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日本最古の歴史書『古事記(Fulukotofumi)』を題材に、鈴木宏昌がジャズロックと和楽器を大胆に融合させた1972年の異色作。琵琶と和太鼓の響きが作品の核となり、古代の物語性と70年代ジャズロックの推進力が自然に交わる構成で、三宅志穂の琵琶は語りのような強さを帯び、バンドのアンサンブルの中で独特の存在感を放つ。鈴木のエレピ、ピアノはモーダルな展開からロック寄りのリフまで自在に動き、場面転換のようなダイナミズムを生み出している。参加メンバーは杉本喜代志、村岡建、稲葉国光、石川晶など当時の日本ジャズ界の最強布陣で、国際水準の演奏力と実験精神が作品全体を貫いている。ときにプログレッシブ・ロック的な展開も顔を出す、古代の神話世界と70年代のモダンな表現が同時に立ち上がる、唯一無二のクロスオーバー作品。
クラウトロックの伝説CANが、BBC Radio 1「John Peel Session」で残した1973〜74年の貴重なライブ録音を収めた『Peel Sessions 1973–74』。John Peel Session は、英国BBCの伝説的DJ John Peel が行ったライブ録音企画で、最も実験性が高く、ライブでの即興演奏が評価されたCANの黄金期の生演奏を捉えた貴重な音源。特に「Up The Bakerloo Line With Anne」は約19分に及ぶ圧巻のジャムで、Damo Suzukiの即興的な声の使い方が、セッションの混沌と美しさを際立たせている。
Grateful DeadのJerry Garciaと、鍵盤奏者Howard Walesが1971年に残したインストゥルメンタル・ジャズ・ロックの怪作『Hooteroll?』。John KahnやBill Vitt、Martin Fierroら強者のサポートを得て、型にとらわれない即興セッションをそのまま刻み込んだもので、ポップスの構造を削ぎ落としたアンサンブルのなか、Howard Walesの革新的なキーボードワークとJerry Garciaの雄弁でメロディックなギターがスリリングに対話。ジャズの即興性を核に、サイケデリック・ロック、ブルース、ファンク、プログレが複雑に絡み合い、流動的なグルーヴが立ち上がる。初期ジャズ・フュージョン史においても決定的な重要性を持つ、ガルシア関連のサイド・プロジェクト屈指の実験的名盤。
スンダの宇宙観や精神性を独自のサウンドで表現
西ジャワ州バンドゥン県を拠点とする4人組インストゥルメンタル・バンド。彼らはスンダの伝統的な音楽要素にサイケデリック・グルーヴを融合させた〈プリアンガン・サイケデリック・グルーヴ(Priangan Psychedelic Groove)〉というスタイルを追求しています。
本作では、スンダ文化に根ざした懐かしく哀愁のあるメロディ、神話、民話をベースに、ガレージロック、サイケデリック・ロック、サーフロック、ファンクなどといった現代的な音楽要素を融合。スンダの宇宙観や精神性、日常生活における省察などが、彼ら独自の音楽性によって表現されています。

収録曲「Fabienk」が世界中のShazamチャートトップ50にランクインのAngine De Poitrineのセカンド・アルバム『Vol. II』。アシッド・テクノのうねるベースライン、ディスコのダンサブルなグルーヴ、そしてロックが持つ鋭利な破壊力という3つの要素を無駄なく高密度に凝縮。よりソリッドになったダイナミクスと不規則な楽曲構造、密かに忍ばせたユーモアが交差する唯一無二のアンサンブル!

KEXPセッションで数百万回再生を記録したAngine De Poitrineのデビュー・アルバム『Vol. I』。推進力あふれる力強いドラム・グルーヴを土台に、精密にレイヤードされたマイクロトーナル・ギターが渦を巻く唯一無二のサウンドを展開。オリエンタルな旋律とサイケデリック・ロックの破壊力が緻密に噛み合う、ロックの新たな可能性を提示するかのような一枚。

アヴァン・ポップ・バンドの新鋭carolineのヴァイオリニストMagdalena McLeanと、The UmlautsのAnnabelle Mödlingerによるロンドンの新鋭デュオCurbside Lambsearのデビュー作品『Put Rings On All My Fingers To Weigh Down My Hands』。ウィーンでの出会いからロンドンの先鋭的実験シーンで再開したふたりが、自身の所属バンドとは異なる新たなサウンドを探求、加工されたギターとうねるドラム、電子音響やDAWでの実験的手法を高度に融合させ、ポストロック、スローコア、ノイズ、フォークロアなプログレを自在に解体・再構築。DomeやDisco Inferno、Bark Psychosisといった英国地下実験音響の不屈の系譜を感じさせつつも、クールでアンニュイな歌声がTirzahらにも通じる現代的で優美な感性を添えている。歪みやノイズの濁りをあえて隠さず、多幸感と切なさを交錯させる最前線のサウンド!

