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Roland P. Young -  Isophonic Boogie Woogie (LP)
Roland P. Young - Isophonic Boogie Woogie (LP)Em Records
¥2,600
「アフロのスティーヴ・ライヒ」と評されたローランド P. ヤングの1980年ソロ・デビュー・アルバム。70年代末期のサンフランシスコで自主制作された特異なアンビエント・フリージャズ作品であり、怒りと祈りの果てに生まれたスピリチュアル・メディテーション・ミュージック。エム・レコードのロングセラー。

ネイティブ・インディアンとアフリカン・アメリカンとユダヤ系の血を持つローランド P. ヤングは、70年代バークレーのアンダーグラウンドFM局でDJをつとめ、一時、ブラックパンサー党も支持した極左ミュージシャンで、スピリチュアル・ジャズ・トリオ《インフィニート・サウンド》のリーダーとして活動してLPも発表。ラジオでの革命煽動的な言動が問題となりFM局から解雇されたことを期に、制作に打ち込んで発表したのがこの1stソロ・アルバム『アイソフォニック・ブギ・ウギ』(1980年)である。電子変調したカリンバとクラリネットとヴォイスの演奏には40年を経ても衰えることのない強烈な力が宿っており、現在まで一貫しているヤングのトレードマークである「アイソフォニック音楽」の原点を聞かせる。彼の言によれば、本作は彼がミュージシャンとして目覚めて以来の、エレクトロニック/アコースティック、アンビエンス、ジャズとの道のり、室内楽、ミニマリズム、ワールド・ミュージック、それらの出会いの総合体であり、トリップを促す冥想の作品として今も説得力を持って迫る。
YPY - ズリレズム (2LP)
YPY - ズリレズム (2LP)Em Records
¥2,750
先日、作曲家としての大作「Virginal Variations」の東京初演を成功させ、内外からいよいよ注目を集める日野浩志郎。彼のソロ・ユニットYPYの世界流通アルバムが遂に発表される。誰もが認める2010sの才能、日野はクラブシーンから出現したトラックメイカー/音楽家だが、その腰の低さと反比例するような強力な作家性ゆえ、地下の箱に収まろうはずも無く、噴出する創造パワーを押さえ込んでいる状態。そんな日々ライブと録音に明け暮れるYPYだが実はリリースが少なく本作の価値は相当に高い。このアルバムでは彼が率いるバンド、goatのストイックな姿勢とは異なる、初期衝動的かつ多面的なリズム探求を聞かせる。今回は盟友、行松陽介が選曲アドバイスし、こうした日野の衝動をアルバムに定着させた。圧縮された質量感のある音をもち、様式は電子音楽だが、アフリカの土着音楽のような、生き物のような妙な有機感をもつのがYPYの特徴のひとつで、それは音作りにカセットテープを用いていることにも関係している。なお、表題曲「ズリレズム」は偶然起こった機材トラブルを逆手にとった摩訶不思議な作品でYPYの初録音作!

「goat、bonanzasのブレインとして、ではなく、1人のトラックメイカーとしての日野浩志郎=YPYの初期衝動からの軌跡。しかし軌跡とは言っても、それは何処かへ一直線に向かっているわけではなく、その道筋は絶えずZUREて行く。なぜか。それは彼が絶えず試し続けているからだ。なぜ試し続けるのか。それはそこに潜む可能性を探るためである。ここには日野浩志郎のこれまでの断片が散りばめられている。そしてこれからの断片もまたポリリズミックにZUREて行くだろう。耳は心臓の音を聴いているか。John Cageは聴く事の可能性を問い続けた。可能性が僕たちを待っている。」
―行松陽介
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「一聴して、「ライヴハウスの音だ!」と思いました。いわゆるコード感やメロディはないし、ノイズでもないし、「響き」だけで聴かせる音楽でもないし、ダンスミュージックでもないのに親しみやすい音。身体的な音楽ってことなのかな。遊び心あふれる作品です。何も考えずにまず聴いてみるといいですよー。」―Phew
銅金裕司 / 藤枝守 - エコロジカル・プラントロン (LP)銅金裕司 / 藤枝守 - エコロジカル・プラントロン (LP)
銅金裕司 / 藤枝守 - エコロジカル・プラントロン (LP)Em Records
¥2,860
「植物からみた生きものたちのインターフェイス」。
植物の視点から我々の身体を包み込む生態系の連鎖を音によって体感させるラディカルなインスタレーション、 『エコロジカル・プラントロン』(1994 年)を再検証復刻。

