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現代アート・ポップの傑作『Suntub』のML Buchによる、同作の深層を解き明かす10インチEP『Suntub Extras』。ポピュラリティを支えていた歌唱の要素を削ぎ落とし、彼女の緻密なプロダクションの核を成すスケッチ群やルーツをむき出しにしたもので、Kate Bushを思わせる温かみのあるフレットレス・ベースや音響設計、Oneohtrix Point Never的なコラージュ感覚、そしてCocteau Twinsを想起させるドリーミーなギター・エコーが交錯。反復される繊細なギター・フレーズはミニマリズムやニューエイジの領域へと接続され、スローモーな余韻とともに神秘的で透明感あふれる音響世界を描き出している。親しみやすいレイヤーを取り払うことで却って際立つ本質的な魅力に溢れた重要な一枚。
未発表?らしい音源ばかりですが、やはりどれもこれも素晴らしく光ってます。棘がありつつも優しく、ドラマチックに微笑みかけて憎めないWooの魔法のような魅力が存分に出ています。

ジム・オルークの〈Moikai〉レーベルからその第1弾としてCD再発が敢行されていた名盤が待望のリプレス!1988年に〈Ama Romanta〉から発売されたオリジナル盤は6万円以上の高値を付けている、ポルトガルの作曲家、Nuno Canavarroによる不朽の名作『Plux Quba 』がアナログ再発!Carlos Maria Trindade とのニューエイジ傑作『Mr. Wollogallu』でも知られる人物!実に30年前の作品ながら、アブストラクト~アンビエント~カットアップのコラージュというシンプルな手法により、IDMが浸透した現代にも違和感なく溶け込む逸品。Christoph Heemannを始めとして、多くの実験作家を魅了したニカ・ニューエイジの先駆的作品にして、現代のリスニングの楽しみを彩る、完全に異質なサウンドスケープ盤。

Floristのメンバーとしても知られるアンビエント作家Emily A. Spragueが、架空の惑星『Cyano』を舞台に制作したコンセプト作品。これまでのインスト中心の作風から一歩踏み込み、自身の歌声を本格的に取り入れた初のアルバム。すべての音がシンセサイザーのみで生成され、サンプルやアコースティック楽器を使わないという徹底したアプローチが特徴。霧のように漂うシンセのレイヤーと、風景の一部として現れる静かな歌声。光と影が交差するような微細な揺らぎが続き、どこか遠い場所の空気を覗き込むような感触がある。Floristでのフォーク的な手触りは残しつつも、構造的というよりはメロディの断片や音の身振りだけが浮かぶ抽象的な構成へと変化している。シンセと声だけで描かれた遠い惑星をモチーフに内面世界を旅する静かで深いアンビエント作品。

Floristのメンバーとしても知られるアンビエント作家Emily A. Spragueが、架空の惑星『Cyano』を舞台に制作したコンセプト作品。これまでのインスト中心の作風から一歩踏み込み、自身の歌声を本格的に取り入れた初のアルバム。すべての音がシンセサイザーのみで生成され、サンプルやアコースティック楽器を使わないという徹底したアプローチが特徴。霧のように漂うシンセのレイヤーと、風景の一部として現れる静かな歌声。光と影が交差するような微細な揺らぎが続き、どこか遠い場所の空気を覗き込むような感触がある。Floristでのフォーク的な手触りは残しつつも、構造的というよりはメロディの断片や音の身振りだけが浮かぶ抽象的な構成へと変化している。シンセと声だけで描かれた遠い惑星をモチーフに内面世界を旅する静かで深いアンビエント作品。
サン・セバスティアン出身で現在はニューヨークを拠点に活動するバスク人マルチ奏者Iker Munduateによる注目のセカンドアルバム『Sinkronia』。ノイズ、パンクからフリー・ジャズ、インプロ・シーンを経て、リンカーン・センターでのGlenn Branca作品への参加など異彩を放つ彼が、ファイン・アートの美学と高度なコンポジションを融合させて生み出した現代ミニマル・ミュージックの逸品。シロフォンやハンドドラムなどの多彩なパーカッション、エレクトリック・ギター、シンセサイザーを用い、Steve ReichやSuso Saiz、高田みどりらに通じる東洋・西洋のミニマリズムを独自に展開。Steve Reich調のミニマリズムからDetroit Escalator Companyのような静謐なフューチャリスティック感、さらには竹村延和を思わせる繊細な内省性までを感じさせる音響空間を構築。イタリアのアヴァンギャルドや日本のニューエイジが洗練された構造美のもとで交差する充実の一枚。

