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Snuggle -  Goodbyehouse (LP)
Snuggle - Goodbyehouse (LP)Escho
¥4,845

Baby In VainのAndrea Thuesenと、LissのVilhelm StrangeによるデンマークのデュオSnuggleによるデビュー作『Goodbyehouse』。退廃的でダウナーなムードと、メロウなアシッド・フォークやドリーム・ポップ的質感が交錯。アンビエントなボイス・サンプルとダウナーなギターリフが重なり、夜明けの倦怠感を描くような「Sun Tan」、Lana Del Rey的なメランコリックな歌心を感じさせる「Woman Lake」や「Marigold」など、失恋や居場所の喪失といったパーソナルな経験が作品全体のトーンに反映されている。

Cindy Lee - Diamond Jubilee (3LP)
Cindy Lee - Diamond Jubilee (3LP)W.25TH
¥7,989
10月下旬再入荷。〈Pitchfork〉によって2020 年代のベスト・アルバム3位に選ばれているだけあり、まさに現代のアメリカーナ/カントリーミュージックの異端と言うべき破格の名アルバム!ゼロ年代後半に圧倒的人気を誇ったものの、ギタリストのChristopher Reimerの突然の死によって解散することとなってしまったカルガリーの現代の伝説的ノイズ・ロック・バンド、”Women”(当時私も大好きでした!)のリード・シンガー/フロントマンを務めていたPatrick Flegelが展開してきたソロ・プロジェクト、Cindy Lee。その最新アルバムが、〈Superior Viaduct〉のサブ・レーベル〈W.25TH〉から満を持して登場!Flegelの紛れもないソングライティングが前景化した、時代を超えた愛と憧憬の物語と言うべき破格の一作。壮麗なオーケストレーションによる、イーサリアルで濃密なアメリカーナと、ヒプナゴジック・ポップや様々なローファイ・ミュージックを通過したような、屈折したサイケデリック・サウンド、そして、Loren Connersを想起させるような音響空間への美意識までが見事に溶け合わされた、20年代のインディ・シーンでも実に稀有な名作。
Cindy Lee - Diamond Jubilee (2CD)
Cindy Lee - Diamond Jubilee (2CD)W.25TH
¥3,989
10月下旬再入荷。〈Pitchfork〉によって2020 年代のベスト・アルバム3位に選ばれているだけあり、まさに現代のアメリカーナ/カントリーミュージックの異端と言うべき破格の名アルバム!ゼロ年代後半に圧倒的人気を誇ったものの、ギタリストのChristopher Reimerの突然の死によって解散することとなってしまったカルガリーの現代の伝説的ノイズ・ロック・バンド、”Women”(当時私も大好きでした!)のリード・シンガー/フロントマンを務めていたPatrick Flegelが展開してきたソロ・プロジェクト、Cindy Lee。その最新アルバムが、〈Superior Viaduct〉のサブ・レーベル〈W.25TH〉から満を持して登場!Flegelの紛れもないソングライティングが前景化した、時代を超えた愛と憧憬の物語と言うべき破格の一作。壮麗なオーケストレーションによる、イーサリアルで濃密なアメリカーナと、ヒプナゴジック・ポップや様々なローファイ・ミュージックを通過したような、屈折したサイケデリック・サウンド、そして、Loren Connersを想起させるような音響空間への美意識までが見事に溶け合わされた、20年代のインディ・シーンでも実に稀有な名作。
Cuneiform Tabs (Limited Edition Translucent Yellow Vinyl LP)
Cuneiform Tabs (Limited Edition Translucent Yellow Vinyl LP)W.25TH
¥3,989

イタリアの前衛音楽からノーウェイヴ、ハードコア・パンク、LAFMSに至るまで、世界各地のオブスキュアな音楽を掘り起こしてきた名門〈Superior Viaduct〉の新譜部門的サブライン〈W.25TH〉から新物件。以前、インディーズ・バンド、Violent Changeで共に活動していたMatt Bleyle & Sterling Mackinnonの新プロジェクト、Cuneiform Tabsが登場!ユーフォリアと暗黒の合間を漂い、ネオ・アメリカーナからアシッド・フォーク、ドローン、コラージュ、エクスペリメンタルの間を縫う、涅槃のバロック&サイケデリアを展開した、ローファイ・ポップとDIY実験による驚異的なデビュー作。

