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Memotone - Fever of the World (LP)Memotone - Fever of the World (LP)
Memotone - Fever of the World (LP)Soda Gong
¥4,163

アンビエント・ジャズ・ファンにも是非!〈Sähkö Recordings〉と〈The Trilogy Tapes〉からのリリースに続く形で、現行エクスペリメンタル・シーンの重要角と言える、英国拠点のマルチ奏者Will Yatesによるソロ・プロジェクトMemotoneが〈Soda Gong〉より最新アルバムを発表。柔らかい電子音と弦楽器の緩やかなアンビエンス、ジョン・ハッセルの第四世界の香りが交錯する微睡みの一枚。静かなヴァイオリンの旋律を基調としながら、交錯する電子音が幽玄でアヴァンギャルドなスケープを展開していく様子が大変優美です。Giuseppe Ielasiによるマスタリング仕様。限定300部。

Rod Modell - Music For Bus Stations LP 2 (LP)
Rod Modell - Music For Bus Stations LP 2 (LP)13 (SILENTES)
¥4,532

2025年リプレス!大名門〈Modern Love〉に残した『Liumin』は今や同レーベルを代表する名盤としておなじみ。Stephen Hitchellとの名アンビエント・ダブ・プロジェクト、cv313やWaveform Transmissionなどでの活動も大変名高いデトロイトのダブテクノ/アンビエント巨匠Rod Model。Brian Enoの『Music for Airports』のアンビエントの青写真を再構成し、ヨーロッパの前衛的なバスステーションのデザインのために作り上げた環境音楽作品。

Rod Modell - Music For Bus Stations LP 1 (LP)
Rod Modell - Music For Bus Stations LP 1 (LP)13 (SILENTES)
¥4,532

2025年リプレス!大名門〈Modern Love〉に残した『Liumin』は今や同レーベルを代表する名盤としておなじみ。Stephen Hitchellとの名アンビエント・ダブ・プロジェクト、cv313やWaveform Transmissionなどでの活動も大変名高いデトロイトのダブテクノ/アンビエント巨匠Rod Model。Brian Enoの『Music for Airports』のアンビエントの青写真を再構成し、ヨーロッパの前衛的なバスステーションのデザインのために作り上げた環境音楽作品。

盛岡夕美子 & 小久保隆 / Yumiko Morioka & Takashi Kokubo - Gaiaphilia (LP)盛岡夕美子 & 小久保隆 / Yumiko Morioka & Takashi Kokubo - Gaiaphilia (LP)
盛岡夕美子 & 小久保隆 / Yumiko Morioka & Takashi Kokubo - Gaiaphilia (LP)Métron Records
¥4,596
話題作、遂に確保。自然音とモダン・クラシカル/アンビエントが見事に融合した、まさに珠玉の一枚。近年のリバイバルで大きな評価を浴びた環境音楽巨匠・小久保隆と、大人気作『余韻』や、Synagetic Voice Orchestra、Culturemixへの参加も知られるピアニスト、盛岡夕美子という、国産ニューエイジ/アンビエントの先駆者同士のタッグによる最新コラボ作が〈Metron Records〉から発売! 日本の環境音楽を語る上で欠かせない存在、小久保隆。〈イオン・シリーズ〉をはじめ、数々の名作を遺し、緊急地震速報のチャイム音の制作でも知られる音の探究者。そしてもう一人は、近年『余韻』の再評価でも注目を集め、Synagetic Voice Orchestra『Mios』やCulturemixでのBill Nelsonとの共演など、国産エスノ・ニューエイジ/実験音楽の領域で静かに存在感を示してきた盛岡夕美子。 再び音楽へと歩みを戻した盛岡氏の現在地が、小久保の繊細で広がりのあるサウンドスケープと溶け合い、極めて私的で、同時に普遍性を孕んだ世界を紡ぎ出していく。静かに滲み出す水彩のような音。自然と都市、過去と現在、夢と記憶、そのすべての「あわい」に立ち現れる儚くも確かな風景。忘れかけていた記憶の底から、ふと呼び起こされる懐かしさ。聴く者の時間感覚と空間感覚をそっとほぐしながら、音の余白が優しく揺れる。現実と非現実の境界が溶け合い、微睡むような感覚のなかでただ静かに呼吸する。そんな一枚です。
Beatrice Dillon - Seven Reorganisations (LP)
Beatrice Dillon - Seven Reorganisations (LP)Hi
¥4,962