インドネシア音楽史に燦然と輝く、屈指のプログレッシヴ・ロック金字塔!1977年にカセットのみ発表されていた幻の『Guruh Gipsy』が、遂に公式再発!
インドネシア初代大統領スカルノの息子であり作曲家でもあるGuruh Sukarno Putraと、プログレッシヴ・ロック・バンドGipsyによるプロジェクト。バリ島のガムランや伝統音楽、西洋オーケストレーション、そしてプログレッシヴ・ロックを大胆に融合させ、インドネシア音楽の可能性を大きく押し広げる革新的な作品として、高く評価され続けてきた伝説的アルバム。
ガムランやジャワの民族音楽を単なる素材として流用するのではなく、その精神や構造を現代的な作曲法と結びつけた本作は、東南アジアにおける実験音楽の先駆であると同時に、今日のワールド・ミュージックからニューエイジ以降の潮流までにも接続した類い稀な音楽性を実現。
EL&Pを彷彿させるキーボードと壮麗なアンサンブル、緻密なアレンジのなかに息づく祈りや自然観が統合された、神話規模の巨編音楽になってます。 現存する最良の音源をもとにリマスタリングされており、より深い奥行きと豊かな音像を実現した決定的なリイシューです。これはお見逃しなく!
Manuel Gottsching本人による監修!2021年の『Schwingungen』の再リリースに続き、Ash Ra Templeの73年作品『Join Inn』が50周年記念限定エディションとしてアナログ再発。彼らの4作目にあたる作品であり、Canの"You Do Right"やFaustの"Krautrock"と並ぶ規格外の大名曲にして19分にも及ぶハードジャム"Freak 'n' Roll"も収録。『Phaedra』時代のTangerine Dreamのファンにも魅力的な一枚であり、クラウトロックと宇宙音楽の化身という、彼らの2つの側面を体現する大大大傑作!
Manuel Gottsching本人による監修!2021年の『Schwingungen』の再リリースに続き、Ash Ra Templeが3枚目のアルバムとしてTimothy Learyと共に残した唯一のコラボ・スタジオ・アルバム『Seven Up』が50周年記念限定エディションとしてアナログ再発。カバー・アートはスイスの著名アーティスト、Walter Wegmüllerによるもの。1972年8月、スイス・ベルンの〈Sinus Studio〉で録音、同年9月、ドイツ・シュトンメルンの〈Dierks Studios〉でリミックスされた作品。ティモシー・リアリーがリード・ヴォーカルをとり、ワイルドな叫び声のフリークアウト・ブルースを歌う破格の一枚!リアリーによる『Seven Up』の英語版オリジナル・テキスト「Instruction Manual for Pleasure Panel」全文と、メモやマークアップを含む未公開のオリジナル・スクリプト、そして、一部未公開のレコーディング風景の写真を収録。
ドイツの異端ジャズ・ロック集団Embryoが1970年にリリースした、Krautrockの黎明期においてもひときわ異彩を放つデビュー作『Opal』。Amon Düül IIとも縁の深いメンバーが集まり、ジャズ、ロック、サイケデリックが衝突する混沌のエネルギーをそのまま刻み込んだ、当時のジャーマン・アンダーグラウンドの空気を象徴する一枚。ジャズの流動性とロックの荒々しさが同時に走るアンサンブルが最大の魅力で、ドラムとベースはしなやかに揺れ、ギターはアシッド感のある歪みをまとい、サックスやフルートが自由奔放に飛び交う。整った構造よりも、その場の衝動や瞬発力が前面に出るジャムの熱量が支配している。後年の、Embryoがワールド、エスニック志向へ向かう前の、もっと原始的でドラッギーな姿が刻まれている。
アルゼンチン・ロックの最重要人物Litto Nebbiaが1975年に残した、ジャズロックとプログレッシブ・ロックを融合させた南米らしい暖かみを持つ作品『Fuera Del Cielo』。鍵盤、ギターをほぼNebbia自身が担うトリオ編成で録音され、電気ピアノ、オルガン、ハープシコードが滑らかにレイヤーを作りながら、ラテン的なメロディ感とジャズロックの流麗さが自然に交差する。バンドネオンが差し込まれる場面では、ロック/ジャズの文脈にアルゼンチン特有の陰影が加わり、他国のプログレにはない独自の色彩が生まれている。ミックスは温かく、演奏はタイトすぎず、70年代南米ロックらしいアナログの手触りが作品全体を包む。ジャズロックの滑らかさとラテンの旋律感、そして南米プログレの柔らかい質感がひとつの流れとして響く充実作。

