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南条麻人、Acid Mothers Templeの河端一、Ruinsの吉田達也という日本アンダーグラウンドを象徴する3名が1997年に残した幻のセッションが、ついに初の正式LPとして復活。Mainlinerの轟音ヘヴィ・サイケと、Musica Transonicの即興性/破壊的エネルギーが真正面からぶつかり合う記録で、さらなるサイケデリックの深淵へと突き進む姿を捉えている。河端のギターは暴れ、南条のベースは地鳴りのように唸り、吉田のドラムが空間を切り裂く。10分超の重量級トリップ「Solid Static」を筆頭に、ノイズ、サイケ、フリージャズが溶け合う、90年代ジャパニーズ・サイケ特有の濃さに満ちた内容でありながら、今の音としても聴ける鮮度を持つ、日本サイケ、ノイズ史の重要断片。
Peter Brötzmann、Sonny Sharrock、Bill Laswell、Ronald Shannon Jacksonによる、欧米のフリージャズ、インダストリアル、ノイズ・ロックシーンが文字通り衝突して生まれた伝説のドリーム・カルテットLast Exitが1988年に残した唯一のスタジオ録音作『Iron Path』。ライブでの爆発的な即興をそのまま密閉空間に封じ込めたような歴史的アルバム。Sharrockのギターは火花を散らし、Brötzmannのサックスは金属の悲鳴のように荒れ狂う。Laswellの重低音が混沌に重力を与え、Shannon Jacksonのポリリズムが全体を推進する。NY・BC StudioでMartin Bisiが録音したサウンドは、4人の暴力的なエネルギーを制御されたカオスとして結晶化させ、ライブとは異なる構築性と密度を生み出している。


1965年5月1日、NYタウンホールでのライブを収めた、フリージャズ史の象徴的作品。わずか20分の演奏ながら、Donald Ayler (tp)、Charles Tyler (as)、Lewis Worrell (b)、Sonny Murray (ds)と共に、Albert Aylerの音楽の核心がむき出しになった圧倒的な記録で、特有の単純明快なマーチングやフォークソング的なメロディが、瞬時にフリーな咆哮へと解体されるカタルシスに溢れている。洗練された芸術としての音楽ではなく、その存在を懸けて発する生々しい振動。

LAのトリオ Human Error Club と、アンダーグラウンド・ヒップホップ界の重鎮であるKenny Segal が組んだコラボ作品。Diego Gaeta(鍵盤)、Jesse Justice(鍵盤)、Mekala Session(ドラム)という変則編成のバンドが、Segal の自宅スタジオで自由にセッションした音を、Segal が編集・プロデュースしてアルバムに仕上げている。ベースが不在という制約を逆手に取ったこのトリオは、ジャズ、ビートメイキング、フリーなアフロ・アメリカン音楽といった多様な背景を持つメンバーが、即興を軸に探求的なサウンドを生み出しており、シンセやローズピアノの厚いサウンドに、生々しいドラムが絡み、Segal の機材や耳で磨かれた音響処理が加わっている。さらに billy woods や Moor Mother、ELUCID、Pink Siifu といったラッパーたちがゲスト参加し、バンドのサウンドに言葉の力を注いでいる。即興の勢いをそのまま封じ込めつつ、編集によって作品としてのまとまりを持たせた本作は、ジャズの柔軟さとヒップホップの強度が交差する、今のLAとNYのアンダーグラウンドを象徴するような一枚になっている。

限定200部オレンジ・カラーヴァイナル仕様。徹底したアヒンサーを提唱実践、「ノイズ」の枠を超越したオルタナティヴな表現を試み続けるジャパノイズ伝説、Merzbow。1999年に〈Alien 8 Recordings〉からCDオンリーで発表した大人気作『Door Open At 8 AM』が初のアナログ/カセット化!自身のホーム・スタジオである〈Bedroom, Tokyo〉にて、EMS VCS3にEMS Synthi 'A'、Moog Rogue、テルミンなどを用い、1998年4月から5月にかけて録音されたキャリア重要作!Merzbowの最も冒険的な作品の一角である『Aqua Necromancer』と同時期に録音された作品であり、自身の敬愛するフリージャズ・ミュージシャンへのオマージュが込められたもので、トニー・ウィリアムスやジョン・コルトレーンのサンプリングも行っています。フリージャズのスピリットと破格のエネルギーを湛えた壮絶なパワエレ作品。〈Munemihouse〉にて2020年リマスタリング&自身の手による新装アートワーク仕様。ボーナス・トラックを追加収録。
ジョン・コルトレーンの命脈へと連なるスピリチュアル・ジャズの生ける伝説Pharaoh Sandersが67年に〈Impulse!〉から発表した最初のリーダー作である『Tauhid』がアナログ・リイシュー!17分にも及ぶアフリカ回帰な大曲”Upper Egypt & Lower Egypt”、コルトレーンに同行した1966年日本公演の翌年ということもあり、日本を題材にした”Japan”などを始めとした最高のパフォーマンスを収録。
ジョン・コルトレーンの命脈へと連なるスピリチュアル・ジャズの生ける伝説Pharaoh Sandersが69年に〈Impulse!〉から発表した傑作『Jewels Of Thought』がヴァイナル再発。スピリチュアル・ジャズファンのみならず、ニューエイジ~アンビエント系のリスナーにも大推薦。