2020年作『Workaround』が当店でもロングヒット。〈Where To Now?〉や〈Paralaxe Editions〉、〈Boomkat Editions〉などから傑出した作品を発表。オーガニック~テクノ、コンクレート、電子音響、ダブの狭間で、エレクトロニック・ミュージックの新境地開拓へと邁進してきた同地の女性アーティスト/DJ、Beatrice Dillon。2024年度最新LP作品となる『Seven Reorganisations』が自身の創設した新レーベル〈Hi〉より登場。実に4年振りのニューアルバム!2022年にシェフィールドで開催された〈No Bounds〉フェスティバルのパフォーマンスのためにMark Fellに委託製作されたもので、Dillonが作詞作曲し、現代音楽グループのExplore Ensembleが演奏を担当したものとなっています。Rashad Beckerによるマスタリング仕様。

Félicia Atkinson - Space As An Instrument (CD)Félicia Atkinson - Space As An Instrument (CD)
Félicia Atkinson - Space As An Instrument (CD)Shelter Press
¥2,484

〈Shelter Press〉を主宰する、フランスの現行地下シーン最大のアイコンと言っても過言ではない重要人物にして、昨年の〈Portraits GRM〉からのRichard ChartierとのスプリットLPも秀逸だった鬼才Félicia Atkinsonによる24年度最新アルバム『Space As An Instrument(楽器としての宇宙)』。自身の囁き声を交えた、哀愁と追憶のモダン・クラシカル秀逸作品!ピアノを主軸に置いた本作では、抑制された反復的な旋律を通じて語られる直線的な物語が、音楽の端々にある電子音や、発音される子音のかすかな響きと絡み合い、孤高の響きを生んでいます。

Judith Hamann - Aunes (LP+DL)Judith Hamann - Aunes (LP+DL)
Judith Hamann - Aunes (LP+DL)Shelter Press
¥3,354

James RushfordにSam Dunscombeという盟友と共に弦楽アンサンブルGolden Furを率いて、オーストリアの現代音楽作曲家のKlaus Langともコラボレーションを行っていた豪州の実験的チェロ奏者/作曲家/演奏家であり、〈Black Truffle〉や〈Blank Forms Editions〉、〈Another Timbre〉などの名門にも傑出した作品を残すJudith Hamannの最新アルバムが〈Shelter Press〉よりアナログ・リリース。数年に渡って様々な国で録音された6つの作品を収録。以前のリリースでも聞かれたコラージュ技法と拡張されたサウンド・パレットをさらに発展させた『Aunes』。シンセサイザーやオルガン、声などを、Hamannによるチェロの目映いほどに純粋であり包み込むような音色とともに織り込んでいます。Joe Taliaによるミックス&Stephan Mathieuが〈Schnittstelle〉にてマスタリングを担当という鉄壁の布陣で送る内容。

