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オーストラリアのダブ・パイオニア、シェリフ・リンドの2ndアルバム『Aftershock Dubs』(2014年)を、ご要望にお応えし12年ぶりアンコールプレス!リンド保安官のレゲエへの愛と知識とソウル・サイエンスが凝縮した、ダブの歴史における重要なピースとして国際的に評価された続『Ten Dubs』ダンスホールDUB傑作!
『Aftershock Dubs』は、ダブの伝説的名盤として世界中で愛される『Ten Dubs That Shook the World』(1988年)以来、約25年ぶりとなる南半球のダブマスターの「第2のアルバム」として注目され、エム・レコードにとっても初のダンスホール仕様のリリースとなった記念すべき一枚です。1stアルバム以降、ほとんどリリースの無かったリンド保安官ですが、地元のサウンドシステム現場のため音楽制作を続けていました。本作は、自身の《4/5 Studios》で1990年から2005年にかけて録音されたダブプレート集で、スタジオの技巧を凝らした遊び心あふれる内容であり、非常に深い重低音が特徴の秘密兵器アルバムです。ジャマイカからも英国からも遠い土地で、このような発展を遂げ、何処にも似ていないダンスホールを確立していたことは驚異というより他はありません。オリジナル世代のルーツ・ファンから、デジタル、ニュールーツ世代に至るまで、幅広い層の頑固なベースミュージック愛好家を唸らせるヘビー級の内容は、最初から最後まで非の打ち所がないクオリティであると絶賛されています。 選曲は、サウンドシステム「タッチ・ザ・スカイ」のHigh-Cとトラックメーカー/エンジニアのRuv Bytesこと倉谷拓人。
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一般にダブとはVo.入りの原曲があり、そのリズムをエフェクトなど施して強調させたものが主流だが、シェリフの場合は原曲など存在しない生粋のダブ・リズムに美点が置かれている。楽曲に登場する音はひとつひとつが厳選され、エフェクトが加わり、ほどよい「やり過ぎ」感には自然と首を振ってしまう。ジャマイカやUKのエンジニアに影響を受けたダブワイズは、オリジナリティーと十分な頑固さが加わり、今も実に耳新しい。この『アフターショック・ダブス』に刻まれた80-90年代のワン・ドロップ、初期デジタル・レゲエ、ステッパーなリズムなど、 その幅広さには彼のレゲエ/ダブへの惜しみない愛情を感じる。ロー・ボックスからどっしり押し出されるベースに加え、ホーン・ドライバーから発射される音の緻密さと奥行きは、彼ら一派によって豪州でサウンドシステムが稼働し始め、スペシャルをプレイして実験を重ねたことの大きな成果だと思う。長年かけて鍛えられた音源を聴くと、シェリフの「Me Deh Yah!」という声がはっきり聞こえる! (宗重敦志 aka High-C)
非常階段の結成メンバーであり、国産サイケデリック・ロックの伝説的存在 「渚にて」の一員としても活動する傍ら、長きに渡りソロ活動も展開。コンテンポラリー・フォークや神秘主義を経由し、内省的かつ親密でありつつ、暖かく青々とした独自のサイケデリック・サウンドでリスナーを魅了し続ける孤高のギタリスト、頭士奈生樹。88年発表の幻のファースト・アルバム『パラダイス』が最新マスタリングで再発!
日本のサイケデリック・アンダーグラウンドを代表する名門〈P.S.F.Records〉を主宰したモダーン・ミュージック店主の故・生悦住英夫氏が最大級の賛辞を寄せた、柴山伸二らとの伝説的サイケデリック・バンド「ハレルヤズ」や「Idiot O'Clock」にも参加。地下音楽の聖地として高名な京都のロック喫茶「どらっぐすとうあ」の住人のひとりであり、あの非常階段の結成メンバーとしても名高い頭士奈生樹。『パラダイス』は、柴山主宰の〈オルグ・レコード〉から発表した頭士のキャリア初のソロ・アルバムであり、アナログ・フォーマットでの再発は今回が初となる。
1987年の8月から9月にかけて、京都のタウンハウススタジオで録音。オリジナルのLP盤は500部のみがプレスされ、長い間幻の一枚として世界中のマニアやコレクターに探されていた。頭士と柴山、高山謙一(Idiot O'Clock、螺旋階段)の共同でのプロデュース編曲。
頭士は、本作にて、リード・ボーカルとエレクトリック・ギターのみならず、アコースティック・ギター、ベース、ドラム、マンドリン、グロッケンシュピールと多彩な楽器の演奏を披露するなど、マルチ・プレイヤーとしての手腕を見せつけている。