Cuneiform Tabs -  Age (Yellow Vinyl LP)Cuneiform Tabs -  Age (Yellow Vinyl LP)
Cuneiform Tabs - Age (Yellow Vinyl LP)W.25TH
¥3,989

オークランド拠点のデュオ、Cuneiform Tabsによる2作目のアルバム『Age』が、Cindy Leeの数多の名作をリリースしてきたレ-ベル〈W.25TH〉より到着。本作は、サイケデリックなドローン感覚と淡いポップネスをより全面に押し出し、前作で特徴的だったノイズや霞がかった質感を少し抑えることで、ポップの芯をはっきりと浮かび上がらせている。フレーミング・チューンズやCindy Lee、アニマル・コレクティヴの初期作品を思わせるムードのなかに、サイケな実験精神と甘美なポップセンスが同居している。制作は前作同様、マット・ブレイルとスターリング・マッキノンがベイエリアとロンドンのあいだで4トラック・テープをやり取りしながら進めたもので、Tascamやシンプルなソフトを駆使した手作りの音像が土台になっている。ただし今回は宅録感を越えて、ソングライティングの力そのものがしっかりと光っていて、収録曲はどれも催眠的でありながら確かなポップの引力を持っている。ベッドルーム・ポップと実験的サイケが交差する地点を鮮やかに描き出した、現行シーンでも際立つ一枚。

Mac DeMarco - This Old Dog (LP)
Mac DeMarco - This Old Dog (LP)Captured Tracks
¥3,961
セキトオ・シゲオの "ザ・ワードⅡ"のサンプリングや細野晴臣とのコラボレーションでもおなじみのカルト人気なシンガーソングライターことMac DeMarcoが、インディ大名門〈Captured Tracks〉から2017年に送り出した当時3年ぶりの傑作3rdスタジオ・アルバム『This Old Dog』をストック。ほんのりと麻の香りの漂う、軽やかなサイケデリアを纏った、親しみやすいローファイ・インディ・ポップ・アルバムに仕上がっています。
Thought Leadership - IV Of Cups (LP)
Thought Leadership - IV Of Cups (LP)Be With Records
¥5,951

Thought Leadershipによる、重厚なギターのレイヤーと808の低音を軸に、ポストパンクの影とドリームポップの淡い光を交差させた、世界に沈み込むような作品『IV Of Cups』。前作の軽やかなバレアリック感から一転し、本作ではメロディアスなベースラインとエーテル的なギターが感情の波を描くように響き、ローファイな質感がその揺らぎをさらに際立たせる。不安、喜び、愛、悲しみ、安堵、後悔といった感情が曲ごとに、あるいは一曲の中で交錯し、その揺れが静かに積み重なることで、静かな高揚感を生み出している。全体として、夢の中のポストパンクのような曖昧な光と影が漂い続ける、彼の作品群の中でも特に情緒の深さが際立つ一枚になっている。

Greg Mendez - Beauty Land (Crystal Clear Vinyl LP)
Greg Mendez - Beauty Land (Crystal Clear Vinyl LP)Dead Oceans
¥3,698

2023年のセルフタイトル作が幅広い注目を集めたフィラデルフィアのSSW、Greg Mendezが、その勢いを受けてさらに深く内面へと潜るフルアルバム『Beauty Land』。本作は、窓のない自宅スタジオで一人きりでテープ録音されたもので、そのためか、音のすべてが手触りのあるローファイ質感で、まるで目の前でつぶやかれているような深みのある親密さが全編を貫いている。重いテーマを扱い、短い曲の中に、人生の痛みと救いの断片がそのまま封じ込めている。ローファイSSWの素朴さに、ドリームポップが淡くにじむ独特の質感で、トイピアノやキーボードのかすかな揺らぎ、かすかに震える歌声が、夢と現実の境界を歩くような静かな非現実感を生んでいる。短い楽曲が連なる、まるで短編集を読むような構成も魅力的。USインディの現在地を象徴する一枚として、ジャンルを越えて支持されそうな一枚。

Greg Mendez - Beauty Land (CS)Greg Mendez - Beauty Land (CS)
Greg Mendez - Beauty Land (CS)Dead Oceans
¥1,958