Stephen O’Malley & Anthony Pateras - Sept duos pour guitar acoustique et piano préparé (2LP)Stephen O’Malley & Anthony Pateras - Sept duos pour guitar acoustique et piano préparé (2LP)
Stephen O’Malley & Anthony Pateras - Sept duos pour guitar acoustique et piano préparé (2LP)Shelter Press
¥4,589
Morton Feldmanや灰野敬二のファンにも是非。2度目となるコラボ・アルバム!Sunn O)))主将にして、実験系大名門こと〈Ideologic Organ〉の主催者Stephen O’Malleyと豪州出身の電子音楽家/即興演奏家であり、Sunn O)))やAnthony Burr、eRikm、Oren Ambarchiらとのコラボレーションも知られるAnthony Paterasがタッグを組んだ最新アルバム『Sept duos pour guitar acoustique et piano préparé』がFélicia Atkinsonら主宰の名門レーベル〈Shelter Press〉よりアナログ・リリース。調律されたスティール弦とプリペアド・ピアノの音から滲み出る親しみやすさ。出長年の友人同士の共作だけあって、インティメートなサウンドの即興ドローンに仕上げられています。デザインは〈Shelter Press〉レーベル共同主催者Bartolomé Sansonが担当。Stephan Mathieuによるマスタリング仕様。限定1000部。
Emahoy Tsege Mariam Gebru - Emahoy Tsege Mariam Gebru (CD)Emahoy Tsege Mariam Gebru - Emahoy Tsege Mariam Gebru (CD)
Emahoy Tsege Mariam Gebru - Emahoy Tsege Mariam Gebru (CD)Mississippi Records
¥1,896

2016年に発表後、入手困難でレア化していた中で嬉しいリプレス!Meditationsでもベストセラーな1960年代から活動するエチオピアの女性ピアニスト、Tsege Mariam Gebruの1960年代の秘蔵音源。
Erik Satie, Debussyなどの西洋音楽のエッセンスとエチオピア教会音楽の悠久の歴史が物語る神聖美が邂逅し、アフリカの約束の大地の上にて魂の脈打つ鼓動と瞑想の響きが混ざり合った孤高の音楽であり、女性版Dollar Brandとも言える感動的なモダン・クラシカル。ピアノのみの純粋な音楽性とレトロな音質がたまりません。スピリチュアルな音源がお好きな方は当然マストですが、幅広い音楽ファンへとお薦めしたい果てなき霊性漂うマスターピース。

坂本龍一 - Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 12122020 (White Vinyl 2LP)
坂本龍一 - Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 12122020 (White Vinyl 2LP)commmons
¥7,480

坂本龍一が2020年12月12日、無観客のオンラインピアノソロコンサート「Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 12122020」を開催。 ライヴ演出をRhizomatiks、撮影監督をZakkubalanが担当し、都内のスタジオから世界同時配信を行った。
このライヴはアーカイブなしの一夜限りの配信だったため、二度と視聴することができない貴重な内容となった。
そして遂にこの音源を、一年後の同日 2021年12月12日にリリース。
2021年8月にはこのライヴ音源より「Merry Christmas Mr. Lawrence - version 2020」が、TBSテレビ『終戦76年プロジェクト つなぐ、つながる』キャンペーンのテーマ曲として使用された。 また、2021年年3月末に発売した『2020S』 BOXセットでのみ聴くことができた、無印良品のCM曲「MUJI2020」もライヴの終盤に演奏し収録されている。 坂本龍一のベスト選曲とも言えるセットリストであり、最新ライヴ音源だ。

Limpe Fuchs / Mark Fell - Dessogia / Queetch / Fauch (3LP)Limpe Fuchs / Mark Fell - Dessogia / Queetch / Fauch (3LP)
Limpe Fuchs / Mark Fell - Dessogia / Queetch / Fauch (3LP)Black Truffle
¥7,689

