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即興演奏を出自とする森山だが、本作に即興的なものは皆無で、むしろ構築された作品性の高さが際立つ。実は、彼が『ゆうたいりだつ』で目指したのは<オーケストラ>を取り入れた音楽で、しかもこれはブリッジ人脈の音楽に結びつきそうにないユニークな死角、そこからの跳躍であった。ひとり彼はパソコンのソフトウェア音源を使って、約一年かけて本作をものにした。
「にこエレクトロ」「 タイムリミット」は国内外で評価される森山的宅録オーケストラの典型で、アルバムの中心には表題作「ゆうたいりだつ」や「やっかいな記憶」という長尺の2曲が据えてある。また、新たに差し替え追加した4曲が妙なオーケストラ感を補充する。挑発的な混淆にイメージされてきた関西ゼロ世代の暴力的な個性の中あって終始控えめな森山だったが、その内には<関西ゼロ世代に生まれたもっとも微妙な〔変〕>と言えるような作家性を秘めており、それが本作の摩耗しない作品強度につながっている。
=作品仕様=
+ 通常ジュエルケース、帯付き
+ 装丁デザイン:木村銀次
TRACKS:
1. イントロ B * [1:00]
2. にこエレクトロ [4:49]
3. クエスチョン [2:10]
4. きっかけ * [2:16]
5. ゆうたいりだつ [7:44]
6. タイムリミット [1:43]
7. やっかいな記憶 [10:00]
8. タコパーセントOK( ゆうたいりだつMIX)* [3:47]
9. くろ * [2:48]
* 未発表・新曲
日本的情緒が溢れる名曲「ワタラセ」がはじめて録音された記念碑的作品。1960年代後半から山下洋輔トリオでフリー・ジャズ界を席巻し、近年ではKYOTO JAZZ SEXTETと共演するなど、新旧多くのファンに愛されるジャズ・ドラマー森山威男。盟友・板橋文夫を擁したカルテットで80年に録音されたこのアルバムは、日本的情緒が溢れる名曲「ワタラセ」がはじめて収録されたことでも有名。他に、豪快に疾走する「エクスチェンジ」、美しくも物悲しい「グッドバイ」など、全曲が聴きどころで、静と動が有機的に絡まりあうスケールの大きな演奏が楽しめる日本ジャズ史上屈指の名盤。

プロジェクト期間中、彼は50以上の異なる民族を訪れ、数百の録音を実施し、このアルバムでは、さまざまな少数民族のユニークなゴングミュージックを厳選して紹介しています。
東南アジアの大陸部(ベトナム中央高原、カンボジア北東部)の音楽と、海洋部の東南アジア(フィリピン・ルソン島、ボルネオ島、スラウェシ島、インドネシア・フローレス諸島)の音楽である「群島」の音楽の2つに大別し焦点を当てています。

日本の伝説的アーティスト、Susumu Yokotaの音楽的探求の軌跡を年代を超えて記録した、極めて個人的な作品集『Image 1983-1998』。本作は、彼の音楽キャリアにおける二つの異なる時期に制作された短い楽曲で構成されており、前半のトラックは1983年から84年にかけての、ギターやオルガンを用いたローファイなテープ実験の時代のものが収録、ポストパンクやゴーストリー・ポップの断片が垣間見える。続く後半のトラックは、これらの初期作品に触発され1997年から98年に作曲されたもので、後のアンビエントの傑作『Sakura』へと繋がる、より洗練された電子音響とメロディと抽象性が両立する作品が収録されている。音楽的自伝ともいうべき内容で、初期の脆いギターの音色と、後年の穏やかなシンセサイザーのモチーフが、アルバム全体を通して「記憶と予感」という共通のムードで結びついており、両時代が並行して存在するような不思議な感覚を覚える。彼がテクノの制作で多忙を極める中で、初期の実験への回帰と感情的なミニマリズムを追求した、音のスクラップブックあるいはデザインボードとも呼べる、アーティストの核心に迫る貴重なドキュメント。