バイオアーティストの銅金裕司が、植物と話し植物から話しかけてくる装置を目指し、90年代初頭に研究開発した画期的なシステムそれが「プラントロン」だ(※関連の博士号論文もある)。
植物(ラン)から生態電流を取り出して人間の知覚できる物理現象に変換するこの装置は、植物の知性をヒトが感得できるか探ることを第一義とし、物理現象じたいを興じるためのものではない。 『エコロジカル・プラントロン』はこの「プラントロン」を運用した初のインス タレーションの<音>の記録だ。

本作は銅金の「プラントロン」を作曲家の藤枝守がインスタレーション用のサウンド・システムに構築したもので、植物とヒト環境の往信で生まれた生態電流を電子音にプログラム変換、不定形かつ不規則な電子音の粒が放出される(※注)。
強引に例えればクセナキスやペンデレツキの図形楽譜曲にどこか似た雰囲気を想像できるかもしれない。生態電流といえば、ヒトの脳波を使ったローゼンブームやルシエらの実験音楽が思い出さ れるが、本作はヒト主体でなく植物ファースト、そもそも<音楽作品>として 提示されていないことを記しておきたい。

今回の復刻ではギャラリーで制作された自主盤音源をリマスターし、『エコロ ジカル・プラントロン』から派生した二つの作品「マングローブ・プラントロン」 と「ピアノラ・プラントロン」をボーナス・ディスクに収録した。初のLP版も発売となる。
本装置の1991年の実験公開以降、疑似・類似の試みがいまも出現しているが、そのオリジナルが「プラントロン」であったことは明記しておく。 解説には銅金の最新寄稿を掲載し、この実験と開発秘話、本作の意図を改めて 探る。

※注:藤枝は、ヒトが制御不能のこの音塊からある種の規則性を聞き出うとす る過程で現代音楽が置き去りにしてきた「メロディー」を再発見し、それを端緒に「植物文様」というシリーズを作曲し発表している。*視聴音源track3はCD版のみ収録
Compuma meets Haku - The Reconstruction of “Na Mele A Ka Haku” (12")
Compuma meets Haku - The Reconstruction of “Na Mele A Ka Haku” (12")Em Records
¥2,200
衝撃のCOMPUMA(松永耕一)初12インチ!!! 問題作『ハクの音楽』を再構築した、限りなくコンピューマ・オリジナルな問題作の問題作!2015年日本のアンダーグラウンド・ダンスミュージックの最重要必聴作といって過言なし!

90s はアステロイド・デザート・ソングス、00sはスマーフ男組、近年は「悪魔の沼」で暗躍する音楽目利きで自他ともに認める頑固エレクトロ・クルー、松永耕一 aka COMPUMA(コンピュー魔)の初12インチ衝撃ドロップ。『ハクの音楽』と対等にやり合えるのはコンピューマしかいない!と勝手に妄想しアルバムの再構築を依頼。上がってきた作品、こ、これは!?! コンピューマ曰く「なんだかオリジナル作品っぽくなってしまいました……」という実験結果。しかし、その出来栄えに悶絶、かつ当初の依頼を完遂すべく、Compuma meets Haku 名義で発表することに。スネア、キック、ハット etc、打ち込みの一音一音から精進した感がありありと漂う、ただごとではない雰囲気をまとったエレクトロ楽曲。60 年代の電子音楽が80s 米OldSchool ~大西洋経由で横断し日本の深部で怪しく開花した、味わえるダンスミュージック!
Glenn Gould - Bach: The Goldberg Variations (1955) (Clear Vinyl LP)Glenn Gould - Bach: The Goldberg Variations (1955) (Clear Vinyl LP)
Glenn Gould - Bach: The Goldberg Variations (1955) (Clear Vinyl LP)WAXTIME IN COLOR
¥3,300
グールド永遠の名盤・55年ゴルトベルクが、クリアカラー&180g重量盤で登場!

