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作曲家たちが鳥と競う音楽会
鳥は人類が音楽を始めるはるか昔からさえずっていました。人間が計算し考え抜いた完璧な音楽を作る間に、鳥は妙なる調べを自然に繰り出します。
作曲家たちは自然現象やある種の騒音を表現する試みをしてきましたが、鳥のさえずりは世界中で音楽化され、それぞれが工夫を見せています。ルネサンス、バロックはもとより、サン=サーンス、ラヴェル、ブリテンらの近代手法による鳥描写も楽しめます。
さらにヴァンサン・ブショがサン=サーンス作品をもじって作った『絶滅危惧種の謝肉祭』が聴きもの。古典組曲の様式であまり親しみのない動物たちを描き、最後『人類』で閉めているのも意味深長でいろいろ考えさせられます。ブックレットはフルカラーで各種鳥類や動物の詳細な説明もあり愛蔵したくなる美しさです。
ラ・レヴーズはフローランス・ボルトンとバンジャマン・ペローにより2004年に創設された古楽器団体。17~18世紀作品が中心ですが、音楽と時事問題を組み合わせたテーマで作品を構成し話題となっています。
【収録情報】
1. パーセル:鳥への前奏曲~『妖精の女王』より
2. ファン・エイク:イギリスのナイチンゲール~『笛の楽園』より
3. テオドール・シュヴァルツコップ:ナイチンゲールとカッコウの模倣によるソナタ:アレグロ/ジーグ
4. F.クープラン/ラ・レヴーズ編:恋のナイチンゲール~『クラヴサン曲集 第3巻』より
5. ジャン=バティスト・ブセ/ラ・レヴーズ編:どうして、甘いナイチンゲール~『エール第14巻』より
6. モンテクレール:さえずり~2本のフルートのためのコンセール第5番
7. F.クープラン/ラ・レヴーズ編:嘆くホオジロ~『クラヴサン曲集 第3巻』より
8. コレット:カッコウ
9. サン=サーンス/ヴァンサン・ブショ編:森の奥のカッコウ~『動物の謝肉祭』より
10. ブリテン/ヴァンサン・ブショ編:カッコウ~『金曜の午後』より
11. ラモー/ヴァンサン・ブショ編:雌鶏
12. サン=サーンス/ヴァンサン・ブショ編:雌鶏と雄鶏~『動物の謝肉祭』より
13. ラヴェル/ヴァンサン・ブショ編:女王の陶器人形レドロネット~『マ・メール・ロワ』より
14. ヴァンサン・ブショ:絶滅危惧種の謝肉祭
前奏曲:センザンコウの悲しみ
アルマンド:ジャワスローロリス
クーラント:昔の家禽ドードー
間奏曲:レソミラ63
サラバンド:白フクロウと黒フクロウ
ガヴォット:インドガビアル(ワニ)
間奏曲:レソミラ92
ヴァルス・ツイスト:ナマコ
ジーグ:人類、その進化
電子音楽家、7FO(ななえふおー)久々のエム・レコード・リリースは、7FOのイメージを塗り替える新境地NEWチューンかつシングル・オンリー。7インチ盤でお届けします!
「謎のDIY音楽家になった気分」(気分でなく実際そう)で臨んだという新曲「ヒーリング剣」は、7インチポップス時代とジョー・ミークへのオマージュとして、7FO史上初めてシングル・フォーマット用に制作したもの。しかし、7FOがそのままジョー・ミークになろうはずはなく、その意気込みは温泉の湯気のように霧散して湯上りRGMサウンドに凝結、、、この曲を聞いたジャクソン・ベイリー (Tapes/Rezette) は「Surf synth acid dancehall rock!!」とのけぞった。
カップリングの「蛇 」は一発録りのモノラル・ロウファイひと筆書きチューンで、定評ある7FOのライブ演奏が堪能できます。
アートワークはジャンボカゾク(撮影・デザイン:たけむら千夏、装丁:山尾圭介)が担当。
完成された音はまた美しいの1言に尽きるもので、暖かさが立ち上る"Talk To The Church"、ひと時の黄昏に酔いしれる"Dewdrops"、深い年輪が安堵を与える"Ride"、ミニマルに有機の森が育まれる"Broken Clouds"ら、どれもが1つ1つの物語を感じさせる豊かさです。またMasinによる味わい深いピアノも聴きもの。至福とはこのことです。全音楽ファンに...