日本の伝説的アーティスト、Susumu Yokotaの音楽的探求の軌跡を年代を超えて記録した、極めて個人的な作品集『Image 1983-1998』。本作は、彼の音楽キャリアにおける二つの異なる時期に制作された短い楽曲で構成されており、前半のトラックは1983年から84年にかけての、ギターやオルガンを用いたローファイなテープ実験の時代のものが収録、ポストパンクやゴーストリー・ポップの断片が垣間見える。続く後半のトラックは、これらの初期作品に触発され1997年から98年に作曲されたもので、後のアンビエントの傑作『Sakura』へと繋がる、より洗練された電子音響とメロディと抽象性が両立する作品が収録されている。音楽的自伝ともいうべき内容で、初期の脆いギターの音色と、後年の穏やかなシンセサイザーのモチーフが、アルバム全体を通して「記憶と予感」という共通のムードで結びついており、両時代が並行して存在するような不思議な感覚を覚える。彼がテクノの制作で多忙を極める中で、初期の実験への回帰と感情的なミニマリズムを追求した、音のスクラップブックあるいはデザインボードとも呼べる、アーティストの核心に迫る貴重なドキュメント。

横田進が2001年に自身のレーベル〈Skintone〉から発表したアルバム『Will』が〈Lo Recordings〉より再発。横田進の作品群の中でも特にダンサブルで、クラブ志向の強いファンキーな作風で、Herbert的な実験性と遊び心を感じさせるサンプリングワークが特徴的。軽快で洗練されたハウスビートに、独自の音響処理や幻想的なメロディが重なる、アンビエントや実験的作品が多い横田進の中で、よりストレートなハウスに振り切った〈Skintone〉カタログの異色作。

横田進が2001年に自身のレーベル〈Skintone〉から発表したアルバム『Will』が〈Lo Recordings〉より再発。横田進の作品群の中でも特にダンサブルで、クラブ志向の強いファンキーな作風で、Herbert的な実験性と遊び心を感じさせるサンプリングワークが特徴的。軽快で洗練されたハウスビートに、独自の音響処理や幻想的なメロディが重なる、アンビエントや実験的作品が多い横田進の中で、よりストレートなハウスに振り切った〈Skintone〉カタログの異色作。

未体験の方はこの機会にぜひ!「音楽の捉え方を完全に変えてしまう魅惑的な日本のアンビエントテクノの傑作」(Electronic Beats)〈Syzygy Records〉や〈Transonic〉〈Frogman〉などと並ぶ日本の最初期の伝説的なテクノ・ミュージック・レーベルこと〈Sublime Records〉から発表された"SUSUMU YOKOTA"名義としてのデビュー・アルバム『Acid Mt FUJI』が30周年エディションとして3LPアナログ・リイシュー!2016年に国内でCD再発された際に初めて収録された未発表曲もこの度LP音源化!今は亡き日本のエレクトロニック・ミュージックのパイオニアによるジャパニーズ・アシッド/アンビエント・テクノの古典的大名作。日本のテクノを紐解いた画期的コンピ『Japan Vibration』の編纂でも注目を浴びるAlex From Tokyoによる貴重なドキュメントを収めた豪華ライナーノーツが付属。最新のマスタリング&カッティング仕様。

横田進が2001年に自身のレーベル〈Skintone〉から発表したアルバム『Grinning Cat (Skintone Edition)』。日常の幸福感、特に自宅で過ごした猫との生活から着想を得て制作された作品で、ピアノや弦楽器などクラシック音楽からの断片をループし、切れ端をあえて見せることで不完全さを強調。不完全なループや微妙なズレという意図的な不協和が、独特の緊張感の中になぜか親しみやすい寛ぎを生み出している。『Sakura』や『Symbol』と並び、国際的に評価されたアンビエント作品群の一角で、彼の音楽世界を再発見する重要な再発。

横田進が2001年に自身のレーベル〈Skintone〉から発表したアルバム『Grinning Cat (Skintone Edition)』。日常の幸福感、特に自宅で過ごした猫との生活から着想を得て制作された作品で、ピアノや弦楽器などクラシック音楽からの断片をループし、切れ端をあえて見せることで不完全さを強調。不完全なループや微妙なズレという意図的な不協和が、独特の緊張感の中になぜか親しみやすい寛ぎを生み出している。『Sakura』や『Symbol』と並び、国際的に評価されたアンビエント作品群の一角で、彼の音楽世界を再発見する重要な再発。