現代音楽の2人の偉大な異端者による予想外の大きな声明。Nurse With Wound list常連であり、フリージャズやクラウトロック、儀式を結びつけた夫・Paul Fuchsらとの前衛即興デュオ”Anima”などでも傑出した作品を残すドイツ・ミュンヘン出身の女性音楽家Limpe Fuchsと、〈Editions Mego〉や〈Mille Plateaux〉〈Raster-Noton〉などからの作品を通じて、長年に渡り多くの聴衆を魅了してきたレイヴ・グリッチ・テクノ/IDMのベテランにして、クラブ・ミュージックの名残をアルゴリズム的などもりに変えた、爽快で厳格な作品で知られるラディカルなコンピューター・ミュージックの提唱者Mark Fell。カナダ・ウィニペグで開催されたフェスティバル〈send + receive〉にて、Limpe Fuchsが初めて Mark Fellの音楽を聴いたことから交流が始まり、ドイツのペータースキルヒェンにあるFuchsの自宅を訪れた際に行った、まさかの初コラボレーション音源を収めた要注目作品『Dessogia / Queetch / Fauch』が〈Black Truffle〉より登場!あらゆる種類の金属や木、皮の打楽器、自作楽器、伝統的な楽器までがあらゆる方法で鳴らされ、叩かれているだけでなく、竹笛、ヴィオラ、特有の自在な発声も聞こえてくるFuchsのアコースティック主体の即興演奏と、特徴的な泡立つピッチのパーカッシヴなポップスから抽象的なデジタルノイズまで、幅広い演奏で自分自身の可能性を広げるFellというそれぞれ対極にあるであろう両者が、古典的な音楽手法と最先端のテクノロジーを大胆に融合させることで、全く独自の音の世界を生み出しています。

坂本龍一 - async (2LP)
坂本龍一 - async (2LP)commmons
¥7,700

2017年にリリースされたソロ・アルバム。
1年以上の病気療養を経て新境地を開いた意欲作で、このアルバムからの音源を主体にしたコンサートも海外で複数回行われている。
前作『out of noise』がオーガニックな音響作品だったのに対し、ここではヴィンテージを含むアナログ・シンセサイザーが多用されている。
制作当初のアイデアのひとつが架空のタルコフスキー映画のサントラということもあり、どの曲もリスナーにそれぞれの映像イメージを強く喚起させる。
実際、アルバム発表後には高谷史郎、アピチャッポン・ウィーラセタクン、Zakkubalanらによって本作とその収録曲が映像化されインスタレーションとしても発表された。
近年のコンサートでは必ず演奏されていた新たな代表曲ともいえる「andata」を収録。
また「fullmoon」では映画『シェルタリング・スカイ』からポール・ボウルズの、「Life, Life」ではデヴィッド・シルヴィアンの朗読がそれぞれ使用されたことも話題となった。

坂本龍一 - 怪物 (LP)
坂本龍一 - 怪物 (LP)commmons
¥4,620

是枝裕和監督と脚本家・坂元裕二が初めてのタッグを組み、音楽を、坂本龍一が担当する映画「怪物」のサウンドトラック。
書き下ろし2曲を含む全7曲収録!

トラックリスト:
01. 20220207
02. Monster 1
03. hwit
04. Monster 2
05. 20220302
06. hibari
07. Aqua

Phi-Psonics - Octava (LP)Phi-Psonics - Octava (LP)
Phi-Psonics - Octava (LP)Gondwana Records
¥4,154

英国の現代ジャズの聖地であり、Portico QuartetやMammal Hands、GoGo Penguinといった傑出した面々を擁する一大名門〈Gondwana Records〉からは、ロサンゼルスを拠点とするディープ・ジャズ・アンサンブルPhi-Psonicsによる2枚目のスタジオ・アルバム『Octava』をストック。Alice ColtraneやPharoah Sandersなどのスピリチュアル・ジャズの影響、そして、Radioheadなどのミニマルで実験的なアプローチなどが折衷された、モダンで静謐な空気感が素晴らしいミニマリスト現代ジャズ傑作!

Suso Sáiz - Resonant Bodies (2LP)
Suso Sáiz - Resonant Bodies (2LP)Music From Memory
¥2,978

