Indie / Alternative
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シーンの枠組みを越えて巨大なリスペクトを浴びる我らがジム・オルークがインディ系大名門〈Drag City〉から2009年に発表していた、最高傑作とも呼ばれるタイムレスな名盤。ギターやベース、ピアノはもちろん、ドラムや管弦楽器にいたるまで、すべての楽器が本人により演奏されている。

N.Y.パンクはオーバーグラウンドへと達することなく、その熱気は地下へと向かった。後にNO WAVEと呼ばれることとなる潮流を画期的な明晰さで捉えたブライアン・イーノ、プロデュースのコンピ『NO NEW YORK』が<LILITH>よりヴァイナル・リイシュー!!かの坂本龍一も「ロックのアルバムでいちばん好き」と言っていた当コンピは、アート・リンゼイのDNA、ジェイムズ・チャンスのコントーションズ、リディア・ランチのティーンエイジ・ジーザス・アンド・ザ・ジャークス、マーク・カニンガムのマーズというとんでもないバンドが集まった必聴不可避の一枚!1978年という瞬間を、直感と衝動だけで切り取ったような伝説のコンピレーション!すべてのオルタナティヴサウンドの源流とも言える究極の音をぜひ!


限定カラーヴァイナル仕様。Yo La TengoがKelly Reichardt監督による米国のロードムービー『Old Joy』に捧げたサウンドトラック作品が初レコード化!ホーボーケンにあるYo La Tengoのスタジオで録音された、バンドと監督の長年の友情から生まれた、漂うような即興トリップ・アルバム!ライカードの映画作品の多くと同様に、音楽は控えめで必要最小限に抑制されながらも印象的で、温かみがあり気取らない優美な仕上がり。リバーブのかかったギターの音、ミュートされたピアノとパーカッション、古いアンプのハミング音。スタジオでの午後のぼんやりとした記憶、オレゴンの奥地を短時間ドライブした記憶までもが甦ります。Yo La Tengoファンの間で何年もの間話題になっていた人気曲"Leaving Home"のテーマの2つのヴァリエーションも初めてレコード盤に収録。シカゴの〈Smashed Plastic〉でプレスされた少量生産の高品質LP仕様。


米国の現行インディ・ミュージック・シーンを代表するフォーク・ロック・バンド、Bon Iverの2019年リリースのアルバム『i,i』から6年弱振り、5作目となるフルアルバム『SABLE, fABLE』が待望のリリース!孤独をテーマにした作品である『SABLE』に対し、差し伸べられた手のような存在である『fABLE』からなる本作は、昨年リリースされたシングル「S P E Y S I D E」で示唆された初期のインディー・フォーク・サウンドへのある種の回帰であり、前作のきらびやかで壮大にプロデュースされたアート・ポップ/ロックと、高い評価を受けた『22, a Million』のインディー・エレクトロニック・フォークの要素を備えている。これまでの経験を踏まえた厚みのあるアレンジの上にシンプルなインディ・フォークであればこその最小限の音数で多くを語るような作りは、これまでのボン・イヴェールの各レコードを洗練させ、凝縮させたような充実の出来栄え!Dijon、Flock of Dimes、Danielle Haimがゲスト参加。




ニューヨークを拠点に活動するインディー・ロックバンド、Idaの2000年発表の4thアルバム『Will You Find Me』が大名門〈Numero〉からなんと25周年記念盤デラックスエディションLP4枚組にて登場!!歌もののスロウコア・ドリームポップ大名盤として名高い本作は、US90'から00’の一番美味しいところを抽出したようなインディーロックサウンドに、ポストロックの影響も感じさせる引き算のアンサンブルと繊細な音響工作など様々な要素が重なり合って、当時、その時代にしか鳴らせない音としか言いようのない古びることのない傑作!なお、今回の記念版には34のアウトテイク、オルタネート・ミックス、4トラック・デモ、カヴァー曲が収録されており、付属の24ページのブックレットには、メジャー・レーベルからリリースされなかったアルバムのドキュメントが、素晴らしい写真とダグラス・ウォルクのエッセイで掲載されている。


5月下旬再入荷。グレアム・ジョンソンによるベッドルーム・サイケ・ポップ・プロジェクト、quickly, quicklyのニューアルバムが、オレゴン州ポートランドにある地下スタジオ、ケントン・サウンドから到着!Phil Elverumの予測不可能なヴォーカル・メロディとサウンド・デザイン、Dijonの生の感情、Nick Drakeの時を超えたリズム感にインスピレイションを受けて生み出されたという本作だが、心地よいノイズで彩られたフォークアルバムはハイファイでありながら家庭的で、温かみとウィットと不協和音を伴って日常生活の輪郭を描くようなリアリティある内容。現代のベッドルームミュージックと1960年代の音楽が融合したような雰囲気がクセになりそう。

