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〈Clocktower Records〉からリリースされた、Brad Osborneによるダブ・アルバム『King Of Dub』。〈Clocktower〉らしいスモーキーで重厚なミックスに、深く沈み込むようなベースライン、空間的に配置されたホーンやエフェクトが絡む、全10曲の濃密なセッション。伝統的なジャマイカン・ルーツ・レゲエのスピリットを保ちつつも、より洗練された構成と音響センスが光る。タイトル通り、ダブの王道をゆくような力強い一枚であり、Brad Osborneによる〈Clocktower〉サウンドの真骨頂とも言える内容!
女性ディージェイのパイオニアとして知られるSister Nancyが、Channel Oneスタジオ録音、Winston Rileyプロデュースという黄金布陣のもとで生み出した、80年代初期ダンスホールの決定的クラシック『One, Two』。世界で最もサンプリングされるレゲエ曲のひとつ「Bam Bam」をはじめ、タイトル曲「One Two」、「Transport Connection”」など、今なおプレイされ続ける名曲を多数収録。Channel Oneの名手たちが多数参加し、跳ねるベース、ミニマルなビート、Nancyの軽やかで芯のあるトースティングが一体となった、ダンスホールの歴史を語るうえで欠かせない不朽の名盤。
伝説のサックスプレーヤー、セドリック・イム・ブルックスによる大傑作が待望のリマスター再発!アフリカ音楽、ファンク、ナイヤビンギ、ジャズなどを取り入れ、レゲエの枠を超越、後のライト・オブ・サバに繋がるジャマイカ音楽の大名盤!!
貴重で上質なレゲエ/ダブ音源のアーカイヴァルなリイシューで知られる名門《Pressure Sounds》から再発されるCedric 'Im' Brooksによる7曲入りアルバム『United Africa』は、レゲエ・ファンを超えてワールド・ミュージックやジャズ・ファンの間でもカルト的な地位を築いている。まさにその評価にふさわしい作品であり、70年代レゲエ、アフリカ音楽、ファンク、ジャズが見事に融合した崇高な一枚だ。Brooksはジャマイカ・キングストンの名門音楽学校アルファ・ボーイズ・スクールの出身で、初期の録音はThe VagabondsやThe Granville Williams Bandで行われた。初のソロ音源はトランペッターのDavid Maddenとともに〈Studio One〉で制作され、『Im and David』としてリリースされている。
1970年にはCount Ossieと出会い、The Mystic Revelation of Rastafariに参加。サックスとフルートを担当し、ホーン・セクションのアレンジも手がけた。アメリカとアフリカを行き来しながら音楽的影響を広げ、エチオピアのアディスアベバでも演奏を行っている。そうした多様な音楽的背景が本作に色濃く反映されており、豊かな音楽性とバラエティに富んだ内容を備えた本作は、後のLight of Sabaへと繋がる核心的作品といえる。
作品にはジャマイカ屈指のミュージシャンたちが参加し、ドラマーのTony Allen、も名を連ねている。全7曲ながらエクステンデッド・ミックスを収録し、リマスターが施されている。Cedricは2013年にニューヨークで逝去したが、その音楽的遺産はいまなお生き続けている。
ブラック・アーク黄金期の1977〜79年に制作された5つのクラシック・ディスコミックスを公式にまとめた〈Studio 16〉の人気シリーズ第1弾『5 Classic Discomixes From The Black Ark Studio 1977–9』。Lee “Scratch” Perryが最も創造性と狂気を爆発させていた時期の12インチ・ロングミックスを収録し、ブラック・アークの魔術的サウンドをそのまま封じ込めた決定的コンピ。代表曲「Disco Devil」はMax Romeo「Chase the Devil」をベースに、Perry自身がヴォーカルとエフェクトを重ねた ブラック・アークを象徴するサイケデリック・ダブの金字塔。煙のように立ち上るエコー、ざらついた質感、湿度を帯びた残響が絡み合い、スタジオそのものが呼吸しているかのような独特の音響空間を生み出す。さらに、Junior Murvin「Roots Train」やLord Creator「Such Is Life」など、当時の12"ミックス文化を象徴する長尺ヴァージョンを収録。特に「Such Is Life」は 未発表だったフルレングス・ディスコミックスが初めて公式に復元された貴重音源。ブラック・アーク期の魔術が最も濃密に味わえるクラシック中のクラシック。