2023年のセルフタイトル作が幅広い注目を集めたフィラデルフィアのSSW、Greg Mendezが、その勢いを受けてさらに深く内面へと潜るフルアルバム『Beauty Land』。本作は、窓のない自宅スタジオで一人きりでテープ録音されたもので、そのためか、音のすべてが手触りのあるローファイ質感で、まるで目の前でつぶやかれているような深みのある親密さが全編を貫いている。重いテーマを扱い、短い曲の中に、人生の痛みと救いの断片がそのまま封じ込めている。ローファイSSWの素朴さに、ドリームポップが淡くにじむ独特の質感で、トイピアノやキーボードのかすかな揺らぎ、かすかに震える歌声が、夢と現実の境界を歩くような静かな非現実感を生んでいる。短い楽曲が連なる、まるで短編集を読むような構成も魅力的。USインディの現在地を象徴する一枚として、ジャンルを越えて支持されそうな一枚。

DJ Mitmitta - Minimalistic Ethio 80’s and 90’s from Audiotapes የሐር ሽረሪት (CS)
DJ Mitmitta - Minimalistic Ethio 80’s and 90’s from Audiotapes የሐር ሽረሪት (CS)Ultraääni Records
¥2,154

エチオピアの80〜90年代カセット文化から、歌手が席を外した時にバックバンドが延々と演奏していたような、歌もののB面やインスト曲を集めたコンピレーション。収録されているのは、カシオ・キーボード、安価なドラムマシン、シンセブラスなどによるローファイなシンセ・ジャムで、素朴な機材が生む 埃っぽくも温かいエチオ・ミニマルが魅力的。結婚式場、街角のバー、深夜のスタジオ。そんな生活の匂いがそのまま閉じ込められたような音像で、単純な反復フレーズが続くうちに、ゆるやかなトランス感と独特の郷愁が立ち上がる。Yishak Banjaw、Zerihun Wdajo、Elfenesh Kano、Tewodros Mekonnenなど、本来は歌もの作品で知られるミュージシャンの裏の演奏が主役として再評価されるのも面白い。当時標準的だった60分テープの余白を埋めるためのジャムに過ぎなかったものが、こうしてまとめられることで、影に隠れていたミニマルで催眠的なエチオ・エレクトロニクスという並行世界が浮かび上がる。かつて存在した豊かな文化へと直接繋がる、カセットの醍醐味にあふれた一本。

Jeremy Dower & Tetrphnm - Personal Computer Music, 1997-2022 (LP)Jeremy Dower & Tetrphnm - Personal Computer Music, 1997-2022 (LP)
Jeremy Dower & Tetrphnm - Personal Computer Music, 1997-2022 (LP)Chapter Music
¥3,758

7月下旬再入荷。メルボルンの電子音楽家 Jeremy Dower が四半世紀にわたって制作してきた未発表曲をまとめたコンピレーション『Personal Computer Music, 1997-2022』。本作は、彼が1990年代に展開したアンビエント・テクノ・プロジェクト Tetrphnm 名義の作品群と、その後自身の名義で録音されたノスタルジックなフェイク・ジャズ的トラックとを二部構成で収録。初期は Monolake や Mouse on Mars などの厳格なドイツ・テクノから影響を受けつつも、安価な90年代のサウンドカードや12ビット・サンプラー、ノイズゲートを駆使し、subtractive compositionと呼ばれる独自の即興的システムを構築。孤立した環境で生み出されたその音楽は、のちにIDMや Microhouseと呼ばれる潮流と並走しながらも、どこにも属さない独自の響きを確立していった。幅広い音楽からの影響を消化した繊細かつパーソナルなな音楽は、2018年には、オーストラリア90年代エレクトロニカを紹介するコンピ『3AM Spares』に Tetrphnm 名義の楽曲が収録されたが、本作はその全貌を掘り下げる初の決定的な一枚となっている。

Purpurniy Dyadya - La Ho (12")Purpurniy Dyadya - La Ho (12")
Purpurniy Dyadya - La Ho (12")SOUVENIRS FROM IMAGINARY CITIES
¥4,057

7月下旬再入荷。ロシアはサンクトペテルブルグ出身、アルメニアを拠点に活動するSergey Dmitrievによるプロジェクト、Purpurniy Dyadyaの最新作『La Ho』が、ベルギーの〈Souvenirs From Imaginary Cities〉から登場。Susumu Yokotaの『Sakura』やHuerco S.を思わせる、第四世界、ローファイ・アンビエント、ダブが有機的に溶け合う非常に独自性の高い音像。子供の頃の古いカセットテープやロシアのアンダーグラウンド・ヒップホップをサンプルソースにMPCでジャムアウトされた本作は、鳥の声や環境音が心地よいシンセの中に浮かぶ「Taiga」、フォークの断片と霊的なパッドが交差する「Chara」、そしてダブの底流へと深く沈み込んでいくような終盤のトラックまで、異世界の風景を次々と渡り歩くような浮遊感が全編を貫く。哀愁を帯びたアコースティックの響きと粗削りな電子音が、卓越した感性によって詩的に編み上げられた、現行ローファイ・アンビエントの極上盤。