主にジャズの名盤を180gカラー盤で復刻しているレーベル「WAX TIME IN COLOR」から、グールドのゴルトベルク、55年録音盤が登場。クラシックのリリースはまったくもって稀有。
グールドのSONYデビュー盤となった本作は「ピアノによるバッハ」のあり方を根本から覆した衝撃の演奏。疾走感にあふれたタッチ、快感を伴うほどの対位法処理、独特な内声の歌いこみなどの特徴は、後の世に無視することの出来ない決定的な影響を与えました。
ジャンルを超えてあまねく知られるグールドの名盤。クラシック・ファンはもちろん、ジャズ・ファンにもおすすめの注目リリースです。
Sam Prekop - The Sparrow (LP)Sam Prekop - The Sparrow (LP)
Sam Prekop - The Sparrow (LP)TAL
¥3,798
これは極上です!HauschkaやRoedelius、Bill Wellsといった名手たちともコラボレーションしてきたドイツのベテラン・ミュージシャン、Stefan Schneider(To Rococo Rot、Hinosch)主宰、テンテンコや工藤礼子、Non Bandといった実験的な日本の音楽家たちとも縁が深い〈TAL〉より要注目物件が到来!ジャズへと傾倒した名ポスト・ロック・バンド、The Sea and Cakeでもおなじみ、Sam Prekopによる最新ソロ・アルバム『The Sparrow』がアナログで登場。ポリフォニックなProphet 5シンセサイザーやモジュラー・ハードウェアなどを存分に用い、時代を超えて普遍的かつシンプルな美しさを追求した電子音楽のコスモスとも言うべき珠玉のモジュラー・アンビエント・ミュージック作品に仕上げています!
farben - textstar+ (2LP)farben - textstar+ (2LP)
farben - textstar+ (2LP)Faitiche
¥4,895
Jan Jelinek主宰の実験系名門〈Faitiche〉からは、彼が1999年から2002年にかけてfarben(ドイツ語で色と絵の具の意)名義で発表した4枚のEP、CMYKシリーズの音源を初めて2枚組LPに収めたコンピレーション作品『textstar+』が登場。オリジナル・テープからリマスタリングされた楽曲に同時のコンピに提供した楽曲2曲を追加収録。
Maxime Denuc - Nachthorn (LP)Maxime Denuc - Nachthorn (LP)
Maxime Denuc - Nachthorn (LP)Vlek
¥2,876
ニューエイジ/アンビエント系リスナーにも!Lawrence Le DouxやWanda Group、Ssalivaなど数々の名手を輩出してきたベルギーの地下・エクスペリメンタル・シーンの重要レーベル〈Vlek〉からは、先鋭的デュオPlapla Pinkyの一員であり、ブリュッセルを拠点に活動する電子音楽家Maxime Denucによる最新アルバムが到着。デュッセルドルフの聖アントニウス教会のメイン・オルガンを構成する78のストップのひとつにちなんで名づけられた作品『Nachthorn』。ダブ・テクノ、ハーモニック・グルーヴ、アフターアワーズ・ポップの間で揺れ動く、催眠的ミニマル・ダブ・アンビエントの大変秀逸なアルバム!
Khan Jamal's Creative Arts Ensemble - Drum Dance To The Motherland (LP)
Khan Jamal's Creative Arts Ensemble - Drum Dance To The Motherland (LP)Aguirre Records
¥3,835
限定300部が制作されたオリジナルは40万円越え、〈EM Records〉からの再発盤さえも高値を付ける一枚!1973年にアメリカのジャズ・ビブラフォン/マリンバ奏者Khan Jamal (1946-2022)によるアンサンブル、Khan Jamal Creative Art Ensembleが〈Dogtown Records〉から発表した自主盤フリー・ジャズ傑作『Drum Dance To The Motherland』が〈Aguirre〉から2022年度アナログ・リイシュー。フィラデルフィアの〈Catacombs Club〉で1972年10月7日にライブ録音されたアルバム。フリージャズの表現主義、ブラックサイケデリア、そして完全なダブ処理の超常的な融合。珠玉のアンビエント・ジャズ"Breath of Life"が破格な一枚!〈BYG Actuel〉や〈ESP-Disk〉といった伝説的新規リマスタリング仕様。Kevin Grayのラッカー盤から〈RTI〉でのオーディオフィル・クオリティーのレコードにプレス。
Jeff Parker ETA IVtet - Mondays at The Enfield Tennis Academy (2LP)
Jeff Parker ETA IVtet - Mondays at The Enfield Tennis Academy (2LP)Aguirre Records
¥4,759
廃盤最終入荷です。21年作『Forfolks』が当店でも大ヒット!TortoiseやChicago Underground Quartetなどでの活動でもおなじみ、Jeff Parkerによる、叙情的でグルーヴ感のあるロングフォームのフリーインプロヴィゼーションLP2枚組作品『Mondays at The Enfield Tennis Academy』が〈eremite records〉から登場!LAのハイランド・パークにある〈ETA〉(David Foster Wallaceに由来)というバーでライブ録音された作品。2019年から2021年にかけて行った10時間以上に及ぶ楽曲を厳選して収録。ドラマー・Jay Bellerose、ベーシスト・Anna Butterss、アルト・サックス奏者・ Josh Johnsonといった面々が参加。催眠的でメロディック、そして独自の美しい奇妙さに忍耐と優雅さが溢れる、暗く光る交霊会のようなアルバム。