1983年5月27日、東京・増上寺ホールで、1960年代から日本のフリージャズ界を牽引してきたドラマー富樫雅彦とギタリスト高柳昌行が共演し、録音した前衛的即興の極めてユニークなセット『Pulsation』が、セキトオ・シゲオやCosmos Factory、Piero Umilianiなどのエッセンシャルな作品を掘り起こしてきた〈Holy Basil Records〉より史上初アナログ再発。激レアなオリジナル盤は〈キング・レコード〉傘下の本邦の名門ジャズ・レーベル〈Paddle Wheel〉より1983年にリリースされていた希少作品。純粋な音と空間をテーマに、静寂を多用し、刻々と変化するダイナミクスと神秘的な音楽的論理で展開されていく珠玉の傑作!
現在も高い人気を誇るファラオ・サンダースなどに代表されるスピリチュアル・ジャズの原点で あるジャズ界の巨人、ジョン・コルトレーンの妻にして自ら奏でるピアノ、ハープを駆使した数々の名作を残すアリス・コルトレーン。若いクラブ・ミュージック・ファンにはフライング・ロータスの叔母としても知られる彼女の6枚目のソロアルバムであり、72年に〈Impulse!〉から発表された傑作『World Galaxy』がアナログ再発!71年11月にニューヨークで録音された作品。言わずとしれたアリス・コルトレーン作品として、極めて前衛的な要素が際立った、メロウで美しい作品。シンフォニックな側面も鮮やかで美しく、ドラマティックに楽曲を駆動させる、名盤と呼ぶに相応しい一枚です。
Cecil McBee、Roy Haynes、Lonnie Liston Smithらも参加!ジョン・コルトレーンやサン・ラーの命脈へと連なるスピリチュアル・ジャズの生ける伝説であるPharaoh Sandersが1971年に〈Impulse!〉から発表した珠玉の傑作『Thembi』の〈Audio Clarity〉からの23年度リイシュー盤。スピリチュアル影響下なアンビエント・フィーリングも携えたグレートな実験的なジャズ・アルバム!
オーネット・コールマンが1961年に録音した7作目のアルバムであり、彼のカルテット名義としては2作目となる『Ornette!』が〈PLAYTIME RECORDS〉よりリイシュー!本作は、メロディの革新と自由即興という彼の音楽の核心を結びつける作品で、特にメロディの革新に重点を置きながらも、独自の即興性を取り入れている。また、本作はドン・チェリー(ポケット・トランペット)、エド・ブラックウェル(ドラム)、スコット・ラファロ(ベース)との卓越したアンサンブルによって支えられており、特にラファロのアルバムの冒頭を飾る「W.R.U.」終盤のダイナミックなソロを筆頭に、冒険的で大胆なベース・ワークはさすがの一言!発表当初は他の代表作ほど注目されなかったが、次第に評価が高まり、現在では、コールマンの芸術的進化を示す重要な作品として、カルト的な人気を誇るアルバムとなっている。
ジャズ音楽史に刻む20世紀のジャズ巨人の一人、ジョン・コルトレーン(1926-1967)が神に捧げた全4楽章からなる組曲の名作『至上の愛』。
John Coltraneの妻であり、Flying Lotusの叔母、そして、インド音楽からヒンドゥー哲学まで実践し、真理の探求者であったAlice Coltrane(1937–2007)。亡き夫の残した大きな遺産を乗り越えるべく録音したデビュー・アルバム『A Monastic Trio』へと続き、デビューから1年後、夫の死から2年後にあたる1969年半ばにレコーディングした2枚目のリーダー作『Huntington Ashram Monastery』がアナログ復刻。本作では、アリス・コルトレーンがピアノとハープを演奏し、ベースではロン・カーター、パーカッションではラシッド・アリという豪華面々がバックを担当。音楽的には、以前よりも少しリラックスした雰囲気となり、演奏は程よい密度で緩やかなものへと変化しています。冒頭のタイトル曲はその良い例で、カーターが深いグルーヴを作り、アリがすべてをフレームに収め、コルトレーンはハープで驚くほど軽快に演奏。スピリチュアルかつ東洋思想かつ大変素晴らしいトリオ作!
1961年リリースの、オーネット・コールマンの問題作にして金字塔『Free Jazz』。左右にそれぞれ別のカルテットを配置したダブル・カルテット編成で録音され、37分に及ぶ完全即興の集団演奏をA/B面に分割して収めた、ジャズ史でも類を見ない作品。左チャンネルにはコールマン、ドン・チェリー、スコット・ラファロ、ビリー・ヒギンズ。右チャンネルにはエリック・ドルフィー、フレディ・ハバード、チャーリー・ヘイデン、エド・ブラックウェル。二つのバンドが同時に演奏することで生まれる、音が渦を巻きながら広がる立体的なサウンドで、後のコルトレーン『Ascension』など、前衛ジャズの流れを決定づけた。フリー・ジャズというジャンル名の語源となった、ジャズの枠組みを根底から揺さぶった歴史的名盤。