Quasimoto – The Further Adventures of Lord Quas (Gold Chains Edition) (Color Vinyl 2LP)
Quasimoto – The Further Adventures of Lord Quas (Gold Chains Edition) (Color Vinyl 2LP)Stones Throw
¥7,464

Madlib が、ハイピッチ声の分身とする Quasimoto(Lord Quas)名義で発表した2005年作『The Further Adventures of Lord Quas』。アンダーグラウンド・ヒップホップの中でも特にカルト的な人気を誇るアルバムで、ジャズ、サイケ、ファンク、ライブラリー音源を縦横無尽にサンプリングし、ローファイでざらついた質感のビートに奇妙な語りとブラックユーモアを散りばめた、唯一無二の内容。断片的なサンプルのコラージュが万華鏡のように展開し、Quas の甲高い声と Madlib 本人の声が交互に現れることで、現実と妄想の境界が曖昧になるような感覚を覚える。Madlib の実験精神と遊び心が最も濃厚に結晶した、Quasimoto 名義の代表作といえる一枚。Quasimotoのイラストを手掛けるJeff Jank により、新たなアートワークを施され、厚手のゲートフォールド仕様、カラーヴァイナルの、豪華版。

Quasimoto - Yessir Whatever (Silver Vinyl LP)
Quasimoto - Yessir Whatever (Silver Vinyl LP)Stones Throw
¥6,687

Madlib の変名プロジェクト Quasimoto(Lord Quas)の過去10年間に制作された未発表曲やレア音源をまとめたアルバム『Yessir Whatever』。Madlib の裏側を覗き込むような生々しい音楽性が特徴的で、ジャズやファンク、ライブラリー音源を切り貼りしたビートは、完成されたアルバム作品というよりもスケッチのような粗さと即興性が前面に出ており、テープの歪みやノイズをそのまま残したローファイな質感が独特の魅力を生んでいる。ハイピッチの Lord Quas と Madlib 本人の声が交互に現れる語り口は相変わらず奇妙でユーモラスだが、ここではよりラフで気ままな雰囲気が強く、完成度よりもアイデアの奔流や遊び心が際立つ、裏ベスト的な魅力を放つ一枚。

Bill Wells - Dreams '24 / '25 (LP)Bill Wells - Dreams '24 / '25 (LP)
Bill Wells - Dreams '24 / '25 (LP)Karaoke Kalk
¥4,887

スコットランドの作曲家Bill Wellsが、自身の夢の記録を24の小品として紡いだアルバム。1〜2分ほどの短い曲が連なり、夜の断片をめくるように進む。前半のDreams 2024ではTeenage FanclubのNorman Blakeが、後半のDreams 2025ではAby Vulliamyが歌声を担当し、2024年と2025年という二つの夢の年を優しく描き分ける。どちらも自宅録音に近い生々しい質感で、Wellsのジャズでもポップでもクラシカルでもない、彼独自の柔らかい曖昧さが漂うメロディと静かなユーモアがそのまま息づいている。ピアノ、ギター、わずかな装飾音だけで構成され、ミニマルで内省的、そしてどこか温かい、Bill Wells のリリシズムが純度高く表れた作品。

No You (LP)No You (LP)
No You (LP)VP TEXI
¥4,879

アイルランドはWah Wah WinoのDavy Kehoeと、Suzanne KraftことDiego HerreraによるデュオNO YOUによるセルフタイトル・デビュー作。二人がボーカルも楽器も分け合いながら、小さなスタジオで生み出した「やけにスケールの大きな」奇妙で魅力的な一枚。互いのソロ作とは少し異なり、ローファイなざらつきとメロディの親密さが同居する独特のバランスを持っている。二人の声がフィードバックの揺れとドラムマシンの荒れたビートの上で絡み合い、壊れかけのポップソングのような甘さと不安定さが同時に立ち上がる「Baby」や、デュオのより制御不能な側面がむき出しになる「Put Up A Dream」。ポップでもノイズでもポストパンクでもない、しかしそのすべてをかすめ取るような曖昧で、唯一無二の作品。