Jeff Dread - Dub The Farmers Daughter / Out On A Limb (7")Jeff Dread - Dub The Farmers Daughter / Out On A Limb (7")
Jeff Dread - Dub The Farmers Daughter / Out On A Limb (7")Efficient Space
¥2,346
Noise In My Headがオペレートするオーストラリア・メルボルンの発掘レーベルであり、『Oz Waves』や『Sky Girl』といった傑作コンピやSteve Hiett、Bélver Yin、Ros Bandtなどの再発でも知られる〈Efficient Space〉から新入荷。シドニーのブロムリー出身のエレクトロダブ・プロデューサー、Jeff Dreadによるトラック2曲を収めた7インチ・シングル作品『Dub The Farmers Daughter / Out On A Limb』がリリース。Sheriff Lindo、Andy Rantzen、Ali Omarといったアーティストと並行して、1999年と2001年に豪州の名門〈Creative Vibes〉から素晴らしいアルバムを2枚発表していた要注意人物!
SeyNoe - SeyNoe World (LP+DL)SeyNoe - SeyNoe World (LP+DL)
SeyNoe - SeyNoe World (LP+DL)FOCUSONTHE
¥4,344
前回入荷したカセット版は瞬殺完売だったので、絶対にお見逃しなく!撫子ちゃん好きの方も必携です。”音割れ”への憧憬のこもった新興ジャンル「HexD」周辺も巻き込みながら、昨今、加速度的に勢いを増すブレイクコア/ドラムンベースの世界から飛び出した、アメリカの新鋭プロデューサーSeyNoeによる〈FOCUSONTHE〉からの21年大人気カセット作品『SeyNoe World』が待望のアナログ化!同レーベルからの昨年作が秀逸だったvoipetsuがコラボ参加。迸るレイヴ&ダンス・ミュージックのエクスタシーとアグレッシヴなドラムンベース・サウンドを発揮した傑作。昨今世界的にアンダーグラウンドなシーンで勢いづくDepressive BreakcoreやAtmospheric Drum'n'Bass、Hardcore Breaksといったジャンルのファンにもたまらない一枚です!限定たったの80部。これはレア化必至。
Alva Noto, Ryuichi Sakamoto - Insen (Remaster) (2LP)
Alva Noto, Ryuichi Sakamoto - Insen (Remaster) (2LP)NOTON
¥5,329
V.I.R.U.S.の5枚のアルバム・シリーズの第2弾に当たるアルヴァ・ノトと坂本龍一によるコラボレーション・アルバムであり、2005年に発売された『Insen』がリマスタリング仕様で史上初のアナログ・リイシュー。電子楽器とアコースティック楽器との相互作用の可能性を追求したアルバムにして、すべての感情と記憶の器ともいうべき大傑作!8つのコンポジションを通して、カスケード・ピアノのエコーは、デジタル・ブレイクのタペストリーと結合、衝突、溶解し、その活力を増していきます。未発表ボーナス・トラックの”Barco”を追加収録。2021年に〈Calyx Studio〉とのコラボレーションでのリマスタリング&Carsten Nicolaiによるアルバム・アートワーク・デザイン仕様。
Ash Ra Tempel - Schwingungen (50th Anniversary Re-Edition) (LP)
Ash Ra Tempel - Schwingungen (50th Anniversary Re-Edition) (LP)MG.ART
¥3,952
Manuel Göttsching名義で1984年にリリースの『E2-E4』は弊社でも人気の大名盤ですが、遡ること12年前にリリースされたAsh Ra Tempelの2作目であるこちらもクラウトロックを代表する大名盤と言い切れます!50周年を記念して、2021年にManuel Göttschingの監修で自らのレーベル〈MG.ART〉より再発。1972年に〈Ohr〉からリリースされ、当時のバンドは、セルフタイトルのデビューアルバム(1971年)を最後にKlaus Schulzeが脱退した後、Manuel GöttschingとHartmut Enkeの2人に新たにWolfgang Müllerが加入し製作された。大きく2部で構成されており前半の「Light And Darkness」は混沌としたサイケデリックな世界。Manuel Göttschingがブルージーなギターをかき鳴らし、ゲスト参加のJohn L. によるヴォーカルがさらにトリップ感を引き起こす!そして後半の「Schwingungen」は前半とは対照的な静寂の世界。"振動"と名付けられたこのトラックは残響音が幻想的にゆらめき陶酔を覚えるトリップ・アンビエント。当時ドラック・カルチャーの中にいたAsh Ra Tempelが残した生々しく強烈な作品!!ステッカー付きゲートフォールド仕様。1972年に発行されたメトロノームのオリジナル・プレス・リリースのコピーが印刷された専用のインサート付属。
冥丁 - 古風 (LP)冥丁 - 古風 (LP)
冥丁 - 古風 (LP)KITCHEN. LABEL
¥4,600

