作『Kagaza』が、ウガンダ版〈PAN〉な大名門〈Nyege Nyege Tapes〉から登場。本作では、バカルディ、クワイト、アマピアノ、ハウス、シンセ・ポップといった様々なジャンルやスタイルを横断した全6曲を収録。ミリタリスティックなスネア、プロト・アマピアノ/ポスト・クワイトのベースライン、ハウス風のM1ピアノ・フレーズ、曲がりくねったシンセ・シークエンスが特徴的。バントゥー語のXitsongaで歌うMoscow Dollarのヴォーカルが、タウンシップの生活を生き生きと描写していきます。南アフリカの豊かな音楽の歴史を伝えると同時に、未来を予言するようなサウンドが詰まった一枚!


ベルリン拠点のアーティストdj echotreeが、フィールド録音、スポークンワード、ジャズの断片、ノイズ実験を縫い合わせた霊的コラージュ作品『These Rays of Sun which illuminated the Darkness of my Body and my Mind left Room for subjective Interpretations on the Exile that is Life』。音楽作品というよりも、発掘と本能によって形作られた唯一無二の工芸品のような作品で、フィールド録音、スポークン・ワード、そして浮遊するジャズの断片を、MPCの確かな鼓動が繋ぎ合わせていく。そこにあるのは、洗練や加工を拒絶し、徹底して人の手の感触を残そうとするストイックな表現。わずか24時間の没入の中で記録されたという本作は、サン・ラ直系のスピリチュアル・ジャズの芳香を漂わせながらも、極めてローファイな質感と実在感に貫かれている。片面のみにプレスされ、裏面にはアーティスト本人の手書きメモだけが添えられた意図的な余白が広がるなど、フィジカル・オブジェとしての徹底したこだわりを感じさせる、最初から最後まで丸ごと体験されるべき静かなる捧げもの。

ポーランドの異色Dj Grzybが率いるアンサンブルによる、東欧山岳地帯のサイケデリアと神秘的なフォークロアが交錯する架空叙事詩『The Return Of Dj Grzyb』。ダブやニューエイジ、イタリアン・コズミック・ディスコの美学を背景に、山脈に語り継がれる異教的神話や異端の精神世界を濃密なストーリーテリングとともに織り上げており、シタールやタンブーラ、タイの伝統管楽器ケーンをはじめとする東西の多彩な生楽器群と、鈍く地を這う重厚で呪術的なミッドテンポ・ビートが巧みに融合。異国情調あふれる旋律と呪術的なトランス感が蠢き、Andrew WeatherallやVladimir Ivkovicの系譜を継ぐ妖艶でレフトフィールドな音響空間を作り上げている。東欧フォークロアの暗香と無国籍なダンス・ミュージックの熱量がひとつに溶け合った、ディープなエスニック音響!
700 Blissのメンバーとしても知られるDJ Haramと、ベイエリアの新鋭ラッパーSha Rayがタッグを組んだ、〈Backwoodz Studioz〉から登場する強烈なコラボ作。鋭利な言葉を放つSha Rayのラップが、Haramの中東的な音階とインダストリアルな質感と合わさって、ラップ/クラブ/ノイズの境界に位置にするハイブリッドなサウンドが全編を貫く。攻撃的なトラップのビートが、壮大なストリングスへと変化し、インダストリアルな空間が突然ラップ曲へ変貌するなど、Haramのプロダクションは常に緊張感と予測不能性を孕む。攻撃性と脆さが同居する独自の存在感を放つSha Rayのラップと相まって、Armand HammerやMoor Mother周辺のアートラップの系譜に連なる重要作。

グラミー賞ノミネート歴を持つプロデューサー/ソングライター/マルチ・インストゥルメンタリスト、DJハリソン(Devonne Harris)による、これまでで最もパーソナルかつコラボレイティヴなアルバム『ElectroSoul』がLPでリリース。
2024年に起きた突然の健康上のトラブルをきっかけに制作がスタート。本作には、米ヴァージニア州リッチモンドを拠点とする彼の親密なクリエイティヴ・コミュニティがスタジオに集結し、癒し、回復、再生、そして「今」を大切に生きることをテーマにした作品が完成した。
リッチモンドのルーツに深く根ざし、家族からのインスピレーションを受けながら紡がれる『ElectroSoul』は、温かさと確かな意志、そしてグルーヴに満ちたジャンル横断的サウンドを展開。ソウル、ジャズ、R&B、ヒップホップが有機的に融合した、DJハリソンの現在地を示す一作となっている。
参加アーティストには、Yazmin Lacey、Yaya Bey、Fly Anakin、Pink Siifu、Kiefer、Angélica Garcia、Miguel Atwood-Fergusonほか、多彩な才能が名を連ねる。

