MUSIC
6097 products

ソ連生まれ→カリフォルニア育ち→ベルリン在住の電子音楽家重鎮であり、〈~scape〉や〈Kranky〉〈Senufo Editions〉といった名門からのリリースでも知られるAndrew Pekler。Jan Jelinek主宰の〈Faitiche〉 から"SG"名義でリリースした傑作アルバム。作品全体を通して、ロマンチックなムードからメランコリーなムードまでを横断し、エフェクターや雨音の録音を駆使して、時に寂しげな雰囲気を高めています。名匠Giuseppe Ielasiによるマスタリング仕様。


激激高内容です。未体験の実験音楽マニアの方は是非!スウェーデンのカルトレーベル〈Discreet Music〉傘下の〈I Dischi Del Barone〉や〈Students Of Decay〉といった実験系のレーベルからも作品を発表してきた、豪州の作家Mark BarrageによるプロジェクトBlue Chemise。2017年に限定105部のプライベートリリース作品として発表されていたデビューLPであり、現在大変入手困難となっている非常に人気の高いアルバム『Influence On Dusk』が、ベルギーの〈B.A.A.D.M.〉よりアナログ再発。荘厳で神秘的なアトモスフェリック・ドローン/アンビエント・サウンドから、時には不気味なサウンドコラージュ/エレクトロアコースティックでのシュールな世界観まで、独特の音楽的サイクルを形成した、極めてミステリアスで魅惑的な逸品。Christophe Albertijn によるリマスター サウンドと最新のアートワークを起用。限定300部。

SIGNEND EPはこれまではバンドでベーシストとしての活動がメインであった音楽家Keisuke Taniguchiのソロ名義、TURLCARLYのデビュー作品です。アーティストとレーベルで会話やアイデアの交換、ぶらり飲み歩きなどを重ね、構想から約1年を経て今回のリリースに至りました。全曲コンピューターを用いた作曲を基本としていますが、3曲目のSontriumのベースパートはコントラバスの演奏を録音して制作されています。世界には複数の音楽ジャンルの要素を掛け合わせた折衷的な音楽が数多く存在し、そのなかにときおり「これは」と思うような新しい音楽の扉を開いてくれるものに私たちは出会うことがあります。このEPは実験音楽的な空気感を持ったダンスミュージックの一つの「オリジナル」のかたちとして、多くの人に驚きや新たなインスピレーションを与えてくれる作品であると思います。マスタリングエンジニアはScape MasteringのPoleさんにお願いしました。時間軸が音で埋められることなく、隙間や静寂の表現が豊かなこれらの楽曲の空間性、そして実験的で鋭く尖った空気感を、見事なまでに再生音源というかたちにアウトプットしてくれたと思います。是非とも良質なサウンドシステムで再生してみてください。アートワークはTaizo Watanabe。

2017年に発表され、高い評価を受けたLPで、オハイオ州シンシナティ拠点のレーベル〈Students Of Decay〉から限定アナログ盤としてリリースされた作品。弦楽器、声、オルガン、ピアノによる楽曲群を収録し、Pitchfork誌に「意識と無意識の間、かろうじて存在するが、確かにそこにある」と評された。Godspeed You! Black Emperorのアナログ録音スタジオ「Hotel2Tango」(モントリオール)で録音され、Davachiの鍵盤演奏に加え、Camille Hesketh(ソプラノ)、Jessica Holmes(チェロ)、Jessica Mosson(ヴァイオリン)が参加している。