遂に満を持して登場。あの『Green』を凌ぐ人気を誇る、長年失われていた吉村弘最高峰のアンビエント・クラシックこと1986年作品『Surround』が〈Light in the Attic〉配給の〈Temporal Drift〉レーベルより待望の公式アナログ再発!日本の環境音楽のパイオニアであり、都市/公共空間のサウンドデザインからサウンドアート、パフォーマンスに至るまで、傑出した仕事を世に残した偉才、吉村弘。その最難関の音盤として君臨してきた幻の一枚が、今回史上初の公式アナログ・リイシュー。ミサワホームから依頼されて録音された作品で、これらは同社の新築居住空間をより充実させるために設計された「アメニティ」として機能することを目的としていた環境音楽作品。吉村自身による当時のライナーノーツに加え、オリジナル・プロデューサーであった塩川博義氏による新規ライナーノーツも同封(日/英)。 MASTERPIECE!
2026年リプレス!遂に満を持して登場。あの『Green』を凌ぐ人気を誇る、長年失われていた吉村弘最高峰のアンビエント・クラシックこと1986年作品『Surround』が〈Light in the Attic〉配給の〈Temporal Drift〉レーベルより待望の公式アナログ再発!日本の環境音楽のパイオニアであり、都市/公共空間のサウンドデザインからサウンドアート、パフォーマンスに至るまで、傑出した仕事を世に残した偉才、吉村弘。その最難関の音盤として君臨してきた幻の一枚が、今回史上初の公式アナログ・リイシュー。ミサワホームから依頼されて録音された作品で、これらは同社の新築居住空間をより充実させるために設計された「アメニティ」として機能することを目的としていた環境音楽作品。吉村自身による当時のライナーノーツに加え、オリジナル・プロデューサーであった塩川博義氏による新規ライナーノーツも同封(日/英)。 MASTERPIECE!!!!!!!!!!!!!!!!!
2026年リプレス!ドイツ・ハンブルクを拠点にニューエイジ・リバイバルを牽引したBasso主宰の名門レーベル〈Growing Bin Records〉や、ギリシャ系ニューエイジを掘り起こした〈Into The Light〉などからのリリースや、アンビエント・ダンス・ユニットEarth TraxやPtakiなどの名義でも活動するポーランド・ワルシャワのバレアリック/アンビエント鬼才ことBartosz Kruczynskiによる最新ソロアルバム、今回も凄い才能&内容!16年リリースの『Baltic Beat』が当店でも大ヒットを記録した人気アクトによる、4年振り最新アルバム!温かみのあるビブラフォン、張り詰めたアルペジオ、重なり合うストリングス、孤独なディレイチェーンなど、アンビエントの重なり合うスタイルに、常に独自のスピンを加えてきた名手による、安定のバレアリック/アンビエント作品!
日本のヒーリング、アンビエントの先駆者宮下富実夫が、1989年の録音をもとに1991年に発表した名作『White Morning』が、ついにアナログ化。25分×2曲という長尺構成で、朝の光がゆっくり身体に満ちていく時間をそのまま音にしたような作品で、シンセサイザーの柔らかなレイヤーが静かに揺れ、音が演奏されているというより、もともと空間に漂っていた静けさを少しずつ照らし出すような感触がある。低音の脈動や倍音の膨らみが呼吸のリズムと自然に重なり、身体の内側がゆっくり整っていくような印象。微細な電子音と淡いアコースティックの響きの重なりは、祈りという行為の静かな意図だけを残したよう。吉村弘や芦川聡らが外の風景を描いたのに対し、内面の静けさをテーマに静かで澄んだ作品を残した宮下のアプローチが最も純度高く結晶した一枚。
Wata IgarashiとKuniyukiによるライブ・プロジェクトThe Melting Hoursによる、スタジオ・リハーサルとDraaimolen Festival 2025のライブ録音を再構築した、電子音と生楽器がゆっくりと溶け合いながら形を変えていく、有機的なアンビエント、エレクトロニック作品。Igarashiの精密なシンセワークと、Kuniyukiの柔らかい音色やパーカッションが自然に交差し、即興性の中で生まれるその場の空気がそのまま音に刻まれている。アンビエント・ジャズやニューエイジの系譜を思わせる広がりを持ちながら、テクノの推進力も静かに潜み、ライブ由来の偶発的な音や、環境の変化がそのまま作品の一部となり、電子音楽でありながら生き物のように変化する質感が印象的。クラブとアンビエントの境界を横断し、長尺の流れの中で少しずつ表情を変えていく、現在の両者の成熟したコラボレーションが感じられる一枚。