ミニマルウェイヴ/サイケデリック・フォーク作家Loopselと共に〈Mammas Mysteriska Jukebox〉レーベルを運営しているスウェーデン・ヨーテボリ拠点の実験的ミュージシャンであり、"Monokultur"名義でも知られるJJULIUSによる最新アルバムがダンス・パンクの聖地〈DFA Records〉から登場!本作には、ディスコやドリーム・ポップといった要素を加えつつ、自身が愛してやまない、Arthur RussellやAfrican Head Charge、The Fallといった偉大なアクトへの敬意が込められています。収録曲は、ストックホルムきっての現行ポスト・パンク・バンド、Viagra BoysのTor Sjödénが演奏するビートを基に制作。10年代のコペンハーゲン・インディ勢にも通じる、北欧的な威風と異都憧憬を纏ったユーフォリックなシンセ・ポップの傑作!


現在、世界で最も人気のドラマーの1人であり、Clairo、Solange、Adele、Bruno Marsなどの共演も知られるHomer Steinweiss(ex-Holy Hive)によるソロデビュー作であり、ミュージシャンとしてもプロデューサーとしても最前線に立っている事を示す『Ensatina』が〈Big Crown Records〉からアナログ・リリース。現代的なラブソング"Deep Sea"、インスピレーションとメランコリーが並置された"Start Select"、そしてB面のソウルバラードを驚くほど現代的に解釈した”Forever and Ever and Ever and Ever”など珠玉のソウル・ナンバーの数々を収録しています。


Khruangbinの名曲“Maria También”のカヴァーも収録!世界中でカルト的なファンを集めるドイツ・ハンブルク出身のミステリアスなスティールパン・バンド、Bacao Rhythm & Steel Band。トリニダード・トバゴの伝統的なスティールパンへの独自のアプローチで独自の音楽を作り上げてきた彼らの最新アルバムが〈Big Crown Records〉から登場!2008年から2023年にかけて制作された卓越的なトラックの数々を網羅した内容となっている本作では、バカオのレンズを通してヒップホップからジャズ、ソウル、ポップスまで様々なジャンルを横断します。

5月下旬再入荷。傑作『Delaware』が〈Pitchfork〉によって"史上最高のシューゲイザー・アルバム50枚"にも選ばれたことも知られる名バンド、Drop Nineteens。その原点となる1991年録音の幻のデモ音源が〈Wharf Cat Records〉から遂に公式ヴァイナル化!SlowdiveやRideとも並び評された、轟音と甘美なメロディが交錯するシューゲイザーの原風景です。ローファイな質感に瑞々しいテクスチャーとハーモニーが滲む、青春の残響。


ベルリン拠点の4人組Roomerによるデビュー作が〈Squama Recordings〉よりアナログ・リリース!DIYスタジオで録音された、フォークやアンビエント、ドローン、ミニマリズム、ポスト・ロックなどのエレメンツが交差する、儚くも力強いギター駆動のアンサンブルのかたち。Ronja Schößlerによる剥き出しの言葉と歌、8弦ギターによる音の多層化、そしてエレクトロ・アコースティックの気配が、クラブの熱量と静かな揺らぎを同時に宿した美しい作品であり、都市の片隅で静かに火を灯すような、忘れがたき一枚です。


1986年にサンフランシスコで結成された伝説的エクスペリメンタル/ノイズ・ロック・バンド、Thinking Fellers Union Local 282のシングル楽曲やコンピレーション収録曲、アウトテイク、レア曲、未発表曲などを網羅した画期的編集盤が〈Bulbous Monocle〉よりアナログ・リリース。Mark Gergis (Porest/Sublime Frequencies/Mono Pause)の手によるマスタリング。限定版のゲートフォールド2枚組LP仕様。ライナーノーツ、貴重写真、バンドのエフェメラ、その他のビジュアル等ユニークな資料を収めた 12 ページのブックレットが付属。


本日休演のTakujuro Iwadeと映画監督でドラマーのKaya Koike、Mayumi Sakuraiによって「向こう側のラバーズロック」をテーマに2018年に結成された要注目バンド、ラブワンダーランド。2019年から2024年の間にリリースされた3つのデモ音源からトラックを選りすぐったコンピレーション・アルバム『The Best Twilights of Love Wonderland』がフランスの目利き発掘レーベル〈Camisole Records〉よりアナログ・リリース。サイケデリアやシンセポップの影響を受けた独自の解釈でレゲエを披露するラブワンダーランドの魅力がたっぷりと詰め込まれた素晴らしい一枚!仏鬼才Krikor Kouchainによるマスタリング。限定400部。


アメリカのインディトロニカ・バンド、Headphones が2005年に残した唯一のセルフタイトル・アルバムが、20周年記念エディションとしてリイシュー!Pedro The LionのフロントマンDavid Bazan、マルチインストゥルメンタリストのTW Walsh、Starflyer 59のドラマーFrank Lenzという実力派メンバーが集結し、ギターを排したミニマルなシンセ・アレンジと、Bazanによる内省的で鋭いリリックが融合した作品。当時のインディ・シーンでは珍しかったエレクトロニックなアプローチながら、そのシンプルなビートと無機質なシンセが生む冷たさが、Bazanのソウルフルなヴォーカルと生々しい歌詞によって温かみを帯びる独特のバランスを生み出している。The Postal Service にも通じるエレクトロ・ポップな質感を持ちながら、よりストイックでメロウな仕上がり。