Skeleton EPは、八王子でReggaeアパレルブランドRASTAFA Riddim及び家業のシルクスクリーン工房MW ATLANTIS FACTORYを運営し、インストReggaeバンドVersion Brothersのリーダー兼ベーシストとして活動してきたSivaの初のソロ作品です。10年にわたり実家の二階に作り上げてきたVibes House Studioで、オールアナログにこだわり、すべての楽器を自分で演奏し、16トラックのオープンリールMTRへの録音、そしてミキシングまでを自らの手で実施。Sivaと15年来の友人であるレーベルオーナーが、これまでバンドでのライブや他者との共作が活動の中心であったSivaに、全部一人でやらせたらどうなるのかという発想のもとに始まった企画です。Roots Reggaeのグルーヴ、そして精神性を基調としながらも、制作を進める過程で偶発的に生じた音響効果なども取り入れ、更にはよりElectronicなDubの領域を主なテリトリーとするPoleがMasteringを施したことで、一味違った質感のReggaeが誕生しました。規格化や自動化の波は音楽やクリエイティブな領域にも確実に浸食してきているなかで、この初期衝動と生々しいヒューマングルーヴは、聴く人の心に訴えかける何かを持っています。
Mastering & Lacquer cutting by Pole (Scape Mastering, Berlin)
Artwork by Taizo Watanabe

ハードコア、ニューメタル、テクノ、デコクラ、ガバ、パンク、ミュージック・コンクレート、BDSM...
様々なエッセンスが散りばめられた、フューチャリスティックかつディストピアな怪作!
実験的なサウンドと挑戦的なリリックで評価を得る電子音楽プロデューサー/ボーカリスト/パフォーマーのayaが、Pitchforkの"Best New Music"に選ばれ、
DJ Mary Anne Hobbsの年間ベストにも選出された1stアルバムに続く最新作『hexed!』を名門〈Hyperdub〉よりリリース!
オーセンティックなUKダンスミュージックの土台を感じさせつつも、Slipknot、SOPHIE、Arca、Digital Hardcoreなどジャンルを超えた要素を孕んだ作品で、リズム、テクスチャー、メロディなど聴く度に新たな発見がある全10曲を収録した怪作が誕生している。
鳥の鳴き声のSEから始まり、耳をつんざくようなボーカル、不穏なパルス音に前のめりなビートがエレクトロニック・ミュージックの新たな地平を感じさせるハードコアでパンキッシュな B5. 「Time at the bar」は狂気スレスレの必聴曲!

ドイツ系スペイン人アーティスト、ウォルフガング・ペレスがリオ・デ・ジャネイロでの18か月におよぶ滞在と交流を経て完成させた、ブラジル音楽への深い愛情にあふれたアルバム『Só Ouço』。ジルベルト・ジルやトン・ゼー、ジョアン・ジルベルトといったブラジル音楽のレジェンドたちのエッセンスを、現代的でアートポップな感覚に落とし込んだ作品になっていて、ボサノヴァの柔らかさやサンバの律動に加えて、電子音の軽やかな介入や構造的にひねりのあるアレンジが加えられており、決して懐古的にはならず、むしろ、ジャンルにとらわれない柔軟な耳でブラジル音楽を解釈し直したような印象がある。シンプルで親しみやすいメロディに、リズムの遊びや曖昧にゆらぐハーモニーが折り重なり、どの曲も小さな旅のような印象。アルバムは、地元の若手プレイヤーたちとのジャムやセッションから生まれた楽曲で構成されており、まるでリオの空気をそのまま閉じ込めたような、軽やかで温かなグルーヴが心地いい。異国から来たペレスの視点が、逆にブラジル音楽の魅力を一層引き立てており、異文化的な距離感がむしろ音楽に瑞々しさを与えている。
テクノとダブ・レゲエの奇跡的合一。独Mark Ernestus & Moritz von OswaldのBasic Channelにより、1994年にサブレーベル〈Main Street Records〉からリリースされていた音響ダブ/ディープ・ハウスの傑出した普遍的名曲が、2025年リプレス。Ron TrentとChez Damierによるリミックスを収録。
テクノとダブ・レゲエの奇跡的合一。独Mark Ernestus & Moritz von OswaldのBasic Channelにより、1994年にリリースされていた音響ダブ/ミニマル・テクノの傑出した普遍的名曲が、2025年リプレス。