国内外のエレクトロニック〜アンビエントシーンで大きな注目を集める冥丁が待望の3rdアルバムをリリース!前二作『怪談』『小町』続く「LOST JAPANESE MOOD」を描き出す三部作の最終章。

デビューアルバム『怪談』がPitchfork2018年度の「ベスト・エクスペリメンタル・アルバム」の1枚に選出、そして翌年2019年発表の2ndアルバム『小町』も国内外で高い評価を獲得するなど、日本の古い文化をモチーフにした唯一無比のオリジナリティーで一躍世界のエレクトロニック~アンビエントシーンに躍り出た広島在住のアーティスト冥丁(メイテイ)が、待望の3rdアルバムをシンガポールKITCHEN. LABELよりリリースする。

前二作『怪談』『小町』に続き、本作『古風』でも再び日本の古い文化に焦点を当て、”日本の古い美学への風刺”をテーマに「LOST JAPANESE MOOD」(失われた日本のムード)を描き出す3部作を完結させる。ピアノや和楽器の音色、フィールドレコーディング、わらべ歌や民謡の破片を、遊び心を伴った冥丁の稀有な感性で組み合わせ、想像上の過去と現在を繋いだノスタルジックかつ幻想的な音の情景が描き出されている。連作となる「花魁 I」(M-3)と「花魁 II」(M-8)では、古いドラムや金属の音を加工した疾走感のあるヒップホップのリズムで、これまでにない緊張感揺らめくサウンドを構築。さらに、意味がわからないまで解体された声のサンプル使いは、宮崎駿氏の「世の中にはロジックで物事を考えるべきではない瞬間もある」という概念に共感し、言葉を超えた別の何かを生み出している。また、家父長的な日本社会で長年苦しんできた労働者階級の女性たちに捧げた「女房」(M-6)や、梅毒が蔓延する過酷な労働環境で働く遊女たちを描いた「花魁」(M-3, 8)など、昔の日本社会において自由がなかった女性たちを取り上げ、溝口健二監督のようなアプローチで彼女たちの想像を絶する痛みを優しさをもって形にしている。

本作をもって冥丁は日本の忘れ去られた過去の文化への探求に別れを告げるが、『古風』は世界から完全に切り離された歴史の一部を日本のみならず海外のリスナーにも語り継いでいくことができる作品である。