即完売だった人気盤!ジャマイカ出身のシンガーであり、ルーツ・レゲエの重要人物、〈ON-U SOUND〉でも活躍したBim Shermanが1988年に発表したダブ・アルバムで、King Tubby、Prince Jammy、Adrian Sherwood ら名匠がミックスを手がけたダブ黄金期の集大成とも言える作品『Ghetto Dub』。長らく入手困難だった名盤が〈Week‑End Records〉よりめでたくリイシュー!深く沈むベースと、空間を切り裂くようなエコー、ボーカルを排し、リズムと残響だけで世界を構築するストイックな美学は、80年代ジャマイカのスタジオの空気感がそのまま刻まれた生々しいダブ。名匠たちの手によるミックスが光り、Bim Sherman の静謐でスピリチュアルな世界観が結晶した一枚。Adrian Sherwood の関与により、ジャマイカ本流の温かさに、UKアンダーグラウンド特有の硬質さが加わっているのも印象的。Sly & Robbie、Style Scott、Bingy Bunny、Roots Radics ら、ジャマイカのレジェンドも多数参加。
1963〜66年、ジャマイカ音楽の歴史が大きく動き出した瞬間、その最前線の熱狂をパッケージした不朽のコンピレーション『Dance The Ska (Prince Buster, Jimmy Cliff and others)』。Prince Buster、Jimmy Cliff、Derrick Morgan、Stranger Cole、Eric “Monty” Morrisなど、スカ創成期を支えた主要アーティストが一堂に会する豪華内容。62年のジャマイカ独立直後の高揚感をそのまま封じ込めたような、跳ねる裏打ちリズムとホーンの祝祭感が全編を支配。当時のキングストンのストリートの空気がそのまま流れるような生々しさがあり、フォークやR&Bの影響を受けながらも、ジャマイカ独自のスウィングとダンス感が前面に出た初期スカの黄金期を見事に捉えた名コンピ。
ジャマイカが生んだミスターロックステディことAlton Ellisが、1973〜74年に自身のプロデュースで残した音源をまとめたコンピレーション『Valley Of Decision: The Collection 1973–1974』。当時のシングルや未発表曲を丁寧に掘り起こし、ロックステディからレゲエへ移行する過渡期のエリスの魅力を一望できる内容。「Baby I Love You」「Cry Not For Me」「Breaking Up Is Hard To Do」など、甘く切ないラブソングが中心で、Alton Ellisの声は、ソウルの柔らかさとジャマイカ音楽特有の哀愁が同居し、泣きと説得力を同時に感じさせる唯一無二のもの。The Delfonics「La La (Means I Love You)」の名カバーをはじめ、アメリカン・ソウルをジャマイカ流に再解釈したセンスの良さも際立つ。メロウでスウィート、そして深い情感が全体を包み込む良質なコンピ。カリブの海風に乗って届く、誠実でスウィートなソウル・ミュージック。
ジャマイカ音楽の土台を作ったと言っても過言ではない、SkatalitesからBob Marley、The Specialsまで、時代もジャンルも超えて活躍したレジェンドであり、ジャマイカの孤高のトロンボーン奏者、リコ・ロドリゲス!76年の歴史的名盤『Man From Wareika』の翌年、プレリリースのプロモが関係者に配られたもののお蔵入りとなった幻のダブ・アルバム『Wareika Dub』がこの度〈Solid Roots〉よりリイシュー!ベースとブラスが前面に出たインスト・ダブ全9曲。オリジナルのアルバムが持っていたジャズとダブ、ルーツ・レゲエが絶妙に融合した雰囲気を、さらに深めた特別な一枚。リコのトロンボーンのメロディがより際立ち、グルーヴィーなベースラインと共鳴しながら、まるで一つの生き物のように息づいおり、オリジナルのダンスホール・ビートやジャズのスピリットを残しつつ、トラックごとに異なるアプローチでダブ処理が施され、音の重なりや響きが新たな次元へと引き上げられている。