スペイン生まれ・ベルリン拠点のプロデューサーで、多様な要素を統合するユニークな音楽性と、音楽を媒介にした思考や社会的問いを織り込んだマルチメディア・アーティストでもあるSilvia Jiménez AlvarezことJASSSの3作目『Eager Buyers』が、自身の新レーベル〈AWOS〉ファースト・リリースとして登場!資本主義の幻影とその崩壊を内面から見つめるような、憂いと緊張を孕んだアンチ・ノスタルジアの音世界で、ノイズやブレイクビーツ、ダーク・アンビエントやプリペアド・ピアノ、ベースギターの鈍い重低音に自らのボーカルが絡み、幻のようにジャンルをまたぐ感触はポスト・パンクやトリップホップを想起させながらも、どこにも属さない浮遊感をまとっている。フィールド録音も交えたこの作品は、過去の残響が染みついた場所の記憶までも呼び起こし、不安と焦燥を静かに燃やす、退廃と優美が交差する現代の鎮魂歌のようなアルバム。

国内外のエレクトロニック〜アンビエントシーンで大きな注目を集める冥丁が待望の3rdアルバムをリリース!前二作『怪談』『小町』続く「LOST JAPANESE MOOD」を描き出す三部作の最終章。
デビューアルバム『怪談』がPitchfork2018年度の「ベスト・エクスペリメンタル・アルバム」の1枚に選出、そして翌年2019年発表の2ndアルバム『小町』も国内外で高い評価を獲得するなど、日本の古い文化をモチーフにした唯一無比のオリジナリティーで一躍世界のエレクトロニック~アンビエントシーンに躍り出た広島在住のアーティスト冥丁(メイテイ)が、待望の3rdアルバムをシンガポールKITCHEN. LABELよりリリースする。
前二作『怪談』『小町』に続き、本作『古風』でも再び日本の古い文化に焦点を当て、”日本の古い美学への風刺”をテーマに「LOST JAPANESE MOOD」(失われた日本のムード)を描き出す3部作を完結させる。ピアノや和楽器の音色、フィールドレコーディング、わらべ歌や民謡の破片を、遊び心を伴った冥丁の稀有な感性で組み合わせ、想像上の過去と現在を繋いだノスタルジックかつ幻想的な音の情景が描き出されている。連作となる「花魁 I」(M-3)と「花魁 II」(M-8)では、古いドラムや金属の音を加工した疾走感のあるヒップホップのリズムで、これまでにない緊張感揺らめくサウンドを構築。さらに、意味がわからないまで解体された声のサンプル使いは、宮崎駿氏の「世の中にはロジックで物事を考えるべきではない瞬間もある」という概念に共感し、言葉を超えた別の何かを生み出している。また、家父長的な日本社会で長年苦しんできた労働者階級の女性たちに捧げた「女房」(M-6)や、梅毒が蔓延する過酷な労働環境で働く遊女たちを描いた「花魁」(M-3, 8)など、昔の日本社会において自由がなかった女性たちを取り上げ、溝口健二監督のようなアプローチで彼女たちの想像を絶する痛みを優しさをもって形にしている。
本作をもって冥丁は日本の忘れ去られた過去の文化への探求に別れを告げるが、『古風』は世界から完全に切り離された歴史の一部を日本のみならず海外のリスナーにも語り継いでいくことができる作品である。