瞑想的イントロから幕を開けつつ、高鳴る青々としたサイケ・ギターの疾走がカタルシスを呼び起こす、自身の人気の高いナンバーである「こびと」、後の頭士の作品でも見られる、精神世界への傾倒の予兆を感じさせる内省的サイケ・フォークの逸品「ハレルヤ:左側」、ギター・サウンドを土台に、深くドロドロと心の奥底から込み上げる熱情を絡ませていく珠玉のハード/ガレージ・サイケデリック・キラー「パラダイス:真昼」、冬の日の暖かな幻影とノスタルジアを想起させる、頭士流クリスマス・ソングといえるスピリチュアルで耽美な「目の前の天使達」、"ハレルヤズ"のその後の展開を思わせてくれる、牧歌的でメロディックなサイケ・ポップとして珠玉な「童話」、愁いを帯びる寂寞のファズ・ギターの咆哮と淡いアルペジオという対称的なイメージのインストゥルメントに包まれながら、深く内面世界へと潜水していく様が優美なサイケデリック・シューゲイズ「Spirit In My Hair」など、同氏の初ソロ作として申し分無い破格の仕上がりとなった傑作1stアルバム!
非常階段の結成メンバーであり、国産サイケデリック・ロック最高峰の伝説的アクト「渚にて」の一員。仄かで淡い、感情を揺さぶるサウンドと深い内省、そして、青々とした季節の情景をサイケデリックというプリズムを通じて屈折させる、ヒューマニティに溢れた音楽性が唯一無二であり孤高な関西地下シーンの重要人物=頭士奈生樹。
日本のサイケデリック・アンダーグラウンドを代表する名門〈P.S.F. Records〉を主宰したモダーン・ミュージック店主の故・生悦住英夫氏が最大級の賛辞を寄せた、柴山伸二らとの伝説的サイケデリック・バンド「ハレルヤズ」や「Idiot O'Clock」にも参加。地下音楽の聖地として高名な京都のロック喫茶「どらっぐすとうあ」の住人のひとりであり、あの非常階段の結成メンバーとしても名高い頭士奈生樹。柴山主宰の〈オルグ・レコード〉から発表された本作『III』は、キャリア中でもカルト人気の高い作品の一つであり、海外からブートレグLP再発が行われるなど、ファンやコレクターの間でも公式再発が熱望されていた作品である。
頭士が単独でのプロデュースを務め、ヴォーカル、ギター、その他の楽器の演奏を担当した『III』では、ベースで柴山が、ドラムで竹田雅子(渚にて)がゲスト参加し、98年から05年にかけてStudio Nemuにてレコーディングされた。13分にも渡り、最愛への儚い想いや追憶を静かに独白する、幻想的であり親密な美しさに満ちたドリーム・フォークの名曲「最後に」、この続編的な楽曲か、ゆったりとした暖かなアルペジオと頭士の囁き声による心洗われる旋律を聞かせながら、記憶や想い出の奥底へと独り還っていくような、微睡みを誘う耽美なナンバーである「花の憧れ」、ここまで紡いできたフォーキーで夢見心地な世界観とサウンドを、よりサイケデリックな方向へと発展させつつ、日本的な土着の要素、仄暗くノクターナルな空気、寂寞や憂いを含ませた哀愁のサイケデリック・ブルースへと昇華した「窓」、精神世界へと深く没入した内容であり、Dittoや越智義朗などによる内省的な空想民俗音楽/ミニマル・ニューエイジ作品を彷彿とさせる18分にも及ぶ大曲「もう一度会えたなら」(『現象化する発光素』での「プララヤ」の姉妹楽曲と言えるだろう)、シューゲイズ的に展開する美しく幻想的なサイケデリック・ギターと暖かなアルペジオに、折り重なる頭士の消え入るような歌声が天上世界を描く「Spirit In My Hair」でのクロージングにいたるまで、頭士によるアーティスティックな世界観や方向性の模索が結晶した実験的で素晴らしいマスターピースといえる作品。
今回のリイシュー盤では、先述したオリジナルの6曲と地続きであり、同氏の追求する精神世界へのアプローチが落とし込まれた13分にも及ぶボーナス・トラック「六月の月夜にて」が追加収録されている。
水辺での生き物達の声や営みの様子を余す所なく捉えた躍動感に溢れるフィールド・レコーディングを中心として紡がれる楽曲である。その様子は、彼岸や天上風景を想起させるようでもあり、ミニマル/サウンド・アート作品としても極めて高純度の内容である。終盤からは、風鈴やチャイムのような優美な音や、牧歌的な鳥の鳴き声が徐々に挿入され始め、これらと優しく調和するように、頭士氏による親密で白昼夢的なギター演奏が幕を開ける。聞き手を微睡みへと誘う暖かな安らぎに満ちた逸品でありつつ、意識の変容を描いたというこの楽曲もまた、同氏のヒューマニティに立脚した、オープン・マインドで静謐な響きに満ちた素晴らしい作品となっている。

