MUSIC
6835 products
Natural Information SocietyとEvan Parkerによる2019年ロンドンCafe Otoでのライブを収めたアルバム『descension (Out of Our Constrictions)』。Natural Information Societyが北アフリカの伝統楽器ゲンブリを中心に、ドローンとグルーヴを融合した瞑想的な音楽を展開する中、Evan Parkerによる循環呼吸による持続的なサックス演奏が響く。Lisa Alvaradoのハーモニウムとエフェクト、Jason Steinのバスクラリネット、Mikel Patrick Averyのドラムが、有機的かつ多層的な音空間を構築し、反復するリズムと即興の爆発が交錯する、トランス状態を誘発するような音響となっている。
1977年に自主制作でわずか500枚のみプレスされた、日本フリージャズ史の最重要記録がついに正規再発。梅津和時、原田依幸、森順治、菊池隆という後の生活向上委員会オーケストラへつながる面々が、八王子「Alone」を拠点に活動していた時期の白熱したライブをそのまま封じ込めた一枚で、複数のアルトがぶつかり合いながらも不思議な統一感を生み、原田のピアノは旋律と打楽器の境界を彷徨い、菊池のドラムは時間を刻むのではなく場そのものを揺らす。破壊的なフリーインプロヴィゼーションと、どこか歌心のあるフレーズが自然に共存し、70年代の日本フリージャズ特有の開放感と実験精神が鮮やかに立ち上がる。都心から離れた八王子で育まれたDIY精神と、当時の現場の熱量がそのまま刻まれた、唯一無二のライブ・ドキュメント。

スウェーデン出身のサックス奏者Mats Gustafsson、ドイツの電子音楽デュオMouse on Marsの片割れJan St. Werner、スウェーデンのベーシストJohan Berthlingの3名によるユニットIFANAMEによる、あまりに自由なデビュー作。3人は空間そのものを演奏に巻き込むという独特の感覚を共有していて、サックスの荒々しい息づかい、デジタル処理の細かな揺らぎ、ベースの複雑な動きが、瞬間ごとに形を変えながら絡み合っていく。音はしっかり掴めるのに、次の瞬間には霧のようにほどけてしまう不思議な手触りがあり、まとまったと思えばすぐに崩れ、また別の姿で立ち上がる。その連続がまるで会話のようで、緊張と遊び心が同時に走り続ける。個性がぶつかり合うことで生まれた、非常に生々しく、予測不能な一枚。
遂に初復刻!和ジャズ・コレクター垂涎の1枚! 金井英人(ベース)率いるビッグバンド17人編成による、オーケストラル・ジャズ演奏の可能性を追求した作品。
日本ジャズの牽引者であったベーシストであり、1960年代初期、高柳昌行、富樫雅彦らとともに「新世紀音楽研究所」を旗揚げ、独自の音楽を作るために注力し、日本における前衛のさきがけとなった金井英人率いるキングス・ロアーの初アルバム。
今作は金井英人や神田重陽のメンバー作だけでなく現代音楽やクラシック畑の芸大出身作曲家、水野修孝や七ツ矢博資の楽曲も収録した、正に「オリジナル」な作品。
オリジナル盤は滅多に市場にも出回らず、発売以来、CD化や配信もされていない激レア盤!
帯、レーベルも忠実に復刻。
カッティング・エンジニア:武沢茂(日本コロムビア)
<録音メンバー>
金井英人:リーダー、ベース
鈴木雅通、井口純夫、桧山裕彦、秋丸一二:トランペット
田部井弘太郎、高畑英雄、加藤岡新一、矢藤直次:トロンボーン
小林三郎、森剣治:アルト・サックス
久峨謙二、本橋武夫:テナー・サックス
清水英記:バリトン・サックス
門田光雄:ピアノ
神田重陽:ヴァイヴ、作・編曲
東田逸人:ドラムス
1969年12月3日録音
オリジナル発売:1969年
発売元:テイチクレコード SL-1312