数量限定格安入荷です。ニューエイジ・リバイバルを推し進めたオランダ・アムステルダムの大名門〈Music From Memory〉からの画期的発掘業のみならず、自身の率いた知られざる音楽集団、Orquesta De Las NubesやMusica Esporadicaまでもが掘り起こされたスペインのポスト・ミニマル/アンビエントのレジェンド、Suso Saiz。同国のインディペンデント・レーベル〈Grabaciones Accidentales〉や、ここが新進気鋭の作家を紹介した〈El Cometa De Madrid〉シリーズなどを軸に、80年代から90年代にかけて同地の地下音楽シーンに息づいた世界でも稀に見る前衛音楽界隈の興隆(後年には「マドリッド音響派」とも称されたり)の代表格である彼の22年度最新作がアナウンス。現地では著名な音楽会社を立ち上げたり、テレビや映画などの劇伴なども数多く手掛けるも、2010年代半ばまでは海外ではあまり知られていなかったSuso Saiz、その7枚目となるソロ・アルバム・プロジェクトがお目見え!Fenneszともコラボした前作『Nothing Is Objective』で描いた憧憬を、より広大かつ深遠な広がりと共にアップデートさせた野心的にして超超美麗なクリスタル・アンビエント・サウンド!!!!

Hotspring - Apodelia (LP)
Hotspring - Apodelia (LP)Mood Hut
¥4,063

Yu SuやRegularfantasyとのコラボレーションや、サウンドスケープの提唱者マリー・シェーファーの著書にインスパイアされたエキゾ・ニューエイジ傑作『Polysensuality』でも知られるバンクーバーのScott Gaileyによる変名Hotspringの2024年作『Apodelia』が、カナダのロウハウス界隈屈指の名門〈Mood Hut〉からアナログで登場。ゆったりとした時間に溶けていく淡く幻想的なアンビエント・ポップからチルウェイヴの感傷、暖かなサウンドスケープが美しく調和した傑作バレアリック・アンビエント!

990x - Ruins (LP)990x - Ruins (LP)
990x - Ruins (LP)sferic
¥4,686

豪州・シドニー出身のインストゥルメンタル・ヒップホップ/アンビエント・プロデューサー 990x。Lil'Bの先駆的な初期作品やClams Casinoのクラウド・ラップ作品から影響を受けて作り上げたという、至福のチル・アンビエント~ヒップホップ作品が〈sferic〉から登場!滑らかな808ベースと歯擦音のトリル、蒸気のように浸透するパッド、夜行性のメロディーに至るまでの、独自の美学に裏打ちされた孤高ののメランコリックな世界観が発揮された内容となっています。マスタリングをMiles Whittakerが担当、Rashad Beckerによるマスタリングと盤質も万全です!限定300部。

Tomoyoshi Date - 『Piano Trilogy』- Requiem - (CS)Tomoyoshi Date - 『Piano Trilogy』- Requiem - (CS)
Tomoyoshi Date - 『Piano Trilogy』- Requiem - (CS)つゆくさレコーズ
¥2,300

 「死」はすべての人に訪れる事象であり、今生きている私たちにも必ずその時は訪れます。どんな人にも訪れる「死」とは、疎まれるべき現象なのか。悲しみや憐れみは、その対象と他者との比較によって生まれます。
 この地球上では、あらゆる生命の波が渦巻き、常に循環しています。一人の人間の人生は、その人が体験し、感じた唯一無二の世界でしかあり得ません。良い人生、悪い人生というのは、自分や他者との比較によって生まれるものでしかありません。「死」とはひとつの「流れ」であり、生命の奇跡に対して、出会えたことの喜びを讃えあう瞬間だと私は考えています。この追悼歌は、決してネガティブなものではなく、旅立った人々へのポジティブな気の方向によって生まれました。苦悩の根源である比較から解放されて旅立った人々への祝福の追悼歌です。

 医師として年間1万人以上の人々と生と死と病について語り合い続けてきたTomoyoshi Dateは、死別の悲しみも、正しくありたいという願望から生まれる怒りの一つだと考えています。一人の人間が体験できる人生は、その人の人生ひとつしかありません。どんな人の死も、誰かと比較をしたり否定したりする必要はなく、ひとつの貴重な人生であったと死を慈しんで医療に携わっています。親友の葬儀に流されたこの音楽は、親友の人生への祝福の思いで作成された晴れやかな音楽になっています。 