ロンドンのパーカッショニスト、作曲家Valentina Magalettiと、大阪の実験電子音楽家YPYがタッグを組んだコラボ作『Kansai Bruises』が名門〈AD 93〉より登場!ヨーロッパの前衛打楽器と日本のミニマル電子音楽が交わり、全8曲、関西地域の古い伝統と現代的な都市風景がぶつかる場所を舞台に、旅人のような視点からその土地の曖昧で変化し続ける雰囲気を立体的で空間的な打楽器と、の繊細な電子音で描いている。冒頭の「One Hour Visa」、一時的な滞在や通過点の感覚からスタートし、「Kansai Bruises」では、フィールド録音と加工された打楽器が重なり、まるで都市をさまよう映画のようなサウンドスケープに。「Float」は繊細な電子音とポリリズムの絡み合いで、無重力のような浮遊感を描き出す。異なる文化圏の音楽家が出会い、互いの領域を超えた場所で生まれたこの作品は、単なるフュージョンではなく、衝突しながらも共鳴する、2人の違いがそのまま音楽の面白さになっているような一枚。
ワールドスタンダード 鈴木惣一朗氏もフェイバリットに挙げる一枚(!) Jacob Collierとも共演しているLA出身のエクスペリメンタル/ジャズ・ベーシストであり、オルタナティヴ・ポップ・デュオ、Pratleyの一員としても知られるSam Wilkesの2019年発表の 人気作がカセットから登場。
大きな話題を呼んだ前作「Wilkes」のリリース直後の18年11月に行われたライブ音源から構成されたアルバムで、"Today"、"Run"、"Descending"といった前作からの3曲に加え、Joe HendersonやAlice Coltraneといったレジェンドたちの楽曲を収録。上品さの中に抜群のダイナミズムを秘めながら淡々と練り上げる新世代ジャズの新境地的音世界。ニューエイジから音響派、スムース・ジャズ、サイケデリックまでも大胆&越境的に横断しつつそのどれでもない異質なサウンズへと昇華しています。

デトロイト・テクノのパイオニア、カール・クレイグのキャリアを追ったドキュメンタリー映画の公式サウンドトラック『Desire: The Carl Craig Story』が自身のレーベル〈Planet E〉から登場。本作には、彼の膨大なアーカイブから代表曲やレア音源が多数収録されており、たとえば、デトロイト・テクノの原点を象徴する1曲「No More Words」、約25年ぶりに広く再発となるDesigner Music名義の「The Truth」、2013年のCDコンピ『Masterpiece』にのみ収録されていたアンビエント曲で、今回、映画のエンドロールを飾る「Meditation 4」、ほかにも、69、Psyche/BFC、Innerzone Orchestraといった別名義作品や、モーリッツ・フォン・オズワルド、フランチェスコ・トリスターノとのコラボレーションも収録。映画自体は、クレイグの生い立ちから世界的アーティストへの道のりを、デトロイトの衰退と再生と重ねながら描いており、ギレス・ピーターソン、ロニ・サイズ、ローラン・ガルニエ、DJミンクス、ケニー・ラーキン、ジェームズ・ラヴェルらがインタビュー出演している。カール・クレイグの革新と美学を総覧する、デトロイト・テクノの記憶と魂を刻んだ決定版。

ロサンゼルス近郊のイングルウッドを拠点に活動するピアニスト/詩人/シンガーソングライター、Qur’an Shaheed によるフルアルバム『Pulse』は、クラシックと現代ピアノの訓練を土台に、ネオ・ソウル、即興、実験音楽の要素を自由に織り交ぜた意欲作。母はピアノ教師で、父はスティーヴィー・ワンダーやマーヴィン・ゲイの音楽監督を勤めたという音楽一家に育ち、幼少から厳しいピアノの訓練を受けた彼女が、本作ではより大胆に、直感と詩的な抽象性に身を委ねている。プロデューサーのSpencer Hartlingのテープループや即興的なエフェクト処理がアルバムに魔法のような質感を加え、Maia Harper のフルートやハープも幻想的な空気も相まって、アンビエントを基調にしながら、夢のように浮遊するジャズ的なヴォーカルとリリカルな詞世界が展開され、形式と感情、訓練と即興の境界線をゆくようなサウンドを構築。自分自身との対話の中で生まれたような、パーソナルな音楽宇宙を描いている。
サンフランシスコ発、ロサンゼルスを拠点に活動する、ポップを愛しつつ、壊しながら再構築するベッドルーム・サイエンティストとも言うべきオルタナ・ポップユニットHarry the Nightgownの5年ぶりの新作『Ugh』は、ハイパーポップ、電子音響、アヴァン・ポップを溶かし込んだ、過去最大のスケールを誇る一枚。一見キュートで軽やか、でもどこか引っかかる感情の断片が刺さってくる感覚、ハイパーポップ的な過剰さやスピード感と、チルでメロウな瞬間が共存している。Björk、fka twigs、Oneohtrix Point Never、Tirzah、Vegynといったアーティストからの影響を受けつつも、Harry the Nightgownらしいユーモアと実験精神が貫かれており、クセのあるサウンドにひとたびハマると、遊び心と奇妙で愛おしい歪みがリスナーを不思議な没入空間へと引き込んでいくかのよう。