10月中旬再入荷。シカゴ・ハウスの重鎮Ron Trentが新名義LA MARRとして始動したプロジェクトの第一弾。収録の2曲はどちらもアンビエントの静けさを基調にしながら、Trent らしい低音と有機的なパーカッションが奥底で脈打ち、空間そのものがゆっくり変化していくような感触がある。シンセのアルペジオは柔らかく波打ち、パッドは淡い光のように広がり、静けさの中に身体のリズムがそっと息づく構造が印象的。80年代初期のニューエイジ、クラウト、アンビエントからの影響を感じさせつつ、アナログ処理と現代的な音響設計を組み合わせることで、懐古ではなく再文脈化された未来感を生み出している。

2026年リプレス!仮想夢空間再び。MUSIC FROM MEMORYが手掛けるアンビエントテクノ・コンピレーションとして大きな話題となった「VIRTUAL DREAMS」の続編が完成!
第二弾は90年代の国産アンビエントテクノをテーマにコンパイル!
収録曲のほとんどがCDでしか聴けなかった音源!!!
ニューエイジ、アンビエント、オブスキュア・ブギーの再発から現行の才能の発掘まで手掛ける、現在のエレクトロニック・ミュージックを語るうえで外してはならない重要レーベル MFMことMUSIC FROM MEMORY。
そのMFMがパンデミック期の2020年末にアナウンスした重要コンピレーションが「VIRTUAL DREAMS」である。
レイヴ全盛と距離をとる形で生まれたベッドルームで嗜む電子音楽としてのテクノを標榜したAIこと「アーティフィシャル・インテリジェンス」。あるいは。デトロイトテクノに備わっていた内面志向と性的衝動を仮想空間で音像化した「バーチャル・セックス」。
これら90年代前半のIDMテクノ、ベッドルームテクノの影響を受けながら独自の発展を続けていたのが日本のシーンであった。
メジャーでは電気グルーヴが初期JPOPとテクノの融合を行いながら、クラブシーンではススム・ヨコタやケン・イシイが海外のレーベルと契約をし、日本に逆輸入。そして彼らの動きとも連動するようにSublime RecordsやTransonic Records、Syzygy Records、Frogman Records、Form@ Recordsといったレーベルが次々と立ち上がり、当時のテクノ・リスナーたちを楽しませてくれた。
1993年に青山MANIAC LOVE、1994年新宿リキッドルームがオープンするなど、クラブミュージックとしてのテクノが発展する中で、ベッドルームでの実験も前述のレーベルを中心として展開。
ベッドルームで制作された少ない予算の作品がシスコなどの専門店から大手レコードショップまで取り扱っていたことは、その奥深さへの可能性が広がっていたという意味で、文字通り黄金の時代だったといえるだろう。
本作の収録曲は大阪のレコードショップ REVELATION TIME を営み、MFMではドリーム・ドルフィンやHEISEI NO OTOの選曲を行ってきたEiji Taniguchiと、MFM創始者であり、2023年末に急逝した稀代の音楽探求家であるJamie Tiller がセレクト。
また、Jamieにとっては生前最後のプロジェクトとなり、VIRTUAL DREAMSのコンセプトに合致した作品が本邦に多数あると考えてリサーチ、計画、コンパイルをおこなってきたという。
アートワークは京都出身でライヴ・ペイントを中心に制作活動を行っているKenta Senektが手掛け、デザインをMFM作品やSAFE TRIPレーベルのデザインを担当してきたアムステルダム拠点のSteele Bonusが担当。さらに三田格によるライナーノーツが付属している。