1975年に結成され、パンク・ムーブメントの果たせなかった約束を完全に達成し、支配体制側を揺るがす手段としてエクストリーム・カルチャーを探求した、音楽、文化、芸術に対する計り知れない影響を及ぼした英国インダストリアル伝説Throbbing Gristle。2004年に再結成した彼らがバンド最後となった2009年のアメリカツアー限定で入手可能な作品としてリリースされた隠れた傑作『The Third Mind Movements』が〈Mute〉からアナログ・リイシュー!ツアー数年前にロンドンの〈ICA〉で行われたセッション中に録音された6つのライブ録音のシリーズ。マニュピレーション、タイムストレッチされた、リズミカルなブレイクビーツと催眠的なエレクトロニクスの振動が大変な事になっています!同時に再発された『TGCD1』(こちらも入荷してます)とセットで是非!

8月上旬再入荷。幾何学模様が世界的なサイケデリック・バンドへと成長していく、その最初の大きな一歩を刻んだ名作『Forest of Lost Children』が、バンド自身の手で〈Guruguru Brain〉から待望のリプレス。アシッド・フォークの柔らかい質感、ガレージ・ロックのざらつき、インド古典音楽に通じる反復のトランス感がゆるやかに混ざり合う独特の音像。幽玄なメロディが漂う「Kodama」や「White Moon」、エスニックな高揚感を帯びた「Streets of Calcutta」など、後年の作品にもつながる幾何学模様らしさがすでに濃厚に息づいている。森の奥で鳴っているようなアナログな空気感、余白の多いミックス、手触りのある演奏が、聴くたびに異なる景色を見せてくれる。荒削りでありながら自由度が高く、バンドの根源的なグルーヴがむき出しになった初期の魅力が詰まった作品。



数々の画期的なコンピ編纂でも知られる名門発掘レーベル〈Strut〉より、1978年に発表されたSun Raのクラシック・アルバム『Lanquidity』のデラックス・エディションが登場!1978年7月17日の夜に、アーケストラが『Saturday Night Live』に出演した後、Bob Banksの〈Blank Tapes〉で一晩かけて録音された、Sun Raのカタログの中でも特異な作品で、同時期のフュージョンから影響を受けたと思われる、謎めいた響きと妖しげなホーンを聞かせるカルトな作品!帯、ライナーノーツ、ポスター付属。銀ジャケ仕様。

数々の画期的なコンピ編纂でも知られる名門発掘レーベル〈Strut〉より、コズミック・ジャズ・グランドマスターSun Raの1952年から1991年までの地球時代に自身のレーベルSaturnからリリースした7インチシングルを中心にまとめた決定版コレクションが登場!これらの録音はSun Raの多産な宇宙の旅から生まれた一度きりの隕石と言えるもので、先鋭的な 「スペース・バップ 」の発展や、ジャズとブルースの伝統を取り入れたユニークなサウンドは、この時代の他の誰にも真似できないものだった。Vol2では全65曲のうち後半30曲をLP3枚組にわたってお届け!全トラック、リマスタリング済。貴重な写真、ポスター・アートワーク、Francis Goodingによるスリーブ・ノート、John Corbettによるサターン・レコード創設者Alton Abrahamのインタビュー、Paul Griffithsによるトラックごとの詳細なセッション・ノートも付属!
1965年5月1日、NYタウンホールでのライブを収めた、フリージャズ史の象徴的作品。わずか20分の演奏ながら、Donald Ayler (tp)、Charles Tyler (as)、Lewis Worrell (b)、Sonny Murray (ds)と共に、Albert Aylerの音楽の核心がむき出しになった圧倒的な記録で、特有の単純明快なマーチングやフォークソング的なメロディが、瞬時にフリーな咆哮へと解体されるカタルシスに溢れている。洗練された芸術としての音楽ではなく、その存在を懸けて発する生々しい振動。