RSD2026限定盤!Bunny Leeのクラシック・リディムを土台に、ギタリストCarl Harvey が自由奔放なリードを重ねた1978年のレア・インスト・ダブ名盤『Ecstasy Of Mankind』。リズム録音はDynamic SoundsとJoe Gibbs Studio、ギターのオーバーダブはKing Tubby’s。さらにPrince Jammyがダブ・ミックスを担当し、バックにはSly & Robbie、Jackie Mittoo、Chinna Smithら70年代ジャマイカの最強布陣が集結。ブルースの泣きとジャマイカの土臭さを併せ持つHarveyのギターは、メロディを歌うように響かせながら、ダブの空間に吸い込まれていく浮遊感がたまらない。ギターとダブの快楽性がこれほどまでに鮮やかに表現された作品は稀で、ルーツ・レゲエの精神性と、サイケデリックなギターの浮遊感が混ざりあい、夜のジャマイカの湿度と、宇宙的な広がりが同居する不思議な世界。深いエコーの底に沈み込みながらもどこか解放的な、極上のインスト・ダブ・サイケデリア。
1968年にジャマイカの〈Merritone〉からリリースされた、ロックステディ黄金期を象徴するインスト名盤。ピアニスト Gladstone “Gladdy” Anderson と、ロックステディのギター・レジェンド Lynn Taitt を中心として、バックは名門バンド The Jets が担当。スカより遅く、レゲエより軽やか、メロディアスで甘いロックステディの柔らかいグルーヴ。Gladdy の優しいピアノと、Lynn Taitt の繊細なカッティングとメロディが溶け合い、ロックステディの甘さ・優しさ・切なさを凝縮している。当時のジャマイカの空気をそのまま閉じ込めたような一枚。

'Ain't No Stopping Us Now'や'Good Times'から'I'm Caught Up (In A One Night Love Affair)'や'It's My House'といった名曲のディスコ・カバーで知られる、ドラマー、プロデューサーJoe Isaacsによるカルト・ディスコ・ユニットRisco Connectionの、シングルに収録された全てのヴォーカル・ヴァージョン、ダブ、エクストラ・トラックを完全収録した〈Strut〉による初のオフィシャル・コンピレーション『Risco Version』が待望のリプレス!!全てのミュージックラバーに愛され続けてきたものの、入手困難な状況であった名曲たちばかりを集めた一家に一枚級の物件をこの機会ぜひお見逃しなく!Joe Isaacsのインタビューと、ジャーナリストのアンガス・テイラーによるライナーノーツが収録。全曲リマスタリング済です!
ジャマイカ音楽の深層に眠っていたスピリチュアル・レゲエ/アフロ・ジャズの名演が、〈TOTAL SOUNDS〉により、特に評価の高い音源をまとめたオリジナルLP構成に近い編集盤として復活。Cedric “Im” Brooks が率いたThe Light Of Sabaは、ルーツ・レゲエ、ナイヤビンギ、アフロ、ジャズを独自に融合した先鋭的なグループで、スピリチュアルなパーカッションとジャズ的アプローチが交差する、ジャマイカ音楽のもうひとつの可能性を示す内容になっている。収録曲には、アフロ・カリビアンの躍動が炸裂する「Sabasi」、Horace Silverの名曲をジャマイカ流に再構築した「Song For My Father」、祈りのムードが漂う「Words Of Wisdom」など、ジャンルを越境する名演が並ぶ。ナイヤビンギの霊性とジャズの自由度が溶け合い、ルーツ・レゲエの枠を超えた深い音楽性が際立つ一枚。
ルーツ・レゲエの若き天才Hugh Mundellが、1983年に録音、1987年頃にひっそりとリリースされ、長らく入手困難だった隠れた名盤『Arise』が正規リマスター再発。演奏には、The Wailersの中心人物、Aston “Family Man” BarrettとCarlton Barrettがリズム隊として参加し、重心の低いベースと跳ねるドラムが生み出す80年代初頭ジャマイカの王道ルーツ・グルーヴが全編を貫く。ミックスはDennis Bovellがパリで担当しており、透明感のある音像と深い空気感が、Mundellのスピリチュアルな歌声をより際立たせている。ラスタの精神性と社会的メッセージが込められた楽曲が並び、彼の成熟した表現力が静かに、強く響く。1983年に悲劇的な最期を迎える直前の録音という背景もあり、遺作的な重みと深い祈りが同居する一枚。