今年度最高峰のベッドルーム・ソウル・アルバム???!! ドナルド・フェイゲンのカバーからさっそく溶けます....インストゥルメンタル・ヒップホップからネオ・サイケデリア、ネオ・ソウル、ジャズまでを〈Stones Throw〉のトレードマークといえる”土臭さと洗練”のもとへ落とし込む大人気ベッドルームミュージック作家、DJ Harrisonによる数々のカヴァー楽曲を満載した24年最新アルバム『Shades Of Yesterday』が堂々アナログ・リリース!ヴァージニア州リッチモンドの自身のホームスタジオ〈Jellowstone〉で数年を費やして制作された作品。セルフプロデュース作品となった本作ではほぼ全ての楽器の演奏を彼自身が担当し、一部楽曲では自身の歌声も披露。Stevie Wonder、Ohio Players、Steely DanのDonald Fagenなどの名曲が遊び心たっぷりに生まれ変わっており、Peanut Butter Wolfのゲスト・ヴォーカルによるThe Beatlesの"Tomorrow Never Knows"のヴァージョンも収録した極上のベッドルームR&B/ファンク作品に仕上げられています。クラシカルなUSヴィンテージ・ソウル・ファンの心も掴む事間違いなし!

DJ KENSEIと十三画のセッションによってクリエイトされたカセットテープ作品『TALKIE'S MOOD SOUND TRACK#1』が、よりリリース。
日本橋兜町〈K5〉の地下1階、ブルックリン ブルワリーのフラッグシップ店〈B〉にて隔月開催しているイベント"TALKIE"。Cinematic Art Salonと題して開催されるこのイベントはSound をDJ KENSEI + 十三画、VisualをTajif (VIDEOGRAM)が担当しブルワリーの空間演出をおこない多くの人を楽しませている。
その"TALKIE"から今回はSoundにフォーカスし、カセットテープレーベルTastee T Productionサポートのもと【TALKIE'S MOOD SOUND TRACK#1】をリリースする。収録されている音源はイベント開催時にプレイされたDJ KENSEI + 十三画によるセッションの記録からセレクト&エディット。イベントの雰囲気を感じられるのはもちろんの事、一つの作品として完成された【TALKIE'S MOOD SOUND TRACK #1】を是非、楽しんで欲しい。
~Message from "TALKIE"~
TALKIE’S MOODはリスナーの様々なシーンを演出するBack ground musicです。
DJ KENSEIと十三画によりつくりあげられた水面の音から始まる60分間はあなたの内側、もしくは外側に見えている世界の何処かにたどり着くための手助けになるでしょう。聞く人のコンディションやシチュエーションによって毎回違ったシーンを見せてくれます。リスナーの見ている世界を案内する「アリスの白ウサギ」のような役目を担うことを目指しました。
カセットテープとダウンロードコードでのデジタルデータそれぞれにマスタリングをほどこし両方の音質を楽しめる作品になっています。また、経年変化を伴うカセットテープという媒体でのリスニングは、デジタルには無い一期一会の体感を得られます。
【Recommend text】
浮遊しながら浸食するChemically dissolved sound
小林 径
DJ KENSEI氏
飽くなき音の旅
電音奏で彩るKENGOとQmoykiとの響宴
DJ YAS(KEMURI PRODUCTIONS)
いくつかのLiveをエディットして作られた本作はとても奥深く研ぎ澄まされた物を感じます。
autorevers機能付きのデッキでかけ流ししてても楽しめるかと思います!
DJ HIDE
(stonefreerecordings/kemuriproductions)
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【Profile】
-DJ KENSEI-
https://twitter.com/djkensay
https://www.instagram.com/sarasvati_music_ashram
-十三画-
ケンゴコバヤシ、Qmoyuki、うえはらじんのトリオ。マシーンを人の揺らぎで“今”に織り紡ぎ出すGroove manufacturing band。2004年活動開始以来リアルタイムでの表現を重視し、MPC、ターンテーブル、リズムマシン、シンセサイザーなどのハードの機材を中心に非同機状態で人の揺らぎを持ってGrooveを紡ぎ出す。即興を超えリアルタイムクリエイトまで昇華したアートスタイルは、もはや誰も模倣できない唯一無二のレベルに達している。現場で行うライブが残すGrooveがこの世界に記録される作品になることを目指しています。