Tetsu Inoueや坂本龍一、Pauline Oliverosらとのコラボで知られるStephen Vitiello、FUGAZIのBrendan Canty、Herbie Hancockとも仕事していたHahn Roweによる、アンビエントや実験音楽の枠を超え、クラウトロック、ポストパンク、ダブ、グルーヴ重視のアンサンブルまでを飲み込んだ予測不能なアルバム。Vitielloは今作ではローズピアノやギター、モジュラーを駆使しスケッチを作成し、そこにCantyがドラムやピアノ、Roweがヴァイオリンや12弦ギターを重ねるという、即興と構築が交差するプロセスで制作しており、動的かつ即興的な2023年作『First』の流れを汲みつつ、より肉体的なグルーヴと構成力を伴っている。さらに、Animal CollectiveのGeologistがハーディ・ガーディで参加するなど、偶然の出会いが音楽に新たな風景をもたらしている。同レーベル作品のなかでも最も動的かつダイナミズムに富んだ内容で、第4世界的霊性、現代ジャズのエネルギー、クラウトロック、ポスト・ロック、アート・ロックなどが交錯する、ジャンルを超越したフリーフォームな傑作。深く、鋭く、鮮やかに響く音の錬金術のようです。

Salamanda、Tristan Arpによるリワークも収録!シンガポール生まれ、ロンドン在住のプロデューサー、Yingtuitiveによるパーソナルなデビュー作『Letters To Self 寫情書』。クラシック・ピアノの訓練を受け、東南アジアの伝統音楽と電子音響、ディアスポラ的視点を織り交ぜた音楽は、内省的で感情豊か。シンガポールとイギリスでのフィールド録音、ピアノによる即興演奏、ガムランにインスパイアされた響き、映画のサンプル、繊細なエレクトロニクスが、アンビエント、エーテルな音像へと昇華されている。「このアルバムの音楽の瞬間すべてが、私自身への手紙」と語る通り、ホームシック、アイデンティティの揺らぎ、喧騒の中での静けさをテーマに、自分自身との対話を音で描き出している。

Sa Paがキャリア初期にあたる2015〜2019年にかけて練り上げた未発表音源集が、Matthew Kentの新レーベル〈Short Span〉から『Ambeesh』として登場。彼の代表作『Fuubutsushi』やデビュー作に通じる、ダブ・テクノとフィールド録音を溶け合わせた音響の詩法は健在で、大気圧の変化に身を委ねるような没入感が全編に漂っている。クラブ的実験性と親密なヘッドフォン向けリスニングとの境界を溶かし続けるSa Paならではの語法で、時間と身体にじんわり染みてくる音の手触りが魅力的。常にゆるやかに変化し続ける構造、聴覚の焦点がぼやけてくるようなガーゼ状のテクスチャ、薄明かりの中で微細に動く音粒子、音の奥行きや余白に意識が引き込まれる感覚。それらはまるで真夜中に一人歩いているときに、自分の足音だけが確かに聞こえてくるような、感覚の内側をなぞるような体験。Topdown Dialectic、Vainqueur、Chain Reaction周辺のミニマル/ダブテクノに共鳴する、極限まで削ぎ落とされた音の彫刻作品。ダンスミュージックの輪郭が溶け落ちる寸前をとらえた、静かで強烈な一作。