2003年に自身のレーベル〈Skintone〉からひっそりとリリースされ、過去に海外に向けライセンスリリースされることもなかったことから、長らく幻のアルバムとして語られてきた横田進の『Laputa』が、ついにSkintone Editionとして登場。『The Boy And The Tree』と『Symbol』の間に位置する本作は、キャリアの中でも最も実験性が強く、神秘的で、不穏さと美しさが同居する特異点のような作品。ドローン、断片的なサンプル、ストリングス、ノイズ、囁き声、ブルースギターなど、多様な素材がコラージュのように重なり合い、ガリバー旅行記の幻想的な浮島の名にふさわしい異世界的なサウンド。複数の映画が同時に流れているような多層的な音像は、横田のサンプラー/セレクターとしての才能を鮮烈に示しており、メロディアスな瞬間と抽象的な音響が交互に現れ揺れ動く独特の世界観は、今聴いても圧倒的な個性を放っている。

2003年に自身のレーベル〈Skintone〉からひっそりとリリースされ、過去に海外に向けライセンスリリースされることもなかったことから、長らく幻のアルバムとして語られてきた横田進の『Laputa』が、ついにSkintone Editionとして登場。『The Boy And The Tree』と『Symbol』の間に位置する本作は、キャリアの中でも最も実験性が強く、神秘的で、不穏さと美しさが同居する特異点のような作品。ドローン、断片的なサンプル、ストリングス、ノイズ、囁き声、ブルースギターなど、多様な素材がコラージュのように重なり合い、ガリバー旅行記の幻想的な浮島の名にふさわしい異世界的なサウンド。複数の映画が同時に流れているような多層的な音像は、横田のサンプラー/セレクターとしての才能を鮮烈に示しており、メロディアスな瞬間と抽象的な音響が交互に現れ揺れ動く独特の世界観は、今聴いても圧倒的な個性を放っている。

横田進のカタログの中で最も愛され、高く評価されているアンビエントの金字塔『Sakura (Skintone Edition)』。オリジナルは1999年に自身のレーベル〈Skintone〉から発表されたものが〈Lo Recordings〉よりめでたくリイシュー。本作は、日本の「喜怒哀楽」という四つの感情を音楽で表現することを意図しており、そのサウンドは深遠な静けさからためらい、憂鬱、そして純粋な喜びへと、人間の心の移ろいを桜の花びらが舞うさまに重ねて辿る。穏やかなギターのループがかすかなドローンへと溶け込み、断片的なヴォイス・サンプルが揺らめいては消え、静かな水面に波紋のように突如リズムの脈動が現れるなど、アンビエント、テクノ、そしてドリーム・ポップの要素を彼独自の方法で融合。特に、Steve ReichのミニマリズムやHarold Buddのテクスチャからインスピレーションを得たサンプルワークは、懐かしさと斬新さが同居する独特の世界観を作り上げている。ブライアン・イーノやフィリップ・グラスといった巨匠たちからも絶賛され、ヨコタを国際的な音楽家へと押し上げたこの作品は、その儚くも力強い美しさによって、20年以上経った今もなお、聴く者に静けさと不思議な感覚を与え続ける、時代を超越した傑作。