A1. dub squad - blown fruit
A2. akio / okihide - phoenix at desert
A3. palomatic - flutter
B1. virgo - prelude
B2. ambient 7 - escape
B3. web - the cycle of seasons
C1. yukihiro fukutomi - 5 blind boys
C2. katsuya hironaka - pause
C3. riow arai - 1969
D1. modern living - snow bird
D2. missing project - poisson davril galaxy dub
D3. drawing future life - 1969
ポートランドの「偉大なブラックミュージック」の最高の実践者、The Cosmic Tones Research Trioの一員である音楽家Harlan Silvermanのソロ作『Music for Stillness』が〈Mississippi Records〉からリリース。インド古典音楽、日本の環境音楽、そして西洋のアンビエント・ミュージックから影響を受けた本作には、音の置き方にゆとりがあり、聴き手の感受性が自然に広がる余白が残されている。中心にあるのはバンスリで、その歌声のような音色がチェロとアンビエントなテクスチャの上に重なり、旋律を紡ぐ。祈りの気配が静かに立ち上がり、音の間にある沈黙までもが音楽の一部として息づく音像は、安らぎを求める気持ちに寄り添いながら、穏やかな「いま」へと導いてくれるよう。シンプルな音作りながらも、多文化的な感性が静かに重なり、深い余韻を残す。

50周年記念版!全ての色目が異なる100%再生グリーン・ヴァイナル。「植物のための、そしてそれらを愛する人々のための暖かな地球の音楽」これまで幾度となく非公式再発が為されてきた歴史的名盤が遂に公式再発!70s視点で空想未来を飛行する絶品のSci-Fi電子盤!ファンク/ディスコ脈でも大いに作品を生み出し活躍したカナダの作曲家、Mort Garson(1924-2008)の76年大傑作がなんとSacred Bonesから復刻リリース!
当時ロサンゼルス近郊でSimmons社のマットレスを購入した際に、ノベルティ用として制作されたレコードで、内容はそのタイトル通りの光合成ヒーリング・ムーグ・ポップ・サウンドスケープ集。まさかのSacred Bonesからの再発と言うのもある意味驚きですが、同レーベルの根差してきたサイケ感のルーツといったところでしょうか。1曲目から凄まじい埃の臭いと哀愁に満ちていて、空想する楽しみが豊かに息づいてます。ライブラリー音楽からコスミッシェムジークを通ってアンビエントまで直結のBGM具合です。ただただ暖かく、ある意味ニューエイジで未知の光景へ想いを馳せたくなります。モンド~エレクトロニック系のファンにも是非。


未体験の方はこの機会にぜひ。ニューエイジ/アンビエント・リスナーにも必聴の一枚!ドイツのミュージシャン/作曲家のDaniel Rosenfeldが変名C418で残した『マインクラフト』の画期的サントラ盤『Minecraft - Volume Alpha』がアナログ・リプレス。壮大なサウンドトラックと鮮やかなサウンドデザインを作り上げ、マインクラフトのボクセルベースの世界へと新たな命を吹き込んだ、ビートレスで繊細なエレクトロニック・ミュージック大傑作!エリック・サティやブライアン・イーノとも比較される繊細なピアノとまばらなアンビエントモチーフによる穏やかで幻想的なサウンドスケープは恍惚ものです。