坂本龍一が残した幻のファーストレコーディング作品『Disappointment–Hateruma』が、新たなライナーノーツを収録してCD化。
『Disappointment–Hateruma』は、東京藝術大学大学院に在籍中だった坂本龍一と、ピーター・ブルック・カンパニーの音楽監督として世界的に活躍したことでも有名なフリー・ジャズ系ドラマー土取利行とのデュオ作。当時アナログ限定500枚プレスの入手困難な激レア音源が、今回はHeba KadryによるリマスタリングとAndy Betaの新ライナーノーツ付きで待望の再発です!
デンマークのトランペッター Hugh Steinmetz と Franz Beckerlee らによる Contemporary Jazz Quintet が1967年に録音しながら未発表のまま眠っていた音源を初めて公式にまとめた『Action A B C E』。1965リリースの名盤『Action』の続編にあたる内容で、ヨーロッパ最初期のフリー・ジャズ、フリー・インプロヴィゼーションの生々しいエネルギーがそのまま刻まれている。鋭い集団即興、緊張感のあるアンサンブル、そして Steinmetz の爆発的なトランペットがぶつかり合う、1960年代北欧アヴァンギャルドの失われたピースとも言える歴史的発掘。
Alice Coltrane の精神世界と音楽的探求が最も強烈に結晶したスピリチュアル・ジャズの最高峰『Universal Consciousness』。Alice がインドを5週間旅した直後に録音された作品で、 ヒンドゥー思想・ラーガ的感覚・マントラ性が強く反映されており、『Journey in Satchidananda』の流れを継ぎつつ、よりアブストラクトで宇宙的な方向へ進んでいる。音楽的にも、本作で初めてWurlitzerオルガンを使用し、加えて4人のヴァイオリニストによるストリングスという異色の組み合わせが神秘的で浮遊感のある音響を作り出している。

1996年、南條麻人主宰の〈La Musica Records〉から、手作業で組まれた超限定カセットとしてひっそりと現れた Neanの唯一作『Doo Dah Nean』。長らく幻のアウトサイダー音源とされてきたこの作品が、〈Black Editions〉よりヴァイナル・リイシュー!Yui(ベース/エレクトロニクス)、Non(ドラム)、そしてNaoko(声)の3人によるトリオで、生み出す音楽はロリータ・サイケ、フリージャズ、ノイズ、即興が無邪気に混ざり合う、90年代日本アンダーグラウンドならではの混沌そのもの。歌とも語りともつかない囁き、呪文のようなフレーズ、息遣いのNaokoの声が中心にあり、無垢さと狂気が同居した、プロトASMR的な存在感が、音全体に奇妙な重力を与えている。Nonの酔ったようでシャーマニックなドラムと、Yuiの形を持たない低音、電子音が絡み合い、儀式的ですらある生々しさがある。ジャンルの外側で生まれた音が、偶然にも強烈な魅力を放ってしまった、日本アンダーグラウンドの深部に埋もれていた宝石。

フィラデルフィア出身のサックス奏者 Byard Lancaster が、スピリチュアル・ジャズの黄金期に残した最重要作のひとつ『Us』。アフロセントリックなリズム、自由度の高い即興、祈りのようなメロディが渦を巻き、70年代ブラック・ジャズの熱気と解放感をそのまま閉じ込めたようなアルバムがLPに加えて7インチも付属して再登場。アフリカン・パーカッション、反復するベースライン、祈りのようなサックス、集団としての音を重視したアンサンブルにはフリージャズの自由さと、ブラック・コミュニティの精神性が共存しており、スピリチュアル・ジャズの核心に触れる演奏と言える。70年代フィラデルフィアの熱気と土着性を凝縮したような、都市の雑多さと、アフロルーツのスピリチュアリティが混ざり合うローカル・ミュージシャンとの濃密なセッションが生々しく記録されている。
国籍も背景も異なるMola Sylla(声/伝統弦楽器)、Oscar Jan Hoogland(クラヴィコード)、Frank Rosaly(ドラム)という異色のトリオによる、伝統と実験の境界を越えて作り上げたジャンル不定形のインプロヴィゼーション作品『Mother Tongue』。セネガルのグリオ音楽、アムステルダムの実験的インプロ、シカゴ系フリージャズのドラミング、ノイズ的なアプローチが衝突しながらも有機的に融合。牧歌的な声と弦、クラヴィコードの奇妙な響き、フリージャズ的ドラムが絡み合い、世界のどこにもない新しい民族音楽のような響きは、緊張感がありながらもどこか祝祭的。
トランペッターHannibal Marvin Petersonが率いる Sunrise Orchestraによる、戦争と祈り、怒りと希望をテーマにした1974年の組曲形式の壮大なスピリチュアル・ジャズ大作『Children Of The Fire』。Richard Davis、Billy Hart、Diedre Murrayら精鋭が参加し、ストリングスとホーンが重層的に響くアレンジは圧倒的なスケールで、柔らかな光を思わせる「Forest Sunrise」から、戦火の悲劇を描く「The Bombing」、魂の解放を象徴する「The Ascending of the Soul」へと続く流れは、まるで精神世界を旅するような深いドラマ性を帯びている。自主レーベル〈Sunrise〉から発表され、長らく幻の存在だったスピリチュアル・ジャズ史に刻まれる重要作が待望の再発。
Julius Hemphill による、フリージャズの自由さとブルースの土臭さ、そしてミニマルな反復が独特に絡み合う、1970年代前衛ジャズの中でもひときわ異彩を放つ作品『Dogon A.D.』。Abdul Wadud によるチェロが中心的役割を果たし、チェロがグルーヴを作るという異例の編成が強烈な個性を生んでおり、チェロの反復リフの上でアルトサックスが鋭く乾いた音色で叫び、語る。混沌と構造が絶妙なバランスで共存し、アフリカ的なリズム感とアメリカ南部のブルースの感触が同時に立ち上がる。荒々しいのに洗練され、自由なのにどこか必然性がある、前衛ジャズの永遠の名盤。
Spiritual Jazz Holy Grail! Noah Howardによる、フリージャズの荒々しいエネルギーと、アフリカ的な霊性が強く結びついた、1970年代スピリチュアル・ジャズの中でも特に濃密な一枚『The Black Ark』。アルトサックスは叫び、祈り、うねりながら、パーカッションの儀式的な反復と絡み合い、演奏全体がひとつの場として渦を巻くように展開していく。混沌としているのに、どこか神聖な気配が漂い、破壊と再生が同時に起きているような感覚がある。集団即興の密度は高く、音は自由に飛び交いながらも、深い精神性によってひとつの方向へと収束していく。激しさの中に祈りが宿り、混沌の奥に静けさが潜む生々しく強烈な作品。