横田進のカタログの中で最も愛され、高く評価されているアンビエントの金字塔『Sakura (Skintone Edition)』。オリジナルは1999年に自身のレーベル〈Skintone〉から発表されたものが〈Lo Recordings〉よりめでたくリイシュー。本作は、日本の「喜怒哀楽」という四つの感情を音楽で表現することを意図しており、そのサウンドは深遠な静けさからためらい、憂鬱、そして純粋な喜びへと、人間の心の移ろいを桜の花びらが舞うさまに重ねて辿る。穏やかなギターのループがかすかなドローンへと溶け込み、断片的なヴォイス・サンプルが揺らめいては消え、静かな水面に波紋のように突如リズムの脈動が現れるなど、アンビエント、テクノ、そしてドリーム・ポップの要素を彼独自の方法で融合。特に、Steve ReichのミニマリズムやHarold Buddのテクスチャからインスピレーションを得たサンプルワークは、懐かしさと斬新さが同居する独特の世界観を作り上げている。ブライアン・イーノやフィリップ・グラスといった巨匠たちからも絶賛され、ヨコタを国際的な音楽家へと押し上げたこの作品は、その儚くも力強い美しさによって、20年以上経った今もなお、聴く者に静けさと不思議な感覚を与え続ける、時代を超越した傑作。

横田進の代表作のひとつである2002年作『The Boy And The Tree』が、〈Lo Recordings〉より新装リマスターで再登場。自然や生命の神秘をテーマにした本作は、アンビエント/エレクトロニカ期の魅力が美しく結晶しており、透明感のあるメロディと柔らかな音のレイヤーが幻想的な世界を描き出す。本人が語っている通り、本作は屋久島の原生林を歩いた経験や、宮崎駿の映画『もののけ姫』の生態学的メッセージにインスパイアされており、柔らかなシンセの揺らぎ、アコースティックな質感、そして森の奥で響くようなパーカッションが重なり、自然の世界がそのまま音になったような神秘性を帯びている。彼のアンビエント作品の中でも特にメロディが際立ち、夢の中を歩くような浮遊感と、静かな感情の動きが同時に流れ込んでくる、永遠の名盤。
横田進の代表作のひとつである2002年作『The Boy And The Tree』が、〈Lo Recordings〉より新装リマスターで再登場。自然や生命の神秘をテーマにした本作は、アンビエント/エレクトロニカ期の魅力が美しく結晶しており、透明感のあるメロディと柔らかな音のレイヤーが幻想的な世界を描き出す。本人が語っている通り、本作は屋久島の原生林を歩いた経験や、宮崎駿の映画『もののけ姫』の生態学的メッセージにインスパイアされており、柔らかなシンセの揺らぎ、アコースティックな質感、そして森の奥で響くようなパーカッションが重なり、自然の世界がそのまま音になったような神秘性を帯びている。彼のアンビエント作品の中でも特にメロディが際立ち、夢の中を歩くような浮遊感と、静かな感情の動きが同時に流れ込んでくる、永遠の名盤。
『Acid Mt. Fuji』『Zen』など、90年代に独自の美学を確立した横田進。その黄金期に録音されながら未発表のまま眠っていたDAT音源を復元したアーカイブ作品が、〈Transmigration〉から2LPで登場。Ray Castleに贈られたテープが偶然の再会によって発掘され、没後10年という節目にようやく世に出た奇跡のリリース。収録された8曲は、湿度を帯びたアシッドライン、幽玄なアンビエンス、スピリチュアルな浮遊感が交差し、当時の彼が持っていた柔らかいサイケデリアが鮮やかに蘇る。A面のダウンテンポ寄りアシッドから、B面の浮遊感、C面の儀式的なグルーヴ、D面の宇宙的な余韻まで、名義を横断していた時期ならではの多層的な世界観が広がる。90年代の横田進の核心を捉えた、電子音楽史的にも重要な発掘盤。