Pierre Schaefferのもとで働き、INA-GRMの最高責任者を長期間務めた、マダガスカル生まれの電子音楽家François Bayleの主要作品『Jeîta ou murmure des eaux』がアナログ再発。レバノンの巨大鍾乳洞で録音された、水音・反響・ざわめきといった具体音を電子的に変容させたミュージックコンクレート巨編。洞窟は実在の場所であると同時に変容が起こる精神空間として扱われ、聴き入っていくと、あたかも音の洞窟の住人としてそこに存在しているかのような感覚を覚える。水の粒子が霧のように漂い、反響が多層化し、自然音と抽象音が溶け合う独自の音世界を形成している。

アンビエント・ポストロックの名盤として語り継がれる、TristezaのギタリストJimmy LaValleのソロ・プロジェクトThe Album Leafの2001年作2ndアルバムが、〈Numero Group〉より25周年記念盤としてリマスター再発。オリジナルはTristezaのツアーの合間に制作され、繊細なギター、淡いピアノ、柔らかなシンセ、フィールドレコーディング、控えめなパーカッションが溶け合う、内省的な作品。ギターのアルペジオやピアノのモチーフがゆっくりと重なり、環境音がさりげなく混ざり込む、穏やかな高揚を感じさせるアンビエントとポストロックの間を漂うような質感。25周年盤はオリジナルの構成を忠実に再現しつつ、Adam Gnadeによる新規ライナーノーツと未公開写真を追加したアーカイヴ仕様。

南インド古典音楽、カルナータカ音楽の現代最高峰声楽家が2000年に残したスピリチュアル大作『聴覚(Shravanam)』が高音質重視な逆向き再生仕様で初アナログ化。
イタリア電子音楽のパイオニア、イル・グアディアノ・デル・ファロによる1979年アルバム『Oasis』。日本のフュージョン・ギタリスト、鳥山雄司による80年代前半の実験的なイン スト楽曲を集めたコンピレーション『Choice Works 1982-1985』。大御所ビル・ラズウェルが手掛けたエチオピア人シンガー、ジジのデビュー作をラズウェル氏自ら2003年 にダブ・リミックスしたアルバム『Illuminated Audio』の初アナログ化と、国境とジャンルを超越したリリースを続ける東ロンドンを拠点にした再発盤専門レーベル、Time Capsuleの4作目は南インドの古典音楽に焦点を当てる。
2011年頃にこのアルバムを聞いて以来虜になったのが、レーベルプロデュースを務めるKay Suzuki。
「何と言ってもインド古典音楽の古いレコードにありがちな音質とは一 線を画した00年のスタジオ録音の匠が冴えるこの高クオリティなプロダクションにまずヤられた。毎回聴く度にこんな小さなアンサンブルがこんなに宇宙的で広大な音景色を作り上げている事に驚かされる程、各音が精密に作り込まれている。難解な拍子のパーカッションの音は全てがクリアに聴こえていて、それぞれがどんぴしゃの位置空間とタイミングのポケットに収まっている。このグルーヴを追いかけるだけでも意識は時間を超越した空間に持って行かれるが、更にこのゴージャスなドローンの上に乗る彼女のゴスペル・シンガーにも通じるヴィブラートを聞いていると、まるで万華鏡の様にメロディの中に更に細かいメロディが聴こえて来るんです」
Beauty & The BeatsのDJの一人であり、社会学の大学教授でインド古典音楽にも造詣が深いJeremy Gilbert氏がライナーノーツでも述べている通り、彼女の卓越した技術に裏付けられた深い精神世界の表現力は、古典インド伝統音楽全てに共通する目的、すなわち神への献身により、全ての創造の瞬間に内包する美と、宇宙そのものが一体 化するインド哲学の”梵我一如”の次元に、聴く者全てを導く力を秘めているのである。
■ 逆向き再生仕様 (レコードの内側から外側へ向かって再生) 。
■ ベルリン在住アーティスト、ペトラ・ピータファイによるオリジナルアートワーク。
■ 東ロンドン大学教授ジェレミー・ギルバートによるライナーノーツ。
■ リマスター:クラウディオ・パサヴァンティ(Sunlightsquare / Doctor Mix)