アンゴラ発祥のクドゥロを独自のゲットーハウス・サウンドの文脈でアップデートしてきたポルトガル・リスボンの名レーベル<Principe>より、リスボン育ちで現在はパリを拠点とする、レーベルのキーアクトであるTMPの一員として最も初期に加入しレーベルの黎明期からの看板アーティストであるDJ LYCOXの新作アルバムが登場!!ロマンチックなメロウ・ビートはそのままに、普遍的でありながらアンダーグラウンドを核とする今作は、パーカッシブなドラム、温かみのあるアコースティックな音色、中東音楽のエッセンスも加わり、フロアーだけではなく自宅でのリスニングにも耐える好内容!
フィンランドのディガー、DJとして知られるDJ Mitmittaによる、1970〜80年代のエチオピア、エリトリアのロックンロール音源のミックステープ。収録されているのは、警察楽団、革命歌、個人アーティストによるローカル・ロックの数々で、Harer Police Orchestra、Tewolde Redda、Getachew Kassa、Tamrat Molla、さらにはLed Zeppelin「A Whole Lotta Love」のアムハラ語カバーまで飛び出す、驚くほど多彩な選曲が並ぶ。乾いたファズギターの荒々しい歪み、ワウのうねり、ブラスの鋭いアタック、土着的な旋律が絡み合い、西洋ロックともアフロビートとも異なる独自のグルーヴが立ち上がる。録音の粗さが逆に魅力となり、当時の現場の空気がそのまま耳に飛び込んでくるような生々しさがある。エチオロック黄金期の熱量をそのまま閉じ込めたミックスは、辺境ロックの奥深さを示しつつ、最高にかっこいいギター音楽としても楽しめる充実の一本。
エチオピアの80〜90年代カセット文化から、歌手が席を外した時にバックバンドが延々と演奏していたような、歌もののB面やインスト曲を集めたコンピレーション。収録されているのは、カシオ・キーボード、安価なドラムマシン、シンセブラスなどによるローファイなシンセ・ジャムで、素朴な機材が生む 埃っぽくも温かいエチオ・ミニマルが魅力的。結婚式場、街角のバー、深夜のスタジオ。そんな生活の匂いがそのまま閉じ込められたような音像で、単純な反復フレーズが続くうちに、ゆるやかなトランス感と独特の郷愁が立ち上がる。Yishak Banjaw、Zerihun Wdajo、Elfenesh Kano、Tewodros Mekonnenなど、本来は歌もの作品で知られるミュージシャンの裏の演奏が主役として再評価されるのも面白い。当時標準的だった60分テープの余白を埋めるためのジャムに過ぎなかったものが、こうしてまとめられることで、影に隠れていたミニマルで催眠的なエチオ・エレクトロニクスという並行世界が浮かび上がる。かつて存在した豊かな文化へと直接繋がる、カセットの醍醐味にあふれた一本。

リスボンのミュータント・クドゥロ〜バチーダ・シーンを凝縮したようなDJ Narcisoのソロ作『Diferenciado』が〈Príncipe〉から登場!NarcisoはRS Produções(Nuno Beats、DJ Lima、Farucoxらが所属)のメンバーとしても知られるが、ここではそこから一歩抜け出し、ドリルやデンボウの要素を独自に解体・再構築。ズレたポリリズムや奇妙なテクスチャを駆使して、「ずれた美しさ」の中毒性を引き出している。全体として、ただ奇をてらったのではない、きちんと踊れて、かつ脳内もかき乱されるような逸品で、現行のリスボン地下クラブサウンドの核心を突く、濃厚で刺激的な一作。