Philippe Mate/ Jef Gilson - Workshop (LP)Philippe Mate/ Jef Gilson - Workshop (LP)
Philippe Mate/ Jef Gilson - Workshop (LP)Souffle Continu Records
¥4,186
オリジナル盤は7万円越えの高値も記録!テキサスのテナーサックス巨星Hal Singerとの鬼レアなアフロ・スピリチュアル・ジャズ一大名盤『Soul Of Africa』や〈Jazzman〉からの発掘リリースも知られる仏前衛的ジャズ・ピアニストJef Gilsonと、サラヴァ・スタジオの常連サイドマンのひとりであり、ブリジット・フォンテーヌの傑作セルフ・タイトルにも参加したサックス奏者のPhilippe Maté。Gilson主宰の超カルトな自主レーベル〈Palm〉から1973年に発売したコラボレーション・アルバム『Workshop』が〈SouffleContinu Records〉より史上初の公式再発。ダブル・ベース奏者のDidier Levallet、そして、Gilson UnitのPierre Moret、Jean-Claude Pourtier、Maurice Bouhanaといった面々と共に、1972年2月4日にジルソンがスタジオを構えたパリの〈Foyer Montorgueil〉で録音された作品。それぞれ22分以上の長尺の即興演奏からなる「L'Œil」、「Vision」を各面に収録。Sahib Shihab + Gilson Unitによる『La Marche Dans Le Désert』(10日後の録音)とほぼ同じメンバーで録音されたアヴァンギャルド・ジャズの傑作。マスターテープからのリマスタリング&180g重量盤仕様。未公開貴重写真掲載のブックレット(4ページ)が付属。
Linkwood - Stereo (LP)Linkwood - Stereo (LP)
Linkwood - Stereo (LP)Athens Of The North
¥3,979
Lord Of The IslesやMatthew Herbert、Tornado Wallaceといった人気作家による楽曲のリミックス仕事を手掛けるだけでなく、〈Firecracker Recordings〉や〈Athens Of The North〉といった名門から傑作の数々を送り出してきたエディンバラ拠点のプロデューサー、Nick Mooreによる音楽プロジェクト、Linkwood。昨年に引き続き、自身のホームとしている〈Athens Of The North〉から最新アルバム『Stereo』をヴァイナル・リリース。〈AOTN〉スタジオでライブ録音された本作は、昨年のキラー・アルバム『Mono』のエッセンスはそのままに、よりディープな方向へと進化。ブギー、デトロイト、80年代初期のシンセサイザー・ミュージックなど、彼が影響を受けた多くの音楽を融合させた、暖かくファジーで複雑なサウンドを発揮した秀逸なエレクトロニック・ダンス・アルバム!
Crime - San Francisco's Doomed (LP)
Crime - San Francisco's Doomed (LP)Superior Viaduct
¥3,069
かつて、サンフランシスコの最初で唯一のロックンロール・バンドだと宣言した、あらゆるパンクスやロッカーと一線を画す存在。1976年にサンフランシスコで結成された伝説的パンク・バンド、Crime。1978年から79年のスタジオ・デモとリハーサル・テープ音源を収録した作品『San Francisco's Doomed』が〈Superior Viaduct〉から2022年度アナログ・リイシュー。1970年代半ばに結成されたこのバンドのデュアル・ギター・サウンド、対決的なイメージ、そして洗練された手法は、数十年経った今でもインスピレーションの源であり続けています。活動期間中にリリースされたシングルは僅かながら、1990年代初頭から徐々にアーカイブ音源が出回り始め、Crimeのレガシーは大きく広がっていくことに。その中でも、本作『San Francisco's Doomed』は、それらの最初の1枚であり、最もパワフルな作品の1つであることは間違いありません。Crimeのサウンドの熱狂を、悪魔のようなルーズな枠組みの中で見事に捉えた傑作!
Minimal Compact - Statik Dancin' (12")Minimal Compact - Statik Dancin' (12")
Minimal Compact - Statik Dancin' (12")Fortuna Records
¥3,447
〈Crammed Discs〉ライセンスのもと公式再発リリース。イスラエルのポスト・パンク・バンドとして長年ニューウェイヴ・リスナーを魅了してきたMinimal Compactが残した脱線ミニマル・パンク名曲「Statik Dancin'」に未発表のインスト・ヴァージョンと生ける伝説、Mad Professorによるエクステンデッド・ダブ・ミックスを追加収録した編集盤シングル。版元はテルアビブのDJクルーが2012年に創設した〈Fortuna Records〉。
Sahib Shihab + Gilson Unit ‎- La Marche Dans Le Désert (LP)
Sahib Shihab + Gilson Unit ‎- La Marche Dans Le Désert (LP)Souffle Continu Records
¥3,681
史上初アナログ・リイシュー!Nurse With Wound List掲載盤(!)大推薦!!!ハードコアなジャズマニアからクラブ系までに人気の、激レア・ユーロ盤「Sahib's Jazz Party」でもおなじみ、バリトン・サックスからフルート、テナー・サックスまでも吹きこなしたアメリカ出身のジャズ・ミュージシャン、Sahib Shihab(1925-1989)が、フランスの前衛的ジャズ・ピアニストJef Gilson率いる”Gilson Unit”による激レアな72年の〈Futura〉盤「La Marche Dans Le Désert」が名所〈SouffleContinu〉より待望の再発リリース!まるで官能的な夜の砂漠の散歩。妖しげな電子キーボードやサックスによる物の怪の様な響きが跋扈する幻のフレンチ・ジャズ・ナゲッツ。マスター・テープからのリマスタリング仕様。帯付属。オリジナルは3万近くで取引される稀少盤につきこの機会にぜひ。同時入荷の「Le Massacre Du Printemps」と併せてどうぞ。
Mats Gustafsson - Contra Songs (LP)
Mats Gustafsson - Contra Songs (LP)Actions For Free Jazz
¥3,275
ジャケめっちゃいい!まさに常軌を逸したサウンド。〈BYG Actuel〉や〈Incus〉、〈ESP-Disk〉などにインスパイアされ、名門〈Smalltown Supersound〉が昨今展開している要注目のサブ・レーベル〈Actions For Free Jazz〉からは、名フリー・ジャズ/ジャズ・ロック・トリオ、The Thingにも参加する北欧スウェーデンの名インプロヴァイザーであり、Misha Mengelbergやジム・オルーク、秋田昌美などを始め数々の名手達と演奏を共にしたMats Gustafssonのアルバムが登場。〈Actions For Free Jazz〉のレーベル名は、Don Cherry & Krystzof Penderecki’s The New Eternal Rhythm Orchestraによる71年作品『Actions』に収録された伝説的な楽曲”Actions For Free Jazz Orchestra”へのオマージュ。古いタイプのDATマシンと真空管プリアンプ、そして2台のAKG 414をホルンの近くに設置し、極端なステレオ・セットアップを行い、巨大なサックス・マシン「Tubax」と共に録音した6時間以上のセッションから生み出された異形のインプロ音塊!
Leon Brichard, Gene Calderazo, Idris Rahman - Live At Mu 22nd Of April 2022 (LP)
Leon Brichard, Gene Calderazo, Idris Rahman - Live At Mu 22nd Of April 2022 (LP)Ill Considered Music
¥3,545
版元完売。当店でもカルトな人気を博した昨年度の傑作カセットであり先日にはアナログ化も行われた『Untitled tape / Untitled work』でも密かな注目を集めたロンドンのレーベル〈CNM LDN〉傘下の要注目レーベル〈Ill Considered Music〉から最新物件をストック!フランス出身ロンドン拠点のジャズ・ベース奏者/プロデューサーのLeon Brichard、英国のクラリネット奏者Idris Rahman、アメリカのジャズ・サクソフォニスト、Gene Calderazzoのトリオによるライブ録音された最新アルバムがアナログ・リリース。キングスランド・ロードのヴェニュー〈Mu〉で2022年4月21日にライブ録音。現代的でプログレッシヴな感性を備えた瞑想的なフリー・インプロヴィゼーション作品!