10月中旬再入荷。個人的にもし新譜だったとしたら絶対年間ベス一位に入れるくらいには凄まじい一枚です!〈Pitchfork〉の「The 50 Best Ambient Albums of All Time」にも選出された1975年の唯一作『Neighborhoods』を残した人物。B.B. KingやDizzy Gillespieの作品にも参加するマルチ奏者Bill Hoodの兄弟であり、ポートランドを拠点にジャズ・ギタリストとして活動していたものの20代後半に病のために有望だったキャリアを断念した知られざるニューエイジ・ミュージックのレジェンド・Ernest Hood。1972年から1982年にかけてオレゴン州西部で録音された未発表作品であり、長年行方不明となっていた幻の音源『Back to the Woodlands』がアナログ・リリース!版元は『Neighborhoods』を掘り起こした重要発掘レーベルであり、〈RVNG〉傘下にPete Swanson (Yellow Swans)が運営する〈Freedom To Spend〉。フィールド・レコーディング、チター、シンセサイザーの幻想的な組み合わせにより、ほぼこの世のものではないあちら側の美しさを描き出した珠玉のアンビエント/ニューエイジ・ジャズ大傑作!


ミニマル・ミュージックの先駆者 テリー・ライリーを父に持つギャン・ライリー (Gyan Riley) と、2005年のアルバム『Cripple Crow』共同プロデュースをはじめ、長年の盟友であるデヴェンドラ・バンハート (Devendra Banhart )、ノア・ジョージソン (Noah Georgeson) のトリオによる新たなコラボレーション・プロジェクト HUG (ハグ)。特別編成トリオとして幾度か来日公演も行い、夢見心地で温かく会場を包み込むような演奏を披露してきた3人が、ついに HUG として、セルフタイトルとなるデビューアルバムを発表。国もジャンルも超越する多彩なリリースで多くの音楽マニアを魅了し続けてきた〈Luaka Bop〉から9月11日 (金) に世界同時発売となる。
自然な流れに身を任せるように、オーガニックに紡がれた本作『HUG』は、旧知の3人が童心に還り、ピュアな好奇心のもと生み出した作品だ。同時に独立したアーティストでもある彼らの奥深さや親密で内省的な側面も併せ持ち、アンビエントな要素や、時に謎めいた瞬間も訪れる。デヴェンドラ、ギャン、ノアが交互にリードを取りながら、各楽曲はフォークの伝統とジャンルを横断しながら溶け込んでいく。
先行シングルにして、アルバム冒頭を飾る「 Cow With Half Moon Parasol」は、鳴り響くカエルの声からはじまる。他にもインドの聖なる丘やベネズエラとコロンビアを流れる川など、トリオにとってそれぞれ意味を持つ固有の場所における環境音が、本作のサウンドスケープを彩っている。
深い親交のもと、一心同体となったトリオ HUG は、単なるギター・トリオの枠には留まらない。
ギャン・ライリーとノア・ジョージソンはネヴァダ・シティを同郷に、幼少期からの親交を持っている。ギャンはアーティスト兼ツアー・ミュージシャンとして複数のアルバムをリリースし、アルージ・アフタブ、ジョン・ゾーン、ポール・サイモン、そして父のテリーなど多彩なミュージシャンとコラボレーションを重ねた。一方、ノアはフレッド・フリス、ポーリン・オリヴェロス、アルヴィン・カランに師事しながらサンフランシスコで独自の実験音楽家として実績を築いた。その後、10代でアートスクールを中退したデヴェンドラと出会い、2000年代を定義する音楽を共に生み出した。ベネズエラとカリフォルニア南部で育ち、授業をサボってストリートでバスキングをしながらギターと共に過ごしていたデヴェンドラ・バンハートは、このトリオ結成時について「すべてが輝いていて、まるで子供に戻ったみたいだった」と振り返る。「だから確信したんだ... 一緒に演奏しなければって。」
アルバム自体は3週間でまとまったが、その後も3人が長い時間をかけて本作と向き合ってきたことを示す痕跡が、各トラックのあちこちに散りばめられている。ラストの曲には、ノアとデヴェンドラが20年前、まだヴェニス・ビーチで共に暮らしていた頃に作ったループが含まれている。それは、これまでどう完成させればいいかわからなかった、ある曲の断片だった。そしてアルバムのラストには「Well I went down…!」と叫ぶ声が、かすかに聴こえ、新たに未完成の断片を残して幕を閉じていく...。それはおそらく、これから来るプロジェクトへの予告かもしれない。