1986年に発売された幻の名盤が、ハイパーソニック・エフェクト音響処理 × ハーフスピード・マスタリングによる高精度ハイテク・アナログ盤として蘇る。
芸能山城組の創設・指揮を務める山城祥二(本名:大橋力)は、東京大学大学院で文化人類学を修め、東京藝術大学で教鞭をとった研究者。文明と音文化の関係を、学術と芸術の両面から探求してきた。学者としては大橋力名義で研究を、作曲家としては山城祥二名義で創作を続けている。
1974年に結成された芸能山城組は、医師、教育者、ジャーナリスト、エンジニア、学生など、多様なバックグラウンドを持つ人々によって構成され、「職業音楽家を原則として迎えない」という理念を貫いている。生命科学、脳科学、数理科学、心理学、情報工学などの分野で博士号をもつメンバーも十名を超え、科学と芸能を同じ地平で実践するその姿勢は、まさに彼等の掲げる“行動する文明批判”の体現である。
『輪廻交響楽(Ecophony Rinne)』は、それまで彼等が実践を積み重ねてきたブルガリアの合唱、ジャワ島のガムラン、アフリカの環境音、電子音、仏教声明など、多様な音が交わり、生と死、再生の循環を描く壮大な四部構成の“エコロジカル・シンフォニー”。古代と未来、自然とテクノロジーが同時に息づく、唯一無二の音響宇宙が広がる。
山城が後に提唱した「ハイパーソニック・エフェクト」は、人間の可聴域(20kHz)を超える高周波が脳や身体に直接影響を与えるという理論。その発想の源は、『輪廻交響楽』の発売当時のアナログ盤とCDを比較した際に感じた“音の生命感の違い”にあった。彼はその後、科学的にそれを検証し、可聴域を超えた音を扱う録音・再生システムを設計し、その効果を音楽表現に実装することに成功。
今回の再発では、その理論をアナログ盤で実践するという前例のない試みが行われた。英名門アビーロード・スタジオにて、ハーフスピード・マスタリングの世界的第一人者マイルズ・ショーウェルがカッティングを担当。通常の倍の精度でラッカーを刻み、カッティング工程で一般的に使われる高周波フィルターをバイパスすることで、耳では聴こえない超高域までも刻み込むことに成功した。
日本のオーディオ文化においても山城氏は長年大きな影響力を持ち、『輪廻交響楽』のオリジナル盤は入手困難な幻の名盤として語り継がれ、オーディオ愛好家の間では音響装置を測る“リファレンス・レコード”として親しまれている。
この音楽は決してBGMではない。深く耳を澄ませ、意識を委ねたとき、音が空間を満たし、身体を通り抜ける。それは「聴く」という行為を超えた、感覚と意識の旅そのもの。
この作品を聴いて衝撃を受けた漫画家・大友克洋は、アニメ映画『AKIRA』のサウンドトラック制作を山城に依頼。『輪廻交響楽』で築かれた音響思想は、『AKIRA』のサウンドデザインと音世界の基礎となり、あの唯一無二の世界観を生み出した。
そして今、時代を超えて刻まれたその音が、再び人々の感覚を揺さぶる。
伝説のサックスプレーヤー、セドリック・イム・ブルックスによる大傑作が待望のリマスター再発!アフリカ音楽、ファンク、ナイヤビンギ、ジャズなどを取り入れ、レゲエの枠を超越、後のライト・オブ・サバに繋がるジャマイカ音楽の大名盤!!
貴重で上質なレゲエ/ダブ音源のアーカイヴァルなリイシューで知られる名門《Pressure Sounds》から再発されるCedric 'Im' Brooksによる7曲入りアルバム『United Africa』は、レゲエ・ファンを超えてワールド・ミュージックやジャズ・ファンの間でもカルト的な地位を築いている。まさにその評価にふさわしい作品であり、70年代レゲエ、アフリカ音楽、ファンク、ジャズが見事に融合した崇高な一枚だ。Brooksはジャマイカ・キングストンの名門音楽学校アルファ・ボーイズ・スクールの出身で、初期の録音はThe VagabondsやThe Granville Williams Bandで行われた。初のソロ音源はトランペッターのDavid Maddenとともに〈Studio One〉で制作され、『Im and David』としてリリースされている。
1970年にはCount Ossieと出会い、The Mystic Revelation of Rastafariに参加。サックスとフルートを担当し、ホーン・セクションのアレンジも手がけた。アメリカとアフリカを行き来しながら音楽的影響を広げ、エチオピアのアディスアベバでも演奏を行っている。そうした多様な音楽的背景が本作に色濃く反映されており、豊かな音楽性とバラエティに富んだ内容を備えた本作は、後のLight of Sabaへと繋がる核心的作品といえる。
作品にはジャマイカ屈指のミュージシャンたちが参加し、ドラマーのTony Allen、も名を連ねている。全7曲ながらエクステンデッド・ミックスを収録し、リマスターが施されている。Cedricは2013年にニューヨークで逝去したが、その音楽的遺産はいまなお生き続けている。
『Music Has the Right to Children』(1998)、『Geogaddi』(2002)、『The Campfire Headphase』(2005)という不朽の名作達に続く2013年に発表されたアルバム。作曲、レコーディング、プロデュース、そしてアートワーク・デザインまでのすべてをメンバーのマイク・サンディソンとマーカス・イオンが手がけ、『Tomorrow's Harvest』と名付けられている。