V.A. - mono no aware もののあわれ (Orange Vinyl 2LP)V.A. - mono no aware もののあわれ (Orange Vinyl 2LP)
V.A. - mono no aware もののあわれ (Orange Vinyl 2LP)Pan
¥3,738
限定オレンジ・カラーヴァイナル仕様。PANが2017年には発表していた名作、新世代アンビエント・ショーケース「Mono No Aware」。統一感のある立体電子音響の先鋭的なテクスチャーと原初のスピリチュアリズムが最古の芸術である音楽の中で結実した奇跡の一作。音数も多すぎなくて良い、センチメンタルでどの季節にもフィットする音楽だと思います。名技師、Rashad Beckerによって、Dubplates & Masteringでマスタリングと盤質も万全。
Luc Ferrari - Labyrinthe de Violence (2LP)Luc Ferrari - Labyrinthe de Violence (2LP)
Luc Ferrari - Labyrinthe de Violence (2LP)Alga Marghen
¥4,687
フランス国立視聴覚音楽研究グループ〈INA-GRM〉作品群を再発していくシリーズ〈Recollection GRM〉からの復刻でも再評価が進んだ存在であり、エレクトロ・アコースティック先駆者であり没後も各方面に多大な影響を与え評価され続ける巨匠Luc Ferrari。1975年にパリのガリエラ美術館で催されたものであり、マルチメディア/オーディオビジュアル・パフォーマンスのために考案された4つのサウンドトラックを収録した未発表作が2LPで登場。4つの部屋にまたがるマルチメディア作品となっていて、それぞれが、Power/Profit/Violence/Pollutionというテーマに構成されたものとなっています。ゲートフォールド・スリーヴ仕様。〈Alga Marghen〉からの初版限定500部。

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