ポルトガル・リスボンのゲットー・ハウス・シーンからエレクトロニック・ミュージックの世界最難関な名門〈Warp〉にまでも登りつめた鬼才にして、アンゴラ発祥のダンス・ミュージック「クドゥロ」をアップデートさせた独自のサウンドを突き詰める〈Príncipe〉の代表格DJ Nigga Foxによる最新アルバム『Chá Preto』がアナログ・リリース!バティーダとクドゥロの常識を覆し、実質的に何光年も先を行くような新しい道を切り拓いてきた彼による最新タイトル!サウンドの慣習をすべて濾過し、見事なまでに奇妙な領域へと物事を推し進めた実験的ダンス・トラックを全6曲収録。限定800部。

8月21日発売。オーストラリア出身、レバノン系のバックグラウンドを持ち、その文化的ルーツにあるDabkeやレバノン・ポップのリズム、音階 をクラブミュージックへ直接的に取り込むスタイルで知られるプロデューサー、DJのDJ Pleadによるアルバム『Please』。2023〜2025年に制作された120以上のデモから選び抜かれた楽曲で構成されており、一度完成させた別アルバムを丸ごと破棄したのち、より生々しく、むき出しの素材を集めて再構築されている。複雑なパーカッションのレイヤーと、ゆったりとした有機的なタイム感は、これまで以上に内省的で、感情も含めて、素のままが残されているように感じられる。後半には、アンビエント、ダウンテンポ、鍵盤の即興演奏、マイクロトーナルな装飾音が現れ、クラブ音楽から離れた私的な音のスケッチのような瞬間も多く、DJ Pleadがこれまで築いてきたハードドラムとレバノン音楽というスタイルを土台にしつつ、よりパーソナルでな繊細さが同居している。ダンスミュージックを一度壊したからこそ辿り着けた、美しく、孤独な一枚。
オーストラリアのプロデューサーDJ Pleadによる、2020年代のレフトフィールド・ダンスホールを象徴する一枚『Relentless Trills』。録音は2020年春、シドニーの自宅。ヤマハのOrientalキーボードを使い、中東からレバノン圏の音階やマイクロトナルな揺らぎを取り入れた独特の旋律感が全編を貫く。その上に、湿ったスロー・ダンスホールのビートが重なり、粘度のある身体性を持ったサウンドがゆっくりと立ち上がる。収録曲は、リズムの細かな変化、音階の微妙な変化、アンビエント的な残響が少しずつ移り変わり、ひとつの長い運動を記録したような連続性がある。CS + KremeやDJ Pythonに通じる静けさと緊張の同居した、スロー・ダンスホールと中東的旋律を組み合わせた内省的な作品。



ディープ・ハウス meets レゲトンという独創的な自身のサウンドを"deep reggaeton"と称し、世界へと発信してきたDJ Pythonの2nd。アンビエントとダンス・ミュージックの境界さえも曖昧にさせる没入的サウンド。ダンスホールからレゲトン、デンボウといったジャマイカ由来のダンス・サウンドをディープなアンビエント観でさらにアップデートした傑作。詩人/パフォーマーのLA Warmanをヴォーカルに迎えた先行シングル"ADMSDP"(B2)からして大変秀逸。この音場は完全ノックアウトです!
ガバやハードコアの聖地として悪名高かったリッチョーネのクラブCocoricòにおいて、ハウス、バレアリックの桃源郷として伝説的な夜を紡ぎ続けた別館フロアTitilla。1994年4月25日のイタリア解放記念日にそこで録音された、若きDJ Ralfによる幻のライブセット。ガバの熱狂が隣のメインフロアで渦巻く中、Titillaで鳴り響いていたこの伝説の夜がチャリティ作品として復刻。バレアリック、Hi‑NRG、ディスコを縦横無尽に横断しながら、ロータリーミキサーを駆使した ロングブレンドとアカペラの大胆なフェードが織りなす、90年代イタリアン・クラブ文化の熱気をそのまま封じ込めた一作。深夜から早朝へとフロアを再点火するような高揚感、アナログ機材特有の温度感、そして人間味のあるミニマルが共存する、当時の空気をダイレクトに感じられる貴重なライブ録音。収益は女性支援団体Liberamente Donnaに寄付されるチャリティ・リリース。