2019年にカセットとデジタルでひっそりとリリースされたAngel Bat Dawidのデビュー作を改めて振り返る特別盤。リリース直後から各国のフェスやメディアに引っ張りだことなり、以後の圧倒的な創作活動へとつながっていった、彼女の原点とも言える作品は、全編がなんとスマートフォンのみで録音・ミックスされたというDIY精神にあふれるアルバムで、クラリネットや声、打楽器、キーボードを自分で重ね録りして作り上げたローファイながらも豊かな交響的世界が広がる。唯一のゲストは南アフリカのドラマー、アッシャー・ガメゼで、彼の家を訪ねた際の即興セッション「Capetown」など、日常の延長に音楽があることを体現する瞬間が収められている。内容は、霊的な祈りのような歌と、自由なインプロヴィゼーションが交差する構成で、多層的なディレイをまとったクラリネットの即興演奏「Black Family」や「Impepho」、日常のありのままの瞬間を切り取った「London」、ゴスペルを思わせる素朴な歌など、異なる要素が不思議とひとつの流れにまとまっている。今回の IA11 Edition では、未公開写真とガメゼによるライナーノーツを収めたブックレットも付属。
アウトサイダー・ディスコからアンビエント〜即興フォークまでレフトフィールドを縦横無尽に駆け回った巨人Arthur Russellによる1970年代に数回しか演奏されなかったライヴ演目『Instrumentals』が〈Rough Trade〉盤としては初となるアナログ盤リイシュー!!
Pitchforkでは8.4点、「BEST NEW REISSUE」のスコアを獲得!12Pに渡る豪華ブックレット付属のリマスター仕様!実験音楽とディスコを繋ぐ歴史的作家、Arthur Russellの84年作「INSTRUMENTALS VOL.2」と83年作「TOWER OF MEANING」へ70年代の未発表音源が追加された2LP編集盤「First Thought Best Thought」が新たなタイトルとなりリマスター新装再発。
こちらの音源はほんの一握りの公演でしか演奏されていない楽曲で構成。ディスコ以前の彼のフォーク・サウンドもまた黄泉の情緒香るクラシカルな味わいで大変素晴らしい。前衛的なビートや表現は控えめながら、繊細に抑揚を付け、しなやかに波打つ柔らかな旋律と豊かな情緒が結びついた、モダン・クラシカルやエレクトロニカをも時代を超えて表現したサウンドスケープはあまりにも先駆的。Arthur Russell入門にもバッチリの一枚です!
未だにその正体や素性が不明ながらも、多くの音楽ファンを魅了し、また多くのアーティストに影響を与えてきたブリアル。「今世紀の最重要エレクトロニック・ミュージック作品」として最大級の賞賛を獲得した、2007年発表のセカンド・アルバム『Untrue』が2LP(140gブラックヴァイナル)でリイシュー。