ニューヨーク前衛シーンを牽引してきたドラマーWilliam Hookerが、ギタリストのJohn Kingとともに2024年の中国・深圳B10 Festivalで行った完全即興ライブを収めた『Convergence: Live in China』。サウンドボード直録りによる音像は驚くほど生々しく、フッカーの爆発的なドラミングと、John Kingのノイズからドローンへと自在に行き来するギターがその場で形作られていく音の場として迫ってくる。激しさと静寂が交互に訪れるダイナミクス、観客の緊張感までも伝わる空気感は、まさにライブでしか生まれない瞬間の連続。70代を超えてなお、凄まじいエネルギーを放つ彼のフッカーのフリーな精神が、John Kingの変幻自在なギターと衝突し合う様は、フリージャズ、アヴァンギャルド、即興音楽の核心そのもので、フッカーの現在進行形の創造性に触れられる一枚。

ニューヨーク前衛シーンを牽引してきたドラマーWilliam Hookerが、ギタリストのJohn Kingとともに2024年の中国・深圳B10 Festivalで行った完全即興ライブを収めた『Convergence: Live in China』。サウンドボード直録りによる音像は驚くほど生々しく、フッカーの爆発的なドラミングと、John Kingのノイズからドローンへと自在に行き来するギターがその場で形作られていく音の場として迫ってくる。激しさと静寂が交互に訪れるダイナミクス、観客の緊張感までも伝わる空気感は、まさにライブでしか生まれない瞬間の連続。70代を超えてなお、凄まじいエネルギーを放つ彼のフッカーのフリーな精神が、John Kingの変幻自在なギターと衝突し合う様は、フリージャズ、アヴァンギャルド、即興音楽の核心そのもので、フッカーの現在進行形の創造性に触れられる一枚。
5月7日出荷。ブリュッセルを拠点に活動する若いフランス人メンバーによるスピリチュアル・ジャズ・バンドOla TunjiのデビューLP。Bandcampで話題を呼んだデジタルEPを、ベルギーの名門〈W.E.R.F.〉がアナログ化した一枚で、コルトレーン、ファラオ・サンダース、アイラーの系譜を現代に継ぐ、祈りと爆発力が共存するサウンド。24歳のサックス奏者Ornella Nouletを中心に、トランペット、ギター、ピアノ、ダブルベース、ドラムが一体となって立ち上げるアンサンブルは、若さの熱量とスピリチュアルな集中力が同居。瞑想的なモード演奏から、フリー・ジャズ的なエネルギーの噴出まで、曲ごとに異なるムードを持ち、特に「Sun Meditation」や「Realisation」は、集団即興がひとつの意識に収束していくようなトランス感が圧巻。ブリュッセルの屋根裏から立ち上がる、スピリチュアルジャズへの現代からの返答のような一枚。

坂本龍一が残した幻のファーストレコーディング作品『Disappointment–Hateruma』が、新たなライナーノーツを収録して初めての再発アナログ化。
『Disappointment–Hateruma』は、東京藝術大学大学院に在籍中だった坂本龍一と、ピーター・ブルック・カンパニーの音楽監督として世界的に活躍したことでも有名なフリー・ジャズ系ドラマー土取利行とのデュオ作。当時アナログ限定500枚プレスの入手困難な激レア音源が、今回はHeba KadryによるリマスタリングとAndy Betaの新ライナーノーツ付きで待望の初アナログ再発です!

徹底したアヒンサーを提唱実践、「ノイズ」の枠を超越したオルタナティヴな表現を試み続けるジャパノイズ伝説、Merzbowに、Mats Gustafsson、Balázs Pándiというフリー・ジャズ界の巨星たちを加えた伝説的なトリオの最新作『CUTS CUT』。長年のコラボレーションが到達した、ノイズ×フリージャズの極限的インプロ作品。ノイズとフリージャズの境界が完全に溶解する45分の巨大な即興の塊。

フィラデルフィアのアンサンブル Sounds of Liberation の中心人物としても知られるヴィブラフォン奏者 Khan Jamal が1974年にリリースしたスピリチュアル・ジャズの名作『Give The Vibes Some』が〈Souffle Continu Records〉より再発!ヴィブラフォンとマリンバによる浮遊感ある響きと、ドラムとトランペットを交えた自由度の高い即興が共存。フランスの音楽家 Jef Gilson が主宰したPalm Recordsのスタジオで録音、Gilsonはヨーロッパのアヴァン・ジャズシーンを牽引した人物であり、その美学が作品にも反映されている。スピリチュアルな雰囲気と、フリージャズ的な開放感を兼ね備えた名盤。