Nashpaints - Everyone Good is Called Molly (LP)Nashpaints - Everyone Good is Called Molly (LP)
Nashpaints - Everyone Good is Called Molly (LP)MIRRORWORLD
¥4,874

ジジ・マシンのサポートアクトを勤めたことでも知られるNashpaintsによる、ローファイのざらつきとベッドルーム・ポップの親密さが溶け合う、小さくて不思議な宝石のようなアルバム『Everyone Good is Called Molly』。曇ったギター、つぶやくようなボーカル、カセット録音のような柔らかい質感。すべてが誰かの部屋の片隅で生まれた音楽特有の空気をまとい、素直に心に触れてくる。ポップでありながら影があり、夢の中の断片のように淡く揺れるメロディが、アルバム全体に独特の温度を与えている。

Dragging An Ox Through Water - Whole Earth Catalogued (LP)
Dragging An Ox Through Water - Whole Earth Catalogued (LP)Mississippi Records
¥4,169

Arthur Russellのカバーも収録。ポートランドの地下シーンが育んだ孤高の音楽家Brian Mumfordによるプロジェクト、Dragging An Ox Through Waterの12年ぶりとなる新作『Whole Earth Catalogued』が〈Mississippi Records〉から登場。アコースティック・ギターの素朴な響きと、アナログ電子音が同じ地平で溶け合う、唯一無二のサウンドで、John PrineやArthur Russellのカバーも収録し、原曲の骨格だけを残して幽玄で詩的な電子フォークへと再構築している。ローファイでありながら緻密、DIY精神と音響美学が共存。かつてのカウンターカルチャーの聖典『Whole Earth Catalog』を想起させるタイトル通り、Dragging An Oxの音楽は、フォークと電子音の雑多な寄せ集めでありながら、どこかDIYの思想やカウンターカルチャーの匂いがある。私たちが忘れかけていた、手触りのある自由を思い出させてくれる、詩的な作品。

Winston Hightower - 100 Acre Wood (LP)Winston Hightower - 100 Acre Wood (LP)
Winston Hightower - 100 Acre Wood (LP)K Records
¥3,531

ローファイ/スラッカー・ロックの新たな才能として注目される、オリンピアの宅録シンガーソングライターWinston Hightowerによるデビュー・フルアルバム。90年代インディの精神をそのまま受け継いだような、素朴で温かいローファイ・ポップが詰まった一枚で、自宅と地元スタジオで録音され、1/4インチのテープにミックスされた音像は、ざらつきと親密さが同居し、まるで日記をめくるように曲が流れていく。ギターの乾いた質感、近くで囁くようなボーカル、気だるさと陽だまりのような明るさが同居するメロディは、どれも派手さはないが、生活の隙間からこぼれた感情がそのまま曲になったような、等身大の魅力が光る。春の午後のような心地よさを持つ一枚。

Devendra Banhart - Cripple Crow (20th Anniversary Deluxe Edition) (3LP)
Devendra Banhart - Cripple Crow (20th Anniversary Deluxe Edition) (3LP)Heavy Flowers
¥8,324

フォークを土台にしながらも、サイケデリック、トロピカルなラテン音楽、ローファイ・ポップ、そしてヒッピー的な精神世界を溶け合わせた、とびきり自由で奔放な作品『Cripple Crow』。アシッド・フォークを21世紀にアップデートしたかのような、2005年に〈XL〉から発表されたデヴェンドラ・バンハートの名作は、「Freak Folk」や「New Weird America」といったムーブメントの先駆けとして、当時のインディ・フォークに大きな影響を与えた。今回、そのリリースから20周年を記念してデヴェンドラ自身の新レーベル〈Heavy Flowers〉から初の再発盤が登場。オリジナル2LPに加え、クリア・グリーン・スモーク仕様のボーナスLPを追加した全3枚組仕様。ボーナスLPには未発表デモ5曲、未発表ライヴ2曲、当時録音された埋もれた名曲1曲、そしてB面トラック1曲の計9曲が収録。デヴェンドラならではの子どもじみた無垢さと老成したスピリチュアリティが再び!