『涅槃経』の成立過程や思想内容をわかりやすく解説した好著。日本の仏教にも多大なる影響を与えた『涅槃経』の真髄とは何か。
序
前篇 総説
第一章 序説
第二章 涅槃経の歴史的地位
第三章 涅槃部の経典
第四章 涅槃経の成立過程
第五章 仏の入滅と涅槃経
第六章 純陀と迦葉菩薩
第七章 涅槃経の要旨
第八章 涅槃経の伝訳
第九章 涅槃経の流伝
後篇 本文解説
第一集 仏寿の巻――寿命品・金剛身品・名字功徳品
集衆/鶴林/二施/純陀/純陀と文殊/三徳/常楽我浄/客医乳薬/迦葉菩薩/問偈/長寿の業/愛念呵責/変化身/護持正法/名字功徳
第二集 如来性の巻――如来性品・大衆所問品
如来性/四法/断肉/制戒/秘密蔵/大涅槃/一闡提/人の四依/正法の余八十年/涅槃経の義味/知法と持戒/法の四依/邪正/悉有仏性/護戒/四諦/四倒/悉有仏性/一帰依処/半字満字/鳥喩/月喩/断善根/微密の教/本有今無偈/三乗/法華経と涅槃経/純陀の供養/不入涅槃/有余義/一闡提の定義/少分の一切/文殊付嘱
第三集 五行の巻――現病品・聖行品・梵行品・嬰児行品
五行/病因/三種病人/有病行処五種人/五行と如来行/聖行/護持禁戒/観四聖諦/上智中智/二諦/盲人乳色を知らず/二種転法輪/五味相生の譬/血写/雪山求道/梵行七善四無量心/極愛一子地/仏は煩悩の因縁とならず/空平等地/四無礙/本有今無偈/世諦即第一義諦/常住法と証得/法滅時の諍論/闍王入信/天行品/嬰児行
第四集 十徳の巻――光明遍照高貴徳王菩薩品
十事功徳/微密の義/光明遍照/涅槃常住/一闡提と仏性/売身供養/六難値遇/一篋四蛇/如来不定/涅槃と大涅槃/八十種神/無勝世界/涅槃/心の本性/闡提発心/性空修空/非仏説
第五集 師子吼説の巻――師子吼菩薩品
催問/仏性とは何か/涅槃無因/仏性正因/拘尸那城涅槃/無相定/業と修行/仏性と修行/大信心/不退
第六集 迦葉説の巻――迦葉菩薩品
迦葉菩薩/善星比丘/二十一諍論/善見太子/不解我意/恒河七衆生/十想
第七集 破邪の巻――憍陳如品
憍陳如/唯仏是真/先尼梵志/十外道帰伏/阿難は何処/須跋陀/得益
大涅槃経序
涅槃経略科及び要項
涅槃経三本対照表
文庫版解説
仏典研究の歴史性――横超慧日『涅槃経』を再読する―― 下田正弘
金子先生の生前最後の講話で語られる他力念仏の教えは、人類の救いを根源的に明らかにする永遠不滅の教えである。『歎異抄』の真髄を簡潔な言葉で語りかける入門書の決定版。
師訓篇
第一講 人生観の基本的な意義
歎異抄は日本の聖典
歎異抄の構成
人生観と生死観
人生観と人間観
往生極楽の道とは
人と人との間柄
愛憎の悲しみ
すべての人の救われる場
浄土は個人的ではない
生と死の恐れ
人生における念仏の意味
第二講 仏教の世間化か世間の仏教化か
死と生きがい
人生と摂取不捨
罪悪観
利他の心
大乗教のめざすもの
時代は仏教の要求に応ぜよ
慈悲とヒューマニズムと平和の問題
世間の仏教化と浄土
追善追福をしない
教育の心
時代とともに救われる道
第三講 人生を生きる根拠
人生観から人間観への深まり
断念 あきらめ の教え
障り多い人生と無碍の一道
幸・不幸に支配されない
善悪を超える
断念のない寂しさ
念仏の実践は非行・非善
人生に喜びを与えるもの
仏に喜びを与えるもの
仏に予定される世界
名残りを惜しむ人生
『歎異抄』の良さ
歎異篇
第四講 宗教の実習
知識人に敬遠される歎異篇
宗義学の嫌われる理由
歎異された二つの異義
信心で救われるか、念仏で救われるか
宗教の実習
仏の大悲の心の表れ
南無阿弥陀仏とお呪い
他力の念仏
名号の功徳と念仏の功徳
体全体が念仏になってしまった
第五講 凡夫の救われる道
『歎異抄』の問いかけ
学問でも道徳でもない道
学問と信心
知識の限界を知る知識人
他人の口を封じるための学問
来世の往生
煩悩具足の身をもってさとりをひらく
六根清浄
有限なるこの世と無限なる浄土
普遍なるもの
凡夫の救われる道
第六講 宿業と自由
宿業にあらずということなし
宿業と自由
生業と道心
道心
悲しみを感じる
悲しみを通して無限を知る
信心歓喜
限りなき願いに生きる
『歎異抄』本文
あとがき
判型・ページ数 4-6・211ページ
1881年新潟県高田に生まれる。真宗大学卒業。1911年浩々洞の雑誌『精神界』の編集担当。東洋大学教授、真宗大谷大学教授、広島文理科大学講師、1951年大谷大学名誉教授に就任。1976年10月20日逝去。主著 『金子大榮著作集』(春秋社)、『金子大榮選集』(コマ文庫)。
仏教学の大家・安田理深の、「正信偈」だけでなく『教行信証』全体にも相通じる、初公開の名講義録。
≪第一巻≫
序文
第一章 序説
1、「正信偈」と「願生偈」
2、「正信偈」御制作の動機
3、偈頌と問答
4、諸仏の伝統と知恩報徳
第二章 総讃
1、帰命無量寿如来
第三章 弥陀章
2、法蔵菩薩因位時
3、本願名号正定業
第四章 釈迦章
4、如来所以興出世
5、摂取心光常照護
6、獲信見敬大慶喜
第五章 結誡
7、弥陀仏本願念仏
≪第二巻≫
第六章 依釈段 総讃
8、印度西天之論家
第七章 龍樹章
9、釈迦如来楞伽山
第八章 天親章
10、天親菩薩造論説
11、広由本願力回向
12、帰入功徳大宝海
≪第三巻≫
第九章 曇鸞章
13、本師曇鸞梁天子
14、天親菩薩論註解
15、惑染凡夫信心発
第十章 道綽章
16、道綽決聖道難証
17、三不三信誨慇懃
第十一章 善導章
18、善導独明仏正意
19、行者正受金剛心
≪第四巻≫
第十二章 源信章
20、源信広開一代教
21、専雑執心判浅深
22、極重悪人唯称仏
第十三章 源空章
23、本師源空明仏教
24、還来生死輪転家
第十四章 結勧
25、弘経大士宗師等
あとがき
判型・ページ数 A5・1171ページ
仏教哲学者、真宗大谷派僧侶。1900年、兵庫県生まれ。青年時代は禅やキリスト教などを学ぶが、金子大栄の著作に影響を受けて1924年大谷大学に入学。曽我量深に師事する。1935年頃より、京都で学仏道場「相応学舎」を主宰し、唯識論や親鸞思想などの講義を行った。生涯無位無官を貫き、在野にて自己の思索を深めるとともに、後進の指導にあたり多くの学生・僧侶らに影響を与えた。1982年逝去。