RSD2026限定盤!ジャマイカのシンガー/プロデューサーEnos McLeodが1983年に〈Soul Beat〉に残した、知る人ぞ知るレア・ルーツ名盤『Moods Of A Genius』が初の正規アナログ復刻。録音はJoe Gibbs Studioで、バックを固めるのはSly & Robbie、Chinna Smith、Winston Wrightら、80年代初頭のジャマイカを代表する豪華セッション陣。深く沈むワン・ドロップ、湿度を帯びたオルガン、そしてMcLeodの素朴で温かい歌声が重なり、ルーツからアーリーダンスホールへ移行する時代の空気がそのまま刻まれている。「Wicked Babylon」「Hijacking」などの社会的メッセージを含む曲から、「I Will Forgive You」「I'm Just A Man」のような人間味あふれるメロウ・チューンまで、生活感とスピリチュアリティが同居する独特のムードが魅力。素朴なメロディと豪華な演奏陣の対比がなんとも言えない魅力を醸し出す、唯一無二のアルバム。
ブラック・アーク黄金期の1977〜79年に制作された長尺ディスコミックス6曲を公式にまとめた〈Studio 16〉の人気シリーズ第5弾『Disco Devil Vol. 5 (6 More Classic Discomixes From The Black Ark Studio 1977–9) 』。Lee “Scratch” Perryが最も創造性と狂気を爆発させていた時期のブラック・アークの魔術的サウンドをそのまま封じ込めた決定的コンピ。オリジナル12インチが入手困難な音源を中心に、7インチ音源から再構築した特別編集版も含む貴重な内容。収録曲には Junior Murvin「Cross Over」「Memories」、Twin Roots「Know Love」、Watty Burnett「Rainy Night In Portland」など、Black Arkを象徴する名演が揃う。煙のように立ち上るエコー、ざらついた質感、湿度を帯びた残響が絡み合い、スタジオそのものが呼吸しているかのような独特の音響空間を生み出す。ブラック・アーク期の魔術を生々しく体験できるクラシック中のクラシック。
ブラック・アーク黄金期の1977〜79年に制作された長尺ディスコミックス6曲を公式にまとめた〈Studio 16〉の人気シリーズ第4弾『6 More Classic Discomixes From The Black Ark Studio 1977–9』。Lee “Scratch” Perryが最も創造性と狂気を爆発させていた時期のブラック・アークの魔術的サウンドをそのまま封じ込めた決定的コンピ。オリジナル12インチが入手困難な音源を中心に、7インチ音源から再構築した特別編集版も含む貴重な内容。収録曲には Augustus Pablo「Vibrate Onn」、Junior Murvin「Tedious」、Raphael Green & Dr. Alimantado「Rasta Train」など、Black Arkを象徴する名演がずらり。湿煙のように立ち上るエコー、ざらついた質感、湿度を帯びた残響が絡み合い、スタジオそのものが呼吸しているかのような独特の音響空間を生み出す。シリーズの中でも特に濃度の高い巻として評価される一枚で、ブラック・アーク期の魔術が濃密に味わえるクラシック中のクラシック。
1950〜60年代初頭のジャマイカ音楽の原風景を掘り起こす、〈Death Is Not The End〉によるカセット限定、デジタル非公開の秘蔵音源コンピレーション。スカやロックステディ以前の、ジャマイカ音楽が生まれつつある瞬間の空気をそのまま閉じ込めたような作品で、ジャマイカン・ドゥーワップの甘さ、メントの素朴さ、ナイヤビンギのスピリチュアルなリズム。これらが混ざり合った、柔らかくて古風な音の世界。ノスタルジックでメロウ、そしてどこかスピリチュアルな響きが魅力的な一本。
ジャマイカン・オルガンの魔術師Jackie Mittooが、カナダ移住後の1978年に残した激レア盤『The Money Makers』。オリジナルは自主レーベルからの極少流通で、長らく幻の名盤としてコレクターの間で高値で取引されてきた逸品が待望のリイシュー。本作は、代表作『Macka Fat』と地続きのサウンドを持ちながら、よりメロウで深みのあるルーツ・グルーヴで、太く温かいオルガンの響きが、重心の低いベースラインと絡み合い、ジャマイカとカナダの空気が混ざり合うような独特のムードを生み出している。「Henry The Great」のリズムを別アレンジで再構築した「Casa Nova」、その他にも「Gimme Little Sunshine」「Madagascar」など、Mittooのメロディセンスと鍵盤の歌心が存分に味わえる名曲が並ぶ。