エルメート・パスコアルのバックバンドも務めていた、ブラジルのアヴァンギャルド・ジャズ〜フュージョン・グループ、Grupo Umが1977年に残した、実験精神とリズムの狂気が渦巻くデビュー作『Nineteen Seventy Seven』。MPBやサンバの文脈とはまったく異なる、フリージャズ、電子音楽の萌芽、ミニマル・ミュージック、ブラジル固有のポリリズムが混ざり合ったブラジルのアンダーグラウンドを象徴するアルバムで、軍事政権下の抑圧と、そこから生まれる反骨精神とサンパウロのアートシーンの混沌が生んだ、狂気と知性が同居する実験的ジャズの名盤。サンバやボサノヴァとはまったく違う、もうひとつのブラジル音楽。
Amiri Barakaの詩である「It's Nation Time」からインスパイアされた大傑作が復刻!Evan ParkerやKen Vandermark、Pauline OliverosのDeep Listening Bandなど数々の名プレイヤー達と演奏してきたフロリダ出身のマルチ・ジャズ・プレイヤー、Joe McPhee(ジョー・マクフィー)の1971年代表作が、世界各地の多様な形のアヴァンギャルドや歴史的音源を現代へと提示する孤高のレーベル、Superior Viaductから堂々再発リリース!Mike Kull (piano)、Tyrone Crabb (bass)、Bruce Thompson (percussion)、Ernest Bostic (percussion)らが参加した歴史的ファースト・アルバム。ニューヨーク・ポキプシーのクリエイティヴなジャズ・シーンの名場面を切り取った、ラフでファンキーなスピリチュアル・グルーヴ、そして、パンキッシュなインプロヴィゼーション・サウンドは50年近く経った今聴いても新鮮に聞こえます。デビュー作にして既に孤高の領域へと達した一枚。両面印刷のインサートに貴重な写真と新たなライナーノーツが付属。