Tomoyoshi Date - 『Piano Trilogy』- Tata - (CS)Tomoyoshi Date - 『Piano Trilogy』- Tata - (CS)
Tomoyoshi Date - 『Piano Trilogy』- Tata - (CS)つゆくさレコーズ
¥2,300

2023年9月東京・高円寺のGallery Tataにて行われたSilverGelatin(古書・キュレーション)の展示のための音楽として作成されたこの作品は、Tataの店内にある古時計や床、古物、紙の音を用いて作成されました。Dateの従来の調性がとられた作品とは異なり、ギャラリーTataへの入場から黄泉の国へと誘われるような、アルバム全体がひとつのストーリーとして構成されています。三部作のジャケットに用いられている写真は、silver gelatinが発掘した、写真技術黎明期である明治後期から大正時代の写真です。これらの作品たちは、歴史的な価値を凌駕して、作品そのものの深淵な美しさを、時と共に増しながら、展示会場にファウンド・フォトとして飾られていました。Tataは名もなき人々とその時間へのオマージュとなっています。

Tomoyoshi Date - 『Piano Trilogy』- 432Hz As it is, As you are - (CS)Tomoyoshi Date - 『Piano Trilogy』- 432Hz As it is, As you are - (CS)
Tomoyoshi Date - 『Piano Trilogy』- 432Hz As it is, As you are - (CS)つゆくさレコーズ
¥2,300

Simon ScottやTaylor Deupreeらとのスーパーグループ、BetweenやFederico DurandとのMelodíaなど複数の豪華コラボレーション・ユニットでも活動、〈Dauw〉や〈Home Normal〉〈Meenna〉などから作品を送り出しているだけでなく、アンビエント・クリニック「つゆくさ医院」を営んでいる日本の作曲家、Tomoyoshi Date。昨年末に〈LAAPS〉からリリースした最新アルバム『438Hz As It Is, As You Are [​あ​る​が​ま​ま​、​あ​な​た​の​ま​ま​に​]』のカセット化。限定150部。

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このレコードは、母方の祖母の姉(*)の家にあった1950年代につくられたDiapasonのアップライト·ピアノで録音されました。そのピアノは、何度も引越しと調律を経て、今は我が家のリビングにたどり着きました。大量生産前のピアノで板も厚く、音の響きが良いのですが、ネジや衰えてきた基盤を交換しなければ、調律ができなくなってしまいました。そこで調律師さんと相談した結果、一番緩んでいるしめることのできないネジに巻かれている弦の音に、全体の調律を合わせていくことにしました。「As it is(それがあるがままに)」

*山田美喜子:1964年に現代邦楽の日本音楽集団を結成し、琵琶を初めて五線譜にした演奏者。三味線もひいていたので僕は「ペンペンおばちゃん」と呼んでいました。旦那さんは尺八の奏者なので「ブーブーおじちゃん」でした。

 夏に調律した際には、少し無理をして442kHzで調律をしたのですが、冬の調律は438kHzにしました。これからこのピアノは、物質の老朽化と共に、年々ピッチが下がっていきます。僕は朽ちていくピアノを弾いて、その時だけにしかできない音楽を、録音し続けていこうと思っています。

 レコードに針を落としたその時、その場で音が生まれ、その針の周りの空気や温度·湿度によって音は常に変化します。その音はさらに、聞く人の生活のすべてに影響を与え、その人の身体と精神の周波数に影響を与えます。一度発生した音の影響は永遠に残るものです。

 この作品は、聴く人のその時の気分や周波数に合わせて、好きな速度でピッチを調整してもらうことを念頭に作成されました。45回転を少し早くすれば、あなたはこの老朽化したピアノを440kHzでも、442kHzでも聴けます。遅くしても良いし、33回転の早めでも、遅めでも、あなたの好きなように回転数を調整してください。僕は録音したピアノの音が引き伸ばされた音がとても好きです。ゆっくりしたいときはゆっくりとした音楽で、あなたの周りの空間や生きものたち、あなた自身の身体と精神のピッチを調整してみてください。「As You Are(あなたのままに)」