1950年代から活動するジャマイカの名門バンドで、スカを世界に広めた立役者のひとつとして知られるByron Lee & The Dragonaires。彼らの1960年代前半にリリースされた代表作で、スカ黄金期の明るさ・軽快さ・ダンス性をそのままパッケージした名盤『Plays Jamaica Ska』。軽快でダンサブルなスカ・ビートがひたすら楽しく、身体が自然に動く。メロディはわかりやすく、ポップでキャッチー、ホーンのハーモニーも美しく、アンサンブルはタイト。当時のジャマイカで流行していたスカを、より洗練されたアレンジと演奏力でまとめ上げ、海外に向けてジャマイカの音楽を紹介する役割も果たしたとされる重要作。60年代ジャマイカの祝祭感が詰まった一枚。
ジャマイカのギター巨匠Ernest Ranglinによる1964年のジャズ・トリオ作品で、ジャズ即興とアフロ・カリブのリズムが融合した名盤『Wranglin'』が〈Sowing Records〉により高音質リマスター再発。Ernest Ranglinは、スカ、ロックステディ、レゲエの礎を築いたギタリストとして知られるが、本作ではジャズ・ギタリストとしての技巧と懐の深さが際立つ。スウィンギーで流麗な演奏に、ジャマイカ特有のリズム感が溶け合い、アフロ・カリブの風を感じる独自のジャズ・スタイルを確立。古いライブ録音ながら驚くほどクリアな音質で、ジャズの洗練とジャマイカの魂が交差する珠玉の一枚として、時代を超えて愛され続けている。
オリジナルは1978年に〈High Note〉よりリリースされたThe Revolutionariesの代表作のひとつ『Dub Expression』。録音はデューク・リードの甥であり、後に数々の名作を手がけることになる名エンジニア、エロル・ブラウンが担当。舞台はトレジャー・アイル・スタジオで、マーシャ・グリフィス、ジョン・ホルト、デニス・ブラウンらの楽曲をベースに、ダブ仕様に再構築したものが収められている。屋台骨を支えるのは、スライ・ダンバーの鋭いドラミングで、揺るぎないビートに導かれ、70年代末のジャマイカの緊張感と高揚感がそのまま刻み込まれている。本作が歌い手ではなくバンド名義で出されたのは、プロデューサーのソニア・ポッティンジャーの判断によるもので、個々のシンガーを超えて、チャンネル・ワンのハウス・バンドとして黄金期のサウンドを象徴していたバンドそのものが前面に打ち出されている。その結果、生み出されたものは重量感あふれる、濁りのないダブの真髄。ダブというジャンルの中でも屈指の完成度を誇る一枚となっている。

オリジナルは1978年リリースの、Ras AllahことPrince Allaのアルバム『Heaven Is My Roof』。Tappa Zukieがプロデュースを手がけ、Black Ark、にて録音、ミックスはKing Tubby’s。演奏にはSly Dunbar、Robbie Shakespeare、Earl Chinna Smith、Bingy Bunny、Tony Chin、Ansel Collins、Gladstone Anderson、Deadly Headley、Bobby Ellis、Don Drummond Jr.、Scully、Sky Juiceらが参加し、70年代ジャマイカの名手が一堂に会した作品として知られる。深く沈み込むようなルーツの空気と、Black Ark録音特有の揺らぐ残響が重なり、Prince Allaの声が祈りのように浮かび上がる音像が印象的で、楽曲ごとに異なるミュージシャンの演奏が有機的に絡み合いながら独自の流れを形づくっている。
Willie Williamsが1979年に発表したルーツ・レゲエの7インチ。ミディアム・テンポの重心の低いリディムに乗せてストレートなメッセージを歌う力強い内容が印象的で、A面に同曲、B面にTheDrumStreetCrewによるインスト・ヴァージョンを収録。当時の素朴で芯の強い演奏とWilliamsの落ち着いたヴォーカルがそのまま刻まれた一枚。
Augustus Pabloが1990年代に自身のレーベル〈Rockers International Records〉から発表した後期代表作で、パブロが晩年に追求した霊性・ラスタ思想・ダブの音響哲学が最も明確に刻まれたアルバム『King Selassie I Calling』。70年代のロッカーズ黄金期の鋭いメロディカ・リフとは異なり、本作のパブロは 祈りのようにゆっくりと立ち上がる旋律を中心に据え、深い残響と空間処理を施したダブ・ミックスで楽曲全体を儀式の場のように構築している。90年代パブロ作品特有の、奥行きのある低音と透明感のあるメロディカが際立つ逸品。