1970年代後半、ドイツの小さな町で独自に育まれたスピリチュアル・ジャズ・カルテット、Green Cosmos。Coltraneの精神性やインド古典音楽、自由即興の影響を受けながら、外部のシーンに頼らず自らの内側を掘り下げてきた彼らが、より開かれた領域へ踏み出した時期の未発表だった録音集『Morgenmusiken』。沈黙や短い瞑想から始まるライブ・コンポジションは、音が自然に立ち上がる瞬間をそのまま封じ込め、メンバー同士の呼吸はまるでテレパシーのように結びつく。本作ではシタール奏者Narayan Govandeが加わり、アンサンブルはさらに深い静けさと広がりを獲得している。余白や沈黙が積極的に使われ、音は決して過剰にならず、ひとつの音が持つ重みを信じるように配置されていく。自由でありながら抑制があり、緊張と解放がゆっくりと呼吸し、時間の流れを解き、意識を静かに拡張していくような、深い集中を促す音楽。
Charles Tyler Ensembleによる、1974年にフィンランドで録音の、アメリカのスピリチュアルな即興性と北欧の静謐な空気が交差する独特の音世界を刻み込んだ異色のフリージャズ作品『Voyage From Jericho』。Albert Ayler周辺で活動したサックス奏者Charles Tylerが、ヘルシンキ滞在中に現地ミュージシャンと組んで制作した本作は、荒々しい祈りのようなサックスと、北欧らしい透明感を帯びたリズム隊がぶつかり合いながらも不思議な調和を生み出している。長尺の即興が中心となる構成は、旅というタイトルにふさわしく、音が絶えず形を変えながら流れていく。熱量と静けさが同時に存在する、70年代フリージャズの中でも特にユニークな一枚。

Albert Ayler と Don Cherry による、1964年にコペンハーゲンで録音されたフリー・ジャズの歴史的名盤『Vibrations』。Ayler の霊的で荒々しいサックスと、Cherry の鋭いコルネットがぶつかり合いながらも奇跡的な調和を生み出し、Peacock と Murray のリズム隊がその混沌を支える。フリー・ジャズの核心がもっとも純度高く刻まれた録音のひとつ。
巨匠アルバート・アイラーとドン・チェリーによる歴史的ライブ録音を収めた4LPボックスセット『Europe 1964』。1964年秋のヨーロッパ・ツアーを記録した貴重な音源で、これまでCDやデジタルで流通していたものが初めてのヴァイバル化。自由奔放でありながら強烈な推進力を持ったリズムセクションの上でアイラーの咆哮のようなサックスと、チェリーの鋭いコルネットが対話。全体の印象は霊的・儀式的な雰囲気を帯びている。60年以上経った今でも鮮烈に響く、フリージャズの精髄。全曲リマスター済みで、ブライアン・モートンによるライナーノーツを収録したブックレットも付属。
フィラデルフィアのアンサンブル Sounds of Liberation の中心人物としても知られるヴィブラフォン奏者 Khan Jamal が1974年にリリースしたスピリチュアル・ジャズの名作『Give The Vibes Some』が〈Souffle Continu Records〉より再発!ヴィブラフォンとマリンバによる浮遊感ある響きと、ドラムとトランペットを交えた自由度の高い即興が共存。フランスの音楽家 Jef Gilson が主宰したPalm Recordsのスタジオで録音、Gilsonはヨーロッパのアヴァン・ジャズシーンを牽引した人物であり、その美学が作品にも反映されている。スピリチュアルな雰囲気と、フリージャズ的な開放感を兼ね備えた名盤。

エストニアを代表するジャズ・ピアニストで、クラシックからジャズ、フュージョンまで幅広いお活動で知られるTõnu Naissoo率いるクインテットによるアルバムで、2024年にタリンで行われた即興セッションを収録した作品『Naissoo Freeform Quintet』。バスクラリネット、ローズピアノ、Moog Source、ARP Odysseyなどを駆使し、アコースティックとエレクトロニックの融合を実現。ダイナミックでパーカッシブなリズムセクションが生み出すファンク的なグルーヴ、フリージャズの冒険心、そしてサイケデリック時代へのノスタルジアを併せ持ったジャズ・ファンクの傑作!

レバノンのデュオPRAED率いる16人編成のPRAED Orchestra!による、エジプトのシャアビー音楽とフリージャズを融合させた壮大な実験的アンサンブル作『The Dictionary of Lost Meanings』。Alan Bishop(Sun City Girls)、Maurice Louca、Sam Shalabi、Elisabeth Klinckらも参加する国際的なアンサンブルによる、アラブ音楽の祝祭性とフリージャズの混沌が交錯する、予測不能で濃密な音響世界!
1966年に録音されたArchie Sheppの代表的アルバムのひとつ『Mama Too Tight』が〈Endless Happiness〉より登場。マーチングバンド風のアレンジとユーモラスな音色が特徴的で、即興演奏の緊張感と洗練された構成が融合している。特にタイトル曲「Mama Too Tight」は、都会的なリズムとソウルフルなグルーヴが際立つ名演。Grachan Moncur III(トロンボーン)、Charlie Haden(ベース)、Howard Johnson(チューバ)など、前衛ジャズの精鋭たちも集結。