親鸞浄土教の現代的意義を、大乗仏教の根本思想から明確に説き明かした仲野教学待望の集大成『仲野良俊著作集』から名著復刊。(全三巻、ボックス付属、分売不可)https://hozokan.tameshiyo.me/9784831865847(試し読み)
【Ⅰ】
序 文
『正信偈』の組織
『正信偈』という題目
偏りの心を離れる
総 讃
無量寿
不可思議
弥陀章
法蔵菩薩の物語
南無阿弥陀仏の歴史
嘆仏偈と重誓偈
南無阿弥陀仏という名
十二光
無量光、無辺光、無碍光
禅三昧を食とす
無対光、炎王光
清浄光、歓喜光、智慧光
不断光
難思光、無称光、超日月光
本願名号正定業
自己を信知する
釈迦章
如来出世の本懐
信心の利益
菩薩の歓喜地
喜愛心
不断煩悩得涅槃
凡聖逆謗斉廻入
摂取心光常照護
信心の喩え
獲信見敬大慶喜
即横超截五悪趣
一切善悪凡夫人
分陀利華と名づく
結 誡
邪見僑慢悪衆生
僑慢の心
【Ⅱ】
龍樹章
七高僧の伝統
中国を通って日本へ
龍樹菩薩
有無の見を破る
証歓喜地生安楽
難行道から易行道へ
阿惟越致にいたる
易行道の方便
難行の陸路、易行の水道
憶念弥陀仏本願
唯能常称如来号
天親章
天親菩薩造論説
帰命無碍光如来
依修多羅顕真実
真実功徳
光闡横超大誓願
浄土真宗の教相
広由本願力廻向
一心を彰わす
帰入功徳大宝海
大会衆の数に入る
得至蓮華蔵世界
諸苦を具足する凡夫
遊煩悩林現神通
曇鸞章
本師曇鸞菩薩
焚焼仙経帰楽邦
天親菩薩論註解
念仏の伝統
報土因果顕誓願
往還廻向由他力
本願力の廻向
還相廻向
正定之因唯信心
無碍光如来の光明
惑染凡夫信心発
わが身の業にうなずく
必至無量光明土
仏法には無我にて候
他力の働く場所
菩薩道としての還相廻向
道綽章
道綽禅師の時代
『観無量寿経』中心の教学
道綽決聖遭難証
時機相応の教え
唯明浄土可通入
万善自力貶勤修
教念弥陀専復専
三不三信誨慇懃
一生造悪値弘誓
至安養界証妙果
【Ⅲ】
善導章
善導独明仏正意
古今楷定
大権の聖者か実業の凡夫か
矜哀定散与逆悪
定心・散心に迷う
光明名号顕因縁
定散をこそ矜哀する本願
両重の因縁
開入本願大智海
実大乗、権大乗の内実
行者正受金剛心
滅度と涅槃
金剛心を正受する
慶喜一念相応後
与韋提等獲三忍
信忍によって凡夫にかえる
即証法性之常楽
源信章
源信僧都と『往生要集』
天台を捨てず、念仏に生きる
源信広開一代教
偏帰安養勧一切
寤寐に忘るることなかれ
源信僧都の念仏の深さ
報化二土正弁立
懈慢界
専雑執心判浅探
極重悪人の自覚
極量悪人唯称仏
我亦在彼摂取中
煩悩障眼雖不見、大悲無倦常照我
源空章
法然上人との出会い
本師源空明仏教
憐愍善悪凡夫人
選択本願弘悪世
還来生死輪転家
速入寂静無為楽
寂静無為の楽
結 勧
弘経大士宗師等
念仏の伝統
唯可信斯高僧説
解 題
後 記
判型・ページ数 A5・1100ページ
1916年、京都市生まれ。1939年、大谷大学文学部卒業。大谷大学講師、北海道教学研究所所長、真宗大谷派教学研究所所長など歴任。真宗大谷派・専念寺元住職。1988年、逝去。 著書に『浄土真宗―往生と不退―』(東本願寺出版)、『深層意識の解明』、『解読 易行品』、『仲野良俊著作集』(いずれも法蔵館)などがある。