カセット版!謎めいたメタルマスクの下に、アンダーグラウンドの伝説となる器量を隠し持つヒーロー。MF DOOMの正式なデビュー作にして、後にアンダーグラウンドラップの最も偉大な声となる謎の人物を再登場させた『Operation: Doomsday』がアナログ再発!DOOMの悲劇的な過去、個人的な興味、大胆な創造性を合一した歴史的傑作。巧みなライムや驚くべきスキームは、風景の中で際立ち、アニメのテーマソング、80年代のソウル、ラップのクラシックなど、彼が触れてきたあらゆるサウンドは、真新しくシュールなものに再解釈されています。どんな困難にも負けず、自分に賭す力を証明するカルト傑作。

6月上旬再入荷。ノイズとメロディが奇跡的に交差した1985年、その眩しさをライブの熱量とともに閉じ込めた4LPに及ぶ決定的ドキュメント。『1985: The Miracle Year』は、Hüsker Dü の1985年のライブ・アーカイブ集で、目玉は、彼らのホームであるミネアポリスの名門ヴェニュー First Avenue での1985年1月30日のステージを完全収録した音源。エンジニアのBeau Sorensonによって音質も新たに蘇り、当時の熱気や演奏の鋭さが克明に浮かび上がっている。そのほかにも、同年のツアーから20曲に及ぶライブ・テイクを追加収録。SST時代のハードコア・スピリットと、ポップの感覚を内包した独自のサウンドがどう育っていったかが一望できる内容となっている。ブックレットには、バンドにとって転機となったこの一年を振り返る資料や証言がまとまっており、Hüsker Dü の歴史をたどるうえでも貴重な記録集といえるリリース。

ミュージック・コンクレート創始者、ピエール・シェフェールによって設立されたフランス音楽研究グループ〈INA-GRM〉の最重要人物にして、Aphex TwinやAutechre、Keith Fullerton Whitmanにも影響を与えた仏の電子音楽家Bernard Parmegiani。69年にLPリリースされた激レア・アルバム「Violostries / Bidule En Ré / Capture Éphémère」より”Violostries”、そして、同アルバムに収録された”Capture Éphémère”の88年ステレオ・リミックス版、72年度発表「Chronos」に収録されていた”La
Roue Ferris”の3曲をコンパイルした電子音楽好き必携の特大編集盤!1965年4月にフランスの“Royan Festival”にて、Devy ErlihとBernard Parmegianiによって初演及び録音された作品であり、作曲家/演奏者と楽器/オーケストラの同時対話として提示される、幾つかの音楽研究の方向性の交差点を表すという”Violostries”(1963年〜64年)、パリの〈Maison de la Radio〉のStudio 105にて67年5月に初演、録音したにも関わらず存在し続ける存在し続ける「時間の経過と共に循環するノイズ」である”Capture Éphémère”(1967年に作曲、88年版)、マントンの”Festival des chantiers navals”にて71年8月26日に初演、観覧車を回転させることで、そのレゾナンスと融合して、そのバリエーションをどこまでも永続させ、一定の軸を中心に定期的に進化する動きをスケッチするという”La Roue Ferris” (1971年)の3作品を収録。Rashad Beckerによって〈Dubplates & Mastering〉にてカッティング。Stephen O'Malleyによるレイアウト。やはりクオリティは折り紙付きです!

Fleet Foxes、Tom Zé、David Byrne、Gal Costa、Devendra Banhart、坂本慎太郎といった面々とのコラボレーションも知られる、グラミー賞にノミネートされたブラジル・サンパウロのシンガーソングライター/マルチ奏者で、ロック・トリオ”O Terno”の一員ことTim Bernardes。2017年にリリースされた初のソロ・アルバム『Recomeçar』がアナログ再発。ベルナルデスの卓越したヴォーカル・ワークと、魔法のようなチェンバー・ポップ・サウンドが堪能できる一生モノの名作!
