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WARPがリリースした伝説的コンピレーション『Artificial Intelligence』シリーズからF.U.S.E. (Richie Hawtin)とSpeedy Jのアルバムが同時再発!
先鋭的アーティストを数多く輩出し、音楽史に計り知れない功績を刻み続けているレーベルWARP RECORDSが、1992年から1994年にかけてリリースした『Artificial Intelligence』シリーズから2作を同時に再発!
当時22歳だったRichie Hawtinによる初のフル・スタジオ・アルバムで、F.U.S.E.名義の『Dimension Intrusion』と、オランダ出身のDJ兼プロデューサー、Speedy Jによるデビュー・スタジオ・アルバム『Ginger』で、どちらもヴァイナルの再発となる。他のAIシリーズがAutechre、Black Dog Productions、Polygon WindowといったUKのアンダーグラウンド・プロデューサーを取り上げていたのに対し、この2作は北米と北欧のテクノ・プロデューサーをフィーチャーしたもので、〈WARP〉の国際的な一面をうかがうことができる。さらに両者には、ホームリスニング用のエレクトロニック音楽を作るというアイデアが、偶然にも共通するコンセプトとしてあり、ダンスフロアに特化していた音楽形態の進化というものが描かれている。F.U.S.E.の『Dimension Intrusion』は全13曲収録でアートワークはRichieの弟であるMatthew Hawtinによるオリジナル。Speedy Jの『Ginger』は全10曲収録、デザインは〈WARP〉作品ではお馴染みのThe Designers Republic。
まるで、NEU!の"Hallogallo"meeysノイズ・ロックな前半があまりにも爽快です!Sun City GirlsやSmegma、Ramleh、Costesなどのリリースも知られるエジプトのカルト・レーベル〈Nashazphone〉からは、Mattin (Billy Bao, Josetxo Grieta)とAnders Bryngelsson (Brainbombs, No Balls)の2人からなる名デュオReglerと、アルゼンチンの伝説的音響ノイズ集団ReynolsのAnla Courtisがコラボレーションした24年度アルバム『Regel #13 [Noise Rock]』がアナログ・リリース。ミニマルかつモータリックで容赦なく、催眠的な2曲を通じて、極限まで削ぎ落とされたノイズ・ロックのエッセンスを表現した大変グレートな一枚!名匠Rashad Beckerの手による〈Clunk〉でのマスタリング&カッティング仕様。
goatやYPYなどでの活動や〈birdFriend〉運営でもおなじみ日野浩志郎主宰の注目レーベルにして、Keith Fullerton WhitmanやMark Fell & Will Guthrieといった強力な面々を送り出してきた〈Nakid〉から発表された作品が多大な評価を獲得した、日野と中川裕貴によるユニット「Kakuhan」によるライブ会場限定で販売してきた自主リリースCDが遂に入荷!
同作品はYPYこと日野浩志郎、チェロ奏者の中川裕貴によるユニット「KAKUHAN」による2022年2月に九州大学にて開催されたイベント「Feldman meets freq 2022」でのライブパフォーマンスを収録。
2022年末にリリースされたファーストアルバム「Metalzone」がBoomkat2022年ベスト・リリース第5位、またミュージックマガジン年間ベスト/エレクトロニックミュージック部門でも第5位に選ばれたKAKUHANのライブ盤は、この「Metalzone」前夜の、同アルバム収録曲の「原型」も含む全6曲が収められており、このCDでしか聴くことのできない楽曲も収録されています。
ユニット名が指し示す通り、両者の活動に備わる様々な要素=「電子音楽/弦楽」、「現代音楽/クラブミュージック」、「トラディショナル/コンテンポラリー」、「フィジカル/メタフィジカル」、「作曲/即興」などが文字通りそのパフォーマンスの中で「攪拌」されていく、その始まり(ゼロ)を体験できる内容となっており、「Metalzone」と併せて聴くことを強くお勧めします!