“哲学書”としての『教行信証』――
浄土真宗宗祖・親鸞の主著である『教行信証』を、仏教学・真宗学のみならず、ヘーゲルやハイデッガーをはじめとする西洋哲学の知識を縦横無尽に駆使して初めて読み解いた意欲的試み。
強靱な思索によって親鸞思想を伝統宗学の世界から哲学思想の領域へと一挙に押し上げ、三木清や田邊元といった名だたる哲学者たちにも示唆を与えるなど、その後の宗教哲学研究に多大な影響を及ぼした当該分野の古典的名著。
解説=石田慶和・岩田文昭
【目次】
改訂版のために
序
第一章 『教行信証』への通路
第一節 『教行信証』における方便化身土巻の位置
第二節 方便化身土巻成立の由来
第三節 正像末の史観と三願転入との関係
第二章 三願転入の問題
第一節 三願に対する従来の解釈
第二節 その難点
第三章 第十九願の解明
第一節 臨終現前の願
第二節 顕彰隠密の義
第三節 三心釈の顕彰隠密
第四章 第二十願の解明
第一節 罪障の自覚
第二節 念仏申さんと思ひ立つ心
第三節 信不具足(第十八願への転入)
註・補註
解 説(石田慶和)
文庫版解説(岩田文昭)
※本書は2002年11月25日に法藏館より刊行された『新装版 教行信証の哲学』の文庫版です。