Ata Kak -  Batakari (CS)Ata Kak -  Batakari (CS)
Ata Kak - Batakari (CS)Awesome Tapes From Africa
¥1,897

Meditationsでもお馴染みのAta Kakによる、1994年のカセット作品『Obaa Sima』以来となる、なんと新作『Batakari』がカセットでも登場!あの奇妙で唯一無二な宅録カセットが、2006年にブログ「Awesome Tapes From Africa」に最初に取り上げられて以来、世界中のリスナーを虜にし、やがて2015年のリイシューを機にカルト的な人気から本格的な再評価へと広がっていった。長らく音楽活動から離れていたが、再発をきっかけに表舞台へ復帰した彼はロンドンのミュージシャンたちと共にグラストンベリーやソナーを含む世界各地でライヴを行い、世代も地域も超えた観客を魅了してきたが、本作『Batakari』の楽曲は、地元ガーナはクマシのスタジオで数年かけて制作されたもので、疾走感のあるラップや軽妙なスキャット、アカンの伝統的なハープ、そして強烈なパーカッションを自在に織り交ぜながら、以前よりもずっと緻密で重層的なサウンドを聴かせている。ヒップホップ的なラップやビートと、ハイライフ由来のリズムやメロディを組み合わせたヒップライフに、ローファイな電子ビート、シンセ、そして彼独特のスピード感あるラップやスキャットが入り混じる独特のスタイルはそのままに、より広がりのあるアレンジや多彩なハーモニーの導入によって、ワールド・ミュージック的な広がりも併せ持っており、彼の持ち味である自由奔放さと創造力の結晶と言うべき一枚になっている。

Yo La Tengo & Jad Fair - Strange But True (Mint Green Vinyl LP)
Yo La Tengo & Jad Fair - Strange But True (Mint Green Vinyl LP)Joyful Noise Recordings
¥3,974

オリジナルは1998年リリースの、USインディーシーンの大御所Yo La TengoとJad Fairによる異色のコラボレーション・アルバム『Strange But True』。本作の最大の特徴は、言葉のテーマ設定にあり、アルバムのすべての曲名は、「奇妙だが真実」というタイトルが示す通り、突飛で信じがたいような新聞の見出しから取られており、Jad Fairが歌詞を担当し、ユーモアとシュールさに満ちた独自の物語世界が展開される。Jad Fairは、ナイーヴで即興的なローファイ・アートロックの先駆者で歌というより語りに近い、ユニークなボーカルスタイルは本作でもその魅力を存分に発揮している。一方、Yo La Tengoは各曲に異なる音楽スタイルでアレンジを加え、ローファイからサイケ、ドリームポップまで幅広い音像を展開。Jad Fairの突飛なアイデアを、Yo La Tengoが音楽的に包み込んでいるような、他に類を見ない奇妙だけど、クセになる一枚。

Mac DeMarco - This Old Dog (CS)Mac DeMarco - This Old Dog (CS)
Mac DeMarco - This Old Dog (CS)Captured Tracks
¥1,892
セキトオ・シゲオの "ザ・ワードⅡ"のサンプリングや細野晴臣とのコラボレーションでもおなじみのカルト人気なシンガーソングライターことMac DeMarcoが、インディ大名門〈Captured Tracks〉から2017年に送り出した当時3年ぶりの傑作3rdスタジオ・アルバム『This Old Dog』をストック。ほんのりと麻の香りの漂う、軽やかなサイケデリアを纏った、親しみやすいローファイ・インディ・ポップ・アルバムに仕上がっています。
Luka Lickshot - Shots Fired (CS)
Luka Lickshot - Shots Fired (CS)Luka Lickshot
¥3,274

〈Workshop〉や〈Third Ear〉からハウス作品を発表してきたOzel AB の別名義、Luka Lickshotによるカセット限定アルバム『Shots Fired』。ロンドン・ペッカムの地下スタジオで制作された本作は、ポストパンク、ダブ、トリップホップ、レフトフィールド電子音楽が混ざり合う、暗く湿った空気をまとっており、ざらついたドラム、重心の低いベース、くぐもった声、そしてダブ処理が交錯し、〈On-U Sound〉の系譜を継ぐラフでサイケデリックな音像を形成。全10曲は「Shot 1〜Shot 10」として連続的に展開され、曲間の境界が曖昧なミックステープ的構成。生楽器の断片、即興ヴォーカル、デジタル処理、ダブが溶け合い、有機と無機が変異し続けるようなUKアンダーグラウンドの空気をそのまま閉じ込めたような空気感をまとっている。濃密で中毒性の高い一本。

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