90年代以降の電子音楽、或いは実験的なテクノ音楽の巨頭として知られ、Mille Plateaux、Line、Mego、Raster Noton等のレーベルから多数の作品をリリース。そして近年はその「テクノ」の枠さえも飛び越え本当の意味での「現代的」なサウンドを提供するMark Fell。
2023年にはNYEGE NYEGE TAPESからウガンダ / アチョリ族のフィドル奏者 Ocen Jamesとのコラボレーションを収めた音源「Saccades」をリリースするなど、クラブ・カルチャー、実験芸術、コンピューター・ミュージックの交差点から、新たな解体と連動を伴う音楽を創出するRIAN TREANOR。
様々なコラボレーションを経た上で2022年に活動をスタートし、そのユニットに備わる音楽性=「電子音楽/弦楽」、「現代音楽/クラブミュージック」、「作曲/即興」など、様々な音楽が持っている極/曲を、その名の通り「攪拌」するKAKUHAN(日野浩志郎×中川裕貴)。
この3者による完全新曲が収録された全9曲のスプリットCDは、単なる「スプリット(寄せ集め)」ではなく、テクノミュージック以降の音楽の周縁にある「フィジカル/メタフィジカル」の境界を超越、融解するようなアプローチがそれぞれの楽曲の中に現れています。三者の音楽に対する現在進行形の態度が如実に、かつカジュアルに現れた、ジャンルを越えて聴くべき作品になっています。お見逃しなく!
今年結成10周年を迎える"goat(ゴート)"の新作アルバム。日野が自身が運営するレーベル〈NAKID〉からの発売。アートワークは五木田智央、録音は西川文章、マスタリングはRashad Beckerが担当。ポリリズム、変拍子、シンコペーションを巻き込む変則的グルーヴを各インスツルメントが絶えず追求、駆け引き。そして前作とも印象を変えるのがゴングや笛(フルート)が与える新たな妖艶さ。ミニマル/トライバリズムへ対する独自アプローチも感じる7曲。
今年結成10周年を迎える"goat(ゴート)"の新作アルバム。日野が自身が運営するレーベル〈NAKID〉からの発売。アートワークは五木田智央、録音は西川文章、マスタリングはRashad Beckerが担当。ポリリズム、変拍子、シンコペーションを巻き込む変則的グルーヴを各インスツルメントが絶えず追求、駆け引き。そして前作とも印象を変えるのがゴングや笛(フルート)が与える新たな妖艶さ。ミニマル/トライバリズムへ対する独自アプローチも感じる7曲。
2023年リプレス!西川文章の録音&ミキシング、Rashad Beckerのマスタリング&カッティング、五木田智央の装丁という布陣でおくるミラクル物体。
日野浩志郎(YPY)が率いるインストゥルメンタル・グループ、ゴート(goat)初のヴァイナルLPアルバムは、1st『New Games』と2nd『Rhythm & Sound』のベスト・パフォーマンスを再編成したLP版独自の選曲。ベルリンのDubplates & Mastering(Rashad Beckerがゴートのファン)でマスタリングして研ぎ澄まされたサウンドは再生音量が大きければ大きいほど本領を発揮する。
ゴートは楽器を発音させる際に生じるノイズ、ミュート音、パルス音から楽曲を制作し、全員が「人間ドラムマシーン」となった神経症手前テンションの身を削った演奏で世界中のオーディエンスを釘づけにする。一点集中で演奏に没頭する姿は、複数要素をかき集め広範なアピールを行う足し算手法が常態になっている現代ポップ音楽とは真逆。本作はゴートの名刺代わりとなる決定版だ。
スペインの知られざるユニットDiseno Corbusierによる1986年発表の2ndアルバム。
Trevor Jackson編集のインダストリアル/EBMコンピMetal Danceにおいても、ブリブリしたシンセの反復と脱力奇怪ボーカルで破壊力を発揮した名曲Golpe De Amistadから幕開け。続く楽曲もポスト・パンク/ファンクな要素からボーカル変調&反復の尖った楽曲、狂った電子音が放出を繰り返しながら生まれる恍惚に機械ビート&サンプリングなどなど、狂いに狂った音が満載です!
ニューウェーヴ、インダストリアル/ノイズ、アヴァン好きは必聴の重要再発盤になること間違いなし。またLAのパンク巫女Johanna Wentが好きな方も魅了されることでしょう。文句無しの格好良さです!