MUSIC
6089 products


オリエンタル・ジャズの巨匠であり、先駆的な民族音楽学者であるLloyd Millerが60年代初頭から00年代初頭にかけて残した幻のアーカイブを選りすぐったコンピレーション作品『Orientations』が、ユタ州のレーベル〈FOUNTAINavm〉より登場。ジャズ、中東の伝統的民族音楽、音楽学の世界において極めてユニークな人物であり、自主リリースされたその多くのオリジナル作品が入手困難となっていた中での画期的なコンピ編纂!東洋と西欧の文化的衝突を根底に、15種類以上の非西洋の楽器と共に調べ上げた珠玉の音源の数々の中で、古い東洋の香ばしく湿った空気とヨーロッパのジャズ・スタンダードが見事に融合を果たしています。70年代初頭のテヘランで録音されたピアノ曲"Shahin"の軽快なロマンスから、60年代の南インドに触発されたカルナティック・クラリネットの催眠的な録音まで、ジャズ、フォーク、スピリチュアル、ドキュメンタリーといった音楽の側面が重なり合う興味深い歴史的交差点に存在するLloyd Millerの音楽世界が堪能できる一枚。



ウクライナを拠点に実験的なリリースを展開してきたカルト・レーベル〈Muscut〉の発掘作業部門〈Shukai〉より要注目物件が登場!同国のミュージシャン兼イラストレーターであり、1990年代と2000年代には、Electricians、Yarn、Blemish、Suphina’s Little Beastといったキエフの様々なバンドにも参加。Svitlana NianioやKatya Chillyともコラボレーションしていたことでも知られている忘れられた偉才Oleksandr Yurchenko (1966—2020)。ウクライナの地下音楽にとって大きな遺産を残した彼が、1991年から2001年にかけて制作していた未発表音源を収録した画期的編集盤がアナログ・リリース。当時のウクライナ音楽にとって革命的なドローン交響曲であった25分越えの大曲にしてGlenn Brancaの前衛的な交響曲とも比較される“Count to 100. Symphony #1”や完全に「あちら側」から聞こえてくるネオフォーク"Intro"などを始め、この世から大きく逸脱した異能の音楽を全5曲収録しています。






以前出版されていたコンピレーション盤Tri-Fire Volume OneとTwoからの抜粋、更に未発表曲1つを収めた全11曲の仕様。この良い塩加減のファンクノリと音質がたまりません。未体験の方やレコード環境が無い方にも是非。



戦前のブルースから移民の音楽、南米のフォルクローレを始め、各地の骨董音楽を掘り起こす一大名所〈Death Is Not The End〉からまたしても意欲的な物件!1980年代半ばから90年代初頭にかけて、主にサウス&イースト・ロンドンの早朝のハウス・パーティーやブルース・ダンスで演奏されたレア・グルーヴや「ソウルブルース」サウンドシステムのDIYカセット・レコーディングから、抜粋&カットアップしたミックステープ風のコレクション『Pure Wicked Tune: Rare Groove Blues Dances & House Parties, 1985-1992』が登場。1980年代後半にエレクトロニック・ダンス・ミュージックが花開き、1990年代以降にイギリスのクラブシーンを支配するようになる以前、ハウス・パーティーやダンスは、レゲエやソウル、ファンクやブギーなど、根本的に異なるサウンドに支配されていた時代のUKサウンドシステム文化のサウンドを探求する新シリーズの第一弾作品。