〈Music From Memory〉のアンビエント・テクノ&ハウスをニューエイジ・リバイバル以降の視点でコンパイルした超画期的編集盤『Virtual Dreams』の冒頭を飾った、イギリスのエレクトロニック・パイオニアであるMLOことPeter SmithとJon Tyeの初のコンピレーション作品が同レーベルからリリース。『Oumuamua』と題されたこのコンピレーションは、Virtual Dreamsシリーズの第2弾で、アーティストに焦点を当てた詳細なリリースとなっており、2人のディスコグラフィーからのハイライトに加え、1993年から1995年の間に録音された未発表曲、スケッチ、長時間のジャムなどの膨大なアーカイブから新たに発掘された音源を含む全12曲を収録。アナログシンセの名機KORG PS 3300とE-mu systems社のサンプラーEmulator 2に魅了された2人は、その最新の機材から放たれる宇宙的な未知なる音を追求し、ClusterやBrian Enoといった先人たちの作品群も参照しつつ自身らの発想を最大限に拡張し、まだ見ぬ音の景色を創造した!これは厳密なアンビエントではなく、ドラムンベース、ライブラリミュージック、サウンドトラック、テクノの境界線の中に一時的に存在する音楽であり、「別の場所で、別の時間に、別の人々によって作られた音楽のように感じる」とこの作品についてJon Tye自身が述べていることも深く納得できる!
〈Music From Memory〉のアンビエント・テクノ&ハウスをニューエイジ・リバイバル以降の視点でコンパイルした超画期的編集盤『Virtual Dreams』の冒頭を飾った、イギリスのエレクトロニック・パイオニアであるMLOことPeter SmithとJon Tyeの初のコンピレーション作品が同レーベルからリリース。『Oumuamua』と題されたこのコンピレーションは、Virtual Dreamsシリーズの第2弾で、アーティストに焦点を当てた詳細なリリースとなっており、2人のディスコグラフィーからのハイライトに加え、1993年から1995年の間に録音された未発表曲、スケッチ、長時間のジャムなどの膨大なアーカイブから新たに発掘された音源を含む全12曲を収録。アナログシンセの名機KORG PS 3300とE-mu systems社のサンプラーEmulator 2に魅了された2人は、その最新の機材から放たれる宇宙的な未知なる音を追求し、ClusterやBrian Enoといった先人たちの作品群も参照しつつ自身らの発想を最大限に拡張し、まだ見ぬ音の景色を創造した!これは厳密なアンビエントではなく、ドラムンベース、ライブラリミュージック、サウンドトラック、テクノの境界線の中に一時的に存在する音楽であり、「別の場所で、別の時間に、別の人々によって作られた音楽のように感じる」とこの作品についてJon Tye自身が述べていることも深く納得できる!
ハイチの作編曲家、Alix Pascalを中心とするジャズグループ、Ayizanが1984年に自主制作で残した傑作。やや電化の進んだジャズを基調に、ラテン、ファンクからソウルフルな質感までをミックスした独特のグルーヴィーサウンドを聴かせてくれます。軽快なラテン風のリズムに乗せて走る「A1. Deblozay」、繰り返すフレーズが耳に残る「B1. Dilijans」など、添えられるヴォーカルも抑制が効いていて良いですが、極め付けは極上のスピリチュアルジャズ「B2. Tribilasyon」。渋いです。
2023年リプレス!さすが、天下の〈Music From Memory〉、念願のカタログ50番を記念するタイミングであまりにも凄すぎるブツを出してきました!ニューエイジ・リバイバルにおいて、まさに「Kankyo Ongaku」以来の衝撃とも言える決定打・・・マーク・プリチャード(グローバル・コミュニケーション)にLFO、リチャード・H・カーク(キャバレー・ヴォルテール)、サン・エレクトリックにベドウィン・アセントまで、1993年から1997年のアンビエント・テクノ&ハウスをニューエイジ・リバイバル以降の視点でコンパイルした超画期的編集盤「Virtual Dreams」が到来です!
時はポスト・セカンド・サマー・オブ・ラヴな90年代中盤、一大ムーブメントの鎮静を経たクラブ・シーンで人々が入り浸った「チルアウト・ルーム」の近未来的なサウンドスケープを一挙収録。〈Warp〉の「アーティフィシャル・インテリジェンス」から〈Buzz〉レーベルの傑作コンピレーション「ヴァーチャル・セックス」までも呑み込み、アンビエント・ミュージックを新たに再定義する超強力盤!かつてなくニューエイジ・リバイバルの進展した20年代今だからこそ座して聴き、感覚のアップデートへと努めるべき大問題作!!