1976年、フランスのアンダーグラウンドでひっそりと録音され、翌77年に わずか200枚だけ自主制作された、Mar‑Vistaによるコズミック・プログレの秘宝『Visions of Sodal Ye』。多楽器奏者J. SkowronとC. Cuvelierのデュオによって4トラックのホームレコーディングで作られた音は、ローファイでありながら、ミニマル・ミュージック、クラウトロック、アヴァンギャルド電子音楽の要素が独自のバランスで溶け合っている。A面は短い楽曲が連なる組曲形式で、霧の中を進むようなサイケデリックな流れを形成。B面は22分の長尺曲「Sodal Ye」が収録され、低音のうねりと反復が続く儀式的で暗いコズミック・ジャムが展開される。手作りの宇宙船で旅しているような質感で、音の粗さも逆に魅力となる、70年代フランスのDIY精神がそのまま封じ込められたような一枚。

"Blue" Gene TyrannyやLaurie Spiegelなど、オブスキュアな実験音楽を世界へと再提示してきた名レーベルであり、ニューエイジ・リバイバルの拡大にも大いに貢献した〈Unseen World〉からは、Morton Subotnickに学んだアメリカ人作曲家/ラジオ・プロデューサーであり、中京大学にて教授を務めるなど多角的に活動をこなしてきたサンプリング~カットアップ・コラージュの名手Carl Stone。直近の作品と同様に、MAX/MSPを駆使して制作された2022年度最新アルバムが登場。Giant Clawや〈Orange Milk〉作品のデジタル・フュージョンと自身のルーツにある現代音楽やアヴァンギャルド、サウンド・アート、歌謡曲的な土着のメロディまでもが渾然一体となった様な、まさしく2020年代らしい「異」なモードを愛でた破格のエレクトロニック・ミュージックに仕上がっています!!!
★初回完全限定生産 ★歌詞カード付き
なんと佐井好子の名作『胎児の夢』が、1977年ひっそりとカセットでも発売されていた! 知る人ぞ知るコレクターズ・アイテムがめでたくオリジナル仕様のカセットでリイシュー!
1枚目に続き大野雄二がアレンジャーとして参加し、より音楽的要素を支えた夢野久作的怪奇性極まる佐井ワールド。タイトルの「胎児」が示すようにより内なる精神世界への旅。佐井好子弱冠24歳、詩人で画家で歌手としての孤高なる存在。ジャケットはCD/LPと異なる本人のイラストを仕様。知る人ぞ知る正にコレクターズ・アイテム、ファンは必携の一本です!
Steve Reichに通じる繊細な電子ミニマリズムを聴かせてくれます。イタリアの電子音楽家Roberto Cacciapagliaによる1979年作。コーラスやオーケストラ、コンピューターを導入、淡々と現れては消えて行くピアノ、ヴァイオリン他のオーケストラの演奏、有機的で小さな光が舞う電子音の絡まりがとにかく心地良い。児童による演劇を観ているような、危なっかしいハラハラした感覚と素朴な楽しさ、またMoondogにも似た静かな歪さに魅了される素晴らしい逸品です。アコースティック版を収録したCDも付属。