坂本龍一 - out of noise - R (2LP)
坂本龍一 - out of noise - R (2LP)commmons
¥8,800

2009年にリリースされたcommmons移籍第一弾となるソロ・アルバム「out of noise」のリマスター盤。未発表曲を追加して本人監修のもとリマスタリング。
全曲インストゥルメンタルの静かな作品で、オリジナル・ソロ・アルバムとしてはシンセサイザーを一切使わない初めてのアルバム。ピアノ、自然音を主体に、ゲストにイギリスの古楽演奏グループのフレットワーク、笙奏者の東野珠実、雅楽の南都晃耀会に小山田圭吾、清水ひろたか、高田漣、クリスチャン・フェネス、ロブ・ムースら多彩なジャンルの弦楽器奏者が招かれている。
アルバム制作中に訪問した北極圏での体験に強く影響を受けた「disko」「ice」「glacier」も収録。「glacier」は後に映画『レヴェナント:蘇えりし者』(アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督:2016年)、『怪物』(是枝裕和監督:2023年)劇中にも使用された。重量盤

Albert Karch & Gareth Quinn Redmond - Warszawa (LP)Albert Karch & Gareth Quinn Redmond - Warszawa (LP)
Albert Karch & Gareth Quinn Redmond - Warszawa (LP)We Release Whatever The Fuck We Want
¥5,374

芦川聡や広瀬豊、高田みどりといった日本の環境音楽/アンビエントのパイオニアによる歴史的名作から、『Patlabor 2: The Movie』に『Ghost In The Shell』、『Tokyo Fist』といったサントラ作品、イタリアン・ライブラリー/サントラ物まで、数々の秘宝を掘り起こしてきたスイスの一大名門レーベル〈WRWTFWW Records〉から新物件!熱烈な芦川聡フリーク/研究家にして、ナンと芦川氏の学生時代の音源まで発掘していた人物であり、自身の作品もその影響を公言しているアイルランドのアンビエント作家で、〈WRWTFWW〉のお気に入りのGareth Quinn Redmondと、ポーランドのプロデューサー、マルチ楽器奏者、サウンド・エンジニア、Albert Karchによるコラボレーション作品がアナログ・リリース。Talk Talkのメンバーであったイギリスのミュージシャン/シンガーソングライターのMark Hollisと、〈WRWTFWW〉が再発を手掛けた日本の80年代の環境音楽/アンビエントの立役者、芦川聡からインスパイアされた、実験的アンビエント・セッションを収録。限定300部。

坂本龍一 - 戦場のメリークリスマス (LP)
坂本龍一 - 戦場のメリークリスマス (LP)ミディ
¥4,400

坂本龍一が初めて手掛けた映画音楽にして代表作のひとつである「戦場のメリークリスマス」のサウンドトラック(1983年英国アカデミー賞作曲賞受賞)が遂に180グラム重量盤アナログレコードで完全生産限定復刻。1983年の初発売以来41年振りとなる待望の発売です。新たなカッティング用マスターには坂本龍一作品のリイシューや、ビョークなどを手がけるエンジニア、ヘバ・カードリーによる2024年最新リマスタリングを施しています。ブックレットにはピーター・バラカン、小沼純一の両氏よるライナーノーツを掲載。

Juan Atkins & Moritz von Oswald present Borderland - Transport (2LP)
Juan Atkins & Moritz von Oswald present Borderland - Transport (2LP)Tresor Records
¥5,462
CybotronやModel 500などの名でも知られるデトロイト・テクノの帝王、Juan Atkinsと、Basic ChannelことMoritz von Oswaldによる2016年傑作『Transport』が2024年度リプレス。うっとりするような静寂に包まれたまま、目に見えない形でテクノ的なアンビエンスと未来的なクラブ・ジャズの間を揺れ動くエポックメイキングなエレクトロニック・ミュージックの傑作。

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