30年ぶりのライブ・パフォーマンスの節目に、Drop Nineteensの1992年に残したシューゲイザー傑作にして、デビュー・スタジオ・アルバムとなった『Delaware』が名門〈Wharf Cat Records〉からアナログ・リイシュー!2016年には〈Pitchfork〉によって史上最高のシューゲイザー・アルバム50枚にも選ばれた作品が、昨今のシューゲイザーの復権と変容/ポスト・シューゲイズの隆盛の中でタイムリーな再来!物憂げでサイケデリックな雰囲気、ローファイで騒々しくセンチメンタルなノイズ・ギター、孤独や幻想、切望と共に編み上げた、暖かでほの甘い珠玉のシューゲイズ/ノイズ・ポップ・アルバム。


ボストン発のUSインディ系名門レーベル〈Run For Cover Records〉より、オーストラリア・メルボルン拠点のインディ・ロック/フォーク・デュオ=Armlockによる2021年作をストック。日々の生活に於ける倦怠感や戸惑い、衝動や祈りまでが、緩やかで白昼夢的な雰囲気を帯びたスラッカー・ロック/インディ・フォーク・サウンドへ織り込まれた、物思いに耽る孤独な夜に寄り添う、親密で優美な作品。


新世代ブラジル音楽の担い手として注目を集めるサンパウロのソウル/ギター・ロックバンド、O Ternoのヴォーカル/ギターを務めるTim Bernardesの傑作『Recomecar』以来、2作目となるソロアルバム。〈Music From Memory〉のブラジルコンピ『Outro Tempo: Electronic And Contemporary Music From Brazil 1978-1992』にも収録されていたOs Mulheres Negrasのメンバーでもある音楽家MaurícioPereiraを父に持ち、その類稀な音楽センスは同世代の中でも傑出している。 元祖トロピカリア、Caetano VelosoやGal CostaやTom Ze、またブラジル国外からもFleet FoxesやDevendra Banhartなど近年のフリーフォーク勢、さらにはDavid Byrneからも賞賛されている。日本でも〈zelone records〉より7inchでリリースされた坂本慎太郎がDevendra Banhartと共にO Ternoの作品に参加したことも話題となった。愛の歌、悲しみの歌、そして変化の歌、包容力ある歌声は感情に共鳴し癒しを与えてくれる。このニュートロピカリアの旗手と呼べる才能を堪能できるであろう期待作!



インディ・ロック・シーンに多大なる影響を及ぼしてきたカリフォルニア・ベイエリア・サンノゼ出身のスロウコア・バンド、Dusterによる5枚目のアルバム『In Dreams』が〈Numero Group〉よりアナウンス。2019年の再結成後、着々とリリースを重ね、新世代のリスナーにもその名を知らしめてきた名バンド、Duster。再結成後3枚目となる最新オリジナル・アルバム!

言わずと知れたスロウコアの大名盤!これは是非聞いておくがいい。自国のソウル、ゴスペル、ファンクにとどまらず、ニューエイジ・ミュージック始祖ヤソスや日本からは原マスミまで、世界各地のオブスキュアなサウンドを掘り起こしてきた米国の大名門〈Numero〉からは、1998年に〈Up Records〉からリリースされたDusterのデビュー・スタジオ・アルバム『Stratosphere』が22年度カセット・リイシュー。スロウコアの第一波の頂点にたつ一枚であり、子宮の中で聞くべき!暗い空間と閉じた瞼のための音楽にして、パンクの鋸歯状のエッジを持つアンビエント・ミュージック。


カテゴライズ困難な夭逝のサイケデリック・ミュージック!各地のオブスキュアなソウルからゴスペル、ニューエイジまでも掘り起こす名門[Numero]からもシングルが発表されたシカゴのシンガーソングライターであり、2017年に26歳の若さでこの世を去っているTrey Gruber。初期のデモ音源やスタジオ・デモ、ライブ音源をコンパイルした編集盤が登場!! 何百ものデモ音源を遺しながらも、絶望の中に果ててしまった夭逝のシンガーソングライターの知られざる音源の数々を彼の家族と友人たちがコンパイルした唯一のアルバム。その類まれなる音楽性は、スロウコアやニュー・ウィアード・アメリカ、ネオ・サイケ、ドリーム・ポップ、そのどれとも分類困難。ダウナー&中毒な乾いたヴォーカル・ワーク、サイケにひずむ淡いギター・サウンドを土台に、まさにエヴァーグリーンとは真逆の世界観を形どった孤高のインディ・ミュージック。