待望の50周年記念エディションが遂に登場。ドイツのクラウト・ロックの頂点の一角Ash Ra Tempelが1971年6月に〈Ohr Records〉から発表した伝説的デビュー・スタジオ・アルバム『Ash Ra Tempel』が、生前のManuel Göttschingによる監修のもと〈MG.ART〉より史上初の公式再発。若き日のManuel Göttsching、Klaus Schulze、Hartmut Enkeが集結し、71年にConny Plankによるエンジニアリングで録音された至上のセルフタイトル・アルバム。初期電子音楽/サイケデリックロックの聖杯であり、クラウトロックの伝説的名盤!ポスター付属、特殊装丁の見開きスリーヴ仕様。180g重量盤。一家に一枚!
70〜90年代にイタリアで放送された日本アニメの主題歌を集めた公式コンピレーション『Goldrake Generation』シリーズ第1弾。『UFOロボ グレンダイザー(Goldrake)』を中心に、『グレートマジンガー』『トライダーG7』『ヤッターマン』など、当時の子どもたちを熱狂させたイタリア語版アニメ主題歌を13曲収録。70〜80年代のイタリアでは、日本のアニメが爆発的な人気を誇り、現地のミュージシャンが独自の解釈でファンキーでプログレッシブな主題歌を数多く制作。本作はその黄金期を象徴するオリジナル音源を最新リマスターで蘇らせたもので、シンセやギターの派手な音作り、厚みのあるコーラス、ヒロイックなメロディが当時の空気を鮮やかに呼び戻す。ロボットアニメ特有の高揚感と、イタリアン・ポップのドラマ性が融合したサウンドが楽しい一枚。
フランス前衛ロックの巨星MAGMAが1970年に発表したデビュー作『Kobaïa』が再発。ドラマー/作曲家Christian Vanderが創造した惑星コバイアを舞台にした壮大なSF神話の第一章であり、後にZeuhlと呼ばれる唯一無二の音楽スタイルの原点となる歴史的作品。ジャズロックの熱量、現代音楽的な構築美、スピリチュアルな高揚感、そして人工言語コバイアン語による呪術的なヴォーカルが渾然一体となり、ロックの枠を軽々と超えるスケールの音世界を生み出している。アコースティック楽器の比重が高い初期MAGMAならではの生々しいアンサンブルが、宇宙的な物語性と結びつき、音楽そのものがSF叙事詩を語るような熱量の塊と言うべき一枚。最新リマスターによってオリジナルのダイナミズムを保ちながらもクリアな音像で再構築され、70年録音とは思えない鮮烈さでMAGMAの創造力を体感できる仕上がりとなっている。ロック史に残る孤高の独立峰。
Creel Poneからの再発でも知られるTodd RundgrenのUtopiaにも参加していたシンセ奏者、Jean-Yves Labatによる1976年の奇想天外なカルト電子音楽作品『Underwater Electronic Orchestra』。アナログ・シンセを駆使したサイケデリックなサウンドと、ファンク/プログレ的なリズム感が融合しており、水中の電子オーケストラというコンセプトにふさわしく、液体的で夢幻的な音響処理が施されている。水中に沈んだ未来のオーケストラを聴くような、トリップ感とユーモアに満ちた70年代電子音楽の秘宝。
70〜90年代にイタリアで放送された日本アニメの主題歌を集めた公式コンピレーション『Goldrake Generation』シリーズ第1弾。『UFOロボ グレンダイザー(Goldrake)』を中心に、『グレートマジンガー』『トライダーG7』『ヤッターマン』など、当時の子どもたちを熱狂させたイタリア語版アニメ主題歌を13曲収録。70〜80年代のイタリアでは、日本のアニメが爆発的な人気を誇り、現地のミュージシャンが独自の解釈でファンキーでプログレッシブな主題歌を数多く制作。本作はその黄金期を象徴するイタリア版アニソンのオリジナル音源を最新リマスターで蘇らせたもので、シンセやギターの派手な音作り、厚みのあるコーラス、ヒロイックなメロディが当時の空気を鮮やかに呼び戻す。ロボットアニメ特有の高揚感と、イタリアン・ポップのドラマ性が融合したサウンドが楽しい一枚。
エレクトロニック・ミュージックのゴッドファーザーであるKraftwerkの前身と言えるバンドであり、Ralf HütterとFlorian Schneider-Eslebenも在籍していたドイツのロック・バンド、Organisationによる1970年のデビュー・アルバムにして唯一作『Tone Float』がアナログ・リイシュー。ドイツのテレビ局〈EDF〉で放送されたライブ演奏を収録。