待望のリプレスです!Meditationsベストセラー!2018年に自主プレスとして当初限定50部のみでリリースされていた大人気作!ジャズ・トリオ、Ingaのリーダーとしても知られ、サイケデリックやアウトサイダー、メディテーティヴと評される自由でユニークなサウンドを営んできたLAのサックス奏者のSam Gendelと、同地のベーシストSam Wilkesのコラボレーションよる、ジョン・ハッセルの第四世界にも通じるアヴァンギャルド・ジャズ作品がLeaving Recordsより登場です!一聴してドープ極まりない音楽の渦の中へとただただ吸い込まれます。洗練されたジャズ・マインドを、西海岸らしい自由な気風溢れるユニークで実験的なサウンドへと落とし込み、瞑想的ですらある独特の響きへと昇華した自信作。絶妙な塩梅にくぐもった音像が尚更聴き手を気持ちよくさせます。一推し!

奇跡の続編。Ry CooderやVampire Weekend、Moses Sumneyといったビッグネームとのコラボレーションでも知られ、ジャズ・トリオ”Inga”ではリーダーとして活躍、サイケデリック〜アウトサイダー〜メディテーティヴといった多様に評される自由でユニークなサウンドを営んできた第四世界インスパイアなLAの大人気サックス奏者、Sam Gendel。2018年に自主プレスし、その後幾度も重版され当店でも大大大ベストセラーでおなじみだった前作に続くSam Wilkesとのコラボレーション作品が〈Leaving Records〉からカセット・リリース。2017年から2018年に録音された前作に対して、2017年から2021年にかけて録音された、その「続き」を聞かせてくれる一枚。洗練されたジャズ・マインドを、西海岸らしい自由な気風溢れるユニークで実験的なサウンドへと落とし込み、瞑想的ですらある独特の響きへと昇華した自信作。絶妙な塩梅にくぐもった音像が尚更聴き手を気持ちよくさせます。

Sam Gendel - Fresh Bread (2LP+DL)2021年発表の人気作が待望のリプレスです!Sam Wilkesとの『Music for Saxofone and Bass Guitar』も当店大ヒット!Ry CooderやVampire Weekend、Moses Sumneyといったビッグネームとのコラボレーションでも知られ、ジャズ・トリオ”Inga”ではリーダーとして活躍、サイケデリック〜アウトサイダー〜メディテーティヴといった多様な形容で表される自由でユニークなサウンドを営んできた第四世界インスパイアなLAの大人気サックス奏者、Sam Gendel。昨今も傑作のリリース・ラッシュで世界から巨大な注目を浴びるこの人ですが、今年度最重要のアルバムといって差し支えない〈Leaving〉からの大人気作『Fresh Bread』のヴァイナルを入荷出来ました!2012年から2020年までの間に行われたホーム・レコーディングやパフォーマンスの個人的なアーカイブからセレクトされた楽曲を実に全52曲も収録したオールジャンルのアンソロジーとしてリリース。ナンと3時間44分にも及ぶ超ボリュームです。Carlos Niño、Jamire Williamsらも参加。※スリーブ右上角に入荷時より角打ちございます、予めご了承くださいませ。

イラン系アイルランド人Saint Abdullah & Eomacによる、ペルシャのポップスを大胆に解体、再構築し、荒削りなヒップホップとクラブ寄りのエレクトロニカフレームワークに再編成した『Of No Fixed Abode』が〈The Trilogy Tapes〉より登場。本作は、50年分のペルシャ・ポップスを題材に、文化的記憶や移民の経験をビートで読み替える実験的な電子音楽アルバム。Andy、Hayedeh、Fereydoun Farrokhzadといった往年のアーティストの楽曲を丁寧にサンプリングし、MadlibやRezzettを思わせるざらついたビートや疾走感あるドラムワークで再構築。郷愁と混沌、個人的な記憶と集団の歴史が入り混じる音像は、「文化」や「出自」が固定されえない現代の漂流感を鋭く映し出している。サウンド面でも、ローランドSP404やデジタルDAWを駆使したサンプリング、ニューヨーク在住のドラマーJason NazaryやAria Rostamiら国際的ゲストとの共作も交え、ジャンルの枠を軽やかに飛び越えていく意欲作。