10月中旬再入荷。細野晴臣とのコラボでも知られ、70年代後半にBrian Enoの"AMBIENT"シリーズの第3弾に起用されて以降、桃源郷ニューエイジ / アンビエントの最重要作家のひとりとして活動を続けるLaraajiが、1984年にNYの小さな自室で高次元との交信により録音していたカシオ・シンセ・ジャム!オリジナルは私家版カセットのみで、NYの路上とヨーガのリトリートで100本のみ販売されていたという幻の音源。
ヴィシュヌ神のアヴァター(神の化身)へのバジャン(讃歌)や古代インドの聖典であるリグ・ヴェーダ、破壊と創造を司る神であるシヴァ神へのマントラ、インドの宗教賛歌などを交えながら、ニューエイジ~ゴスペル/ソウルへクロスオーバーさせることによって生まれた、スピリチュアルなブラックミュージックとニューエイジ・カルチャーの邂逅による唯一無二の傑作。吉兆、福音、天上へと向かう創造的で耽美なニューエイジ史最高峰の響き。浮遊するアンビエンスと朗らかな歌声、チープなリズムマシンとカシオトーンともに織りなされる親密なセッション。ニューエイジ~アンビエントのリスナーのみならず、80sソウルやニューウェイブのファンにもマストな内容で、流石は音楽全域に目が利くNumeroの仕事で極上の逸品。

10月下旬再入荷。ロサンゼルス拠点のアーティストOlive Ardizoniによるプロジェクト、Green-Houseの、自然と人間のあいだに広がる境界の風景を音で描き出すようなアンビエント作品『Hinterlands』。柔らかなシンセのレイヤー、風や水の気配を思わせるフィールドレコーディング、そしてミニマルで有機的なフレーズが溶け合い、耳を澄ませば、静かな自然界の呼吸がゆっくりと広がっていく。「Hinterlands(辺境)」というタイトルの通り、電子音と自然音がほどよく混ざり合う様は、どこか現実と非現実のあいだにいるよう。植物音楽や環境音楽の系譜に連なりながらも、Green-House ならではの温かさと優しいユーモアが息づく一枚。

〈Mood Hut〉を筆頭としてカナダからうまれる涼しげなアンビエント・ハウスの波を一手に引き受けた名プロデューサー、Khotinによる最新アルバム『Release Spirit』が大名門〈Ghostly International〉よりアナウンス。アルバムタイトルは、ビデオゲーム『World of Warcraft』の "release spirit "というシステムから引用されたもので、「プレイヤーが死ぬと、魂を解放するように促され、亡霊となり、自分の死体を見つけて生き返る」というもの。Khotinは、これを自身の差し迫った変化と、その結果として生じる、創造的な自分を再び見つけるためのプロセスの価値ある比喩として解釈。歪んだシンセ、ブレイクビーツ、ピアノの音に、切ないサンプル、フィールド・レコーディング、その他の抽象的な断片を混ぜ合わせ、より自由で遊び心のある、アンビエント・ダンス・ミュージック作品に仕上がっています。
